JP2013538805A - 植物生産物及び作物を保護するための天然成分を含む組成物 - Google Patents

植物生産物及び作物を保護するための天然成分を含む組成物 Download PDF

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Abstract

植物生産物及び作物を保護するための天然成分を含む組成物
本発明は、植物及び作物を様々な有害生物から保護する方法を提供する。ザクロ抽出物を含む組成物を果実及び野菜に塗布することにより、または植物または作物の近くで使用することにより、損害を防止または軽減し、または有害生物の侵入を抑制する。

Description

発明の分野
本発明は、植物及び植物生産物を有害生物から、及び節足動物により、及び微生物病原体により引き起こされる病気から保護するための方法であって、該方法が、ザクロ成分またはザクロから得た抽出物を含む組成物を使用する、方法に関する。本方法は、果実または野菜を、収穫前後の病気から保護することができる。
発明の背景
農業において化学的殺虫剤を広範囲に使用することは、環境の品質を損ない、人間の健康及び環境にとって深刻な危険性を課することが多い。殺虫剤は、標的とする生物に作用するのみならず、土壌や水を汚染することが多く、場合によっては、作物の損失を間接的に増加させることさえある。殺虫剤は、予測できない生態学的影響を有するので、新規な材料をそのような使用に導入することは、通常、複雑な規則上の、及び技術的な制限にかけられる。有害生物の中から既存の殺虫剤に対して決まって現れる耐性も考えて、新しい殺虫剤が長い間必要とされている。ある種の殺虫剤材料は、分解に対して耐性があり、生態学的環境の中を何年間も循環する。殺虫剤に関連する異常は、人間及び動物の両方で報告されている。
従って、本発明の目的は、法律的規制がなく、使用するのに安全であり、人間及び環境に危険性を及ぼさない、より天然に近い殺虫剤手段を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、作物及び植物を広範囲な有害生物及び病気から保護するための、環境に優しく、効率的で、経済的な手段を提供することである。
本発明の他の目的及び利点は、説明が進行するにつれて明らかとなる。
本発明は、植物、植物生産物、果実、野菜、及び作物からなる群から選択された生産品を有害生物から保護する方法であって、i)ザクロ抽出物またはザクロ成分を含む組成物を製造する工程、及びii)該生産品を該組成物と接触させ、または該組成物を該生産品の近くで使用する工程を含み、それによって該有害生物により引き起こされる該生産品に対する損傷を防止し、または軽減する、及び/又は該有害生物による該生産品の近くへの侵入を抑制する、方法を提供する。組成物を生産品の近くで使用することは、組成物を、生産品と接触させずに、生産品の近くに置くことを含み、または好ましくは生産品を該組成物と直接接触させることを含む。該組成物を製造する工程は、好ましくはザクロ果実またはザクロ成分の抽出を含み、それによって、殺虫活性抽出物を得る。該組成物を製造する工程は、さらに好ましくは、恐らくは、該抽出物を発酵させることにより、あるいはナノ濾過により、及び/又は他の膜技術を使用することにより、有効な糖の量を低下させることを含み、それによって、糖の量を下げた、殺虫活性抽出物を得ることを含む。糖量の低下は、該植物生産物または作物に損害を与える危険性のある生物にとって食物として作用する恐れがある、単糖、二糖、及び幾つかのオリゴ糖の分解を意図している。該分解は、本発明の一実施態様では、該ザクロを基材とする組成物を、微生物、例えば酵母、を使用して発酵させることにより達成する。該組成物を使用する工程は、該果実、野菜、または作物を収穫する前または後で行うことができる。該組成物を使用する工程は、スプレー、浸漬、浸し塗り、コーティング、及び燻蒸により行うことができる。該コーティング工程は、殺虫剤組成物を含む材料、例えばポリマーまたはワックスを含む材料、もしくは包装フィルム、の薄層と、生産品を接触させることを含む。本発明の好ましい実施態様では、果実または野菜を保護する方法であって、該果実または野菜の近くで、好ましくは該果実または野菜の表面上で、ザクロに由来する組成物を使用することにより、または該果実または野菜をザクロに由来する組成物と接触させることにより、有害生物を駆除する、方法を提供する。殺虫剤として活性な組成物の製造に使用する該ザクロ成分は、皮、殻、膜、パルプ、種子、花、葉、またはそれらの混合物を含むことができる。駆除または抑制すべき該有害生物は、ウイルス、細菌、菌類、または節足動物、例えばダニ及び昆虫、からなる群から選択することができる。
本発明は、ザクロ成分またはその抽出物を含む殺虫剤組成物に関する。本発明の好ましい実施態様では、ザクロ成分を含む殺虫剤組成物は、利用可能な糖の量が低下しているが、これは、例えばザクロ抽出物の発酵により得られる。本発明の殺虫剤組成物は、ザクロ抽出物、及び希釈剤、安定剤、界面活性剤、有機酸、及び殺菌剤、殺真菌剤、殺虫剤、及び殺ダニ剤から選択された少なくとも一種の追加殺虫剤を含むことができる。該酸は、アスコルビン酸、クエン酸、またはそれらの混合物を含むことができる。該追加の殺虫剤は、例えばベノミル、o−フェニルフェノール、ジフェニル、チアベンダゾール、イマザリルを含むことができる。好ましい実施態様では、本発明の組成物は、ザクロ抽出物と混合した、その殺虫剤作用をさらに増加する添加剤を含み、その添加剤は、ザクロ抽出物と相乗的に作用することができ、または組成物の殺虫剤作用を他の様式で強化することができる。本発明の一態様により、植物または作物を保護する組成物は、有利には、ザクロ抽出物及び法令により使用が許容されている全ての殺虫剤を含む。本発明の別の態様では、植物または作物を、微生物及び小節足動物からなる群から選択された有害生物から保護するために、天然起源の環境に優しい殺虫剤を提供する。
本発明は、ザクロ果実またはその成分を抽出すること、及び所望により糖含有量を下げること、または抽出物中の活性/生物活性成分を増加することをさらに含む、該殺虫剤組成物を製造する方法を提供する。殺虫剤として活性な成分を分離または濃厚にするには、好適な溶剤及び樹脂を使用することができ、水またはエタノール、もしくは他の有機溶剤または溶剤混合物を使用して、実用的であれは、連続抽出を使用し、分離される成分の疎水性/親水性により溶剤を組み合わせることにより、抽出を行うことができる。
本発明の目的は、ザクロ植物成分またはその抽出物を含む組成物を使用し、植物及び作物を有害生物、特に微生物または小節足動物、から保護することである。該微生物は、細菌または菌類もしくはウイルスを含み、該小節足動物は、蜘蛛形動物または昆虫を含む。本発明の一態様では、ザクロ抽出物を含む保護組成物を提供する。本発明の別の態様では、ザクロ抽出物及び保護活性を増加する添加剤を含む保護組成物を提供する。本発明の重要な態様では、ザクロ抽出物及び添加剤が相乗的に作用する。本発明の一実施態様では、添加剤は、恐らく植物または果実抽出物のような天然供給源から得られた有機酸を含む。好ましい実施態様では、ザクロ抽出物、及びアスコルビン酸またはクエン酸もしくはそれらの混合物を含む添加剤を含む植物または作物保護組成物を提供する。
好ましい実施態様では、本発明は、ザクロ抽出物及び他の活性成分を含む組成物を使用することにより、植物、農業生産物、または作物を保護する方法を提供する。第一の態様で、該活性成分は、公知の合成殺虫剤であり、本発明の方法は、様々な新規で、効果的な殺虫剤組合せを提供する。第二態様で、該活性成分は、植物または鉱物起源の天然成分であり、本発明の方法は、広範囲な種類の有害生物に対する、環境に優しい天然殺虫剤を提供する。該天然成分は、例えば植物、果実または野菜からの抽出物でよいか、または標的とする有害生物の生存可能性を下げるか、またはそれを撃退する鉱物でよい。
発明の詳細な説明
ザクロからの抽出物は、貯蔵中に果実を、菌類または細菌性病原体により引き起こされる損害から保護することが分かった。従って、本発明の抽出物は、天然殺虫剤として効果的に使用され、収穫前及び収穫後の果実及び野菜を保護することが分かった。本発明は、ザクロ成分から得た、好ましくはザクロ果実に由来する殺虫剤に、及び植物を保護する方法に、及び収穫後の果実及び野菜を保護する方法に関する。さらに、この殺虫剤は、作業表面上、冷蔵貯蔵室中、または空調室中、包装ライン等における害虫駆除用の表面及び/又は空気の殺菌剤として作用し得る。本発明の天然殺虫剤組成物は、包装材料、例えばホイル、または食品を含む包装の内側に収容することができる。天然起源の環境に優しい殺虫剤は、野原や森における植物及び木を、例えば微生物やウイルスから、及びダニのような節足動物から、スプレーにより保護することができる。本発明の天然殺虫剤、ここに記載するザクロ画分の抽出物、またはそれを含む組成物は、新鮮な果実または野菜に加えて他の食品を防腐剤として、または防腐剤支持剤として保護するのに使用でき、本発明の組成物は、処理した果実または野菜、もしくは他の好適な食品の保護を支援し、技術的及び味覚の観点を考慮して、該組成物の使用を行うことができる。
一般的に、殺虫剤として使用するのに好適であるためには、材料は、毒性、外観、臭気等を含む、様々な基準に適合しているべきであり、これは、食品に使用する殺虫剤にはなおさらである。本発明の組成物は、そのような基準に適合し、さらに天然供給源に由来する。本発明のザクロ抽出物は、生産物の腐敗を防止するか、または有害生物を撲滅または駆除することができる。有害生物は、植物の病気のベクター、または植物または農業産品の製造、処理、貯蔵、輸送もしくは市場取引の際に害を引き起こす好ましくない品種を包含する、あるいは該好ましくない品種は、植物を起源とする産物の加工または製造を妨害する。抽出物は、収穫前または後の産物に使用することができ、汚染から、または貯蔵及び輸送の際のそのような汚染による品質低下から商品を保護することができる。
本発明の抽出物は、様々な有害生物に対して、各種の果実を保護するのに効果的である。下記の表は、公知の有害生物を例示し、病気の名称及び症状を示す。
Figure 2013538805
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ザクロ系手段は、本発明の方法で、植物、植物生産物、及び作物の近くで有害生物の侵入をくい止めるか、または植物生産物及び作物を有害生物から保護するのに使用する。
抑制すべき、またはその影響を軽減すべき有害生物は、上記の表にそのいくつかを挙げた菌類を包含することが多い。該有害生物は、細菌のような微生物、または節足動物、例えば昆虫またはダニである。昆虫は、噛む昆虫、吸う昆虫、土壌昆虫、恐らくハエ、ダニ、飛ぶ昆虫、バグ、アリマキ、甲虫、蛾、または幼虫、毛虫、ニンフ、及び他の発育段階、時として口語的に芋虫と呼ばれる、を含む。ザクロ抽出物は、植物または植物生産物を、特にヘミプテラ(Hemiptera)目に属する昆虫、例えばステルノリンカ(Sternorrhyncha)及びアウヘノリンカ(Auchenorrhynca)亜目を含む、から保護することができる。ステルノリンカは、アフィドイデア(Aphidoidea)科からのアリマキ、プソイドコシダエ(Pseudococchidae)、アレイロドイデア(Aleyrodoidea)(白ハエ)、ココイデア(Coccoidea)(スケール昆虫)、フィロキセロイダエ(Phylloxeroidae)及びプシロイデア(Psylloidea)を包含する。
本発明は、植物を、有害生物の侵入から保護し、果実及び植物を、収穫後の処理の際に、ザクロを含む抽出物を塗布することにより、保護する方法を提供する。本明細書で、有害生物の用語を使用する場合、作物、果実、または野菜に損害を引き起こす、全ての種類の微生物及びウイルス、並びに高級な生物、例えば節足動物、を意図する。本発明の抽出物は、ザクロ果実またはザクロの木の一部、例えば葉、皮、花、殻、膜、パルプ、種または種画分、及びそれらの混合物を含む。ザクロ果実を起源とする液体抽出物または紛体も本発明に含まれる。抽出物は、単独で、または抽出物と相乗的に相互作用することができる他の天然成分、例えば精油、植物抽出物、酸、例えばアスコルビン酸またはクエン酸、を含む抽出物、鉱物、及び/又は有益な微生物、例えば酵母、との組合せで塗布することができる。抽出物は、有害生物を管理する総合的なシステム手法の一部として、従来の殺虫剤との組合せで塗布し、侵入を効率的に抑制し、環境の汚染を最少に抑えることができる。本発明の好ましい態様では、ザクロ果実を抽出し、抽出物を使用し、作物及び植物生産物を有害生物から保護する。一実施態様では、抽出物は、温水または冷水で水性抽出することにより、または別の実施態様では、溶剤、例えばエタノール、メタノール、または精油、で抽出することにより、得られる。抽出は、常圧より高い圧力で行うことができる。抽出方法は、デカンテーション、遠心分離、膜を通す濾過、吸着、吸収(例えば、けいそう土またはカーボンを使用)、クロマトグラフィー、蒸発、及び他の分離及び精製技術を含むことができる。使用する物理的方法は、デカンター、仕上げ機、遠心分離機、フィルター、収着樹脂、イオン交換樹脂、蒸発器、及び他の装置を使用できる。好ましい実施態様では、ザクロを基材とする殺虫剤手段の製造方法は、殺虫剤として使用する前に、ザクロ画分または抽出物から糖の除去を包含する。該糖の除去は、物理的、化学的または生物学的方法、例えばナノ濾過及び発酵、を使用する。
抽出物は、酵素の利用を包含する、調製生化学で使用する技術により変性し、特定の画分濃度を高めるか、または異なった画分の望ましい比を得ることができる。本発明の方法で使用するための抽出物または画分は、水性抽出により、圧力下にある水により、溶剤、エタノール、メタノール、精油により、及び/又は物理的方法、例えば膜を通した濾過、樹脂による吸着、またはイオン交換樹脂、またはそれらの組合せにより得られる。抽出方法は、物理的、化学的または生物学的方法、例えばナノ濾過及び発酵、による糖の除去を含む。
本発明の植物、植物生産物、果実、野菜、及び作物を有害生物から保護する方法は、ザクロ抽出物を含む組成物を製造すること、及びその組成物を保護すべき生産品上またはその近くに塗布することを含む。組成物は、製造された状態で、または希釈後に使用することができ、希釈は、当業者により、例えば幾つかの希釈率に対する有害生物の感受性を検査する簡単な実験室試験によって容易に決定される。作業目的には、希釈した組成物は、糖、パニカラギン、エラジン酸、または総ポリフェノール(例えば没食子酸として表す)を包含するその幾つかの成分の濃度により特徴付けられる。本発明の組成物は、通常はザクロ抽出物であり、その原液は、作業希釈の前は、総ポリフェノールの少なくとも25グラム/リッター、好ましくは総ポリフェノールの少なくとも50グラム/リッター、及び多くの場合総ポリフェノールの100グラム/リッター以上を含む。組成物の塗布前に原液を希釈する場合、清浄水を使用し、希釈は、通常1/2〜1/25である。用途によっては、ザクロ抽出物は、製造した状態で塗布する。本発明の一実施態様では、組成物は、使用の前に、添加剤をさらに含む。添加剤は、物理的特性、例えば粘度、を調節すること、組成物の検出及びその希釈を簡単にすること、貯蔵安定性を増加すること、または保護効果を強化することを目的とする。本発明の組成物に添加すべき強化剤の好ましい例は、アスコルビン酸であり、単独で、またはクエン酸と共に使用し、添加剤の強化効果は、使用前の貯蔵の後でも、組成物中に保存される。
様々なザクロフィトケミカルズを、分離及び再結合により、濃縮することができ、ポリフェノール、主として加水分解可能なタンニン、例えばエラジタンニン及びガロタンニン、エラジン酸誘導体、カテキン及びプロシアニジン、アントシアニン及びアントシアニジン、フラボノイド、簡単なガロイル誘導体、脂肪酸及びトリグリセリド(例えばプニカ酸)、ステロール、テルペノイド、アルカロイド、及び他の有機酸を包含する。殺虫剤として活性なザクロ画分または抽出物は、他の材料を添加することにより、処方することができる。他の材料と混合することにより、相乗効果が得られる場合がある。ザクロ系画分または抽出物は、柑橘類抽出物、精油、テルペン、酸化防止剤、フェノール化合物、例えばフェノール酸、ポリフェノール、フラボノイド、フラボノン、カロテノイドまたは他の天然色素、例えばアントシアニン、及び他のフィトアレクシンを包含する他の供給源からのフィトケミカルズと組合せることができる。ザクロまたはその画分、もしくはその抽出物を含む好ましい組成物は、酵母、例えばサッカロマイセス セレビシアエ(Saccharomyces cerevisiae)さらに含む。本発明の有害生物を抑制する好ましい方法では、最終的な有害生物が利用できる糖含有量を下げるために、ザクロ系画分またはその抽出物を発酵させる。
本発明は、収穫前の果実及び野菜における病気に対して使用する、または果実及び野菜を収穫後に保護するための組成物を提供する。該病気は、ペニシリウム ディジタトゥム(Penicillium digitatum)により引き起こされる柑橘類果実の緑かび病、ペニシリウム イタリクム(Penicillium italicum)により引き起こされる柑橘類果実の青かび病、ゲオトリクム(カンジダム)アウレンティイ(Geotrichum(candidum)aurentii)により引き起こされる柑橘類及び他の果実(すなわちトマト)の白かび病、ペニシリウム エクススパンサム(Penicillium expansum)により引き起こされる各種果実及び野菜(リンゴ、セイヨウナシ、プラム、アプリコット)のペニシリウム腐敗、ボトリティス シネレア(Botrytis cinerea) により引き起こされる果実及び野菜並びに植物の灰色かび病、アルテルナリア アルテルナータ(Alternaria alternata)により引き起こされる黒腐病、フサリウム(Fusarium)spp.により引き起こされる果実及び野菜のフサリウムドライ腐敗、ステムフィリウム(Stemphylium)spp.により引き起こされるタマネギ及び植物葉(トマト)のステムフィリウム腐敗、リゾプス ストロニファ(Rhizopus stolonifer) により引き起こされる果実及び野菜のリゾプスソフト腐敗、エルウィニア カロトボラ(Erwinia carotovora)(ペクトバクテリウム カロトボラ(Pectobactrium carotovora))により引き起こされる果実及び野菜の細菌性ソフト腐敗、酵母複合体により引き起こされるブドウのサワー腐敗、アスペルギルス ニジェル(Aspergillus niger) により引き起こされる果実及び野菜及び穀物の黒腐病を包含することができる。
本発明の好ましい方法では、ザクロ果実または果実の一部を含む抽出物または画分を、有害生物及び病気から保護すべき植物または果実もしくは野菜に、恐らくスプレー、浸漬、浸し塗り、またはワックスの内側(収穫後の処理)により、または燻蒸により塗布する。該スプレーまたは燻蒸は、ザクロに由来する液体から出る霧、またはザクロに由来する紛体から出る煙を含むことができる。
本発明の一実施態様では、本発明の組成物を、他の天然殺虫材料または公知の化学的殺虫剤、または有害生物の侵入処理もしくは駆除に使用される他の公知の方法と組み合わせる、統合的な有害生物の管理が関与する。生物学的有害生物抑制手段、熱水、調整された雰囲気、及び化学的殺虫剤を含む、他の統合的な有害生物管理システムとの組合せを使用することができる。ザクロを含む成分及び抽出物に加えて、相補的試剤または相乗的試剤として作用する追加の活性剤を、本発明の組成物に有利に加えることができ、該相補的試剤は、例えば組成物の活性を追加の有害生物に対して広げることができ、該相乗的試剤は、例えば組み合わせた試剤の活性を特定の有害生物に対して実質的に増加することができる。本発明の組成物は、ザクロ成分または抽出物を、添加剤と共に含み、添加剤は、本発明の基本的な、新規な特徴に著しく影響しない、活性及び補助の両方の物質及び試剤を含む。
植物生産物及び作物を小有害生物または微生物から保護する本発明の方法は、ザクロを含む組成物の製造及び塗布を含む。本発明の組成物は、単独で、または添加剤と共に使用し、処理の効果をさらに高める、様々な濃度の抽出物を含むことができる。当業者は、本発明の技術を、必要に応じて、保護すべき植物及び作物の種類に応じて、及び制圧すべき有害生物に応じて容易に調節し、効率的な濃縮物を調製し、好適な希釈を使用し、保護される生産品上に、またはその近くに、最終的に組成物を反復使用することができる。本発明の方法は、各種の有害生物に対して広範囲な保護を与えることができる。その上、本発明の方法は、有害生物に対する長期間の保護を与える。数日または時として数時間だけの保護を記載している様々な出版物とは対照的に、本発明の組成物及び方法は、通常は一週間を超え、二週間になることも多い、有害生物に対する長期間の保護を与える。本発明の好ましい実施態様では、組成物は、該保護を少なくとも一箇月、より好ましくは少なくとも二箇月の期間与える。有害生物からの保護に関する場合、作物または植物もしくは植物の関連部分の近くにおける有害生物の駆除またはその数の減少、及び/又は有害生物の繁殖力の低下またはそれらの成長及び再生の抑制、及び/又は侵入の影響を緩和することを意味する。無論、有害生物のライフサイクルが既知である特殊な場合、本発明の最適使用は、恐らく既知の管理体制及び技術を使用し、組成物の反復使用を包含する。植物成長、収穫、特殊な作物処理及び操作の必要条件に応じて、保護期間を様々に増加することが必要である。本発明の方法は、幾つかの実施態様では少なくとも5日間、別の実施態様では少なくとも10日間、他の幾つかの実施態様では少なくとも15日間続行する、長期間の保護を与える。本発明の好ましい実施態様では、本方法は、少なくとも30日間続く保護を与える。別の好ましい実施態様では、本発明の方法は、少なくとも60日間続く保護を与える。有利には、殺ダニ剤、バイオ殺虫剤、殺菌剤、殺真菌剤、殺虫剤または防虫剤を包含する公知の殺虫剤は、必要な目的に許容される場合、本発明の組成物の一部でよく、それらの効率及び汎用性を増大させる。本発明の方法は、保護する植物または作物の近くにある追加種類の有害生物を抑制することを含む、より広い保護手段を包含することができ、殺線虫剤、除草剤、等、または問題とする植物部分または果実もしくは作物から遠くに有害生物を引き付ける誘引剤の使用を包含する。本発明の方法は、必要に応じて、環境に優しい天然殺虫剤及び非常に効果的な殺虫剤の組合せの両方を与える。従って、本発明は、植物及び作物を効果的に保護する融通性のある、広範囲な手段を提供する。
本発明の上記の、及び他の特徴及び利点は、下記の例として記載する、本発明を制限しない、好ましい実施態様の例により、より深く理解することができる。
実施例
例1
ペニシリウム ディジタトゥム(Penicillium digitatum)により引き起こされる柑橘類果実の緑かび病に対するザクロ抽出物の効果
3種類の異なったザクロの水性抽出物を、レッドグレープフルーツのペニシリウム ディジタトゥムによる感染から保護する効果を検査した。
A.透明な水性ザクロ抽出物60.7Brix
B.濁った水性ザクロ抽出物52.3Brix
C.無糖透明水性ザクロ抽出物6Brix
一般的に、抽出物は、皮を細かく切り、水と接触させ、混合し、濾過により分離し、可溶性の固体を蒸発により濃縮して調製した。
果実は、刺して傷をつけ、ペニシリウム ディジタトゥムの胞子懸濁液20μl、5x10胞子/mlを使用して感染させた。3時間後、ザクロ抽出物または水、30μl、を傷口に注入した。果実は、注入してから3及び6日後に検査した。合計27個の果実を使用した。
表1
レッドグレープフルーツのペニシリウム ディジタトゥムによる感染に対するザクロ抽出物の効果、数値は、傷をつけた箇所が腐った果実の%である。
Figure 2013538805
結果によると、抽出物Aは、10%まで水で希釈しても完全に効果的であり、抽出物Bは、30%希釈まで効果的であり、抽出物Cは、本来の濃度で効果的であった。
例2
ペニシリウム ディジタトゥムにより引き起こされる柑橘類果実の自然感染に対する水性透明ザクロ抽出物の効果
合計74個のレッドグレープフルーツを刺して傷をつけ、24時間自然の感染に露出し、次いで、10%の透明ザクロ抽出物Aを含む溶液または水に浸漬した。腐った果実の%を3及び4日後に検査した。
表2
レッドグレープフルーツのペニシリウム ディジタトゥムによる感染に対するザクロ抽出物の効果、数値は、傷をつけた箇所が腐った果実の%である。
Figure 2013538805
例3
セイヨウナシ(cv Spadona)のペニシリウム エクスパンサム(Penicillium expansum)による感染及び腐敗直径に対するザクロ抽出物の効果
新たに収穫したセイヨウナシに傷をつけ、P.エクスパンサム胞子懸濁液5x10胞子/mlを接種し、様々なザクロ抽出物で処理した。
A.透明水性ザクロ抽出物60.7Brix
B.濁った水性ザクロ抽出物52.3Brix
C.無糖透明水性ザクロ抽出物6Brix
D.無糖透明アルコールザクロ抽出物15.1Brix
E.紛体のザクロ抽出物、水で10%希釈
パニカラギンの濃度レベルを、試料中で測定した。
下記の方法の一つによる発酵により、無糖抽出物から糖を除去した。
方法1
i)皮を細かく切り、ii)皮を水と接触させるか、またはエタノールで希釈し、iii)濾過により皮を分離し、iv)食用酵母を接種し、ほとんど全ての糖が除去されるまで(HPLC測定により)糖を発酵させ、v)蒸発により可溶性固体を濃縮する。
方法2
i)皮を細かく切り、ii)皮に食用酵母を接種し、糖を発酵により除去し、iv)水を加えるか、またはエタノールで希釈し、v)濾過により皮を分離し、vi)蒸発により可溶性固体を濃縮する。
表3
セイヨウナシのペニシリウム エクスパンサムによる感染に対するザクロ抽出物の効果、数値は、感染後、傷をつけた箇所が7日以内に腐った果実の画分である。
Figure 2013538805
表4
セイヨウナシのペニシリウム エクスパンサムによる感染に対するザクロ抽出物の効果、数値は、感染の7日後に測定した平均腐敗直径である。
Figure 2013538805
抽出物Dは、セイヨウナシのペニシリウム エクスパンサムに対して処理から7日後に完全に効果的であった。他の抽出物は、ある程度効果的であった。驚くべきことに、感染ファクターに対する効果は、抽出物中のパニカラギン濃度に依存しなかった。
例4
インビトロ菌類成長に対するザクロ抽出物の効果
様々な抽出物をインビトロで、ペニシリウム ディジタトゥム及びペニシリウム エクスパンサムに対して異なった濃度で検査した。ペニシリウム ディジタトゥムでは、インビボとインビトロの結果間に良好な相関関係がある。抽出物は、ペニシリウム エクスパンサムに対してインビトロで効果的ではなかったが、抽出物Dは、インビボではカビに対して非常に効果的であった。これは、抽出物と、例えばフィトアレクシンの生産を刺激することによる、果実の自然防御機構との間の相互作用を示している。2種類のカビの、インビボ及びインビトロの違いは、異なった果実、病気及び生産物に対する異なった防御機構を示唆している。
例5
柑橘類果実の緑かび病に対するザクロ抽出物と添加剤の効果
収穫後、レモンを1箇所(茎とガク末端の中間)で傷をつけ、外界温度で24時間培養した。次いで、果実を水または17%抽出物(A17)中に1分間浸漬し、乾燥させ、湿った条件下、20℃で培養した。水で17%に希釈し、浸漬した無糖透明水性ザクロ抽出物は、33.7Brixを有し、パニカラギン45,000ppm、エラジン酸1600ppm、及び没食子酸として総ポリフェノール122,400ppmを含んでいた(Folin Ciocalteuによる)。各処理は50個の果実を含んでいた。処理後、果実を湿った条件下に保持して感染を促進し、20℃で保持し、6及び14日後に腐敗の進展を観察した。傷をつけた後の処理は、
1.比較用、水に浸漬
2.抽出物、3時間後にA17中に浸漬
3.抽出物、3時間後にアスコルビン酸及びクエン酸を含むA17中に浸漬
4.抽出物、24時間後にA17中に浸漬
5.抽出物、24時間後にアスコルビン酸及びクエン酸を含むA17中に浸漬
を包含する。
表4
レモンの緑かび病による感染に対するザクロ抽出物の効果、数値は、感染後7日以内に傷をつけた箇所が腐った果実の画分である。
Figure 2013538805
抽出物を使用した時間に関係なく、全ての処理は、20℃で6日の培養後に感染を著しく抑制した。これらの結果は、アスコルビン酸及びクエン酸の好ましい追加効果を示す。
例6
グリーンビーンズ植物上で成長するスパイダーマイツに対するザクロ抽出物の効果
8本の4枚葉のサイズに成長したグリーンビーンズに、透明な水性ザクロ抽出物、例5で使用したものと同じで、4%(A4)に希釈した、または水(比較用)をスプレーした。調整室で8日後に、抽出物の無毒効果がスプレーした植物で観察され、植物はスパイダーマイツ、テトラニカス シンナバリヌス(Tetranychus cinnabarinus)により、植物1本あたり15匹の害虫で感染した。植物は、感染から8日後に目視で検査し、マイツとその卵を計数した。成虫のマイツの数は、抽出物処理した植物では、比較用との比較で30〜40%減少した。その上、成虫マイツ1匹あたりの卵の数が減少し、希釈抽出物A4がマイツの増殖力を下げたことを示している。
例7
グリーンビーンズの葉の上で成長するスパイダーマイツに対するザクロ抽出物の効果
200μlの水または透明水性ザクロ抽出物、例5で使用したものと同じで、10%(A10)に希釈した、を、グリーンビーンズ葉から作ったディスクの表面全体に浸し、塗り広げた。ディスクを室温で半時間乾燥させた。5匹の成虫マイツを各葉の上に置き、ガラスケースの中に閉じ込め、内側の空気は湿ったままに維持した。8個の処理したディスク及び8個の比較用ディスクを、6日後に検査した。40匹の成虫マイツのうち、26匹は比較群中に、27匹は処理群中に生き残った。比較群の中で、408個の卵が現れたのに対し、処理群では228個だけであり、マイツに対するザクロ抽出物の保護ポテンシャルを明らかに立証している。希釈した抽出物A10でも、スパイダーマイツの増殖力を約50%下げた。
幾つかの具体例を使用して本発明を説明したが、多くの修正及び変形が可能である。従って、本発明は、付随する請求項の範囲以外により制限されない。

Claims (19)

  1. 植物、植物生産物、果実、野菜、及び作物からなる群から選択された生産品を有害生物から保護する方法であって、
    i)ザクロ抽出物を含む組成物を製造する工程、及び
    ii)前記生産品を前記組成物と接触させ、または前記組成物を前記生産品の近くで使用する工程を含み、
    それによって前記有害生物により引き起こされる前記生産品に対する損傷を防止し、または軽減する、及び/又は前記有害生物による前記生産品の近くへの侵入を抑制する、方法。
  2. 前記組成物を製造する前記工程が、ザクロ果実またはザクロ成分の抽出を含み、それによって、殺虫活性抽出物を得る、請求項1に記載の方法。
  3. 前記組成物を製造する前記工程が、前記抽出物中の糖の量を低下させることを含み、それによって、利用可能な糖の量を下げた、殺虫活性抽出物を得る、請求項2に記載の方法。
  4. 前記接触または使用する工程が、前記果実、野菜、または作物を収穫する前に行われる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記接触する工程が、前記果実、野菜、または作物を収穫する後に行われる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記接触または使用する工程が、スプレー、浸漬、浸し塗り、コーティング、及び燻蒸を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記コーティング工程が、前記生産品を、前記組成物を含む薄層と接触させることを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記薄層が、ポリマーまたはワックスを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記生産品が、果実または野菜を含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記ザクロ成分が、皮、殻、膜、パルプ、種子、花、葉、またはそれらの混合物を含む、請求項2に記載の方法。
  11. 前記有害生物が、ウイルス、細菌、菌類、ダニ、及び昆虫からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  12. ザクロ成分またはその抽出物を含む、殺虫剤組成物。
  13. 利用可能な糖の量が低下したザクロ成分を含む、請求項12に記載の殺虫剤組成物。
  14. ザクロ抽出物、及び希釈剤、安定剤、有機酸からなる群から選択された添加剤、及び殺菌剤、殺真菌剤、殺虫剤、及び殺ダニ剤から選択された少なくとも一種の追加殺虫剤を含む、請求項12に記載の殺虫剤組成物。
  15. ザクロ抽出物、及びアスコルビン酸、クエン酸、及びそれらの混合物をからなる群から選択された添加剤を含む、請求項12に記載の殺虫剤組成物。
  16. 前記組成物が、植物または作物を、微生物及び小節足動物からなる群から選択された有害生物から保護するための、天然起源の環境に優しい殺虫剤である、請求項12に記載の組成物。
  17. 請求項12に記載の殺虫剤組成物を製造する方法であって、ザクロ果実またはその成分を抽出すること、及び前記抽出物を発酵させることを含む、方法。
  18. 水、エタノール、精油、及び他の有機溶剤、またはそれらの混合物からなる群から選択され溶剤による抽出を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記溶剤の除去をさらに含み、それによって、所望により紛体を得るまで、前記抽出物の可溶性成分を濃縮する、請求項18に記載の方法。
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