JP2002147307A - 蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents

蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ

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JP2002147307A
JP2002147307A JP2000343575A JP2000343575A JP2002147307A JP 2002147307 A JP2002147307 A JP 2002147307A JP 2000343575 A JP2000343575 A JP 2000343575A JP 2000343575 A JP2000343575 A JP 2000343575A JP 2002147307 A JP2002147307 A JP 2002147307A
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JP
Japan
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fuel
pressure
control valve
injection pump
fuel injection
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JP2000343575A
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English (en)
Inventor
Kenji Shingu
健次 新宮
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の蓄圧式燃料噴射ポンプにおいては、高
圧経路を構成するための機能部材が、それぞれ別体に形
成されたケーシングに分離して収納されていたので、強
度確保が困難であり、油漏れや損傷が発生する等、信頼
性が低い場合があり、構造も複雑となっていた。 【解決手段】 1又は複数の蓄圧室31に蓄圧した高圧
燃料を、分配軸9により各気筒へ分配して供給する蓄圧
式分配型燃料噴射ポンプにおいて、プランジャ7や燃料
噴射制御用の噴射制御弁26や蓄圧室31や分配軸9等
の高圧経路を構成する機能部材を、ハイドロリックベー
スHb内に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄圧室に蓄圧した
高圧燃料を、分配手段により各気筒へ分配して供給する
電子制御方式の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプの構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディーゼルエンジンにおいては、
ますます排気エミッション規制が厳しくなる傾向にあっ
て、低燃費で且つNOxとパーティキュレートの低減等
が望まれており、これに対応するため、燃焼効率を向上
すべく燃料噴射圧の高圧化が進んできている。そして、
燃料噴射圧の高圧化とともに、エンジンの回転速度にか
かわらず噴射圧を任意に制御することを可能とする電子
制御方式の蓄圧式の燃料噴射ポンプが増加してきてい
る。この蓄圧式の燃料噴射ポンプは、蓄圧室内に蓄圧し
た高圧燃料を、各気筒に供給するものであり、例えば、
特表平7−509042に記載の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の蓄圧式燃料噴射
ポンプにおいては、燃料蓄圧室や、高圧燃料圧送用のプ
ランジャや、燃料噴射制御用の噴射制御弁や、燃料を各
気筒に分配する分配手段や、圧力制御弁等の、常時高圧
がかかる高圧経路を構成するための機能部材が具備され
ているが、これらの機能部材は、それぞれ別体に形成さ
れたブロック等のケーシングに分離して収納されてい
た。このように、分離構造に構成された各機能部材は、
その接続箇所においても常に高圧がかかるため、強度確
保が困難であり、油漏れや損傷が発生する等、信頼性が
低い場合があり、構造も複雑となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、1又は
複数の蓄圧室に蓄圧した高圧燃料を、分配手段により各
気筒へ分配して供給する蓄圧式分配型燃料噴射ポンプに
おいて、プランジャや圧力制御用の圧力制御弁や燃料噴
射制御用の噴射制御弁や蓄圧室や分配手段等の高圧経路
を構成する機能部材を、ハイドロリックベース内に配設
した。
【0005】また、請求項2においては、前記ハイドロ
リックベース内に設けられる制御弁の燃料導入口と接続
され、弁体の上流側から該制御弁へ燃料を導入するため
の導入路と、制御弁の燃料導出口と接続され、制御弁か
ら該制御弁の下流側へ燃料を導出するための導出路と
を、前記ブロックとは別体に形成される燃料通路片に形
成した。
【0006】また、請求項3においては、蓄圧室内が一
定圧以上になると開弁する安全弁を、外部に開口する蓄
圧室の一端部に嵌装した。
【0007】また、請求項4においては、前記安全弁の
ドレンポートを、燃料油タンクと接続される低圧側回路
と、ハイドロリックベースに形成される連通孔により接
続した。
【0008】また、請求項5においては、低圧側回路へ
接続され、高圧経路側から漏れ出た燃料を回収するため
の回収室を、ハウジング内に形成した。
【0009】また、請求項6においては、燃料圧送用の
フィードポンプを、ハウジングの一端面に装着して、前
記カム軸により駆動する。
【0010】また、請求項7においては、燃料圧送用の
フィードポンプの吐出部から前記プランジャ部までを、
ハウジングに形成した穿設孔により連通した。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の燃料噴射ポンプにおける燃料噴射
時の状態を示す概略図、図2は同じく燃料噴射ポンプに
おける燃料無噴射時の状態を示す概略図、図3は燃料噴
射ポンプを示す側面断面図、図4は同じく正面断面図、
図5は同じく平面断面図、図6は燃料噴射ポンプを搭載
したエンジンシステムを示す概略図である。
【0012】まず、本発明の蓄圧式分配型燃料噴射ポン
プの概略構成について説明する。図1、図2、及び図3
乃至図5に示すように、蓄圧式分配型燃料噴射ポンプに
構成される燃料噴射ポンプ1は、高圧燃料が蓄圧される
蓄圧室31、該蓄圧室31へ燃料を圧送するプランジャ
7、蓄圧室31から圧送される燃料を各気筒の噴射ノズ
ル29へ分配して供給する分配軸9等を具備している。
プランジャ7は、カム軸4に形成されるカム5により、
タペット11を介して上下摺動駆動され、該プランジャ
7の上方に形成されるプランジャ室7aは、逆止弁28
を介して蓄圧室31と接続されている。
【0013】また、プランジャ室7aは、圧力制御弁2
7を介して低圧側回路32と接続されている。そして、
圧力制御弁27がオン状態のときにはプランジャ室7a
と低圧側回路32とが分断され、オフ状態のときにはプ
ランジャ室7aと低圧側回路32とが連通するように構
成している。
【0014】蓄圧室31と分配軸9とは噴射制御弁26
を介して接続されており、該分配軸9は、噴射ノズル2
9と接続される各気筒の吐出弁18と、連通可能に構成
されている。また、蓄圧室31には、該蓄圧室31内の
圧力を検出する圧力センサ30が付設されている。さら
に、蓄圧室31には安全弁24が接続されており、該蓄
圧室31内の圧力が一定圧以上となった場合には、該圧
力を低圧側ドレン回路100へ逃がすようにしている。
噴射制御弁26内には下部バルブ36a、上部バルブ3
6c、及びピストン36dが摺動自在に収納されてお
り、下部バルブ36aはスプリング37により蓄圧室3
1側に付勢されている。また、噴射制御弁26は三方弁
に構成されており、下部バルブ36aが反蓄圧室31側
に摺動した状態では、蓄圧室31は、分配軸9を経て逆
止弁18を介して噴射ノズル29に連通し、逆に下部バ
ルブ36aが蓄圧室31側に摺動した状態では、分配軸
9を経て吐出弁18に至る油路r7と低圧側回路32と
のみが連通するように構成されている。
【0015】噴射制御弁26の反蓄圧室31側端部は、
接続路34によりパイロットバルブ25と接続されてお
り、該接続路34はバイパス回路33を介して蓄圧室3
1と接続されている。パイロットバルブ25は、接続路
34と低圧側回路32との連通を断接するものであり、
該パイロットバルブ25がオン状態のときに接続路34
と低圧側回路32とが連通し、オフ状態のときに接続路
34と低圧側回路32とが分断されるように構成してい
る。また、前記パイロットバルブ25、圧力制御弁2
7、及び圧力センサ30は、電子制御装置(以下「EC
U」と記載する)20と接続されている。
【0016】このように構成される燃料噴射ポンプ1に
おいては、プランジャ室7a内に燃料タンクから燃料が
供給されており、蓄圧時には図1に示す如く、ECU2
0の制御により圧力制御弁27がオン状態となってプラ
ンジャ室7aと低圧側回路32とが分断されており、カ
ム5によって上方摺動するプランジャ7によりプランジ
ャ室7a内の燃料が圧縮されて蓄圧室31へ圧送され
る。蓄圧室31へ圧送された燃料は逆止弁28により逆
流が防止されており、該蓄圧室31内は適宜圧力に蓄圧
されている。一方、蓄圧を要しないときは図2に示す如
く、圧力制御弁27がオフ状態となってプランジャ室7
aと低圧回路32とが連通し、プランジャ室7aの燃料
は低圧側回路へドレンされる。
【0017】バイパス回路33により蓄圧室31と接続
される前記接続路34には、該蓄圧室31から絞り33
aを介して燃料が供給されている。燃料噴射時には、E
CU20の制御により噴射制御弁26のパイロットバル
ブ25はオンされて接続路34と低圧側回路32とが連
通されると、接続路34の圧力が低下するので、噴射制
御弁26のピストン36dの蓄圧室31方向への押圧が
解除される。従って、該下部バルブ36aは、蓄圧室3
1の圧力により反蓄圧室31側に付勢されて反蓄圧室3
1側に摺動し、蓄圧室31と分配軸9とが連通する。こ
れにより、蓄圧室31内の燃料が分配軸9へ圧送され
て、各気筒へ分配され吐出弁18を経て噴射ノズル29
から噴射されることとなる。
【0018】一方、燃料無噴射は、図2に示す如く、E
CU20の制御により噴射制御弁のパイロットバルブ2
5がオフされ、蓄圧室31から絞り33aを介して燃料
が供給される前記接続路34と低圧側回路32とが分断
されるため、供給された燃料により該接続路34内の圧
力が上昇して、噴射制御弁26のピストン36dが蓄圧
室31側へ押圧される。これにより、上部バルブ36c
を介して下部バルブ36aが蓄圧室31側に摺動し、下
部バルブ36aがシート36eに着座するとともに、噴
射制御弁26から吐出弁18までの間の油路r6・r7
と低圧側回路32とが連通して、ドレン圧となり噴射が
終了する。尚、スプリング36bは、下部バルブ36a
を蓄圧室31側に付勢しており、起動時の蓄圧室31の
圧力上昇用のバネである。
【0019】次に、前記プランジャ7、蓄圧室31、分
配軸9、圧力制御弁27、及びパイロットバルブ25等
の、燃料噴射ポンプ1の各構成部材の配置構成等につい
て説明する。図3乃至図5に示すように、燃料噴射ポン
プ1の下部には、カム5が固設されるカム軸4が横設さ
れ、該カム軸4の一端部は、カム軸受12を介してカム
軸ハウジングHに回転自在に軸支されている。カム軸ハ
ウジングHの上方には、プランジャ7、蓄圧室31、及
び分配軸9等の各構成部材のハウジングである、ブロッ
ク状部材のハイドロリックベースHbが連設されてい
る。
【0020】カム5の上方には、カム軸4の軸方向と略
直交する方向にプランジャ7が配設されている。該プラ
ンジャ7は、ハイドロリックベースHbに嵌装されるプ
ランジャバレル8に上下摺動自在に嵌挿されている。該
プランジャ7の下端にはタペット11が付設されてい
る。プランジャ7及びタペット11はスプリング16等
の付勢手段により下方へ付勢され、該タペット11がカ
ム5に当接しており、該カム5の回転によりプランジャ
7が上下往復動するように構成している。これらの、プ
ランジャ7、プランジャ7の上方に形成されるプランジ
ャ室7a、タペット11、及びカム5等で構成される、
蓄圧室31へ燃料を圧送して蓄圧するためのプランジャ
部は、本燃料噴射ポンプ1においては、一つだけ設けら
れている。このように、プランジャ部を一つだけ設ける
ことで、燃料噴射ポンプ1を小型化することができると
ともに、部品点数を削減することができ、構造容易化及
び低コスト化を図ることが可能となる。
【0021】また、プランジャ7の上端部には、該プラ
ンジャ7による燃料圧送の制御用電磁弁である前記圧力
制御弁27が配設されており、該圧力制御弁27は、弁
体27aがカム軸4の軸方向と略直交する方向、即ち上
下方向に摺動するように配置されている。このように、
プランジャ7の上端部に前記圧力制御弁27を設置する
ことで、燃料噴射ポンプ1のカム軸4の軸方向の寸法を
小さくすることができ、燃料噴射ポンプ1を全体的に小
型化することが可能となっている。尚、圧力制御弁27
を、弁体27aがカム軸4の軸方向と略直交する方向に
摺動するように配置することで、高速作動や多数回の作
動によっても摺動部に偏摩耗が発生することを防止で
き、耐久性・信頼性の向上を図ることができる。
【0022】また、プランジャ7の側方には、分配軸9
が該プランジャ7と軸心を平行に配設されており、該分
配軸9は、ハイドロリックベースHbに嵌装される分配
軸スリーブ10に回転自在に嵌挿されるとともに、該分
配軸9の下端部に連結した分配駆動軸39により回転駆
動される。該分配駆動軸39及び分配軸9はカム軸4の
軸方向と略直交する方向に配置されており、分配駆動軸
39とカム軸4とを傘歯車19により接続している。こ
れにより、分配軸9を傘歯車19を介してカム軸4によ
り回転駆動可能としている。このような配置・構成とす
ることで、カム軸4により駆動されるプランジャ7等の
プランジャ部から、分配軸9を通じて吐出弁18へ至る
までの燃料通路(後述の油路r6・r7等)を短縮化し
て、該燃料通路内の燃料容積を減少することができ、パ
イロットバルブ25や圧力制御弁27等の電磁弁によ
る、微量のパイロット噴射やポスト噴射、及び初期噴射
率制御等の噴射率制御、並びに噴射時期制御等といっ
た、噴射の高品質化を図ることが可能となる。尚、ハイ
ドロリックベースHbにおける分配軸9の周囲には、気
筒数分の吐出弁18が嵌装されている。また、カム軸4
と分配軸9とは、直交方向に配置されていなくても、あ
る程度の角度をもって配置されていれば、上述の効果を
奏することが可能である。
【0023】ハイドロリックベースHbにおける、分配
軸9の反プランジャ7側の側方部分には、前記噴射制御
弁26が嵌装され、カム軸4の軸方向と略直交する方向
に配置されている。即ち、噴射制御弁26は、上下バル
ブ36c・36aがカム軸4の軸方向と略直交する方向
に摺動するように配置されている。該噴射制御弁26の
上端部には前記パイロットバルブ25が配設されてお
り、該パイロットバルブ25は、弁体25aがカム軸4
の軸方向と略直交する方向、即ち上下方向に摺動するよ
うに配置されている。
【0024】このように、噴射制御弁26の上端部にパ
イロットバルブ25を設置することで、燃料噴射ポンプ
1のカム軸4の軸方向の寸法を小さくして、燃料噴射ポ
ンプ1を全体的に小型化している。また、噴射制御弁2
6及びパイロットバルブ25は、前述の圧力制御弁27
と同様に、高速作動や多数回の作動によっても摺動部に
偏摩耗が発生することを防止して、耐久性・信頼性の向
上を図るようにしている。
【0025】燃料噴射ポンプ1の制御系機能部材であ
る、前記プランジャ7、分配軸9、及び噴射制御弁26
は、カム軸4の軸方向に、ハイドロリックベースHbの
一端部側からプランジャ7、分配軸9、及び噴射制御弁
26の順に、直列配置されている。尚、蓄圧室31内の
圧力を検出する圧力センサ30はハイドロリックベース
Hbの一側面に取り付けられている。また、プランジャ
7、分配軸9、及び噴射制御弁26は、完全な直列配置
とされていなくても、例えばプランジャ7、分配軸9、
及び噴射制御弁26の何れか一つが直列位置からずれて
いたとしても、また、プランジャ7、分配軸9、及び噴
射制御弁26が略直列状態で配置されていればよい。
【0026】また、ハイドロリックベースHbには、カ
ム軸4の軸方向と略平行に、軸方向に長い穴が穿設さ
れ、蓄圧室31を構成している。該蓄圧室31は、1又
は複数構成され、互いにハイドロリックベースHbに形
成される油路によって連通されている。 蓄圧室31を
構成するハイドロリックベースHbの穴の一端部は外部
に開口しており、この開口部は、プラグ35又は前記安
全弁24により閉塞されている。例えば、複数の蓄圧室
31の内、一つの蓄圧室31を構成する穴の開口部を安
全弁24により閉塞し、他の蓄圧室31を構成する穴の
開口部をプラグ35により閉塞している。該複数の蓄圧
室31は、互いに並列配置され、前記プランジャ7、分
配軸9、及び噴射制御弁26等の制御系機能部材の近傍
に配置されている。
【0027】このように、複数の蓄圧室31を併設する
とともに、制御系機能部材の近傍に配置することで、該
蓄圧室31とプランジャ室7aとの間を連結する油路
(後述の油路r3・r4)を短く形成することができ、
燃料通路の無駄な容積を減少することができて、燃料圧
送時間の短縮化及び馬力ロスの減少を図ることが可能と
なっている。尚、蓄圧室31は、カム軸4の軸方向に対
して略直交方向に配置することも可能であり、また、直
線状に形成するだけでなく途中部で屈曲させてもよい。
また、平行配置される複数の蓄圧室31は、完全な平行
状態に配置されていなくても、ある一方向からみて平行
であればよく、他の方向からみた場合には、互いにある
程度角度をもって配置されていればよい。さらに、ある
一方向からみた場合の平行状態も、完全な平行でなくて
も略平行であればよい。
【0028】前記カム軸ハウジングHの一端面には、カ
ム軸4の回転により駆動され燃料を圧送するためのフィ
ードポンプであるトロコイドポンプ6が付設されてい
る。該トロコイドポンプ6により燃料タンクに貯溜され
る燃料が、カム軸ハウジングHに穿設形成される油路r
1及びハイドロリックベースHbに穿設形成される油路
r2を通じて、燃料供給室27bからプランジャ室7a
へ圧送される。即ち、トロコイドポンプ6の吐出口6a
から燃料供給室27bに至り、さらに圧力制御弁27の
弁体27aを結ぶプランジャ部のプランジャ室7aまで
が、油路r1及び油路r2により連通されている。そし
て、プランジャ室7aへ圧送された燃料は、油路r3を
通じて逆止弁28へ導入され、該逆止弁28から油路r
4を通じて蓄圧室31へ導出される。
【0029】このように、トロコイドポンプ6をカム軸
ハウジングHの一端面に装着して、カム軸4により駆動
可能とすることで、トロコイドポンプ6を駆動するため
の駆動軸を別個に設ける必要がなくなり、部品点数を削
減して、構造の簡易化及び低コスト化を図ることがで
き、燃料噴射ポンプ1を全体的に小型化することもでき
る。また、トロコイドポンプ6の吐出口6aからプラン
ジャ部のプランジャ室7aまでを、油路r1及び油路r
2により連通することで、該トロコイドポンプ6からパ
イプ部材を用いることなくプランジャ部まで燃料を圧送
することが可能となり、構造の簡易化及び低コスト化を
図るとともに、パイプの破損や燃料漏れ等を防止するこ
とができる。尚、燃料圧送用のフィードポンプは、トロ
コイドポンプ6以外の回転形式の歯車ポンプやベーンポ
ンプ等としてもよい。
【0030】逆止弁28は、ハイドロリックベースHb
に形成される嵌装孔hdに嵌装されており、該逆止弁2
8の下方における嵌装孔hdには燃料通路片51が嵌装
されている。該燃料通路片51には前記油路r3及び油
路r4が形成されている。燃料通路片51に形成される
油路r3の一端部は、ハイドロリックベースHbに形成
される油路r3と接続され、他端部は、逆止弁28の燃
料導入口28aに接続されている。また、燃料通路片5
1に形成される油路r4の一端部は、逆止弁28の燃料
導出口28bに接続され、他端部は、ハイドロリックベ
ースHbに形成される油路r4と接続されている。即
ち、逆止弁28は、ハイドロリックベースHbに形成さ
れる油路r3及びr4と、それぞれ燃料通路片51に形
成される油路r3及び油路r4を介して接続されてい
る。
【0031】このように、ハイドロリックベースHb内
に設けられる逆止弁28の燃料導入口28aと接続され
る油路r3、及び燃料導出口28bと接続される油路r
4を、ハイドロリックベースHbとは別体に形成される
燃料通路片51に形成している。これにより、高圧燃料
が通過する油路r3及び油路r4を、ハイドロリックベ
ースHbとは別体の燃料通路片51単体に加工・形成す
ることが可能なり、該油路r3・r4の加工を容易にし
て加工工数の低減を図ることができる。また、燃料通路
片51単体に加工を行う場合は、複雑な形状且つ大型の
部材であるハイドロリックベースHbよりも高精度な加
工を施すことができるため、燃料通路片51における、
逆止弁28の燃料導入口28a及び燃料導出口28bの
形成面との合わせ面も、高精度且つ容易に加工すること
ができ、高圧燃料が通過する油路r3・r4と燃料導入
出口28a・28bとの接続部のシールを確実に行うこ
とができて、燃料漏れ等を防止することができる。
【0032】蓄圧室31内へ送出され蓄圧された高圧燃
料は、パイロットバルブ25の制御状態によっては(パ
イロットバルブ25がオンされているときには)、油路
r5を通じて噴射制御弁26へ導入され、該噴射制御弁
26から油路r6を通じて分配軸9へ導出される。
【0033】噴射制御弁26は、ハイドロリックベース
Hbに形成される嵌装孔hcに嵌装されており、該噴射
制御弁26の下方における嵌装孔hcには燃料通路片5
2が嵌装されている。該燃料通路片52には前記油路r
5及び油路r6が形成されている。燃料通路片52に形
成される油路r5の一端部は、ハイドロリックベースH
bに形成される油路r5と接続され、他端部は、噴射制
御弁26の燃料導入口26aに接続されている。また、
燃料通路片52に形成される油路r6の一端部は、噴射
制御弁26の燃料導出口26bに接続され、他端部は、
ハイドロリックベースHbに形成される油路r6と接続
されている。即ち、噴射制御弁26は、ハイドロリック
ベースHbに形成される油路r5及びr6と、それぞれ
燃料通路片52に形成される油路r5及び油路r6を介
して接続されている。
【0034】このように、ハイドロリックベースHb内
に設けられる噴射制御弁26の燃料導入口26aと接続
される油路r5、及び燃料導出口26bと接続される油
路r6を、ハイドロリックベースHbとは別体に形成さ
れる燃料通路片52に形成している。これにより、高圧
燃料が通過する油路r5及び油路r6を、ハイドロリッ
クベースHbとは別体の燃料通路片52単体に加工・形
成することが可能なり、該油路r5・r6の加工を容易
にして加工工数の低減を図ることができる。また、燃料
通路片52単体に加工を行う場合は、複雑な形状且つ大
型の部材であるハイドロリックベースHbよりも高精度
な加工を施すことができるため、燃料通路片52におけ
る、噴射制御弁26の燃料導入口26a及び燃料導出口
26bの形成面との合わせ面も、高精度且つ容易に加工
することができ、高圧燃料が通過する油路r5・r6と
燃料導入出口26a・26bとの接続部のシールを確実
に行うことができて、燃料漏れ等を防止することができ
る。
【0035】分配軸9へ送出された燃料は、各気筒に対
応する油路r7を通じて吐出弁18へ案内され、各気筒
の噴射ノズル29から噴射される。
【0036】以上のように、本燃料噴射ポンプ1におけ
る燃料の高圧経路を構成する、プランジャ7、分配軸
9、圧力制御弁27、逆止弁28、噴射制御弁26、圧
力センサ30、安全弁24、吐出弁18、パイロットバ
ルブ、及び蓄圧室31等といった機能部材は全て、一つ
のブロック状部材にて構成されるハイドロリックベース
Hbに纏めて配設されている。このように構成すること
で、常時高い圧力がかかるこれらの構成部材が一つのブ
ロック状部材内に配設されることとなり、高圧経路の強
度を十分に確保することができる。また、各構成部材間
の接続はハイドロリックベースHbに形成したキリ孔等
で構成される油路r1・r2・・・で行うことができ、
継手部品等を用いることがないので油漏れや配管の損傷
等が発生することもなく、信頼性向上を図ることができ
る。尚、機能部材(プランジャバレル8、分配軸スリー
ブ10)及び燃料通路片51・52等は高圧通路を形成
しており、ハイドロリックベースHbに焼き嵌めや冷し
嵌め等によって油密に嵌合している。
【0037】また、噴射制御弁26及び分配軸9の下方
における、ハイドロリックベースHbとカム軸ハウジン
グHとの境界部には、低圧室15が形成されている。該
低圧室15は、主にハイドロリックベースHbに形成さ
れるキリ孔で構成された低圧側回路32に接続されてお
り、蓄圧室31へ燃料を圧送するプランジャ7とプラン
ジャバレル8との嵌合隙間から漏れ出る燃料や、ハイド
ロリックベースHbに形成される嵌装孔hbに嵌装され
る分配軸スリーブ10と分配軸9との間から漏れ出る燃
料等を、該低圧室15に回収し、低圧側ドレン回路10
0を通じて燃料タンクへ戻すように構成している。尚、
低圧室15をトロコイドポンプ6の吸入側ポートと接続
して、該低圧室15で回収した燃料をトロコイドポンプ
6へ供給するように構成することもできる。
【0038】このように、プランジャ7部分や分配軸9
部分等の高圧経路側から低圧側へ漏れ出す燃料の回収室
として低圧室15を、燃料噴射ポンプ1のハウジングで
あるハイドロリックベースHb及びカム軸ハウジングH
に設けることで、燃料噴射ポンプ1の噴射圧が超高圧化
して、高圧経路側から発生するリーク燃料を確実に回収
して燃料タンクへ戻すことが可能となる。これにより、
リーク燃料が、カム軸ハウジングH内やエンジンの潤滑
油に混入して、該潤滑油が希釈されてしまうことを防止
することができる。
【0039】また、蓄圧室31に設けられる前記安全弁
24のドレンポート24aは、ハイドロリックベースH
bに形成されたキリ孔で構成される連通路r11により
低圧側ドレン回路100と接続されており、蓄圧質31
から安全弁24を通じて排出される燃料を燃料タンクへ
戻すようにしている。
【0040】このように、安全弁24と低圧側回路32
とを、ハイドロリックベースHbに形成されたキリ孔で
構成される連通路r11接続することにより、配管部材
をなくすことができて、燃料の漏れ防止や、低コスト化
を図ることが可能となっている。また、蓄圧室31の開
口部を閉塞するプラグ35の代わりに、安全弁24にて
該開口部を閉塞して、該安全弁24にプラグ35の機能
をも具備させることで、部品点数の削減を図っている。
尚、低圧室15をトロコイドポンプ6の吸入側ポートと
接続して、該低圧室15で回収した燃料をトロコイドポ
ンプ6へ供給するように構成することもできる。
【0041】次に、本燃料噴射ポンプ1を搭載したエン
ジンシステムについて概説する。図6に示すように、燃
料噴射ポンプ1はエンジンEに装着されている。該シス
テムにおける前記ECU20には、前述の圧力センサ3
0、パイロットバルブ25、及び圧力制御弁27の他
に、燃料噴射ポンプ1に付設される燃料温度センサ68
や、カム軸4と一体的に回転する前記気筒判別用パルサ
ー61により気筒を判別するための気筒判別用センサ6
2が接続されている。また、ECU20には、エンジン
Eの冷却水温度を検出する水温センサ66や、クランク
軸と一体的に回転する回転検出用パルサ63によりエン
ジン回転数を検出する回転数センサ64が接続され、各
気筒の噴射ノズル29のリフト量を検出するリフトセン
サ65も接続されている。さらに、ECU20には、ア
クセルセンサ67や、その他のブースト圧や吸気流量や
吸気温度等を検出するセンサ群69が接続されている。
【0042】そして、アクセルセンサ67によるアクセ
ル開度の検出値や、回転数センサ64によるエンジン回
転数の検出値や、圧力センサ30による蓄圧室31内の
圧力の検出値等に基づいて、ECU20によりパイロッ
トバルブ25や圧力制御弁27等の作動を電気的に制御
して、適切な噴射量や噴射時期等で噴射ノズル29から
燃料を噴射するようにしている。この際、気筒判別用セ
ンサ62により燃料噴射をおこなうべき噴射ノズル29
を判別し、その他の燃料温度センサ68、水温センサ6
6、リフトセンサ65、及びセンサ群69による検出値
により、燃料噴射条件を適宜調節している。さらに、E
CU20においては、各種センサの検出値等に異常があ
った場合に、エンジンEや燃料噴射ポンプ1に故障が発
生したかどうかの判断を行う故障診断機能も備えられて
いる。尚、前記気筒判別用パルサー61の代わりに、傘
歯車19等のカム軸4と連動する歯車等を用いて気筒の
判別を行うことも可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、1又は複数の蓄圧室に蓄圧した高圧燃料を、分配手
段により各気筒へ分配して供給する蓄圧式分配型燃料噴
射ポンプにおいて、プランジャや圧力制御用の圧力制御
弁や燃料噴射制御用の噴射制御弁や蓄圧室や分配手段等
の高圧経路を構成する機能部材を、ハイドロリックベー
ス内に配設したので、常時高い圧力がかかるこれらの構
成部材が一つのブロック状部材であるハイドロリックベ
ース内に配設されることとなり、高圧経路の強度を十分
に確保することができる。また、各構成部材間の接続は
ハイドロリックベースに形成したキリ孔等で構成される
油路で行うことができ、継手部品等を用いることがない
ので油漏れや配管の損傷等が発生することもなく、信頼
性向上を図ることができる。
【0044】更に、請求項2記載の如く、前記ハイドロ
リックベース内に設けられる制御弁の燃料導入口と接続
され、弁体の上流側から該制御弁へ燃料を導入するため
の導入路と、制御弁の燃料導出口と接続され、制御弁か
ら該制御弁の下流側へ燃料を導出するための導出路と
を、前記ハイドロリックベースとは別体に形成される燃
料通路片に形成したので、高圧燃料が通過する該導入路
及び導出路を、ハイドロリックベースとは別体の燃料通
路片単体に加工・形成することが可能なり、該導入路及
び導出路の加工を容易にして加工工数の低減を図ること
ができる。また、燃料通路片単体に加工を行う場合は、
複雑な形状且つ大型の部材であるハイドロリックベース
よりも高精度な加工を施すことができるため、燃料通路
片における、制御弁の燃料導入口及び燃料導出口の形成
面との合わせ面も、高精度且つ容易に加工することがで
き、高圧燃料が通過する導入路及び導出路と、燃料導入
口及び燃料導出口との接続部のシールを確実に行うこと
ができて、燃料漏れ等を防止することができる。
【0045】更に、請求項3記載の如く、蓄圧室内が一
定圧以上になると開弁する安全弁を、外部に開口する蓄
圧室の一端部に嵌装したので、蓄圧室の開口部を閉塞す
るプラグの代わりに、該安全弁によって開口部を閉塞す
ることができ、該安全弁にプラグの機能をも具備させる
ことができて、部品点数の削減を図ることができる。
【0046】更に、請求項4記載の如く、前記安全弁の
ドレンポートを、燃料油タンクと接続される低圧側回路
と、ブロックに形成される連通孔により接続したので、
配管部材をなくすことができて、燃料の漏れ防止や、低
コスト化や、部品点数の削減を図ることが可能とる。
【0047】更に、請求項5記載の如く、低圧側回路へ
接続され、高圧経路側から漏れ出た燃料を回収するため
の回収室を、ハウジング内に形成したので、燃料噴射ポ
ンプの噴射圧が超高圧化して、高圧経路側からの燃料リ
ークが発生したとしても、リーク燃料を確実に回収して
燃料タンクへ戻すことが可能となる。これにより、リー
ク燃料が、ハウジング内やエンジンの潤滑油に混入し
て、該潤滑油が希釈されてしまうことを防止することが
できる。
【0048】更に、請求項6記載の如く、燃料圧送用の
フィードポンプを、ハウジングの一端面に装着して、前
記カム軸により駆動するので、フィードポンプを駆動す
るための駆動軸を別個に設ける必要がなくなり、部品点
数を削減して、構造の簡易化及び低コスト化を図ること
ができ、燃料噴射ポンプを全体的に小型化することもで
きる。
【0049】更に、請求項7記載の如く、前記フィード
ポンプの吐出部から前記プランジャ部までを、ハウジン
グに形成した穿設孔により連通したので、フィードポン
プからパイプ部材を用いることなくプランジャ部まで燃
料を圧送することが可能となり、構造の簡易化及び低コ
スト化を図るとともに、パイプの破損や燃料漏れ等を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料噴射ポンプにおける燃料噴射時の
状態を示す概略図である。
【図2】同じく燃料噴射ポンプにおける燃料無噴射時の
状態を示す概略図である。
【図3】燃料噴射ポンプを示す側面断面図である。
【図4】同じく正面断面図である。
【図5】同じく平面断面図である。
【図6】燃料噴射ポンプを搭載したエンジンシステムを
示す概略図である。
【符号の説明】
H カム軸ハウジング Hb ハイドロリックベース r1・r2 油路 1 燃料噴射ポンプ 4 カム軸 5 カム 6 トロコイドポンプ 6a 吐出口 7 プランジャ 7a プランジャ室 9 分配軸 15 低圧室 24 安全弁 29 噴射ノズル 31 蓄圧室 51・52 燃料通路片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は複数の蓄圧室に蓄圧した高圧燃料
    を、分配手段により各気筒へ分配して供給する蓄圧式分
    配型燃料噴射ポンプにおいて、プランジャや圧力制御用
    の圧力制御弁や燃料噴射制御用の噴射制御弁や蓄圧室や
    分配手段等の高圧経路を構成する機能部材を、ハイドロ
    リックベース内に配設したことを特徴とする蓄圧式分配
    型燃料噴射ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記ハイドロリックベース内に設けられ
    る制御弁の燃料導入口と接続され、弁体の上流側から該
    制御弁へ燃料を導入するための導入路と、制御弁の燃料
    導出口と接続され、制御弁から該制御弁の下流側へ燃料
    を導出するための導出路とを、前記ハイドロリックベー
    スとは別体に形成される燃料通路片に形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポン
    プ。
  3. 【請求項3】 蓄圧室内が一定圧以上になると開弁する
    安全弁を、外部に開口する蓄圧室の一端部に嵌装したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の蓄圧式分配型燃料噴射
    ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記安全弁のドレンポートを、燃料油タ
    ンクと接続される低圧側回路と、ハイドロリックベース
    に形成される連通孔により接続したことを特徴とする請
    求項3に記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ。
  5. 【請求項5】 低圧側回路へ接続され、高圧経路側から
    漏れ出た燃料を回収するための回収室を、ハウジング内
    に形成したことを特徴とする請求項1に記載の蓄圧式分
    配型燃料噴射ポンプ。
  6. 【請求項6】 燃料圧送用のフィードポンプを、ハウジ
    ングの一端面に装着して、前記カム軸により駆動するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の蓄圧式分配型燃料噴射
    ポンプ。
  7. 【請求項7】 燃料圧送用のフィードポンプの吐出部か
    ら前記プランジャ部までを、ハウジングに形成した穿設
    孔により連通したことを特徴とする請求項1に記載の蓄
    圧式分配型燃料噴射ポンプ。
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