JPH05288127A - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置

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JPH05288127A
JPH05288127A JP11827692A JP11827692A JPH05288127A JP H05288127 A JPH05288127 A JP H05288127A JP 11827692 A JP11827692 A JP 11827692A JP 11827692 A JP11827692 A JP 11827692A JP H05288127 A JPH05288127 A JP H05288127A
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JP
Japan
Prior art keywords
fuel
engine
plunger
face cam
cam
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Pending
Application number
JP11827692A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuoka
寛 松岡
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05288127A publication Critical patent/JPH05288127A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、比較的簡単な変更により燃
料噴射ポンプの送油率を2倍とすることができる、燃料
供給装置を提供することである。 【構成】この発明の燃料供給装置は、VE型燃料噴射ポ
ンプと燃料分配通路を備えている。噴射ポンプの駆動軸
はエンジンと同一回転数で駆動され、カムの凸部及びプ
ランジャの出口ポートはエンジン気筒数の1/2の数だ
け形成されている。出口ポートの各々は、2つの燃料分
配通路と2方向切換弁を介して接続され、この2方向切
換弁は、エンジンの回転に同期して切り換え制御される
よう構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、4ストロークディー
ゼルエンジンにおけるVE型燃料噴射ポンプを含む燃料
供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にVE型燃料噴射ポンプを備えた4
ストロークディーゼルエンジンは、公知であり、広く実
用化されている。このエンジンにおける燃料供給装置
は、VE型燃料噴射ポンプと燃料分配通路とを含んでい
る。図4に示すように、その一部のみ示す当業者には周
知のVE型燃料噴射ポンプは、燃料圧送機構2を含んで
いる。この燃料圧送機構2には、この例では4気筒4ス
トロークディーゼルエンジンにより駆動される駆動軸4
が設けられ、この駆動軸4には、1個のフェイスカム6
と1個のプランジャ8が一体的に回転できるよう連結さ
れている。すなわちプランジャ8の一端にフェイスカム
6が一体に設けられ、フェイスカム6のカム面がポンプ
室に配置されたローラ7に対し、プランジャスプリング
9により常時押圧されている。フェイスカム6とプラン
ジャ8とのユニットは、駆動軸4に対し、軸方向に相対
移動できるようかつそれと一体的に回転できるよう連結
されている。駆動軸4の回転により、プランジャ8はフ
ェイスカム6のカム面に設けられた凸部10に従って軸
方向に往復移動するよう構成されている。凸部10はこ
の例では、カム面の円周方向に等間隔(90°)をおい
て4個形成されている。プランジャ8の往復移動により
吐出された燃料は、気筒数と同数の出口ポート12、気
筒数と同数の燃料分配通路14を介してエンジンの気筒
毎に設けられた燃料噴射ノズル16に、周知のタイミン
グで供給される。なお図の番号18は、出口ポート12
内に配置されたデリベリバルブである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の燃料供
給装置において、燃料圧送機構2の駆動軸4は、エンジ
ンの回転数の1/2の回転数で回転するようエンジンに
連結されている。またプランジャ8は1個であるが、プ
ランジャ8を往復移動させるフェイスカム6の凸部10
は、その360°のカム面に、そのエンジンの気筒数と
同じ数(4個)だけ設けられている。したがってプラン
ジャ8は、各気筒の2回転に1回、所定の順序で高圧の
燃料をその燃料噴射ノズル16に圧送している。
【0004】ところで、燃料噴射ポンプの送油率(略噴
射率であり、したがって略単位時間に燃料を圧送する能
力である)は、プランジャ8の直径とプランジャ8を移
動させるフェイスカム6のスピードにより決まる。前記
従来の燃料供給装置においては、フェイスカム6はエン
ジンの回転数の1/2の回転数で回転するよう構成され
ているため、プランジャ8の直径を大きくしない限り、
前記送油率をアップさせることはできない。プランジャ
8の直径の変更は、燃料圧送機構2の大幅な設計変更と
なり、大幅なコストアップとなる。
【0005】したがってこの発明の目的は、比較的簡単
な変更により燃料噴射ポンプの送油率を2倍とすること
ができる改良された燃料供給装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するため、この発明によれば、ディーゼルエンジンによ
り駆動される駆動軸にフェイスカムとプランジャが一体
的に回転できるよう連結され、該駆動軸の回転により、
該プランジャは該フェイスカムのカム面に設けられた凸
部に従って軸方向に往復移動するよう構成された燃料圧
送機構を含むVE型燃料噴射ポンプと、該プランジャに
より吐出された燃料を該エンジンの気筒毎に設けられた
燃料噴射ノズルに供給する燃料分配通路とを備えた燃料
供給装置において、該駆動軸は該エンジンと同一回転数
で回転するよう該エンジンに連結され、該フェイスカム
の該凸部及び該プランジャの出口ポートは各々該エンジ
ンの気筒数の1/2の数だけ形成され、該出口ポートの
各々は、該燃料分配通路のうちの2つの通路と2方向切
換弁を介して接続され、該2方向切換弁は、該エンジン
の回転に同期して切り換え制御されることを特徴とする
燃料供給装置、が提供される。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、この発明に
従って改良された燃料供給装置を、実施例に基づいて詳
細に説明する。図1において、図4と同一部分は同一番
号で示し、説明に代える。燃料供給装置20において、
駆動軸4はエンジンと同一回転数で回転するようエンジ
ンの図示しないクランク軸に連結されている。この実施
例におけるエンジンは、4気筒4ストロークディーゼル
エンジンである。駆動軸4とクランク軸とは図示しない
ギヤにより連結される。図2に示すように、フェイスカ
ム22のカム面には、エンジンの気筒数の1/2の数
(この例では2個)の凸部24及び26が、円周方向に
所定の間隔(この例では180°)をおいて形成されて
いる。プランジャ21の出口ポート12もまた、エンジ
ンの気筒数の1/2の数、すなわちこの例では2個だけ
形成されている。なおプランジャ21の吸入溝11は、
従来と同様にエンジンの気筒数と同数(この例では4
個)形成されているが、分配溝13は、エンジンの気筒
数の1/2の数(この例では2個)だけ形成されてい
る。プランジャ21の出口ポート12の一方には、出口
ポート12に吐出された燃料を、燃料分配通路14のう
ちの2つの通路14−1(第1気筒用)及び14−4
(第4気筒用)の何れかに供給するための2方向切換弁
28が設けられている。図示しない出口ポート12の他
方には、出口ポート12に吐出された燃料を、燃料分配
通路14のうちの2つの通路14−3(第3気筒用)及
び14−2(第2気筒用)の何れかに供給するための2
方向切換弁28が設けられている。なお、通路14−3
及び14−2は図示していない。2方向切換弁28は電
磁切換弁であって、例えば除電により出口ポート12と
燃料分配通路14−1とを連結し、通電により出口ポー
ト12と燃料分配通路14−4とを連結するよう構成さ
れている。2方向切換弁28は、エンジンの回転に同期
して切り換え制御される。なお図1の番号30は、2方
向切換弁28を作動させるためのソレノイドを示す。
【0008】前記エンジンの各気筒の燃料噴射順序は、
1−3−4−2であり、フェイスカム22の凸部24は
第1及び第4気筒用、凸部26は第3及び第2気筒用で
ある。駆動軸4がエンジンと同回転数で回転すると、フ
ェイスカム22及びプランジャ21も同回転数で回転す
る。フェイスカム22の回転により凸部24がプランジ
ャ21を軸方向に移動させると、燃料は分配溝13、出
口ポート12、デリベリバルブ18、2方向切換弁28
及び燃料分配通路14−1を通って第1気筒用の燃料噴
射ノズル16に圧送され、噴射が行われる。第1気筒の
噴射からフェイスカム22が180°回転すると、凸部
26がプランジャ21を軸方向に移動させる。燃料は図
示しないそれぞれ他の分配溝13、出口ポート12、デ
リベリバルブ18、2方向切換弁28及び燃料分配通路
14−3を通って第3気筒用の燃料噴射ノズル16に圧
送され、噴射が行われる。第1気筒の噴射からフェイス
カム22が270°回転すると、再び凸部24がプラン
ジャ21を軸方向に移動させる。燃料は分配溝13、出
口ポート12、デリベリバルブ18、2方向切換弁28
及び燃料分配通路14−4を通って第4気筒用の燃料噴
射ノズル16に圧送され、噴射が行われる。第1気筒の
噴射からフェイスカム22が360°回転すると、再び
凸部26がプランジャ21を軸方向に移動させる。燃料
は図示しないそれぞれ他の分配溝13、出口ポート1
2、デリベリバルブ18、2方向切換弁28及び燃料分
配通路14−2を通って第2気筒用の燃料噴射ノズル1
6に圧送され、噴射が行われる。以上のサイクルを繰り
返すことにより、各気筒の燃料噴射が行われる。以上の
説明から明らかなように、フェイスカム22の回転数
(回転速度)は従来のそれに較べて2倍となるので、プ
ランジャ8を移動させるカム速度は、図3に示すように
従来のそれに較べて2倍となる。
【0009】以上この発明を、4気筒4ストロークディ
ーゼルエンジンの燃料供給装置を例に説明したが、この
発明は、他の複数気筒(例えば6気筒、8気筒、10気
筒、12気筒)のエンジンにも適用できることはいうま
でもない。
【0010】
【発明の効果】以上、一実施に基づいて説明したこの発
明によれば、次のような効果が達成される。 (1)フェイスカムの回転数をエンジンの回転数と同一
とし、カムの凸部をエンジンの気筒数の1/2とするこ
とにより、カム速度を従来に較べて2倍とすることがで
きる。その結果、比較的簡単な変更により、同一カムプ
ロフィールに対し、燃料噴射ポンプの送油率を2倍とす
ることができる。 (2)360°のカム面に形成する凸部の数を1/2と
することができるので、カムの設計自由度が2倍にな
る。すなわち、カムによる加速度を比較的自由に設計す
ることが可能となった。またカム速度をアップすること
もできる。 (3)カム面に形成する凸部の数を1/2とすることが
できるので、カムの耐久性を大幅に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従って改良された燃料供給装置の一
実施例を示す断面概略図
【図2】図1の燃料供給装置に含まれるフェイスカムの
カム面の実施例を示す斜視概略図
【図3】この発明によるカム速度と従来のそれとを比較
して示すグラフ
【図4】従来の燃料供給装置の一例を示す断面概略図
【符号の説明】
2・・燃料圧送機構 4・・駆動軸 6及び22・・フェイスカム 8及び21・・プランジャ 10、24及び26・・凸部 12・・出口ポート 14・・燃料分配通路 28・・2方向切換弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディーゼルエンジンにより駆動される駆動
    軸にフェイスカムとプランジャが一体的に回転できるよ
    う連結され、該駆動軸の回転により、該プランジャは該
    フェイスカムのカム面に設けられた凸部に従って軸方向
    に往復移動するよう構成された燃料圧送機構を含むVE
    型燃料噴射ポンプと、該プランジャにより吐出された燃
    料を該エンジンの気筒毎に設けられた燃料噴射ノズルに
    供給する燃料分配通路とを備えた燃料供給装置におい
    て、該駆動軸は該エンジンと同一回転数で回転するよう
    該エンジンに連結され、該フェイスカムの該凸部及び該
    プランジャの出口ポートは各々該エンジンの気筒数の1
    /2の数だけ形成され、該出口ポートの各々は、該燃料
    分配通路のうちの2つの通路と2方向切換弁を介して接
    続され、該2方向切換弁は、該エンジンの回転に同期し
    て切り換え制御されることを特徴とする燃料供給装置。
JP11827692A 1992-04-10 1992-04-10 燃料供給装置 Pending JPH05288127A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002038941A1 (fr) * 2000-11-09 2002-05-16 Yanmar Co.,Ltd. Pompe d'injection distributrice a chambre d'accumulation

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002038941A1 (fr) * 2000-11-09 2002-05-16 Yanmar Co.,Ltd. Pompe d'injection distributrice a chambre d'accumulation
US6516784B1 (en) 2000-11-09 2003-02-11 Yanmar Co., Ltd. Pressure accumulating distribution type fuel injection pump

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