JP4422405B2 - 蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents
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Description
本発明は、蓄圧室に蓄圧した高圧燃料を、分配手段により各気筒へ分配して供給する電子制御方式の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプの構成に関する。
背景技術
近年、ディーゼルエンジンにおいては、ますます排気エミッション規制が厳しくなる傾向にあって、低燃費で且つNOxとパーティキュレートの低減等が望まれており、これに対応するため、燃焼効率を向上すべく燃料噴射圧の高圧化が進んできている。
そして、燃料噴射圧の高圧化とともに、エンジンの回転速度にかかわらず噴射圧を任意に制御することを可能とする電子制御方式の蓄圧式の燃料噴射ポンプが増加してきている。
この蓄圧式の燃料噴射ポンプは、蓄圧室内に蓄圧した高圧燃料を、各気筒に供給するものであり、例えば、特表平7−509042に記載の如くである。
このような蓄圧式燃料噴射ポンプにおいては、燃料蓄圧室や、高圧燃料圧送用のプランジャや、燃料噴射制御用の噴射制御弁や、燃料を各気筒に分配する分配手段や、圧力制御弁等の、常時高圧がかかる高圧経路を構成するための機能部材が具備されているが、これらの機能部材は、それぞれ別体に形成されたブロック等のケーシングに分離して収納されていた。
このように、分離構造に構成された各機能部材は、その接続箇所においても常に高圧がかかるため、強度確保が困難であり、油漏れや損傷が発生する等、信頼性が低い場合があり、構造も複雑となっていた。
また、前述の蓄圧式燃料噴射ポンプにおいては、燃料を蓄圧室へ圧送するためのプランジャ部が複数設けられ、複数のプランジャ部がカム軸方向に併設されていたため、該蓄圧式燃料噴射ポンプが大型化するとともに、複雑な構造となっていた。
[発明の開示]
本発明は、1又は複数の蓄圧室に蓄圧した高圧燃料を、分配手段により各気筒へ分配して供給する蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにおいて、プランジャや圧力制御用の圧力制御弁や燃料噴射制御用の噴射制御弁や蓄圧室や分配手段等の高圧経路を構成する機能部材を、ハイドロリックベース内に配設するものである。
このことにより、常時高い圧力がかかる、これらの構成部材がハイドロリックベース内に配設されることとなり、高圧経路の強度を十分に確保することができる。また、各構成部材間の接続はハイドロリックベースに形成した、キリ孔等で構成される油路で行うことができ、継手部品等を用いることがないので油漏れや配管の損傷等が発生することもなく、信頼性向上を図ることができる。
また、本発明は、前記分配手段としての分配軸を、カム軸に対して直交方向に配置したものである。このことにより、燃料噴射ポンプのカム軸方向の寸法を小さくすることができ、燃料噴射ポンプを全体的に小型化することが可能となる。さらに、小型エンジンにおいては、吐出弁のホルダーの上方への取り出しにより噴射ノズルに至る噴射管長が短縮される。従って、噴射管内の燃料容積が減少して噴射遅れが少なくなり、広い回転範囲での噴射率及び噴射時期の高精度制御が可能となる。
また、本発明は、前記分配手段としての分配軸を、カム軸により駆動するものである。このことにより、カム軸により駆動されるプランジャ部から、分配軸を通じて吐出弁へ至るまでの燃料通路を短縮化して、該燃料通路内の燃料容積を減少することができ、パイロットバルブや圧力制御弁等の電磁弁による、微量のパイロット噴射やポスト噴射、及び初期噴射率制御等の噴射率制御、並びに噴射時期制御等といった、噴射の高品質化を図ることが可能となる。
また、本発明は、前記蓄圧室へ燃料を蓄圧するためのプランジャ部を1つ設けたものである。このことにより、燃料噴射ポンプを小型化することができるとともに、部品点数を削減することができ、構造容易化及び低コスト化を図ることが可能となる。
また、本発明は、前記プランジャ部のプランジャを駆動するためのカムを、該カムを支持するカム軸とは分割形成したものである。このことにより、燃料噴射ポンプを多気筒用に形成した場合、カムのタペットとの当接面の曲率が小さくなって、該タペットに対する接触面圧が高くなるため、カムとカム軸とを分割形成することで、高圧でタペットに接触するカムを、SKHやSKDやセラミック等の高面圧材で構成して耐摩耗性を高めながら、カム軸をカム程高強度でない標準的な材質の部材により形成して低コスト化を図ることができる。
また、本発明は、前記蓄圧式分配型燃料噴射ポンプのカム軸に気筒判別用のパルス発生部材を設け、該パルス発生部材を前記カムと一体形成したものである。このことにより、機能部材の複合化を図って部品点数を削減することができ、さらなる低コスト化を図るとともに、燃料噴射ポンプの小型化を図ることが可能となる。
また、本発明は、前記蓄圧室へ燃料を圧送するプランジャを駆動するためのカム軸の回転速度と、該蓄圧式分配型燃料噴射ポンプが装着されるエンジンの回転速度とを同一とし、分配手段の回転速度を該エンジンの回転速度の半分の速度としたものである。このことにより、例えば、4サイクルエンジンの場合、カムに形成される山の数が気筒数の半分の数となり、山の数を削減することができて、カムを小型化することができるとともに、カムの加工工数を低減することができる。また、カムプロフィルも半分の速度に減じることができ、カムの外周面形状も外側に向かって凸となる形状に形成することができるため、カムの外周面を加工する際には径の大きな砥石を用いることができ、加工時における外周面の研磨が容易となり、加工時間も低減することができて、低コスト化を図ることができる。
また、本発明は、前記分配手段を、傘歯車を介してカム軸により駆動し、該分配手段側の傘歯車の歯数を、カム軸側の傘歯車の歯数の2倍としたものである。このことにより、簡単な構成且つ低コストで、分配手段の回転速度をカム軸の回転速度の半分の速度とすることができる。
また、本発明は、前記カム軸の両端部をハウジングにより支持し、該カム軸の反プランジャ側周面を支持する軸受を、ハウジングによる支持部より中央側のカム近傍に配設したものである。このことにより、カム軸がプランジャ等から受ける荷重を該軸受によって受けることができ、カム軸の撓みを抑えて振動や騒音の低減を図ることができる。また、傘歯車を小さく形成することができて、燃料噴射ポンプを全体的に小型化することが可能となる。
また、本発明は、制御系機能部材である、前記プランジャ部の蓄圧用圧力制御弁及び噴射制御弁を、それぞれカム軸に対して垂直方向に配設したものである。このことにより、燃料噴射ポンプのカム軸方向の寸法を小さくすることができ、燃料噴射ポンプを全体的に小型化することが可能となる。また、カム軸を水平に配置した場合、蓄圧用圧力制御弁及び噴射制御弁の軸心が垂直となるため、該制御弁の摺動部が偏摩耗することを防止することができる。
また、本発明は、制御系機能部材である、前記プランジャ部の蓄圧用圧力制御弁、分配手段、及び噴射制御弁を、それぞれカム軸に対して垂直方向に配設したものである。このことにより、燃料噴射ポンプのカム軸方向の寸法を小さくすることができ、燃料噴射ポンプを全体的に小型化することが可能となる。また、カム軸を水平に配置した場合、蓄圧用圧力制御弁、分配手段、及び噴射制御弁の軸心が垂直となるため、該制御弁や分配軸部分の摺動部が偏摩耗することを防止することができる。
また、本発明は、前記制御系機能部材を、プランジャ部、分配手段、及び噴射制御弁の順に、カム軸方向に配置したものである。このことにより、燃料噴射ポンプのカム軸方向の寸法を小さくすることができ、燃料噴射ポンプを全体的に小型化することが可能となる。
また、本発明は、蓄圧用の前記プランジャ部、分配手段、及び噴射制御弁を、直列配置したものである。このことにより、燃料噴射ポンプのカム軸方向の寸法を小さくすることができ、燃料噴射ポンプを全体的に小型化することが可能となる。
また、本発明は、前記プランジャ部の蓄圧室圧力制御用電磁弁、及び噴射制御弁の制御用電磁弁を、それぞれプランジャの端部及び噴射制御弁の端部に配置したものである。このことにより、燃料噴射ポンプのカム軸方向の寸法を小さくすることができ、燃料噴射ポンプを全体的に小型化することが可能となっている。
また、本発明は、前記制御用電磁弁の摺動部材の摺動方向を、カム軸に対して垂直方向としたものである。このことにより、以下の効果を奏する。即ち、これらの制御用電磁弁は気筒数にかかわりなく一つだけ設けられているので、カム軸が1回転する毎に気筒数分の回数だけ動作する必要があり、非常に高速で作動し、且つ多数回の作動が必要となる。
さらに、該制御用電磁弁は、噴射量や噴射時期を高精度に制御するために、高精度の過酷な作動を維持する必要があるが、該制御用電磁弁を、該制御用電磁弁の摺動部材である弁体がカム軸の軸方向と略直交する方向に摺動するように配置することで、高速作動や多数回の作動によっても摺動部に偏摩耗が発生することを防止することができ、耐久性・信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明は、前記蓄圧室を複数形成し、該複数の蓄圧室を互いに並列配置するものである。このことにより、蓄圧室と、プランジャにより圧送される燃料が滞留するプランジャ室との間を連結する油路を短く形成することができ、燃料通路の無駄な容積を減少することができて、燃料圧送時間の短縮化及び馬力ロスの減少を図ることが可能となる。
[発明を実施するための最良の形態]
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
まず、本発明の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプの概略構成について説明する。
図1、図2、及び図3乃至図5に示すように、蓄圧式分配型燃料噴射ポンプに構成される燃料噴射ポンプ1は、高圧燃料が蓄圧される蓄圧室31、該蓄圧室31へ燃料を圧送するプランジャ7、蓄圧室31から圧送される燃料を各気筒の噴射ノズル29へ分配して供給する分配軸9等を具備している。
プランジャ7は、カム軸4に形成されるカム5により、タペット11を介して上下摺動駆動され、該プランジャ7の上方に形成されるプランジャ室7aは、逆止弁28を介して蓄圧室31と接続されている。
また、プランジャ室7aは、圧力制御弁27を介して低圧側回路32と接続されている。
そして、圧力制御弁27がオン状態のときにはプランジャ室7aと低圧側回路32とが分断され、オフ状態のときにはプランジャ室7aと低圧側回路32とが連通するように構成している。
蓄圧室31と分配軸9とは、噴射制御弁26を介して接続されており、該分配軸9は、噴射ノズル29と接続される各気筒の吐出弁18と、連通可能に構成されている。また、蓄圧室31には、該蓄圧室31内の圧力を検出する圧力センサ30が付設されている。さらに、蓄圧室31には安全弁24が接続されており、該蓄圧室31内の圧力が一定圧以上となった場合には、該圧力を低圧側回路32へ逃がすようにしている。
噴射制御弁26内には下部バルブ36a、上部バルブ36c、及びピストン36dが摺動自在に収納されており、下部バルブ36aはスプリング37により蓄圧室31側に付勢されている。
また、噴射制御弁26は三方弁に構成されており、下部バルブ36aが反蓄圧室31側に摺動した状態では、蓄圧室31は、分配軸9を経て逆止弁18を介して噴射ノズル29に連通し、逆に下部バルブ36aが蓄圧室31側に摺動した状態では、分配軸9を経て吐出弁18に至る油路r7と低圧側回路32とのみが連通するように構成されている。
噴射制御弁26の反蓄圧室31側端部は、接続路34によりパイロットバルブ25と接続されており、該接続路34はバイパス回路33を介して蓄圧室31と接続されている。
パイロットバルブ25は、接続路34と低圧側回路32との連通を断接するものであり、該パイロットバルブ25がオン状態のときに接続路34と低圧側回路32とが連通し、オフ状態のときに接続路34と低圧側回路32とが分断されるように構成している。
また、前記パイロットバルブ25、圧力制御弁27、及び圧力センサ30は、電子制御装置(以下「ECU」と記載する)20と接続されている。
このように構成される燃料噴射ポンプ1においては、プランジャ室7a内に燃料タンクから燃料が供給されており、蓄圧時には図1に示す如く、ECU20の制御により圧力制御弁27がオン状態となってプランジャ室7aと低圧側回路32とが分断されており、カム5によって上方摺動するプランジャ7によりプランジャ室7a内の燃料が圧縮されて蓄圧室31へ圧送される。
蓄圧室31へ圧送された燃料は逆止弁28により逆流が防止されており、該蓄圧室31内は適宜圧力に蓄圧されている。
一方、蓄圧を要しないときは図2に示す如く、圧力制御弁27がオフ状態となってプランジャ室7aと低圧回路32とが連通し、プランジャ室7aの燃料は低圧側回路へドレンされる。
バイパス回路33により蓄圧室31と接続される前記接続路34には、該蓄圧室31から絞り33aを介して燃料が供給されている。燃料噴射時には、ECU20の制御により噴射制御弁26のパイロットバルブ25はオンされて接続路34と低圧側回路32とが連通されると、接続路34の圧力が低下するので、噴射制御弁26のピストン36dの蓄圧室31方向への押圧が解除される。
従って、該下部バルブ36aは、蓄圧室31の圧力により反蓄圧室31側に付勢されて反蓄圧室31側に摺動し、蓄圧室31と分配軸9とが連通する。
これにより、蓄圧室31内の燃料が分配軸9へ圧送されて、各気筒へ分配され吐出弁18を経て、噴射ノズル29から噴射されることとなる。
一方、燃料無噴射は、図2に示す如く、ECU20の制御により噴射制御弁のパイロットバルブ25がオフされ、蓄圧室31から絞り33aを介して燃料が供給される前記接続路34と低圧側回路32とが分断されるため、供給された燃料により該接続路34内の圧力が上昇して、噴射制御弁26のピストン36dが蓄圧室31側へ押圧される。
これにより、上部バルブ36cを介して下部バルブ36aが蓄圧室31側に摺動し、下部バルブ36aがシート36eに着座するとともに、噴射制御弁26から吐出弁18までの間の油路r6・r7と低圧側回路32とが連通して、ドレン圧となり噴射が終了する。
尚、スプリング36bは、下部バルブ36aを蓄圧室31側に付勢しており、起動時の蓄圧室31の圧力上昇用のバネである。
次に、前記プランジャ7、蓄圧室31、分配軸9、圧力制御弁27、及びパイロットバルブ25等の、燃料噴射ポンプ1の各構成部材の配置構成等について説明する。
図3乃至図5に示すように、燃料噴射ポンプ1の下部には、カム5が固設されるカム軸4が横設され、該カム軸4の一端部は、カム軸受12を介してカム軸ハウジング(H)に回転自在に軸支されている。
カム軸ハウジングHの上方には、プランジャ7、蓄圧室31、及び分配軸9等の各構成部材のハウジングである、ブロック状部材のハイドロリックベースHbが連設されている。
カム5の上方には、カム軸4の軸方向と略直交する方向にプランジャ7が配設されている。該プランジャ7は、ハイドロリックベースHbに嵌装されるプランジャバレル8に上下摺動自在に嵌挿されている。該プランジャ7の下端にはタペット11が付設されている。
プランジャ7及びタペット11はスプリング16等の付勢手段により下方へ付勢され、該タペット11がカム5に当接しており、該カム5の回転によりプランジャ7が上下往復動するように構成している。
これらの、プランジャ7、プランジャ7の上方に形成されるプランジャ室7a圧力制御弁27、タペット11、及びカム5等で構成される、蓄圧室31へ燃料を圧送して蓄圧するためのプランジャ部は、本燃料噴射ポンプ1においては、一つだけ設けられている。
このように、プランジャ部を一つだけ設けることで、燃料噴射ポンプ1を小型化することができるとともに、部品点数を削減することができ、構造容易化及び低コスト化を図ることを可能としている。
また、プランジャ7の上端部には、該プランジャ7による燃料圧送の制御用電磁弁である前記圧力制御弁27が配設されており、該圧力制御弁27は、例えば図3に示すように、弁体27aがカム軸4の軸方向と略直交する方向、即ち上下方向に摺動するように配置されている。しかし、この圧力制御弁27の配置方向は略直交する方向には限定しない。
このように、プランジャ7の上端部に前記圧力制御弁27を設置することで、燃料噴射ポンプ1のカム軸4の軸方向の寸法を小さくすることができ、燃料噴射ポンプ1を全体的に小型化することが可能となっている。
また、圧力制御弁27は気筒数にかかわりなく一つだけ設けられるので、カム軸4が1回転する毎に気筒数分の回数だけ動作する必要があり、非常に高速で作動し、且つ多数回の作動が必要となる。
さらに、圧力制御弁27は、蓄圧室31の圧力を高精度に制御するために、高精度の過酷な作動を維持する必要があるが、本例のように、圧力制御弁27を、弁体27aがカム軸4の軸方向と略直交する方向に摺動するように配置することで、高速作動や多数回の作動によっても摺動部に偏摩耗が発生することを防止することができ、耐久性・信頼性の向上を図っている。
また、プランジャ7の側方には、分配軸9が該プランジャ7と軸心を平行に配設されており、該分配軸9は、ハイドロリックベースHbに嵌装される分配軸スリーブ10に回転自在に嵌挿されるとともに、該分配軸9の下端部に連結した分配駆動軸39により回転駆動される。
該分配駆動軸39及び分配軸9はカム軸4の軸方向と略直交する方向に配置されており、分配駆動軸39とカム軸4とを傘歯車19により接続している。これにより、分配軸9を傘歯車19を介してカム軸4により回転駆動可能としている。
このような配置・構成とすることで、カム軸4により駆動されるプランジャ7等のプランジャ部から、分配軸9を通じて吐出弁18へ至るまでの燃料通路(後述の油路r6・r7等)を短縮化して、該燃料通路内の燃料容積を減少することができ、パイロットバルブ25や圧力制御弁27等の電磁弁による、微量のパイロット噴射やポスト噴射、及び初期噴射率制御等の噴射率制御、並びに噴射時期制御等といった、噴射の高品質化を図ることが可能となる。
尚、ハイドロリックベースHbにおける分配軸9の周囲には、気筒数分の吐出弁18が嵌装されている。
また、カム軸4と分配軸9とは、直交方向に配置されていなくても、ある程度の角度をもって配置されていれば、上述の効果を奏することが可能である。
ハイドロリックベースHbにおける、分配軸9の反プランジャ7側の側方部分には、前記噴射制御弁26が嵌装され、カム軸4の軸方向と略直交する方向に配置されている。即ち、噴射制御弁26は、上下バルブ36c・36aがカム軸4の軸方向と略直交する方向に摺動するように配置されている。
該噴射制御弁26の上端部には前記パイロットバルブ25が配設されており、該パイロットバルブ25は、弁体25aがカム軸4の軸方向と略直交する方向、即ち上下方向に摺動するように配置されている。
このように、噴射制御弁26の上端部にパイロットバルブ25を設置することで、燃料噴射ポンプ1のカム軸4の軸方向の寸法を小さくすることができ、燃料噴射ポンプ1を全体的に小型化することが可能となっている。
また、噴射制御弁26及び制御用電磁弁であるパイロットバルブ25は気筒数にかかわりなく一つだけ設けられるので、前述の圧力制御弁27と同様に、高速作動や多数回の作動によっても摺動部に偏摩耗が発生することを防止することができ、耐久性・信頼性の向上を図ることができる。
燃料噴射ポンプ1の制御系機能部材である、前記プランジャ7、分配軸9、及び噴射制御弁26は、カム軸4の軸方向に、ハイドロリックベースHbの一端部側からプランジャ7、分配軸9、及び噴射制御弁26の順に、直列配置されている。
このように、分配軸9を中央部に配置して、プランジャ7、分配軸9、及び噴射制御弁26を直列配置することで、燃料噴射ポンプ1のカム軸4の軸方向の寸法を小さくすることができ、燃料噴射ポンプ1を全体的に小型化することが可能となっている。
尚、蓄圧室31内の圧力を検出する圧力センサ30はハイドロリックベースHbの一側面に取り付けられている。
また、プランジャ7、分配軸9、及び噴射制御弁26は、完全な直列配置とされていなくても、例えばプランジャ7、分配軸9、及び噴射制御弁26の何れか一つが直列位置からずれていたとしても、また、プランジャ7、分配軸9、及び噴射制御弁26が略直列状態で配置されていればよい。
また、ハイドロリックベースHbには、カム軸4の軸方向と略平行に、軸方向に長い穴が穿設され、蓄圧室31を構成している。該蓄圧室31は、1又は複数構成され、互いにハイドロリックベースHbに形成される油路によって連通されている。
蓄圧室31を構成するハイドロリックベースHbの穴の一端部は外部に開口しており、この開口部は、プラグ35又は前記安全弁24により閉塞されている。例えば、複数の蓄圧室31の内、一つの蓄圧室31を構成する穴の開口部を安全弁24により閉塞し、他の蓄圧室31を構成する穴の開口部をプラグ35により閉塞している。
該複数の蓄圧室31は、互いに並列配置され、前記プランジャ7、分配軸9、及び噴射制御弁26等の制御系機能部材の近傍に配置されている。
このように、複数の蓄圧室31を併設するとともに、制御系機能部材の近傍に配置することで、該蓄圧室31とプランジャ室7aとの間を連結する油路(後述の油路r3・r4)を短く形成することができ、燃料通路の無駄な容積を減少することができて、燃料圧送時間の短縮化及び馬力ロスの減少を図ることが可能となっている。
尚、蓄圧室31は、カム軸4の軸方向に対して略直交方向に配置することも可能であり、また、直線状に形成するだけでなく途中部で屈曲させてもよい。
また、平行配置される複数の蓄圧室31は、完全な平行状態に配置されていなくても、ある一方向からみて平行であればよく、他の方向からみた場合には、互いにある程度角度をもって配置されていればよい。さらに、ある一方向からみた場合の平行状態も、完全な平行でなくても略平行であればよい。
前記カム軸ハウジングHの一端面には、カム軸4の回転により駆動され燃料を圧送するためのフィードポンプであるトロコイドポンプ6が付設されている。
該トロコイドポンプ6により燃料タンクに貯溜される燃料が、カム軸ハウジングHに穿設形成される油路r1及びハイドロリックベースHbに穿設形成される油路r2を通じて、燃料供給室27bからプランジャ室7aへ圧送される。
即ち、トロコイドポンプ6の吐出口6aから燃料供給室27bに至り、さらに圧力制御弁27の弁体27aを結ぶプランジャ部のプランジャ室7aまでが、油路r1及び油路r2により連通されている。
そして、プランジャ室7aへ圧送された燃料は、油路r3を通じて逆止弁28へ導入され、該逆止弁28から油路r4を通じて蓄圧室31へ導出される。
このように、トロコイドポンプ6をカム軸ハウジングHの一端面に装着して、カム軸4により駆動可能とすることで、トロコイドポンプ6を駆動するための駆動軸を別個に設ける必要がなくなり、部品点数を削減して、構造の簡易化及び低コスト化を図ることができ、燃料噴射ポンプ1を全体的に小型化することもできる。
また、トロコイドポンプ6の吐出口6aからプランジャ部のプランジャ室7aまでを、油路r1及び油路r2により連通することで、該トロコイドポンプ6からパイプ部材を用いることなくプランジャ部まで燃料を圧送することが可能となり、構造の簡易化及び低コスト化を図るとともに、パイプの破損や燃料漏れ等を防止することができる。
尚、燃料圧送用のフィードポンプは、トロコイドポンプ6以外の回転形式の歯車ポンプやベーンポンプ等としてもよい。
逆止弁28は、ハイドロリックベースHbに形成される嵌装孔hdに嵌装されており、該逆止弁28の下方における嵌装孔hdには燃料通路片51が嵌装されている。
該燃料通路片51には前記油路r3及び油路r4が形成されている。燃料通路片51に形成される油路r3の一端部は、ハイドロリックベースHbに形成される油路r3と接続され、他端部は、逆止弁28の燃料導入口28aに接続されている。また、燃料通路片51に形成される油路r4の一端部は、逆止弁28の燃料導出口28bに接続され、他端部は、ハイドロリックベースHbに形成される油路r4と接続されている。
即ち、逆止弁28は、ハイドロリックベースHbに形成される油路r3及びr4と、それぞれ燃料通路片51に形成される油路r3及び油路r4を介して接続されている。
このように、ハイドロリックベースHb内に設けられる逆止弁28の燃料導入口28aと接続される油路r3、及び燃料導出口28bと接続される油路r4を、ハイドロリックベースHbとは別体に形成される燃料通路片51に形成している。
これにより、高圧燃料が通過する油路r3及び油路r4を、ハイドロリックベースHbとは別体の燃料通路片51単体に加工・形成することが可能なり、該油路r3・r4の加工を容易にして加工工数の低減を図ることができる。
また、燃料通路片51単体に加工を行う場合は、複雑な形状且つ大型の部材であるハイドロリックベースHbよりも高精度な加工を施すことができるため、燃料通路片51における、逆止弁28の燃料導入口28a及び燃料導出口28bの形成面との合わせ面も、高精度且つ容易に加工することができ、高圧燃料が通過する油路r3・r4と燃料導入出口28a・28bとの接続部のシールを確実に行うことができて、燃料漏れ等を防止することができる。
蓄圧室31内へ送出され蓄圧された高圧燃料は、パイロットバルブ25の制御状態によっては(パイロットバルブ25がオンされているときには)、油路r5を通じて噴射制御弁26へ導入され、該噴射制御弁26から油路r6を通じて分配軸9へ導出される。
噴射制御弁26は、ハイドロリックベースHbに形成される嵌装孔hcに嵌装されており、該噴射制御弁26の下方における嵌装孔hcには燃料通路片52が嵌装されている。
該燃料通路片52には前記油路r5及び油路r6が形成されている。燃料通路片52に形成される油路r5の一端部は、ハイドロリックベースHbに形成される油路r5と接続され、他端部は、噴射制御弁26の燃料導入口26aに接続されている。また、燃料通路片52に形成される油路r6の一端部は、噴射制御弁26の燃料導出口26bに接続され、他端部は、ハイドロリックベースHbに形成される油路r6と接続されている。
即ち、噴射制御弁26は、ハイドロリックベースHbに形成される油路r5及び油路r6と、それぞれ燃料通路片52に形成される油路r5及び油路r6を介して接続されている。
このように、ハイドロリックベースHb内に設けられる噴射制御弁26の燃料導入口26aと接続される油路r5、及び燃料導出口26bと接続される油路r6を、ハイドロリックベースHbとは別体に形成される燃料通路片52に形成している。
これにより、高圧燃料が通過する油路r5及び油路r6を、ハイドロリックベースHbとは別体の燃料通路片52単体に加工・形成することが可能なり、該油路r5・r6の加工を容易にして加工工数の低減を図ることができる。
また、燃料通路片52単体に加工を行う場合は、複雑な形状且つ大型の部材であるハイドロリックベースHbよりも高精度な加工を施すことができるため、燃料通路片52における、噴射制御弁26の燃料導入口26a及び燃料導出口26bの形成面との合わせ面も、高精度且つ容易に加工することができ、高圧燃料が通過する油路r5・r6と燃料導入出口26a・26bとの接続部のシールを確実に行うことができて、燃料漏れ等を防止することができる。
分配軸9へ送出された燃料は、各気筒に対応する油路r7を通じて吐出弁18へ案内され、各気筒の噴射ノズル29から噴射される。
以上のように、本燃料噴射ポンプ1における燃料の高圧経路を構成する、プランジャ7、分配軸9、圧力制御弁27、逆止弁28、噴射制御弁26、圧力センサ30、安全弁24、吐出弁18、パイロットバルブ、及び蓄圧室31等といった機能部材は全て、一つのブロック状部材にて構成されるハイドロリックベースHbに纏めて配設されている。
このように構成することで、常時高い圧力がかかるこれらの構成部材が一つのブロック状部材内に配設されることとなり、高圧経路の強度を十分に確保することができる。また、各構成部材間の接続はハイドロリックベースHbに形成したキリ孔等で構成される油路r1・r2・・・で行うことができ、継手部品等を用いることがないので油漏れや配管の損傷等が発生することもなく、信頼性向上を図ることができる。
尚、機能部材(プランジャバレル8、分配軸スリーブ10)及び燃料通路片51・52等は高圧通路を形成しており、ハイドロリックベースHbに焼き嵌めや冷し嵌め等によって油密に嵌合している。
また、噴射制御弁26及び分配軸9の下方における、ハイドロリックベースHbとカム軸ハウジングHとの境界部には、低圧室15が形成されている。
該低圧室15は、主にハイドロリックベースHbに形成されるキリ孔で構成された低圧側回路32に接続されており、蓄圧室31へ燃料を圧送するプランジャ7とプランジャバレル8との嵌合隙間から漏れ出る燃料や、ハイドロリックベースHbに形成される嵌装孔hbに嵌装される分配軸スリーブ10と分配軸9との間から漏れ出る燃料等を、該低圧室15に回収し、低圧側ドレン回路100を通じて燃料タンクへ戻すように構成している。
尚、プランジャバレル8の外周部は、ハイドロリックベースHbに形成されるリーク戻し孔r12により低圧室15と連通されている。
このように、プランジャ7部分や分配軸9部分等の高圧経路側から低圧側へ漏れ出す燃料の回収室として低圧室15を、燃料噴射ポンプ1のハウジングであるハイドロリックベースHb及びカム軸ハウジングHに設けることで、燃料噴射ポンプ1の噴射圧が超高圧化して、高圧経路側から発生するリーク燃料を確実に回収して燃料タンクへ戻すことが可能となる。
これにより、リーク燃料が、カム軸ハウジングH内やエンジンの潤滑油に混入して、該潤滑油が希釈されてしまうことを防止することができる。
また、蓄圧室31に設けられる前記安全弁24のドレンポート24aは、ハイドロリックベースHbに形成されたキリ孔で構成される連通路r11により低圧側ドレン回路100と接続されており、蓄圧質31から安全弁24を通じて排出される燃料を燃料タンクへ戻すようにしている。
このように、安全弁24と低圧側ドレン回路100とを、ハイドロリックベースHbに形成されたキリ孔で構成される連通路r11接続することにより、配管部材をなくすことができて、燃料の漏れ防止や、低コスト化を図ることが可能となっている。また、蓄圧室31の開口部を閉塞するプラグ35の代わりに、安全弁24にて該開口部を閉塞して、該安全弁24にプラグ35の機能をも具備させることで、部品点数の削減を図っている。
尚、低圧室15をトロコイドポンプ6の吸入側ポートと接続して、該低圧室15で回収した燃料をトロコイドポンプ6へ供給するように構成することもできる。
次に、多気筒用、例えば6気筒用に構成した燃料噴射ポンプについて、カム5部分の構成を中心に説明する。
図6、図7に示す、6気筒用に構成された燃料噴射ポンプ101においては、カム85は6山に形成されており、該カム85はカム軸84と別体に形成されて分割状態にあるものを、該カム軸84に挿着して一体的に回転可能とされている。また、カム85には、気筒判別用の気筒判別用パルサー81が一体的に形成されている。
このように、多気筒用に形成されたカム85の場合、タペット11との当接面の曲率が小さくなって、該タペット11に対する接触面圧が高くなる。
従って、多気筒用に構成される本燃料噴射ポンプ101の場合は、カム85とカム軸84とを分割形成し、高圧でタペット11に接触するカム85は、SKHやSKDやセラミック等の高面圧材で構成して耐摩耗性を高め、カム軸84は、カム85程高強度でない標準的な材質の部材により形成して低コスト化を図っている。
また、高面圧材であるカム85は、焼結やMIM等の後工法により形成して低コスト化を図っているが、該カム85に前記気筒判別用パルサー81を一体的に形成して機能部材の複合化を図り、さらなる低コスト化を図るとともに、燃料噴射ポンプ101の小型化を図っている。
また、多気筒仕様の燃料噴射ポンプとしては、図8、図9に示すように構成することもできる。
図8、図9に示す燃料噴射ポンプ201において、前記分配軸9は、傘歯車19’を介してカム軸94により駆動されており、カム軸94にはカム軸側歯車19a’が固設され、分配軸9側の分配駆動軸39には分配軸側歯車19b’が固設されて、該カム軸側歯車19a’と分配軸側歯車19b’とが噛合している。
そして、本例における分配軸側歯車19b’は、カム軸側歯車19a’に対して2倍の歯数を有している。
また、カム軸94は、燃料噴射ポンプ201が装着されるエンジンの回転数と同じ回転数で駆動されている。従って、カム軸側歯車19a’と、該カム軸側歯車19a’の2倍の歯数を有する分配軸側歯車19b’とを介して、カム軸94により駆動される分配軸9は、カム軸94の回転数の半分の回転数で駆動されることとなる。
ここで、多気筒用の本燃料噴射ポンプ201は、例えば6気筒用に構成されており、4サイクルエンジンの場合、カム軸4が2回転する間に、分配軸9が1回転して6つの気筒へそれぞれ1回ずつ燃料を分配供給し、プランジャ7は6回燃料を蓄圧室31へ圧送するように構成されており、カム95は3山形成されている。
即ち、この場合、カム95に形成される山の数は気筒数の半分の数となる。
このように、4サイクルエンジンの場合、カム95に形成される山の数が気筒数の半分の数となるので、山の数を削減することができて、カム95を小型化することができるとともに、カム95の加工工数を低減することができる。
また、カムプロフィルも半分の速度に減じることができ、カム95の外周面形状も外側に向かって凸となる形状に形成することができるため、カム95の外周面を加工する際には径の大きな砥石を用いることができ、加工時における外周面の研磨が容易となり、加工時間も低減することができて、低コスト化を図ることができる。
また、分配軸9とカム軸94とは傘歯車19’により接続されているので、簡単な構成且つ低コストで、分配軸9の回転速度をカム軸94の回転速度の半分の速度とすることができる。
また、分配軸側歯車19b’はカム軸側歯車19a’に対して2倍の歯数を有しており、該分配軸側歯車19b’の外径はカム軸側歯車19a’の外径よりも大きくなるため、燃料噴射ポンプ201を小型化するためには、カム軸側歯車19a’の外径を小さくする必要がある。
カム軸側歯車19a’の外径を小さく形成するとカム軸94が小径となるが、本燃料噴射ポンプ201の高圧噴射化によりカム軸94がプランジャ7等から受ける荷重が大きくなって、該カム軸94を両端部で支持するのみでは、カム軸94に撓みが発生する恐れがある。
そこで、本例の燃料噴射ポンプ201においては、カム軸94に対向した反プランジャ7側周面(図3においては下側)を支持する半割状の軸受71を、カム軸94両端の支持部より中央側のカム5近傍に配設している。
これにより、カム軸94がプランジャ7等から受ける荷重を軸受71によって受けることができ、カム軸94の撓みを抑えて振動や騒音の低減を図ることができる。また、傘歯車19’を小さく形成することができて、燃料噴射ポンプ201を全体的に小型化することが可能となる。
次に、前記燃料噴射ポンプ1を搭載したエンジンシステムについて概説する。図10に示すように、燃料噴射ポンプ1はエンジンEに装着されている。
該システムにおける前記ECU20には、前述の圧力センサ30、パイロットバルブ25、及び圧力制御弁27の他に、燃料噴射ポンプ1に付設される燃料温度センサ68や、カム軸4と一体的に回転する気筒判別用パルサー61により気筒を判別するための気筒判別用センサ62が接続されている。
また、ECU20には、エンジンEの冷却水温度を検出する水温センサ66や、クランク軸と一体的に回転する回転検出用パルサ63によりエンジン回転数を検出する回転数センサ64が接続され、各気筒の噴射ノズル29のリフト量を検出するリフトセンサ65も接続されている。
さらに、ECU20には、アクセルセンサ67や、その他のブースト圧や吸気流量や吸気温度等を検出するセンサ群69が接続されている。
そして、アクセルセンサ67によるアクセル開度の検出値や、回転数センサ64によるエンジン回転数の検出値や、圧力センサ30による蓄圧室31内の圧力の検出値等に基づいて、ECU20によりパイロットバルブ25や圧力制御弁27等の作動を電気的に制御して、適切な噴射量や噴射時期等で噴射ノズル29から燃料を噴射するようにしている。
この際、気筒判別用センサ62により燃料噴射をおこなうべき噴射ノズル29を判別し、その他の燃料温度センサ68、水温センサ66、リフトセンサ65、及びセンサ群69による検出値により、燃料噴射条件を適宜調節している。
さらに、ECU20においては、各種センサの検出値等に異常があった場合に、エンジンEや燃料噴射ポンプ1に故障が発生したかどうかの判断を行う故障診断機能も備えられている。
尚、前記気筒判別用パルサー61の代わりに、傘歯車19等のカム軸4と連動する歯車等を用いて気筒の判別を行うことも可能である。
産業上の利用可能性
本発明の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプは、ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプに適用可能であり、特に、低燃費且つ排気エミッション規制に対応可能な、低公害エンジン用の燃料噴射ポンプとして適している。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の燃料噴射ポンプにおける燃料噴射時の状態を示す概略図であり、図2は、同じく燃料噴射ポンプにおける燃料無噴射時の状態を示す概略図であり、図3は、燃料噴射ポンプを示す側面断面図であり、図4は、同じく正面断面図であり、図5は、同じく平面部断面図であり、図6は、燃料噴射ポンプの第二の実施例を示す側面断面図であり、図7は、同じく第二の実施例を示す正面断面図であり、図8は、燃料噴射ポンプの第三の実施例を示す側面断面図であり、図9は、同じく第三の実施例を示す正面断面図であり、図10は、燃料噴射ポンプを搭載したエンジンシステムを示す概略図である。
Claims (11)
- 1又は複数の蓄圧室(31)に蓄圧した高圧燃料を、分配手段である分配軸(9)により各気筒へ分配して供給する蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ(1・101・201)を、下部のカム軸ハウジング(H)と上部のハイドロリックベース(Hb)の内部に構成し、カム軸(4)のカム(5)により駆動されるプランジャ(7)と、燃料噴射制御用の噴射制御弁(26)と、蓄圧室(31)と、同じくカム軸(4)により駆動される分配軸(9)等の、燃料噴射ポンプ(1・101・201)の高圧経路を構成する制御系機能部材を、前記ハイドロリックベース(Hb)内に配設し、該プランジャ(7)部と、分配軸(9)と、噴射制御弁(26)は、前記カム軸(4)に対して、各々を垂直方向に配置し、該ハイドロリックベース(Hb)の上面平面視において、前記プランジャ(7)部と、分配軸(9)と、噴射制御弁(26)部は、該カム軸(4)の軸心方向の上方で、該ハイドロリックベース(Hb)の上面の一端部側から他端部側へ順に、直列して配置し、該ハイドロリックベース(Hb)内には、前記カム軸(4)の軸心方向と略平行に、軸心方向に長い穴を穿設して蓄圧室(31)を構成し、該蓄圧室(31)は、前記プランジャ(7)と分配軸(9)と噴射制御弁(26)の列の近傍に、該プランジャ(7)と分配軸(9)と噴射制御弁(26)の列に対して、並列して配置したことを特徴とする蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ。
- 請求項1記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記蓄圧室(31)へ燃料を蓄圧するためのプランジャ(7)部を1本だけ設けたことを特徴とする蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ。
- 請求項1記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記蓄圧室(31)は複数本を穿設形成し、該複数の蓄圧室(31)は互いに並列配置されることを特徴とする蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ。
- 請求項1記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記プランジャ(7)の圧力を制御する圧力制御弁(27)を、該プランジャ(7)の上端部に配置したことを特徴とする蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ。
- 請求項4記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記圧力制御弁(27)を電磁弁により構成し、該電磁弁の摺動部材の摺動方向を、該カム軸(4)に対して垂直方向としたことを特徴とする蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ。
- 請求項1記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記噴射制御弁(26)のパイロットバルブ(25)を、噴射制御弁(26)の上端部に配置したことを特徴とする蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ。
- 請求項6記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記パイロットバルブ(25)を電磁弁により構成し、該電磁弁の摺動部材の摺動方向を、該カム軸(4)に対して垂直方向としたことを特徴とする蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ。
- 請求項1記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ(101)のプランジャ(7)を駆動するためのカム(85)と、該カム(85)を支持するカム軸(84)とは分割形成したことを特徴とする蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ。
- 請求項8記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ(101)のカム軸(84)には気筒判別用の気筒判別用パルサー(81)が設けられ、該気筒判別用パルサー(81)を前記カム(85)と一体形成したことを特徴とする蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ。
- 請求項1記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ(201)の蓄圧室(31)へ燃料を圧送するプランジャ(7)を駆動するためのカム軸(94)の回転速度と、該蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ(201)が装着されるエンジンの回転速度とを同一とし、該カム軸(94)と分配軸(9)との駆動部に傘歯車(19’)を介装し、該分配軸(9)側の傘歯車(19b’)の歯数を、カム軸側の傘歯車(19a’)の歯数の2倍とし、前記分配軸(9)の回転速度を該エンジンの回転速度の半分の速度としたことを特徴とする蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ。
- 請求項1記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ(201)のカム軸(94)は、その両端部をカム軸ハウジング(H)により支持され、該カム軸(94)のプランジャ(7)の反対側周面を支持する軸受(71)を、カム軸ハウジング(H)による支持部より、中央側のカム(95)の近傍に配設したことを特徴とする蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ。
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