JP4321377B2 - 道路用視線誘導標識 - Google Patents

道路用視線誘導標識 Download PDF

Info

Publication number
JP4321377B2
JP4321377B2 JP2004184475A JP2004184475A JP4321377B2 JP 4321377 B2 JP4321377 B2 JP 4321377B2 JP 2004184475 A JP2004184475 A JP 2004184475A JP 2004184475 A JP2004184475 A JP 2004184475A JP 4321377 B2 JP4321377 B2 JP 4321377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
glass beads
innumerable
road
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004184475A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006009290A (ja
Inventor
隆志 神池
一美 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unimatec Co Ltd
Original Assignee
Unimatec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unimatec Co Ltd filed Critical Unimatec Co Ltd
Priority to JP2004184475A priority Critical patent/JP4321377B2/ja
Publication of JP2006009290A publication Critical patent/JP2006009290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4321377B2 publication Critical patent/JP4321377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Description

本発明は、主として、車道のセンターライン、車線変更線、分離帯などを示すものとして道路上に設置される視線誘導標識に関するものである。もっとも、本発明は、前記道路設置用のみに限定されるものではなく、工場の屋内,外に設置する誘導標識や公園などに設置する誘導標識としても利用することができる。
前記の視線誘導標識は、一般に、路面に固定されるベースと、そのベースから起立された標識本体柱とから構成され、その本体柱を視認性が良好な橙色,緑色などの色調にすると共に、その本体柱に複数の再帰反射シートを上下多段に貼り付け、昼間は本体柱の色により、夜間は標識本体柱に貼りつけた反射シートが車輌のライトからの光を反射することにより車輌を誘導すべくなしたもので、現在、高速道路を始めとして一般道路においても広く設置されている。
なお、前記反射シートに加えて、ベースに反射材を組み付けたものもあるが、コスト高のため、ベースには反射材がないものが一般的である。また、道路への設置後、排気ガスなどにより標識本体柱や反射材が汚れてその性能が低下するため、この対策として防汚装置を取り付けた製品もある。
前記の従来技術により得られた製品は、通常の設置条件下においてはその機能を十分発揮することができるが、交通量が多く、かつ、夜間の事故が多い道路においては、より反射面積が大で、標識本体柱や反射材が汚れ難い製品が望まれている。
この要望を満すため、標識本体柱として金属柱を使用し、その全面に反射塗料を塗布して視認性を高めたものがあるが、車輌接触などによる事故発生の危険性があると云う課題を残している。
なお、本発明は、後述のように、自己反射機能を有するガラスビーズを使用し、かつ、外層として光触媒を含有する透明塗料を塗布するものであるが、そのこと自体は下記特許文献に示すように公知である。
特開平9−78541号公報 特開平10−102437号公報
本発明は、前記の如き従来技術の問題点を改善し、特に夜間における再帰反射光の出射面積を拡大して視認性を向上せしめることができる道路用視線誘導標識を提供せんとするものである。
記の目的を達成するために創作された請求項1の発明に係る道路用視線誘導標識は、道路上に固定されるベースと該ベースから起立された柔軟な標識の本体柱とよりなり、
前記ベースおよび本体柱の表面に自己反射機能を有するガラスビーズの保持用凹部を無数に形成し、その凹部中に透明なバインダーでくるまれた状態の前記自己反射機能を有するガラスビーズを嵌着保持すると共に、前記透明なバインダーでくるまれたガラスビーズの表面を、防汚機能を有する透明な光触媒層で被覆した道路用視線誘導標識において、
前記本体柱は押し出し成形されて、その表面に深さ20〜50μmの凹部が無数に形成されるとともに、
前記ベースは、ショットブラストを施した成形型で成形されて、その表面に深さ30〜50μmの凹部が無数に形成されており、
かつ、粒径45〜60μmの自己反射機能を有する無数のガラスビーズのそれぞれが、バインダーにくるまれて、前記本体柱の凹部およびベースの凹部に嵌合し、強固に保持されていることを特徴とする。
また請求項2の発明に係る道路用視線誘導標識は、道路上に固定されるベースと該ベースから起立された柔軟な標識の本体柱とよりなり、前記ベースおよび本体柱の表面に自己反射機能を有するガラスビーズの保持用凹部を無数に形成し、その凹部中に透明なバインダーでくるまれた状態の前記自己反射機能を有するガラスビーズを嵌着保持すると共に、その表面を防汚機能を有する透明な光触媒層で被覆した道路用視線誘導標識において、
前記本体柱は射出成形されて、その表面に深さ30〜50μmの凹部が無数に形成されるとともに、
前記ベースは、ショットブラストを施した成形型で成形されて、その表面に深さ30〜50μmの凹部が無数に形成されており、
かつ、粒径45〜60μmの自己反射機能を有する無数のガラスビーズのそれぞれが、バインダーにくるまれて、前記本体柱の凹部およびベースの凹部に嵌合し、強固に保持されていることを特徴とする。
本発明の道路用視線誘導標識は、前記の如く、ベースおよび標識本体柱の表面に自己反射機能をもつガラスビーズの保持用凹部を無数に形成させ、その凹部中に透明なバインダーでくるまれた状態の前記自己反射機能を有するガラスビーズを嵌着保持するようにしたので、自己反射機能を有するガラスビーズを凹部中に強固に固定させて車輌との接触による屈曲や衝撃を受けてもガラスビーズが脱落してその反射機能を損なうおそれを少なくすると共に、反射シートの貼りつけや反射材の取付けに制約があったベースに対しても容易に再帰反射機能を付与することができ、このため、ヘッドライトからの入射光はベースおよび標識本体柱の全面から反射されて車輌に対し顕著な注意喚起機能を発揮させることができる。また、本発明によれば、外層の防汚作用(光触媒)によりその機能維持が可能となる。
以下、添付図面について本発明の一実施例を説明する。
図1(a)は本発明の一実施例を示す道路用視線誘導標識の正面図で、道路に固定的に設置するベース1と、該ベースから起立された標識本体柱2とから構成されている。3は発泡ウレタン材を注入して形成させた頭部である。
前記本体柱2は、これに車輌が衝突すると屈曲し、車輌が通過すると復元し得る材質のもの、例えば、硬度88〜95度(JIS A)で引張り強度35〜55MPa、伸び450〜650%の視認性が良好な色調に着色したウレタンゴムを用いて押出し成形法または射出成形法により成形された円筒状の部材であって、その表面に自己反射機能を有するガラスビーズ保持用の微細な凹部4をその表面積の約1/2を占めるように形成する。
すなわち、図1(b)は前記押出し成形法により多数の凹部4が形成された本体柱2の拡大断面図であって、図に示すように、幅Wが60〜70μm、深さHが20〜50μmの凹部4が無数に形成されている。
射出成形法により本体柱2を成形するとき、図示を省略したが直径60〜70μmで、深さ30〜50μmの凹部を本体柱2の表面に無数に形成する。
また、ベースは、標識本体柱2と同等の注型ウレタン材を使用し、その表面に同様の凹部を無数に形成させる。例えば、成形用型の表面にショットブラストをかけて直径60〜70μm、深さ30〜50μmの凹部を無数に形成する。その場合に得られる凹部の形状は、ガラスビーズを正確に保持できる形状ではない場合も含むが、ベースは車輌と接触しても屈曲することがないので、実用上何等差支えない。
次に(株)ユニオン製の粒径45〜60μm(平均径50μm)の自己反射機能を有するガラスビーズ(屈折率1.92〜2021)dをアクリル樹脂,ウレタン樹脂を含有するバインダー剤に分散させた懸濁液をつくり、この懸濁液を専用スプレーにより本体柱2およびベース1の基材に塗布して前記バインダーbにくるまれたガラスビーズdを凹部4に嵌合保持させ、そのバインダーbの厚み(凹部以外の厚み)を2〜4μmとして凹部4に入らなかったガラスビーズをブラシで取り除いた後バインダーを硬化させてガラスビーズdを凹部4中に強固に保持させる。
ガラスビーズdは図2に示すように、その半球部分に反射層d′を形成させたもので、スプレー塗布により凹部4に嵌入された反射層の向きはランダムであるが、本発明に使用するガラスビーズdはその粒径が45〜60μmと微細なため、再帰反射機能を有する向きのものが無数に存在しており、そのため夜間ヘッドライトの光が入射するとその光を効果的に再帰反射させて図4に示すようにベース1や本体柱2を含む標識全体を明るく輝かせることができる。なお、バインダーbは、無色透明で全光線透過率が85%以上、好ましくは90%以上のものを使用する。尚、本発明による道路用視線誘導標識は、昼間においても図3に示す如く、本体柱2やベース1全体が注意喚起色として作用し、運転者からの視認性が良いものである。
バインダーの硬化後、光触媒コーティング剤(日本曹達製の商品名ビストレーターL)をスプレーで塗布し、100℃×10分間放置して厚さ0.5〜1.5μmの透明な光触媒層Cを形成させる。なお、この光触媒層においても、全光線透過率が80%以上、好ましくは85%以上になるようにする。
本発明による道路用視線誘導標識は、前記の如く、ベースおよび標識本体柱の表面に自己反射機能をもつ微細なガラスビーズの保持用凹部を多数形成させ、その凹部中に透明で柔軟性のあるバインダーでくるまれた状態の前記自己反射機能を有するガラスビーズを嵌着保持するようにしたので、自己反射機能を有するガラスビーズを凹部中に強固に固定させて車輌との接触による屈曲や衝撃を受けてもガラスビーズが脱落してその反射機能を損なうおそれをなくすと共に、反射シートの貼りつけや反射材の取付けに制約があったベースに対しても簡単かつ容易に再帰反射機能を付与することができ、このため、ヘッドライトからの入射光をベースおよび標識本体柱の全面から再帰反射させて顕著な注意喚起機能を奏させることができる。また本発明によれば、外装の防汚作用(光触媒)によりその注意喚起機能を長期に亘って維持することができる。
本発明の実施の一例による道路用視線誘導標識の全体正面と部分拡大断面との各図。 自己反射機能を有するガラスビーズの説明図。 昼間における視認性の説明図。 夜間における視認性の説明図。
符号の説明
1・・・ベース、2・・・標識本体柱、3・・・頭部、4・・・ガラスビーズ嵌着用の微細な凹部、a・・・基材、b・・・バインダー、c・・・光触媒層、d・・・自己反射ガラスビーズ。

Claims (2)

  1. 道路上に固定されるベースと該ベースから起立された柔軟な標識の本体柱とよりなり、 前記ベースおよび本体柱の表面に自己反射機能を有するガラスビーズの保持用凹部を無数に形成し、その凹部中に透明なバインダーでくるまれた状態の前記自己反射機能を有するガラスビーズを嵌着保持すると共に、前記透明なバインダーでくるまれたガラスビーズの表面を、防汚機能を有する透明な光触媒層で被覆した道路用視線誘導標識において、
    前記本体柱は押し出し成形されて、その表面に深さ20〜50μmの凹部が無数に形成されるとともに、
    前記ベースは、ショットブラストを施した成形型で成形されて、その表面に深さ30〜50μmの凹部が無数に形成されており、
    かつ、粒径45〜60μmの自己反射機能を有する無数のガラスビーズのそれぞれが、バインダーにくるまれて、前記本体柱の凹部に嵌合するとともに前記ベースの凹部に嵌合し、強固に保持されていることを特徴とする、道路用視線誘導標識。
  2. 道路上に固定されるベースと該ベースから起立された柔軟な標識の本体柱とよりなり、 前記ベースおよび本体柱の表面に自己反射機能を有するガラスビーズの保持用凹部を無数に形成し、その凹部中に透明なバインダーでくるまれた状態の前記自己反射機能を有するガラスビーズを嵌着保持すると共に、前記透明なバインダーでくるまれたガラスビーズの表面を、防汚機能を有する透明な光触媒層で被覆した道路用視線誘導標識において、
    前記本体柱は射出成形されて、その表面に深さ30〜50μmの凹部が無数に形成されるとともに、
    前記ベースは、ショットブラストを施した成形型で成形されて、その表面に深さ30〜50μmの凹部が無数に形成されており、
    かつ、粒径45〜60μmの自己反射機能を有する無数のガラスビーズのそれぞれが、バインダーにくるまれて、前記本体柱の凹部に嵌合するとともに前記ベースの凹部に嵌合し、強固に保持されていることを特徴とする、道路用視線誘導標識。
JP2004184475A 2004-06-23 2004-06-23 道路用視線誘導標識 Expired - Fee Related JP4321377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004184475A JP4321377B2 (ja) 2004-06-23 2004-06-23 道路用視線誘導標識

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004184475A JP4321377B2 (ja) 2004-06-23 2004-06-23 道路用視線誘導標識

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006009290A JP2006009290A (ja) 2006-01-12
JP4321377B2 true JP4321377B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=35776827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004184475A Expired - Fee Related JP4321377B2 (ja) 2004-06-23 2004-06-23 道路用視線誘導標識

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4321377B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3925814B1 (ja) * 2006-04-14 2007-06-06 東洋ゴム工業株式会社 道路標識柱及びその製造方法
JP5736117B2 (ja) * 2010-03-29 2015-06-17 Jfe建材株式会社 防護柵およびその構成部材
CN102392424A (zh) * 2011-09-18 2012-03-28 广东立乔交通工程有限公司 用于道路交通的反光管及其制备方法
JP5957237B2 (ja) * 2012-02-16 2016-07-27 リンテック株式会社 紫外線照射型標識用粘着シート及び紫外線照射型標識装置
CN114592453B (zh) * 2022-02-24 2024-04-26 雅俊环保科技有限公司 一种基于空气动力的自清洁公路反光牌

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006009290A (ja) 2006-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11508654A (ja) 湿潤再帰反射性標識材料
JP4321377B2 (ja) 道路用視線誘導標識
KR100874675B1 (ko) 시선 유도용 야광 고무판이 구비된 도로 경계석
KR101293435B1 (ko) 도로표지병
JP4191568B2 (ja) 道路用標示体及び道路用標示体の製造方法
JP4099318B2 (ja) 支柱貼付用反射体
US5419651A (en) Highway pavement marker
KR200359988Y1 (ko) 재귀반사도를 증대시킨 도로표지병
JP2912586B2 (ja) 道路標識柱の反射標識装置
KR20020039587A (ko) 도로 중앙선 식별 블록
KR20050122159A (ko) 재귀반사율을 증대시킨 합성수지반사체
KR20200121169A (ko) 임시차선표시구
KR200412731Y1 (ko) 자동차 번호판용 반사밴드
JP3958640B2 (ja) 道路用標示体
JP2006299661A (ja) 光再帰性反射標識物
KR200414652Y1 (ko) 자동차 번호판용 반사밴드
KR200205950Y1 (ko) 차선 규제봉
GB2115591A (en) Vehicle number plates
KR200385892Y1 (ko) 도로 시선 유도 표지용 반사체 구조
KR20050111503A (ko) 재귀반사도를 증대시킨 도로표지병
KR200398245Y1 (ko) 도로 표지병
JP3136241U (ja) 自立型看板
KR20060006986A (ko) 자동차 번호판용 반사밴드
EP0835352A1 (en) Retroreflective material
KR100382744B1 (ko) 도로표지병

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090512

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees