JP2003507397A - 植物の防御 - Google Patents

植物の防御

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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N31/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic oxygen or sulfur compounds
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、昆虫および幼虫ならびに微生物の攻撃から植物および/または植物の部分を防御する方法に関する。該方法は、ある殺虫性または抗菌性組成物を植物および/または植物の部分の表面に分配または塗布し、および/または該組成物を植物および植物の部分の中に分配することを特徴とする。本発明は、また、これらの殺虫性または抗菌性組成物を含有する殺虫剤および殺生物剤、ならびに植物および/または植物の部分を処理するための該殺虫性または抗菌性組成物の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は植物および/または植物の部分を昆虫および幼虫ならびに微生物の攻
撃から防御する方法であって、ある殺虫性または抗菌性組成物を植物および/ま
たは植物の部分に分配または塗布し、および/または該組成物を植物および植物
の部分の中に分配する方法;該殺虫性または抗菌性組成物を含んでなる殺虫剤お
よび殺生物剤;および植物および/または植物の部分を処理するために殺虫性ま
たは抗菌性組成物を使用することに関する。
【0002】 生育の間、特に収穫の後の植物は、植物の品質または収穫された作物の品質に
悪影響を及ぼすか、または植物もしくは作物を破壊するか、植物または植物物質
を使用できないようにする、カビ、細菌、昆虫および幼虫に対して敏感である。
加えて、特に食物または食品として使用される植物においては、カビおよび細菌
は植物および収穫された作物に毒素を持ちこみ、その食物摂取はヒトおよび動物
に有害である可能性がある。昆虫および幼虫は、特に収穫後、すなわち貯蔵の間
に、または加工処理の過程において植物を汚染または破壊しうる。これらの問題
は、道徳的見地から、殺生物剤および殺虫剤の使用を収穫の一週間前に停止しな
ければならず、その結果、収穫の際には一般にもはや効果的な抗菌性および殺虫
性防御を期待できないという事実によりさらに悪化する。
【0003】 チャノキ(tea−tree)油およびオレガノ(oregano)抽出液が、植物に塗布し
た場合に、防虫剤として作用する、すなわち、ある種の殺虫特性を示すことが知
られている。加えて、特開昭62−126931の記載から、フラボノイド、エ
タノールなどのアルコール、プロピレングリコールまたはグリセロール、有機酸
および/またはカルシウム塩を含有する水溶液を、滅菌処理のために、野菜に噴
霧しうることが知られている。しかしながら、これらの薬剤は植物および植物の
部分に微生物および昆虫の攻撃からの十分な防御を提供しなかった。さらには、
WO96/29895およびWO98/58540は、抗菌性成分として少なく
とも2種のGRAS(一般に安全であると認識されている(generally recogniz
ed as safe))フレーバー剤(flavoring agent)を含有する特定の抗菌性組成
物を利用する、食品用加工補助剤および添加物を記載する。
【0004】 植物に対して、特に収穫直前または直後に、十分な抗菌性および/または殺虫
性防御を付与する方法を提供することが本発明の目的である。この度、意外にも
、WO96/29895およびWO98/58540に記載の組成物が適当な抗
菌特性を有し、その特性が該組成物を本発明の目的のために最適とすることが見
出された。特に、これらの組成物が、防虫剤として作用するだけでなく、インビ
ボにて昆虫および幼虫の成長または増殖を妨げることが見出された。最後に、こ
れらの組成物の中でも、芳香族GRASフレーバーアルコールを含有する組成物
、とりわけベンジルアルコールを含有する組成物、ならびに親油性および親水性
GRASフレーバー剤の両方を含有する組成物にて、特に高い抗菌剤および殺虫
剤活性が観察される。それらは毒物学的に安全であるため、かかる組成物はまた
収穫の直前または直後に用いることもできる。
【0005】 かくして、本発明は: (1)抗菌性組成物を植物および/または植物の部分に分配または塗布すること
を含む、植物および/または植物の部分を微生物の攻撃から防御する方法であっ
て、その抗菌性組成物が、 (i)少なくとも1種の親油性GRAS(一般に安全であると認識されている
)フレーバー剤;および (ii)少なくとも1種の親水性GRASフレーバー剤; を含有する、方法; (2)抗菌性組成物がGRASフレーバー剤のみからなる(1)に定義された、
好ましい具体例の方法; (3)抗菌性組成物を植物および/または植物の部分の内部に分配することを含
む、植物および/または植物の部分を微生物の攻撃から防御する方法であって、
その抗菌性組成物が、少なくとも2種のGRAS(一般に安全であると認識され
ている)フレーバー剤を含有する、方法;
【0006】 (4)抗菌性組成物が、 (A)1またはそれ以上のGRASフレーバーアルコール(a)またはその誘
導体;および (B)1またはそれ以上の以下の群より選択されるフレーバー剤 (b)ポリフェノール化合物;および (c)GRASフレーバー酸またはその誘導体 を含有する(3)に定義された、好ましい具体例の方法; (5)抗菌性組成物が、 (a1)必須成分としてのベンジルアルコール;および任意の (a2)1またはそれ以上のさらなるGRASフレーバーアルコールまたはそ
の誘導体;および (b)1またはそれ以上のポリフェノール化合物lおよび/または (c)1またはそれ以上のさらなるGRAS酸またはその誘導体 を含有する(3)または(4)に定義された、好ましい具体例の方法;
【0007】 (6)抗菌性組成物が(1)および(2)の定義と同意義である(3)ないし(
5)に定義される好ましい具体例の方法; (7)植物および/または植物の部分を昆虫および幼虫から防御する方法であっ
て、 (i)植物および/または植物の部分の表面に、殺虫性組成物を分配または塗
布し;および/または (ii)植物および/または植物の部分の内部に、殺虫性組成物を分配し、 ここで該殺虫性組成物が(1)ないし(6)に定義したGRASフレーバー剤を
含有する、方法; (8)(1)ないし(5)に定義した殺虫性組成物を含む、殺虫剤および/また
は防虫剤; (9)(1)ないし(5)に定義した、好ましくは(1)および(2)に定義し
た組成物を含む、殺生物剤、特に殺真菌剤および殺菌剤; (10)植物および/または植物の部分を処理するための、(1)ないし(5)
に定義した、好ましくは(1)および(2)に定義した組成物の使用 に関する。
【0008】 「植物および/または植物の部分」なる語は、本発明の意義において、以下の
ように理解されるべきである:収穫までの養生および生育の間、作物を生存体、
すなわち、「植物」という。収穫工程の間、植物は個々の部分に分断され、植物
物質からなるこれらの部分を「植物の部分」という。
【0009】 以下において、本発明に従って用いることのできる物質をさらに詳しく説明す
る: (1)ないし(5)にて上記したGRASフレーバー剤、GRASフレーバー
アルコールおよびGRASフレーバー酸は、食品中に使用するのに市販上安全で
あるとしてFDA当局により認識されている(GRAS=食品中一般に安全であ
ると認識されている)。上記したGRASフレーバー剤はFEMA/FDA G
RAS Flavour Substances Lists GRAS3−15
Nos.2001−3815(1997年現在)。このリストは、食品中での使
用のために、アメリカ合衆国公衆衛生局、FDA:天然に存在する合成フレーバ
ー剤(Synthetic Flavoring Sustances and A
djuvants)に関するFDA Regulation 21 CFR 172
.515および天然のフレーバー剤(Natural Flavoring Su
bstances and Adjuvants)に関するFDA Regula
tion 21 CFR 182.20により承認された、天然および天然に生じ
る合成フレーバー剤を含有する。本発明に係る適当なGRASフレーバー剤は、
例えば、(a)GRASフレーバー剤またはその誘導体、(b)ポリフェノール
化合物、(c)GRASフレーバー酸またはその誘導体、(d)フェノールまた
はその誘導体、(e)エステル、(f)テルペン、(g)アセタール、(h)ア
ルデヒドおよび(i)精油を包含する。
【0010】 詳細には、GRASフレーバーアルコール:例えば、ベンジルアルコール、ア
セトイン(アセチルメチルカルビノール)、エチルアルコール(エタノール)、
プロピルアルコール(1−プロパノール)、イソプロピルアルコール(2−プロ
パノール、イソプロパノール)、プロピレングリコール、グリセロール、n−ブ
チルアルコール(n−プロピルカルビノール)、イソ−ブチルアルコール(2−
メチル−1−プロパノール)、ヘキシルアルコール(ヘキサノール)、L−メン
トール、オクチルアルコール(n−オクタノール)、シンナミルアルコール(3
−フェニル−2−プロペン−1−オール)、α−メチルベンジルアルコール(1
−フェニル−エタノール)、ヘプチルアルコール(ヘプタノール)、n−アミル
アルコール(1−ペンタノール)、イソ−アミルアルコール(3−メチル−1−
ブタノール)、アニスアルコール(4−メトキシベンジルアルコール、p−アニ
スアルコール)、シトロネロール、n−デシルアルコール(n−デカノール)、
ゲラニオール、β,γ−ヘキセノール(3−ヘキセノール)、ラウリルアルコー
ル(ドデカノール)、リナロール、ネロリドール、ノナジエノール(2,6−ノ
ナジエン−1−オール)、ノニルアルコール(ノナノール−1)、ロジノール、
テルピネオール、ボルネオール、シネオール(オイカリプトール)、アニソール
、クミニルアルコール(クミノール)、10−ウンデセン−1−オール、1−ヘ
キサデカノールを用いてもよい。該誘導体として、天然および合成(天然に生じ
るかまたはそうでない)誘導体の両方を用いることができる。適当な誘導体は、
例えば、上記のGRASフレーバーアルコールのエステル、エーテルおよび炭酸
塩を包含する。特に好ましいGRASフレーバーアルコールは、ベンジルアルコ
ール、1−プロパノール、グリセロール、プロピレングリコール、n−ブチルア
ルコール、シトロネロール、ヘキサノール、リナロール、アセトインおよびそれ
らの誘導体である。
【0011】 成分(b)として、下記のポリフェノール:カテコール、レゾルシノール、ヒ
ドロキノン、フロログルシノール、ピロガロール、シクロヘキサン、レスベラト
ロール、ウスニン酸、アシルポリフェノール、リグニン、アントシアン、フラボ
ン、カテコール、没食子酸誘導体(例えば、タンニン、ガロタンニン、タンニン
酸、ガロタンニン酸)、カルノソル、カルノソル酸((2,5−ジヒドロキシフ
ェニル)カルボン酸および(2,5−ジヒドロキシフェニル)アルキレンカルボ
ン酸置換、塩、エステル、アミドのようなそれらの誘導体を包含する);コーヒ
ー酸ならびにそのエステルおよびアミド、フラボノイド(例えば、フラボン、フ
ラボノール、イソフラボン、ゴシペチン、ミリセチン、ロビネチン、アピゲニン
、モリン、タキシホリン、エリオジクチオール、ナリンギン、ルチン、ヘスペリ
ジン、トロキセルチン、クリシン、タンゲリチン、ルテオリン、カテコール、ケ
ルセチン、フィセチン、ケンプフェロール、ガランギン、ロテノイド、オーロン
、フラボノール、ジオール)、抽出物、例えば、ツバキ(Camellia)、プリムラ
(Primula)抽出物を用いてもよい。また、さらに、それらの可能な誘導体、例
えば、塩、酸、エステル、酸化物およびエーテルを用いてもよい。特に好ましい
ポリフェノールはタンニン(GRAS化合物)である。
【0012】 成分(c)として、GRAS酸、例えば、酢酸、アコニット酸、アジピン酸、
ギ酸、リンゴ酸(1−ヒドロキシコハク酸)、カプロン酸、ヒドロ桂皮酸(3−
フェニル−1−プロピオン酸)、ペラルゴン酸(ノナン酸)、乳酸(2−ヒドロ
キシプロピオン酸)、フェノキシ酢酸(グリコール酸フェニルエーテル)、フェ
ニル酢酸(α−トルエン酸)、吉草酸(ペンタン酸)、イソ−吉草酸(3−メチ
ル酪酸)、桂皮酸(3−フェニルプロペン酸)、クエン酸、マンデル酸(ヒドロ
キシフェニル酢酸)、酒石酸(2,3−ジヒドロキシブタン二酸;2,3−ジヒ
ドロキシコハク酸)、フマル酸、タンニン酸およびそれらの誘導体を用いてもよ
い。
【0013】 本発明のGRAS酸の適当な誘導体は、上記の酸のエステル(例えば、C1− アルキルエステルおよびベンジルエステル)、アミド(N−置換アミドを包含
する)および塩(アルカリ、アルカリ土類およびアンモニウム塩)である。本発
明によると、「誘導体」なる用語はまた、側鎖ヒドロキシ官能基の修飾(例えば
、アシルおよびアルキル誘導体)および二重結合の修飾(例えば、上記の酸のペ
ルヒドロ化およびヒドロキシル化誘導体)も包含する。
【0014】 成分(d)として、下記のフェノール化合物:チモール、メチルオイゲノール
、アセチルオイゲノール、サフロール、オイゲノール、イソオイゲノール、アネ
トール、フェノール、メチルカビコール(エストラゴール;3−(4−メトキシ
フェニル)−1−プロペン)、カルバクロール、α−ビサボロール、フォルネソ
ール、アニソール(メトキシベンゼン)、プロペニルグアエトール(5−プロペ
ニル−2−エトキシフェノール)およびそれらの誘導体を用いてもよい。本発明
の意味する誘導体は、フェノールのヒドロキシ基がエステル化またはエーテル化
されている化合物である。
【0015】 GRASエステル(成分(e))として、例えば、アリシンおよび下記の酢酸
塩:酢酸イソ−アミル(酢酸3−メチル−1−ブチル)、酢酸ベンジル、酢酸ベ
ンジルフェニル、酢酸n−ブチル、酢酸シンナミル(酢酸3−フェニルプロペニ
ル)、酢酸シトロネリル、酢酸エチル(酢酸エステル)、酢酸オイゲノール(ア
セチルオイゲノール)、酢酸ゲラニル、酢酸ヘキシル(エタン酸ヘキサニル)、
酢酸ヒドロシンナミル(酢酸3−フェニルプロピル)、酢酸リナリル、酢酸オク
チル、酢酸フェニルエチル、酢酸テルピニル、トリアセチン(三酢酸グリセリル
)、酢酸カリウム、酢酸ナトリウムおよび酢酸カルシウムを用いてもよい。さら
に適当なエステルは、上記の酸のエステル誘導体である(成分(b2))。
【0016】 テルペン(成分(f))として、例えば、カンフル、リモネンおよびβ−カリ
オフィレンを用いてもよい。 使用できるアセタール(成分(g))は、例えば、アセタール、アセトアルデ
ヒドジブチルアセタール、アセトアルデヒドジプロピルアセタール、アセトアル
デヒドフェネチルプロピルアセタール、シンナミックアルデヒドエチレングリコ
ールアセタール、デカナールジメチルアセタール、ヘプタナールジメチルアセタ
ール、ヘプタナールグリセリルアセタールおよびベンズアルデヒドプロピレング
リコールアセタールを包含する。
【0017】 アルデヒド(成分(f))として、例えば、アセトアルデヒド、アニスアルデ
ヒド、ベンズアルデヒド、イソ−ブチルアルデヒド(メチル−1−プロパナール
)、シトラール、シトロネラル、n−カプリルアルデヒド(n−デカナール)、
エチルバニリン、フルフラル、ヘリオトロピン(ピペロナール)、ヘプチルアル
デヒド(ヘプタナール)、ヘキシルアルデヒド(ヘキサナール)、2−ヘキセナ
ール(β−プロピルアクロレイン)、ヒドロ桂皮アルデヒド(3−フェニル−1
−プロパナール)、ラウリルアルデヒド(ドデカナール)、ノニルアルデヒド(
n−ノナナール)、オクチルアルデヒド(n−オクタナール)、フェニルアセト
アルデヒド(1−オキソ−2−フェニルエタン)、プロピオンアルデヒド(プロ
パナール)、バニリン、桂皮アルデヒド(3−フェニルプロペナール)、ペリラ
アルデヒドおよびクミンアルデヒドを用いてもよい。
【0018】 記載の植物由来の下記の精油および/またはアルコール性もしくはグリコール
性抽出物またはCO高圧法によって得られた抽出物(成分(i))もまた、本
発明にしたがって使用できる。 (i1)高含量のアルコールを有する油または抽出物:メリッサ(melissa)
、コエンドロ、カルダモン、ユーカリノキ; (i2)高含量のアルデヒドを有する油または抽出物:ユーカリプタス・シト
リオドラ(Eucalyptus citriodora)、シナモン、レモン、レモングラス、メリ
ッサ、シトロネラ、ライム、オレンジ; (i3)高含量のフェノールを有する油または抽出物:オレガノ、タイム、ロ
ーズマリー、オレンジ、クローブ、フェンネル、カンフル、マンダリン、アニス
、カスカリラ、エストラゴンおよびピミエント; (i4)高含量の酢酸塩を有する油または抽出物:ラベンダー; (i5)高含量のエステルを有する油または抽出物:マスタード、オニオン、
ニンニク; (i6)高含量のテルペンを有する油または抽出物:胡椒、ダイダイ、キャラ
ウェー(caraway)、ジル(dill)、レモン、ペパーミント、ナツメグ。
【0019】 次いで、上記の方法(1)に用いられる抗菌組成物をさらに説明する。該組成
物中、親油性GRASフレーバー剤は、好ましくは(a)親油性GRASフレ
ーバーアルコールまたはそれらの誘導体、(b)ポリフェノール化合物、(c )親油性GRASフレーバー酸またはそれらの誘導体、(d)フェノールまたは
それらの誘導体、(e)親油性エステル、(f)テルペン、(g)アセタール
、(h)親油性アルデヒドおよび(i)精油から選択される。抗菌組成物は好
ましくは、記載のGRASフレーバー剤の2つを含有する。
【0020】 上記のアルコール(a)のなかでも適当な親油性GRASフレーバーアルコー
ル(a)は、特に: ベンジルアルコール、2−フェニルエタノール、1−フェニルエタノール、シン
ナミルアルコール、ヒドロシンナミルアルコール、1−フェニル−1−プロパノ
ールおよびアニスアルコールを包含する芳香族GRASフレーバーアルコール、
およびn−ブチルアルコール、イソ−ブチルアルコール、ヘキシルアルコール、
L−メントール、オクチルアルコール、ヘプチルアルコール、n−アミルアルコ
ール、イソ−アミルアルコール、アニスアルコール、シトロネロール、n−デシ
ルアルコール、ゲラニオール、β,γ−ヘキセノール、ラウリルアルコール、リ
ナロール、ネロリドール、ノナジエノール、ノニルアルコール、ロジノール、テ
ルピネオール、ボルネオール、クリネオール、アニソール、クミニルアルコール
、10−ウンデセン−1−オールおよび1−ヘキサデカノールを包含する脂肪族
GRASフレーバーアルコールおよびそれらの誘導体を包含する。芳香族GRA
Sフレーバーアルコール、特にベンジルアルコールが好ましい。
【0021】 本発明によると、親水性GRASフレーバー剤は、親水性アルコール性GRA
Sフレーバー剤(a)または親水性非アルコール性GRASフレーバー剤であ
り、ここに、該親水性アルコール性GRASフレーバー剤(a)は、好ましく
は、2〜10個、より好ましくは2〜7個の炭素原子を有する一価または多価ア
ルコール、特に、アセトイン、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、プロピレングリコールおよびグリセロールから選択されるも
のであり、該親水性非アルコール性GRASフレーバー剤は、1〜15個の炭素
原子を有する親水性有機GRASフレーバー酸(C)またはその生理学的塩、
親水性アセテート(e)または親水性アルデヒド(h)である。好ましい親
水性有機酸(c)は、2〜10個の炭素原子を含有する酸、特に、酢酸、アコ
ニット酸、ギ酸、リンゴ酸、乳酸、フェニル酢酸、クエン酸、マンデル酸、酒石
酸、フマル酸、タンニン酸、ヒドロ桂皮酸およびそれらの生理学的塩を包含する
。該親水性酢酸塩(e)は、好ましくは、アリシン、トリアセチン、酢酸カリ
ウム、酢酸ナトリウムおよび酢酸カルシウムである。該親水性アルデヒド(h )は、好ましくは、フルフラル、プロピオンアルデヒドおよびバニリンから選択
される。
【0022】 方法(1)の組成物中の親油性多価アルコール化合物(b)、フェノール類ま
たはそれらの誘導体(d)、テルペン類(f)、アセタール類および精油(i)
は、好ましくは、上で定義された化合物(b)、(d)、(f)、(g)および
(i)である。親油性GRASフレーバー酸またはそれらの誘導体(c)、親
油性エステル類(e)および親油性アルデヒド類は詳述するすべての酸、エス
テル類およびアルデヒド類を包含するが、上で詳述した化合物(c)、(e )および(h)は除かれる。
【0023】 方法(1)の好ましい具体例において、抗菌組成物は下記の(i)または(i
i)のいずれかを含む: (i)2種の親油性GRASフレーバーアルコール(a)、しかし、ベンジル
アルコールおよびポリフェノール化合物(b)は含まれない;あるいは (ii)ベンジルアルコールおよび/またはポリフェノール化合物(b)、しか
し、さらなるGRASフレーバーアルコールは含まれない。
【0024】 抗菌組成物が専ら非アルコール性親水性GRASフレーバー剤、特に、専ら親
水性GRASフレーバー酸(c)を含むこと、ならびに抗菌組成物が0.01
ないし99重量%、好ましくは0.1ないし90重量%のベンジルアルコールま
たはポリフェノール化合物(b)および0.01ないし50重量%、好ましくは
0.1ないし30重量%の親水性非アルコール性GRASフレーバー剤を含むこ
とが特に好ましい。
【0025】 方法(1)のさらなる好ましい具体例において、抗菌組成物は下記のものを含
む: (A)1種またはそれ以上のGRASフレーバーアルコール(a)またはそれら
の誘導体;および (B)ポリフェノール化合物(b)および親油性GRASフレーバー酸またはそ
れらの誘導体(c)から選択される1種またはそれ以上のフレーバー剤。
【0026】 組成物が0.1ないし99重量%、好ましくは0.5ないし99重量%の成分
(a)、0ないし25重量%、好ましくは0.01ないし10重量%の成分(b
)、および0ないし70重量%、好ましくは0.01ないし30重量%の成分(
c)を含むことが好ましい。
【0027】 さらに、抗菌組成物は、(d)フェノール類またはそれらの誘導体、(e
親油性エステル類、(f)テルペン類、(g)アセタール類、(h)親油性ア
ルデヒド類および(i)精油から選択されるさらなるGRASフレーバー剤を含
んでいてもよい。
【0028】 抗菌組成物の成分(A)が必須成分(a1)としてベンジルアルコールを含み
、さらに1種またはそれ以上の親油性GRASフレーバーアルコールまたはそれ
らの誘導体(a)を含むことがさらに好ましい。好ましくは、この抗菌組成物
は下記のものを含む: 0.1ないし99重量%、好ましくは0.1ないし75重量%のベンジルアルコ
ール; 0ないし99.8重量%、好ましくは0.01ないし99重量%の成分(a
;および 0ないし25重量%、好ましくは0.01ないし10重量%の成分(b); 0ないし70重量%、好ましくは0.01ないし30重量%の成分(c)。
【0029】 使用される組成物は、上記の親油性GRASフレーバー剤(d)から(i)ま
でをさらに含み、好ましくは0.001ないし25重量%、より好ましくは0.
01ないし9重量%の該さらなるGRASフレーバー剤(d)から(i)までを
含んでいてもよい。より好ましくは、該さらなる親油性GRASフレーバー剤は
フェノール類(d)および/または精油(i)を含む。
【0030】 方法(1)のさらなる特に好ましい具体例において、抗菌組成物の成分(A)
は2種の親油性GRASフレーバーアルコールからなり、成分(B)は少なくと
も1種のポリフェノール化合物(b)を含む。好ましくは、該ポリフェノール化
合物(b)はタンニンであり、組成物が20ないし98重量%のベンジルアルコ
ールおよび0.01ないし10重量%のタンニンを含むことが好ましい。
【0031】 以下に、方法(3)および(7)に使用される抗菌/殺虫組成物の好ましい具
体例をより詳細に説明する:好ましくは、抗菌/殺虫組成物は少なくとも1種の
GRASフレーバーアルコール(a)、特にベンジルアルコールを含む。50重
量%未満、好ましくは30重量%未満、より好ましくは20重量%未満のエタノ
ール、イソプロパノールもしくはベンジルアルコールまたはこれらの物質の混合
物を含む組成物が好ましい。
【0032】 方法(3)および(7)のもう1つの好ましい具体例において、抗菌/殺虫組
成物は、少なくとも1種の親水性アルコール性GRASフレーバー剤および/ま
たは1種の親水性非アルコール性GRASフレーバー剤を含む。親水性アルコー
ル性GRASフレーバー剤の割合は殺虫組成物の99重量%までであってよく、
好ましくは、30ないし98重量%、より好ましくは80ないし95重量%であ
る。殺虫組成物中の親水性非アルコール性GRASフレーバー剤の割合は90重
量%までであってよく、好ましくは、0.1ないし50重量%である。詳述した
親水性化合物のほかにベンジルアルコールおよび/またはポリフェノール化合物
(b)をさらに含む組成物が好ましい。
【0033】 親水性アルコール性GRASフレーバー剤は上で定義した化合物(a)であ
る。親水性非アルコール性GRASフレーバー剤は、特に、上で定義した有機酸
(c)を包含する。
【0034】 さらに好ましくは、使用される抗菌/殺虫組成物は上の(4)および(5)で
述べた組成物である。(4)で定義した組成物は下記のものを含んでいてもよい
: 0.1ないし99.9重量%、好ましくは0.5ないし99重量%の成分(a)
; 0ないし25重量%、好ましくは0.01ないし10重量%の成分(b);およ
び 0ないし70重量%、好ましくは0.01ないし30重量%の成分(c)。
【0035】 本発明のこの具体例において、成分(a)は1種またはそれ以上のGRASフ
レーバーアルコールを含む。2種または3種のGRASフレーバーアルコールの
使用が好ましい。成分(b)に対する成分(a)の混合比は、好ましくは、10
000:1と1:10000の間、好ましくは1000:1と1:1000の間
、さらに好ましくは100:1と1:100の間である。
【0036】 上の(4)で定義した本発明の方法において、組成物は、ベンジルアルコール
を除く上で定義したGRASフレーバーアルコールまたはそれらの誘導体(a)
、ポリフェノール化合物(b)、酸(c)、フェノール類(d)、エステル類(
e)、テルペン類(f)、アセタール類(g)、アルデヒド類(h)および精油
(i)のごときさらなるGRASフレーバー剤を含んでいてもよい。
【0037】 本発明の好ましい抗菌/殺虫組成物は、50重量%未満、好ましくは30重量
%未満、より好ましくは20重量%未満のベンジルアルコールまたはベンジルア
ルコールとエタノールおよび/またはイソプロパノールの混合物を含むものであ
る。
【0038】 本発明のさらなる好ましい具体例において、抗菌/殺虫組成物は、少なくとも
1種の親水性アルコール性GRASフレーバー剤および/または1種の親水性非
アルコール性GRASフレーバー剤を含む。親水性化合物の割合および特に好ま
しい親水性化合物に関して、上の指示が参照される。この関連において、ベンジ
ルアルコールおよび詳述した親水性GRASフレーバー剤のほかにポリフェノー
ル化合物を含む抗菌/殺虫組成物が特に好ましい。
【0039】 (5)において上記したように、本発明の方法の特に好ましい実施態様におい
て、殺虫または抗菌組成物は以下を含有する: (a1)必要成分としてのベンジルアルコール;および必要に応じて (a2)1個以上のさらならるGRASフレーバーアルコールまたはその誘導体
;および (b)1個以上のポリフェノール化合物;および/または (c)1個以上のGRAS酸またはその誘導体。
【0040】 上記で定義した殺虫および抗菌組成物中の成分(a1)、(a2)、(b)お
よび(c)の適切な量は以下のとおりである: ベンジルアルコール0.1〜99重量%、好ましくは0.1〜75重量%; 成分(a2)0〜99.8重量%、好ましくは0.01〜99重量%; 成分(b1)0〜25重量%、好ましくは0.01〜10重量%;および/また
は 成分(b2)0〜70重量%、好ましくは0.01〜30重量%。
【0041】 特に好ましい殺虫および抗菌組成物はさらに上記成分(d)〜(i)を含んで
もよい。これらもまたGRASフレーバー剤である。
【0042】 抗菌組成物中の成分(d)〜(i)の比率は好ましくは25重量%以下、好ま
しくは0.001〜9重量%の範囲内である。さらなるGRASフレーバー剤の
うちで好ましいのはフェノール(d)および精油(i)である。
【0043】 本発明の方法(3)および(7)に最も好ましいのは、(1)および(2)に
おいて上記で定義した組成物に対応する抗菌または殺虫組成物である。すなわち
、殺虫または抗菌活性を有するその成分が必要に応じて専らGRASフレーバー
剤からなる、すなわちGRASフレーバー剤の誘導体を含有しない、少なくとも
1個の親水性GRASフレーバー剤を含有する組成物である。そのような組成物
の例としては、ベンジルアルコール、1個または2個の上記GRASフレーバー
アルコール(a2)およびタンニン酸の混合物が挙げられる。そのような混合物
は好ましくは20〜98重量%のベンジルアルコールおよび0.01〜10重量
%のタンニン酸を含有する。好ましい組成物の別の例は、2個のアルコール、ポ
リフェノール(特にタンニン酸)および精油(特にフェノール系精油、成分(h
3))の混合物である。
【0044】 成分(a)〜(i)に加えて、抗菌/殺虫組成物は、さらにアルコール(j1
)、乳化剤(j2)、安定剤(j3)、抗酸化剤(j4)、防腐剤(j5)、溶
媒(j6)、担体(j7)などのような化合物(j)を含有してもよい。
【0045】 溶媒(j6)は例えば、植物材料(ナタネ油、ダイズ油、食用脂肪酸などを含
む)、化学溶媒(ニトロテレビン、ポリウレタン、脂肪族炭化水素、イソパラフ
ィンなどを含む)およびその混合物を包含する。
【0046】 殺虫または抗菌組成物中の成分(j)の比率は、95重量%までであってよく
、好ましくは10重量%未満、好ましくは0.1〜5重量%の範囲内である。
【0047】 本発明によれば、アルコール(j1)は、2〜10個の炭素原子、好ましくは
2〜7個の炭素原子を有する一価または多価アルコールであり、GRASアルコ
ール(a)を含まない。好ましくは、その混合比率が1000:1と1:100
0との間、特に100:1と1:100との間、より好ましくは10:1と1:
10との間であるような量のGRASフレーバーアルコール(a)およびさらな
るアルコール(j1)を用いる。
【0048】 本発明の方法において、特に処理する植物および/または植物の部分がその後
食物、飲料もしくは嗜好品として摂取されるか、またはヒト身体と接触させられ
る場合、専らGRASフレーバー剤からなる系を使用することが特に好ましい。
なぜなら、これによって、植物および/または植物の部分への非GRAS化合物
の混入が防止されるからである。さらに、殺虫および抗菌組成物が、エタノール
およびイソプロパノール、または有害用量のエタノールおよびイソプロパノール
を含まないことに注意すべきである。なぜならこれらの物質は植物および/また
は植物の部分によって吸収され得、そしてその植物をさらに処理する人によって
吸入され得るからである。さらに、これらの化合物を使用する場合、爆発の危険
があり得る。
【0049】 本発明の方法は、栽培の間、特に収穫直前(例えば、収穫前の最後の週の間)
および植物の収穫後の植物の処理に適切である。殺虫および/または抗菌処理は
植物および/または植物の部分の表面への塗布(例えば、噴霧、浸漬などによる
)、ならびに植物の栽培の間の殺虫または抗菌組成物の栄養培地、栄養液、水な
どへの添加の両方によってもよい。後者の場合、殺虫または抗菌組成物は植物ま
たは植物の部分の内部に分配される。殺虫および/または抗菌組成物を、未希釈
の形態、および水性溶媒系、有機溶媒系および/または油懸濁物中の希釈の両方
で植物と接触させることができる。
【0050】 組成物を植物表面に塗布する場合、0.001〜100mg/g植物、好まし
くは0.1〜10mg/g植物の範囲内の殺虫および/または抗菌組成物濃度で
十分な殺虫性および抗菌性防御が保証されることを示すことができた。栄養培地
および栄養溶液中で塗布する場合、栄養培地または栄養溶液1gあたり0.00
1〜100、好ましくは0.1〜10mgの抗菌組成物の濃度で十分である。経
済的な理由から、できるだけ低濃度の殺虫または抗菌組成物を用いることは当然
である。
【0051】 特に、本発明の方法は、例えば、ワタ、穀類、イネ、トウモロコシ、ジャガイ
モ、タバコ、コーヒー、紅茶、野菜、果物、上記植物の種子、ナッツ、スパイス
、ハーブ、鑑賞植物、栽培花および切り枝用花の処理ならびに植物栽培に適切で
ある。
【0052】 特に、本発明の方法は、以下のリストの記載の微生物、腐敗因子、マイコトキ
シン形成物および寄生体を有意に低減させるかまたは完全に抑制する。
【0053】
【表1】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】 殺虫または抗菌組成物に加えて、本発明の殺虫剤および殺生物剤(すなわち、
殺菌剤、殺真菌剤、殺ウイルス剤、殺胞子剤)は上記の化合物(i1)〜(i7
)のようなさらなる化合物を含有してもよい。さらに、本発明の殺虫剤および殺
生物剤はまた、遅延調製物の形態であってもよい。特に、栄養培地中で使用し、
できるだけ長期の殺虫または殺生物活性を保証するためには、そのような遅延調
製物が好ましい。適切な遅延調製物は、例えば、マイクロカプセルまたはコーテ
ィングを包含する。ここで、活性物質は、セルロース誘導体のような適切なカプ
セルまたはコーティング材料を用いてカプセルに包まれるかコーティングされる
【0056】 本発明を以下の実施例によってさらに説明する。以下の実施例の組成物以外の
さらなる有用な殺虫および抗菌組成物はWO96/29859およびWO98/
58540(出典明示で援用する)に記載されている。
【0057】 実施例 以下の栽培植物に、以下の成分を(重量%で)含む殺虫性/抗菌性組成物をスプ
レーする。 10.0% ポリフェノール(ここでは、タンニン) 18.2% ベンジルアルコール 60.0% プロピレングリコール 8.0% 乳酸 3.8% 精油(ここでは、フェノール含有精油)
【0058】 結果を以下の表1から3にまとめる。
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW

Claims (59)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物および/または植物の部分の表面に抗菌組成物を分布ま
    たは適用することからなり、該抗菌組成物が、 (i)少なくとも1種の親油性GRAS(generally recognized as safe)フ
    レーバー剤(flavoring agent);および (ii)少なくとも1種の親水性GRASフレーバー剤を含有することを特徴
    とする微生物の攻撃から植物および/または植物部分を防御する方法。
  2. 【請求項2】 親油性GRASフレーバー剤が、(a)親油性GRASフ
    レーバーアルコール類またはそれらの誘導体、(b)ポリフェノール化合物類、
    (c)親油性GRASフレーバー酸類またはそれらの誘導体、(d)フェノー
    ル類またはそれらの誘導体、(e)親油性エステル類、(f)テルペン類、(
    g)アセタール類、(h)親油性アルデヒド類および(i)精油類から選択さ
    れる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 抗菌組成物が、少なくとも2種の親油性GRASフレーバー
    剤、好ましくは2種の親油性GRASフレーバーアルコール類(a)を含有す
    る請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 親油性GRASフレーバーアルコール類が、ベンジルアルコ
    ール、2−フェニルエタノール、1−フェニルエタノール、シンナミルアルコー
    ル、ヒドロシンナミルアルコール、1−フェニル−1−プロパノールおよびアニ
    スアルコールを包含する芳香族GRASフレーバーアルコール類、n−ブチルア
    ルコール、イソブチルアルコール、ヘキシルアルコール、L−メントール、オク
    チルアルコール、ヘプチルアルコール、n−アミルアルコール、イソアミルアル
    コール、アニスアルコール、シトロネロール、n−デシルアルコール、ゲラニオ
    ール、β,γ−ヘキセノール、ラウリルアルコール、リナロオール、ネロリドー
    ル、ノナジエノール、ノニルアルコール、ロジノール、テルピネロール、ボルネ
    オール、クリネオール、アニソール、クミニルアルコール、10−ウンデセン−
    1−オール、1−ヘキサデカノールおよびそれらの誘導体を包含する脂肪族GR
    ASフレーバーアルコール類から選択され、該芳香族GRASフレーバーアルコ
    ール類、特に、ベンジルアルコールが好ましい請求項2または3記載の方法。
  5. 【請求項5】 親水性GRASフレーバー剤が親水性アルコール性GRAS
    フレーバー剤(a)または親水性非アルコール性GRASフレーバー剤であり
    、該親水性アルコール性GRASフレーバー剤(a)が、好ましくは2〜10
    個、さらに好ましくは2〜7個の炭素原子を有する1価または多価アルコール、
    特に、アセトイン、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアル
    コール、プロピレングリコールおよびグリセロールから選択され、該親水性非ア
    ルコール性GRASフレーバー剤が、1〜15個の炭素原子を有する親水性有機
    GRASフレーバー酸(c)もしくはその生理学的塩、親水性アセテート(e )または親水性アルデヒド(h)である請求項1〜4いずれか1項記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 親水性有機酸(c)が2〜10個の炭素原子を有するもの
    、特に、酢酸、アコニット酸、ギ酸、リンゴ酸、乳酸、フェニル酢酸、クエン酸
    、マンデル酸、酒石酸、フマル酸、タンニン酸、ヒドロ桂皮酸およびそれらの生
    理学的塩から選択され、親水性アセテート(e)がアリシン、トリアセチン、
    酢酸カリウム、酢酸ナトリウムおよび酢酸カルシウムから選択され、親水性アル
    デヒド(h)がフルフラール、プロピオンアルデヒドおよびバニリンから選択
    される請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 該抗菌組成物が、50重量%以下、好ましくは30重量%以
    下、さらに好ましくは20重量%以下のベンジルアルコールまたはベンジルアル
    コールと、エタノールおよび/またはイソプロパノールとの混合物を含有する請
    求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 該抗菌組成物が、2種の親油性GRASフレーバーアルコー
    ル類(a)を含むが、ベンジルアルコールおよびポリフェノール化合物類(b
    )は含まない請求項5または6記載の方法。
  9. 【請求項9】 該抗菌組成物が、ベンジルアルコールおよび/またはポリフ
    ェノール化合物類(b)を含むが、さらなるGRASフレーバーアルコール類を
    含有しない請求項5または6記載の方法。
  10. 【請求項10】 該抗菌組成物が、専ら非アルコール性親水性GRASフレ
    ーバー剤、特に、専ら親水性GRASフレーバー酸(c)を含有する請求項8
    または9記載の方法。
  11. 【請求項11】 該抗菌組成物が、0.01〜99重量%、好ましくは0.
    1〜90重量%のベンジルアルコールまたはポリフェノール化合物類(b)と、
    0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜30重量%の親水性非アルコール性
    GRASフレーバー剤とを含む請求項9または10記載の方法。
  12. 【請求項12】 該抗菌組成物が、 (A)1種以上のGRASフレーバーアルコール類(a)またはそれらの誘導
    体、および (B)ポリフェノール化合物類(b)および親油性GRASフレーバー酸類ま
    たはそれらの誘導体(c)から選択される1種以上のフレーバー剤を含む請求項
    1または2記載の方法。
  13. 【請求項13】 該抗菌組成物が、0.1〜99重量%、好ましくは0.5
    〜99重量%の成分(a)、0〜25重量%、好ましくは0.01〜10重量%
    の成分(b)および0〜70重量%、好ましくは0.01〜30重量%の成分(
    c)を含む請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 該抗菌組成物が、(d)フェノール類またはそれらの誘導
    体、(e)親油性エステル類、(f)テルペン類、(g)アセタール類、(h )親油性アルデヒドおよび(i)精油から選択されるさらなるGRASフレー
    バー剤を含有する請求項12または13記載の方法。
  15. 【請求項15】 該抗菌組成物の成分(A)が、必須成分としてベンジルア
    ルコール(a1)と、所望により1種以上のさらなる親油性GRASフレーバー
    アルコール類またはその誘導体(a)を含有する請求項12〜14いずれか1
    項記載の方法。
  16. 【請求項16】 ポリフェノール化合物(b)が、カテコール、レゾルシノ
    ール、ハイドロキノン、フロログルシノール、ピロガロール、シクロヘキサン、
    レスベラトロール、ウスニン酸、アシルポリフェノール化合物類、リグニン類、
    アントシアニン類、フラボン類、カテコール類、没食子酸誘導体、カフェー酸、
    フラボノイド類、上記したポリフェノール化合物類の誘導体およびカメリア(Ca
    mellia)、プリムラ(Primula)からの抽出物から選択され、親油性GRAS酸
    (c)が、アジピン酸、カプロン酸、ペラルゴン酸、フェノキシ酢酸、吉草酸、
    イソ吉草酸、桂皮酸、マンデル酸およびそれらの誘導体から選択される請求項1
    2〜15いずれか1項記載の方法。
  17. 【請求項17】 該抗菌組成物が、0.1〜99重量%、好ましくは0.1
    〜75重量%のベンジルアルコール、0〜99.8重量%、好ましくは0.01
    〜99重量%の成分(a)、および0〜25重量%、好ましくは0.01〜1
    0重量%の成分(b)、0〜70重量%、好ましくは0.01〜30重量%の成
    分(c)を含有する請求項15または16記載の方法。
  18. 【請求項18】 該抗菌組成物が、さらなる親油性GRASフレーバー剤(
    d)〜(i)、好ましくは0.001〜25重量%、さらに好ましくは0.01
    〜9重量%の該さらなる親油性GRASフレーバー剤(d)〜(i)を含有する
    請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 該さらなる親油性GRASフレーバー剤が、フェノール類
    (d)および/または精油(i)である請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 該抗菌組成物が、GRASフレーバー剤のいずれの誘導体
    も含有しない請求項1〜19いずれか1項記載の方法。
  21. 【請求項21】 該抗菌組成物が、1または2種の親油性GRASフレーバ
    ーアルコール類(a)と、少なくとも1種のポリフェノール化合物(b)を含
    有する請求項15〜20いずれか1項記載の方法。
  22. 【請求項22】 ポリフェノール化合物(b)が、タンニンである請求項2
    1記載の方法。
  23. 【請求項23】 該抗菌組成物が、20〜98重量%のベンジルアルコール
    および0.01〜10重量%のタンニンを含有する請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 該抗菌組成物が、さらに2〜10個の炭素原子を有する一
    価または多価アルコール、乳化剤、安定剤、抗酸化剤、保存料、溶剤および/ま
    たは担体を含有する請求項1〜23いずれか1項記載の方法。
  25. 【請求項25】 該抗菌組成物が専らGRASフレーバー剤からなる請求項
    1〜23いずれか1項記載の方法。
  26. 【請求項26】 該分布または適用を、育苗、成長の間、収穫前および/ま
    たは収穫後に、好ましくは、該抗菌組成物を植物および/または植物物質の表面
    に適用する請求項1〜25いずれか1項記載の方法。
  27. 【請求項27】 植物および/または植物物質表面への適用を、スプレー、
    浸漬またはネブライザーにより行なう請求項26記載の方法。
  28. 【請求項28】 植物および/または植物の部分の表面に抗菌組成物を分布
    または適用することからなり、該抗菌組成物が、少なくとも2種のGRASフレ
    ーバー剤を含有することを特徴とする微生物の攻撃から植物および/または植物
    部分を防御する方法。
  29. 【請求項29】 GRASフレーバー剤が、(a)GRASフレーバーアル
    コール類またはそれらの誘導体、(b)ポリフェノール化合物類、(c)GRA
    Sフレーバー酸類またはそれらの誘導体、(d)フェノール類またはそれらの誘
    導体、(e)エステル類、(f)テルペン類、(g)アセタール類、(h)アル
    デヒド類および(i)精油類から選択される請求項28記載の方法。
  30. 【請求項30】 抗菌組成物が、少なくとも1種のGRASフレーバーアル
    コール(a)、好ましくは芳香族GRASフレーバーアルコール、特に、ベンジ
    ルアルコールを含有する請求項28または29記載の方法。
  31. 【請求項31】 該抗菌組成物が、50重量%以下、好ましくは30重量%
    以下、さらに好ましくは20重量%以下のエタノール、イソプロパノールまたは
    ベンジルアルコールあるいはこれらの物質の混合物を含有する請求項30記載の
    方法。
  32. 【請求項32】 該抗菌組成物が、少なくとも1種の親水性アルコール性G
    RASフレーバー剤および/または親水性非アルコール性GRASフレーバー剤
    を含む請求項28または29記載の方法。
  33. 【請求項33】 該抗菌組成物が、さらにベンジルアルコールおよび/また
    はポリフェノール化合物(b)を含む請求項32記載の方法。
  34. 【請求項34】 該抗菌組成物が、 (A)1種以上のGRASフレーバーアルコール類(a)またはそれらの誘導
    体、および (B)ポリフェノール化合物類(b)およびGRASフレーバー酸類またはそ
    れらの誘導体(c)から選択される1種以上のフレーバー剤を含む請求項28ま
    たは29記載の方法。
  35. 【請求項35】 該抗菌組成物が、0.1〜99重量%、好ましくは0.5
    〜99重量%の成分(a)、0〜25重量%、好ましくは0.01〜10重量%
    の成分(b)および0〜70重量%、好ましくは0.01〜30重量%の成分(
    c)を含む請求項34記載の方法。
  36. 【請求項36】 該抗菌組成物が、ベンジルアルコールおよび少なくとも一
    種のさらなるGRASフレーバー剤を含有する請求項28〜35いずれか1項記
    載の方法。
  37. 【請求項37】 該さらなるGRASフレーバー剤が、(a)GRASフレ
    ーバーアルコール類またはそれらの誘導体、(b)ポリフェノール化合物類、(
    c)GRASフレーバー酸類またはそれらの誘導体、(d)フェノール類または
    それらの誘導体、(e)エステル類、(f)テルペン類、(g)アセタール類、
    (h)アルデヒドおよび(i)精油から選択される請求項36記載の方法。
  38. 【請求項38】 該抗菌組成物が、50重量%以下、好ましくは30重量%
    以下、さらに好ましくは20重量%以下のベンジルアルコールまたはベンジルア
    ルコールとエタノールおよび/またはイソプロパノールの混合物を含有する請求
    項37記載の方法。
  39. 【請求項39】 該抗菌組成物が、 (a1)必須成分としてベンジルアルコールと、所望により (a2)1種以上のさらなるGRASフレーバーアルコール類またはその誘導体
    (b)1種以上のポリフェノール化合物類、および/または (c)1種以上のGRAS酸類またはそれらの誘導体 を含有する請求項34〜37いずれか1項記載の方法。
  40. 【請求項40】 GRASフレーバーアルコール(a2)が、アセトイン、
    エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、プロピレン
    グリコール、グリセロール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、ヘ
    キシルアルコール、L−メントール、オクチルアルコール、シンナミルアルコー
    ル、α−メチルベンジルアルコール、ヘプチルアルコール、n−アミルアルコー
    ル、イソアミルアルコール、アニスアルコール、シトロネロール、n−デシルア
    ルコール、ゲラニオール、β,γ−ヘキセノール、ラウリルアルコール、リナロ
    オール、ネロリドール、ノナジエノール、ノニルアルコール、ロジノール、テル
    ピネロール、ボルネオール、クリネオール、アニソール、クミニルアルコール、
    10−ウンデセン−1−オール、1−ヘキサデカノールまたはそれらの誘導体か
    ら選択され、 該ポリフェノール化合物が、カテコール、レゾルシノール、ハイドロキノン、
    フロログルシノール、ピロガロール、シクロヘキサン、レスベラトロール、ウス
    ニン酸、アシルポリフェノール化合物類、リグニン類、アントシアニン類、フラ
    ボン類、カテコール類、没食子酸誘導体、カフェー酸、フラボノイド類、上記し
    たポリフェノール化合物類の誘導体およびカメリア(Camellia)、プリムラ(Pr
    imula)からの抽出物から選択され、 GRAS酸(c)が、酢酸、アコニチン酸、アジピン酸、ギ酸、リンゴ酸、カ
    プロン酸、ヒドロ桂皮酸、ペラルゴン酸、乳酸、フェノキシ酢酸、フェニル酢酸
    、吉草酸、イソ吉草酸、桂皮酸、クエン酸、マンデル酸、酒石酸、フマル酸、タ
    ンニン酸およびそれらの誘導体から選択される請求項39記載の方法。
  41. 【請求項41】 該抗菌組成物が、0.1〜99重量%、好ましくは0.1
    〜75重量%のベンジルアルコール、0〜99.8重量%、好ましくは0.01
    〜99重量%の成分(a2)、および0〜25重量%、好ましくは0.01〜1
    0重量%の成分(b)、0〜70重量%、好ましくは0.01〜30重量%の成
    分(c)を含有する請求項39または40記載の方法。
  42. 【請求項42】 該抗菌組成物が、(d)フェノール類、(e)エステル類
    、(f)テルペン類、(g)アセタール類、(h)アルデヒドおよび(i)精油
    から選択されるさらなるGRASフレーバー剤を含有する請求項39〜41いず
    れか1項記載の方法。
  43. 【請求項43】 該抗菌組成物が0.001〜25重量%、好ましくは0.
    01〜9重量%の該さらなるGRASフレーバー剤(d)〜(i)を含有する請
    求項42または43記載の方法。
  44. 【請求項44】 該さらなるGRASフレーバー剤が、フェノール類(d)
    および/または精油(i)である請求項42または43記載の方法。
  45. 【請求項45】 該抗菌組成物が、GRASフレーバー剤のいずれの誘導体
    も含有しない請求項28〜44いずれか1項記載の方法。
  46. 【請求項46】 該抗菌組成物が、1または2種のGRASフレーバーアル
    コール類(a2)と、少なくとも1種のポリフェノール化合物(b)を含有する
    請求項39〜45いずれか1項記載の方法。
  47. 【請求項47】 ポリフェノール化合物(b)が、タンニンである請求項4
    6記載の方法。
  48. 【請求項48】 該抗菌組成物が、20〜98重量%のベンジルアルコール
    および0.01〜10重量%のタンニンを含有する請求項47記載の方法。
  49. 【請求項49】 抗菌組成物が請求項1〜25いずれか1項記載のもの、特
    に請求項12〜25いずれか1項記載のものである請求項48記載の方法。
  50. 【請求項50】 該抗菌組成物の分布を、育苗、成長の間または収穫前に、
    好ましくは、該抗菌組成物を栄養媒体、栄養液および/または水に添加して行な
    う請求項28〜49いずれか1項記載の方法。
  51. 【請求項51】 (i)植物および/または植物の部分の表面に殺虫組成物
    を分布または適用すること、および/または(ii)植物および/または植物部
    分中に殺虫組成物を分布させることからなり、該殺虫組成物が請求項1〜25お
    よび28〜49いずれか1項記載のGRASフレーバー剤を含有する組成物であ
    ることを特徴とする虫および虫の幼生の攻撃から植物および/または植物部分を
    防御する方法。
  52. 【請求項52】 該植物および/または植物部分表面への殺虫組成物の分布
    または適用を、育苗、成長の間、収穫前または収穫後に、好ましくは、該殺虫組
    成物を植物および/植物部分表面に適用する請求項51記載の方法。
  53. 【請求項53】 植物および/または植物物質表面への適用を、スプレー、
    浸漬またはネブライザーにより行なう請求項52記載の方法。
  54. 【請求項54】 該殺虫組成物の植物および/または植物部分中への分布を
    、育苗、成長の間または収穫前に、好ましくは、該抗菌組成物を栄養媒体、栄養
    液および/または水に添加して行なう請求項51記載の方法。
  55. 【請求項55】 植物および/または植物部分が、ワタ、穀類、コメ、コー
    ン、ジャガイモ、タバコ、コーヒー、ココア、茶、野菜、果実、ナッツ類、スパ
    イス類、ハーブ類、種子、観賞植物、栽培花および切花から選択される請求項1
    〜54いずれが1項記載の方法。
  56. 【請求項56】 請求項1〜25および28〜49いずれか1項記載の組成
    物を含むことを特徴とする殺菌剤。
  57. 【請求項57】 請求項1〜25いずれか1項記載の抗菌組成物を含む殺生
    物剤、特に、殺カビ剤および殺菌剤。
  58. 【請求項58】 請求項1〜25および28〜49いずれか1項記載の殺虫
    組成物の植物および/または植物部分の処置のための使用。
  59. 【請求項59】 請求項1〜25および28〜49いずれか1項に記載の抗
    菌組成物の植物および/または植物部分の処置のための使用。
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