JP4435527B2 - 道路鋲 - Google Patents

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Description

本発明は、道路面の車線の区分、歩道と車道との区分、交差点での停止線その他の表示をするために、通常、一定間隔をおいて道路面等に装着される道路鋲に関するものである。
従来、道路面の表示に使用される所謂道路鋲の形状は、平面視については円形、楕円形、四角形、三角形その他種々の形状を呈するが、全体としては円錐もしくは角錐台形を呈するように形成されている。
また、その構造としては、該円錐もしくは角錐台形を呈する外殻体と、その空洞内部に注入・固化された充填材からなる芯体とを有しており、外殻体は、耐久性、耐候性のあるセラミック、硬質ガラス、或いは機械的強度に富むポリカーボネート、アクリル等の合成樹脂を材料として、射出成形法や注型成形法等の成形方法により、開口した底部を有するように成形される。
そして、この外殻体の傾斜側部には、外殻体と一体的に形成するか、或いは別途成形したものを取り付けることにより再帰反射部が形成されている。この再帰反射部の裏面には、その機能を発揮する中核部分であるところの、多数の反射プリズムからなる反射素子群が形成され、その反射素子群の表面は、通常、アルミニウムのような金属の薄膜が金属蒸着法等により積層されて鏡面が形成され、反射性能を高める工夫がなされている。
そのような道路鋲の一例として、例えば特許文献1において、傾斜側面を有する合成樹脂製の道路鋲において、該傾斜側面に道路の情報を知らせる標識を設け、前記傾斜側面と前記標識とに別々のダイヤカットを施すと共に色違いに構成した道路鋲が開示されている。
実願昭59−94671号のマイクロフィルム(実開昭61−10315号)
しかしながら、特許文献1に記載される等の従来の道路鋲は、本体にポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂等の硬質の合成樹脂を用いており、上方から歩行者が踏み付けたり傘などで突いたりする程度で本体が簡単に破損してしまい、設置後短期間で道路鋲としての機能が失われたり、取り替えが必要とされたりし易いものであった。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、道路鋲を構成する鋲本体が破損しにくく、長期間に亘って取り替えの必要をなくすることができる道路鋲を提供せんとするものである。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わる道路鋲は、断面略台形状の鋲本体の傾斜した外側面に反射面が設けられ、該鋲本体は、70重量%以上の軟質合成樹脂材料が配合されたものからなり、かつ鋲本体は、下方が開口されて内部に空洞が形成されると共に、該空洞に鋲本体の上面に外力がかかった場合に鋲本体と共に変形して外力を吸収する可とう性の接着剤が充填され、前記軟質合成樹脂材料はポリウレタン樹脂又は軟質アクリル樹脂であり、可とう性の接着剤はウレタン系接着剤であることを特徴とするものである。
ここで、軟質合成樹脂材料とは、曲げ弾性率70MPaを下回る材料を示すもので、硬質合成樹脂材料より曲げに対する剛性が低い反面、比較的衝撃に対して柔軟であり、割れが発生しにくいものであり、かかる軟質合成樹脂材料を鋲本体に配合することで、道路鋲の衝撃に対する耐久性が高められる。
また前記鋲本体は、下方が開口されて内部に空洞が形成されたものであって、該空洞に可とう性の接着剤が充填されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の本発明に係わる道路鋲によれば、曲げに対する剛性が低い反面、比較的衝撃に対して柔軟で割れが発生しにくい軟質合成樹脂材料が鋲本体において70重量%以上配合されていることで、鋲本体が外力を受けた際に変形して衝撃を吸収することができ、鋲本体が破損しにくくなり長期間に亘って取り替えを行う必要をなくすることができる。
又本発明によれば、鋲本体の内部の空洞を充填するのに接着剤を用いることで、充填材自体が鋲本体と強固に接着することができ、また可とう性であるから鋲本体の変形に追随して変形することができ、鋲本体が変形した場合でも充填材は鋲本体から容易に外れることがなくなり好ましい。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係わる道路鋲の、実施の一形態を示す説明図である。曲げ強度50MPa以下の軟質合成樹脂材料であるポリウレタン樹脂からなる鋲本体1の形状は断面略台形状となされ、通常、縦約10cm程度、横約10cm程度、高さ約2cm程度の大きさとなされている。鋲本体1の傾斜した外側面の内、相対向して位置する二つの側面11には、裏面に多数のプリズム状反射素子群が設けられ、反射素子群表面にアルミ蒸着等により金属薄膜が設けられた再帰反射体2が取り付けられることで両側からの車両の前照灯等の光を再帰反射できるようになされている。鋲本体1の内、とりわけ上面12が、歩行者の踏み付けや傘などにより破損されやすい箇所であった。
図2は図1のA−A断面を示す断面図である。鋲本体1の内部は空洞であるが、その空洞に鋲本体1を形成するポリウレタン樹脂との接着性が良好なウレタン系接着剤が充填材3として充填されている。鋲本体1が軟質合成樹脂材料からなり、充填材3が可とう性の接着剤であることで、鋲本体1、とりわけ上面12に外力がかかった場合でも、鋲本体1と充填材3とが共に変形して外力を吸収することで、鋲本体1が破損摺るのを防止できる。
鋲本体1は、軟質合成樹脂材料であるポリウレタン樹脂から形成されることで、破損する恐れが小さく外力を効果的に吸収できるが、70重量%以上の軟質合成樹脂材料が配合されていれば特に限定されるものではなく、軟質合成樹脂材料として軟質アクリル樹脂も用いることができる。また残余の材料についても、軟質合成樹脂材料との混合性や成形性を考慮して適宜の硬質又は軟質の合成樹脂材料を用いてよい。
再帰反射体2についてもプリズム状のものに限定されず、ガラスビーズを合成樹脂に埋設したものや反射シート等を用いてもよく、また可とう性の半硬質合成樹脂材料や軟質合成樹脂材料にガラスビーズを埋設したものを用いて、鋲本体1の変形に追随するようにしたものであってもよく、更には鋲本体1とガラスビーズを埋設する合成樹脂材料とを同種のものとすれば、変形の追随に加え温度変化による膨張収縮にも追随が円滑となり、再帰反射体2が外れる恐れを小さくでき好ましい。
充填材3については、上述の如く可とう性の接着剤を用いるのが好ましく、ウレタン系接着剤を用いることができる。
本発明に係わる実施例について、以下に説明する。
表1に示す材料を用い、図1及び図2に示した形態の道路鋲を形成し、実施例1及び2と、比較例に係わる道路鋲を得、それらについて衝撃に対する耐久性の試験を行った。尚、再帰反射体2は取り付けない状態で試験を行っている。
Figure 0004435527
これらの道路鋲に対し、JIS K7211に規定するなす型重錘のなす型1号(1kg)の重錘を1m、2m、3m、5m(顕著な破損が見られた場合は継続しない)の高さから鋲本体の上面中央に落下させ、その後の破損の有無及び状態を確認した。その結果を表2に示す。
Figure 0004435527
鋲本体の全体を軟質合成樹脂材料から形成した実施例1については、重錘を5mの高さから落下させても破損は見られず、1mの高さからの重錘の落下で破損が見られ始めた比較例と、衝撃に対する耐久性において極めて顕著な差異が見られる。また鋲本体に75重量%の半硬質合成樹脂材料を配合して形成した実施例2についても、2mの高さからの重錘の落下では破損は見られず、比較例と較べ明確に衝撃に対する耐久性が優れていることが示されている。
本発明に係わる道路鋲の、実施の一形態を示す説明図である。 図1のA−A断面を示す断面図である。
符号の説明
1 鋲本体
11 傾斜側面
2 再帰反射体
3 充填材
10 道路鋲

Claims (1)

  1. 断面略台形状の鋲本体の傾斜した外側面に反射面が設けられ、該鋲本体は、70重量%以上の軟質合成樹脂材料が配合されたものからなり、かつ鋲本体は、下方が開口されて内部に空洞が形成されると共に、該空洞に鋲本体の上面に外力がかかった場合に鋲本体と共に変形して外力を吸収する可とう性の接着剤が充填され、前記軟質合成樹脂材料はポリウレタン樹脂又は軟質アクリル樹脂であり、可とう性の接着剤はウレタン系接着剤であることを特徴とする道路鋲。
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