JPH10282147A - 平板状被検査体の試験用ヘッド - Google Patents

平板状被検査体の試験用ヘッド

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JPH10282147A
JPH10282147A JP9789097A JP9789097A JPH10282147A JP H10282147 A JPH10282147 A JP H10282147A JP 9789097 A JP9789097 A JP 9789097A JP 9789097 A JP9789097 A JP 9789097A JP H10282147 A JPH10282147 A JP H10282147A
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JP9789097A
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Norihide Yamaguchi
憲栄 山口
Motoyasu Kondo
基康 近藤
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Micronics Japan Co Ltd
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Micronics Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験用ヘッドと被検査体とが相対的に押
圧されたときに被検査体に作用する総変位力を可能な限
り小さくすることにある。 【解決手段】 試験用ヘッドは、板状の支持台と、該支
持台にこれをその厚さ方向へ貫通した状態に並列的に配
置された複数のプローブユニットとを含む。各プローブ
ユニットは、支持台と平行に伸びる針装着部を有する支
持体と、針装着部に並列的に装着された複数のプローブ
とを備える。プローブユニットの配置空間を通って支持
台と平行に伸びる仮想線に関して一方の側に配置された
プローブと他方の側に配置されたプローブとは、針主体
部に対する針先部の位置を逆にされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエーハの
ような平板状の被検査体の電気的特性の試験に用いる試
験ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエーハに形成されたICチップ
への通電試験は、一般に、プローブカード、プローブボ
ード等と称されている試験用ヘッドを用いて行われる。
従来の多くの試験用ヘッドは、複数のプローブを円板状
の支持台に放射状に配置しているにすぎないから、半導
体ウエーハ上のいくつかのICチップを同時に検査する
ことができるにすぎず、したがって多数のICチップが
形成された1つの半導体ウエーハの検査に多大の時間を
要する、という課題を有する。
【0003】上記課題を解決する試験用ヘッドの1つと
して、水平方向へ伸びる平板状の支持体の下端縁部に複
数のプローブを配置した複数のプローブユニットを用い
た試験用ヘッドが提案されている(特開平7−2019
35号公報)。プローブユニットは、配線基板のような
板状の支持台に支持体が平行となるように組み付けられ
る。
【0004】各プローブは、水平線に対しわずかに傾斜
した方向へ伸びるように支持体に接着された針主体部
と、針主体部から下方へ曲げられて半導体ウエーハ上の
ICチップの電極部に当接される針先部とを有する。半
導体ウエーハは、検査装置のチャックトップに真空吸着
された状態で、試験用ヘッドに向けて変位される。これ
により、各プローブの針先とICチップの電極部とが相
対的に押圧されるから、各プローブはわずかに反るとと
もにICチップの電極部を針先で擦る。
【0005】しかし、この従来の試験用ヘッドでは、プ
ローブの針先とICチップの電極部とを相対的に押圧し
たとき、半導体ウエーハが試験用ヘッドに対して吸着面
と平行の方向へ変位する。これは、半導体ウエーハを変
位させる変位力がプローブの擦り作用に起因して生じる
ことと、全てのプローブの針主体部に対する針先部の位
置が同じであることと、真空吸着では吸着面と平行な方
向への力に対する維持力が小さいこととに起因するもの
と考えられる。
【0006】すなわち、その変位力が吸着面と平行な方
向への力であることと、多数のプローブが電極部に擦り
作用を同時に与えることとから、1つのプローブによる
変位力は小さくても、半導体ウエーハに作用する総変位
力が真空吸着により維持力を越えるため、と考えられ
る。
【0007】半導体ウエーハが試験用ヘッドに対して変
位すると、試験用ヘッドに対する半導体ウエーハの位置
がずれるため、1つの半導体ウエーハを複数回の分けて
検査する場合、検査のたびに位置合わせをしなければな
らず、面倒である。
【0008】ICチップの電極部に対するプローブの針
先位置のばらつきが大きくなり、その結果電極部に接触
しないプローブが存在する。これは、ICチップの電極
部に対するプローブの針先位置が同じになるように試験
用ヘッドを製作することが難しく、電極部に対する針先
位置に多少の誤差が存在し、その誤差の方向が不規則で
あり、半導体ウエーハが変位したとき誤差が小さくなる
プローブと誤差が大きくなるプローブとが存在するため
である。
【0009】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、試験用ヘッ
ドと被検査体とが相対的に押圧されたときに被検査体に
作用する総変位力を可能な限り小さくすることにある。
【0010】
【解決手段、作用、効果】本発明の試験用ヘッドは、板
状の支持台と、該支持台にこれをその厚さ方向へ貫通し
た状態に並列的に配置された複数のプローブユニットと
を含む。各プローブユニットは、支持台と平行に伸びる
針装着部を有する支持体と、針装着部にこれの長手方向
へ間隔をおいて並列的に装着された複数のプローブとを
備える。各プローブは、針装着部の長手方向と交差する
方向へ伸びる針主体部と、該針主体部から曲げられた針
先部とを有する。プローブユニットの配置空間を通って
支持台と平行に伸びる仮想線に関して一方の側に配置さ
れたプローブと他方の側に配置されたプローブとは、針
主体部に対する針先部の位置を逆にされている。
【0011】試験用ヘッドと被検査体とが相対的に押圧
されたときに被検査体に作用する変位力の方向は、仮想
線に関して一方側のプローブユニットのプローブにより
発生する力と、他方側のプローブユニットのプローブに
より発生する力とで逆になる。このため、仮想線に関し
て一方側のプローブにより被検査体に作用する変位力
と、他方側のプローブにより被検査体に作用する変位力
とが打ち消し合い、被検査体に作用する総変位力が小さ
くなる。
【0012】本発明によれば、プローブの向きを、プロ
ーブユニットの配置空間を通って支持台と平行に伸びる
仮想線に関して一方の側に配置されたプローブと他方の
側に配置されたプローブとで逆にしたから、被検査体に
作用する変位力が打ち消し合い、その結果被検査体に作
用する総変位力が小さくなる。
【0013】好ましい実施例においては、針装着部は支
持台の厚さ方向における一方の側に設けられている。
【0014】仮想線は針装着部の長手方向へ伸びる。こ
のようにすれば、各プローブユニットのプローブの向き
を同じにすることができるから、プローブユニットの製
作が容易になる。
【0015】仮想線はプローブユニットを同数ずつに2
分する線とすることができる。このようにすれば、被検
査体に作用する変位力が相殺され、その結果被検査体に
作用する総変位力をほとんどなくすことができる。
【0016】各プローブユニットは針先部が仮想線の側
となるように支持台に組み付けられている。このように
すれば、半導体ウエーハ上のICチップのように電極部
を高密度に配置した被検査体であっても、多数のICチ
ップの試験を同時に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図7を参照するに、試験用
ヘッド10は、複数の集積回路チップ(ICチップ)を
有する半導体ウエーハのように多数の端子部すなわち電
極部を微小ピッチで配置した平板状の被検査体12の通
電試験に用いられる。被検査体12は、図3に示すよう
に、検査ステージ14のチャックトップ16の上に真空
吸着により保持される。
【0018】試験用ヘッド10は、円板状の支持台20
と、該支持台に組み付けられた取付枠22と、該取付枠
に並列的に組み付けられた複数のプローブユニット24
と、各プローブユニット24から伸びる可撓性の複数の
フラットケーブル26と、プローブユニット24から伸
びる複数の配線基板28とを含む。試験用ヘッド10
は、支持台20の厚さ方向が上下方向となるように、図
示しない検査装置に取り付けられる。なお、図1はフラ
ットケーブル26を除去した状態で示す。
【0019】支持台20は、左右方向に長い長方形の開
口30を中央部に有し、外部のテスタに電気的に接続さ
れる複数のテスターランド32を外周部に有し、フラッ
トケーブル26を接続する複数のコネクタ34を前後方
向の中間部に有し、配線基板28に電気的に接続される
複数の電源ランド36を左右方向の中間部に有する。支
持台20は、印刷配線技術により製作することができ
る。開口30は、支持台20を厚さ方向に貫通する貫通
穴である。
【0020】取付枠22は、開口30に嵌合されてお
り、また複数のねじ部材または接着材により支持台20
に変位不能に取り付けられており、さらに支持台の一部
材として作用する。
【0021】各プローブユニット24は、細長い平板状
の形状を有しており、また複数のねじ部材25により取
付枠22に取り外し可能に取り付けられている。フラッ
トケーブル26および配線基板28は、プローブユニッ
ト24の一部材としてプローブユニット24に設けられ
ている。
【0022】各フラットケーブル26は、印刷配線技術
により形成された導電性の複数のリード部を有する可撓
性の帯状配線回路板であり、また支持台20のコネクタ
34に結合されるコネクタ38を一端部に有する。各フ
ラットケーブル26のリード部は、信号ラインの一部と
して作用する。図示の例では、各プローブユニット24
に複数のフラットケーブル26が設けられている。
【0023】各配線基板28は、印刷配線技術により形
成された導電性の複数のリード部を有するT字状の印刷
配線回路基板であり、また図4に示すように、上部の各
端部に複数のランド40を有する。各配線基板28の各
リード部は、ランド40に電気的に接続されている。図
示の例では、1つのプローブユニット24に1つの配線
基板28が設けられている。
【0024】各配線基板28の各ランド40は、図2に
示す導線42により支持台20の電源ランド40に接続
される。支持台20の電源ランド36のうち、1以上の
ランド36はアースに接続され、残りのランド36は電
源の正または負の電位を有する端子に接続される。この
ため、各配線基板28のリード部のうち、1以上のリー
ド部はアースラインの一部として作用し、残りのリード
部は電源用ラインすなわち電力供給用ラインの一部とし
て作用する。
【0025】各プローブユニット24は、細長い直方体
の形状を有する支持体44と、該支持体の下端部にその
長手方向へ間隔をおいて配置された複数の第1のプロー
ブ46と、支持体の下端部にあって第1のプローブ46
より下方に配置された複数の第2のプローブ48と、配
線基板28に配置された複数のコンデンサ50とを含
む。
【0026】支持体44は、断面形状がほぼ長方形の厚
い板の形を有しており、また各端面の上端部から長手方
向へ突出する板状の取付部52を有する。支持体44
は、取付部52に形成された穴54に通されるねじ部材
により、図1〜図3に示す取付枠22に取り付けられて
いる。配線基板28は、支持体44に支持されている。
【0027】図6に詳細に示すように、第1および第2
のプローブ46および48は、それぞれ、針主体部46
aおよび48aと、該針主体部から下方に曲げられた針
先部46bおよび48bと、針主体部から上方に曲げら
れた針後部46cおよび48cとを備える。
【0028】第1のプローブ46は、同じプローブユニ
ット24のプローブ46の針先部46bが同じ側となり
かつ互いに平行に伸びるように、合成樹脂、接着剤等の
電気的絶縁材料からなる装着部材すなわち装着手段56
により針主体部46aにおいて支持体44の下面に取り
付けられている。
【0029】第2のプローブ48は、同じプローブユニ
ット24のプローブ48の針先部48bが同じ側となり
かつ互いに第1のプローブ46と平行に伸びるように、
合成樹脂、接着剤等の電気的絶縁材料からなる装着部材
すなわち装着手段58により針主体部48aにおいて装
着手段56の下面に取り付けられている。
【0030】それゆえに、第1および第2のプローブ4
6および48は、図6および図7に示すように、支持体
44の下端縁に上下方向へ間隔をおいた2層構造に配置
されている。また、支持体44の下面は、支持台20と
平行に開口30の長手方向へ伸びる針装着部として作用
する。
【0031】第1および第2のプローブ46および48
は互いに平行に伸びており、針主体部46aおよび48
aは図5に示すように被検査体12に対し角度θを有し
て支持体44の厚さ方向へ伸びる。角度θは、3〜6
度、好ましくは4度程度とすることができる。
【0032】第1および第2の装着手段56および58
の間、すなわち第1および第2のプローブ46および4
8の間には、第1の導電体層60が形成されている。装
着手段58の下面には、第2の導電体層62が形成され
ている。第1および第2の導電体層60,54は、銅の
ような金属製のシートまたはフィルムもしくは膜で形成
することができる。
【0033】図7に示す間隔X1 ,X2 ,X3 およびX
4 は、テスタに対する最適なインピーダンス、たとえば
50Ωとなるように、適宜な値に決定される。プローブ
ユニット24は、プローブ46,48の最先端の位置が
同じ平面上に位置するように、製作されている。
【0034】第1のプローブ46の後端は、フラットケ
ーブル26のリード部に半田付け等により電気的に接続
されている。第2のプローブ48は、配線基板28のリ
ード部に半田付け等により電気的に接続されている。
【0035】コンデンサ50は、配線基板28のリード
部に半田付け等により電気的に接続されている。このた
め、コンデンサ50をフラットケーブルに半田付け等に
より支持させた場合に比べ、コンデンサ50が外れにく
い。
【0036】プローブユニット24は、フラットケーブ
ル26、配線基板28および支持体44が取付枠22を
上下方向に貫通し、プローブ46,48が下方となる状
態に取付枠22に並列的に配置され、支持体44におい
てねじ止めされる。取付枠22は、複数のプローブユニ
ット24を取り付けた状態で、プローブ46,48が下
方となるように支持台20に組み付けられる。
【0037】プローブユニット24は、プローブユニッ
トの配置空間を通って支持台20と平行に伸びる仮想線
51を境にして2つのユニット群に分けられており、ま
たプローブ46,48の針先が同じユニット群では同じ
側とであるが、ユニット群相互では逆になるように、取
付枠22に組み付けられている。
【0038】図示の例では、仮想線51は、開口30の
中心を通って支持台20と平行に伸びる中心線であり、
プローブユニット24を同数ずつのユニット群に分けて
いる。また、各プローブユニット24は、針先部が仮想
線51側となるように支持台20に配置されている。
【0039】第1のプローブ46はフラットケーブル2
6によりコネクタ34に接続されて信号用として用いら
れ、第2のプローブ48は配線基板28および導線42
により電源ランド36に接続されて電力用として用いら
れる。第1および第2の導電体層60および62と支持
体44とは、図示しない導線によりアースに接続され
る。第1および第2の導電体層60および62を配線基
板28または導線によりアース電位の電源ランド36に
接続してもよい。
【0040】フラットケーブル26は、配線基板28と
支持体44との間を伸びている。これにより、フラット
ケーブル26のリード部と配線基板28のリード部との
間、すなわち信号用ラインと電源用ラインとの間の電気
的干渉が防止される。
【0041】各フラットケーブル26は、図3に示すよ
うに、上部を湾曲した状態にコネクタ38をコネクタ3
4に接続される。これにより、被検査体と直角の方向に
おけるプローブユニット24の寸法が大きくなることを
防止することができる。
【0042】上記のように信号用プローブ46のグルー
プと電力用プローブ48のグループとを被検査体12に
対し直角の方向(上下方向)に間隔をおいて配置する
と、信号用プローブ46のグループと電力用プローブ4
8のグループとを上下方向における同じ位置に配置した
場合に比べ、信号用プローブ46と電力用プローブ48
との間の電気的干渉が著しく小さくなり、電気的干渉に
よる弊害も著しく小さくなる。
【0043】信号用プローブ46と電力用プローブ48
との間の導電体層60を検査のための基準電位たとえば
アースに接続すれば、信号用プローブ46と電力用プロ
ーブ48との間の電気的干渉が導電体層60により防止
され、両プローブ46,48間の電気的干渉がより確実
に防止される。同様に、導電体層62を検査のための基
準電位たとえばアースに接続すれば、被検査体とプロー
ブ48との間の電気的干渉が防止される。
【0044】被検査体12の通電試験をするとき、試験
用ヘッド10は、被検査体12が試験用ヘッド10に向
けて移動されることにより、各プローブ46,48の針
先を被検査体12に押圧される。この状態で、各プロー
ブに通電される。このとき、コンデンサ50は、電源ラ
インに起因する信号ラインへの雑音の混入を防止する。
また、各第1のプローブ46は、第2のプローブ48、
導電体層60,62等により外部電波の混入および外部
への電波の漏洩を防止される。
【0045】プローブ46,48の針先が被検査体12
の電極部に押圧されると、プローブ46,48が弾性変
形して弧状に反るから、各プローブの針先は図8(A)
および(B)に示すように被検査体の電極部に対し変位
する。これにより、被検査体12は、その電極部を各プ
ローブの針先で擦られるから、試験用ヘッド10に対し
チャックトップ16の吸着面と平行の方向へ移動する変
位力を受ける。
【0046】しかし、試験用ヘッド10では、プローブ
46,48の針先部の側が仮想線51に対して一方側の
ユニット群と他方側のユニット群とで逆であるから、被
検査体12に作用する変位力の方向が、仮想線51に関
して一方側のユニット群のプローブにより発生する力
と、他方側のユニット群のプローブにより発生する力と
で逆向きになる。
【0047】上記のように、両ユニット群のプローブに
より発生する変位力が逆であると、一方のユニット群の
プローブにより被検査体12に作用する変位力と、他方
のユニット群のプローブにより被検査体12に作用する
変位力とが打ち消し合うから、被検査体12に作用する
総変位力は著しく小さくなり、被検査体12は試験用ヘ
ッド10に対して変位しない。
【0048】結果として、試験用ヘッド10によれば、
試験用ヘッドに対する被検査体の位置ずれが小さいか
ら、1つの被検査体を複数回の分けて検査する場合で
も、被検査体と試験用ヘッドとの位置合わせをすべき回
数が減少する。また、被検査体12の電極部に対するプ
ローブの針先位置のばらつきが大きくなるおそれがな
く、各プローブが被検査体12の電極部に確実に接触す
る。
【0049】図8において、(A)は被検査体12の電
極部18に対する針主体部の角度θが6度の場合の針先
の変位量L6を示し、(B)は電極部18に対する針主
体部の角度θが4度の場合の針先の変位量L4を示す。
図8から明らかなように、針先の変位量は角度θ小さい
ほど小さい。しかし、角度θが小さいほど、プローブが
弧状に湾曲したときにプローブユニットが被検査体に接
触しやすくなるから、角度θは4度程度がこのましい。
【0050】上記のプローブユニット24のように、プ
ローブ46,48の向きが同じであると、支持体44に
対するプローブ46,48の位置決めおよび装着が容易
になるから、プローブユニット24の製作が容易にな
る。
【0051】針先部が中心線の側となるように各プロー
ブユニット24を支持台20に組み付けるならば、プロ
ーブユニット24を逆に(針先部46b,48bが中心
線51の側と反対の側となるように)組み付けた場合に
比べ、プローブユニット24の配置密度を高めることが
できるから、半導体ウエーハ上のICチップのように電
極部を高密度に配置した被検査体であっても、多数のI
Cチップの試験を同時に行うことができる。
【0052】しかし、仮想線51をプローブユニット2
4と直角に伸びる線とし、各プローブユニット24のプ
ローブをその仮想線を境にして逆向きに配置してもよ
い。
【0053】上記のように仮想線51をプローブユニッ
ト24を同数ずつに2分する中心線とするならば、被検
査体12に作用する変位力がほぼ完全に相殺されるか
ら、被検査体に作用する総変位力をゼロ近くにまで小さ
くすることができる。
【0054】しかし、仮想線51は、プローブユニット
24を異なる数ずつのユニット群に分けるものであって
もよい。また、プローブユニット24を2つのユニット
群に分ける代わりに、3以上好ましくは1n(ただし、
nは1以上の整数)ユニット群に分けてもよい。
【0055】上記の実施例では、4つのプローブユニッ
トを備えているが、本発明は、複数、好ましくは2n
(ただし、nは1以上の整数)のプローブユニットを備
え多試験用ヘッドに適用することができる。また、本発
明は、プローブを2層以上の多層に配置した試験用ヘッ
ドのみならず、プローブを1層に配置した試験用ヘッド
にも適用することができる。
【0056】本発明は、上記実施例に限定されない。た
とえば、本発明は、半導体ウエーハに形成されたICチ
ップの試験のみならず、切断されたICチップの試験の
ような他の平板状被検査体の試験用ヘッドにも適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の試験用ヘッドの一実施例を示す平面図
である。
【図2】図1の2−2線に沿って得た断面図である。
【図3】図1の3−3線に沿って得た断面図である。
【図4】プローブユニットの一実施例を示す正面図であ
る。
【図5】図4に示すプローブユニットの左側面図であ
る。
【図6】図4に示すプローブユニットの下端部の拡大断
面図である。
【図7】図6の7−7線に沿って得た断面図である。
【図8】電極部に対する針先の変位を説明するための図
である。
【符号の説明】
10 試験用ヘッド 12 被検査体 20 支持台 22 取付枠 24 プローブユニット 26 フラットケーブル 28 配線基板 30 開口(貫通穴) 44 支持体 46,48 プローブ 51 仮想線 46a,48a 針主体部 46b,48b 針先部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の支持台と、該支持台にこれをその
    厚さ方向へ貫通した状態に並列的に配置された複数のプ
    ローブユニットとを含み、各プローブユニットは、前記
    支持台と平行に伸びる針装着部を有する支持体と、前記
    針装着部にこれの長手方向へ間隔をおいて並列的に装着
    された複数のプローブとを備え、各プローブは、前記針
    装着部の長手方向と交差する方向へ伸びる針主体部と、
    該針主体部から曲げられた針先部とを有し、前記プロー
    ブユニットの配置空間を通って前記支持台と平行に伸び
    る仮想線に関して一方の側に配置された前記プローブと
    他方の側に配置された前記プローブとは、前記針主体部
    に対する前記針先部の位置を逆にされている、平板状被
    検査体の試験用ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記針装着部は、前記支持台の厚さ方向
    における一方の側に設けられている、請求項1に記載の
    試験用ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記仮想線は、前記針装着部の長手方向
    へ伸びる、請求項1または2に記載の試験用ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記仮想線は、前記プローブユニットを
    同数ずつに2分する線である、請求項3に記載の試験用
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 各プローブユニットは、前記針先部が前
    記仮想線の側となるように前記支持台に組み付けられて
    いる、請求項4に記載の試験用ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6634245B1 (en) * 1999-01-29 2003-10-21 Tokyo Electron Limited Drivingly rotatable mechanism of specimen loading table and specimen loading mechanism
US7532020B2 (en) 2006-06-26 2009-05-12 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics Probe assembly
JP2009139169A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Japan Electronic Materials Corp カンチレバー型プローブカード
JP2014022726A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Mjc Probe Inc プローブ固定構造およびその光学測定装置

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