JP5156268B2 - トリミング電圧発生回路 - Google Patents

トリミング電圧発生回路 Download PDF

Info

Publication number
JP5156268B2
JP5156268B2 JP2007147944A JP2007147944A JP5156268B2 JP 5156268 B2 JP5156268 B2 JP 5156268B2 JP 2007147944 A JP2007147944 A JP 2007147944A JP 2007147944 A JP2007147944 A JP 2007147944A JP 5156268 B2 JP5156268 B2 JP 5156268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trimming voltage
trimming
clock
value
voltage value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007147944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008300766A (ja
Inventor
智之 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lapis Semiconductor Co Ltd
Original Assignee
Lapis Semiconductor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lapis Semiconductor Co Ltd filed Critical Lapis Semiconductor Co Ltd
Priority to JP2007147944A priority Critical patent/JP5156268B2/ja
Publication of JP2008300766A publication Critical patent/JP2008300766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5156268B2 publication Critical patent/JP5156268B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明はトリミング電圧を発生するトリミング電圧発生回路に関する。
電圧、電流、周波数などを発生する発生用回路を半導体集積回路内に含む場合があるが、当該発生用回路形成後にこれらの値を調整したい場合がある。このような場合に、発生回路に含まれる抵抗値を変化(トリミング)させて、電圧値などを所望のトリミング値に調整するトリミング方法が知られている。例えば特許文献1にはトリミングヒューズを用いた電圧設定回路及び低電圧発生回路が開示されている。ここでの電圧設定回路は、2つの端子間に直列に接続されている複数の抵抗素子と、当該抵抗素子に並列に接続されているトリミングヒューズと、当該抵抗素子及びトリミングヒューズにより生成された電圧を出力する出力端子などから構成されている。トリミングヒューズの切断により、端子間の抵抗値が変化し、出力端子から出力される電圧値を微調整できるとしている。
特開2004−146548号公報
しかしながら、特許文献1に示されている電圧設定回路においては、トリミングヒューズを物理的に切断してしまうため、トリミング電圧値が永久に固定されてしまい、別のトリミング電圧値に設定しなおすことができないという問題点があった。また、トリミングヒューズの切断に失敗した場合には、電圧設定回路自体を使用できなくなってしまうという問題も生じてしまう。更には、一般的に微細な半導体集積回路においては、ヒューズ部分のレイアウトに多大な面積を要するため、半導体チップ面積の増大につながるという問題点があった。
本発明は上記した如き問題点に鑑みてなされたものであって、トリミング電圧値を繰り返し設定でき且つトリミング電圧を発生する回路の面積を削減できるトリミング電圧発生回路を提供することを目的とする。
本発明によるトリミング電圧発生回路は、トリミング電圧を発生するトリミング電圧発生回路であって、順次供給されるクロックパルスの数を積算して得られる積算値を表すデジタル信号を出力するカウンタ部と、前記デジタル信号に基づいて前記トリミング電圧を生成するトリミング電圧生成部と、前記トリミング電圧値が基準電圧値に達したか否かを判別する判別部と、前記判別部前記トリミング電圧値前記基準電圧値に達しない限り前記カウンタ部への前記クロックパルスの供給を継続し、前記トリミング電圧値が前記基準電圧値に達すると前記クロックパルスの供給を停止するクロック供給部と、前記トリミング電圧値が前記基準電圧値に達したときの前記積算値を記憶するメモリと、前記クロック供給部が前記トリミング電圧値の変動によって前記クロックパルスの供給を再開するとき、前記クロック供給部をして前記メモリに記憶されている積算値と同数のクロックパルスを前記カウンタ部へ順次供給せしめるクロック制御回路と、を含むことを特徴とする。
以下、本発明に係る実施例について添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明によるトリミング電圧発生回路1を表すブロック図である。トリミング電圧発生回路1は、カウンタ部2と、トリミング電圧生成部3と、判別部4と、クロック供給部5と、トリミング電圧出力端子6と、インバータ20〜23と、データバス51とを含む。
カウンタ部2は、クロック供給部5から順次、供給されるクロックパルスCK_tの数を積算し、当該積算によって得られた積算値(以下、パルス数積算値と称する)を表すデジタル信号Q0〜Q3を出力する。カウンタ部2は、クロックパルスCK_tを受け取る毎に、デジタル信号Q0〜Q3を出力するラッチ回路10〜13からなる。デジタル信号Q0、Q1、Q2及びQ3はそれぞれ、パルス数積算値を2進数で表したときの第1桁目、第2桁目、第3桁目及び第4桁目を表す。ラッチ回路10は通常のDラッチ回路であり、クロック入力端子CKにクロック供給部5からのクロックパルスCK_tを順次、受け取る。
ラッチ回路10は立下りのクロックパルスCK_tを受け取ったときにデータ入力端子Dに入力されるデータを取り込む。反転出力端子QBはラッチ回路10のデータ入力端子D及びラッチ回路11のクロック入力端子CKに接続されている。ラッチ回路10はパルス数積算値を2進数で表したときの第1桁目のビット値を出力端子Qからデジタル信号Q0として出力する。出力端子Qはインバータ20を介してトランジスタ30のゲートに接続されている。
ラッチ回路11〜13も同様に、クロック入力端子CKに入力されるパルスの立下りでデータ入力端子Dに入力されるデータを取り込む通常のDラッチ回路である。ラッチ回路11の反転出力端子QBはラッチ回路11のデータ入力端子D及びラッチ回路12のクロック入力端子CKに接続され、ラッチ回路12の反転出力端子QBはラッチ回路12のデータ入力端子D及びラッチ回路13のクロック入力端子CKに接続され、ラッチ回路13の反転出力端子QBはラッチ回路13のデータ入力端子Dに接続されている。
ラッチ回路11はパルス数積算値を2進数で表したときの第2桁目のビット値を、ラッチ回路11は同第3桁目のビット値を、ラッチ回路11は同第4桁目のビット値をそれぞれ出力端子Qからデジタル信号Q1、Q2及びQ3として出力する。ラッチ回路10〜13のかかる構成により、カウンタ部2は、順次、供給されるクロックパルスCK_tの数を積算して得られる積算値を表すデジタル信号Q0〜Q3を出力できる。ラッチ回路10〜13の各々はリセット端子Rを備えており、リセット端子Rにリセット信号RSを受け入れた場合にデジタル信号Q0〜Q3の理論値を0として出力する。本実施例におけるラッチ回路はラッチ回路10〜13の4つであるが、本発明にはかかるラッチ回路の個数制限は無い。
トリミング電圧生成部3は、インバータ20〜23を介して受け取ったデジタル信号Q0〜Q3に基づいてトリミング電圧Voを生成する。トリミング電圧生成部3は、一端が電源電位VDDと接続されている電源側抵抗素子44と、一端が基準電位GNDと接続されている基準側抵抗素子45と、電源側抵抗素子44の他端と基準側抵抗素子45の他端との間に直列に接続されている調整用抵抗素子40〜43と、調整用抵抗素子40〜43の各々に並列に接続されているトランジスタ30〜33と、からなる。本実施例における調整用抵抗素子は調整用抵抗素子40〜43の4つであるが、本発明にはかかる調整用抵抗素子の個数制限は無く、ラッチ回路の個数に応じた適当な個数であれば良い。
トリミング電圧生成部3は、トランジスタ30〜33のゲートが受け入れるデジタル信号Q0〜Q3に基づいて、一端が電源電位に接続されている電源側抵抗素子44の他端すなわちノードN1にトリミング電圧Voを生成する。基準電位GNDを基準とする電源電位VDDが、電源側抵抗素子44と、基準側抵抗素子45及び調整用抵抗素子40〜43の合成抵抗とで分圧されることにより、トリミング電圧VoがノードN1に生成される。
トランジスタ30〜33の各々は、ゲートにハイレベルのデジタル信号Q0〜Q3が入力された場合にオンしてソース−ドレイン間を導通させ、ローレベルのデジタル信号Q0〜Q3が入力された場合にオフしてソース−ドレイン間に電流を流さないNMOSトランジスタである。例えばトランジスタ30のゲートにハイレベルのデジタル信号Q0が入力された場合にはトランジスタ30がオンして、ソース−ドレイン間に電流が流れるため、調整用抵抗素子40には電流が流れない。トランジスタ30のゲートにローレベルのデジタル信号Q0が印加された場合にはトランジスタ30がオフして、ソース−ドレイン間には電流が流れないため、調整用抵抗素子40に電流が流れる。同様にトランジスタ31〜33のオンオフ状態に応じて調整用抵抗素子41〜43に電流が流れる場合と流れない場合がある。
本実施例における調整用抵抗素子の個数は調整用抵抗素子41〜43の4つであるため、ノードN1〜N2間の合成抵抗値を最大16段階に調整できる。すなわち、トリミング電圧Voを最大16段階に調整できる。図2はデジタル信号Q0〜Q3の値及びノードN1〜N2間の合成抵抗値の一例を表す図である。同図中の「調整段階」はトリミング電圧Voの調整段階0〜15を示す。同図中の「Q0」〜「Q3」はラッチ回路10〜13が出力端子Qから出力したデジタル信号Q0〜Q3の値を示す。ここではハイレベルの値を1、ローレベルの値を0としている。なお、トランジスタ30〜33はデジタル信号Q0〜Q3をインバータ20〜23を介して受け取るため、トランジスタ30〜33は同図中に示されるデジタル信号Q0〜Q3の値とは反対の値を受け取る。同図中の「合成抵抗値」は、ノードN1〜N2間の合成抵抗値を示す。ここでの合成抵抗値は、調整用抵抗素子40の抵抗値を1、調整用抵抗素子41の抵抗値を2、調整用抵抗素子42の抵抗値を4、調整用抵抗素子43の抵抗値を8とした場合の例である。なお、調整用抵抗素子41〜43の各抵抗値はこれら以外でも良い。
判別部4は、トリミング電圧生成部3が生成したトリミング電圧値Voが比較電圧値Vrに達したか否かを判別する。判別部4は、トリミング電圧Voの値が比較電圧値Vrよりも小さい場合にハイレベルのクロックアウト信号Coを出力する。反対にトリミング電圧Voの値が比較電圧値Vrよりも大きい場合に判別部4はローレベルのクロックアウト信号Coを出力する。イネーブル信号ENが有効(ハイレベル)になった場合に、判別部4はクロックアウト信号Coを出力する。ここでの比較電圧値Vrはトリミング電圧発生回路1の外部から与えられ、所望の値に何度でも設定しなおすことができる。
クロック供給部5は、クロックパルスCK_tを順次、ラッチ回路10に供給することができる。クロック供給部5は、一方の入力をクロックアウト信号Coとし、他方の入力を入力クロック信号CLKとするNAND回路であり、これら2入力のNAND演算の結果をクロックパルスCK_tとして出力する。すなわち、クロック供給部5は、クロックアウト信号Coがハイレベル(トリミング電圧Voの値が比較電圧値Vrよりも小さい)の場合に入力クロック信号CLKのハイレベルとローレベルとを反転させたクロックパルスCK_tをラッチ回路10に供給し、反対にクロックアウト信号Coがローレベル(トリミング電圧Voの値が比較電圧値Vrよりも大きい)の場合にラッチ回路10へのクロックパルスCK_tの供給を停止してハイレベルをラッチ回路10に供給する。このようにクロック供給部5は、判別部4がトリミング電圧値Voの比較電圧値Vrへの到達を判別する時点まではカウンタ部2へのクロックパルスCL_tの供給を継続し、当該時点以後は前記クロックパルスの供給を停止する。すなわち、クロック供給部5は、判別部4がトリミング電圧値Voの比較電圧値Vrへの到達を判別した場合に、カウンタ部2へのクロックパルスCL_tの供給を停止する。
トリミング電圧出力端子6はトリミング電圧生成部3内のノードN1に接続されており、ノードN1に生成されたトリミング電圧Voを出力する。トリミング電圧発生回路1は、通常、電源電圧VDDよりも低い電圧で低消費電力動作させたい回路(図示せず)にトリミング電圧Voを供給するのに用いる。
図3はデジタル信号Q0〜Q3やトリミング電圧Voなどを時間経過に沿って表すタイムチャートである。縦方向がデジタル信号Q0〜Qのハイ及びローのレベルと、トリミング電圧Vo及び基準電圧Vrの電圧とを表し、横方向が時間を表す。以下に図3を参照しつつトリミング電圧発生回路1の動作について説明する。ここでは一例として、調整用抵抗素子40、41、42及び43の抵抗値をそれぞれ1、2、4及び8とし、電源側抵抗素子44の抵抗値を15、基準側抵抗素子45の抵抗値を5とする。また、基準電位GNDを0V、電源電位VDDを1V、比較電圧値Vrを0.45Vとする。
最初に時刻t0にラッチ回路10〜13の各々が、ハイレベルのリセット信号RSを受け取ると、ラッチ回路10〜13の初期化が行われ、デジタル信号Q0〜Q3の各々がローレベルになる。このとき、インバータ20〜23を介してハイレベルのデジタル信号Q0〜Q3を受け取ったトランジスタ30〜33は全てオン状態となるため、調整用抵抗素子40〜43は全てショートされ、トリミング電圧Vo値は設定できる電圧範囲内で最も低い電圧となる。すなわち、トリミング電圧Vo値は1V×5/(5+15)=0.25Vとなる。
次に時刻t1にクロック供給部5が入力クロック信号CLKを受け取り始める。続いて時刻t2に判別部4が有効な(ハイレベルの)イネーブル信号を受け取ると、トリミング電圧値Voが比較電圧値Vrに達したか否かを判別する。トリミング電圧Vo値0.25Vは比較電圧値Vr0.45Vよりも小さいため、時刻t3に判別部4はハイレベルのクロックアウト信号Coを出力し始める。クロック供給部5はハイレベルのクロックアウト信号Coを受け取ると、時刻t3にカウンタ部2にクロックパルスCK_tを供給し始める。
カウンタ部2は立ち下がりのクロックパルスCK_tを受け取る毎に、パルス数積算値を表すデジタル信号Q0〜Q3を出力する。例えばカウンタ部2は、時刻t4に立ち下がりのクロックパルスCK_tを受け取ったら、ハイレベルのデジタル信号Q0とローレベルのデジタル信号Q1〜Q3とを出力する。なお、デジタル信号Q0〜Q3はパルス数積算値を2進数で表したときの1桁目〜4桁目に相当するため、パルス数積算値が1であることを表す。
このとき、インバータ20を介してローレベルのデジタル信号Q0を受け取ったトランジスタ30のみがオフとなり、インバータ21、22及び23を介してハイレベルのデジタル信号Q1、Q2及びQ3を受け取ったトランジスタ31、32及び33はオンとなるため、ノードN1〜N2間の合成抵抗値は1となる。このときのトリミング電圧Vo値は1V×(1+5)/(1+5+15)=0.29V(小数点以下3桁目を四捨五入)となる。トリミング電圧Vo値0.29Vが比較電圧値Vr0.45Vよりも小さいため、判別部4はハイレベルのクロックアウト信号Coを出力し続け、クロック供給部5はクロックパルスCK_tを順次、カウンタ部2に供給し続ける。
時刻t5、t6、・・・、t11においても同様に、カウンタ部2は立ち下がりのクロックパルスCK_tを受け取ったときに、パルス数積算値を表すデジタル信号Q0〜Q3を出力する。カウンタ部2が立ち下がりのクロックパルスCK_tを受け取る毎に生成するトリミング電圧Vo値が段階的に上昇していく。カウンタ部2が時刻t11に立ち下がりのクロックパルスCK_tを受け取ったときには、ハイレベルのデジタル信号Q3とローレベルのデジタル信号Q1〜Q3とを出力する。なお、ここでのデジタル信号Q1〜Q3は、パルス数積算値が8であることを表す。このとき、インバータ23を介してローレベルのデジタル信号Q3を受け取ったトランジスタ33のみがオフとなり、インバータ21、22及び23を介してハイレベルのデジタル信号Q1、Q2及びQ3を受け取ったトランジスタ30、31及び32はオンとなるため、ノードN1〜N2間の合成抵抗値は8となる。トリミング電圧Vo値は1V×(8+5)/(8+5+15)=0.46V(小数点以下3桁目で四捨五入)となる。トリミング電圧Vo値0.46Vが比較電圧値Vr0.45Vよりも大きいため、判別部4は時刻t12にローレベルのクロックアウト信号Coを出力する。これを受けてクロック供給部5は時刻t12にクロックパルスCK_tの供給を停止し、ハイレベルの電圧をカウンタ部2に供給する。なお、時刻t10時点におけるトリミング電圧Vo値は1V×(7+5)/(7+5+15)=0.44V(小数点以下3桁目で四捨五入)であり、比較電圧値Vr0.45Vよりも小さい。
クロック供給部5からのクロックパルスCK_tの供給が停止されると、カウンタ部2はカウント動作を終了する。カウンタ部2は時刻t12以降、ハイレベルのデジタル信号Q3とローレベルのデジタル信号Q1〜Q3とを出力し続ける。これを受けてトリミング電圧生成部3が生成するトリミング電圧Vo値は時刻t12以降、0.46Vに固定される。上記した如き処理により、比較電圧値Vrに基づいてトリミング電圧Voを所望の電圧値に調整することができる。トリミング電圧Voを他の値に設定しなおしたい場合には、比較電圧値Vrを変更して、再度、上記した如き処理を行えば良い。
上記した如く本実施例によれば、比較電圧値Vrに基づいてトリミング電圧Voを所望の電圧値に調整することができるため、比較電圧値Vrを変更することによって、トリミング電圧Voを繰り返し任意の電圧値に設定できる。また、トリミング電圧発生回路1はトリミングヒューズ群を用いずにトリミング電圧Voを調整して発生できるため、トリミング電圧発生回路1の面積を大幅に削減できる。
図4は外部メモリ7、クロック制御回路8及びスイッチ部9を含むトリミング電圧発生回路1を表すブロック図である。他のブロックは実施例1と同様である。
外部メモリ7は、実施例1に示す如き処理によりクロック供給部5がカウンタ部2へ供給したパルス数積算値を記憶する。外部メモリ7は、ラッチ回路10〜13の出力端子Qに接続されているデータバス51からパルス数積算値データBDを受け取る。ここでの外部メモリ7はトリミング電圧発生回路1が搭載されている装置(図示せず)とは別の装置(図示せず)に搭載されているが、トリミング電圧発生回路1が搭載されている装置の内部に搭載されていても良い。また、比較電圧値Vrも外部から供給されるものとする。
クロック制御回路8は、クロック供給部5をして、外部メモリ7に記憶されているパルス数積算値と同数のクロックパルスCK_bをカウンタ部2へ順次、供給せしめる。クロック制御回路8は、データバス52からパルス数積算値データBDをロードして、当該データBDが示すパルス数積算値と同数のクロックパルスCK_bを生成する。このとき、クロック制御回路8は、図示しない経路を経由してスイッチ部9に切り替え指令を発する。
スイッチ部9は切り替え指令に応じてスイッチを端子T1から端子T2に切り替える。これにより、クロック供給部5はクロック制御回路8からクロックパルスCK_bを受け取り、これをカウンタ部2へ順次、供給することができる。
以下にトリミング電圧Vo値の再設定処理について説明する。
最初に実施例1に示す如き処理により、トリミング電圧発生回路1がトリミング電圧Vo値を調整する。トリミング電圧Vo値の調整が終了した場合に、すなわち、カウンタ部2が、クロック供給部5からのクロックパルスCK_tの供給が途絶えたと判別した場合に、当該調整を完了するのに要したパルス数積算値をパルス数積算値データBDとしてデータバス51を介して外部メモリ7に供給する。
次に判別部4へのイネーブル信号ENが無効(ローレベル)になり、外部からの比較電圧値Vrの供給が切り離され、トリミング電圧発生回路1が搭載されている装置(図示せず)全体の電源が遮断される。
次に再び当該装置の電源が投入されると、リセット信号RSにより、ラッチ回路10〜13の初期化が行われ、デジタル信号Q0〜Q3の各々がローレベルになる。このとき、インバータ20〜23を介してハイレベルのデジタル信号Q0〜Q3を受け取ったトランジスタ30〜33は全てオン状態となるため、調整用抵抗素子40〜43は全てショートされ、トリミング電圧Vo値は設定できる電圧範囲内で最も低い電圧となる。
クロック制御回路8は外部メモリ7に記憶されているパルス数積算値データBDを、データバス52を介してロードする。クロック制御回路8はロードしたパルス数積算値データBDに基づいて、当該データBDが示すパルス数積算値と同数のクロックパルスCK_bを生成する。
このとき、クロック制御回路8は、図示しない経路を経由してスイッチ部9に切り替え指令を発する。これにより、クロック供給部5はクロックパルスCK_bを受け取ることができる。スイッチ部9は切り替え指令に応じてスイッチを端子T1から端子T2に切り替える。なお、このときの装置内部のシステムクロックもCK_tからCK_bに切り替わる。
続いて判別部4が有効な(ハイレベルの)イネーブル信号を受け取ると、トリミング電圧値Voが比較電圧値Vrに達したか否かを判別する。このときのトリミング電圧Voは設定範囲内における最も低い電圧となっており、比較電圧値Vrよりも小さいため、判別部4はハイレベルのクロックアウト信号Coを出力し始める。このとき、必ずしも再度、外部から比較電圧値Vrを判別部4に供給する必要はない。クロック供給部5はハイレベルのクロックアウト信号Coを受け取ると、カウンタ部2にクロックパルスCK_bを供給し始める。
カウンタ部2は立ち下がりのクロックパルスCK_bを受け取る毎に、パルス数積算値を計数して、当該総数をデジタル信号Q0〜Q3として出力する。クロックパルスCK_bは電源遮断前にトリミング電圧Vo値の調整を完了するのに要したパルス数積算値と同数のクロックパルスであるため、カウンタ部2は最終的に、電源遮断前にトリミング電圧Vo値の調整を完了したときと同じ電圧レベルのデジタル信号Q0〜Q3を出力する。トリミング電圧生成部3は、インバータ20〜23を介して受け取ったデジタル信号Q0〜Q3の電圧レベルに基づいて、電源遮断前に調整したのと同じ電圧値のトリミング電圧Voを生成することができる。
上記した如く本実施例によれば、外部メモリ7を設けることにより、一度、トリミング電圧Vo値の調整を完了していれば、トリミング電圧発生回路1が搭載されている装置の電源が遮断されても、再び比較電圧値Vrをトリミング電圧発生回路1に供給することなく、電源遮断前のトリミング電圧Vo値の調整完了時と同じ電圧レベルのデジタル信号Q0〜Q3をトリミング電圧発生回路1が出力できる。すなわち、判別部4によるトリミング電圧Vo値と所定の比較電圧値Vrとの比較処理を再び行うことなく、トリミング電圧発生回路1は適当なトリミング電圧Voを出力することができる。
また、トリミング電圧発生回路1で調整されるのと同じ電圧レベルのデジタル信号Q0〜Q3を必要とする他の複数のトリミング電圧発生回路(図示せず)を使用する場合、トリミング電圧発生回路1用いてカウンタ部2が出力するデジタル信号Q0〜Q3の値を設定すれば、他の複数のトリミング電圧発生回路については、外部メモリ7に記憶されているパルス数積算値に基づいて、デジタル信号Q0〜Q3の値をトリミング電圧発生回路1と同じに設定できるため、判別部4によるトリミング電圧Vo値と所定の比較電圧値Vrとの比較処理によってデジタル信号Q0〜Q3の値を調整する処理が不要になるという効果も奏する。
一般的にメモリは広い実装面積を必要とするため、メモリを回路内に構成した場合、当該回路の面積が大きくなってしまうが、本実施例の如く、トリミング電圧発生回路1の外部に外部メモリ7を設け、且つ、トリミング電圧発生回路1の内部に判別部4やクロック制御回路8を構成すれば、トリミング電圧発生回路1の面積も小さくて済む。また、ラッチ回路10などを構成するトランジスタとは異なるトランジスタにより構成されるメモリをトリミング電圧発生回路1の内部に形成するよりも、ラッチ回路10などを構成するトランジスタと同様のトランジスタにより構成される判別部4やクロック制御回路8をトリミング電圧発生回路1の内部に形成する方がトリミング電圧発生回路1を製造する製造プロセスが単純化され、歩留まりを向上させることができる。
実施例1及び2は、トリミング電圧値を調整する例であるが、本発明は電流や周波数の調整にも応用が可能である。
実施例1及び2におけるカウンタ部2はアップカウンタであるが、ダウンカウンタとした場合にも同様の効果を奏することができる。
また、実施例1及び2は、トリミング電圧値が一様に増加する場合の例であるが、トリミング電圧値を一様に減少させる場合にも同様の効果を奏することができる。
本発明によるトリミング電圧発生回路を表すブロック図である。 デジタル信号の値及びノードN1〜N2間の合成抵抗値の一例を表す図である。 デジタル信号やトリミング電圧などを時間経過に沿って表すタイムチャートである。 メモリ、クロック制御回路及びスイッチ部を含むトリミング電圧発生回路を表すブロック図である。
符号の説明
1 トリミング電圧発生回路
2 カウンタ部
3 トリミング電圧生成部
4 判別部
5 クロック供給部
6 トリミング電圧出力端子
7 外部メモリ
8 クロック制御回路
9 スイッチ部
10〜13 ラッチ回路
20〜23 インバータ
30〜33 トランジスタ
40〜43 調整用抵抗素子
44 電源側抵抗素子
45 基準側抵抗素子
51、52 データバス
BD バスデータ
CLK 入力クロック信号
CK クロック入力端子
CK_b、CK_tクロックパルス
Co クロックアウト信号
D データ入力端子
GND 基準電位
EN イネーブル信号
N1、N2 ノード
Q 出力端子
Q0〜Q3 デジタル信号
QB 反転出力端子
R リセット端子
RS リセット信号
VDD 電源電位
Vr 比較電圧値
Vo トリミング電圧

Claims (5)

  1. トリミング電圧を発生するトリミング電圧発生回路であって、
    順次供給されるクロックパルスの数を積算して得られる積算値を表すデジタル信号を出力するカウンタ部と、
    前記デジタル信号に基づいて前記トリミング電圧を生成するトリミング電圧生成部と、
    前記トリミング電圧値が基準電圧値に達したか否かを判別する判別部と、
    前記判別部前記トリミング電圧値前記基準電圧値に達しない限り前記カウンタ部への前記クロックパルスの供給を継続し、前記トリミング電圧値が前記基準電圧値に達すると前記クロックパルスの供給を停止するクロック供給部と、
    前記トリミング電圧値が前記基準電圧値に達したときの前記積算値を記憶するメモリと、
    前記クロック供給部が前記トリミング電圧値の変動によって前記クロックパルスの供給を再開するとき、前記クロック供給部をして前記メモリに記憶されている積算値と同数のクロックパルスを前記カウンタ部へ順次供給せしめるクロック制御回路と、を含むことを特徴とするトリミング電圧発生回路。
  2. 前記判別部は、前記クロック供給部が前記トリミング電圧値の変動によって前記クロックパルスの供給を再開するとき、前記基準電圧値の供給が停止されること特徴とする請求項1に記載のトリミング電圧発生回路。
  3. 前記カウンタ部は、前記クロックパルスを受け取る毎に前記デジタル信号を出力する複数のラッチ回路からなることを特徴とする請求項1に記載のトリミング電圧発生回路。
  4. 前記トリミング電圧生成部は、
    一端が電源電位と接続されている電源側抵抗素子と、
    一端が基準電位と接続されている基準側抵抗素子と、
    前記電源側抵抗素子の他端と前記基準側抵抗素子の他端との間に直列に接続されている少なくとも1の調整用抵抗素子と、
    前記調整用抵抗素子の各々に並列に接続されているトランジスタと、からなり、
    前記トランジスタのゲートが受け入れるデジタル信号に基づいて前記トリミング電圧を生成することを特徴とする請求項1に記載のトリミング電圧発生回路。
  5. リセット入力に応じて前記カウンタ部及び前記判別部をリセットするリセット手段を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のトリミング電圧発生回路。
JP2007147944A 2007-06-04 2007-06-04 トリミング電圧発生回路 Active JP5156268B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007147944A JP5156268B2 (ja) 2007-06-04 2007-06-04 トリミング電圧発生回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007147944A JP5156268B2 (ja) 2007-06-04 2007-06-04 トリミング電圧発生回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008300766A JP2008300766A (ja) 2008-12-11
JP5156268B2 true JP5156268B2 (ja) 2013-03-06

Family

ID=40173954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007147944A Active JP5156268B2 (ja) 2007-06-04 2007-06-04 トリミング電圧発生回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5156268B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016031127A1 (ja) * 2014-08-28 2016-03-03 株式会社ソシオネクスト バイアス発生回路、電圧発生回路、通信機器、および、レーダ機器
CN105807833B (zh) * 2014-12-30 2017-08-08 华润矽威科技(上海)有限公司 芯片参数设定模块及方法、锂电池充电芯片的充电电路

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2729119B2 (ja) * 1991-07-05 1998-03-18 日本電気アイシーマイコンシステム株式会社 半導体装置
FR2728689A1 (fr) * 1994-12-23 1996-06-28 Sgs Thomson Microelectronics Circuit d'etalonnage de resistances
JP4790158B2 (ja) * 2001-06-11 2011-10-12 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP5068522B2 (ja) * 2006-12-08 2012-11-07 株式会社リコー 基準電圧発生回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008300766A (ja) 2008-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100476927B1 (ko) 파워-온 리셋 회로 및 파워-온 리셋 방법
US7057427B2 (en) Power on reset circuit
KR0133164B1 (ko) 반도체 소자의 입력 전이 검출회로
KR100636763B1 (ko) 발진 회로
JP2009188016A (ja) 半導体装置
US7368940B1 (en) Programmable integrated circuit with selective programming to compensate for process variations and/or mask revisions
JP2010183284A (ja) 発振回路、及びメモリシステム
US8866536B1 (en) Process monitoring circuit and method
US6825732B2 (en) Ring oscillator with a digitally programmable frequency
US7142024B2 (en) Power on reset circuit
JP2006197585A (ja) 半導体装置の遅延調節回路、及び遅延調節方法
JP2005094341A (ja) A/d変換回路
KR101675561B1 (ko) 전원 장치
JP2016046620A (ja) パワーオンリセット回路
JPS5915212B2 (ja) 発振回路
JP5156268B2 (ja) トリミング電圧発生回路
US6011425A (en) CMOS offset trimming circuit and offset generation circuit
US7187218B2 (en) Reset generator circuit for generating a reset signal
US7301374B2 (en) Chip for operating in multi power conditions and system having the same
US20040041608A1 (en) Pulse generating circuit and semiconductor device provided with same
US6351175B1 (en) Mode select circuit
CN210780702U (zh) 一种滤波电路
JP5332998B2 (ja) パワーオンリセット回路および該パワーオンリセット回路を有するモジュールならびに電子回路
JP2005184774A (ja) レベルシフト回路
JP6237310B2 (ja) 半導体集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20081224

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090127

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100514

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20111220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5156268

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350