JP3768305B2 - 平板状被検査体検査用プローブユニット - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路のような平板状被検査体の電気的特性試験に用いる試験用すなわち検査用のヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエーハ上の集積回路、半導体ウエーハからチップに分離された集積回路、および、チップの実装が終了した集積回路は、回路が仕様書通りに動作するか否かの通電試験をされる。この種の通電試験は、プローブボード、プローブカード等と称されている試験用ヘッドすなわち検査用ヘッドを用いて電気的特性を測定することにより、行われる。
【0003】
この種の検査用ヘッドは、集積回路の電気的接続パッドすなわち電極に通電可能の状態に接触される複数のプローブ要素を備える。プローブ要素は、高周波信号を集積回路に確実に作用させ、対応する電気信号を集積回路から確実に得られるように、集積回路の接続パッドのアルミニウム酸化物のような電気絶縁膜を突き破る機能を有することが求められている。
【0004】
上記の要求は、一般には、電極の表面をプローブ要素の先端で擦る、いわゆる擦り作用により達成される。そのような擦り作用は、集積回路の電極とプローブ要素の先端とを接触させた状態でわずかに過剰に押圧し、そのようなオーバードライブによる反りをプローブ要素に生じさせ、それにより集積回路の電極とプローブ要素の先端との接触部位を相対的に変位させることにより、生じる。
【0005】
この種の通電試験に用いられている検査用ヘッドの1つとして、弾性変形可能のフィルム状プローブユニットを用いるものがある(たとえば、特開平4−363671号公報)。このフィルム状プローブユニットは、集積回路の製作に用いられている、写真食刻法、印刷配線法等、いわゆる印刷配線技術により配線パターンを弾性変形可能のフィルム状配線基板に形成し、配線パターンの配線部を分離する複数のスリットを配線基板に形成して配線部の一部をプローブ要素としている。
【0006】
具体的には、フィルム状プローブユニットは、シート状ばね部材を可撓性のシート状非導電性部材の一方の面の少なくとも一部に積層し、直線状の複数の配線部を有する配線パターンを可撓性のシート状非導電性部材の他方の面に形成し、プローブ要素を形成する1以上の配線部を含む細長い複数のプローブ領域を形成する複数のスリットをばね部材およびシート状非導電性部材に形成している。各プローブ要素はその先端に形成された突出部すなわちバンプを有する。
【0007】
この種のフィルム状プローブユニットは、これをプローブ取付体に接着剤により接着した後、プローブ取付体を適宜な取付具により板状配線基板に取り付けることにより、検査用ヘッドとして組み立てられ、またプローブ要素の先端のバンプを集積回路の平坦な電極面に押圧した状態で使用される。
【0008】
上記のフィルム状プローブユニットによれば、配線部およびプローブ要素を印刷配線技術により製作することができるから、金属線から製作した複数のプローブ針を用いるプローブユニットを用いて形成した板状ヘッドに比べ、廉価になり、また1以上のプローブ要素を含む各プローブ領域がスリットにより独立しているから、プローブ領域が独立していない他のフィルム状プローブユニットに比べ、各プローブ要素が集積回路の電極に良好に接触する可能性が高くなる。
【0009】
しかし、従来のフィルム状プローブユニットでは、これをプローブ取付体に接着して検査用ヘッドに組み立てた状態において、シート状非導電性部材、ばね部材およびプローブ取付体の歪みまたは撓みにより、プローブユニット10の先端部が図11(A)または(B)に示すように湾曲する。その結果、図11(C)または(D)に示すように、各プローブ領域12が、その長手軸線の周りに捩られて、集積回路の平坦な電極面14に対し傾き、しかもその傾き状態がプローブ領域12毎に異なってしまう。
【0010】
各プローブ領域12が電極面14に対して傾むくと、たとえプローブ要素16がその先端にバンプ18を有していても、集積回路の電極面14に対するバンプ18の電気的接触状態がプローブ領域12毎およびプローブ要素16毎に異なるから、正しい電気的試験を行うことができない。特に、図11(A)および(B)に示すように、各プローブ領域12が複数のプローブ要素16を有するフィルム状プローブユニットでは、同じプローブ領域12内のプローブ要素16でも、電極面14に接触する要素と接触しない要素とが生じ、正しい電気的試験を行うことができない。
【0011】
【解決しようとする課題】
本発明の目的は、各プローブ要素が被検査体の電極に正しい姿勢で接触する構造とすることにある。
【0012】
【解決手段、作用、効果】
本発明の、平板状被検査体の試験に用いるプローブユニットは、可撓性のシート状部材と、該シート状部材の一方の面に形成された直線状の複数の配線部を有する配線パターンと、前記シート状部材の他方の面にあって少なくとも配線部の端部に対応する部位に配置されたシート状のばね部材と、1以上の配線部を含む細長い複数のプローブ領域を形成すべくシート状部材およびばね部材に形成された複数のスリットとを備える。各プローブ領域は1以上の凹所領域をばね部材に有する。
【0013】
凹所領域は、プローブ領域の幅方向または長手方向へ連続して伸びる切込み、または、プローブ領域の幅方向または長手方向へ間隔をおいた複数の盲穴により形成することができる。各プローブ要素は、対応するプローブ領域の、シート状部材、シート状電極部材および配線部により形成される。プローブユニットは、たとえば、可撓性のシート状非導電性部材と、シート状ばね部材とを積層し、配線パターンをシート状非導電性部材に形成し、各スリットをシート状部材およびばね部材に形成することにより、製作することができる。また、プローブユニットは、たとえば、これをプローブ取付体に適宜な装着手段により装着し、そのプローブ取付体を適宜な取付具により配線基板に取り付けることにより、検査用ヘッドとして組み立てることができる。
【0014】
検査用ヘッドに組み立てられた状態において、各プローブ領域は、他のプローブ領域から独立して変形可能である。プローブユニットの先端が湾曲していると、プローブ領域はその長手軸線の周りに捩られた状態になる。しかし、プローブ領域の先端が被検査体の電極に押圧されてプローブ領域が反ると、プローブ領域はシート状ばね部材に形成された凹所領域の部位で捩り戻され、プローブ領域の先端は被検査体の電極に対し正しい姿勢に戻される。これにより、プローブ要素は被検査体の電極に正しい姿勢で接触する。
【0015】
本発明によれば、1以上のプローブ要素を含む各プローブ領域のばね部材に1以上の凹所領域を形成したから、切込みが長手軸線の周りへのプローブ領域の捩り変形を容易にし、その結果プローブ領域がその長手軸線の周りに捩られた状態にヘッドとして組み立てられても、プローブ要素の先端部が被検査体の電極に押圧されたことにより、プローブ領域の先端は被検査体の電極面に対し正しい姿勢に戻され、各プローブ要素は被検査体の電極面に正しい姿勢で接触する。
【0016】
好ましい実施例においては、各プローブ領域はその長手方向に間隔をおいて幅方向へ伸びる複数の凹所領域をばね部材に有することができる。好ましい他の実施例においては、凹所領域はプローブ領域の長手方向へ伸びる。
【0017】
凹所領域はプローブ領域の先端側ほど大きくなる深さ寸法を有することができる。これにより、プローブ領域の先端ほど捩り変形が容易になるから、プローブ要素のばね力を大きく低下させることなく、各プローブ要素が被検査体の電極面に正しい姿勢で接触する構造とすることができる。
【0018】
各プローブ領域は複数のプローブ要素を有することができる。これにより、プローブ領域がその長手軸線の周りに捩じられていても、一般に、オーバードライブによる反りをプローブ要素に生じさせるから、先ず少なくとも1つのプローブ要素が被検査体の電極に接触し、次いでプローブ要素の反りによりそのプローブ要素が捩じり戻されて他のプローブ要素が被検査体の電極に接触し、その結果プローブ領域の全てのプローブ要素が被検査体の電極面に正しい姿勢で確実に接触する。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1および図2を参照するに、プローブユニット20は、ポリイミド樹脂のような電気的絶縁材料すなわち非導電性材料により形成された可撓性のシート状部材すなわちシート状の非導電性部材22と、非導電性部材22の一方の面に形成された配線パターン24と、非導電性部材22の他方の面に積層されたシート状のばね部材26と、非導電性部材22およびばね部材26に形成された複数のスリット28とを含む。
【0020】
配線パターン24は、写真食刻法、印刷配線法等、いわゆる印刷配線技術により、非導電性部材22のばね部材と反対の側の面に形成されており、また直線状の複数の伝送線部すなわち配線部30を有する。図示の例では6つの配線部を示すにすぎないが、実際にはそれ以上の配線部が非導電性部材22に形成されている。
【0021】
シート状のばね部材26は、ステンレス板、銅板、黄銅板、ベリリウム板等の薄い板ばね材により形成されており、また少なくとも配線部30の端部に対応する部位に配置されている。
【0022】
各スリット28は、非導電性部材22、配線パターン24およびシート状ばね部材26の端部の側を複数のプローブ領域32に分割するように、写真食刻法、レーザビーム切断等の適宜な手段を用いる切断加工により非導電性部材22およびばね部材26に形成されている。各スリット28は、プッローブユニット20をその厚さ方向に貫通する。
【0023】
各プローブ領域32は、複数(図示の例では、2つ)の配線部30を含む。各配線部30は、その先端部に突出部34を有する。図示の例では、各突出部34は、半球状の突出部すなわちバンプであるが、円錐形、角錐形等、他の形状の突出部であってもよい。各プローブ要素は、対応するプローブ領域32の、非導電性部材22の一部、ばね部材24の一部および少なくとも1つの配線部30により形成される。
【0024】
各プローブ領域32は、そのプローブ領域が長手軸線の周りに捩れることを許す複数の凹所部すなわち凹所領域36をばね部材26に有する。各凹所領域36は、図示の例では、溝すなわち切込みである。各凹所領域すなわち各切込み36は、その長手方向に間隔をおいた部位を幅方向全体にわたってプローブ領域32の長手軸線とほぼ直角に連続して伸びている。切込み36の深さ寸法は、先端側の切込みほど大きく、後端側ほど小さい。これにより、各プローブ領域32ひいては各プローブ要素のばね力が大きく低下することはない。各切込み36は、写真食刻法、レーザビーム等の適宜な手段による切削加工により非導電性部材22と反対の側からばね部材16に形成することができる。
【0025】
図3および図4に示すように、プローブユニット20を用いる試験用ヘッドすなわち検査用ヘッド40は、たとえば、複数(図示の例では、4つ)のプローブユニット20をプローブ取付体42に接着剤のような適宜な装着手段により装着し、そのプローブ取付体42をリングプレート44のような適宜な取付具により、電気的絶縁板を用いた配線基板46に取り付けることにより、組み立てることができる。各配線部30は、配線基板46に形成された図示しない配線部に電気的に接続される。
【0026】
検査用ヘッド40に組み立てられた状態において、プローブユニット20の各各プローブ領域32は、他のプローブ領域32からスリット28により分離されて独立しており、したがって他のプローブ領域32から独立して変形する。このため、各プローブ要素が集積回路の電極に確実かつ良好に接触する。
【0027】
また、検査用ヘッド40に組み立てられた状態において、プローブユニット20の先端が図11(A)または(B)に示すように湾曲していると、各プローブ領域は図11(C)または(D)に示すように長手軸線の周りに捩られた状態になる。従来のプローブユニットでは、既に述べたように、被検査体の電極に対する各プローブ領域の先端の姿勢および被検査体の電極への各突出部の電気的接触状態がプローブ領域毎およびプローブ要素毎に異なり、また同じプローブ領域内のプローブ要素でも、被検査体の電極に接触する要素と接触しない要素とが存在するから、正しい電気的試験を行うことができない。
【0028】
しかし、各プローブ領域32がシート状ばね部材26に形成された切込み36により長手軸線の周りに捩れやすくなっているから、プローブ領域32の突出部34が被検査体の電極に押圧されてプローブ領域32がオーバードライブに起因して反ると、プローブ領域32は切込み36に対応する部位で捩り戻され、プローブ領域32の先端は被検査体の電極に対し正しい姿勢に戻される。これにより、各プローブ要素の先端部、特に突出部34は、被検査体の電極に確実かつ良好に接触する。
【0029】
図5および図6に示すプローブユニット50は、各プローブ領域52の幅方向両縁部から中央部に向けて伸びる複数の凹所領域すなわち切込み56を各プローブ領域52のシート状ばね部材26に長手方向に間隔をおいて形成している。隣り合う切込み56は、プローブ領域52の幅方向の異なる側から切り込まれている。切込み56の深さ寸法は、先端側の切込みほど大きく、後端側ほど小さい。これにより、プローブ領域52ひいては各プローブ要素のばね力が大きく低下することはない。
【0030】
プローブユニット50も、検査用ヘッドに組み立てられた状態において、先端が湾曲していることに起因して、プローブ領域52が長手軸線の周りに捩られていても、各プローブ領域52が切込み56により長手軸線の周りに捩れやすくなっているから、プローブ領域52の突出部34が被検査体の電極に押圧されることにより、プローブ領域52が切込み56に対応する部位で捩り戻され、プローブ領域52の先端が被検査体の電極に対し正しい姿勢に戻される。これにより、各プローブ要素の先端部、特に突出部34は、被検査体の電極に正しい姿勢で確実かつ良好に接触する。
【0031】
図7および図8に示すプローブユニット60は、各プローブ領域62の幅方向中央部を先端から後方へ向けて伸びる凹所領域すなわち切込み66を各プローブ領域62のシート状ばね部材26に形成している。切込み66の深さ寸法は、先端側の切込みほど大きく、後端側ほど小さい。これにより、各プローブ領域62ひいては各プローブ要素のばね力が大きく低下することはない。
【0032】
プローブユニット60も、検査用ヘッドに組み立てられた状態において、プローブ領域32が長手軸線の周りに捩られていても、各プローブ領域62が切込み66により長手軸線の周りに捩れやすくなっているから、プローブ領域62の突出部34が被検査体の電極に押圧されることにより、プローブ領域62が切込み66に対応する部位で捩り戻され、プローブ領域62の先端が被検査体の電極に対し正しい姿勢に戻される。これにより、各プローブ要素の先端部、特に突出部34は、被検査体の電極に正しい姿勢で確実かつ良好に接触する。
【0033】
上記の実施例は、いずれも、各凹所領域がプローブ要素の幅方向または長手方向に伸びるが、ジグザグ状に伸びる凹所領域としてもよいし、図9に示すプローブユニット70の凹所領域(すなわち切込み)76のように、ばね部材26の側から見てプローブ領域72の長手軸線に対し傾斜した凹所領域であってもよい。プローブユニット70の凹所領域72は、プローブ領域72の幅方向全体にわたって伸び、また切込み76の深さ寸法は、先端側の切込みほど大きく、後端側ほど小さい。
【0034】
また、上記の実施例は、いずれも、各プローブ領域32,52,62,72に複数のプローブ要素が形成されているが、図10に示すプローブユニット80のように、各プローブ領域72に1つのプローブ要素を形成してもよい。プローブユニット80の切込み86は、プローブ領域82の幅方向全体にわたって伸びており、また切込み86の深さ寸法は、先端側の切込みほど大きく、後端側ほど小さい。このため、プローブユニット80によれば、各プローブ領域72ひいては各プローブ要素のばね力を大きく低下させることなく、各プローブ要素の先端部、特に突出部34を被検査体の電極に正しい姿勢で確実かつ良好に接触させることができる。
【0035】
さらに、上記の実施例は、いずれも、凹所領域36,56,66,76,86を切込みとしているが、各プローブ要素の幅方向または長手方向に間隔をおいた複数の盲穴により形成してもよい。この場合、各盲穴は、ばね部材26を貫通せず、また被導電性部材22の側と反対の側に開口する。
【0036】
本発明は、上記実施例に限定されない。たとえば、図示の例よりも多いプローブ要素を形成してもよい。また、本発明は、集積回路の試験に用いるプローブユニットのみならず、液晶表示パネルのような他の平板状被検査体の検査に用いるプローブユニットにも適用することができるし、複数のプローブユニットを1つの検査用ヘッドに用いるプローブユニットのみならず、1つのプローブユニットを1つの検査用ヘッドに用いるプローブユニットにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプローブユニットの第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すプローブユニットの側面図である。
【図3】図1に示すプローブユニットを用いた検査用ヘッドの一実施例を示す底面図である。
【図4】図3における4−4線に沿って得た断面図である。
【図5】本発明のプローブユニットの第2の実施例を示す斜視図である。
【図6】図5に示すプローブユニットの側面図である。
【図7】本発明のプローブユニットの第3の実施例を示す斜視図である。
【図8】図7に示すプローブユニットの側面図である。
【図9】本発明のプローブユニットの第4の実施例を示す斜視図である。
【図10】本発明のプローブユニットの第5の実施例を示す斜視図である。
【図11】プローブユニットが湾曲した状態と、プローブ要素が捩られた状態を説明するための図である。
【符号の説明】
20,50,60,70,80 プローブユニット
22 シート状の非導電性部材(シート状部材)
24 配線パターン
26 シート状のばね部材
28 スリット
30 配線部
32,52,62,72,82 プローブ領域
34 突出部
36,56,66,76,86 切込み(凹所領域)
40 検査用ヘッド
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路のような平板状被検査体の電気的特性試験に用いる試験用すなわち検査用のヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエーハ上の集積回路、半導体ウエーハからチップに分離された集積回路、および、チップの実装が終了した集積回路は、回路が仕様書通りに動作するか否かの通電試験をされる。この種の通電試験は、プローブボード、プローブカード等と称されている試験用ヘッドすなわち検査用ヘッドを用いて電気的特性を測定することにより、行われる。
【0003】
この種の検査用ヘッドは、集積回路の電気的接続パッドすなわち電極に通電可能の状態に接触される複数のプローブ要素を備える。プローブ要素は、高周波信号を集積回路に確実に作用させ、対応する電気信号を集積回路から確実に得られるように、集積回路の接続パッドのアルミニウム酸化物のような電気絶縁膜を突き破る機能を有することが求められている。
【0004】
上記の要求は、一般には、電極の表面をプローブ要素の先端で擦る、いわゆる擦り作用により達成される。そのような擦り作用は、集積回路の電極とプローブ要素の先端とを接触させた状態でわずかに過剰に押圧し、そのようなオーバードライブによる反りをプローブ要素に生じさせ、それにより集積回路の電極とプローブ要素の先端との接触部位を相対的に変位させることにより、生じる。
【0005】
この種の通電試験に用いられている検査用ヘッドの1つとして、弾性変形可能のフィルム状プローブユニットを用いるものがある(たとえば、特開平4−363671号公報)。このフィルム状プローブユニットは、集積回路の製作に用いられている、写真食刻法、印刷配線法等、いわゆる印刷配線技術により配線パターンを弾性変形可能のフィルム状配線基板に形成し、配線パターンの配線部を分離する複数のスリットを配線基板に形成して配線部の一部をプローブ要素としている。
【0006】
具体的には、フィルム状プローブユニットは、シート状ばね部材を可撓性のシート状非導電性部材の一方の面の少なくとも一部に積層し、直線状の複数の配線部を有する配線パターンを可撓性のシート状非導電性部材の他方の面に形成し、プローブ要素を形成する1以上の配線部を含む細長い複数のプローブ領域を形成する複数のスリットをばね部材およびシート状非導電性部材に形成している。各プローブ要素はその先端に形成された突出部すなわちバンプを有する。
【0007】
この種のフィルム状プローブユニットは、これをプローブ取付体に接着剤により接着した後、プローブ取付体を適宜な取付具により板状配線基板に取り付けることにより、検査用ヘッドとして組み立てられ、またプローブ要素の先端のバンプを集積回路の平坦な電極面に押圧した状態で使用される。
【0008】
上記のフィルム状プローブユニットによれば、配線部およびプローブ要素を印刷配線技術により製作することができるから、金属線から製作した複数のプローブ針を用いるプローブユニットを用いて形成した板状ヘッドに比べ、廉価になり、また1以上のプローブ要素を含む各プローブ領域がスリットにより独立しているから、プローブ領域が独立していない他のフィルム状プローブユニットに比べ、各プローブ要素が集積回路の電極に良好に接触する可能性が高くなる。
【0009】
しかし、従来のフィルム状プローブユニットでは、これをプローブ取付体に接着して検査用ヘッドに組み立てた状態において、シート状非導電性部材、ばね部材およびプローブ取付体の歪みまたは撓みにより、プローブユニット10の先端部が図11(A)または(B)に示すように湾曲する。その結果、図11(C)または(D)に示すように、各プローブ領域12が、その長手軸線の周りに捩られて、集積回路の平坦な電極面14に対し傾き、しかもその傾き状態がプローブ領域12毎に異なってしまう。
【0010】
各プローブ領域12が電極面14に対して傾むくと、たとえプローブ要素16がその先端にバンプ18を有していても、集積回路の電極面14に対するバンプ18の電気的接触状態がプローブ領域12毎およびプローブ要素16毎に異なるから、正しい電気的試験を行うことができない。特に、図11(A)および(B)に示すように、各プローブ領域12が複数のプローブ要素16を有するフィルム状プローブユニットでは、同じプローブ領域12内のプローブ要素16でも、電極面14に接触する要素と接触しない要素とが生じ、正しい電気的試験を行うことができない。
【0011】
【解決しようとする課題】
本発明の目的は、各プローブ要素が被検査体の電極に正しい姿勢で接触する構造とすることにある。
【0012】
【解決手段、作用、効果】
本発明の、平板状被検査体の試験に用いるプローブユニットは、可撓性のシート状部材と、該シート状部材の一方の面に形成された直線状の複数の配線部を有する配線パターンと、前記シート状部材の他方の面にあって少なくとも配線部の端部に対応する部位に配置されたシート状のばね部材と、1以上の配線部を含む細長い複数のプローブ領域を形成すべくシート状部材およびばね部材に形成された複数のスリットとを備える。各プローブ領域は1以上の凹所領域をばね部材に有する。
【0013】
凹所領域は、プローブ領域の幅方向または長手方向へ連続して伸びる切込み、または、プローブ領域の幅方向または長手方向へ間隔をおいた複数の盲穴により形成することができる。各プローブ要素は、対応するプローブ領域の、シート状部材、シート状電極部材および配線部により形成される。プローブユニットは、たとえば、可撓性のシート状非導電性部材と、シート状ばね部材とを積層し、配線パターンをシート状非導電性部材に形成し、各スリットをシート状部材およびばね部材に形成することにより、製作することができる。また、プローブユニットは、たとえば、これをプローブ取付体に適宜な装着手段により装着し、そのプローブ取付体を適宜な取付具により配線基板に取り付けることにより、検査用ヘッドとして組み立てることができる。
【0014】
検査用ヘッドに組み立てられた状態において、各プローブ領域は、他のプローブ領域から独立して変形可能である。プローブユニットの先端が湾曲していると、プローブ領域はその長手軸線の周りに捩られた状態になる。しかし、プローブ領域の先端が被検査体の電極に押圧されてプローブ領域が反ると、プローブ領域はシート状ばね部材に形成された凹所領域の部位で捩り戻され、プローブ領域の先端は被検査体の電極に対し正しい姿勢に戻される。これにより、プローブ要素は被検査体の電極に正しい姿勢で接触する。
【0015】
本発明によれば、1以上のプローブ要素を含む各プローブ領域のばね部材に1以上の凹所領域を形成したから、切込みが長手軸線の周りへのプローブ領域の捩り変形を容易にし、その結果プローブ領域がその長手軸線の周りに捩られた状態にヘッドとして組み立てられても、プローブ要素の先端部が被検査体の電極に押圧されたことにより、プローブ領域の先端は被検査体の電極面に対し正しい姿勢に戻され、各プローブ要素は被検査体の電極面に正しい姿勢で接触する。
【0016】
好ましい実施例においては、各プローブ領域はその長手方向に間隔をおいて幅方向へ伸びる複数の凹所領域をばね部材に有することができる。好ましい他の実施例においては、凹所領域はプローブ領域の長手方向へ伸びる。
【0017】
凹所領域はプローブ領域の先端側ほど大きくなる深さ寸法を有することができる。これにより、プローブ領域の先端ほど捩り変形が容易になるから、プローブ要素のばね力を大きく低下させることなく、各プローブ要素が被検査体の電極面に正しい姿勢で接触する構造とすることができる。
【0018】
各プローブ領域は複数のプローブ要素を有することができる。これにより、プローブ領域がその長手軸線の周りに捩じられていても、一般に、オーバードライブによる反りをプローブ要素に生じさせるから、先ず少なくとも1つのプローブ要素が被検査体の電極に接触し、次いでプローブ要素の反りによりそのプローブ要素が捩じり戻されて他のプローブ要素が被検査体の電極に接触し、その結果プローブ領域の全てのプローブ要素が被検査体の電極面に正しい姿勢で確実に接触する。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1および図2を参照するに、プローブユニット20は、ポリイミド樹脂のような電気的絶縁材料すなわち非導電性材料により形成された可撓性のシート状部材すなわちシート状の非導電性部材22と、非導電性部材22の一方の面に形成された配線パターン24と、非導電性部材22の他方の面に積層されたシート状のばね部材26と、非導電性部材22およびばね部材26に形成された複数のスリット28とを含む。
【0020】
配線パターン24は、写真食刻法、印刷配線法等、いわゆる印刷配線技術により、非導電性部材22のばね部材と反対の側の面に形成されており、また直線状の複数の伝送線部すなわち配線部30を有する。図示の例では6つの配線部を示すにすぎないが、実際にはそれ以上の配線部が非導電性部材22に形成されている。
【0021】
シート状のばね部材26は、ステンレス板、銅板、黄銅板、ベリリウム板等の薄い板ばね材により形成されており、また少なくとも配線部30の端部に対応する部位に配置されている。
【0022】
各スリット28は、非導電性部材22、配線パターン24およびシート状ばね部材26の端部の側を複数のプローブ領域32に分割するように、写真食刻法、レーザビーム切断等の適宜な手段を用いる切断加工により非導電性部材22およびばね部材26に形成されている。各スリット28は、プッローブユニット20をその厚さ方向に貫通する。
【0023】
各プローブ領域32は、複数(図示の例では、2つ)の配線部30を含む。各配線部30は、その先端部に突出部34を有する。図示の例では、各突出部34は、半球状の突出部すなわちバンプであるが、円錐形、角錐形等、他の形状の突出部であってもよい。各プローブ要素は、対応するプローブ領域32の、非導電性部材22の一部、ばね部材24の一部および少なくとも1つの配線部30により形成される。
【0024】
各プローブ領域32は、そのプローブ領域が長手軸線の周りに捩れることを許す複数の凹所部すなわち凹所領域36をばね部材26に有する。各凹所領域36は、図示の例では、溝すなわち切込みである。各凹所領域すなわち各切込み36は、その長手方向に間隔をおいた部位を幅方向全体にわたってプローブ領域32の長手軸線とほぼ直角に連続して伸びている。切込み36の深さ寸法は、先端側の切込みほど大きく、後端側ほど小さい。これにより、各プローブ領域32ひいては各プローブ要素のばね力が大きく低下することはない。各切込み36は、写真食刻法、レーザビーム等の適宜な手段による切削加工により非導電性部材22と反対の側からばね部材16に形成することができる。
【0025】
図3および図4に示すように、プローブユニット20を用いる試験用ヘッドすなわち検査用ヘッド40は、たとえば、複数(図示の例では、4つ)のプローブユニット20をプローブ取付体42に接着剤のような適宜な装着手段により装着し、そのプローブ取付体42をリングプレート44のような適宜な取付具により、電気的絶縁板を用いた配線基板46に取り付けることにより、組み立てることができる。各配線部30は、配線基板46に形成された図示しない配線部に電気的に接続される。
【0026】
検査用ヘッド40に組み立てられた状態において、プローブユニット20の各各プローブ領域32は、他のプローブ領域32からスリット28により分離されて独立しており、したがって他のプローブ領域32から独立して変形する。このため、各プローブ要素が集積回路の電極に確実かつ良好に接触する。
【0027】
また、検査用ヘッド40に組み立てられた状態において、プローブユニット20の先端が図11(A)または(B)に示すように湾曲していると、各プローブ領域は図11(C)または(D)に示すように長手軸線の周りに捩られた状態になる。従来のプローブユニットでは、既に述べたように、被検査体の電極に対する各プローブ領域の先端の姿勢および被検査体の電極への各突出部の電気的接触状態がプローブ領域毎およびプローブ要素毎に異なり、また同じプローブ領域内のプローブ要素でも、被検査体の電極に接触する要素と接触しない要素とが存在するから、正しい電気的試験を行うことができない。
【0028】
しかし、各プローブ領域32がシート状ばね部材26に形成された切込み36により長手軸線の周りに捩れやすくなっているから、プローブ領域32の突出部34が被検査体の電極に押圧されてプローブ領域32がオーバードライブに起因して反ると、プローブ領域32は切込み36に対応する部位で捩り戻され、プローブ領域32の先端は被検査体の電極に対し正しい姿勢に戻される。これにより、各プローブ要素の先端部、特に突出部34は、被検査体の電極に確実かつ良好に接触する。
【0029】
図5および図6に示すプローブユニット50は、各プローブ領域52の幅方向両縁部から中央部に向けて伸びる複数の凹所領域すなわち切込み56を各プローブ領域52のシート状ばね部材26に長手方向に間隔をおいて形成している。隣り合う切込み56は、プローブ領域52の幅方向の異なる側から切り込まれている。切込み56の深さ寸法は、先端側の切込みほど大きく、後端側ほど小さい。これにより、プローブ領域52ひいては各プローブ要素のばね力が大きく低下することはない。
【0030】
プローブユニット50も、検査用ヘッドに組み立てられた状態において、先端が湾曲していることに起因して、プローブ領域52が長手軸線の周りに捩られていても、各プローブ領域52が切込み56により長手軸線の周りに捩れやすくなっているから、プローブ領域52の突出部34が被検査体の電極に押圧されることにより、プローブ領域52が切込み56に対応する部位で捩り戻され、プローブ領域52の先端が被検査体の電極に対し正しい姿勢に戻される。これにより、各プローブ要素の先端部、特に突出部34は、被検査体の電極に正しい姿勢で確実かつ良好に接触する。
【0031】
図7および図8に示すプローブユニット60は、各プローブ領域62の幅方向中央部を先端から後方へ向けて伸びる凹所領域すなわち切込み66を各プローブ領域62のシート状ばね部材26に形成している。切込み66の深さ寸法は、先端側の切込みほど大きく、後端側ほど小さい。これにより、各プローブ領域62ひいては各プローブ要素のばね力が大きく低下することはない。
【0032】
プローブユニット60も、検査用ヘッドに組み立てられた状態において、プローブ領域32が長手軸線の周りに捩られていても、各プローブ領域62が切込み66により長手軸線の周りに捩れやすくなっているから、プローブ領域62の突出部34が被検査体の電極に押圧されることにより、プローブ領域62が切込み66に対応する部位で捩り戻され、プローブ領域62の先端が被検査体の電極に対し正しい姿勢に戻される。これにより、各プローブ要素の先端部、特に突出部34は、被検査体の電極に正しい姿勢で確実かつ良好に接触する。
【0033】
上記の実施例は、いずれも、各凹所領域がプローブ要素の幅方向または長手方向に伸びるが、ジグザグ状に伸びる凹所領域としてもよいし、図9に示すプローブユニット70の凹所領域(すなわち切込み)76のように、ばね部材26の側から見てプローブ領域72の長手軸線に対し傾斜した凹所領域であってもよい。プローブユニット70の凹所領域72は、プローブ領域72の幅方向全体にわたって伸び、また切込み76の深さ寸法は、先端側の切込みほど大きく、後端側ほど小さい。
【0034】
また、上記の実施例は、いずれも、各プローブ領域32,52,62,72に複数のプローブ要素が形成されているが、図10に示すプローブユニット80のように、各プローブ領域72に1つのプローブ要素を形成してもよい。プローブユニット80の切込み86は、プローブ領域82の幅方向全体にわたって伸びており、また切込み86の深さ寸法は、先端側の切込みほど大きく、後端側ほど小さい。このため、プローブユニット80によれば、各プローブ領域72ひいては各プローブ要素のばね力を大きく低下させることなく、各プローブ要素の先端部、特に突出部34を被検査体の電極に正しい姿勢で確実かつ良好に接触させることができる。
【0035】
さらに、上記の実施例は、いずれも、凹所領域36,56,66,76,86を切込みとしているが、各プローブ要素の幅方向または長手方向に間隔をおいた複数の盲穴により形成してもよい。この場合、各盲穴は、ばね部材26を貫通せず、また被導電性部材22の側と反対の側に開口する。
【0036】
本発明は、上記実施例に限定されない。たとえば、図示の例よりも多いプローブ要素を形成してもよい。また、本発明は、集積回路の試験に用いるプローブユニットのみならず、液晶表示パネルのような他の平板状被検査体の検査に用いるプローブユニットにも適用することができるし、複数のプローブユニットを1つの検査用ヘッドに用いるプローブユニットのみならず、1つのプローブユニットを1つの検査用ヘッドに用いるプローブユニットにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプローブユニットの第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すプローブユニットの側面図である。
【図3】図1に示すプローブユニットを用いた検査用ヘッドの一実施例を示す底面図である。
【図4】図3における4−4線に沿って得た断面図である。
【図5】本発明のプローブユニットの第2の実施例を示す斜視図である。
【図6】図5に示すプローブユニットの側面図である。
【図7】本発明のプローブユニットの第3の実施例を示す斜視図である。
【図8】図7に示すプローブユニットの側面図である。
【図9】本発明のプローブユニットの第4の実施例を示す斜視図である。
【図10】本発明のプローブユニットの第5の実施例を示す斜視図である。
【図11】プローブユニットが湾曲した状態と、プローブ要素が捩られた状態を説明するための図である。
【符号の説明】
20,50,60,70,80 プローブユニット
22 シート状の非導電性部材(シート状部材)
24 配線パターン
26 シート状のばね部材
28 スリット
30 配線部
32,52,62,72,82 プローブ領域
34 突出部
36,56,66,76,86 切込み(凹所領域)
40 検査用ヘッド
Claims (5)
- 平板状被検査体の試験に用いるプローブユニットであって、可撓性のシート状部材と、該シート状部材の一方の面に形成された直線状の複数の配線部を有する配線パターンと、前記シート状部材の他方の面にあって少なくとも前記配線部の端部に対応する部位に配置されたシート状のばね部材と、1以上の配線部を含む細長い複数のプローブ領域を形成すべく前記シート状部材および前記ばね部材に形成された複数のスリットとを備え、各プローブ領域は、1以上の凹所領域を前記ばね部材に有する、平板状被検査体検査用プローブユニット。
- 各プローブ領域は、前記プローブ領域の長手方向に間隔をおいて幅方向へ伸びる複数の前記凹所領域を有する、請求項1に記載のプローブユニット。
- 前記凹所領域は前記プローブ領域の長手方向へ伸びる、請求項1に記載のプローブユニット。
- 前記凹所領域は、前記プローブ領域の先端側ほど大きくなる深さ寸法を有する、請求項2または3に記載のプローブユニット。
- 前記各プローブ領域は複数のプローブ要素を有する、請求項1に記載のプローブユニット。
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