JP4404756B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路におけるクロック信号のノイズ除去技術に関するものである。
パッケージに収容された半導体チップは、外部との信号の入出力のためにチップ上のパッドとパッケケージの金属端子との間が金線等で接続されており、その寄生リアクタンスによって入出力信号が大きく乱れ、半導体チップの基準電位(接地レベル)を変動させる。特に、データの出力信号によって外部の回路を駆動する際には、電源電流の変化が大きいため、基準電位の変動が大きくなり、誤動作を引き起こすおそれがあった。
図2は、下記特許文献1に記載された従来の入力バッファ回路の回路図である。
この入力バッファ回路は、半導体メモリ素子の出力ノイズによる入力バッファ内への帰還による誤動作を防止するための回路で、外部からRAS(ロウアドレス・ストローブ)信号を入力するバッファ入力部100と、外部からDOE(データ出力イネーブル)信号を入力して所定時間遅延させるDOEロック部200と、DOEロック部200から遅延されて印加されるDOE信号によって、バッファ入力部100から印加されるRAS信号を出力するバッファ出力部300を有している。ここで、DOE信号は、メモリ素子内のデータを読む時に使用するCAS(カラムアドレス・ストローブ)信号に同期して外部から与えられるものである。
バッファ入力部100は、直列に接続されてCMOSインバータを構成するPチャネルMOSトランジスタ(以下、「PMOS」という)M1,M2、及びNチャネルMOSトランジスタ(以下、「NMOS」という)M3,M4と、このCMOSインバータの出力側であるノードAに縦続接続されたインバータINV1,INV2,INV3とからなり、CMOSインバータの入力側にRAS信号が与えられるようになっている。
DOEロック部200は、外部から印加されるDOE信号を所定時間遅延させる遅延回路210と、この遅延回路210で遅延されたDOE信号と元のDOE信号との論理積を反転して出力するナンドゲートNAND1と、このNAND1の出力側に縦続接続されたインバータINV4,INV5とで構成されている。
バッファ出力部300は、バッファ入力部100のインバータINV3の出力信号と、DOEロック部200のインバータINV5の出力信号を入力とするナンドゲートNAND2と、このNAND2の出力側に縦続接続されたインバータINV6,INV7、NV8とで構成されている。
この入力バッファ回路において、読み出し動作を実行する場合、RAS信号が“H”から“L”になると、ノードAの信号は“L”から“H”に変化する。この時、CAS信号に同期したDOE信号は、一定期間続けて“H”に維持されている。従って、ナンドゲートNAND2の出力は、インバータINV2の出力信号によって決定される。以後、DOE信号が“L”から“H”に変化すると、ナンドゲートNAND1の出力は、遅延回路210の遅延時間の間“L”を維持し、その後“H”に変化する。
RAS信号が“H”から“L”に変化する時にセンシングノイズが発生し、CAS信号が“H”から“L”に変化する時に出力ノイズが発生するが、この期間中ナンドゲートNAND1の出力が“L”となっているので、ナンドゲートNAND2の出力は“H”に維持される。これにより、この期間中バッファ出力部300から出力されるRAS1信号は“L”となり、RAS信号が“H”から“L”に変化するときに、出力ノイズによるバッファの誤動作を防止することができる。
特開平10−64268号公報
前記入力バッファ回路は、RAS信号のノイズを除去するために、外部からCAS信号に同期して雑音のない安定した状態のDOE信号の入力を必要とする。しかしながら、外部から与えられるクロック信号の場合、これに対応するDOE信号は存在せず、上記入力バッファ回路では、クロック信号に発生するノイズを除去することはできない。このため、外部から与えられるクロック信号が立ち上がったときに、内部回路の動作によって基板電位が変動し、クロック信号にノイズが重畳されてパルス幅の狭い複数のクロック信号が発生する等の問題があった。
本発明は、半導体集積回路の動作に起因するクロック信号の乱れを除去することを目的としている。
本発明の半導体集積回路は、外部から与えられるクロック信号を取り込んで反転する入力バッファと、マスク信号と前記入力バッファの出力信号の論理積を反転する第1ゲートと、前記第1ゲートの出力信号が立ち上がった時に、該出力信号を所定の時定数で積分して所定のレベルに達したときに遅延クロックを立ち下げ、該第1ゲートの出力信号が立ち下がった時に、直ちに該遅延クロックを立ち上げる積分部と、前記第1ゲートの出力信号と前記遅延クロックの論理積を反転して前記マスク信号として出力する第2ゲートと、前記第2ゲートの出力信号を反転して内部クロックとして出力する出力バッファとを備えたことを特徴としている。
本発明では、入力バッファで取り込まれて反転されたクロック信号とマスク信号の論理積の反転信号を生成する第1ゲートと、この反転信号が立ち上がったときに、所定の時定数で積分して遅延クロックを立ち下げ、反転信号が立ち下がった時には、遅延クロックを直ちに立ち上げる積分部を有し、この積分部と第1ゲートの出力信号の論理積を反転してマスク信号として第1のゲートにフィードバックする第2ゲートを有している。これにより、積分部から遅延クロックが出力されている間、第1ゲートの出力信号がハイレベルに固定され、入力バッファの基準電位の変動によってクロック信号に雑音が重畳されても、雑音の除去された内部クロックを生成することができるという効果がある。
積分部を、電源電位と第1ノードの間に接続されて前段のゲートの出力信号によって導通状態が制御されるPMOSと、第1ノードと第2ノードの間に接続された抵抗と、第2ノードと接地電位の間に接続されて前記PMOSと同じ信号によって導通状態が制御されるNMOSと、第1ノードと電源電位及び接地電位との間にそれぞれ接続された第1及び第2キャパシタと、第1ノードの信号を反転して出力するインバータを有する構成とする。これにより、電源電圧や温度の変化による積分回路の時定数の変動を少なくすることができる。
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施例1を示す半導体集積回路の構成図である。
この半導体集積回路は、複数の入力信号INを内部クロックCKIに同期して取り込むデータ入力部1、このデータ入力部1で取り込まれたデータを内部クロックCKIに同期して処理するデータ処理部2、及びデータ処理部2の処理結果を内部クロックCKIに同期して出力信号OUTして出力するデータ出力部3を備えている。更に、この半導体集積回路は、外部から与えられるクロック信号CLKからノイズの無い内部クロックCKIを生成して、データ入力部1、データ処理部2及びデータ出力部3に供給するクロック回路を有している。
クロック回路は、外部から例えば166MHzのクロック信号CLKを取り込む入力バッファ(例えば、バッファ部10)、第1及び第2ゲート(例えば、否定的論理積ゲート(以下、「NAND」という)20,50)、第1積分部(例えば、積分部30,40)、第2積分部(例えば、積分部60)、第3ゲート(例えば、論理積ゲート(以下、「AND」という)70)、及び内部クロックCKIを出力する出力バッファ(例えば、インバータ80)で構成されている。
バッファ部10は、PMOS11とNMOS12で構成される一般的なCMOSインバータで、このバッファ部10から出力される信号S10が、NAND20の第1の入力側に与えられている。NAND20から出力される信号S20は、積分部30,40とNAND50の第1の入力側に与えられている。
積分部30,40は、NAND20から出力される信号S20が立ち上がった時には、この信号S20を所定の時定数で積分してインバータの閾値電圧に達したときに遅延クロックである信号S40を立ち下げ、この信号S20が立ち下がった時には、直ちに信号S40を立ち上げるものである。
積分部30は、ゲートに信号S20が与えられるPMOS31とNMOS32を有している。PMOS31のソースは電源電位VDDに接続され、ドレインはノードN1に接続されている。NMOS32のソースは接地電位GNDに接続され、ドレインは抵抗33を介してノードN1に接続されている。ノードN1は、キャパシタ34a,34bを介してそれぞれ電源電位VDDと接地電位GNDに接続され、このノードN1の信号SN1は、インバータ35で反転されて信号S30として、積分部40に与えられている。なお、抵抗33の値は10〜20kΩ、この抵抗33とキャパシタ34a,34bによる時定数は数nsに設定されている。
積分部40は、ゲートに信号S30が与えられるPMOS41とNMOS42を有している。PMOS41のソースは電源電位VDDに接続され、ドレインはノードN2に接続されている。NMOS42のドレインは抵抗43を介してノードN2に接続され、ソースはNMOS44を介して接地電位GNDに接続されている。ノードN2は、PMOS45を介して電源電位VDDに接続されると共に、キャパシタ46a,46bを介してそれぞれ電源電位VDDと接地電位GNDに接続されている。なお、これらの抵抗43とキャパシタ46a,46bによる時定数は、積分部30と同程度に設定されている。
NMOS44とPMOS45のゲートには、信号S20が与えられている。また、ノードN2の信号SN2は、縦続接続されたインバータ47,48を介して、遅延クロックの信号S40として、NAND50の第2の入力側に与えられている。
NAND50から出力される信号S50は、積分部60とAND70に与えられると共に、インバータ80で反転されて内部クロックCKIとして、データ入力部1、データ処理部2及びデータ出力部3へ供給されるようになっている。
積分部60は、NAND50から出力される信号S50が立ち上がった時には、この信号S50を一定の時定数で積分してインバータの閾値電圧に達したときにマスク遅延信号である信号S60を立ち上げ、信号S50が立ち下がった時には、直ちに信号S60を立ち下げるものである。
積分部60は、積分部30と同様の構成で、ゲートに信号S50が与えられるPMOS61とNMOS62を有している。PMOS61のソースは電源電位VDDに接続され、ドレインはノードN3に接続されている。NMOS62のソースは接地電位GNDに接続され、ドレインは抵抗63を介してノードN3に接続されている。ノードN3は、キャパシタ64a,64bを介してそれぞれ電源電位VDDと接地電位GNDに接続され、このノードN3の信号SN3は、インバータ65で反転されて信号S60として、AND70に与えられている。AND70から出力される信号70は、マスク信号としてNAND20の第2の入力側に与えられている。なお、積分部60の時定数も、数nsに設定されている。
図3は、図1の動作を示す信号波形図である。以下、この図3を参照しつつ、図1中のクロック回路の動作を説明する。
図3の時刻t0において、外部から与えられるクロック信号CLKが“H”で固定している時、バッファ部10から出力される信号S10は“L”であり、NAND20から出力される信号S20は“H”である。また、積分部20のノードN1の信号SN1は“L”であり、この積分部30から出力される信号S30は“H”である。更に、積分部40のノードN2の信号SN2は“L”であり、この積分部40から出力される信号S40は“L”である。従って、NAND50から出力される信号S50は“H”であり、積分部60のノードN3の信号SN3は“L”であり、この積分部60から出力される信号S60は“H”である。そして、AND70から出力される信号S70は“H”となり、内部クロックCKIは“L”である。
時刻t1において、クロック信号CLKが“H”から“L”に立ち下がると、信号S10は“L”から“H”に変化し、信号S20は“H”から“L”に変化する。
積分部30では、信号S20が“L”になると、PMOS31とNMOS32は、それぞれオン、オフとなる。これにより、オン状態のPMOS31を介してキャパシタ34bが充電され、ノードN1の信号SN1は急速に電源電位VDDまで上昇する。信号SN1がインバータ35の閾値電圧(VDD/2)に達した時点で、信号S30は“H”から“L”に変化する。
一方、積分部40では、信号S20が“L”になると、NMOS44とPMOS45は、それぞれオン、オフとなる。更に、信号S30が“L”になると、PMOS41とNMOS42は、それぞれオン、オフとなる。これにより、オン状態のPMOS41を介してキャパシタ46bが充電され、ノードN2の信号SN2は急速に電源電位VDDまで上昇する。信号SN2がインバータ47の閾値電圧(VDD/2)に達した時点で、信号S40は“L”から“H”に変化する。
NAND50には、時刻t1の直後には“L”の信号S20,S40が与えられるので、信号S50は“H”であり、その後、信号S40が“H”に変化しても、信号S40は“L”であるので、信号S50は“H”に維持される。従って、信号S60,S70、及び内部クロックCKIは変化しない。
時刻t2において、クロック信号CLKが“L”から“H”に立ち上がると、信号S10は“H”から“L”に変化し、信号S20は“L”から“H”に変化する。
積分部30では、信号S20が“H”になると、PMOS31とNMOS32は、それぞれオフ、オンとなる。これにより、オン状態のNMOS32と抵抗33を介してキャパシタ34bが放電され、ノードN1の信号SN1は、キャパシタ34a,34bと抵抗33による時定数に従って接地電位GNDまで低下する。但し、この時点では、信号SN1はインバータ35の閾値電圧を上回っているので、信号S30は“L”のままである。
一方、積分部40では、信号S20が“H”になると、NMOS44とPMOS45は、それぞれオフ、オンとなる。信号S30は“L”であるので、PMOS41とNMOS42は、それぞれオン、オフであり、信号S40は“H”に維持される。NAND50には、“H”の信号S20,S40が与えられるので、信号S50は“L”となる。
積分部60では、信号S50が“L”になると、PMOS61とNMOS62は、それぞれオン、オフとなる。これにより、オン状態のPMOS61を介してキャパシタ64bが充電され、ノードN3の信号SN3は急速に電源電位VDDまで上昇する。信号SN3がインバータ65の閾値電圧(VDD/2)に達した時点で、信号S60は“H”から“L”に変化する。AND70から出力される信号S70は、信号S50が“L”になった時点で既に“L”となっているので、この時点では変化しない。
時刻t2のクロック信号CLKの立ち上がりで信号S50が“L”となると、内部クロックCKIは“H”に変化する。これにより、データ入力部1、データ処理部2及びデータ出力部3の状態変化が発生し、電源電流の急激な変化が生じ、基板電位の変動によってバッファ部10から出力される信号S10にノイズが発生する。しかしながら、NAND20の第2の入力側には、“L”の信号S70が与えられているので、このNAND20から出力される信号S20は、信号S10に重畳されたノイズの影響を受けることなく、“H”に維持される。従って、内部クロックCKIにノイズが重畳されることはない。
時刻t3において、ノードN1の信号SN1がインバータ35の閾値電圧まで低下すると、信号S30は“L”から“H”に変化する。これにより、積分部40のPMOS41とNMOS42は、それぞれオフ、オンとなる。オン状態のNMOS42と抵抗43を介してキャパシタ46bが放電され、ノードN2の信号SN2は、キャパシタ46a,46bと抵抗43による時定数に従って接地電位GNDまで低下する。但し、この時点では、信号SN2はインバータ47の閾値電圧を上回っているので、信号S40は“H”のままである。従って、信号S50は変化せず、内部クロックCKIも“H”のままである。
時刻t4において、ノードN2の信号SN2がインバータ47の閾値電圧まで低下すると、信号S40は“H”から“L”に変化し、信号S50は“H”となる。
積分部60では、信号S50が“H”になると、PMOS61とNMOS62は、それぞれオフ、オンとなる。これにより、オン状態のNMOS62と抵抗63を介してキャパシタ64bが放電され、ノードN3の信号SN3は、キャパシタ64a,64bと抵抗63による時定数に従って接地電位GNDまで低下する。但し、この時点では、信号SN3はインバータ65の閾値電圧を上回っているので、信号S60は“L”のままである。
また、信号S50が“H”になると、内部クロックCKIは“L”に変化し、データ入力部1、データ処理部2及びデータ出力部3の状態変化が発生し、電源電流の急激な変化が生じる。しかしながら、信号S60は“L”の状態を維持するので、信号S20は“H”に維持され、内部クロックCKIにノイズが重畳されることはない。
時刻t5において、ノードN3の信号SN3がインバータ65の閾値電圧まで低下すると、信号S60は“L”から“H”に変化する。これにより、AND70から出力される信号S70は“H”となるが、バッファ部10の信号S10は“L”であるので、NAND20から出力される信号S20は“H”に維持される。
時刻t6において、クロック信号CLKが“H”から“L”に立ち下がると、時刻t1における動作と同様の動作が行われる。更に、クロック信号CLKの立ち上がりと立ち下がりにより、上記の動作が繰り返される。
以上のように、この実施例1の半導体集積回路は、クロック信号CLKの立ち上がりのタイミングで積分動作を開始して所定時間だけ内部クロックCKIを“H”にセットする積分部30,40を有しているので、クロック信号CLKの立ち上がり時に内部の動作による急激な基板電位の変動が生じても、雑音のない安定した内部クロックCKIを供給することができる。また、内部クロックCKIの立ち下がりのタイミングで積分動作を開始して所定時間だけクロック信号CLKの入力をマスクするための積分部60を有しているので、内部クロックCKIの立ち下がり時に内部の動作による急激な基板電位の変動が生じても、雑音のない安定した内部クロックCKIを供給することができる。
更に、積分部30,40,60の積分回路は、抵抗とキャパシタで構成されているので、温度や電源電圧による時定数の変動が少ないという利点がある。
なお、本発明は、上記実施例1に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(1) 積分部30,40を縦続接続しているが、積分部40の代わりに、積分部30の出力信号を反転するためのインバータを設けた構成でも良い。また、3個以上の積分部を縦続接続して構成することもできる。
(2) 内部クロックCKIの立ち下がり時のノイズが問題にならないような場合には、積分部60を省略することができる。
図4は、本発明の実施例2を示すクロック回路の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このクロック回路は、図1中のクロック回路に代えて用いるもので、積分部30,40,60に代えて、ヒューズの切断によって時定数の変更が可能な積分部30A,40A,60Aを設けると共に、モード信号MODに応じて信号S80と信号S70を切り替え、内部クロックCKIとして供給するセレクタ90を設けている。
積分部30Aは、積分部30における抵抗33を2つの抵抗33a,33bに分割し、一方の抵抗33bを短絡するためのNMOS39aと、このNMOS39aをオン/オフするための抵抗39b及びヒューズ39cを追加したものである。即ち、抵抗33bの両端にNMOS39aのソースとドレインが接続され、このNMOS39aのゲートにはプルアップ用の抵抗39bとプルダウン用のヒューズ39cが接続されている。そして、ヒューズ39cを切断することによってNMOS39aがオンとなり、抵抗33bが短絡されるようになっている。
積分部40Aも、積分部40における抵抗43を2つの抵抗43a,43bに分割し、一方の抵抗43bを短絡するためのNMOS49aと、このNMOS49aをオン/オフするための抵抗49b及びヒューズ49cを追加したものである。積分部60Aも同様に、積分部60における抵抗63を2つの抵抗63a,63bに分割し、一方の抵抗63bを短絡するためのNMOS69aと、このNMOS69aをオン/オフするための抵抗69b及びヒューズ69cを追加したものである。その他の構成は、図1と同様である。
次に、図3のクロック回路における内部クロックの調整方法を説明する。
試験装置に、ヒューズ39c,49c,69cが未切断状態のウエハをセットする。ヒューズ39c,49c,69cが未切断であるので、NMOS39a,49a,69aのゲートは“L”となり、これらのNMOS39a,49a,69aはオフ状態となり、各積分部30A,40A,60Aの時定数は、大きな方の値に設定される。
まず、試験装置からセレクタ90に対して通常動作を指定するモード信号MODを与えると共に、データ入力部1とバッファ部10にテスト用の入力信号INとクロック信号CLKを与え、データ出力部1から出力される出力信号OUTのタイミングを測定する。これにより、実施例1で説明した内部クロックCKIが生成され、データ入力部1、データ処理部2及びデータ出力部3に供給され、この内部クロックCKIに同期して出力信号OUTが出力される。
次に、モード信号MODによって試験動作を指定する。これにより、信号S70が内部クロックCKIとして、データ入力部1、データ処理部2及びデータ出力部3に供給され、この信号S70に同期した出力信号OUTが出力される。
信号S70の立ち上がりのタイミングは、図3に示すように、クロック信号CLKの立ち上がりのタイミングから、積分部30A,40A,60Aにおける遅延時間の合計だけ遅延されているので、通常動作での出力信号OUTのタイミングと試験動作での出力信号のタイミングを比較することにより、積分部30A,40A,60Aにおける遅延時間の合計が測定できる。
次に、積分部30A,40A,60Aのヒューズ39c,49c,69cを1つずつ切断して同様の試験を行い、各ヒューズ39c,49c,69cの切断/未切断における遅延時間の合計を測定して、個々のヒューズ39c,49c,69cの切断による遅延時間の短縮量を示すデータを作成しておく。
その後、ヒューズ39c,49c,69cが未切断の製品用のウエハを試験装置にセットし、モード信号MODによって試験動作を指定する。そして、データ入力部1とバッファ部10にテスト用の入力信号INとクロック信号CLKを与え、データ出力部1から出力される出力信号OUTのタイミングを測定する。これにより、試験対象の半導体集積回路毎に、その積分部30A,40A,60Aにおける遅延時間の合計を求めることができる。
そして、予め定められている最適な遅延時間との差に基づいて、切断すべきヒューズを決定し、該当するヒューズを切断する。これにより、積分部30A,40A,60Aにおける遅延時間を最適な値に設定することができる。
以上のように、この実施例2のクロック回路は、ヒューズの切断によって時定数を調整することができる積分部30A,40A,60Aを有しているので、内部クロックCKIのタイミングを調整することができる。更に、モード信号MODによって積分部30A,40A,60Aの遅延時間の合計だけ遅れた信号S70を内部クロックCKIとして供給するセレクタ90を有しているので、出力信号OUTを監視するだけで遅延時間が測定でき、最適な内部クロックCKIのタイミングを設定することができる。
なお、本発明は、上記実施例2に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(1) 各積分部の抵抗を短絡するための回路は、例示したものに限定されない。
(2) ヒューズは一旦切断すると再接続ができないものを前提として説明したが、レーザリペア装置で切断/接続を任意に行うことができるものでも良い。
(3) 積分部を複数設けずに、1つの積分部で複数の時定数から任意のものを選択できるように構成しても良い。
(4) 製品試験時に、ウエハ上の信号から遅延時間を直接測定できる試験装置を使用できる環境であれば、セレクタ90は不要である。
本発明の実施例1を示す半導体集積回路の構成図である。 従来の入力バッファ回路の回路図である。 図1の動作を示す信号波形図である。 本発明の実施例2を示すクロック回路の構成図である。
符号の説明
10 バッファ部
20,50 NAND
30,30A,40,40A,60,60A 積分部
33,43,63 抵抗
34,46,64 キャパシタ
39c,49c,69c ヒューズ
70 AND
90 インバータ

Claims (5)

  1. 外部から与えられるクロック信号を取り込んで反転する入力バッファと、
    マスク信号と前記入力バッファの出力信号の論理積を反転する第1ゲートと、
    前記第1ゲートの出力信号が立ち上がった時に、該出力信号を所定の時定数で積分して所定のレベルに達したときに遅延クロックを立ち下げ、該第1ゲートの出力信号が立ち下がった時に、直ちに該遅延クロックを立ち上げる積分部と、
    前記第1ゲートの出力信号と前記遅延クロックの論理積を反転して前記マスク信号として出力する第2ゲートと、
    前記第2ゲートの出力信号を反転して内部クロックとして出力する出力バッファとを、 備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 外部から与えられるクロック信号を取り込んで反転する入力バッファと、
    マスク信号と前記入力バッファの出力信号の論理積を反転する第1ゲートと、
    前記第1ゲートの出力信号が立ち上がった時に、該出力信号を第1の時定数で積分して所定のレベルに達したときに遅延クロックを立ち下げ、該第1ゲートの出力信号が立ち下がった時に、直ちに該遅延クロックを立ち上げる第1積分部と、
    前記第1ゲートの出力信号と前記遅延クロックの論理積を反転する第2ゲートと、
    前記第2ゲートの出力信号が立ち上がった時に、該出力信号を第2の時定数で積分して所定のレベルに達したときにマスク遅延信号を立ち上げ、該第2ゲートの出力信号が立ち下がった時に、直ちに該マスク遅延信号を立ち下げる第2積分部と、
    前記第2ゲートの出力信号と前記マスク遅延信号の論理積を前記マスク信号として出力する第3ゲートと、
    前記第2ゲートの出力信号を反転して内部クロックとして出力する出力バッファとを、 備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  3. 前記第1及び第2積分部は、それぞれ、
    電源電位と第1ノードの間に接続されて前段のゲートの出力信号によって導通状態が制御されるPチャネルMOSトランジスタと、
    前記第1ノードと第2ノードの間に接続された抵抗と、
    前記第2ノードと接地電位の間に接続されて前記PチャネルMOSトランジスタと同じ信号によって導通状態が制御されるNチャネルMOSトランジスタと、
    前記第1ノードと電源電位及び接地電位との間にそれぞれ接続された第1及び第2キャパシタと、
    前記第1ノードの信号を反転して出力するインバータとを、
    有することを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記抵抗を直列接続した第1及び第2の抵抗素子で構成し、ヒューズ回路から与えられる信号に従って該第2の抵抗素子を短絡するトランジスタを設けたことを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 外部から与えられるモード信号に従って、前記出力バッファまたは前記第3ゲートの出力信号を選択して前記内部クロックとして出力するセレクタを設けたことを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路。
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