JP4434371B2 - プローブユニット及びプローブカード - Google Patents

プローブユニット及びプローブカード Download PDF

Info

Publication number
JP4434371B2
JP4434371B2 JP24536399A JP24536399A JP4434371B2 JP 4434371 B2 JP4434371 B2 JP 4434371B2 JP 24536399 A JP24536399 A JP 24536399A JP 24536399 A JP24536399 A JP 24536399A JP 4434371 B2 JP4434371 B2 JP 4434371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
needle
plate
region
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP24536399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001074779A (ja
Inventor
義栄 長谷川
聡 成田
哲哉 岩渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micronics Japan Co Ltd
Original Assignee
Micronics Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Micronics Japan Co Ltd filed Critical Micronics Japan Co Ltd
Priority to JP24536399A priority Critical patent/JP4434371B2/ja
Publication of JP2001074779A publication Critical patent/JP2001074779A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4434371B2 publication Critical patent/JP4434371B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/073Multiple probes
    • G01R1/07307Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card
    • G01R1/07357Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card with flexible bodies, e.g. buckling beams

Description

【0001】
本発明は、半導体ウエーハ上の集積回路のような平板状被検査体の通電試験に用いるプローブユニット及びプローブカードに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエーハには、一般に、複数の半導体デバイスすなわちICチップ(本発明においては、単に「チップ」という。)がマトリクス状に形成される。各チップは、矩形の形状を有しており、また四角形の各辺に対応する複数の縁部のそれぞれに複数の電極パッドすなわち電極を有する。マトリクスの各行及び各列を形成するチップは、一列に整列されている。
【0003】
この種のチップは、回路が仕様書通りに動作するか否かの通電試験をされる。そのような通電試験は、ウエーハから切り離す前の状態において行われることが多く、また針先を電極に押圧される複数のプローブを備えたプローブカードを用いて行われる。
【0004】
この種のプローブカードとして、L字状又はクランク状に曲げられた複数のプローブを基板に配置したプローブカード、及び、棒状をした複数のプローブを基板に垂直に配置した縦型(垂直)のプローブカードがある。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかし、L字状又はクランク状のプローブはそれらを狭ピッチに配置することに限度があるから、そのようなプローブを用いたプローブカードでは、十字状に交差する仮想的境界線を介して隣り合う4つのチップ(すなわち、境界線の交差部の周りに位置する4つのチップ)を同時に検査することができない。
【0006】
また、従来の縦型のプローブカードでは、棒状のプローブの針先をチップの電極に押圧したときに、所定の針圧(プローブの針先とチップの電極とに作用する押圧力)を得るためのばね部材がプローブ毎に必要であるため、構造が複雑になり、高価になる。
【0007】
それゆえに、平板状被検査体の通電試験用の、プローブ、プローブユニット及びプローブカードにおいては、プローブを狭ピッチに配置し得るにもかかわらず、ばねを必要とすることなく所定の針圧を得ることができることが重要である。
【0008】
本発明に係るプローブユニットは、針先部、該針先部に続く針中間部及び該針中間部に続く針後部とを含む複数のプローブであって、針先部、針中間部及び針後部がそれぞれ板状領域を有する複数のプローブと、該プローブの針後部の板状領域が受け入れられた複数の第1のスリットを少なくとも一列に有する板状又はシート状の第1のベースと、プローブの針先部の板状領域が受け入れられた複数の第2のスリットを少なくとも一列に有する板状又はシート状の第2のベースと、前記第1及び第2のベースが組み付けられた組み付け手段とを含む。同じ列のプローブは、針中間部の板状領域の幅方向を前記列の方向としており、針先部及び針後部の板状領域の幅方向は、針先端側又は針後端側から見て、針中間部の板状領域の幅方向に対し角度を有する。
【0009】
上記のように針先部及び針後部の板状領域と針中間部の板状領域との幅方向が針先端側又は針後端側から見て角度を有するプローブは、針先部及び針後部において板状部材にほぼ垂直に組み付けられて、縦型のプローブユニット又は縦型のプローブカードに組み立てられる。
【0010】
縦型のプローブユニット又はプローブカードに組み立てる際、本発明に係るプローブは、隣のプローブに対する位置決め及び隣り合うプローブ相互の姿勢を針先部及び針後部において行うことができるから、隣り合うプローブの位置調整及び姿勢調整が容易になり、プローブを狭ピッチに配置することができる。
【0011】
縦型のプローブユニット又はプローブカードに組み立てられた状態において、本発明に係るプローブは、オーバードライブにより針中間部の板状領域において弾性変形するから、ばね部材を用いることなく所定の針圧を得ることができる。
【0012】
上記の結果本発明によれば、プローブを狭ピッチに配置し得るにもかかわらず、ばねを必要とすることなく所定の針圧を得ることができる。また、同じ列のプローブは、針中間部の板状領域の幅方向を、同じ方向、好ましくは前記列の方向とされているから、オーバードライブが作用したときに、隣り合うプローブが同じ方向に弾性変形するから、プローブをより狭ピッチに配置することができる。
【0013】
針中間部の板状領域の厚さ方向における中心は、針先部又は針後部の板状領域の幅方向における一方側に偏位されていることができる。このようにすれば、オーバドライブによる針中間部の板状領域の変形方向が一定の方向になるから、プローブをより狭ピッチに配置することができる。また、針中間部の板状領域の弾性変形に起因して、針先が被検査体の電極に対し滑るから、針先が被検査体の電極に擦り作用を与える。そのような擦り作用により電極表面の酸化膜のような電気絶縁性の膜が擦り取られ、その結果針先と被検査体の電極とが電気的に確実に接触する。
【0014】
針先部は、該針先部の軸線に直角な面に対し角度を有する先端面であって針先部又は針後部の板状領域に対する針中間部の板状領域の偏位方向側の部位ほど前記直角な面から離れる先端面を有することができる。このようにすれば、被検査体の電極に対する針先の擦り作用がより確実に行われるから、針先と被検査体の電極とが電気的により確実に接触する。
【0017】
好ましい実施例において、前記組み付け手段は、前記第1のベースが一方の面に配置された第3のベースであって前記プローブの後端部が受入られた複数の第1の穴を少なくとも一列に有する第3のベースと、前記第2のベースが一方の面に配置された第4のベースであって前記プローブの針先部が貫通された複数の第2の穴を少なくとも一列に有する第4のベースと、前記第3及び第4のベースが組み付けられたフレームとを備える。
【0018】
前記第1のベースは前記第3のベースの前記第2のベース側の面に配置されており、各プローブは前記第3のベースの前記一方の面に当接する肩部を有することができる。このようにすれば、プローブの針先が被検査体の電極に押圧されたとき、肩部が第3のベースに当接して、第3のベースがストッパの作用をすることになる。
【0019】
好ましい実施例において、前記第1及び第2のベースは、それぞれ、仮想的な矩形の各辺に前記第1及び第2のスリットを有しており、前記第3及び第4のベースは、それぞれ、矩形の各辺に前記第1及び第2の穴を有しており、前記第3のベースはさらに前記第1の穴から前記矩形の中央側へ伸びる複数の配線であって前記プローブに電気的に接続された配線をしている。
【0020】
本発明に係るプローブカードは、上記のような構造をしたプローブユニットと、該プローブユニットが中央部の一方の面に組み付けられた基板とを含む。
【0021】
本発明に係るプローブユニット及びプローブカードによれば、プローブが針先部及び針後部の板状領域と針中間部の板状領域との幅方向が針先端側又は針後端側から見て角度を有するから、プローブを高密度に配置し得るにもかかわらず、ばねを必要とすることなく所定の針圧を得ることができる。
【0022】
以下、本発明に係るプローブユニット及びこれを備えたプローブカードの実施例について説明する。
【0023】
図1から図10を参照するに、プローブカード10は、半導体ウエーハ上にマトリクス状に形成された複数の半導体デバイス、すなわちチップの通電試験に用いられる。以下の説明では、全てのチップが、矩形の形状を有すると共に、矩形の各辺に複数の電極を一列に配置した電極群を有するものとする。
【0024】
プローブカード10は、檻状に組み立てられたプローブユニット12と、プローブユニット12が組み付けられた円板状の基板14とを含む、縦型すなわち垂直のプローブカードに組み立てられている。プローブユニット12は、半導体ウエーハ上の各チップに対応された矩形の複数のプローブ領域16をマトリクス状に有し、複数のプローブ18を縦すなわち垂直に配置した縦型すなわち垂直のプローブユニットに組み立てられている。
【0025】
プローブ領域16は、半導体ウエーハ上のチップの境界線に対応する仮想的境界線により区画されている。各プローブ領域16は、対応するチップと相似の矩形の形状を有しており、またチップの電極群に対応したプローブ群を矩形の各辺に有する。図示の例では、矩形の辺に個々に対応する4つのプローブ群が設けられている。各プローブ群は、チップの電極群の電極に個々に対応されて一列に配置された複数のプローブ18を含む。
【0026】
各プローブ18は、図5,図6及び図7に示すように、先端側をテーパ状に形成された針先部20と、針先部20の後端に続く針中間部22と、針中間部22の後端に続く針後部24とを含む。針先部20、針中間部22及び針後部24は、それぞれ、板状領域を有する。各板状領域は、適宜な厚さ寸法と、その厚さ寸法より大きい幅寸法と、その幅寸法より大きい長さ寸法とを有する。
【0027】
針先部20及び針後部24の板状領域の幅方向は、針先端側及び針後端側から見て、針中間部22の板状領域の幅方向に対しほぼ90度の角度を有する。このため、針先部20及び針後部24の板状領域と針中間部22の板状領域とは、針先端側及び針後端側から見て、十字状に交叉している。
【0028】
針中間部22の板状領域の厚さ方向における中心位置は、針先部20及び針後部24の板状領域の幅方向における一方側に偏位されている。針先部20は、針先部20の軸線に直角な面26に対し角度を有する先端面28を有する。
【0029】
先端面28は、針先部20及び針後部24の板状領域に対する針中間部22の板状領域の偏位方向側の部位ほど面26から離れる傾斜面である。面26は、プローブ18がプローブユニット12又はプローブカード10に組み立てられた状態において、チップの電極面と平行になる面である。
【0030】
各プローブ18は、図5,図8,図9及び図10に示すように、針後部24の板状領域を板状又はシート状をした第1のガイドすなわち第1のベース30の第1のスリット32に受け入れられていると共に、針先部20の板状領域を板状又はシート状をした第2のガイドすなわち第2のベース34の第2のスリット36に受け入れられている。
【0031】
各プローブ18は、また、針後部24の板状領域を第3のベース38の第1の穴40に受け入れられていると共に、針先部20の板状領域を第4のベース42の第2の穴44に受け入れられている。
【0032】
第1のベース30は第3のベース38の下面に配置されており、第2のベース34は第4のベース42の上面に配置されている。第3及び第4のベース38及び42は、第1及び第2のベース30及び34がプローブの長手方向に間隔をおいた状態に、複数のフレーム46により相互に結合されている。
【0033】
第1及び第2のベース30及び34並びに第3及び第4のベース38及び42は、プローブ領域16に個々に対応する仮想的な複数の矩形領域をマトリクス状に有する。
【0034】
第1及び第2のベース30及び34は、それぞれ、複数の第1のスリット32及び複数の第2のスリット36を矩形領域の各辺に対応する箇所に一列に有する。第3及び第4のベース38及び42は、それぞれ、複数の第1の穴40及び複数の第2の穴44を矩形領域の各辺に対応する箇所に一列に有する。
【0035】
第1及び第2のスリット30及び34は、互いに対向されていると共に、第1及び第2の穴40及び44に対向されている。
【0036】
第1及び第2のスリット32及び36は、矩形領域の対応する縁部の長手方向に間隔をおいて対応する縁部と直角の方向へ伸びる切り込み又はスロットであり、また対応する板状領域の厚さ寸法及び幅寸法より大きい幅寸法及び長さ寸法を有する。
【0037】
これに対し、第1及び第2の穴40及び44は、矩形領域の対応する縁部の長手方向に間隔をおいた円形の貫通穴であり、また対応する板状領域の厚さ寸法及び幅寸法より大きい直径寸法を有する。
【0038】
矩形領域の各縁部に配置されたプローブ18は、針中間部22の板状領域の厚さ方向が対応する矩形領域の縁部と直角の方向となりかつ針中間部22の板状領域が偏位する側を対応するプローブ領域の中央側となる状態に、整列されている。各プローブ18は、その先端部を第4のガイド42の下方に突出させている。
【0039】
第3のベース38は、さらに、第1の穴40に個々に対応された複数の配線48を有する。各配線48は、対応する第1の穴40から矩形領域の中央側へ伸びており、また対応する第1の穴40に対向された穴を接続ランド部に有する。
【0040】
各プローブ18は、対応する第1の穴40及び接続ランドに配置された半田のような導電性の接着剤50により針後部24において、対応する配線48に電気的に接続されていると共に、第1のベース30及び第3のベース38に接着されている。
【0041】
基板14は、プローブユニット12の平面形状に対応する矩形の開口52を中央に有し、複数のテスターランド54を外周部上面に有し、テスターランド54に個々に接続された図示しない複数の配線(配線パターン)をテスターランド54の内側の領域に有する配線基板である。
【0042】
開口52は、基板14を厚さ方向に貫通している。プローブユニット12は、開口52と整合した状態に第3の基板38において複数の取付具56により基板14の下側に組み付けられている。
【0043】
各テスターランド54は、基板14の配線と、プローブ群毎又はプローブ領域毎に設けられたフラットケーブル58の配線と、第3のベース38の配線48と、接着剤50とを介してプローブ18に電気的に接続されている。
【0044】
各プローブ18は、例えば、導電性の金属細線を用いて、プレス加工又はエッチング加工により製作することができる。第1及び第2のベース30及び34は、例えば、ポリイミド樹脂のような電気絶縁性及び弾性を有する板状部材又はシート状部材にスリットを形成することにより、製作することができる。第3のベース38及び基板14は、板状の電気絶縁材料を用いて公知の印刷配線技術により製作することができる。第4のベース42は、セラミック板のような板状電気絶縁材料に加工を施すことにより製作することができる。
【0045】
第1及び第2のガイド30及び34がある程度の剛性を有する場合、第3又は第4のガイド38又は42を省略してもよい。第3のガイド38を省略した場合、配線48を第1の基板30に設け、各プローブ18をその針後部24において第1の基板30に接着することができる。
【0046】
半導体ウエーハ上のチップの検査時、各プローブ18の先端がチップの電極に押圧される。プローブ18がチップの電極に押圧されると、図6(C)、図9(A)及び図10に示すように、各プローブ18はオーバードライブにより針中間部22の板状領域においてわずかに湾曲する。これにより、プローブ18はチップの電極により確実に接触する。
【0047】
プローブ18は、針中間部22の板状領域の厚さ方向及び偏位方向を対応するプローブ領域16の内側としているから、図10に示すように対応するプローブ領域16の内側に向けて湾曲する。このため、針中間部22の板状領域の厚さ方向及び偏位方向を対応する辺の長手方向とした場合に比べ、多くのプローブ18を高密度、狭ピッチに配置することができる。
【0048】
上記の結果、プローブ18、プローブユニット12及びプローブカード10によれば、プローブ18を狭ピッチ、高密度に配置し得るにもかかわらず、ばね部材を用いることなく所定の針圧を得ることができる。
【0049】
プローブ18が湾曲すると、針中間部22の弾性変形に起因して、プローブ18はチップの電極に対して滑る。これにより、プローブ18は、チップの電極を擦り、その電極表面の酸化膜のような電気絶縁性の膜を削り取る。このため、プローブ18はチップの電極に確実に接触する。
【0050】
第2のベース34のスリット36及び第4のベースの穴44は、図9(A)に示すように、プローブ18が湾曲したとき、プローブ18の先端がプローブユニット12に対し大きく変位することを防止するストッパの作用をする。
【0051】
プローブ18、プローブユニット12及びプローブカード10においては、プローブ18の先端面28が針中間部22の板状領域の偏位方向側の部位ほど面26から離れる傾斜面であるから、チップの電極に対する針先の擦り作用がより確実に行われ、針先とチップの電極とが電気的により確実に接触する。
【0052】
プローブ18、プローブユニット12及びプローブカード10は、プローブ領域16の各配線48がプローブ18から対応するプローブ領域16の内側へ伸びるから、隣り合うプローブ領域16の配線48が相互に干渉するおそれがない。その結果、マトリクス状に配置された複数のチップ、特に十字状に交差する仮想的境界線を介して隣り合う4つのチップを同時に検査することができる。
【0053】
図示の例では、比較的少ない数のプローブ領域16及びプローブ18を示しているが、これは理解を容易にするためであり、したがって実際には、一度に検査すべきチップ数に応じた数のプローブ領域を有すると共に、チップに設けられた電極の数に応じた数のプローブを備えている。
【0054】
図11に示すように、プローブ18の針中間部22と針後部24との境界又は針後部24に上向きの肩部60を形成し、その肩部60を第3のベース38の下面に当接させてもよい。このようにすれば、プローブにオーバードライブが作用したとき、肩部60が第3のベース38に当接して、第3のベース38がストッパとして作用するから、プローブユニット12に対するプローブ18の上昇を防止することができる。
【0055】
上記のプローブユニット12は、矩形の複数のプローブ領域16をマトリクス上に有していると共に、各プローブ領域16の矩形の各辺に複数のプローブ18を垂直に配置しているから、プローブ領域に個々に対応されかつマトリクス状に形成された矩形の複数のチップ、特に仮想的境界線の交差部の周りの複数のチップを同時に検査することができる。
【0056】
プローブの形状は上記以外の他の適宜な形状であってもよいし、プローブの配列は上記以外の他の配列であってもよい。
【0057】
例えば、上記プローブユニット12及びプローブカード10は、複数の電極を矩形の各辺に一列に設けたチップの通電試験に用いられるため、複数のプローブを矩形の各辺に一列に設けている。しかし、矩形の各辺に配置する複数の電極は、チップの電極の配列に応じて、ジグザグ状のように、複数列に設けてもよい。
【0058】
また、各プローブの針中間部を予めわずかに湾曲させておいてもよい。特に、第1及び第2のベース30及び34の間隔を小さくして、各プローブをその針中間部において予めわずかに弾性変形させた状態に維持しておくならば、各プローブに予圧が与えられていることになり、その結果小さいオーバードライブ力で所定の針圧を得ることができる。
【0059】
本発明は、液晶パネルのような他の平板状被検査体の通電試験に用いる、プローブ、プローブユニット及びプローブカードに適用することができる。また、本発明は、少なくとも一列に有する平板状被検査体の通電試験に用いる、プローブ、プローブユニット及びプローブカードに適用することができる。
【0060】
本発明は、上記実施例に限定されない。本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプローブカードの一実施例を示す底面図
【図2】図1の2−2線に沿って得た断面図
【図3】本発明に係るプローブユニットの一実施例を示す正面図
【図4】第3のベースの一部の平面図
【図5】図3に示すプローブユニットの一部を拡大して示す断面斜視図
【図6】本発明に係るプローブの一実施例を示す図であって、(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)はプローブがオーバードライブにより湾曲した状態を示す図
【図7】(A)は図6に示すプローブの平面図、(B)は図6(A)の7B−7B線に沿って得た断面図
【図8】プローブをベースに組み付けた状態を示す正面図
【図9】プローブをベースに組み付けた状態を示す側面図であって、(A)はプローブにオーバドライブを作用させた状態を示す図、(B)はプローブにオーバードライブを作用させない状態を示す図
【図10】プローブにオーバードライブを作用させた状態を示すプローブユニットの一部を拡大して示す断面斜視図
【図11】プローブの変形例を示す図
【符号の説明】
10 プローブカード
12 プローブユニット
14 基板
16 プローブ領域
18 プローブ
20 針先部
22 針中間部
24 針後部
28 プローブの先端面
30,34,38,42 ベース
32,36 スリット
40,44 穴
46 フレーム
48 配線
50 導電性の接着剤
52 開口
54 テスターランド
56 取付具
58 ケーブル
60 肩部

Claims (7)

  1. 針先部、該針先部に続く針中間部及び該針中間部に続く針後部とを含む複数のプローブであって、針先部、針中間部及び針後部がそれぞれ板状領域を有する複数のプローブと、
    該プローブの針後部の板状領域が受け入れられた複数の第1のスリットを少なくとも一列に有する板状又はシート状の第1のベースと、
    プローブの針先部の板状領域が受け入れられた複数の第2のスリットを少なくとも一列に有する板状又はシート状の第2のベースと、
    前記第1及び第2のベースが組み付けられた組み付け手段とを含み、
    同じ列のプローブは、針中間部の板状領域の幅方向を前記列の方向としており、
    針先部及び針後部の板状領域の幅方向は、針先端側又は針後端側から見て、針中間部の板状領域の幅方向に対し角度を有する、プローブユニット。
  2. 針中間部の板状領域の厚さ方向における中心は針先部又は針後部の板状領域の幅方向における一方側に偏位されている、請求項1に記載のプローブユニット。
  3. 針先部は、該針先部の軸線に直角な面に対し角度を有する先端面であって針先部又は針後部の板状領域に対する針中間部の板状領域の偏位方向側の部位ほど前記直角な面から離れる先端面を有する、請求項2に記載のプローブユニット。
  4. 前記組み付け手段は、前記第1のベースが一方の面に配置された板状の第3のベースであって前記プローブの針後部が受入られた複数の第1の穴を少なくとも一列に有する第3のベースと、前記第2のベースが一方の面に配置された板状の第4のベースであって前記プローブの針先部が貫通する複数の第2の穴を少なくとも一列に有する第4のベースと、前記第3及び第4のベースが組み付けられたフレームとを備える、請求項1から3のいずれか1項に記載のプローブユニット。
  5. 前記第1のベースは前記第3のベースの前記第2のベース側の面に配置されており、各プローブは前記第3のベースの前記一方の面に当接する肩部を有する、請求項4に記載のプローブユニット。
  6. 前記第1及び第2のベースは、それぞれ、仮想的な矩形の各辺に前記第1及び第2のスリットを有し、前記第3及び第4のベースは、それぞれ、矩形の各辺に前記第1及び第2の穴を有し、前記第3のベースはさらに前記第1の穴から前記矩形の中央側へ伸びる複数の配線であって前記プローブに電気的に接続された配線を有する、請求項4又は5に記載のプローブユニット。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のプローブユニットと、該プローブユニットが中央部の一方の面に組み付けられた基板とを含む、プローブカード。
JP24536399A 1999-08-31 1999-08-31 プローブユニット及びプローブカード Expired - Lifetime JP4434371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24536399A JP4434371B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 プローブユニット及びプローブカード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24536399A JP4434371B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 プローブユニット及びプローブカード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001074779A JP2001074779A (ja) 2001-03-23
JP4434371B2 true JP4434371B2 (ja) 2010-03-17

Family

ID=17132560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24536399A Expired - Lifetime JP4434371B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 プローブユニット及びプローブカード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4434371B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101582634B1 (ko) * 2013-09-13 2016-01-08 한국기계연구원 프로브 모듈 및 프로브 모듈의 제조 방법
WO2017119676A1 (en) * 2016-01-04 2017-07-13 Isc Co., Ltd. Semiconductor test contactor

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003315361A (ja) * 2002-04-26 2003-11-06 Japan Electronic Materials Corp プローブの製造方法、このプローブの製造用マスク及びプローブ
JP3984518B2 (ja) * 2002-08-12 2007-10-03 株式会社日本マイクロニクス 電気的接続装置
JP4799878B2 (ja) * 2005-02-16 2011-10-26 山一電機株式会社 プローブアッセンブリ
JP4823617B2 (ja) * 2005-09-09 2011-11-24 日本発條株式会社 導電性接触子および導電性接触子の製造方法
JP2009014480A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Koyo Technos:Kk 検査冶具
JP2009025164A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Tokugen:Kk 検査治具とその製造方法
JP5192899B2 (ja) * 2008-04-30 2013-05-08 東京特殊電線株式会社 プローブ針及びその製造方法
WO2010061857A1 (ja) * 2008-11-25 2010-06-03 日本発條株式会社 コンタクトプローブ、プローブユニットおよびプローブユニットの組立方法
WO2010095521A1 (ja) * 2009-02-23 2010-08-26 日本発條株式会社 プローブカード
JP2010197092A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Nhk Spring Co Ltd コンタクトプローブおよびプローブユニット
DE102012016449A1 (de) * 2012-08-16 2014-03-13 Feinmetall Gmbh Prüfkopf für die elektrische Prüfung eines Prüflings
KR101716803B1 (ko) * 2014-12-18 2017-03-15 이채갑 프로브 장치
JP7254450B2 (ja) 2018-05-16 2023-04-10 日本電産リード株式会社 プローブ、検査治具、検査装置、及びプローブの製造方法
US11454650B2 (en) * 2018-07-18 2022-09-27 Nidec-Read Corporation Probe, inspection jig, inspection device, and method for manufacturing probe

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101582634B1 (ko) * 2013-09-13 2016-01-08 한국기계연구원 프로브 모듈 및 프로브 모듈의 제조 방법
WO2017119676A1 (en) * 2016-01-04 2017-07-13 Isc Co., Ltd. Semiconductor test contactor
KR101813006B1 (ko) * 2016-01-04 2017-12-28 주식회사 아이에스시 반도체 테스트용 콘택터

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001074779A (ja) 2001-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4434371B2 (ja) プローブユニット及びプローブカード
JP4583766B2 (ja) 接触子及び電気的接続装置
US7791364B2 (en) Electronic device probe card with improved probe grouping
JP4171094B2 (ja) プローブユニット
JPH10185954A (ja) 検査用ヘッド
JP5096825B2 (ja) プローブ及び電気的接続装置
JP4355074B2 (ja) プローブカード
JP3829099B2 (ja) 電気的接続装置
JP4060984B2 (ja) プローブカード
JP2003035725A (ja) 電気的接続装置
JP4471424B2 (ja) プローブカード
JP2000292441A5 (ja)
JP2001165956A (ja) プローブシート組立体及びプローブカード
JP2001033486A (ja) プローブユニット及びプローブカード
JP4778164B2 (ja) 接触子及びプローブカード
JP3768305B2 (ja) 平板状被検査体検査用プローブユニット
JP4641572B2 (ja) プローブカード
JP4060985B2 (ja) プローブカード
JP3098791B2 (ja) プローブボード
JPH10282147A (ja) 平板状被検査体の試験用ヘッド
JP2001124799A (ja) プローブシート及びその製造方法並びにプローブカード
JP4074677B2 (ja) 検査用ヘッド
JPH10185955A (ja) 検査用ヘッド
JPH09329627A (ja) プローブカード
JPH1048256A (ja) 検査用ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4434371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term