JPH0761661A - 巻取紙保持装置 - Google Patents

巻取紙保持装置

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Publication number
JPH0761661A
JPH0761661A JP20912593A JP20912593A JPH0761661A JP H0761661 A JPH0761661 A JP H0761661A JP 20912593 A JP20912593 A JP 20912593A JP 20912593 A JP20912593 A JP 20912593A JP H0761661 A JPH0761661 A JP H0761661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
pads
pressing
brake
rotary shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20912593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifusa Shiraishi
吉英 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Komori Corp filed Critical Komori Corp
Priority to JP20912593A priority Critical patent/JPH0761661A/ja
Publication of JPH0761661A publication Critical patent/JPH0761661A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押付部材の交換頻度を減少させて運転効率の
向上を図る。 【構成】 巻取紙を保持するための回転軸の制動を行な
うパッド32a,32b,32cを備え、電磁弁44,
45,46によってそれぞれ独立してパッド32a,3
2b,32cに押付力を発生させ、パッド32a,32
b,32cを選択して使用して摩耗を均等にし、パッド
32a,32b,32cの交換頻度を減らして運転効率
向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輪転印刷機の給紙部で
巻取紙を保持する巻取紙保持装置に関する。
【0002】図6にはオフセット輪転印刷機の概略構成
を示してある。図に示すように、オフセット輪転印刷機
は、印刷順序にしたがって給紙部1、インフィード部
2、印刷部3、乾燥部4、冷却部5、ウエブパス部6及
び折部7を備えている。
【0003】給紙部1では、ロール状に巻かれた巻取紙
11からウエブ11aが巻出されて終わりに近づくと、
次の巻取紙12からのウエブを連続してつなぐようにな
っている。即ち、図7、図8に示すように、給紙部1の
フレーム21には巻取紙支持手段としての一対のアーム
22が中心軸23を中心に回動自在に支持され、アーム
22の両端には回転軸24が回転自在に備えられてい
る。回転軸24には巻取紙11(12)の両端が支持さ
れ、インフィード部2に設けられたロール対2a,2b
により印刷部3へ供給されるウエブ11aの張力によっ
て巻取紙11(12)が回転軸24と一体となって回転
して巻取紙11(12)からウエブ11aが巻出され
る。
【0004】印刷が進み、巻取紙11が所定の小径に近
づくと、アーム22が回動して巻取紙12が上方に移動
し、図示しない駆動装置によって、次の巻取紙12がウ
エブ11aの走行速度と等しい周速で加速回転する。圧
接部材25を巻取紙12側に押付け、巻取紙11の後端
部側を巻取紙12の巻出し端部に設けられた両面テープ
等の接着部に押付けて紙継ぎを行なう。紙継ぎ終了後、
巻取紙11の後端を切断し、新たな巻取紙と交換して次
の紙継ぎに備える。
【0005】このような巻取紙保持装置では、巻取紙1
1(12)の巻出し時に慣性力によって巻出し速度が早
くなりすぎることがある。このため、巻取紙11(1
2)より巻出されるウエブの張力を一定に保つ必要があ
り、各回転軸24にはエアブレーキ26が設けられてい
る。
【0006】図9、図10に基づいてエアブレーキ26
を説明する。図9にはエアブレーキ26の断面、図10
には図9中のX−X線矢視を示してある。
【0007】回転軸24にはアーム22を貫通するブレ
ーキ軸27が一体に設けられ、ブレーキ軸27の端部に
は一対のブレーキディスク28が設けられている。一
方、アーム22側にはブラケット29が固定され、ブラ
ケット29には一対のブレーキディスク28間に配設さ
れるパッドアーム30が固定されている。パッドアーム
30の両側面にはダイヤフラム31を介してブレーキパ
ッド32が設けられ、ダイヤフラム31にエアを供給す
ることでブレーキパッド32がブレーキディスク28を
押圧し回転軸24に回転方向の制動力を与える。
【0008】ブレーキパッド32は、図10に示すよう
に、3組の2個一対のパッド32a,32b,32cで
構成され、パッド32a,32bは断紙や紙詰まり等の
機械の異常時等に巻取紙11(12)からウエブが巻出
されないように巻取紙11(12)を急停止させるため
に回転軸24の回転に大きな制動力を与える急停止用に
用いられ、パッド32cは巻取紙11(12)の巻出し
時においてウエブの張力を一定に保つために回転軸24
の回転に所望の制動力を与える張力制御用に用いられて
いる。また、パッド32cは機械の異常時等においては
パッド32a,32bとともに急停止用として用いられ
る。
【0009】即ち、図11にブレーキパッド32のエア
回路を示すように、パッド32a,32bのダイヤフラ
ム31(図11では省略)には電磁弁33及び電空比例
弁や減圧弁等の圧力制御弁36を介してコンプレッサー
等のエア源34からの配管35がつながり、パッド32
cのダイヤフラム31(図8では省略)には圧力制御弁
36からの配管37が直接つながっている。
【0010】通常運転時、電磁弁33をOFF状態にし
てパッド32a,32bのダイヤフラム31へのエアの
供給を停止させておく。巻取紙11(12)の巻出し速
度が早くなってウエブ11aの張力が低下すると、図示
しないウエブ張力検出センサによって圧力制御弁36が
制御され、パッド32cのダイヤフラム31へのエアの
供給量が調節され、所定力でパッド32cをブレーキデ
ィスク28に押圧させる。これにより、巻取紙11(1
2)が支持される回転軸24に回転方向の制動力が生
じ、巻出し速度を遅くしてウエブ11aの張力を所定の
状態に保つ。
【0011】機械の異常時等で回転軸24を急停止させ
る場合、電磁弁33をON状態にし、パッド32a,3
2b,32cのダイヤフラム31へエアを供給してパッ
ド32a,32b,32cをブレーキディスク28に押
圧させ、回転軸24を急停止させる。
【0012】エアブレーキ26を備えることにより、巻
取紙11(12)の巻出し時に慣性力が生じても、ウエ
ブ11aの張力(巻出し張力)を一定に保つことができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した巻取紙保持装
置では、エアブレーキ26を備えて巻出し張力を一定に
保つようにしているが、この場合はブレーキパッド32
のパッド32cだけを使用し、ブレーキパッド32のパ
ッド32a,32bは回転軸24の急停止時にのみ使用
されている。このため、パッド32a,32bに較べパ
ッド32cの摩耗が激しくパッド32cだけを頻繁に交
換する必要があり、運転効率が悪いものであった。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、巻取紙を支持する回転軸を備えた巻
取紙支持手段と、回転軸に回転方向の制動力を与える複
数の押付部材と、押付部材にそれぞれ独立して押付力を
発生させる押付力発生手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0015】
【作用】押付力発生手段によって押付部材に独立して押
付力を発生させ、必要な押付部材によって回転軸に制動
力を与える。
【0016】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係る巻取紙保持
装置のエアブレーキのエア回路、図2にはエアブレーキ
の正面(図10に相当)、図3にはエアブレーキの制御
ブロックを示してある。尚、従来の巻取保持装置と同一
部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0017】ブレーキパッド32のパッド32a,32
b,32cのダイヤフラム31(図1では省略)には、
それぞれ圧力制御弁36につながる配管41,42,4
3が設けられ、配管41,42,43にはそれぞれ電磁
弁44,45,46が設けられている。電磁弁44,4
5,46は制御装置47の指令によって独立して作動
(ON・OFF)され、パッド32a,32b,32c
のダイヤフラム31に送られるエアを独立して制御す
る。つまり、パッド32a,32b,32cによって押
付部材が構成され、電磁弁44,45,46によって押
付力発生手段が構成されている。
【0018】図3に示すように、制御装置47には機械
異常検出センサ48及びウエブ張力検出センサ50から
の信号が入力され、各センサの入力信号に基づいて電磁
弁44,45,46及び圧力制御弁36の作動が制御さ
れる。
【0019】即ち、通常運転時、制御装置47により電
磁弁44,45,46のうちの1つ(例えば電磁弁4
4)をON状態にし、他の電磁弁45,46をOFF状
態にし、パッド32b,32cのダイヤフラム31への
エアの供給を停止させる。巻取紙11(12)の巻出し
速度が早くなってウエブの張力が低下すると、ウエブ張
力検出センサ50によって張力の状況が制御装置47に
入力され、流量制御弁36が制御され、パッド32aの
ダイヤフラム31へのエアの供給量が調節され、所定の
力でパッド32aをブレーキディスク28に押圧させ
る。これにより、巻取紙11(12)が支持される回転
軸24に回転方向の制動力が生じ、巻出し速度を遅くし
てウエブの張力を所定の状態に保つ。
【0020】機械の異常等で、機械異常検出センサ48
もしくは非常停止釦49の信号が制御装置47に入力さ
れて回転軸24を急停止させる場合、制御装置47によ
り電磁弁44をOFF状態にすると共に電磁弁45,4
6をON状態にし、パッド32b,32cのダイヤフラ
ム31へエアを供給し、パッド32b,32cをブレー
キディスク28に押圧させて回転軸24を急停止させ
る。尚、回転軸24を急停止させる場合、電磁弁44,
45,46をON状態にしてパッド32a,32b,3
2cをブレーキディスク28に押圧させるようにしても
良い。この場合、大きな制動力を得ることができるの
で、確実に回転軸24を急停止させることができる。
【0021】印刷機の総回転数N1 ,N2 ,N3 毎に、
切替スイッチ52により張力制御時及び急停止制御時に
作動させる電磁弁44,45,46の切替を行なう。即
ち、図4に示すように、所定の総回転数(N1 )まで運
転を続けた後、通常運転時は電磁弁46をON状態に
し、電磁弁44,45をOFF状態にすると共に、急停
止の際は電磁弁46をOFF状態にし、電磁弁44,4
5をON状態にする。つまり、図4で示した総回転数N
1 から総回転数N2 までの間は、パッド32cを張力制
御用の制動に使用し、パッド32a,32bを急停止制
御用の制動に使用する。更に図4で示した総回転数N2
から総回転数N3 の間は、通常運転時は電磁弁45をO
N状態にし、電磁弁44,46をOFF状態にすると共
に、急停止の際は電磁弁45をOFF状態にし、電磁弁
44,46をON状態にする。つまり、図4で示した総
回転数N2 から総回転数N3 までの間は、パッド32b
を張力制御用の制動に使用し、パッド32a,32cを
急停止制御用の制動に使用する。
【0022】尚、上記実施例では、切替スイッチ52に
より張力制御時及び急停止制御時に作動させる電磁弁4
4,45,46の切替を行なうようにしたが、図5に示
すように、印刷機械の総回転数、機械運転時間及び印刷
部数等をカウントするカウンタ53を設け、カウンタ5
3の信号を制御装置47に入力して電磁弁44,45,
46の切替を自動で行なうことも可能である。尚、図
3、図5中の符号で51は表示器である。
【0023】このように、一定時間毎に電磁弁44,4
5,46の作動状況を変更し、パッド32a,32b,
32cを順次張力制御に使用する。従って、パッド32
a,32b,32cが均等に摩耗し、パッド32a,3
2b,32cの交換頻度が少なくなる。
【0024】尚、張力制御と急停止制御に使用するパッ
ド32a,32b,32cの組合わせは上記実施例に限
定されず、また、ブレーキパッド32のパッドの数も上
記実施例に限定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】本発明の巻取紙保持装置は、巻取紙を保
持するための回転軸の制動を行なう押付部材を複数備
え、押付力発生手段によってそれぞれ独立して押付部材
に押付力を発生させるようにしたので、押付部材を選択
して使用することができ、押付部材の摩耗を均等にする
ことができる。この結果、押付部材の交換頻度が減少
し、運転効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る巻取紙保持装置のエア
ブレーキのエア回路図。
【図2】エアブレーキの正面図。
【図3】エアブレーキの制御ブロック図。
【図4】ブレーキパッドの作動状況を表わすタイムチャ
ート。
【図5】エアブレーキの制御ブロック図。
【図6】オフセット輪転印刷機の概略構成図。
【図7】給紙部の側面図。
【図8】給紙部の正面図。
【図9】エアブレーキの断面図。
【図10】図9中のX−X線矢視図。
【図11】従来の巻取紙保持装置のエアブレーキのエア
回路図。
【符号の説明】
11,12 巻取紙 24 回転軸 26 エアブレーキ 28 ブレーキディスク 31 ダイヤフラム 32 ブレーキパッド 32a,32b,32c パッド 34 エア源 36 圧力制御弁 41,42,43 配管 44,45,46 電磁弁 47 制御装置 48 機械異常検出センサ 50 ウエブ張力検出センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取紙を支持する回転軸を備えた巻取紙
    支持手段と、回転軸に回転方向の制動力を与える複数の
    押付部材と、押付部材にそれぞれ独立して押付力を発生
    させる押付力発生手段とを備えたことを特徴とする巻取
    紙保持装置。
JP20912593A 1993-08-24 1993-08-24 巻取紙保持装置 Pending JPH0761661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20912593A JPH0761661A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 巻取紙保持装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP20912593A JPH0761661A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 巻取紙保持装置

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Publication Number Publication Date
JPH0761661A true JPH0761661A (ja) 1995-03-07

Family

ID=16567704

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20912593A Pending JPH0761661A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 巻取紙保持装置

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JP (1) JPH0761661A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7540447B2 (en) 2004-04-30 2009-06-02 Komori Corporation Braking force control method and device for strip-shaped material feeding device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7540447B2 (en) 2004-04-30 2009-06-02 Komori Corporation Braking force control method and device for strip-shaped material feeding device

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011211