JP4431200B2 - 除菌洗浄剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品、調理器具、食器及び身体用の除菌洗浄剤に関し、より詳しくはベロ毒素産生菌に対する除菌洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
病原性大腸菌の一種である腸管出血性大腸菌は、ベロ毒素を産生して激しい下痢を伴う出血性の大腸炎を引き起こし、時には溶血性尿毒症にまで進展する場合もあり、国内や海外でも問題となっている。
本菌の感染予防対策として、食品や調理器具・食品加工機器などからの感染を未然に防止することが第一であるが、現状の薬剤では安全性の面から使用が制限されるものが多く、有効かつ安全な除菌洗浄剤は得られていない。また、感染後の対策では、抗生物質などの薬剤の投与が考えられるが、効果のある薬剤はなく、逆に薬剤投与によりベロ毒素を体内に拡散させ、下痢が発生したり、死亡率の増加をもたらすとの報告もあり、対策に苦慮しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、このような状況下、食品や調理器具からベロ毒素産生菌を有効に除菌洗浄できる除菌洗浄剤、さらにはベロ毒素の除去にも有効な洗浄剤が強く求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、カテキン誘導体を必須成分とする除菌洗浄剤がベロ毒素産生菌の除菌洗浄、ならびにベロ毒素の除去に有効であることを見いだした。さらに、カテキン誘導体と有機酸、アルコール、蛋白質、精油成分及び脂肪酸誘導体などを併用することで洗浄、ならびにベロ毒素除去がより効果的となることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられるカテキン誘導体は、(+)−カテキン,(+)−ガロカテキン,(−)−ガロカテキンガレート,(−)−エピカテキン,(−)−エピカテキンガレート,(−)−エピガロカテキン,(−)−エピガロカテキンガレート,遊離型テアフラビン,テアフラビンモノガレートA,テアフラビンモノガレートB及びテアフラビンジガレートの化合物群より選ばれる一種または二種以上の化合物であり、好ましくは(−)−ガロカテキンガレート,(−)−エピカテキンガレート,(−)−エピガロカテキンガレートである。
【0006】
その起源は特に限定しないが、緑茶、ウーロン茶又は紅茶の水もしくはグリセリンやエタノールなどのアルコール抽出物、その抽出物の限外濾過及び逆浸透膜処理物、又は酢酸エチル可溶画分、アセトン可溶画分、エタノール可溶画分より得たもの、あるいはこれら抽出物や画分を吸着剤などを用いて分離精製したもの、もしくは化学的な合成品を例示することができる。好ましくは緑茶の水もしくはグリセリンやエタノールなどのアルコール抽出物、その抽出物の限外濾過及び逆浸透膜処理物、又は酢酸可溶画分、アセトン可溶画分、エタノール可溶画分より得たものであり、さらに好ましくは緑茶の水抽出物、その抽出物の限外濾過及び逆浸透膜処理物、又は酢酸エチル可溶画分、アセトン可溶画分、エタノール可溶画分より得たものであり、最も好ましくは緑茶の水抽出物の酢酸エチル可溶画分、アセトン可溶画分、エタノール可溶画分より得たものである。これらのカテキン誘導体を本発明に用いる場合は、これらの化合物を一種または二種以上用いることができる。
【0007】
本発明で用いる分子内に1〜3個のカルボン酸を有する有機酸及び/又はそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩とは、例えば、乳酸、酢酸、リン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、アスコルビン酸などより選ばれる一種または二種以上の有機酸、あるいはそのナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩である。これら有機酸及び/又はそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩の配合割合はカテキン誘導体に対して等量から5000倍が好ましく、10倍から1000倍がさらに好ましい。あるいは洗浄液中に0.1〜5%が好ましく、0.2〜1%がさらに好ましい。
本発明で用いる炭素数2〜18で直鎖、側鎖、環状のアルコールとは、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、アミルアルコール、ヘキシルアルコール、カプリルアルコール、ベンジルアルコールなどより選ばれる一種または二種以上のアルコールである。これらアルコールの配合割合は10倍から10000倍が好ましく、100倍から1000倍がさらに好ましい。あるいは洗浄液中に0.3〜10%が好ましく、1〜3%がさらに好ましい。
【0008】
本発明で用いるポリアミノ酸としては、白子蛋白質、リゾチーム、ポリリジンより選ばれる一種または二種以上のポリアミノ酸である。
本発明で用いる精油成分は、ヒノキチオール、チモール、カルバクロール、ペリルアルデヒド、メントール、ミリスチン、タデオール、シンナムアルデヒド、サンショオールなどより選ばれる一種または二種以上の精油成分である。
本発明で用いる脂肪酸誘導体とは、脂肪酸またはグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルである。脂肪酸としては炭素数8〜14の直鎖脂肪酸が好ましく、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸などより選ばれる一種または二種以上が使用できる。グリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸としては、炭素数8〜14の直鎖脂肪酸が好ましく、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸などが例示できる。グリセリン脂肪酸エステルにはモノ、ジ、トリエステルがあり、モノエステルを使用するのが好ましく、一例を挙げるとグリセリンモノカプリル酸エステル、グリセリンモノカプリン酸エステル、グリセリンモノラウリン酸エステルである。
【0009】
本発明で使用するグリセリン脂肪酸エステルは、単独もしくは二種以上の混合物でもかまわない。
また、本発明で使用するポリグリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸は、炭素数8〜14の直鎖脂肪酸が好ましく、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸が例示できる。
本発明で使用するポリグリセリン脂肪酸エステルのポリグリセリンはグリセリンの重合したものであり、一般にジ、トリ、ペンタ、ヘキサ、オクタ、デカグリセリンがあげられる。本発明で使用するポリグリセリン脂肪酸エステルは、単独または二種以上の混合物でもかまわない。
本発明の除菌洗浄剤はベロ毒素産生菌に対して特に効果を発揮するが、他の細菌に対しても除菌洗浄効果を有するので使用に当たっては汎用的に使用してもよい。又、ここで言うベロ毒素産生菌とは腸管出血性大腸菌や赤痢菌、ファージの作用によってベロ毒素産性能を獲得した細菌である。
【0010】
本発明の除菌洗浄剤の使用に当たっては特に限定はないが、例えば、カテキン誘導体単独で食品に直接添加し洗浄してもよく、また他の物質と混合・製剤化して添加し洗浄しても良い。特に食品の加工、殺菌時あるいはその事前に添加するとより効果的である。野菜類の洗浄の場合には、ブランチングの後に本発明の除菌洗浄剤で洗浄することが有効である。その際の本発明品の添加量は、食品洗浄液に対してカテキン誘導体として1ppm〜10000ppm、好ましくはカテキン誘導体として10ppm〜5000ppm、さらに好ましくはカテキン誘導体として25ppm〜1000ppmである。あるいはまた、食品に対してはカテキン誘導体として0.001〜5.0%、好ましくはカテキン誘導体として0.002 〜1.0%である。また調理器具などへの使用に当たっては、浸漬・塗布・噴霧など直接接触させることができる。浸漬の場合、加熱殺菌時に使用するとより効果的である。この際の本発明品の使用濃度は、カテキン誘導体として0.001〜5.0%、好ましくはカテキン誘導体として0.002〜1.0%である。但し、使用に当たってはカテキン誘導体の種類と併用する物質との組み合わせ、使用方法などにより適宜変更すればよい。
【0011】
カテキン誘導体と、分子内に1〜3個のカルボン酸を有する有機酸及び/又はそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を併用するとカテキン誘導体が安定化されるため、さらに有効である。カテキン誘導体と、炭素数2〜18で直鎖、側鎖、環状のアルコールより選ばれる一種または二種以上のアルコールを併用したり、カテキン誘導体とヒノキチオール、チモール、カルバクロール、ペリルアルデヒド、メントール、ミリスチン、タデオール、シンナムアルデヒド、サンショオールより選ばれる一種または二種以上の精油成分を併用したり、カテキン誘導体と脂肪酸誘導体を併用すると食品や調理器具の表面にある油脂やワックスがカテキン誘導体の溶液をはじくことを防止するのでカテキン誘導体が有効に作用する。さらにカテキン誘導体と白子蛋白質、リゾチーム、ポリリジンより選ばれる一種または二種以上の蛋白質を併用するとより有効であった。
【0012】
その他の併用使用できる物質を例示すると発泡剤、界面活性剤、pH調節剤、他の抗菌殺菌剤、塩類、色素、香料である。また、剤型によっては、例えば液体製剤であれば溶媒が、粉末製剤であればバルキング剤やビルダーを使用することができる。これら物質は洗浄剤や除菌洗浄剤、殺菌剤で公知のものであれば特に限定するものではなく、以下のものを例示することができる。アルキルベンゼンスルフォン酸ナトリウムや脂肪酸塩、ベタインなどのイオン性の界面活性剤、ショ糖脂肪酸エステルやエチレンオキサイド付加物などのノニオン界面活性剤、リン脂質やサポニンなどの天然物由来の界面活性剤、有機酸や鉱酸あるいはその塩類などのpH調節剤、抗生物質やオゾン、過酢酸、その塩、過酸化水素、塩素系化合物、亜硫酸塩などの抗菌殺菌剤、塩化ナトリウムやリン酸ナトリウム、酢酸ナトリウムなどのナトリウム塩、その他カリウム塩、カルシウム塩などである。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、これにより特に限定されるものではない。
【0013】
【実施例】
実施例1
本発明の除菌洗浄剤及び対照例を、表1に記載する成分を配合して調製した。カテキン誘導体は、(+)−カテキン2.8%、(+)−ガロカテキン5.6%、(−)−ガロカテキンガレート1.6%、(−)−エピカテキン5.9%、(−)−エピカテキンガレート4.9%、(−)−エピガロカテキン16.8%、(−)−エピガロカテキンガレート31.1%からなる緑茶抽出物を用いた。
【0014】
【表1】
Figure 0004431200
【0015】
試験例1
実施例1で調製した各種配合例及び対照例を試料として、腸管出血性大腸菌(Escherichia coli O-157:H7 ATCC43895)に対する野菜の洗浄試験を行った。野菜として市販のレタスを約3×3cmとなるようにカットし、水道水にて十分洗浄後、水切りしたレタスを用いた。水道水500mlにATCC43895 の培養液を400000個/gとなるように接種し、50gのカットレタスを1時間浸漬した。実施例1で調製した各種配合例及び対照例の試料を0.01%となるように調製したリン酸緩衝液500mlに、上記の水切りしたレタスを浸漬し、それぞれの緩衝液中で37℃にて2、4、6時間インキュベーションの後、水切りしたレタスを無菌的にホモジナイズしレタスに残存した菌数を測定して除菌洗浄効果を比較した。結果を表2に示し、レタス1g当たりの菌数として表示した。
結果から、カテキン誘導体単独でも除菌洗浄効果は認められたが、有機酸、アルコール、蛋白質、精油成分及び脂肪酸誘導体などとの併用によってより効果が強くなることが認められた。
【0016】
【表2】
Figure 0004431200
【0017】
試験例2
試験例1での浸漬4時間後のそれぞれのホモジナイズしたレタスについて、ベロ毒素の残存量を大腸菌ベロ毒素検出キット(デンカ生研製)にて測定した。結果を表3に示し、毒素活性値として表示した。表2の洗浄効果と同様に、カテキン誘導体単独でも毒素除去効果が認められたが、有機酸、アルコール、蛋白質、精油成分及び脂肪酸誘導体などとの併用によってより効果が強くなることが認められた。
【0018】
【表3】
Figure 0004431200
【0019】
本発明の実施形態ならびに目的生成物を挙げれば以下の通りである。
(1)カテキン誘導体を必須成分とする除菌洗浄剤。
(2)カテキン誘導体が、(+)−カテキン,(+)−ガロカテキン,(−)−ガロカテキンガレート,(−)−エピカテキン,(−)−エピカテキンガレート,(−)−エピガロカテキン,(−)−エピガロカテキンガレート,遊離型テアフラビン,テアフラビンモノガレートA,テアフラビンモノガレートB及びテアフラビンジガレートの化合物群より選ばれる一種または二種以上の化合物である(1)の除菌洗浄剤。
(3)カテキン誘導体が、(−)−ガロカテキンガレートである(1)の除菌洗浄剤。
(4)カテキン誘導体が、(−)−エピカテキンガレートである(1)の除菌洗浄剤。
【0020】
(5)カテキン誘導体が、(−)−エピガロカテキンガレートである(1)の除菌洗浄剤。
(6)カテキン誘導体が、(−)−ガロカテキンガレート,(−)−エピカテキンガレート,(−)−エピガロカテキンガレートの化合物群より選ばれる一種または二種以上の化合物である(1)の除菌洗浄剤。
(7)カテキン誘導体が、緑茶、ウーロン茶又は紅茶の水もしくはグリセリンやエタノールなどのアルコール抽出物、その抽出物の限外濾過及び逆浸透膜処理物、又は酢酸エチル可溶画分、アセトン可溶画分、エタノール可溶画分より得たものである(1)の除菌洗浄剤。
(8)カテキン誘導体が、化学的な合成品である(1)の除菌洗浄剤。
(9)カテキン誘導体が、緑茶、ウーロン茶又は紅茶の水もしくはグリセリンやエタノールなどのアルコール抽出物、その抽出物の限外濾過及び逆浸透膜処理物、又は酢酸エチル可溶画分、アセトン可溶画分、エタノール可溶画分より得たもの、あるいはこれら抽出物や画分を吸着剤などを用いて分離精製したものである(1)の除菌洗浄剤。
【0021】
(10)カテキン誘導体が、緑茶の水もしくはグリセリンやエタノールなどのアルコール抽出物、その抽出物の限外濾過及び逆浸透膜処理物、又は酢酸可溶画分、アセトン可溶画分、エタノール可溶画分より得たものである(1)の除菌洗浄剤。
(11)カテキン誘導体が緑茶の水抽出物、その抽出物の限外濾過及び逆浸透膜処理物、又は酢酸エチル可溶画分、アセトン可溶画分、エタノール可溶画分より得たものである(1)の除菌洗浄剤。
(12)カテキン誘導体が、緑茶の水抽出物の酢酸エチル可溶画分、アセトン可溶画分、エタノール可溶画分より得たものである(1)の除菌洗浄剤。
(13)カテキン誘導体と、分子内に1〜3個のカルボン酸を有する有機酸及び/又はそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤
(14)カテキン誘導体と、分子内に1〜3個のカルボン酸を有する有機酸を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
【0022】
(15)カテキン誘導体と、分子内に1〜3個のカルボン酸を有する有機酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(16)カテキン誘導体と、分子内に1〜3個のカルボン酸を有する有機酸のアルカリ金属塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(17)カテキン誘導体と、分子内に1〜3個のカルボン酸を有する有機酸のアルカリ土類金属塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(18)カテキン誘導体と、カテキン誘導体に対して等量から5000倍の分子内に1〜3個のカルボン酸を有する有機酸及び/又はそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(19)カテキン誘導体と、カテキン誘導体に対して10倍から1000倍の分子内に1〜3個のカルボン酸を有する有機酸及び/又はそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
【0023】
(20)カテキン誘導体と、洗浄液中に0.1〜5%の分子内に1〜3個のカルボン酸を有する有機酸及び/又はそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(21)カテキン誘導体と、洗浄液中に0.2〜1%の分子内に1〜3個のカルボン酸を有する有機酸及び/又はそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(22)カテキン誘導体と、乳酸、酢酸、リン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、アスコルビン酸より選ばれる一種または二種以上の有機酸、あるいはそのナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(23)カテキン誘導体と、乳酸、酢酸、リン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、アスコルビン酸より選ばれる一種または二種以上の有機酸を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(24)カテキン誘導体と、乳酸、酢酸、リン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、アスコルビン酸のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩より選ばれる一種または二種以上の有機酸塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
【0024】
(25)カテキン誘導体と、乳酸、酢酸、リン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、アスコルビン酸のマグネシウム塩より選ばれる一種または二種以上の有機酸塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(26)カテキン誘導体と、乳酸、酢酸、リン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、アスコルビン酸のカルシウム塩より選ばれる一種または二種以上の有機酸塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(27)カテキン誘導体と、乳酸、酢酸、リン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、アスコルビン酸のカリウム塩より選ばれる一種または二種以上の有機酸塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(28)カテキン誘導体と、乳酸、酢酸、リン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、アスコルビン酸のナトリウム塩より選ばれる一種または二種以上の有機酸塩を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(29)カテキン誘導体と、炭素数2〜18で直鎖、側鎖、環状のアルコールより選ばれる一種または二種以上のアルコールを併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
【0025】
(30)カテキン誘導体と、10倍から10000倍の炭素数2〜18で直鎖、側鎖、環状のアルコールより選ばれる一種または二種以上のアルコールを併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(31)カテキン誘導体と、100倍から1000倍の炭素数2〜18で直鎖、側鎖、環状のアルコールより選ばれる一種または二種以上のアルコールを併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(32)カテキン誘導体と、洗浄液中に0.3〜10%の炭素数2〜18で直鎖、側鎖、環状のアルコールより選ばれる一種または二種以上のアルコールを併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(33)カテキン誘導体と、洗浄液中に1〜3%の炭素数2〜18で直鎖、側鎖、環状のアルコールより選ばれる一種または二種以上のアルコールを併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(34)カテキン誘導体と、炭素数2〜18で直鎖のアルコールより選ばれる一種または二種以上のアルコールを併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
【0026】
(35)カテキン誘導体と、炭素2〜18で側鎖のアルコールより選ばれる一種または二種以上のアルコールを併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(36)カテキン誘導体と、炭素数2〜18で環状のアルコールより選ばれる一種または二種以上のアルコールを併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(37)カテキン誘導体と、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、アミルアルコール、ヘキシルアルコール、カプリルアルコール、ベンジルアルコールなどより選ばれる一種または二種以上のアルコールを併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(38)カテキン誘導体と脂肪酸誘導体を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(39)カテキン誘導体と、脂肪酸またはグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルを併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
【0027】
(40)カテキン誘導体と、脂肪酸を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(41)カテキン誘導体と、グリセリン脂肪酸エステルを併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(42)カテキン誘導体と、ポリグリセリン脂肪酸エステルを併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(43)脂肪酸が炭素数8〜14の直鎖脂肪酸であることを特徴とする上記(38)の除菌洗浄剤。
(44)脂肪酸が炭素数8〜14の直鎖脂肪酸であることを特徴とする上記(39)の除菌洗浄剤。
【0028】
(45)脂肪酸が炭素数8〜14の直鎖脂肪酸であることを特徴とする上記(40)の除菌洗浄剤。
(46)脂肪酸が炭素数8〜14の直鎖脂肪酸であることを特徴とする上記(41)の除菌洗浄剤。
(47)脂肪酸が炭素数8〜14の直鎖脂肪酸であることを特徴とする上記(42)の除菌洗浄剤。
(48)脂肪酸がカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸などより選ばれる一種または二種以上であることを特徴とする上記(38)の除菌洗浄剤。
(49)脂肪酸がカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸などより選ばれる一種または二種以上であることを特徴とする上記(39)の除菌洗浄剤。
【0029】
(50)脂肪酸がカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸などより選ばれる一種または二種以上であることを特徴とする上記(40)の除菌洗浄剤。
(51)脂肪酸がカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸などより選ばれる一種または二種以上であることを特徴とする上記(41)の除菌洗浄剤。
(52)脂肪酸がカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸などより選ばれる一種または二種以上であることを特徴とする上記(42)の除菌洗浄剤。
(53)カテキン誘導体と、グリセリンモノカプリル酸エステル、グリセリンモノカプリン酸エステル、グリセリンモノラウリン酸エステルの一種あるいは二種以上を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(54)カテキン誘導体と、ポリグリセリンの炭素数8〜14の直鎖脂肪酸エステルの一種あるいは二種以上を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
【0030】
(55)カテキン誘導体と、ポリグリセリンのカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸エステルの一種あるいは二種以上を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(56)カテキン誘導体と、ジ、トリ、ペンタ、ヘキサ、オクタ、デカグリセリンの炭素数8〜14の直鎖脂肪酸エステルの一種あるいは二種以上を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(57)カテキン誘導体と、ジ、トリ、ペンタ、ヘキサ、オクタ、デカグリセリンのカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸エステルの一種あるいは二種以上を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(58)カテキン誘導体と、ジグリセリンのカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸エステルの一種あるいは二種以上を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(59)カテキン誘導体と、トリグリセリンのカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸エステルの一種あるいは二種以上を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
【0031】
(60)カテキン誘導体と、ペンタグリセリンのカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸エステルの一種あるいは二種以上を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(61)カテキン誘導体と、ヘキサグリセリンのカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸エステルの一種あるいは二種以上を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(62)カテキン誘導体と、オクタグリセリンのカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸エステルの一種あるいは二種以上を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
(63)カテキン誘導体と、デカグリセリンのカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸エステルの一種あるいは二種以上を併用することを特徴とする除菌洗浄剤。
【0032】
【発明の効果】
本発明の除菌洗浄剤は、食品や調理器具からのベロ毒素産生菌に有効な除菌洗浄効果をもたらす除菌洗浄剤であり、さらにはベロ毒素の残存を防止するものである。よって、食品産業や衛生業界等の安全性の向上に寄与することができ、産業上有用である。

Claims (6)

  1. カテキン誘導体を含有する、食品、調理器具、食器用のベロ毒素に対し有効な除菌洗浄剤。
  2. カテキン誘導体と、分子内に1〜3個のカルボン酸を有する有機酸及び/又はそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を併用することを特徴とする請求項1記載のベロ毒素に対し有効な除菌洗浄剤。
  3. カテキン誘導体と、炭素数2〜18で直鎖、側鎖、環状のアルコールより選ばれる一種または二種以上のアルコールを併用することを特徴とする請求項1記載のベロ毒素に対し有効な除菌洗浄剤。
  4. カテキン誘導体と白子蛋白質、リゾチーム、ポリリジンより選ばれる一種または二種以上のポリアミノ酸を併用することを特徴とする請求項1記載のベロ毒素に対し有効な除菌洗浄剤。
  5. カテキン誘導体とヒノキチオール、チモール、カルバクロール、ペリルアルデヒド、メントール、ミリスチン、タデオール、シンナムアルデヒド、サンショオールより選ばれる一種または二種以上の精油成分を併用することを特徴とする請求項1記載のベロ毒素に対し有効な除菌洗浄剤。
  6. カテキン誘導体と脂肪酸誘導体を併用することを特徴とする請求項1記載のベロ毒素に対し有効な除菌洗浄剤。
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