JP4426370B2 - 帯状体供給装置の制動力制御方法及び装置 - Google Patents

帯状体供給装置の制動力制御方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、輪転印刷機の給紙装置等に適用して好適な帯状体供給装置の制動力制御方法及び装置に関する。
従来、オフセット輪転印刷機の給紙装置におけるブレーキ装置として、例えば図22及び図23に示すようなものがある(特許文献1)。
これは、一対のターレットアーム100a,100b間にテーパコーン101及びメカニカルチャック102を介して回転可能に支持された巻取紙ロール103が、通常運転時の張力制御や印刷機の急停止時に、エアーブレーキ104により制動されるものである。このエアーブレーキ104は、巻取紙ロール103を支持する回転軸105上に固着されたブレーキディスク106の両側面に、電空レギュレータ107で制御された加圧エアーが供給されるブレーキパッド108を押し付けることにより回転軸105に回転方向の制動力を付与する通常のものである。
そして、例えば通常運転時の張力制御にあたっては、シーケンサ109より、演算で求められた巻取紙ロール103の径に応じた制御トルク指令を電空レギュレータ107を通じてエアーブレーキ104にエアー圧として出力し、巻き出された巻取紙Wに張力を与え、テンションローラ110におけるテンションセンサ111(張力の張り側を検出)による検出値とダンサーローラ112におけるポテンショメータ113(張力の緩み側を検出)による位置検知によりフィードバック制御を行うようになっている。
また、他の方法として、特許文献2のように、ブレーキ装置のブレーキ力の他に、巻取紙加速モータの回生ブレーキ力を利用し、メインのブレーキ力としてはブレーキ装置のブレーキ力を用い、必要とされるブレーキ力がブレーキ装置のブレーキ力より大きい場合にのみ巻取紙加速モータの回生ブレーキ力を補助として利用するものがある。
特開平7−61661号公報 特開平6−227722号公報
しかしながら、特許文献1のものにあっては、通常運転時の張力制御や印刷機の急停止時に、エアーブレーキ104を作動させているため、経時変化によるブレーキパッド108の表面の劣化や発熱による炭化によってブレーキの特性が変化し、エアーブレーキ104の制御出力トルクの特性(図4の(b)参照)にばらつきが発生して正確に制御できなくなると共に、定期的にブレーキパッド108の点検と交換が必要であり、オペレータの負担になると共に作業効率が悪くなる、という問題があった。
また、特許文献2のものにあっても、メインのブレーキ力としてエアーブレーキのブレーキ力を用いた場合には、特許文献1と同様に、経時変化によるブレーキパッド表面の劣化や発熱による炭化によってブレーキの特性が変化し、エアーブレーキの制御出力トルクの特性(図4の(c)参照)にばらつきが発生して正確に制御できなくなると共に、定期的にブレーキパッドの点検と交換が必要であり、オペレータの負担になると共に作業効率が悪くなる、という問題があった。
そこで、特許文献2のものにおいて、通常運転時の張力制御や印刷機の急停止時に、巻取紙加速モータの回生ブレーキ力のみを利用する方法も考えられるが、その場合には非常に大きな容量のモータが必要となり、逆に不経済になる、という問題が発生する。
依って、本発明の目的は、エアーブレーキ等のブレーキ手段と加速用モータ等の駆動手段を効果的に使い分けることにより、オペレータの負担とコストの増大を招来することなく、高精度な制動力制御を長期間の使用に亙って良好に保持することができる帯状体供給装置の制動力制御方法及び装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明に係る帯状体供給装置の制動力制御方法は、ウェブ・ロールを支持する回転軸を備えたウェブ・ロール支持手段と、前記回転軸に回転方向の制動力を与えるエアーブレーキと、前記回転軸に回転方向の駆動力を与えると共に制動力を与える加速モータと、を備えた前記ウェブ・ロールの帯状体を供給する帯状体供給装置の制動力制御装置において、前記回転軸に必要とされる制動力が一定値より小さい場合には、前記加速モータからの制動力のみを前記回転軸に供給すると共に、前記加速モータから供給される制動力を、前記回転軸に必要とされる制動力とし、前記回転軸に必要とされる制動力が一定値より大きい場合には、前記加速モータから前記回転軸に最大値の制動力を供給し、かつ、前記エアーブレーキより前記回転軸に必要とされる制動力と前記加速モータからの制動力の最大値との差だけ前記回転軸に制動力を供給するようにしたことを特徴とする。
前記一定値が、前記加速モータからの制動力の最大値であることを特徴とする。
前記一定値が、通常運転時の前記帯状体の張力制御に必要とされる制動力の最大値と等しい又は大きいことを特徴とする。
前記帯状体供給装置が、供給中の帯状体に新たなウェブ・ロールの帯状体を接続し、帯状体を連続して供給する帯状体連続供給装置であり、前加速モータが、前記新たなウェブ・ロールの帯状体の周速を前記供給中の帯状体の速度まで加速する新たなウェブ・ロールの加速装置のモータであることを特徴とする。
前記回転軸に必要とされる制動力が、前記ウェブ・ロールの径より算出されることを特徴とする。
前記回転軸に必要とされる制動力が、基準張力設定手段の設定値と前記帯状体の張力を検出する張力検出手段からの信号より算出されることを特徴とする。
また、本発明に係る帯状体供給装置の制動力制御装置は、ウェブ・ロールを支持する回転軸を備えたウェブ・ロール支持手段と、前記回転軸に回転方向の制動力を与えるエアーブレーキと、前記回転軸に回転方向の駆動力を与えると共に制動力を与える加速モータと、を備えた前記ウェブ・ロールの帯状体を供給する帯状体供給装置の制動力制御装置において、前記回転軸に必要とされる制動力が一定値より小さい場合には、前記加速モータからの制動力のみを前記回転軸に供給すると共に、前記加速モータから供給される制動力を、前記回転軸に必要とされる制動力とし、前記回転軸に必要とされる制動力が一定値より大きい場合には、前記加速モータから前記回転軸に最大値の制動力を供給し、かつ、前記エアーブレーキより前記回転軸に必要とされる制動力と前記加速モータからの制動力の最大値との差だけ前記回転軸に制動力を供給するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
前記制御装置は、前記一定値を前記加速モータからの制動力の最大値に設定することを特徴とする。
前記制御装置は、前記一定値を通常運転時の前記帯状体の張力制御に必要とされる制動力の最大値と等しい又は大きい値に設定することを特徴とする。
前記帯状体供給装置が、供給中の帯状体に新たなウェブ・ロールの帯状体を接続し、帯状体を連続して供給する帯状体連続供給装置であり、前加速モータが、前記新たなウェブ・ロールの帯状体の周速を前記供給中の帯状体の速度まで加速する新たなウェブ・ロールの加速装置のモータであることを特徴とする。
前記制御装置は、前記回転軸に必要とされる制動力を前記ウェブ・ロールの径を検出するウェブ・ロール径検出手段からの信号より算出することを特徴とする。
前記制御装置は、前記回転軸に必要とされる制動力を基準張力設定手段の設定値と前記帯状体の張力を検出する張力検出手段からの信号より算出することを特徴とする。
前記構成の本発明によれば、エアーブレーキの作動頻度を最小限に抑えられ、ブレーキパッド等の管理が容易となり、高精度な制動力制御を長期間の使用に亙って良好に保持することができると共にオペレータの負担を軽減することができる。また、加速モタの容量等は、エアーブレーキを補助として利用するので、比較的小さくて済むと共に、加速モータは既設のものを使用可能であるので、コストアップの大きな増大は無い。
以下、本発明に係る帯状体供給装置の制動力制御方法及び装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1を示すオフセット輪転印刷機の概観図、図2は給紙装置の要部断面図、図3は制動力制御装置の概略構成図、図4は本発明と従来技術との制御出力トルクの比較説明図、図5は張力制御装置のブロック図、図6は図5の要部詳細図、図7は印刷機の制御装置のブロック図、図8〜図13は張力制御装置の動作フロー図、図14は印刷機の制御装置の動作フロー図、図15は残紙長計の動作フロー図である。
図1に示すように、オフセット輪転印刷機においては、帯状体(連続)供給装置としての給紙装置1から連続的に供給される帯状体としての巻取紙(ウェブ)Wは、先ず各印刷ユニット2を通過する際に、各種の印刷が施され、次いで乾燥機3を通過する際に、加熱されて乾燥させられ、引き続き、冷却装置4を通過する際に冷却させられ、その後、ウェブパス装置5及びドラッグ装置6を通過する際、テンション制御又は方向の変更が行なわれた後、折機7により所定の形状に断裁され折り畳まれることになる。
前記給紙装置1においては、図2に示すように、ウェブ・ロール支持手段を構成する一対のターレットアーム10a,10b間にメカニカルチャック11a,11b及びスピンドル軸(回転軸)12a,12bを介して回転可能に支持された巻取紙ロール(ウェブ・ロール)13が、通常運転時の張力制御や印刷機の急停止時等に、ブレーキ手段としてのエアーブレーキ14Aと駆動手段としての加速用モータ15Aとにより制動されるようになっている。
前記エアーブレーキ14Aは、スピンドル軸12a上に固着されたブレーキディスク16の側面に、電空レギュレータ18Aで制御された加圧エアーが供給されるブレーキパッド17を押し付けることによりスピンドル軸12a(巻取紙ロール13)に回転方向の制動力を付与する通常のものである。この図示したエアーブレーキ14A及び電空レギュレータ18AをA軸のものとすれば、ターレットアーム10a,10bのもう一方の端部において同様の構造で回転可能に支持された図示しない巻取紙ロール側にもエアーブレーキ14B及び電空レギュレータ18BがB軸のものとして設けられる。
前記モータ15Aは、その出力軸上に固設された小径プーリ19aとスピンドル軸12b上に固設された大径プーリ19bとの間にタイミングベルト20を掛け回して加速装置を構成する通常のものであり、前記エアーブレーキ14A,14Bと同様に、図示したモータ15AがA軸のものとすれば、図示しないもう一方の巻取紙ロール側にも加速用モータ15BがB軸のものとして設けられる。そして、後述する紙継ぎ時には例えばB軸側の新巻取紙ロール13を例えばA軸側の旧巻取紙ロール13から巻き出される帯状体と同速で回転させるべく新巻取紙ロール13側のスピンドル軸12bに回転方向の駆動力を与える一方、後述する所定の減速時等には旧巻取紙ロール13側のスピンドル軸12bに回転方向の制動力(回生ブレーキ力)を与える。
そして、図3に示すように、例えば通常運転時(以下、一定速時という)の張力制御(制動力制御)にあたっては、張力制御装置21より、演算で求められた巻取紙ロール13の径に応じた制御トルク指令を加速用モータ・ドライバ22A(22B)を通じて加速用モータ15A(15B)に出力し、巻き出された巻取紙Wに張力を与え、テンションローラ24におけるテンションセンサー25a(張力の張り側を検出)による検出値とダンサーローラ26におけるポテンショメータ25b(張力の緩み側を検出)による位置検知によりフィードバック制御を行うようになっている。
一方、図4の(a)に示すように、モータ15A(15B)が出力可能なトルク(図中モータ回生ブレーキトルク分参照)を上回るトルクが必要な場合、不足分のトルク制御指令を電空レギュレータ18A(18B)を通じてエアーブレーキ14A(14B)にエアー圧(図中エアーブレーキトルク分参照)として出力するようにもなっている。
前記張力制御装置21を詳述するにあたって、先ず、図7及び図8を用いて、印刷機の制御装置を説明する。
図7に示すように、印刷機の制御装置30は、CPU31とRAM32とROM33との他に、印刷機の現在の回転数用メモリ34、電圧−印刷機の回転数変換カーブ用メモリ35が各入出力装置36a,36b及びインタフェース37と共に母線(BUS)38で接続されてなる。
入出力装置36aには、印刷機の原動モータ39が原動モータ用ドライバ40を介して接続されると共に、原動モータ用ロータリ・エンコーダ41がA/D変換器42及びF/V変換器43を介して接続される。また、入出力装置36bには、キーボートや各種スイッチ及びボタン等の入力装置44とCRTやランプ等の表示装置45とプリンタやF・Dドライブ等の出力装置46が接続される。そして、インタフェース37には、後述する張力制御装置21が接続される。
このように構成された印刷機の制御装置30は、図14に示す動作フローにしたがって動作する。即ち、先ず、ステップP1でF/V変換器43からの出力電圧を読み込んだ後、ステップP2で電圧−印刷機の回転数変換カーブ用メモリ35の回転数変換カーブを用いて、F/V変換器43からの出力電圧より現在の印刷機の回転数を求める。
次に、ステップP3で印刷機の現在の回転数が0(ゼロ)より大きいか否かを判断し、大きければ、ステップP4で張力制御開始指令を張力制御装置21に連絡する。次に、ステップP5で張力制御装置21より現在の印刷機の回転数の問い合わせが有るか否かを判断する。
ステップP5で回転数の問い合わせが有れば、ステップP6でF/V変換器43からの出力電圧を読み込んだ後、ステップP7で電圧−印刷機の回転数変換カーブ用メモリ35の回転数変換カーブを用いて、F/V変換器43からの出力電圧より現在の印刷機の回転数を求める。次いで、ステップP8で現在の印刷機の回転数を張力制御装置21に連絡した後、ステップP5に戻る。
一方、ステップP5で回転数の問い合わせが無ければ、ステップP9で給紙装置1における新,旧巻取紙ロール13間で巻取紙Wの紙継ぎを行うべく紙継ぎ用のカッター出力がONされたか否かを判断し、ONされていれば、ステップP10で紙継ぎ時のカッター指令を張力制御装置21に連絡した後、ステップP5に戻る。一方、ステップP9でONされていなければ、ステップP11で印刷機を急停止させるべく急停止スイッチがONされたか否かを判断し、ONされていれば、ステップP12で急停止指令を張力制御装置21に連絡した後、ステップP5に戻る。一方、ステップP11でONされていなければ、ステップP13で印刷機を減速させるべく減速スイッチがONされたか否かを判断し、ONされていれば、ステップP14で減速指令を張力制御装置21に連絡した後、ステップP5に戻る。
このようにして、印刷機の制御装置30は、印刷機が一定速時で張力制御下にあるか、または紙継ぎ時,急停止時、減速時のいずれにあるかの運転情報を張力制御装置21に出力すると共に、張力制御装置21からの問い合わせに応じて現在の印刷機の回転数を張力制御装置21に出力するようになっている。
前記張力制御装置21は、図5に示すように、CPU31とRAM32とROM33との他に、後述するメモリ群50が各入出力装置36b〜36i及びインタフェース47a,48aと共に母線(BUS)38で接続されてなる。
インタフェース47aには、インタフェース47bを介して前述した印刷機の制御装置30が接続される。また、インタフェース48aには、インタフェース48bを介して残紙長計81が接続される。この残紙長計81は、旧巻取紙ロール13の残紙長を常に監視し、現在の巻取紙走行速度で巻き出すと残り何分で紙継ぎが必要かを計算して、残り時間が準備時間以下になった時に紙継ぎ準備開始信号を印刷機の制御装置30に出力する演算装置で、その具体的な構成は実用新案登録第2568743号公報で既に公知であるので、ここでは詳しい説明は省略する。そして、本実施例では、図15の動作フロー図にも示したように、張力制御装置21より、巻取紙ロール13の現在の径の問い合わせがあった場合には、巻取紙ロール13の現在の径を張力制御装置21へ出力するようにもなっている。
入出力装置36cには、A/D変換器82を介して巻取紙径測定用距離計測器83が接続される。この巻取紙径測定用距離計測器83は、新巻取紙ロール13が径測定位置に停止した時に新巻取紙ロール13の周面に対向する位置に設けられて新巻取紙ロール13周面までの距離を超音波センサー等を利用して測定するものである。詳細には、ターレットアーム10a,10bの旋回を新巻取紙ロール13の径測定位置で停止させた状態で、巻取紙径測定用距離計測器83により新巻取紙ロール13の周面までの距離(L1)を測定し、その値より新巻取紙ロール13の径(d1)を求めることになる。即ち、巻取紙径測定用距離計測器83と新巻取紙ロール13の中心間の距離(L2)が既知であることから、d1=2×(L2−L1)の演算を行うことにより、新巻取紙ロール13の径(d1)を測定することができるのである。
また、入出力装置36dには、A/D変換器84を介して前述したテンションセンサー25aとポテンショメータ25bとからなる張力検出手段25が接続される。また、入出力装置36eには、後述する設定器群70が接続される。
また、入出力装置36fには、前述したA軸の電空レギュレータ18Aを介してA軸のエアーブレーキ14Aが接続される。また、入出力装置36gには、前述したA軸の加速用モータ・ドライバ22Aを介してA軸の加速用モータ15AがA軸の加速用モータ用ロータリ・エンコーダ23Aとともに接続される。
また、入出力装置36hには、前述したB軸の電空レギュレータ18Bを介してB軸のエアーブレーキ14Bが接続される。また、入出力装置36iには、前述したB軸の加速用モータ・ドライバ22Bを介してB軸の加速用モータ15BがB軸の加速用モータ用ロータリ・エンコーダ23Bとともに接続される。
そして、図6に示すように、前述したメモリ群50は、印刷機の現在の回転数用メモリ34と緩動回転数用メモリ51と緩動時の設定張力値用メモリ52と巻取紙ロールの現在の径用メモリ53と印刷機の前回の回転数用メモリ54と印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値用メモリ55と印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値用メモリ56と増速時の設定張力値用メモリ57と制御切換え時のブレーキ力用メモリ58と一定速時の設定張力値用メモリ59と巻取紙の現在の張力値用メモリ60と一定速時の設定張力値と巻取紙の現在の張力値の差用メモリ61とブレーキ力の補正値用メモリ62とブレーキ力の最大値用メモリ63と急停止時の設定張力値用メモリ64と減速時の設定張力値用メモリ65と必要なブレーキ力用メモリ66と電空レギュレータへの出力値用メモリ67と加速用モータ・ドライバへの出力値用メモリ68とを有する。
また、前述した設定器群70は、緩動回転数用設定器71と、緩動時の設定張力値用設定器(基準張力設定手段)72と、印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値用設定器73と、増速時の設定張力値用設定器(基準張力設定手段)74と、モータ回生ブレーキトルク制御⇔モータ回生ブレーキトルク制御+エアーブレーキトルク制御間の制御切換え時のブレーキ力用設定器75と、一定速時の設定張力値用設定器(基準張力設定手段)76と、ブレーキ力の最大値用設定器77と、急停止時の設定張力値用設定器(基準張力設定手段)78と、減速時の設定張力値用設定器(基準張力設定手段)79とを有する。その他の構成は、印刷機の制御装置30と同様なので、図7に示したものと同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
このように構成された張力制御装置21は、図8〜図13に示す動作フローにしたがって動作する。
先ず、ステップPa1で印刷機の制御装置30より張力制御開始指令を受けたら、ステップPa2で緩動回転数用メモリ51に緩動回転数が記憶されているか否かを判断し、緩動回転数が記憶されていれば、ステップPa5で緩動時の設定張力値用メモリ52に緩動時の設定張力値が記憶されているか否かを判断する。ステップPa2で緩動回転数が記憶されていなければ、ステップPa3で緩動回転数用設定器71に緩動回転数が入力されたら、ステップPa4で緩動回転数用設定器71から緩動回転数を読込み、記憶してステップPa5に移行する。
次に、ステップPa5で緩動時の設定張力値が記憶されていれば、ステップPa8で印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値用メモリ56に印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値が記憶されているか否かを判断する一方、ステップPa5で緩動時の設定張力値が記憶されていなければ、ステップPa6で緩動時の設定張力値用設定器72に緩動時の設定張力値が入力されたら、ステップPa7で緩動時の設定張力値用設定器72から緩動時の設定張力値を読込み、記憶してステップPa8に移行する。
次に、ステップPa8で印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値が記憶されていれば、ステップPa11で増速時の設定張力値用メモリ57に増速時の設定張力値が記憶されているか否かを判断する一方、ステップPa8で印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値が記憶されていなければ、ステップPa9で印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値用設定器73に印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値が入力されたら、ステップPa10で印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値用設定器73から印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値を読込み、記憶してステップPa11に移行する。
次に、ステップPa11で増速時の設定張力値が記憶されていれば、ステップPa14で制御切換え時のブレーキ力用メモリ58に制御切換え時のブレーキ力が記憶されているか否かを判断する一方、ステップPa11で増速時の設定張力値が記憶されていなければ、ステップPa12で増速時の設定張力値用設定器74に増速時の設定張力値が入力されたら、ステップPa13で増速時の設定張力値用設定器74から増速時の設定張力値を読込み、記憶してステップPa14に移行する。
次に、ステップPa14で制御切換え時のブレーキ力が記憶されていれば、ステップPa17で一定速時の設定張力値用メモリ59に一定速時の設定張力値が記憶されているか否かを判断する一方、ステップPa14で制御切換え時のブレーキ力が記憶されていなければ、ステップPa15で制御切換え時のブレーキ力用設定器75に制御切換え時のブレーキ力が入力されたら、ステップPa16で制御切換え時のブレーキ力用設定器75から制御切換え時のブレーキ力を読込み、記憶してステップPa17に移行する。
次に、ステップPa17で一定速時の設定張力値が記憶されていれば、ステップPa20でブレーキ力の最大値用メモリ63にブレーキ力の最大値が記憶されているか否かを判断する一方、ステップPa17で一定速時の設定張力値が記憶されていなければ、ステップPa18で一定速時の設定張力値用設定器76に一定速時の設定張力値が入力されたら、ステップPa19で一定速時の設定張力値用設定器76から一定速時の設定張力値を読込み、記憶してステップPa20に移行する。
次に、ステップPa20でブレーキ力の最大値が記憶されていれば、ステップPa23で急停止時の設定張力値用メモリ64に急停止時の設定張力値が記憶されているか否かを判断する一方、ステップPa20でブレーキ力の最大値が記憶されていなければ、ステップPa21でブレーキ力の最大値用設定器77にブレーキ力の最大値が入力されたら、ステップPa22でブレーキ力の最大値用設定器77からブレーキ力の最大値を読込み、記憶してステップPa23に移行する。
次に、ステップPa23で急停止時の設定張力値が記憶されていれば、ステップPa26で減速時の設定張力値用メモリ65に減速時の設定張力値が記憶されているか否かを判断する一方、ステップPa23で急停止時の設定張力値が記憶されていなければ、ステップPa24で急停止時の設定張力値用設定器78に急停止時の設定張力値が入力されたら、ステップPa25で急停止時の設定張力値用設定器78から急停止時の設定張力値を読込み、記憶してステップPa26に移行する。
次に、ステップPa26で減速時の設定張力値が記憶されていれば、ステップPa29で印刷機の制御装置30より印刷機の現在の回転数を読込み、記憶する一方、ステップPa26で減速時の設定張力値が記憶されていなければ、ステップPa27で減速時の設定張力値用設定器79に減速時の設定張力値が入力されたら、ステップPa28で減速時の設定張力値用設定器79から減速時の設定張力値を読込み、記憶してステップPa29に移行する。
次に、ステップPa30で緩動回転数を読み込んだ後、ステップPa31で印刷機の現在の回転数と緩動回転数とが一致しているか否かを判断し、一致していれば、ステップPa32で緩動時の設定張力値用メモリ52より緩動時の設定張力値を読み込む一方、一致していなければ、後述するステップPa49に移行する。
次に、ステップPa33で巻取紙ロールの現在の径用メモリ53に巻取紙ロール13の現在の径が記憶されているか否かを判断し、巻取紙ロール13の現在の径が記憶されていれば、ステップPa34で巻取紙ロールの現在の径用メモリ53より巻取紙ロール13の現在の径を読み込んだ後、ステップPa35で緩動時の設定張力及び巻取紙ロール13の現在の径より必要なブレーキ力を演算し、記憶する。
一方、ステップPa33で巻取紙ロール13の現在の径が記憶されていなければ、ステップPa36で巻取紙径測定用距離計測器83の超音波センサーのA/D変換器82からの出力を読み込んだ後、ステップPa37で超音波センサーのA/D変換器82からの出力より巻取紙ロール13の現在の径を算出し、記憶してステップPa35に移行する。
次に、ステップPa38で演算で求めた必要なブレーキ力より電空レギュレータ18Aへの出力値を演算し、記憶した後、ステップPa39で演算で求めた電空レギュレータ18Aへの出力値を電空レギュレータ18Aに出力する。
次に、ステップPa40で印刷機の制御装置30より印刷機の現在の回転数を読込み、記憶すると共に、ステップPa41で緩動回転数を読み込んだ後、ステップPa42で印刷機の現在の回転数と緩動回転数とが一致しているか否かを判断し、一致していれば、ステップPa43で巻取紙径測定用距離計測器83の超音波センサーのA/D変換器82からの出力を読み込む一方、一致していなければ、後述するステップPa49に移行する。
次に、ステップPa44で超音波センサーのA/D変換器82からの出力より巻取紙ロール13の現在の径を算出し、記憶した後、ステップPa45で緩動時の設定張力及び巻取紙ロール13の現在の径より必要なブレーキ力を演算し、記憶する。
次に、ステップPa46で演算で求めた必要なブレーキ力より電空レギュレータ18Aへの出力値を演算し、記憶した後、ステップPa47で演算で求めた電空レギュレータ18Aへの出力値を電空レギュレータ18Aに出力する。
次に、ステップPa48で印刷機の制御装置30より紙継ぎ時のカッター指令又は急停止指令又は減速指令が入力されているか否かを判断し、いずれかの指令が入力されていれば、後述するステップPa98に移行し、入力されていなければステップPa40に戻る。
ここで、ステップPa31又はステップPa42で印刷機の現在の回転数と緩動回転数とが一致していなければ、ステップPa49に移行し、印刷機の現在の回転数用メモリ34より印刷機の現在の回転数を読込み、印刷機の前回の回転数用メモリ54に記憶する。
次に、ステップPa50で内部タイマのカウントを開始してステップPa51でカウントアップしたら、ステップPa52で印刷機の前回の回転数用メモリ54より印刷機の前回の回転数を読み込む。
次に、ステップPa53で印刷機の制御装置30より印刷機の現在の回転数を読込み、記憶した後、ステップPa54で印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値を演算し、記憶する。
次に、ステップPa55で印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値用メモリ56より印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値を読み込んだ後、ステップPa56で演算で求めた印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値が印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値より大きいか否かを判断する。
前記ステップPa56で許容値より大きければ、ステップPa57で増速時の設定張力値用メモリ57より増速時の設定張力値を読み込んだ後、ステップPa58で残紙長計81より巻取紙ロール13の現在の径を読込み、記憶する。次いで、ステップPa59で増速時の設定張力値及び巻取紙ロール13の現在の径より必要なブレーキ力を演算し、記憶した後、ステップPa60で制御切換え時のブレーキ力用メモリ58より制御切換え時のブレーキ力を読み込む。
次に、ステップPa61で演算で求めた必要なブレーキ力が読み込んだ制御切換え時のブレーキ力以下であるか否かを判断し、以下であれば、ステップPa62で演算で求めた必要なブレーキ力より加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を演算し、記憶する。その後、ステップPa63で演算で求めた加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を加速用モータ・ドライバ22Aに出力した後、ステップPa64で印刷機の制御装置30より紙継ぎ時のカッター指令又は急停止指令又は減速指令が入力されているか否かを判断し、いずれかの指令が入力されていれば、後述するステップPa98に移行し、入力されていなければステップPa29に戻る。
前記ステップPa61で演算で求めた必要なブレーキ力が読み込んだ制御切換え時のブレーキ力(一定値)より大きければ、ステップPa65で演算で求めた必要なブレーキ力より電空レギュレータ18Aへの出力値を演算し、記憶した後、ステップPa66で演算で求めた電空レギュレータ18Aへの出力値を電空レギュレータ18Aに出力する。その後、ステップPa67で演算で求めた必要なブレーキ力より加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を演算し、記憶した後、ステップPa68で演算で求めた加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を加速用モータ・ドライバ22Aに出力してステップPa64に移行する。尚、電空レギュレータ18Aへの出力値は、必要なブレーキ力から加速用モータの回生ブレーキ力の最大値を引いた値、つまり、必要なブレーキ力と加速用モータ15Aの回生ブレーキ力の最大値との差だけエアー・ブレーキ14Aがブレーキ力を供給できる値とし、加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値は、加速用モータ15Aの回生ブレーキ力が最大になる値とする。
一方、前記ステップPa56で許容値より小さければ、ステップPa69で一定速時の設定張力値用メモリ59より一定速時の設定張力値を読み込んだ後、ステップPa70で残紙長計81より巻取紙ロール13の現在の径を読込み、記憶する。次いで、ステップPa71で一定速時の設定張力値及び巻取紙ロール13の現在の径より必要なブレーキ力を演算し、記憶した後、ステップPa72で制御切換え時のブレーキ力用メモリ58より制御切換え時のブレーキ力を読み込む。
次に、ステップPa73で演算で求めた必要なブレーキ力が読み込んだ制御切換え時のブレーキ力以下であるか否かを判断し、以下であれば、ステップPa74で演算で求めた必要なブレーキ力より加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を演算し、記憶する。その後、ステップPa75で演算で求めた加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を加速用モータ・ドライバ22Aに出力した後、ステップPa76で一定速時の設定張力値用メモリ59より一定速時の設定張力値を読み込む。
前記ステップPa73で演算で求めた必要なブレーキ力が読み込んだ制御切換え時のブレーキ力より大きければ、ステップPa77で演算で求めた必要なブレーキ力より電空レギュレータ18Aへの出力値を演算し、記憶した後、ステップPa78で演算で求めた電空レギュレータ18Aへの出力値を電空レギュレータ18Aに出力する。その後、ステップPa79で演算で求めた必要なブレーキ力より加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を演算し、記憶した後、ステップPa80で演算で求めた加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を加速用モータ・ドライバ22Aに出力してステップPa76に移行する。尚、電空レギュレータ18Aへの出力値は、必要なブレーキ力から加速用モータの回生ブレーキ力の最大値を引いた値、つまり、必要なブレーキ力と加速用モータ15Aの回生ブレーキ力の最大値との差だけエアー・ブレーキ14Aがブレーキ力を供給できる値とし、加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値は、加速用モータ15Aの回生ブレーキ力が最大になる値とする。
次に、ステップPa81で張力検出手段25のA/D変換器84からの出力を読み込んだ後、ステップPa82で読み込んだ張力検出手段25のA/D変換器84からの出力より巻取紙Wの現在の張力値を演算し、記憶する。その後、ステップPa83で一定速時の設定張力値と巻取紙Wの現在の張力値の差を演算し、記憶した後、ステップPa84で一定速時の設定張力値と巻取紙Wの現在の張力値の差が0(ゼロ)でないか否かを判断する。
前記ステップPa84で0(ゼロ)であれば、後述するステップPa93に移行する一方、0(ゼロ)でなければ、ステップPa85で残紙長計81より巻取紙ロール13の現在の径を読込み、記憶する。次いで、ステップPa86で一定速時の設定張力値と巻取紙Wの現在の張力値の差及び巻取紙ロール13の現在の径よりブレーキ力の補正値を演算し、記憶した後、ステップPa87で必要なブレーキ力用メモリ66より必要なブレーキ力を読み込む。
次に、ステップPa88で読み込んだ必要なブレーキ力に演算で求めたブレーキ力の補正値を加え、新たな必要なブレーキ力を演算して必要なブレーキ力用メモリ66に記憶した後、ステップPa89で制御切換え時のブレーキ力用メモリ58より制御切換え時のブレーキ力を読み込む。
次に、ステップPa90で演算で求めた必要なブレーキ力が読み込んだ制御切換え時のブレーキ力以下であるか否かを判断し、以下であれば、ステップPa91で演算で求めた必要なブレーキ力より加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を演算し、記憶する。その後、ステップPa92で演算で求めた加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を加速用モータ・ドライバ22Aに出力する。
前記ステップPa90で演算で求めた必要なブレーキ力が読み込んだ制御切換え時のブレーキ力より大きければ、ステップPa94で演算で求めた必要なブレーキ力より電空レギュレータ18Aへの出力値を演算し、記憶した後、ステップPa95で演算で求めた電空レギュレータ18Aへの出力値を電空レギュレータ18Aに出力する。その後、ステップPa96で演算で求めた必要なブレーキ力より加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を演算し、記憶した後、ステップPa97で演算で求めた加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を加速用モータ・ドライバ22Aに出力してステップPa93に移行する。尚、電空レギュレータ18Aへの出力値は、必要なブレーキ力から加速用モータの回生ブレーキ力の最大値を引いた値、つまり、必要なブレーキ力と加速用モータ15Aの回生ブレーキ力の最大値との差だけエアーブレーキ14Aがブレーキ力を供給できる値とし、加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値は、加速用モータ15Aの回生ブレーキ力が最大になる値とする。その後、ステップPa93で印刷機の制御装置30より紙継ぎ時のカッター指令又は急停止指令又は減速指令が入力されているか否かを判断し、いずれかの指令が入力されていれば、後述するステップPa98に移行し、入力されていなければステップPa29に戻る。
そして、ステップPa98で紙継ぎ時のカッター指令が入力されているか否かを判断し、入力されていれば、ステップPa99でブレーキ力の最大値用メモリ63よりブレーキ力の最大値を読み込んだ後、ステップPa100で読み込んだブレーキ力の最大値を必要なブレーキ力用メモリ66に記憶する。次いで、ステップPa101で必要なブレーキ力用メモリ66から必要なブレーキ力を読み込んだ後、ステップPa102で制御切換え時のブレーキ力用メモリ58より制御切換え時のブレーキ力を読み込む。
前記ステップPa98で紙継ぎ時のカッター指令が入力されていなければ、ステップPa103で急停止指令が入力されているか否かを判断し、急停止指令が入力されていれば、ステップPa104で急停止時の設定張力値用メモリ64より急停止時の設定張力値を読み込む。次いで、ステップPa105で残紙長計81より巻取紙ロール13の現在の径を読込み、記憶した後、ステップPa106で急停止時の設定張力値及び巻取紙ロール13の現在の径より必要なブレーキ力を演算し、記憶してステップPa102に移行する。
前記ステップPa103で急停止指令が入力されていなければ、ステップPa107で減速時の設定張力値用メモリ65より減速時の設定張力値を読み込む。次いで、ステップPa108で残紙長計81より巻取紙ロール13の現在の径を読込み、記憶した後、ステップPa109で減速時の設定張力値及び巻取紙ロール13の現在の径より必要なブレーキ力を演算し、記憶してステップPa102に移行する。
次に、ステップPa110で演算で求めた必要なブレーキ力が読み込んだ制御切換え時のブレーキ力以下であるか否かを判断し、以下であれば、ステップPa111で演算で求めた必要なブレーキ力より加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を演算し、記憶する。その後、ステップPa112で演算で求めた加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を加速用モータ・ドライバ22Aに出力して張力制御の動作を終了する。
一方、前記ステップPa110で演算で求めた必要なブレーキ力が読み込んだ制御切換え時のブレーキ力より大きければ、ステップPa113で演算で求めた必要なブレーキ力より電空レギュレータ18Aへの出力値を演算し、記憶した後、ステップPa114で演算で求めた電空レギュレータ18Aへの出力値を電空レギュレータ18Aに出力する。その後、ステップPa115で演算で求めた必要なブレーキ力より加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を演算し、記憶した後、ステップPa116で演算で求めた加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を加速用モータ・ドライバ22Aに出力して張力制御の動作を終了する。尚、電空レギュレータ18Aへの出力値は、必要なブレーキ力から加速用モータの回生ブレーキ力の最大値を引いた値、つまり、必要なブレーキ力と加速用モータ15Aの回生ブレーキ力の最大値との差だけエアー・ブレーキ14Aがブレーキ力を供給できる値とし、加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値は、加速用モータ15Aの回生ブレーキ力が最大になる値とする。また、必要なブレーキ力が制御切換え時のブレーキ力より大きい場合、加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を加速用モータ15Aの回生ブレーキ力が最大になる値とし、電空レギュレータ18Aへの出力値を必要なブレーキ力から加速用モータの回生ブレーキ力の最大値を引いた値、つまり、必要なブレーキ力と加速用モータ15Aの回生ブレーキ力の最大値との差だけエアー・ブレーキ14Aがブレーキ力を供給できる値とすることにより、使用されるエアー・ブレーキ14Aのブレーキ力を最小とすることができ、ブレーキパッド17表面の劣化や発熱による炭化を最小限に抑えることができ、交換頻度を最小にできる。
このようにして本実施例では、巻取紙ロール13を保持する両側のスピンドル軸12a,12bに対し、一方のスピンドル軸12a側にエアーブレーキ14A,14Bを構成し、他方のスピンドル軸12b側にタイミングプーリ19a,19b及びタイミングベルト20を介して加速用モータ15A,15Bを連繋して当該加速用モータ15A,15Bから回生ブレーキ力が伝達されるように構成した。
そして、増速、一定速、減速、急停止時に巻取紙ロール13の径が小さい場合は加速用モータ15A,15B側の片軸だけで制動し、巻取紙ロール13の径が大きくモータトルクが不足するとエアーブレーキ14A,14Bと併用し両軸で制動をかける構成となっている。
したがって、タイミングプーリ比を大きくとることで小型の加速用モータ15A,15Bで大きなトルクを発生させることができる。また、この加速用モータ15A,15Bは既設のものを転用できるので、コスト上有利である。即ち、加速用モータ15A,15Bは張力制御時のみではなく、紙継ぎ時の新巻取紙ロール13の加速用と紙継ぎ後の残紙の巻き戻しにも利用することが可能である。
また、加速用モータ15A,15Bによる回生ブレーキ力を主に張力制御に使うことにより、制御トルクの安定化と異音の発生を防ぐことができ、増速、一定速、減速,急停止時等にモータトルクでは不足する分をエアーブレーキ14A,14Bで補助するので、加速用モータ15A,15Bとエアーブレーキ14A,14Bの小型化が可能となり安価な構成となる。
また、増速,一定速、減速、急停止時等は加速用モータ15A,15Bを主として使用し、エアーブレーキ14A,14Bは補助として使用するため、エアーブレーキ14A,14Bの使用頻度が下がり、ブレーキパッド17の交換頻度を少なくできる。即ち、定期点検時の交換作業時間を大幅に省けることになり、機械の運転効率が上がることになるのである。この際、制御切換え時のブレーキ力(一定値)を加速用モータ15A,15Bの回生ブレーキ力の最大値に設定すると、より一層エアーブレーキ14A,14Bの使用頻度を下げられ好適である。
これらの結果、経時変化の影響がなく制御トルクの再現性も良いことと、エアーブレーキ14A,14Bでは困難な小トルク制御が可能となり、巻取紙ロール13の径が小径時でも安定した張力制御が可能となる。特に、加速用モータ15A,15Bを張力制御で使用することで張力制御時の出力トルクが機械ごとにばらつくことが回避できる。
図16〜図21は本発明の実施例2を示す張力制御装置の動作フロー図である。
この実施例は、加速用モータ15A,15Bの容量が比較的大きく、その回生ブレーキ力が増速時や一定速時の張力制御に必要とされるブレーキ力の最大値(一定値)と等しい又は大きいことが予め判っている場合、モータ回生ブレーキトルク制御⇔モータ回生ブレーキトルク制御+エアーブレーキトルク制御間の制御切換えの判断動作を行わずに、直接的に、加速用モータ15A,15Bによる回生ブレーキトルク制御を行うようにしたものである。
そのため、図16〜図21の動作フロー図において、実施例1における図8〜図13の動作フロー図と異なるのは、ステップPb57〜ステップPb79の動作であり、ステップPb1〜ステップPb56の動作は実施例1のステップPa1〜ステップPa56の動作と、またステップPb80〜ステップPb98の動作は実施例1のステップPa98〜ステップPa116の動作と同じである。
従って、ステップPb57〜ステップPb79の動作のみを説明して、ステップPb1〜ステップPb56の動作とステップPb80〜ステップPb98の動作の説明は省略する。
ステップPb56で演算で求めた印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値が印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値より大きいか否かを判断し、許容値より大きければ、ステップPb57で増速時の設定張力値用メモリ57より増速時の設定張力値を読み込んだ後、ステップPb58で残紙長計81より巻取紙ロール13の現在の径を読込み、記憶する。次いで、ステップPb59で増速時の設定張力値及び巻取紙ロール13の現在の径より必要なブレーキ力を演算し、記憶した後、ステップPb60で演算で求めた必要なブレーキ力より加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を演算し、記憶する。その後、ステップPb61で演算で求めた加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を加速用モータ・ドライバ22Aに出力した後、ステップPb62で印刷機の制御装置30より紙継ぎ時のカッター指令又は急停止指令又は減速指令が入力されているか否かを判断し、いずれかの指令が入力されていれば、ステップPb80に移行し、入力されていなければステップPb29に戻る。
一方、前記ステップPb56で許容値より小さければ、ステップPb63で一定速時の設定張力値用メモリ59より一定速時の設定張力値を読み込んだ後、ステップPb64で残紙長計81より巻取紙ロール13の現在の径を読込み、記憶する。次いで、ステップPb65で一定速時の設定張力値及び巻取紙ロール13の現在の径より必要なブレーキ力を演算し、記憶した後、ステップPb66で演算で求めた必要なブレーキ力より加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を演算し、記憶する。その後、ステップPb67で演算で求めた加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を加速用モータ・ドライバ22Aに出力した後、ステップPb68で一定速時の設定張力値用メモリ59より一定速時の設定張力値を読み込む。
次に、ステップPb69で張力検出手段25のA/D変換器84からの出力を読み込んだ後、ステップPb70で読み込んだ張力検出手段25のA/D変換器84からの出力より巻取紙Wの現在の張力値を演算し、記憶する。その後、ステップPb71で一定速時の設定張力値と巻取紙Wの現在の張力値の差を演算し、記憶した後、ステップPb72で一定速時の設定張力値と巻取紙Wの現在の張力値の差が0(ゼロ)でないか否かを判断する。
前記ステップPb72で0(ゼロ)であれば、後述するステップPb79に移行する一方、0(ゼロ)でなければ、ステップPb73で残紙長計81より巻取紙ロール13の現在の径を読込み、記憶する。次いで、ステップPb74で一定速時の設定張力値と巻取紙Wの現在の張力値の差及び巻取紙ロール13の現在の径よりブレーキ力の補正値を演算し、記憶した後、ステップPb75で必要なブレーキ力用メモリ66より必要なブレーキ力を読み込む。
次に、ステップPb76で読み込んだ必要なブレーキ力に演算で求めたブレーキ力の補正値を加え、新たな必要なブレーキ力を演算して必要なブレーキ力用メモリ66に記憶した後、ステップPb77で演算で求めた必要なブレーキ力より加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を演算し、記憶する。その後、ステップPb78で演算で求めた加速用モータ・ドライバ22Aへの出力値を加速用モータ・ドライバ22Aに出力した後、ステップPb79で印刷機の制御装置30より紙継ぎ時のカッター指令又は急停止指令又は減速指令が入力されているか否かを判断し、いずれかの指令が入力されていれば、ステップPb80に移行し、入力されていなければステップPb29に戻る。
このようにして本実施例によれば、加速用モータ15A,15Bの容量に余裕がある場合に、回生ブレーキ力が小さくて済む増速時や一定速時の張力制御には直接的に回生ブレーキトルク制御を行うようにしたので、実施例1と同様の作用・効果に加えて、エアーブレーキ14A,14Bの使用頻度をより一層低下させられると共に制御動作の簡略化が図れるという利点が得られる。
本発明の実施例1を示すオフセット輪転印刷機の概観図である。 同じく給紙装置の要部断面図である。 同じく制動力制御装置の概略構成図である。 同じく本発明と従来技術との制御出力トルクの比較説明図である。 同じく張力制御装置のブロック図である。 同じく図5の要部詳細図である。 同じく印刷機の制御装置のブロック図である。 同じく張力制御装置の動作フロー図である。 同じく張力制御装置の動作フロー図である。 同じく張力制御装置の動作フロー図である。 同じく張力制御装置の動作フロー図である。 同じく張力制御装置の動作フロー図である。 同じく張力制御装置の動作フロー図である。 同じく印刷機の制御装置の動作フロー図である。 同じく残紙長計の動作フロー図である。 本発明の実施例2を示す張力制御装置の動作フロー図である。 同じく張力制御装置の動作フロー図である。 同じく張力制御装置の動作フロー図である。 同じく張力制御装置の動作フロー図である。 同じく張力制御装置の動作フロー図である。 同じく張力制御装置の動作フロー図である。 従来の給紙装置の要部断面図である。 同じく制動力制御装置の概略構成図である。
符号の説明
1 給紙装置、2 印刷ユニット、3 乾燥機、4 冷却装置、5 ウェブパス装置、6 ドラッグ装置、7 折機、10a,10b ターレットアーム、11a,11b メカニカルチャック、12a,12b スピンドル軸、13 巻取紙ロール、14A,14B エアーブレーキ、15A,15B 加速用モータ、16 ブレーキディスク、17 ブレーキパッド、18A,18B 電空レギュレータ、19a 小径プーリ、19b 大径プーリ、20 タイミングベルト、21 張力制御装置、 22A,22B 加速用モータ・ドライバ、24 テンションローラ、25a テンションセンサー、25b ポテンショメータ、26 ダンサーローラ、30 印刷機の制御装置、31 CPU、32 RAM、33 ROM、34 印刷機の現在の回転数用メモリ、35 電圧−印刷機の回転数変換カーブ用メモリ、36a〜36i 入出力装置、37 インタフェース、38 母線(BUS)、39 印刷機の原動モータ、40 原動モータ用ドライバ、41 原動モータ用ロータリ・エンコーダ、42 A/D変換器、43 F/V変換器、44 入力装置、45 表示装置、46 出力装置、47a,47b インタフェース、 48a,48b インタフェース、50 メモリ群、51 緩動回転数用メモリ、52 緩動時の設定張力値用メモリ、53 巻取紙ロールの現在の径用メモリ、54 印刷機の前回の回転数用メモリ、55 印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値用メモリ、56 印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値用メモリ、57 増速時の設定張力値用メモリ、58 制御切換え時のブレーキ力用メモリ、59 一定速時の設定張力値用メモリ、60 巻取紙の現在の張力値用メモリ、61 一定速時の設定張力値と巻取紙の現在の張力値の差用メモリ、62 ブレーキ力の補正値用メモリ、63 ブレーキ力の最大値用メモリ、64 急停止時の設定張力値用メモリ、65 減速時の設定張力値用メモリ、66 必要なブレーキ力用メモリ、67 電空レギュレータへの出力値用メモリ、68 加速用モータ・ドライバへの出力値用メモリ、70 設定器群、71 緩動回転数用設定器、72 緩動時の設定張力値用設定器、73 印刷機の前回の回転数と印刷機の現在の回転数の差の絶対値の許容値用設定器、74 増速時の設定張力値用設定器、75 制御切換え時のブレーキ力用設定器、76 一定速時の設定張力値用設定器、77 ブレーキ力の最大値用設定器、78 急停止時の設定張力値用設定器、79 減速時の設定張力値用設定器、81 残紙長計、82 A/D変換器、83 巻取紙径測定用距離計測器、84 A/D変換器、W 巻取紙。

Claims (12)

  1. ウェブ・ロールを支持する回転軸を備えたウェブ・ロール支持手段と、
    前記回転軸に回転方向の制動力を与えるエアーブレーキと、
    前記回転軸に回転方向の駆動力を与えると共に制動力を与える加速モータと、
    を備えた前記ウェブ・ロールの帯状体を供給する帯状体供給装置の制動力制御装置において、
    前記回転軸に必要とされる制動力が一定値より小さい場合には、前記加速モータからの制動力のみを前記回転軸に供給すると共に、前記加速モータから供給される制動力を、前記回転軸に必要とされる制動力とし、前記回転軸に必要とされる制動力が一定値より大きい場合には、前記加速モータから前記回転軸に最大値の制動力を供給し、かつ、前記エアーブレーキより前記回転軸に必要とされる制動力と前記加速モータからの制動力の最大値との差だけ前記回転軸に制動力を供給するようにしたことを特徴とする帯状体供給装置の制動力制御方法。
  2. 前記一定値が、前記加速モータからの制動力の最大値であることを特徴とする請求項1記載の帯状体供給装置の制動力制御方法。
  3. 前記一定値が、通常運転時の前記帯状体の張力制御に必要とされる制動力の最大値と等しい又は大きいことを特徴とする請求項1記載の帯状体供給装置の制動力制御方法。
  4. 前記帯状体供給装置が、供給中の帯状体に新たなウェブ・ロールの帯状体を接続し、帯状体を連続して供給する帯状体連続供給装置であり、
    前記加速モータが、前記新たなウェブ・ロールの帯状体の周速を前記供給中の帯状体の速度まで加速する新たなウェブ・ロールの加速装置のモータであることを特徴とする請求項1記載の帯状体供給装置の制動力制御方法。
  5. 前記回転軸に必要とされる制動力が、前記ウェブ・ロールの径より算出されることを特徴とする請求項1記載の帯状体供給装置の制動力制御方法。
  6. 前記回転軸に必要とされる制動力が、基準張力設定手段の設定値と前記帯状体の張力を検出する張力検出手段からの信号より算出されることを特徴とする請求項1記載の帯状体供給装置の制動力制御方法。
  7. ウェブ・ロールを支持する回転軸を備えたウェブ・ロール支持手段と、
    前記回転軸に回転方向の制動力を与えるエアーブレーキと、
    前記回転軸に回転方向の駆動力を与えると共に制動力を与える加速モータと、
    を備えた前記ウェブ・ロールの帯状体を供給する帯状体供給装置の制動力制御装置において、
    前記回転軸に必要とされる制動力が一定値より小さい場合には、前記加速モータからの制動力のみを前記回転軸に供給すると共に、前記加速モータから供給される制動力を、前記回転軸に必要とされる制動力とし、前記回転軸に必要とされる制動力が一定値より大きい場合には、前記加速モータから前記回転軸に最大値の制動力を供給し、かつ、前記エアーブレーキより前記回転軸に必要とされる制動力と前記加速モータからの制動力の最大値との差だけ前記回転軸に制動力を供給するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする帯状体供給装置の制動力制御装置。
  8. 前記制御装置は、前記一定値を前記加速モータからの制動力の最大値に設定することを特徴とする請求項7記載の帯状体供給装置の制動力制御装置。
  9. 前記制御装置は、前記一定値を通常運転時の前記帯状体の張力制御に必要とされる制動力の最大値と等しい又は大きい値に設定することを特徴とする請求項7記載の帯状体供給装置の制動力制御装置。
  10. 前記帯状体供給装置が、供給中の帯状体に新たなウェブ・ロールの帯状体を接続し、帯状体を連続して供給する帯状体連続供給装置であり、
    前記加速モータが、前記新たなウェブ・ロールの帯状体の周速を前記供給中の帯状体の速度まで加速する新たなウェブ・ロールの加速装置のモータであることを特徴とする請求項7記載の帯状体供給装置の制動力制御装置。
  11. 前記制御装置は、前記回転軸に必要とされる制動力を前記ウェブ・ロールの径を検出するウェブ・ロール径検出手段からの信号より算出することを特徴とする請求項7記載の帯状体供給装置の制動力制御装置。
  12. 前記制御装置は、前記回転軸に必要とされる制動力を基準張力設定手段の設定値と前記帯状体の張力を検出する張力検出手段からの信号より算出することを特徴とする請求項7記載の帯状体供給装置の制動力制御装置。
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