JPH07314409A - 材木の処理法 - Google Patents

材木の処理法

Info

Publication number
JPH07314409A
JPH07314409A JP6326548A JP32654894A JPH07314409A JP H07314409 A JPH07314409 A JP H07314409A JP 6326548 A JP6326548 A JP 6326548A JP 32654894 A JP32654894 A JP 32654894A JP H07314409 A JPH07314409 A JP H07314409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timber
organic solvent
water
glycol
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6326548A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroo Kuwatsuru
洋生 桑鶴
Shinji Yoshida
慎治 吉田
Rei Igarashi
玲 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP6326548A priority Critical patent/JPH07314409A/ja
Publication of JPH07314409A publication Critical patent/JPH07314409A/ja
Priority to US08/701,054 priority patent/US5665432A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27KPROCESSES, APPARATUS OR SELECTION OF SUBSTANCES FOR IMPREGNATING, STAINING, DYEING, BLEACHING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS, OR TREATING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS WITH PERMEANT LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CHEMICAL OR PHYSICAL TREATMENT OF CORK, CANE, REED, STRAW OR SIMILAR MATERIALS
    • B27K1/00Damping wood
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/64Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • A01N43/647Triazoles; Hydrogenated triazoles
    • A01N43/6531,2,4-Triazoles; Hydrogenated 1,2,4-triazoles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N57/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds
    • A01N57/10Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds having phosphorus-to-oxygen bonds or phosphorus-to-sulfur bonds
    • A01N57/14Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds having phosphorus-to-oxygen bonds or phosphorus-to-sulfur bonds containing aromatic radicals
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27KPROCESSES, APPARATUS OR SELECTION OF SUBSTANCES FOR IMPREGNATING, STAINING, DYEING, BLEACHING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS, OR TREATING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS WITH PERMEANT LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CHEMICAL OR PHYSICAL TREATMENT OF CORK, CANE, REED, STRAW OR SIMILAR MATERIALS
    • B27K3/00Impregnating wood, e.g. impregnation pretreatment, for example puncturing; Wood impregnation aids not directly involved in the impregnation process
    • B27K3/34Organic impregnating agents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高含水率の材木の乾燥工程を経ることなく短
時間で材木の処理をし、同時に高含水率材木の乾燥工程
における干割れを抑制する。 【構成】 高含水率の材木を、水と相溶しかつ次工程で
用いる木材保存剤成分及び高沸点有機溶剤を含有する溶
液と相溶する有機溶剤に浸漬することにより該溶剤を材
木中に浸透せしめる第一工程、及び木材保存剤成分及び
高沸点有機溶剤を含有する溶液に浸漬することにより該
高沸点有機溶剤及び木材保存剤成分を材木中に浸透せし
める第二工程により材木を処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は間伐材など含水率の高い
材木を処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】伐採直後の材木は含水率が高く、放置期
間が長くなるとカビなどの微生物にも攻撃され易く、且
つ不均一乾燥による割れを生ずる。このため、何らかの
方法を講じないと短期間のうちに利用できなくなり、資
源の損失につながるという問題があった。
【0003】そこで従来より、木材を保存するために木
材保存剤による処理が行われており、その処理法として
は、主として加圧注入法や浸漬法などのように材木を乾
燥させた後に木材保存剤で処理する方法や、拡散法など
のように高含水率の材木を木材保存剤で処理した後に乾
燥する方法が行われてきた。前者の加圧注入法や浸漬法
では材木防腐剤で処理する前に材木を十分乾燥させなけ
ればならず、その際に干割れなどが起きないように十分
な管理の下で行う必要があり、乾燥工程に費用・時間が
かかるという問題があった。一方、後者の拡散法におい
ては処理前の乾燥は不要であるが、拡散の性質上処理に
長時間を要し、材木が高含水率状態に長くさらされるた
めカビの発生などが起こり易く、工業的な方法として満
足できるようなものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
高含水率の材木の乾燥工程の問題と処理時間の問題を解
決すべく鋭意研究した結果、高含水率の材木をまず水溶
性でかつ次の工程で用いる溶液と相溶性がある有機溶剤
で処理し、引き続き材木防腐剤成分及び高沸点有機溶剤
を含む溶液で処理することにより、在来の乾燥処理を行
うことなく短時間で材木を処理することが可能であると
の知見を得、本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る第1の木材の
処理法は、高含水率の材木を、水と相溶しかつ次工程で
用いる木材保存剤成分及び高沸点有機溶剤を含有する溶
液と相溶する水溶性有機溶剤に浸漬することにより該溶
剤を材木中に浸透せしめ、且つ水を置換させ、含水率を
干割れの起こらないレベル以下にせしめる第一工程と、
木材保存剤成分及び高沸点有機溶剤を含有する溶液に浸
漬することにより該高沸点有機溶剤及び木材保存剤成分
を材木中に浸透せしめる第二工程からなることを特徴と
している(以下、2段処理法と記す)。
【0006】本発明に係る第2の木材の処理法は、高含
水率の木材を、水を含有しない水溶性有機溶剤に浸漬し
た後、減圧処理することを特徴としている(以下、1段
処理法と記す)。
【0007】まず、2段処理法について説明する。前記
2段処理法における第一工程は、高含水率の材木を、水
と相溶しかつ第二工程で用いる木材保存剤成分及び高沸
点有機溶剤を含有する溶液と相溶する水溶性有機溶剤に
浸漬することにより行われる。
【0008】上記高含水率の材木は含水率が繊維飽和点
以上のものである。生材が保有する水には細胞内に含ま
れる自由水と細胞膜に存在する結合水とがあるが、含水
率が繊維飽和点より高い材木を乾燥するとまず自由水が
蒸発し、自由水が蒸発しつくす頃に結合水の蒸発が始ま
る。自由水を全部蒸発し去りしかも結合水をまだ失わな
いで細胞膜が水で飽和されている状態を繊維飽和点とい
う。材木の繊維飽和点は樹木の種類によって異なるが、
その含水率は大体25〜35重量%の範囲内である。本
発明は高含水率の材木にそのまま適用できるが、処理を
より効果的に行うために前もって材木にインサイジング
処理を施してもよい。インサイジングの態様としては、
ベイツガ、スギ、ヒノキなどの場合には、例えば深さ1
0mm、幅3mm、長さ15mmの穴を3500〜48
00個/m2 の密度で、トドマツ、エゾマツ、ベイマ
ツ、カラマツなどの場合には、前記形状の穴を4800
〜9000個/m2 の密度でそれぞれ形成する態様が挙
げられる。インサイジングは常法に従って行えばよい。
材木中への浸透のためには多くするのがよいが多すぎる
と材木の強度低下を来し、好ましくない。農林規格では
強度低下が10%以下になるように決められている。
【0009】第一工程で使用する有機溶剤は、水と相溶
しかつ次工程で用いる木材保存剤成分及び高沸点有機溶
剤を含有する溶液と相溶するもの(以下、水溶性有機溶
剤と記す)であるが、この条件を満足し、かつ第二工程
における処理を妨げるものでないかぎりどのようなもの
でもよい。その具体例としては、例えばエタノール、1
−プロパノール、2−プロパノール、3−メチル−3−
メトキシブタノール、3−メトキシブタノール、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテル、ポリエチレングリコール
モノメチルエーテルなどのアルコール類、エチレングリ
コール、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、3−メチルブタン−1,3−ジオールな
どの多価アルコール類、アセトンなどのケトン類、アセ
トニトリルなどのニトリル類、ポリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリ
プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、グリ
セリン、トリメチレングリコール、トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
エチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエー
テル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル、モノエチルエーテルアセタート、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールジアセタート、ジエチレングリコールなどが
挙げられる。特にアルコール類による殺菌効果が期待で
きる。
【0010】第一工程における浸漬は該材木が該水溶性
有機溶剤中に浸された状態であればよく、例えば容器に
該水溶性有機溶剤を入れ、これに該材木を浸漬してもよ
いが、容器に該材木を入れ、これに該水溶性有機溶剤を
入れて結果的に該材木が該水溶性有機溶剤中に浸漬され
た状態にしてもよい。この工程により材木中の水分が一
部除去され、これに代わって該溶剤が材木中に浸透す
る。すなわち該溶剤が水と置換する。浸漬は常温常圧で
行ってもよいが、処理時間を短縮するために、加温する
のがよく、また密封容器中で減圧するのがよい。より好
ましくは加温及び減圧して水の沸騰する条件で行うのが
よい。水分の除去率は温度が高く、減圧時間が長く、減
圧度が高いほど大きくなる。
【0011】本発明における第二工程は、第一工程の処
理を終えた材木を、木材保存剤成分及び高沸点有機溶剤
を含有する溶液に浸漬することにより行われる。
【0012】第二工程で用いられる高沸点有機溶剤は、
沸点が150℃以上、好ましくは200℃以上であり、
かつ浸透を妨げなければどのような溶剤でもよい。高沸
点有機溶剤としては、脂肪族又は芳香族の石油系溶剤又
はフタル酸ジエステルなどが挙げられる。該脂肪族石油
系溶剤としては、例えばエクソンナフサNo.7、アイ
ソパーL、アイソパーM、エクソールD110、エクソ
ールD130(以上、エクソン化学(株)製)、日石ア
イソゾール400、ナフテゾールM、ナフテゾールH
(以上、日本石油化学(株)製)、サートレックス60
(モービル石油(株)製)などが挙げられる。該芳香族
石油系溶剤としては、例えばソルベッソ200(エクソ
ン化学(株)製)、日石ハイゾールSAS296、日石
ハイゾールSASLH、アンケルL(以上、日本石油化
学(株)製)、サートレックス48(モービル石油
(株)製)などが挙げられる。なお、上記脂肪族石油系
溶剤と芳香族石油系溶剤は、アニリン点、混合アニリン
点を基にし、アニリン点が30を越えるものを脂肪族石
油系溶剤とし、混合アニリン点が30以下のものを芳香
族石油系溶剤とした。該フタル酸ジエステルの例として
は、例えばフタル酸ジブチル、フタル酸ジ2−エチルヘ
キシル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチルなどが挙
げられる。
【0013】木材保存剤成分としては材木防腐剤成分、
防虫剤成分、防カビ剤成分、害虫忌避剤などが挙げられ
る。
【0014】防腐剤成分としては、例えば3−ブロモ−
2,3−ジヨード−2−プロペニルエチルカーボナー
ト、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメイト、
2,3,3−トリヨードアリルアルコール、パラクロロ
フェニル−3−ヨードプロパルギルホルマールなどの有
機ヨード系防腐剤成分、2−(4−チアゾリル)ベンズ
イミダゾール、2−チオシアノメチルチオベンゾチアゾ
ールなどのベンズイミダゾール又はベンゾチアゾール系
防腐剤成分、1−(2−(2’,4’−ジクロロフェニ
ル)−1,3−ジオキソラン−2−イル−メチル)−1
H−1,2,4−トリアゾール、1−(2−2’,4’
−ジクロロフェニル)−4−プロピル−1,3−ジオキ
ソラン−2−イル−メチル−1H−1,2,4−トリア
ゾール、α−(2−(4−クロロフェニル)エチル)−
α−(1、1−ジメチルエチル)−1H−1,2,4−
トリアゾール−1−エタノールなどのトリアゾール系防
腐剤成分、安息香酸などの芳香族系防腐剤成分などが挙
げられる。
【0015】殺虫剤成分としては、例えばホキシム、ク
ロルピリホス、フェニトロチオン、ピリダフェンチオ
ン、イソフェンホスなどの有機リン系殺虫剤成分、サイ
フルスリン、パーメスリン、トラロメスリン、フェンバ
レレート、エトフェンプロックス、Hoe−498など
のピレスロイド系殺虫剤成分、イミダクロプリドなどの
ニトログアニジン系殺虫剤成分、ニトロメチレン系殺虫
剤成分などが挙げられる。
【0016】害虫忌避剤としては、例えばコハク酸ジブ
チル、ジエチルトルアミドなどが挙げられる。
【0017】第二工程で用いられる溶液は通常有機溶媒
に木材保存剤成分及び高沸点有機溶剤を溶かしたもので
ある。この有機溶媒は通常その沸点が100℃以上、好
ましくは150℃以上のものであって木材保存剤成分を
溶かし高沸点有機溶剤と相溶するものであればよい。こ
のような有機溶媒としては、例えばエクソンナフサN
o.5、エクソンナフサNo.6、エクソンオーダレス
ソルベント、ソルベッソ100、ソルベッソ150、エ
クソールD400、アイソパーG、アイソパーH、アイ
ソパーL(以上エクソン化学(株)製)、日石ハイゾー
ル100、日石アイソゾール300、ナフテゾールL
(以上日本石油化学(株)製)、ペガソールAS−10
0、ペガソール3040、ペガソールAN−45、ペガ
ソールR−100、ペガソールR150(以上モービル
石油(株)製)などが挙げられる。
【0018】第二工程で用いられる溶液中、高沸点有機
溶剤の含量は通常10重量%以上、好ましくは20重量
%以上である。また木材保存剤成分の含量は通常0.0
1〜20重量%、好ましくは0.5〜5重量%である。
また、この溶液は木材保存剤成分及び高沸点有機溶剤の
他に、例えば効力増強剤(例えば、オクタクロロプロピ
ルエーテルなど)、樹脂類(例えばアルキド樹脂、アク
リル樹脂、塩素化パラフィン、フッ素樹脂、シリコン樹
脂など木材中で連続層を形成し、水の浸透を抑制する樹
脂類)、また木材処理剤に通常用いられるその他の添加
剤(例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの安定剤、
染料、顔料、界面活性剤など)を含有していてもよい。
これらは高含水率材木への浸透を阻害しない限りいかな
るものでもよい。
【0019】第二工程における浸漬は該材木が該溶液中
に浸された状態であればよく、例えば容器に該溶液を入
れ、これに該材木を浸漬してもよいが、容器に該材木を
入れ、これに該溶液を入れて結果的に該材木が該溶液中
に浸漬された状態にしてもよい。この工程により材木中
の有機溶剤に代わり該高沸点有機溶剤及び該木材保存剤
成分を含む該溶液が浸透する。この浸漬は常温常圧で行
ってもよいが、処理時間を短縮するために、加温しても
よく、また密封容器中で減圧又は加圧してもよい。
【0020】実施の態様として、高含水率の丸太又は製
材を処理容器に入れ、第一工程の水溶性有機溶剤で満た
し、減圧下好ましくは加温し水分の蒸発を行う。ついで
常圧に戻し、排液し、第二工程の液で満たし、減圧下加
温し、第二工程の液の浸透を行う。必要ならばさらに加
圧浸透工程を加えてもよい。この処理により材木の処理
は完了する。
【0021】処理効率を高めるためには高含水率の材木
にインサイジング処理を行うのがよい。インサイジング
には繊維切断型と圧縮型のモデルがあるが処理液の保持
の点から圧縮型が好ましい。
【0022】次に、1段処理法について説明する。処理
の対象となる材木は、含水率が繊維飽和点以上の高含水
率のもので、伐採して間もない、生木材で本発明の利点
が発揮できる。また処理をより効率的に行うために前も
ってインサイジング処理を施すのがよい。インサイジン
グの態様としては2段処理法の場合と同様である。イン
サイジングの方法自体は常法に従って行えばよい。
【0023】1段処理法では、前記高含水率の材木を、
水を含有しない水溶性有機溶剤に浸漬することにより該
溶液を材木中に浸透せしめる。水を含有しない水溶性有
機溶剤とは、市販の有機溶剤に積極的に水を含有させな
いものを意味し、市販品の純度あるいは使用時の吸湿に
起因する水分は問題としない。前記水溶性有機溶剤の種
類としては前記2段処理法において第1工程で用いられ
るような水溶性有機溶剤が挙げられ、この水溶性有機溶
剤の中では、特に沸点が150℃以上の高沸点のものが
好ましい。この高沸点水溶性有機溶剤の例としては、ポ
リエチレングリコール、ポリエチレングリコールモノメ
チルエーテル、ポリプロピレングリコール、1,3−ブ
タンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペン
タンジオール、グリセリン、トリメチレングリコール、
トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリ
コールジメチルエーテル、トリエチレングリコール、テ
トラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジ
エチレングリコールモノブチルエーテル、モノエチルエ
ーテルアセタート、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールジアセタート、ジエチレ
ングリコールなどが挙げられるが、これらに限定される
ものではない。また、該水溶性有機溶剤を2種以上の混
合物として用いることもできる。ポリエチレングリコー
ルについては、平均分子量が20000までのものが好
ましく、平均分子量が400〜1000のものがより好
ましい。
【0024】該水溶性有機溶剤には、該水溶性有機溶剤
の他に浸透の妨げにならない範囲で、高沸点非水溶性有
機溶剤を混合して用いるのが好ましい。該高沸点非水溶
性有機溶剤の具体例としては、例えば脂肪族石油系溶剤
として、エクソンナフサNo.7、アイソパーL、アイ
ソパーM、エクソールD80、エクソールD110、エ
クソールD130(以上、エクソン化学(株)製)、ナ
フテゾールM、ナフテゾールH、日石アイソゾール40
0(以上、日本石油化学(株)製)、サートレックス6
0(モービル石油(株)製)、芳香族石油系溶剤とし
て、ソルベッソ200(エクソン化学(株)製)、日石
ハイゾールSAS296、日石ハイゾールSASLH、
アルケンL(以上日本石油化学(株)製)、サートレッ
クス48(モービル石油(株)製)などが挙げられ、そ
の他にも、フタル酸ジブチル、フタル酸ジ2−エチルヘ
キシル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチルなどのフ
タル酸エステル類が挙げられる。なお、上記脂肪族石油
系溶剤と芳香族石油系溶剤の分類分けは、2段処理法の
場合と同様にした。
【0025】浸漬処理は、該材木が該水溶性有機溶剤を
含有する溶液に浸された状態であればよく、例えば容器
に該水溶性有機溶剤を含有する溶液を入れ、これに該材
木を浸漬してもよいが、容器に該材木を入れ、これに該
水溶性有機溶剤を含有する溶液を入れて結果的に該材木
が該水溶性有機溶剤を含有する溶液に浸漬された状態に
してもよい。この工程により、材木中の水分が一部除去
され、これに代わって該水溶性有機溶剤を含有する溶液
が溶液が材木中に浸透する。すなわち、該水溶性有機溶
剤が水と置換する。浸漬は常温常圧で行ってもよいが、
処理時間を短縮するために、加温するのがよい。浸漬し
た後、密閉容器中で減圧処理する。
【0026】該水溶性有機溶剤には、木材保存剤成分を
含有させても良く、この場合に使用される木材保存剤成
分は、2段処理法の場合と同様である。該木材保存剤成
分の含有量は、0.01〜20重量%が好ましい。保存
剤成分は安定化を増すために例えば、包接化されていて
もよい。
【0027】また高含水率材木への浸透および水との置
換を阻害しない限り、前記木材保存剤成分の他に、2段
処理法の場合と同様に、例えば樹脂類、酸化防止剤、紫
外線吸収剤などの安定剤、染料、顔料、界面活性剤など
を含有させてもよい。さらに、脂肪族系溶媒や、芳香族
系溶剤などを浸透及び水との置換の妨げにならない限り
加えてもよい。
【0028】1段処理法の実施の態様としては、高含水
率の丸太や製材を処理容器に入れ、該水溶性有機溶剤を
含有する溶液で満たし、減圧下好ましくは加温し水分の
蒸発を行うと共に該水溶性有機溶剤を含有する溶液を浸
透せしめる。次いで処理容器を常圧に戻して排液を行
う。必要ならば更に加圧浸透工程を加えてもよい。この
処理により材木処理は完了する。処理効率を高めるには
高含水率の丸太や製材にインサイジング処理を行うのが
好ましい。インサイジングには繊維切断型と圧縮型のモ
デルがあるが処理液の保持の点から圧縮型が好ましい。
【0029】前記1段処理法においては、できるだけ短
時間で処理を行うのが好ましい。すなわち、水溶性有機
溶剤を含有する溶液で、材木の内部の水の全てを置換す
る必要はなく、材木の表面層部分においてだけ置換して
も十分な木材保存効果等を有する。
【0030】
【発明の効果】前記2段処理法により、高含水率の材木
の乾燥工程を経ることなく短時間で材木に木材保存剤等
を含有する溶液を含浸せしめることができ、同時に高含
水率材木の乾燥工程における干割れを抑制できる。
【0031】また、前記1段処理法により、前記2段処
理法の場合と同様の効果を有すると同時に、水溶性有機
溶剤を含有する溶液で、材木の表面層部分だけ置換して
も十分な木材保存効果等を有する。
【0032】
【実施例】
1.2段処理法を用いた実施例 A.高含水率材木への材木防腐剤処理試験 (1)用いた高含水率材木の種類、サイズ、含水率は以
下の通りである。
【0033】樹種:ベイマツ、スギ、ヒノキの各辺材 サイズ:木口面30×30mm、長さ120mm 木口面はエポキシ樹脂でシール 含水率:すべての試験材木で100%以上であった。
(ただし、含水率は全乾燥材木の重量に対する含有水分
の重量をいう。以下、含水率はこの基準に基づく。) (2)処理条件 (a)処理数 ベイマツ、スギ、ヒノキにつき、それぞれ3本づつ処理
した。なお、無処理のものについても3本づつ用意し、
第2工程における処理のみを行った。
【0034】(b)前処理(インサイジング処理) 長さ:5mm、深さ:5mm、幅:1mmの穴を各面に
30個/42cm2の密度で形成。
【0035】(c)各工程での処理条件 (i) 第一工程の処理条件 処理温度:室温、処理圧力:100mmHg、処理時
間:2時間(ただし、ポリエチレングリコール(PE
G)については、処理温度:80℃、処理圧力:100
mmHg、処理時間:2時間とした) (ii) 第二工程の処理条件 処理温度:80℃、処理圧力:100mmHg、処理時
間:1時間 (d)処理溶液 (i) 第一工程の処理に用いた水溶性有機溶剤 エタノール、1−プロパノール、アセトニトリル、アセ
トン、PEG200、PEG400、PEG600 (ii) 第二工程の処理に用いた有機溶剤
【0036】
【表1】
【0037】(3)処理結果 処理終了後、試験に用いた材木を3cm間隔で切断し、
目視により木口面の浸透長さを測定した。
【0038】そして、木口面の平均浸透長さが3mm以
上の材木を○、浸透しなかった材木を×とした。第1工
程及び第2工程で用いた溶液及びその結果を下記の表2
に示している。
【0039】
【表2】
【0040】3樹種ともに上記表2と同様の結果が認め
られた。上記結果より、無処理のものと比較して、実施
例に係る方法では木材保存成分を含む溶液が材木中に良
好に浸透していることがわかる。
【0041】次に、下記の表3に示した溶液を使用し、
インサイジング処理を深さ:5mm、幅:1mm、縦、
横5mmピッチにした他は同様の条件で処理を行った。
第1工程及び第2工程で用いた溶液及びその結果を下記
の表3に示している。
【0042】
【表3】
【0043】上記表3で示した結果より、上記条件で処
理を行うことにより、木材保存成分を含む溶液がより深
く材木中に浸透していることがわかる。
【0044】B.材木の割れ防止試験 (1)用いた高含水率材木の種類、サイズ、含水率は以
下の通りである。
【0045】樹種:スギ、ヒノキ サイズ:木口面90×90mm、長さ150mm(芯材
あり)。
【0046】含水率:すべての試験材木で100%以上
であった。
【0047】(2)処理条件 (a)処理数 木口面をシールした材木とシールしない材木をスギ、ヒ
ノキにつき、それぞれ3本づつ処理した。なお、無処理
のものについてもシールした材木とシールしない材木と
を3本づつ用意し、第2工程における処理のみを行っ
た。
【0048】(b)各工程での処理条件 (i) 第一工程の処理条件 処理温度:室温、処理圧力:50mmHg、処理時間:
2時間 (ii) 第二工程の処理条件 処理温度:80℃、処理圧力:100mmHg、処理時
間:1時間 (3)処理溶液 第一工程の処理溶液:エタノール 第二工程の処理溶液:表1の処方番号(b)の溶液 (4)処理結果 木口面をシールした材木については処理後に干割れは認
められなかった。木口面をシールしても無処理の材木は
干割れが生じていた。
【0049】2.1段処理法を用いた実施例 A.高含水率材木への含水率低下試験 (1)用いた高含水率材の種類、サイズ・・・上記2段
処理法の場合と同様 初期含水率:すべての試験材木で250%以上であっ
た。
【0050】(2)処理条件 (a)処理数・・・上記2段処理法の場合と同様 (b)前処理(インサイジング処理) 深さ:5mm、幅:1mm、縦、横のピッチ:5mmの
穴を各面に30個/42cm2 の密度で形成。
【0051】(c)処理条件(温度、圧力、時間)
【0052】
【表4】
【0053】(d)処理溶液(なお、下記の溶液には、
浸透度を測定するために、非水溶性のセレスブルーを
0.1重量%加えた。) I PEG400 II PEG600 III ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(分
子量 約220) IV ポリプロピレングリコール(分子量 約400) V 1,3−ブタンジオール VI グリセリン VII トリメチレングリコール VIII トリエチレングリコールモノメチルエーテル IX PEG400:96重量%、安息香酸:1重量
%、ソルベッソ200(日本石油化学製):3重量% X PEG400:88重量%、フタル酸ジブチル:
10重量%、バッサ:1重量%、IPBC:1重量% XI フタル酸ジブチル:100重量% (3)処理結果 処理終了後、試験に用いた材木を3cm間隔で切断し、
目視により木口面の浸透長さを測定した。
【0054】そして、木口面の平均浸透長さが10mm
以上の材木をA、9〜3mmのものをB、2mm以下の
ものをCとした。樹種、溶液、処理条件及び結果(浸透
度)を下記の表5に示している。
【0055】
【表5】
【0056】表5に示した結果より、上記条件で処理を
行うことにより、高沸点溶剤を含有する溶液が材木中に
良好に浸透していることがわかる。
【0057】次に、上記表5に示した処理を施したもの
のうち、表5の上から4項目のものにつき、マテリアル
バランスをとった。その結果を表6に示している。
【0058】
【表6】
【0059】上記表6の結果より、処理後の含水率が大
きく低下していることがわかる。このように、上記方法
で木材を処理することにより、木材中の水分が追い出さ
れて水分の量が減少しており、乾燥効果が認められた。
【0060】B.材木の割れ防止試験 (1)用いた高含水率材木の種類、サイズ、含水率・・
2段処理法の場合と同様 (2)処理条件 (a)処理数・・・2段処理法の場合と同様 (c)処理条件(温度、圧力、時間) 処理温度:80℃、処理圧力:100mmHg、処理時
間:2時間 (3)処理溶液・・・・表5において試料番号I、II、
IX、Xで示した溶液 (4)処理結果 木口面をシールした材木については処理後に干割れは認
められなかった。無処理の材木は木口面をシールしたも
のでも干割れが生じていた。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高含水率の材木を、水と相溶しかつ次工
    程で用いる木材保存剤成分及び高沸点有機溶剤を含有す
    る溶液と相溶する水溶性有機溶剤に浸漬することにより
    該溶剤を材木中に浸透せしめる第一工程と、木材保存剤
    成分及び高沸点有機溶剤を含有する溶液に浸漬すること
    により該高沸点有機溶剤及び木材保存剤成分を材木中に
    浸透せしめる第二工程からなることを特徴とする材木の
    処理法。
  2. 【請求項2】 高含水率の材木が繊維飽和点以上の含水
    率の材木である請求項1記載の材木の処理法。
  3. 【請求項3】 第一工程で用いる水溶性有機溶剤がエタ
    ノール、1−プロパノール、2−プロパノール、3−メ
    チル−3−メトキシブタノール、3−メトキシブタノー
    ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
    グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
    ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエ
    ーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
    エチレングリコールモノブチルエーテル、ポリエチレン
    グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール、
    グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリ
    コール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコ
    ール、3−メチルブタン−1,3−ジオール、アセト
    ン、アセトニトリル、ポリエチレングリコール、ポリエ
    チレングリコールモノメチルエーテル、ポリプロピレン
    グリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタン
    ジオール、1,5−ペンタンジオール、グリセリン、ト
    リメチレングリコール、トリエチレングリコールモノメ
    チルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエー
    テル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリ
    エチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプ
    ロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチル
    エーテル、モノエチルエーテルアセタート、ジエチレン
    グリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
    ジアセタート、ジエチレングリコール又はこれらのうち
    の2種以上の混合物である請求項1記載の材木の処理
    法。
  4. 【請求項4】 高沸点有機溶剤が沸点150℃以上のも
    のである請求項1記載の材木の処理法。
  5. 【請求項5】 溶液が高沸点有機溶剤を少なくとも10
    重量%含有するものである請求項1記載の材木の処理
    法。
  6. 【請求項6】 溶液が木材保存剤成分を0.01〜20
    重量%含有するものである請求項1記載の材木の処理
    法。
  7. 【請求項7】 木材保存剤成分が防腐、防虫及び防カビ
    剤のうちの少なくとも一つである請求項1記載の材木の
    処理法。
  8. 【請求項8】 第一工程を水の沸騰条件下で行う請求項
    1記載の材木の処理法。
  9. 【請求項9】 第二工程を水の沸騰条件下で行う請求項
    1記載の材木の処理法。
  10. 【請求項10】 高含水率の材木がインサイジング処理
    を施してあるものである請求項1記載の材木の処理法。
  11. 【請求項11】 高含水率の木材を、水を含有しない水
    溶性有機溶剤に浸漬した後、減圧処理することを特徴と
    する木材の処理法。
JP6326548A 1994-03-29 1994-12-28 材木の処理法 Withdrawn JPH07314409A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6326548A JPH07314409A (ja) 1994-03-29 1994-12-28 材木の処理法
US08/701,054 US5665432A (en) 1994-03-29 1996-08-21 Process for treating timber

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-59107 1994-03-29
JP5910794 1994-03-29
JP6326548A JPH07314409A (ja) 1994-03-29 1994-12-28 材木の処理法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07314409A true JPH07314409A (ja) 1995-12-05

Family

ID=26400146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6326548A Withdrawn JPH07314409A (ja) 1994-03-29 1994-12-28 材木の処理法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5665432A (ja)
JP (1) JPH07314409A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006056163A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Okhotsk Design:Kk 植物天然素材を強化してなる装飾品の製造方法
JP2007191437A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Nippon Soda Co Ltd 防腐・防カビ性薬剤組成物および防腐・防カビ性乾燥木材の製造方法
JP2008162099A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Xyence Corp 木質系材料の保存処理方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE544359T1 (de) * 1995-03-31 2012-02-15 Joerg-Peter Schuer Verfahren zur haltbarkeitsverbesserung und/oder stabilisierung von mikrobiell verderblichen produkten
US20020176882A1 (en) * 1997-06-23 2002-11-28 Schur Jorg Peter Additive the improvement and/or stabilization of the keeping quality of microbially perishable products
DE19931185A1 (de) 1999-07-07 2001-01-18 Joerg Peter Schuer Verfahren zur Entkeimung von Luft
DE19940283A1 (de) * 1999-08-25 2001-03-01 Joerg Peter Schuer Pflanzenschutz
DE19940605A1 (de) * 1999-08-27 2001-03-01 Joerg Peter Schuer Imprägnierungsverfahren
US6282810B1 (en) * 2001-01-04 2001-09-04 Te-Ming Hsieh Method for dehydrating wooden material
DE20100121U1 (de) * 2001-01-05 2002-05-16 Schuer Joerg Peter Vorrichtung zur Anreicherung von Luft mit Luftbehandlungsmittel
DE10100595A1 (de) * 2001-01-09 2002-07-18 Joerg Peter Schuer Verfahren zur untoxischen Geruchsneutralisierung von Luft
US20030031588A1 (en) * 2001-06-13 2003-02-13 Schur Jorg Peter Device for enriching air with an air treatment agent, especially for the disinfection of air, and/or perfuming of air and/or for odor masking
DE102005046345B4 (de) * 2004-09-21 2009-08-06 Institut für Holztechnologie Dresden gGmbH Holzwerkstoffe, Verfahren zu deren Herstellung
US7806155B1 (en) * 2007-10-31 2010-10-05 Lee Lawrence K Treatment process for logs used in furniture construction and furniture components formed from such treated logs
AU2015215849B2 (en) * 2014-11-24 2016-12-15 Arch Wood Protection Pty Ltd Improved wood preservative formulations
US11432546B2 (en) * 2018-10-04 2022-09-06 Kop-Coat, Inc. Wood treatment solutions containing fungicides and tertiary alkanolamines and related methods, wood products and composition for protection against fungal organisms

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1456509A (en) * 1923-05-29 Alfred mai
US14522A (en) * 1856-03-25 Clamp foe planking- ships
US2054399A (en) * 1933-10-13 1936-09-15 Ind Res Corp Wood preservation and mode of treatment
US2350845A (en) * 1940-09-19 1944-06-06 Southern Wood Preserving Co Process of conditioning wood for preservative treatment
US4071637A (en) * 1976-03-15 1978-01-31 Eisenwerk Weserhutte Ag Process for punching holes and slots in structural timber
US4364976A (en) * 1981-07-23 1982-12-21 Prokofievna Skripchik L Method of preparing modified wood
US5035956A (en) * 1989-08-09 1991-07-30 Safer, Inc. Lumber product protected by an anti-fungal composition
AU637217B2 (en) * 1990-04-25 1993-05-20 Takeda Chemical Industries Ltd. Wood preservative compositions

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006056163A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Okhotsk Design:Kk 植物天然素材を強化してなる装飾品の製造方法
JP2007191437A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Nippon Soda Co Ltd 防腐・防カビ性薬剤組成物および防腐・防カビ性乾燥木材の製造方法
JP2008162099A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Xyence Corp 木質系材料の保存処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5665432A (en) 1997-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07314409A (ja) 材木の処理法
Morrell Protection of wood-based materials
US4648988A (en) Water-dilutable wood-preserving liquids
US7959723B2 (en) Use of biocide compositions for wood preservation
US8765267B2 (en) Composition and method for treating wood
Hadi et al. Resistance of methyl methacrylate-impregnated wood to subterranean termite attack
US20060217447A1 (en) Wood preservative formulations comprising dichlorophen
CA1164641A (en) Protective composition with penetrating carrier
RU2058888C1 (ru) Средство для защиты и консервации древесины и древесных материалов
EP1404497B1 (en) Preservation of wood with potassium formate or calcium formate
AU2011200045B2 (en) Wood Impregnation
Ma et al. Effect of wood surface treatment on fungal decay and termite resistance
DE1767911B2 (de) Verfahren zum Imprägnieren von Gegenständen aus cellulosischem Material
US20020178608A1 (en) Method and apparatus for the production of lumber identical to natural Bog oak
US2012976A (en) Composition for impregnating wood
BG107440A (bg) Разтворител за нанасяне на химически съединения върху дърво
US20090004497A1 (en) Wood Preservative Formulations Comprising Rh-287
US20060134341A1 (en) Protection of construction materials from pests
JP4113612B2 (ja) 木材保存処理方法
Tamblyn Treatment of wood by diffusion
US3053730A (en) Method of preserving unseasoned wood or lumber
JP7227584B2 (ja) 保湿性に優れた木材の製造方法
JP3643436B2 (ja) 木材の含浸処理方法
AT256436B (de) Verfahren zur Konservierung von Holz
JPH0820008A (ja) 木材処理剤及び改質された処理木材

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305