JP2005272337A - 節足動物又は軟体動物の駆除剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 農産物(野菜、果実)を直接汚染することなく、また、周囲環境に影響を及ぼすことなく害虫を駆除し、それを食する人畜にも直接、間接に害を与えない駆除剤を提供すること。
【解決手段】 次の成分(A)及び(B):
(A)植物由来のポリフェノール類
(B)界面活性剤
を含有し、成分(A)と(B)の重量比率(A)/(B)が、0.001〜2200である節足動物又は軟体動物の駆除剤組成物。
【選択図】 なし
【解決手段】 次の成分(A)及び(B):
(A)植物由来のポリフェノール類
(B)界面活性剤
を含有し、成分(A)と(B)の重量比率(A)/(B)が、0.001〜2200である節足動物又は軟体動物の駆除剤組成物。
【選択図】 なし
Description
本発明は、広く植物の成育に害をなす節足動物、軟体動物の害虫の駆除剤組成物に関する。
農産物や観賞用植物を食する節足動物、軟体動物等の害虫は、植物の成育を阻害し枯死させたり、農産物、果実、花等を傷物として商品価値を下げる要因の一つである。
これらの節足動物、軟体動物の害虫を駆除する方法としては、化学合成した農薬の散布が田畑、果樹園及び一般家庭で広く用いられている。
これらの農薬は直接又は間接的に人畜に害を及ぼすので、農産物への蓄積を極力避けるために収穫のかなり前に希釈された条件及び使用回数等が制限されているのが一般的である。しかしながら、このような使用法によっても農薬の一部は果実・野菜内部に蓄積され、摂取後、人畜への影響が懸念される。また、これらの農薬は少なからず環境を汚染し、生態環境の破壊につながるものである。また、最近は一部で無農薬栽培も行われているが、食害による商品価値の低下を防ぐために相当の手間がかかるのが現状であり、高コスト化の原因となっている。
一方、先行技術(特許文献1〜4)としては、界面活性剤(乳化剤)を含有しないものやアルコール成分が必須成分(駆除成分)であるもの、また、忌避成分の一つとしてポリフェノールや界面活性剤等を挙げてはいるが、有効成分はメントールと硫酸銅の組み合わせについては開示している。しかしながら、本願発明の「農産物(野菜、果実)を直接汚染することなく、また、周囲環境に影響を及ぼすことなく節足動物、軟体動物の害虫を駆除し、それを食する人畜にも直接、間接に害を与えない」の課題については解決されていない。
特開平3−148205号公報
特開2000−219606号公報
特開2001−302406号公報
特開2001−302412号公報
一方、先行技術(特許文献1〜4)としては、界面活性剤(乳化剤)を含有しないものやアルコール成分が必須成分(駆除成分)であるもの、また、忌避成分の一つとしてポリフェノールや界面活性剤等を挙げてはいるが、有効成分はメントールと硫酸銅の組み合わせについては開示している。しかしながら、本願発明の「農産物(野菜、果実)を直接汚染することなく、また、周囲環境に影響を及ぼすことなく節足動物、軟体動物の害虫を駆除し、それを食する人畜にも直接、間接に害を与えない」の課題については解決されていない。
本発明の目的は、農産物(野菜、果実)を直接汚染せず、また、周囲環境に影響を及ぼすことない節足動物、軟体動物の害虫を駆除し、それを食する人畜にも直接、間接に害を与えない駆除剤を提供することにある。
そこで本発明者は、広く節足動物、軟体動物の害虫に対し効果があり、且つ、人畜に対して安全な成分を利用した駆除手段について種々検討してきたところ、植物ポリフェノール類が単独ではほとんど駆除効果を示さないにもかかわらず、界面活性剤と併用すると優れた駆除効果を示すことを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)及び(B):
(A)植物由来のポリフェノール類
(B)界面活性剤
を含有し、成分(A)と(B)の重量比率(A)/(B)が、0.001〜2200である節足動物又は軟体動物の駆除剤組成物を提供するものである。
また本発明は、次の成分(A)及び(B):
(A)植物由来のポリフェノール類0.01〜22重量%
(B)界面活性剤0.01〜10重量%
を含有する節足動物又は軟体動物の駆除剤組成物を提供するものである。
(A)植物由来のポリフェノール類
(B)界面活性剤
を含有し、成分(A)と(B)の重量比率(A)/(B)が、0.001〜2200である節足動物又は軟体動物の駆除剤組成物を提供するものである。
また本発明は、次の成分(A)及び(B):
(A)植物由来のポリフェノール類0.01〜22重量%
(B)界面活性剤0.01〜10重量%
を含有する節足動物又は軟体動物の駆除剤組成物を提供するものである。
本発明の駆除剤組成物は、界面活性剤として食品用乳化剤及び天然由来の界面活性剤を用いた場合、人畜に対する安全性が高いので、野菜、果物、植木、庭木等に使用しても安全である。また、農作物、果樹においては、散布直後でも採取・摂取が可能である。
本発明の駆除剤組成物は、(A)植物由来のポリフェノール類と(B)界面活性剤の両者を必須成分とするものである。これらの成分のうち成分(A)は単独ではほとんど駆除効果を示さないにもかかわらず、成分(B)と併用することにより駆除効果を奏することを見出した。
本発明に用いられる(A)植物由来のポリフェノール類としては、例えば茶葉、ぶどう、柿由来等の植物抽出ポリフェノール類が挙げられる。これらのうち、茶由来のポリフェノール類が好ましい。茶としては緑茶、烏龍茶、紅茶等の入手可能な茶類のいずれでもよいが、緑茶抽出物が好ましい。
植物からポリフェノール類を抽出する手段としては、水又は熱水による抽出手段、あるいはエタノール、アセトン等の有機溶剤、又はそれらの混合液による抽出手段が使用できる。あるいはそれら抽出液を濃縮した濃縮物でもよい。
茶抽出物については市販の三井農林(株)「ポリフェノン」、伊藤園(株)「テアフラン」、太陽化学(株)「サンフェノン」、サントリー(株)「サンウーロン」等の市販のポリフェノール製剤も使用できる。そのほか、他の原料起源のもの、カラム精製品及び化学合成品でも使用できる。ここでいう抽出物の濃縮物の形態としては、固体、水溶液、スラリー状など種々のものが挙げられる。
本発明の駆除剤組成物に用いられる(B)界面活性剤としては、食品添加物として広く利用されている界面活性剤(乳化剤)が安全性の面から特に好ましい。代表的なものとして、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤が挙げられる。 このうち、特にHLB値8〜16が好ましい。HLB値が7以下であっても他の界面活性剤との併用によって溶解性が確保できるものについては、この範囲に留まるものではない。
また、天然物由来界面活性剤、例えばタンパク質加水分解物誘導体、大豆タンパク、小麦タンパク、レシチン類、卵タンパク、サポニン類、アラビアガム等、また、その他乳化作用のある安定剤(キサンタンガム、アラビアガム、ゼラチン、カゼインナトリウム)も用いることができる。
その他として脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩等のアニオン界面活性剤;第1級アミン塩、第4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルポリオキシエチレンアミン等のカチオン界面活性剤;ベタイン型、グリシン、アラニン型、スルホベタイン型等の両性界面活性剤も使用できる。
また、天然物由来界面活性剤、例えばタンパク質加水分解物誘導体、大豆タンパク、小麦タンパク、レシチン類、卵タンパク、サポニン類、アラビアガム等、また、その他乳化作用のある安定剤(キサンタンガム、アラビアガム、ゼラチン、カゼインナトリウム)も用いることができる。
その他として脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩等のアニオン界面活性剤;第1級アミン塩、第4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルポリオキシエチレンアミン等のカチオン界面活性剤;ベタイン型、グリシン、アラニン型、スルホベタイン型等の両性界面活性剤も使用できる。
本発明駆除剤組成物中の成分(A)植物由来のポリフェノール類と(B)界面活性剤の含有重量比率(A)/(B)は、駆除効果の点から0.001〜2200であるが、より好ましくは0.010〜200、特に好ましくは0.016〜100がハンドリング上好ましい。
本発明駆除剤組成物における成分(A)及び(B)の含有量は、駆除効果の点から成分(A)0.01〜22重量%、成分(B)0.01〜10重量%であるが、より好ましくは成分(A)0.05〜10重量%、成分(B)0.05〜5重量%、特に好ましくは成分(A)0.05〜5重量%、成分(B)0.05〜3重量%がハンドリング上好ましい。
ここで、ポリフェノール類の含有量は酒石酸−鉄法、フォーリンーチオカルト−法、レーベンタール氏法等によって測定できる。
ここで、ポリフェノール類の含有量は酒石酸−鉄法、フォーリンーチオカルト−法、レーベンタール氏法等によって測定できる。
本発明駆除剤組成物には、前記成分(A)及び(B)以外に種々の成分、例えば、色素、防腐剤、抗酸化剤及び安定化剤等のビタミンC、ビタミンE、BHT、増粘剤、懸濁剤、展着剤、浸透剤、活性炭等の担体などを配合して、乳剤、水和剤、エアゾール剤等の液状製剤及び粉剤、粒剤等の固体製剤とすることができる。
乳剤、水和剤等の液状の場合、適宜、水などの溶剤で希釈した後、噴霧器等で散布、又は、エアゾールの形体として散布する。また、粉剤、粒剤等の固体製剤については、一旦、水等の溶剤で溶解、適宜希釈し、液状のものと同様の操作で噴霧する。
本発明駆除剤の散布量及び範囲としては、害虫の量、密度により様々であるが、1〜 100g/m2、さらに0.5〜50g/m2が好ましい。
本発明駆除剤の散布量及び範囲としては、害虫の量、密度により様々であるが、1〜 100g/m2、さらに0.5〜50g/m2が好ましい。
本発明駆除剤組成物の駆除対象である節足動物とは、動物分類学上、節足動物門に属する動物(頭部、胸部、腹部の区別が明瞭で、腹部は3節からなり、各節に1対合計6本の脚を持つことを特徴としている)を意味し、例えば甲殻綱等脚目(ダンゴムシ科)、蜘蛛型綱蜘蛛目(クモ等)及びダニ目(ホコリダニ科、ハシリダニ科、ヒメハダニ科、ハダニ科、フシダニ科、コナダニ科等)、唇脚綱オオムカデ目(アオズムカデ等)に属する動物である。また、節足動物門昆虫綱においては粘管目(トビムシ類)、網翅目(ゴキブリ類)、等翅目(シロアリ類)、直翅目(キリギリス科、コオロギ科、ケラ科、バッタ類)、半翅目(カメムシ科、クヌギカメムシ科、ヘリカメムシ科、ホソヘリカメムシ科、ホシカメムシ科、グンバイムシ科、メクラカメムシ科、セミ科、アワフキムシ科、オオヨコバイ科、ヒメヨコバイ科、ヨコバイ科、ウンカ科、アオバハゴロモ科、キジラミ科、コナジラミ科、フィロキセラ科、タマワタムシ科、アブラムシ科、ワタフキカイガラムシ科、コナカイガラムシ科、カタカイガラムシ科、マルカイガラムシ科)、総翅目(アザミウマ目)アザミウマ科、クダアザミウマ科、鱗翅目(ヤガ科、スガ科、ハマキガ科、ミノガ科、ハモグリガ科、ホソガ科、アトヒゲコガ科、スカシバガ科、ニセマイコガ科、キバガ科、シンクイガ科、イラガ科、メイガ科、セセリチョウ科、アゲハチョウ科、シロチョウ科、シジミチョウ科、シャクガ科、スズメガ科、シャチホコガ科、ドクガ科、ヒトリガ科)、双翅目(タマバエ科、ミバエ科、ミギワバエ科、ショウジョウバエ科、ハモグリバエ科、ハナバエ科)、鞘翅目(甲虫目)(コガネムシ科、タマムシ科、コメツキムシ科、テントウムシ科、カミキリムシ科、ハムシ科、オトシブミ科、ミツギリゾウムシ科、ゾウムシ科)、膜翅目(ハチ類)等に属する動物を指す。また、軟体動物とは、動物分類学上軟体動物門に属する動物を意味し、例えば、腹足綱柄眼目(ナメクジ類)が含まれる。
本発明駆除剤組成物は、特に、駆除効果の点から、節足動物門昆虫綱である鱗翅目、半翅目、膜翅目、鞘翅目、直翅目及び節足動物門甲殻綱等脚目に対して用いるのが好ましい。
本発明駆除剤組成物は、特に、駆除効果の点から、節足動物門昆虫綱である鱗翅目、半翅目、膜翅目、鞘翅目、直翅目及び節足動物門甲殻綱等脚目に対して用いるのが好ましい。
(1)ポリフェノール類の測定法
ポリフェノール類の測定は酒石酸鉄法により、標準液として没食子酸エチルを用い、没食子酸エチルの換算量として求める。(参考文献:「緑茶ポリフェノール」飲食料品用機能性素材有効利用技術シリーズ No.10)。
測定方法は液体試料の場合、試料5mLを酒石酸鉄標準溶液5mLで発色させてリン酸緩衝液で25mLに定容し、540nmで吸光度を測定し、没食子酸エチルによる検量線からポリフェノール量を求める。なお、測定対象の試料濃度は、吸光度が検量線を外れない範囲で適宜調整する。また、スラリーや固体の試料の場合、水溶液に希釈して測定する。
酒石酸鉄標準液の調製:硫酸第一鉄・7水和物100mg酒石酸ナトリウム・カリウム(ロッシェル塩)500mgを蒸留水で100mLとする。
リン酸緩衝液の調製:1/15Mリン酸水素ニナトリウム溶液と1/15Mリン酸ニ水素ナトリウム溶液を混合し、pH7.5に調整する。
ポリフェノール類の測定は酒石酸鉄法により、標準液として没食子酸エチルを用い、没食子酸エチルの換算量として求める。(参考文献:「緑茶ポリフェノール」飲食料品用機能性素材有効利用技術シリーズ No.10)。
測定方法は液体試料の場合、試料5mLを酒石酸鉄標準溶液5mLで発色させてリン酸緩衝液で25mLに定容し、540nmで吸光度を測定し、没食子酸エチルによる検量線からポリフェノール量を求める。なお、測定対象の試料濃度は、吸光度が検量線を外れない範囲で適宜調整する。また、スラリーや固体の試料の場合、水溶液に希釈して測定する。
酒石酸鉄標準液の調製:硫酸第一鉄・7水和物100mg酒石酸ナトリウム・カリウム(ロッシェル塩)500mgを蒸留水で100mLとする。
リン酸緩衝液の調製:1/15Mリン酸水素ニナトリウム溶液と1/15Mリン酸ニ水素ナトリウム溶液を混合し、pH7.5に調整する。
(2)茶抽出液の製造方法
市販の緑茶葉30gを湯浴にて90℃に保った900gの湯に投入し、250rpmにて30秒間攪拌後、2分間静置した。さらに30秒攪拌を加えたのち3分間静置し、20メッシュの篩上に抽出液を注いで茶葉を濾過した。得られた濾過液を氷水浴にて25℃以下に冷却後、2号濾紙を用いて濾過を行い、清澄な抽出液を得た。
市販の緑茶葉30gを湯浴にて90℃に保った900gの湯に投入し、250rpmにて30秒間攪拌後、2分間静置した。さらに30秒攪拌を加えたのち3分間静置し、20メッシュの篩上に抽出液を注いで茶葉を濾過した。得られた濾過液を氷水浴にて25℃以下に冷却後、2号濾紙を用いて濾過を行い、清澄な抽出液を得た。
(3)駆除剤の製造方法
抽出液(あるいは高純度製剤)のポリフェノールを測定し、所望のポリフェノール濃度になるよう希釈した。希釈する際、所定量の界面活性剤及びpH調整用の重曹等を加え、調合液を得た。これをそのまま、あるいはオートクレーブにて殺菌して駆除剤として用いた。
抽出液(あるいは高純度製剤)のポリフェノールを測定し、所望のポリフェノール濃度になるよう希釈した。希釈する際、所定量の界面活性剤及びpH調整用の重曹等を加え、調合液を得た。これをそのまま、あるいはオートクレーブにて殺菌して駆除剤として用いた。
実施例1
(1)緑茶抽出液(ポリフェノール量180mg/100mL)のみ、(2)0.28%ポリグリセリン脂肪酸エステル(サンソフトA-121E;太陽化学株式会社)溶液のみ、 (3)ポリグリセリン脂肪酸エステルを(1)に0.28%溶解したもの、の三種類の配合組成を調製し、チュウレンジバチ幼虫に対し接触させた。その結果を表1に示す。
(1)緑茶抽出液(ポリフェノール量180mg/100mL)のみ、(2)0.28%ポリグリセリン脂肪酸エステル(サンソフトA-121E;太陽化学株式会社)溶液のみ、 (3)ポリグリセリン脂肪酸エステルを(1)に0.28%溶解したもの、の三種類の配合組成を調製し、チュウレンジバチ幼虫に対し接触させた。その結果を表1に示す。
実施例2
緑茶抽出液、紅茶抽出液及び高純度製剤(東京フードテクノ(株))にそれぞれ種々の界面活性剤を加えた各水溶液を調製し、種々の害虫に対する駆除効果を検討した。その結果を表2に示す。
使用した界面活性剤(乳化剤):サンソフトA-121E、サンソフトA-181C、サンレシチンA、太陽化学(株); エマゾールO-10V、エマール、花王(株)のものを使用した。
緑茶抽出液、紅茶抽出液及び高純度製剤(東京フードテクノ(株))にそれぞれ種々の界面活性剤を加えた各水溶液を調製し、種々の害虫に対する駆除効果を検討した。その結果を表2に示す。
使用した界面活性剤(乳化剤):サンソフトA-121E、サンソフトA-181C、サンレシチンA、太陽化学(株); エマゾールO-10V、エマール、花王(株)のものを使用した。
Claims (4)
- 次の成分(A)及び(B):
(A)植物由来のポリフェノール類
(B)界面活性剤
を含有し、成分(A)と(B)の重量比率(A)/(B)が、0.001〜2200である節足動物又は軟体動物の駆除剤組成物。 - 次の成分(A)及び(B):
(A)植物由来のポリフェノール類0.01〜22重量%
(B)界面活性剤 0.01〜10重量%
を含有する節足動物又は軟体動物の駆除剤組成物。 - (A)植物由来のポリフェノール類の含有量が0.05〜5重量%であり、(B)界面活性剤の含量が0.05〜3重量%である請求項1又は2記載の駆除剤組成物。
- pH範囲が、4.0〜7.4である請求項1〜3記載の駆除剤組成物。
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