JP2003148273A - 蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ及びその取付構造 - Google Patents

蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ及びその取付構造

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JP2003148273A
JP2003148273A JP2001350719A JP2001350719A JP2003148273A JP 2003148273 A JP2003148273 A JP 2003148273A JP 2001350719 A JP2001350719 A JP 2001350719A JP 2001350719 A JP2001350719 A JP 2001350719A JP 2003148273 A JP2003148273 A JP 2003148273A
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injection pump
pressure
distribution
fuel injection
gear
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Seiji Izuki
誠二 伊月
Susumu Kobayashi
将 小林
Mitsuyoshi Kawarabayashi
光義 河原林
Hajime Imanaka
肇 今中
Nobuyasu Fukae
伸宜 深江
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプは、高圧
噴射に対応するため大型化する傾向にあるなどの理由に
より、エンジンへ装着する際の装着性が悪く組み立て作
業が煩雑であった。また、エンジンへの装着時の燃料噴
射ポンプ側及びエンジン側の調整が行いにくかった。 【解決手段】 プランジャ7や圧力制御弁27や噴射制
御弁26や蓄圧室31や分配軸9等の高圧経路を構成す
る機能部材を、ハイドロリックベースHb内に配設し、
且つ、カム軸4との係合部材であるタペット11、分配
駆動軸39、及び該分配駆動軸39に固設されるギヤ1
9a等を、ガイド部材17によりハイドロリックベース
Hbに一体的に取り付けてユニット化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄圧室に蓄圧した
高圧燃料を分配手段により各気筒へ分配して供給する蓄
圧式分配型燃料噴射ポンプおよびその取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディーゼルエンジンにおいては、
ますます排気エミッション規制が厳しくなる傾向にあっ
て、低燃費で且つNOxとパーティキュレートの低減等
が望まれており、これに対応するため、燃焼効率を向上
すべく燃料噴射圧の高圧化が進んできている。そして、
燃料噴射圧の高圧化とともに、蓄圧室内に蓄圧した高圧
燃料を、噴射弁から噴射する蓄圧式の燃料噴射ポンプが
増加してきている。この蓄圧式の燃料噴射ポンプには、
蓄圧室に蓄圧した高圧燃料を、噴射制御弁を通じて分配
軸へ供給し、分配軸にて各気筒へ分配した後に、噴射弁
から高圧噴射を行う、蓄圧式分配型燃料噴射ポンプに構
成されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の如くの蓄圧式分
配型燃料噴射ポンプにおいては、プランジャや圧力制御
用の圧力制御弁や燃料噴射制御用の噴射制御弁や蓄圧室
や分配軸等の高圧経路を構成する機能部材を、ハイドロ
リックベース内に組み込むとともに、カム軸などをカム
軸ハウジングに組み込み、該ハイドロリックベースとカ
ム軸ハウジングとを一体的に接合して燃料噴射ポンプを
組み立てていた。この場合、ハイドロリックベース側の
分配軸とカム軸ハウジング側のカム軸とは分配駆動軸を
介して接続され、ハイドロリックベース側のプランジャ
はタペットを介してカム軸ハウジング側のカム軸のカム
に当接されていたが、該分配駆動軸及びタペットは、ハ
イドロリックベースとカム軸ハウジングとを接合する際
に組み込まれていたため、燃料噴射ポンプの組み立て作
業が煩雑であった。また、蓄圧式分配型燃料噴射ポンプ
は、高圧噴射に対応するため、大型化する傾向にあるた
め、組立後にエンジンへ装着する際の装着性が悪かっ
た。さらに、エンジンへの装着時の燃料噴射ポンプ側及
びエンジン側の調整が行いにくかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、蓄圧室
に蓄圧した高圧燃料を、分配手段により各気筒へ分配し
て供給する蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにおいて、プラ
ンジャや圧力制御用の圧力制御弁や燃料噴射制御用の噴
射制御弁や蓄圧室や分配手段等の高圧経路を構成する機
能部材を、ハイドロリックベース内に配設し、且つ、カ
ム軸との係合部材であるタペット、分配駆動軸、及び該
分配駆動軸に固設されるギヤ等を、ガイド部材によりハ
イドロリックベースに一体的に取り付けてユニット化し
た。
【0005】また、請求項2においては、エンジンのシ
リンダブロック側面に噴射ポンプ取付部を一体形成し、
該噴射ポンプ取付部に、分配駆動軸を回転させる駆動用
ギヤが装着されたカム軸を両端軸受け構造で組み込み、
該分配駆動軸回転駆動用ギヤと分配駆動軸に固設される
ギヤとを位置決め歯合させるとともに、カム軸のカムに
前記タペットを当接させて、請求項1に記載の蓄圧式分
配型燃料噴射ポンプを噴射ポンプ取付部に取り付ける。
【0006】また、請求項3においては、エンジンの一
端部に設けられるギヤケースのシリンダブロックとの合
わせ面より突出したシリンダブロック側の部分に噴射ポ
ンプ取付部を一体形成し、該噴射ポンプ取付部に、分配
駆動軸を回転させる駆動用ギヤが装着されたカム軸を両
端軸受け構造で組み込み、該分配駆動軸回転駆動用ギヤ
と分配駆動軸に固設されるギヤとを位置決め歯合させる
とともに、カム軸のカムに前記タペットを当接させて、
請求項1に記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプを噴射ポ
ンプ取付部に取り付ける。
【0007】また、請求項4においては、前記カム軸の
一端に噴射ポンプ駆動ギヤを固設し、該噴射ポンプ駆動
ギヤに、気筒判別及び回転数認識用のパルサを、噴射ポ
ンプ駆動ギヤに対する相対位置を変更可能に装着した。
【0008】また、請求項5においては、前記カム軸の
一端に、気筒判別及び回転数認識用のパルサが構成され
るカップリング部材を固設し、該カップリング部材に、
噴射ポンプ駆動ギヤを、カップリング部材に対する相対
位置を変更可能に装着した。
【0009】また、請求項6においては、前記パルサは
円板状部材に欠損部又は突起部を形成して構成され、該
パルサにより気筒判別及び回転数認識を行うセンサを、
パルサが収納されるケース部材に、パルサの面方向外側
から、または、半径方向外側から挿入取付した。
【0010】また、請求項7においては、エンジンのピ
ストンがシリンダトップ位置に位置している状態で、セ
ンサが、センサの出力信号を認識する位置に位置するよ
う、該パルサの相対位置を調整可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の燃料噴射ポンプを示す概略図、図
2は燃料噴射ポンプを搭載したエンジンシステムを示す
概略図、図3はユニット化されたハイドロリックベース
を示す側面断面図、図4はハイドロリックベースがエン
ジン側に形成される噴射ポンプ取付部に装着される様子
を示した正面断面図、図5は噴射ポンプ取付部が形成さ
れたシリンダブロックを示す斜視図、図6は噴射ポンプ
取付部がギヤケースに形成された実施例を示す斜視図、
図7はセンサがギヤケースの半径方向外側から挿入取付
されるとともに、カム軸の一端に固設された噴射ポンプ
駆動ギヤに気筒位置判別及び回転数認識用のパルサを装
着した構成の、噴射ポンプ取付部が形成されたシリンダ
ブロックを示す斜視図、図8はセンサがギヤケースにお
けるパルサの面方向外側から挿入取付されるとともに、
カム軸の一端に固設されたカップリング部材に噴射ポン
プ駆動ギヤ装着した構成の、噴射ポンプ取付部が形成さ
れたシリンダブロックを示す斜視図、図9は気筒判別及
び回転数認識用のパルサを示す正面断面図、図10はピ
ストン変位とセンサのピックアップ出力との関係を示す
図である。
【0012】まず、本発明の蓄圧式分配型燃料噴射ポン
プの概略構成について説明する。図1に示すように、蓄
圧式分配型燃料噴射ポンプに構成される燃料噴射ポンプ
1は、高圧燃料が蓄圧される蓄圧室31、該蓄圧室31
へ燃料を圧送するプランジャ7、蓄圧室31から圧送さ
れる燃料を各気筒の噴射ノズル29へ分配して供給する
分配軸9等を具備している。プランジャ7は、カム軸4
に形成されるカム5により、タペット11を介して上下
摺動駆動され、該プランジャ7の上方に形成されるプラ
ンジャ室7aは、逆止弁28を介して蓄圧室31と接続
されている。
【0013】また、プランジャ室7aは、圧力制御弁2
7を介して低圧側回路32と接続されている。そして、
圧力制御弁27がオン状態のときにはプランジャ室7a
と低圧側回路32とが分断され、オフ状態のときにはプ
ランジャ室7aと低圧側回路32とが連通するように構
成している。
【0014】蓄圧室31と分配軸9とは噴射制御弁26
を介して接続されている。また、分配軸9は、噴射ノズ
ル29に接続される各気筒の吐出弁18と連通可能に構
成されており、蓄圧室31には、該蓄圧室31内の圧力
を検出する圧力センサ30が付設されている。さらに、
蓄圧室31には安全弁24が接続されており、該蓄圧室
31内の圧力が一定圧以上となった場合には、該圧力を
低圧側ドレン回路100へ逃がすようにしている。噴射
制御弁26内には下部バルブ36a、上部バルブ36
c、及びピストン36dが摺動自在に収納されており、
下部バルブ36aはスプリング37により蓄圧室31側
に付勢されている。
【0015】また、噴射制御弁26は三方弁に構成され
ており、下部バルブ36aが反蓄圧室31側に摺動した
状態では、蓄圧室31は、分配軸9及び逆止弁18を介
して噴射ノズル29に連通し、逆に下部バルブ36aが
蓄圧室31側に摺動した状態では、吐出弁18と低圧側
回路32とのみが、分配軸9及び油路77を介して連通
するように構成されている。
【0016】噴射制御弁26の反蓄圧室31側端部は、
接続路34によりパイロットバルブ25と接続されてお
り、該接続路34はバイパス回路33を介して蓄圧室3
1と接続されている。パイロットバルブ25は、接続路
34と低圧側回路32との連通を断接するものであり、
該パイロットバルブ25がオン状態のときに接続路34
と低圧側回路32とが連通し、オフ状態のときに接続路
34と低圧側回路32とが分断されるように構成してい
る。また、前記パイロットバルブ25、圧力制御弁2
7、及び圧力センサ30は、電子制御装置(以下「EC
U」と記載する)20と接続されている。
【0017】このように構成される燃料噴射ポンプ1に
おいては、プランジャ室7a内に燃料タンクから燃料が
供給されており、蓄圧時には図1に示す如く、ECU2
0の制御により圧力制御弁27がオン状態となってプラ
ンジャ室7aと低圧側回路32とが分断されており、カ
ム5によって上方摺動するプランジャ7によりプランジ
ャ室7a内の燃料が圧縮されて蓄圧室31へ圧送され
る。蓄圧室31へ圧送された燃料は逆止弁28により逆
流が防止されており、該蓄圧室31内は適宜圧力に蓄圧
されている。一方、蓄圧を要しないときは図2に示す如
く、圧力制御弁27がオフ状態となってプランジャ室7
aと低圧回路32とが連通し、プランジャ室7aの燃料
は低圧側回路へドレンされる。
【0018】バイパス回路33により蓄圧室31と接続
される前記接続路34には、該蓄圧室31から絞り33
aを介して燃料が供給されている。燃料噴射時には、E
CU20の制御により噴射制御弁26のパイロットバル
ブ25がオンされて接続路34と低圧側回路32とが連
通されると、接続路34の圧力が低下するので、噴射制
御弁26のピストン36dの蓄圧室31方向への押圧が
解除される。従って、該下部バルブ36aは、蓄圧室3
1の圧力により反蓄圧室31側に付勢されて反蓄圧室3
1側に摺動し、蓄圧室31と分配軸9とが連通する。こ
れにより、蓄圧室31内の燃料が分配軸9へ圧送されて
各気筒へ分配され、吐出弁18を経て噴射ノズル29か
ら噴射されることとなる。
【0019】一方、燃料無噴射時には、ECU20の制
御により噴射制御弁のパイロットバルブ25がオフさ
れ、蓄圧室31から絞り33aを介して燃料が供給され
る前記接続路34と低圧側回路32とが分断されるた
め、供給された燃料により該接続路34内の圧力が上昇
して、噴射制御弁26のピストン36dが蓄圧室31側
へ押圧される。これにより、上部バルブ36cを介して
下部バルブ36aが蓄圧室31側に摺動し、下部バルブ
36aがシート36eに着座するとともに、噴射制御弁
26から吐出弁18までの間の油路76・77と低圧側
回路32とが連通して、ドレン圧となり噴射が終了す
る。尚、スプリング36bは、下部バルブ36aを蓄圧
室31側に付勢しており、起動時の蓄圧室31の圧力上
昇用のバネである。
【0020】以上のように構成される燃料噴射ポンプ1
においては、燃料の高圧経路を構成する、プランジャ
7、分配軸9、圧力制御弁27、逆止弁28、噴射制御
弁26、圧力センサ30、安全弁24、吐出弁18、パ
イロットバルブ、及び蓄圧室31等といった機能部材、
並びに、分配軸9を駆動する分配駆動軸39及びプラン
ジャ7の下端に配置されカム軸4のカム5に当接するタ
ペット11が全て、一つのブロック状部材にて構成され
るハイドロリックベースHbに纏めて配設され、一体的
にユニットを構成している。
【0021】また、カム5を具備するカム軸4等は、エ
ンジンEのシリンダブロックCbに形成される噴射ポン
プ取付部Pbに組み込まれており、前記ユニット化され
たハイドロリックベースHbを噴射ポンプ取付部Pbに
装着することで、燃料噴射ポンプ1が構成されるように
している。尚、ハイドロリックベースHbを噴射ポンプ
取付部Pbに装着した状態では、カム5がタペット11
に当接し、分配駆動軸39の下端部に固設されるギヤ1
9aが、カム軸4に固設されるギヤ19bと位置決め歯
合している。
【0022】次に、本燃料噴射ポンプ1を搭載したエン
ジンシステムについて概説する。図2に示すように、燃
料噴射ポンプ1はエンジンEに装着されている。該シス
テムにおける前記ECU20には、前述の圧力センサ3
0、パイロットバルブ25、及び圧力制御弁27の他
に、燃料噴射ポンプ1に付設される燃料温度センサ68
や、カム軸4と一体的に回転する気筒判別及び回転数認
識用のパルサ60により、気筒の判別や回転数の検出を
行うためのセンサ62が接続されている。また、ECU
20には、エンジンEの冷却水温度を検出する水温セン
サ66や、各気筒の噴射ノズル29のリフト量を検出す
るリフトセンサ65も接続されている。さらに、ECU
20には、アクセルセンサ67や、その他のブースト圧
や吸気流量や吸気温度等を検出するセンサ群69が接続
されている。
【0023】そして、アクセルセンサ67によるアクセ
ル開度の検出値や、センサ62によるエンジン回転数の
検出値や、圧力センサ30による蓄圧室31内の圧力の
検出値等に基づいて、ECU20によりパイロットバル
ブ25や圧力制御弁27等の作動を電気的に制御して、
適切な噴射量や噴射時期等で噴射ノズル29から燃料を
噴射するようにしている。この際、センサ62により、
燃料噴射を行うべき気筒の噴射ノズル29をも判別し、
その他の燃料温度センサ68、水温センサ66、リフト
センサ65、及びセンサ群69による検出値により、燃
料噴射条件を適宜調節している。さらに、ECU20に
おいては、各種センサの検出値等に異常があった場合
に、エンジンEや燃料噴射ポンプ1に故障が発生したか
どうかの判断を行う故障診断機能も備えられている。
尚、前記気筒判別用パルサ60の代わりに、分配駆動軸
39に固設されるギヤ19aやカム軸4に固設されるギ
ヤ19b等の、カム軸4と連動するギヤ等を用いて気筒
の判別等を行うことも可能である。
【0024】次に、ハイドロリックベースHbに組み込
まれている、前記プランジャ7、蓄圧室31、分配軸
9、圧力制御弁27、パイロットバルブ25、分配駆動
軸39、及びタペット11等の、各構成部材の配置構成
等について説明する。
【0025】図3に示すように、ハイドロリックベース
Hb内の一端部には、プランジャバレル8が嵌装され、
該プランジャバレル8にはプランジャ7が上下摺動自在
に嵌挿されている。プランジャ7の下方にはタペット1
1が配設されており、プランジャ7及びタペット11は
スプリング16等の付勢手段により下方へ付勢されてい
る。また、プランジャ7の上端部には、該プランジャ7
による燃料圧送の制御用電磁弁である前記圧力制御弁2
7が配設されている。
【0026】また、プランジャ7の側方には、分配軸9
が該プランジャ7と軸心を平行に配設されており、該分
配軸9は、ハイドロリックベースHbに嵌装される分配
軸スリーブ10に回転自在に嵌挿されるとともに、該分
配軸9の下端部に連結した分配駆動軸39により回転駆
動される。
【0027】ハイドロリックベースHbの下端には、ガ
イド部材17が固設されており、該ガイド部材17に前
記分配駆動軸39が回転自在に取り付けられている。該
分配駆動軸39及び分配軸9はカム軸4の軸方向と略直
交する方向に配置されており、分配駆動軸39の下端部
にはギヤ19aが固設されている。尚、ハイドロリック
ベースHbにおける分配軸9の周囲には、気筒数分の吐
出弁18が嵌装されている。また、プランジャ7の下方
に配設される前記タペット11は、タペットガイド21
を介してガイド部材17に取付固定されている。ハイド
ロリックベースHbにおける、分配軸9の反プランジャ
7側の側方部分には、前記噴射制御弁26が嵌装されて
おり、該噴射制御弁26の上方には前記パイロットバル
ブ25が配設されている。
【0028】そして、燃料噴射ポンプ1の機能部材であ
る、前記プランジャ7、分配軸9、及び噴射制御弁26
はハイドロリックベースHb内に配設され、該ハイドロ
リックベースHbの一端部側からカム軸4の軸方向に、
プランジャ7、分配軸9、及び噴射制御弁26の順に、
略直列配置されている。
【0029】また、ハイドロリックベースHbには、水
平方向に貫通孔が穿設され、蓄圧室31を構成してい
る。該蓄圧室31は、1又は複数構成され、互いにハイ
ドロリックベースHbに形成される油路によって連通さ
れている。蓄圧室31を構成するハイドロリックベース
Hbの貫通孔両端の開口部は、プラグなどにより閉塞さ
れている。尚、蓄圧室31内の圧力を検出する圧力セン
サ30はハイドロリックベースHbの一側面に取り付け
られている。
【0030】蓄圧室31内へ送出され蓄圧された高圧燃
料は、パイロットバルブ25の制御状態によっては(パ
イロットバルブ25がオンされているときには)、油路
75を通じて噴射制御弁26へ導入され、該噴射制御弁
26から油路76を通じて分配軸9へ導出される。分配
軸9へ送出された燃料は、各気筒に対応する油路77を
通じて吐出弁18へ案内され、各気筒の噴射ノズル29
から噴射される。
【0031】以上のように、本燃料噴射ポンプ1におけ
る燃料の高圧経路を構成する、プランジャ7、分配軸
9、圧力制御弁27、逆止弁28、噴射制御弁26、圧
力センサ30、安全弁24、吐出弁18、パイロットバ
ルブ、及び蓄圧室31等といった機能部材は全て、一つ
のブロック状部材にて構成されるハイドロリックベース
Hbに纏めて配設されており、さらに、タペット11及
び分配駆動軸39等が、ガイド部材17によりハイドロ
リックベースHbに取付固定され、これらの各部材が一
体的にユニット化されている。
【0032】一方、図4、図5、図6に示すように、エ
ンジンEのシリンダブロックCb又はギヤケースGcの
側面には噴射ポンプ取付部Pbが形成されている。該噴
射ポンプ取付部Pbは上面が開口しており、ユニット化
されたハイドロリックベースHbを上方から噴射ポンプ
取付部Pbの上面に装着することで、該ハイドロリック
ベースHb及び噴射ポンプ取付部Pbにより燃料噴射ポ
ンプ1が構成されることとなる。噴射ポンプ取付部Pb
内には、カム軸4が両端軸受け支持構造で回転自在に支
持されており、ハイドロリックベースHbを噴射ポンプ
取付部Pbに装着する場合、ハイドロリックベースHb
側のタペット11がカム軸4のカム5に当接するととも
に、ハイドロリックベースHb側の分配駆動軸39のギ
ヤ19aがカム軸4のギヤ19bと位置決め歯合するよ
うに構成されている。位置合わせされたハイドロリック
ベースHbと噴射ポンプ取付部Pbとは、ボルト90に
より締結固定される。
【0033】このように、プランジャ7や圧力制御弁2
7や噴射制御弁26や蓄圧室31や分配軸9等の高圧経
路を構成する機能部材をハイドロリックベースHb内に
配設し、且つ、カム軸4との係合部材であるタペット1
1、分配駆動軸39、及び該分配駆動軸39に固設され
るギヤ19のガイド部材を、ハイドロリックベースHb
に一体的に取り付けてユニット化することで、燃料噴射
ポンプ1をエンジンEに取り付ける際の作業を簡素化し
て、作業工数を減少することができる。特に、カム軸4
等が装着される燃料噴射ポンプ1の本体部分(本例にお
ける噴射ポンプ取付部Pbが相当する)を図5に示すよ
うに、エンジンEのシリンダブロックCbに、又は図6
に示すように、ギヤケースGcに、一体的に形成するこ
とで、燃料噴射ポンプ1のエンジンEへの取付構造の制
約を少なくして自由度をアップすることができるととも
に、取り付ける部分の重量を軽量化して、取付作業を楽
にすることができる。
【0034】また、図7、図8、図9(a)に示すよう
に、カム軸4の一端部には、気筒判別や回転数認識を行
うためのパルサ60が一体的に回転可能に取り付けられ
ている。パルサ60は円板状部材により構成され、その
外周部には、気筒判別用の切欠60a、及び複数の回転
数認識用の切欠60b・60b・・・が形成されてい
る。複数の回転数認識用切欠60b・60b・・・は、
互いに等間隔に配置されており(各回転数認識用切欠6
0b間の角度θが等しい)、気筒判別用切欠60aは、
何れかの回転数認識用切欠60bに対して若干の角度θ
aだけずれた位置に配置されている。パルサ60が収納
されるエンジンEのギヤケースGcには前記センサ62
が取り付けられており、該センサ62は、気筒判別用切
欠60aを検出して気筒位置の判別を行うとともに、回
転数認識用切欠60b・60b・・・を検出してカム軸
4の回転数を認識する。尚、図9(b)に示すように、
パルサ60には、前記切欠60a及び切欠60b・60
b・・・に変えて、外周縁部から外側へ突出する突起部
60d、及び突起部60e・60e・・・をそれぞれ形
成して、該突起部60d・60eにより気筒位置の判別
及びカム軸4の回転数の認識を行うようにしてもよい。
【0035】カム軸4には噴射ポンプ駆動ギア71が固
設されている。該噴射ポンプ駆動ギア71は、アイドル
ギア72を介してクランク軸Csに固設されるクランク
ギヤ73と歯合しており、クランク軸Csにより回転駆
動される。パルサ60には円板面に複数の長孔60c・
60c・・・が形成されており、ボルト99を長孔60
c・60c・・・に貫通させて噴射ポンプ駆動ギア71
に締結することで、該パルサ60がカム軸4に取り付け
られている。パルサ60は、噴射ポンプ駆動ギア71に
締結されるボルト99を緩めることで、長孔60c・6
0c・・・の範囲内で回転方向に回動可能であり、該パ
ルサ60の噴射ポンプ駆動ギア71に対する回転方向の
相対位置を調節することが可能である。
【0036】そして、エンジンEのシリンダトップの割
り出しを行う際には、図9、図10に示すように、トッ
プ位置検出器74にてピストンPの変位を検出して、ピ
ストンPの変位が最も高くなる位置、即ちシリンダトッ
プ位置にある状態で、センサ62がパルサ60の気筒判
別用切欠60a又は突起部60dを認識するようにパル
サ60の噴射ポンプ駆動ギア71に対する回転方向の相
対位置を調節するようにしている。このように、パルサ
60の相対位置を調節しながら、センサ62による気筒
判別用切欠60a又は突起部60dの認識状態を調整す
ることで、シリンダトップ位置の認識精度を向上させる
ことができ、燃料噴射制御の精度を向上することが可能
となる。また、パルサ60はエンジンE側の噴射ポンプ
取付部Pbに設けられているので、燃料噴射ポンプ1の
装着状態(即ち、ハイドロリックベースHbが噴射ポン
プ取付部Pbに装着されているか否か)に関係なく調整
することができ、調整作業の自由度や利便性を向上する
ことができる。
【0037】また、シリンダブロックCb又はギヤケー
スGcに取り付けられ、気筒判別及び回転数認識を行う
前記センサ62は、図7に示すように、パルサ60の半
径方向外側からシリンダブロックCb又はギヤケースG
cに挿入して取り付けたり、図8に示すように、パルサ
62の面方向外側からギヤケースGcに取り付けたりす
ることができる。このように、センサ62を、パルサ6
0の半径方向外側から、又はパルサ62の面方向外側か
らシリンダブロックCb又はギヤケースGcに取り付け
るように構成することで、センサ62をエンジンEや燃
料噴射ポンプ1のケーシングの外側から取り付けること
が可能となり、取付作業の容易化を図ることができる。
【0038】また、パルサ62は、図7に示すように、
カム軸4に固設された噴射ポンプ駆動ギア71にボルト
99により締結することで、カム軸4と一体的に回転可
能に取り付けることができる。さらに、パルサ62は、
図8に示すように、カム軸4に固設される円板状部材で
あるカップリング部材76に、前述の気筒判別用切欠6
0a又は突起部60dや回転数認識用切欠60b・60
b・・・又は突起部60eを形成して構成することもで
きる。本例の場合、カム軸4を回転駆動する噴射ポンプ
駆動ギア71は、ボルト99によりカップリング部材7
6に締結され、カム軸4に取付固定される。
【0039】この場合、噴射ポンプ駆動ギア71におけ
る、ボルト99が嵌挿される取付孔71b・71b・・
・は長孔に形成され、ボルト99を緩めることで、噴射
ポンプ駆動ギア71のカップリング部材76に対する回
転方向の相対位置を調節することができるようになって
いる。これにより、前述の図9に示す場合のように、エ
ンジンEのシリンダトップ出しを精密に行うことが可能
となっている。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、蓄圧室に蓄圧した高圧燃料を、分配手段により各気
筒へ分配して供給する蓄圧式分配型燃料噴射ポンプにお
いて、プランジャや圧力制御用の圧力制御弁や燃料噴射
制御用の噴射制御弁や蓄圧室や分配手段等の高圧経路を
構成する機能部材を、ハイドロリックベース内に配設
し、且つ、カム軸との係合部材であるタペット、分配駆
動軸、及び該分配駆動軸に固設されるギヤ等を、ガイド
部材によりハイドロリックベースに一体的に取り付けて
ユニット化したので、燃料噴射ポンプをエンジンに取り
付ける際の作業を簡素化して、作業工数を減少すること
ができる。特に、カム軸等が装着される燃料噴射ポンプ
の本体部分をエンジンのシリンダブロックに一体的に形
成することで、燃料噴射ポンプのエンジンへの取付構造
の制約を少なくして自由度をアップすることができると
ともに、取り付ける部分の重量を軽量化して、取付作業
を楽にすることができる。
【0041】更に、請求項2記載の如く、エンジンのシ
リンダブロック側面に噴射ポンプ取付部を一体形成し、
該噴射ポンプ取付部に、分配駆動軸を回転させる駆動用
ギヤが装着されたカム軸を両端軸受け構造で組み込み、
該分配駆動軸回転駆動用ギヤと分配駆動軸に固設される
ギヤとを位置決め歯合させるとともに、カム軸のカムに
前記タペットを当接させて、請求項1に記載の蓄圧式分
配型燃料噴射ポンプを噴射ポンプ取付部に取り付けるの
で、燃料噴射ポンプのエンジンへの取付構造の制約を少
なくして自由度をアップすることができる。また、燃料
噴射ポンプをエンジンに取り付ける際の作業の簡素化、
及び取り付ける部分の重量の軽量化を図って、作業工数
を減少するとともに取付作業を楽にすることができる。
【0042】更に、請求項3記載の如く、エンジンの一
端部に設けられるギヤケースのシリンダブロックとの合
わせ面より突出したシリンダブロック側の部分に噴射ポ
ンプ取付部を一体形成し、該噴射ポンプ取付部に、分配
駆動軸を回転させる駆動用ギヤが装着されたカム軸を両
端軸受け構造で組み込み、該分配駆動軸回転駆動用ギヤ
と分配駆動軸に固設されるギヤとを位置決め歯合させる
とともに、カム軸のカムに前記タペットを当接させて、
請求項1に記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプを噴射ポ
ンプ取付部に取り付けるので、燃料噴射ポンプのエンジ
ンへの取付構造の制約を少なくして自由度をアップする
ことができる。また、燃料噴射ポンプをエンジンに取り
付ける際の作業の簡素化、及び取り付ける部分の重量の
軽量化を図って、作業工数を減少するとともに取付作業
を楽にすることができる。さらに、エンジンのクランク
軸方向に対して垂直且つ水平な方向にスペースがあまり
ない場合でも、シリンダブロックに噴射ポンプ取付部を
一体的に形成することが可能となる。
【0043】更に、請求項4記載の如く、前記カム軸の
一端に噴射ポンプ駆動ギヤを固設し、該噴射ポンプ駆動
ギヤに、気筒判別及び回転数認識用のパルサを、噴射ポ
ンプ駆動ギヤに対する相対位置を変更可能に装着したの
で、シリンダトップ位置の認識精度を向上させることが
でき、燃料噴射制御の精度を向上することが可能とな
る。また、パルサはエンジン側の噴射ポンプ取付部に設
けられているので、燃料噴射ポンプの装着状態(即ち、
ハイドロリックベースが噴射ポンプ取付部に装着されて
いるか否か)に関係なく調整することができ、調整作業
の自由度や利便性を向上することができる。
【0044】更に、請求項5記載の如く、前記カム軸の
一端に、気筒判別及び回転数認識用のパルサが構成され
るカップリング部材を固設し、該カップリング部材に、
噴射ポンプ駆動ギヤを、カップリング部材に対する相対
位置を変更可能に装着したので、シリンダトップ位置の
認識精度を向上させることができ、燃料噴射制御の精度
を向上することが可能となる。また、パルサはエンジン
側の噴射ポンプ取付部に設けられているので、燃料噴射
ポンプの装着状態(即ち、ハイドロリックベースが噴射
ポンプ取付部に装着されているか否か)に関係なく調整
することができ、調整作業の自由度や利便性を向上する
ことができる。
【0045】更に、請求項6記載の如く、前記パルサは
円板状部材に欠損部又は突起部を形成して構成され、該
パルサにより気筒判別及び回転数認識を行うセンサを、
パルサが収納されるケース部材に、パルサの面方向外側
から、または、半径方向外側から挿入取付したので、セ
ンサをエンジンや燃料噴射ポンプのケーシングの外側か
ら簡単に取り付けることが可能となり、取付作業の容易
化を図ることができる。
【0046】更に、請求項7記載の如く、エンジンのピ
ストンがシリンダトップ位置に位置している状態で、セ
ンサが、センサの出力信号を認識する位置に位置するよ
う、該パルサの相対位置を調整可能であるので、シリン
ダトップ位置の認識精度を向上させることができ、燃料
噴射制御の精度を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料噴射ポンプを示す概略図である。
【図2】燃料噴射ポンプを搭載したエンジンシステムを
示す概略図である。
【図3】ユニット化されたハイドロリックベースを示す
側面断面図である。
【図4】ハイドロリックベースがエンジン側に形成され
る噴射ポンプ取付部に装着される様子を示した正面断面
図である。
【図5】噴射ポンプ取付部が形成されたシリンダブロッ
クを示す斜視図である。
【図6】噴射ポンプ取付部がギヤケースに形成された実
施例を示す斜視図である。
【図7】センサがギヤケースの半径方向外側から挿入取
付されるとともに、カム軸の一端に固設された噴射ポン
プ駆動ギヤに気筒位置判別及び回転数認識用のパルサを
装着した構成の、噴射ポンプ取付部が形成されたシリン
ダブロックを示す斜視図である。
【図8】センサがギヤケースにおけるパルサの面方向外
側から挿入取付されるとともに、カム軸の一端に固設さ
れたカップリング部材に噴射ポンプ駆動ギヤ装着した構
成の、噴射ポンプ取付部が形成されたシリンダブロック
を示す斜視図である。
【図9】気筒位置判別及び回転数認識用のパルサを示す
正面断面図である。
【図10】ピストン変位とセンサのピックアップ出力と
の関係を示す図である。
【符号の説明】
E エンジン Hb ハイドロリックベース Pb 噴射ポンプ取付部 Cb シリンダブロック 1 燃料噴射ポンプ 4 カム軸 5 カム 7 プランジャ 9 分配軸 11 タペット 17 ガイド部材 26 噴射制御弁 27 圧力制御弁 31 蓄圧室 39 分配駆動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 41/06 F02M 41/06 (72)発明者 河原林 光義 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 (72)発明者 今中 肇 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 (72)発明者 深江 伸宜 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 Fターム(参考) 3G024 AA38 AA39 BA29 DA18 3G066 AA07 AC02 AD02 BA56 BA58 BA67 CA01S CA29 CA34 CA36 CA38 CD04 CE02 CE22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄圧室に蓄圧した高圧燃料を、分配手段
    により各気筒へ分配して供給する蓄圧式分配型燃料噴射
    ポンプにおいて、 プランジャや圧力制御用の圧力制御弁や燃料噴射制御用
    の噴射制御弁や蓄圧室や分配手段等の高圧経路を構成す
    る機能部材を、ハイドロリックベース内に配設し、且
    つ、カム軸との係合部材であるタペット、分配駆動軸、
    及び該分配駆動軸に固設されるギヤ等を、ガイド部材に
    よりハイドロリックベースに一体的に取り付けてユニッ
    ト化したことを特徴とする蓄圧式分配型燃料噴射ポン
    プ。
  2. 【請求項2】 エンジンのシリンダブロック側面に噴射
    ポンプ取付部を一体形成し、該噴射ポンプ取付部に、分
    配駆動軸を回転させる駆動用ギヤが装着されたカム軸を
    両端軸受け構造で組み込み、該分配駆動軸回転駆動用ギ
    ヤと分配駆動軸に固設されるギヤとを位置決め歯合させ
    るとともに、カム軸のカムに前記タペットを当接させ
    て、 請求項1に記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプを噴射ポ
    ンプ取付部に取り付けることを特徴とする蓄圧式分配型
    燃料噴射ポンプの取付構造。
  3. 【請求項3】 エンジンの一端部に設けられるギヤケー
    スのシリンダブロックとの合わせ面より突出したシリン
    ダブロック側の部分に噴射ポンプ取付部を一体形成し、 該噴射ポンプ取付部に、分配駆動軸を回転させる駆動用
    ギヤが装着されたカム軸を両端軸受け構造で組み込み、
    該分配駆動軸回転駆動用ギヤと分配駆動軸に固設される
    ギヤとを位置決め歯合させるとともに、カム軸のカムに
    前記タペットを当接させて、 請求項1に記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプを噴射ポ
    ンプ取付部に取り付けることを特徴とする蓄圧式分配型
    燃料噴射ポンプの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記カム軸の一端に噴射ポンプ駆動ギヤ
    を固設し、該噴射ポンプ駆動ギヤに、気筒判別及び回転
    数認識用のパルサを、噴射ポンプ駆動ギヤに対する相対
    位置を変更可能に装着したことを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3に記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプの取
    付構造。
  5. 【請求項5】 前記カム軸の一端に、気筒判別及び回転
    数認識用のパルサが構成されるカップリング部材を固設
    し、該カップリング部材に、噴射ポンプ駆動ギヤを、カ
    ップリング部材に対する相対位置を変更可能に装着した
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の蓄圧
    式分配型燃料噴射ポンプの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記パルサは円板状部材に欠損部又は突
    起部を形成して構成され、該パルサにより気筒判別及び
    回転数認識を行うセンサを、パルサが収納されるケース
    部材に、パルサの面方向外側から、または、半径方向外
    側から挿入取付したことを特徴とする請求項4または請
    求項5に記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプの取付構
    造。
  7. 【請求項7】 エンジンのピストンがシリンダトップ位
    置に位置している状態で、センサが、センサの出力信号
    を認識する位置に位置するよう、該パルサの相対位置を
    調整可能であることを特徴とする請求項4乃至請求項6
    のいずれか一項に記載の蓄圧式分配型燃料噴射ポンプの
    取付構造。
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