JP4402445B2 - 時計ケース - Google Patents

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Description

本発明は、ケース本体と、回動ベゼルと、ケース本体に繋止された第一の角度位置決めマーキングと、回動ベゼルに繋止された第二の角度位置決めマーキングと、第一および第二の角度位置決めマーキングを常に互いに係合するように配置する弾性手段とを具備する時計ケースに関する。
回動させることができるように取付けられたベゼルを具備する非常に多くの時計ケースが知られている。このようなベゼルは、一つまたはそれ以上の表示を備え、幾つかの所定の角度位置から選択された角度位置に所望のように配置され、弾性戻り手段によって係合した状態に維持される角度位置決めマーキングによって固定される。これらベゼルの幾つかは両方向に回動することができる。この場合、問題の一つは、両回動方向においてほぼ等しく角度位置決めマーキングに加えられる戻り力に打ち勝つのに必要な力にある。この力は、回動に対して抵抗のある機構を扱う感覚をユーザに与えてしまい、また一旦この抵抗に打ち勝つと滑らかになり、実際上次の角度位置まで回動し続けてしまう。
特許文献1は、回動ベゼルの一群の内歯と協動する位置決めバネを用いてこの問題を解決することを提案している。この位置決めバネは、湾曲部分に連結された二つの直線部分を有し、一方の直線部分の自由端は当接表面がケース本体に繋止されることよってベゼルの一群の歯部と係合した状態に維持され、別の直線部分の自由端は同じケース本体に繋止される。位置決めバネは、回動ベゼルの両回動方向において、バネの端部が一群の歯部と係合して一群の歯部により加えられる力が位置決めバネの湾曲部分の湾曲半径を大きく(または小さく)し、ベゼルが回動する二つの方向において力のバランスをとるように機能するような形状とされる。
特許文献2では、回動ベゼルを備えた時計ケースが提案されており、この時計ケースでは停止要素によって定められる二つの鉛直方向の位置へ回動ベゼルが選択的に移動せしめられる。一方の鉛直位置ではベゼルは回動可能であり、他方の鉛直位置ではベゼルは固定された環状部材の歯付き部分と係合し、ベゼルの回動が防止され、所定の角度位置に維持される。
特許文献3では、回動ベゼルの角度方向の位置決めを行う装置が提案されており、この装置ではベゼルを回動させるために両回動方向において等しい力が要求される。このため、三角形状の歯部を備えた一群の縁歯部は、ベゼルの下方に形成され、ケース本体に属するハウジング内に取付けられたピストンと協動する。三角形状の歯部の二つの面が等しく傾斜している場合、ベゼルを両方向に回動させるのに必要な力は等しい。ケース本体に収容されなければならないピストンの存在により、この解決方法だと空間を確保するのが困難になる。
欧州特許出願公開第0686894号明細書(EP0686894) 欧州特許出願公開第1139185号明細書(EP1139185) スイス特許出願公開第536509号明細書(CH536509)
そこで、本発明の目的は、単純で、信頼性があり、寿命の長い解決方法を提供することにあり、したがって、実際には、摩耗が非常に少なく且つ回動ベゼルを移動させるのに必要な力を細かく調整するのに適する解決方法を提供することにある。
第1の発明では、ケース本体と、回動ベゼルと、第一角度位置決めマーキングおよび第二角度位置決めマーキングとを具備し、角度位置決めマーキングのうち一方の組が回動ベゼルに繋止され、他方の組がケース本体に繋止され、さらに上記第一角度位置決めマーキングと上記第二角度位置決めマーキングとを常に互いに係合するように位置決めする弾性手段を具備する時計ケースにおいて、上記第一角度位置決めマーキングと上記第二角度位置決めマーキングはそれぞれ所定数の間隔を備えつつ360°に亘って分配され、一方のマーキングの間隔の数は他方のマーキングの間隔の数の少なくとも2倍よりも大きい倍数であり、これらマーキングの外郭は回動ベゼルと平行な平面上で延び、径方向案内手段が上記間隔の数が少ない方のマーキングと係合し、上記弾性手段は、径方向案内手段と係合せしめられる各マーキングと協動する閉ループバネの形態を有し、これらマーキングに別のマーキングへと向かう径方向の圧力を加え、回動ベゼルが回動したときに上記閉ループバネに角度方向に分配された径方向の力が加わる。
第2の発明では、第1の発明において、上記径方向案内手段と係合したマーキングはローラから成り、各ローラは上記閉ループバネの一部を収容するような大きさとされた溝を有する。
第3の発明では、第1および第2の発明において、平面図における上記閉ループバネの外郭は、径方向案内手段と係合するマーキングを形成するような形状とされ、各マーキングの中心を通過する径方向軸線は、上記閉ループバネに繋止されて上記案内手段と係合する要素と同軸である。
第4の発明では、第3の発明において、平面図における閉ループバネの外郭は案内手段と係合する要素を形成するような形状とされる。
第5の発明では、第1〜第4のいずれか一つの発明において、上記閉ループバネは円形である。
第6の発明では、第1〜第5のいずれか一つの発明において、上記閉ループバネは上記回動ベゼルに形成された環状スロットによって軸線方向に保持される。
第7の発明では、第1〜第5のいずれか一つの発明において、上記閉ループバネの内側外形は上記ケース本体と一体的な内側側面上に形成されたスロットに嵌合する突出部を有する。
第8の発明では、第1〜第4、第6および第7のいずれか一つの発明において、上記閉ループバネはほぼ多角形外形を有する。
本発明の一つの本質的な利点は、回動ベゼルが反対向きの二方向に回動することができる場合、回動ベゼルの二つの回動方向において力が等しいだけでなく、回動ベゼルの回動軸線に対してバランスがとられる。これにより、回動ベゼルを回動させる際に快適な感覚を与えつつ位置決めの確実性および移動の滑らかさが高められる。したがって、この解決法は回動ベゼルが一方向にのみ回動可能な場合においても良好な使用を提供する。このことは、回動ベゼルが一方向にのみ回動される回動ベゼルでも、位置決めの確実性および移動の滑らかさを体感できることによる。
添付の図面は、本発明の時計ケースの三つの実施形態を例として概略的に示している。
添付の図面は、基本的に、時計ケースの複数の要素であって、マーキングを備えると共にケース本体Bに対して様々な角度位置に移動可能な回動ベゼルの機構に関する要素を示す。ケース本体Bは、本発明の理解には必要ないものではあるが、図2およびこれに対応する図3および図4の断面図に部分的にのみ示されている。
ケース本体Bと協動する回動ベゼル機構は、断面がL字形状のリング2を具備する。このL字形状断面のうちの鉛直部分は、ケース本体Bの円筒面上に嵌め込まれ(図3、4)、このL字形状断面のうちの水平部分はこのケース本体Bの当接面上に載置される。リング2のL字形状断面の鉛直部分の外面には第一の角度位置決めマーキング2aが設けられ、これらマーキング間の角度方向の距離は一群の歯部(歯車の歯部)のように等しく、したがって、マーキングがケース本体に繋止されるとその外郭は平面図において規則的なフェストーン(おび状のひだを付けたもの)を形成する。このフェストーンの形状の際立ちは、リング1に取付けられた回動ベゼル1の回動における所望の特性に応じて大きくまたは小さくされる。本実施形態では、これらマーキングの数は24であり、したがってマーキングは15°の角度を規定する。
リング2に取付けられる回動ベゼル1は、一方では、120°離間され且つ回動ベゼル1から突出した三つの部分1bに形成された三つの径方向案内スライド1aを有する。環状スロット1cが回動ベゼル1の内側に向かって開いており、該環状スロット1cは各突出部分1bの厚さ方向においてほぼ中央を通過する。
各径方向案内スライド1aはローラ(角度位置決めローラ)4を収容し、ローラ4は、そのほぼ中央に形成されると共に環状スロット1cに対応する溝4aを具備する。閉ループ形状のバネ(以下、「閉ループバネ」と称す)3が環状スロット1c内に配置される。この閉ループバネ3は、三つのローラ4を包囲し、ローラ4の溝4aと係合し、これらローラ4を120°、すなわち説明した実施例では、八つの空間に等しい角度、すなわち八つのマーキングに等しい角度だけ離間された三つの第一のマーキング2aの閉じた端部内に保持する。閉ループ形状の閉ループバネ3が回動ベゼル1の環状スロット1c内およびローラ4の溝4a内に同時に係合することで、ローラ4は径方向案内スライド1a内で移動することができつつ回動ベゼル1に繋止される。
これら三つのローラ4は、回動という観点においては径方向案内スライド1aによって回動ベゼル1に繋止された状態にある第二の角度位置決めマーキングを構成する。固定された第一の角度位置決めマーキング2aの数は、第二の角度位置決めマーキング4の数の倍数となっており、リング2に対して回動ベゼル1の中心を合わせるように少なくとも三つの第二の角度位置決めマーキングが設けられる。第一の角度位置決めマーキング2aの数と第二の角度位置決めマーキング4の数との関係により、第二の角度位置決めマーキング4は、24個ある第一の角度位置決めマーキング2aによって画定される24個の各角度位置において、三つの第一の角度位置決めマーキング2aと同時に噛合する。
これら角度位置において、三つのローラ4は回動ベゼル1の中心に最も近い位置をとり、この位置をとっている場合には閉ループバネ3は全く変形していないかまたはほとんど変形していない。回動ベゼル1を回動させることが望まれると直ぐに、三つのローラ4はそれぞれ案内スライド1aに沿って径方向外側に移動せしめられる。その結果、閉ループバネ3のループが変形せしめられ、図2に破線で示したように凸状側部を備える三辺形状となる。二つの角度位置決めマーキング2a間の横方向表面の外形は凸状湾曲となっている。位置決めローラ4が隣合った二つの第一の角度位置決めマーキング2aを分離する凸状湾曲の頂点に到達すると直ぐに、閉ループバネ3の変形により蓄積された力が解放されて回転モーメントが発生し、次の第一の位置決めマーキング2aの位置までの回動ベゼル1の回動が完了する。
回動ベゼル1は二つの円錐ツメによってリング2上に保持され、円錐ツメのうちの一方1dは回動ベゼル1に形成され、他方2dはリング2に形成される。これら円錐ツメは図3および4に示したように強制的に互いに係合せしめられる。回動ベゼル1とリング2との間に遊びができるのを防止するために、これら円錐表面1d、2dは平坦な弾性環状体5によって互いに押し付けられる。図3および図4に示したように、弾性環状体の内縁部はリング2の上端部に当接し、外縁部は、回動ベゼル1によって角度方向に回動し且つ表示を備えた環状体6に保持され、回動ベゼルのツメ1eに固定される。この平坦な環状体5は、その平面上において、図示したような切頭円錐形状となるように変形せしめられ、二つの円錐ツメ1d、2dを互いに対して弾性的に押し付けることができるようになる。この軸線方向の弾性的な押付力は弱く選択される。このことは回動ベゼル1を回動させるために僅かに回動ベゼルを押すと、ユーザが認識することなくこの回動ベゼルが自動的に軸線方向に僅かにシフトし、円錐ツメ1dと2d間の接触による摩擦が除去されるかまたは少なくとも大幅に低減されることを意味する。
上述したように、閉ループバネ3と協動する三つのローラ4は、ローラ4がリング2の第一の角度位置決めマーキング2aの静止位置(回動ベゼルを回動させようとしていない位置)にある時およびローラ4が第一の角度位置決めマーキング2aによって定められる二つの角度位置の間にある時のいずれの時においても、回動ベゼル1を回動軸線を中心として位置決めする力のバランスを完全にとることができるようにする。このことは、回動ベゼルが閉ループバネ3、13、23によって受ける力によって中心が合った状態(センタリングされた状態)からずれることがないことを意味する。
その結果、回動ベゼルがセンタリングされた状態からずれることによって位置決めバネ(弾性環状体)の影響により通常生じる摩擦が防止される。回動ベゼルの回動軸線方向における力のバランスをとることは、本発明の本質的特性である。すなわち、各マーキングによって規定される角度位置に堅固に回動ベゼルを保持する力で回動ベゼルが位置決めされつつ、回動ベゼルが角度方向に回動せしめられたときには快適な感覚が与えられ、よって位置決めの堅固さと一つのマーキング2aから別のマーキングへの角度方向の移動の滑らかさとが組み合わされる。
上述した実施形態での位置決めローラ4の数は三つであるが、これは本発明の好適な実施形態を示すものであり、直径方向反対側に二つのローラを設けることも可能である。これは、特に閉ループバネ3のサイズを小さくすることなく回動ベゼルの移動に必要な力を低減することが望まれている場合に好適な選択である。
図5〜図7に示した第二実施形態は、第二位置決めマーキングを構成するのがローラ4ではなく、リング2の角度位置決めマーキング2aと係合する閉ループバネ13を打抜く(形成する)ときに直接形成される出張り13aである点で第一実施形態と本質的に異なる。出張り13aによって形成された第二のマーキングは、出張り13aの中央の開口内に挿入された円筒状(円柱状)ガイド14によって径方向の案内がなされる。これら円筒状ガイド14は、第一実施形態のローラ4とほぼ同様に、回動ベゼルから突出した三つの部分1bに形成された三つのスロット1aと係合せしめられる。
回動ベゼル機構の残りの部分は第一実施形態と同様である。二つの円錐ツメ1d、2dを互いに対して押し付けるように機能する平坦な弾性環状体5の位置が本実施形態では変更されているが、その機能は同じである。
図8〜図11に示した第三実施形態の場合、第一および第二の角度位置決めマーキングの位置は、上述した実施形態に対して逆になっている。すなわち、回動ベゼル21が第一の角度位置決めマーキング21aを有し、一方、閉ループバネ23はケース本体Bに繋止されるリング22(上述した実施形態のリング2に対応する)に対して一定の角度位置をとる。閉ループバネ23の外郭は、平面図において、120°で離間された三つの突起部23aを形成するように打抜かれる。これら三つの突起部は第一の角度位置決めマーキング21aのうちの三つと係合する第二の角度位置決めマーキングを構成し、第一の角度位置決めマーキングの数は第二の角度位置決めマーキング23aの数の倍数となっている。
各突出部23aは、各突出部23aと同一の径方向に配置されると共に閉ループバネ23の内側を向いている径方向突起部23bと協動する。各径方向突起部23bはケース本体Bに挿入されたリング22に形成された径方向案内スライド22a内で径方向にスライドするように取付けられる。径方向突起部23bの断面は矩形であり、このことは回動ベゼル21の回動により閉ループバネ23が変形するときにこれら径方向突出部23bが閉ループバネ23を案内し、これにより閉ループバネ23がその平面において変形せしめられることを意味する。
閉ループバネ23の内側外郭は、閉ループバネ23が軸線方向に保持されるように、リング22の外側面に形成された三つのスロット22bと係合する三つの突出部23cを有する。
上述した三つの実施形態に示したように、閉ループバネ3、13、23は矩形の断面を有し、その長い方の側部はこれら閉ループバネ3、13、23によって形成される閉ループの平面上に配設される。これら閉ループバネを変形するためにこれらバネに加えられる三つの径方向の力は、これら閉ループバネ3、13、23によって形成されるループの平面内に向けられ、したがって、これら閉ループバネの断面の長い方の側部と平行である。このような閉ループバネの利点は、閉ループバネを鋼シートから切り抜くことができ、最適な製造が可能となることにある。しかしながら、これらバネの断面は、環状バネを形成すれば、正方形、円等、別の形状であってもよい。
回動ベゼル1、21の回動軸線周りに発生せしめられるこれら径方向の力は、これら力が中心に向けられているかまたは周囲に向けられているかに応じて、すなわち求心力であるか遠心力であるかに応じて、図2および図6に破線で示した中間位置のような隣接した二つの位置決めマーキング4、13a間に位置するバネの部分3、13の弧の湾曲半径が大きくなることにより延伸するか、第三実施形態の場合のように求心力の影響下で収縮する(すなわち、回動ベゼル21が二つのマーキング21a間の中間位置にある場合に対応して、図9に破線で示した閉ループバネ23の変形のように、突出部23bが回動ベゼル21の中心に向かって移動したときに共に近づくように移動する)。
静止位置にあるときのバネ3、13、23の形状は、平面図において、円から、辺および/または角が丸まっているかまたは丸まっていない多角形までの形状となっている。第二のマーキング4、13a、23aの数は少なくとも三つであるが、場合によってはそれよりも多い。全ての第二のマーキング4、13a、23aが同時に第一のマーキング2a、21aの一つと係合するように、第一のマーキング2a、21aの数は、常に第二のマーキングの数の倍数となっている。
上述した実施形態による利点の一つは、回動ベゼルが回動される方向に無関係に回動ベゼルを位置決めする力を等しくすることができることにあるが、本発明は、一方向のみへ回動させるように設計された回動ベゼルに適用されてもよい。そのような変更形態は図12に示される。
図12において、回動ベゼル1は、図1〜7の実施形態の回動ベゼルと同一である。この変更形態で変更されていることは、リング32に形成されたマーキング32aの形態が鋸歯の形態となっていることと、閉ループバネ33の三つの出張り33aの形状が、一群の歯部32aと係合して回動ベゼル1をこの変更形態では半時計回りにのみ回動させるように、二つの鋸歯状マーキング32aを隔てる部分の形状と相補的な形状を有することである。他の要素は、全ての箇所において図5〜7の実施形態と同一である。
図13は、図5〜7の実施形態の変更形態を示す。ここでは、閉ループバネ43の出張り43aの中央の開口内に挿入される円筒状ガイド44は、直径の大きくなる三つの部分44a、44b、44cを有する。そのうちの一つの部分44aは閉ループバネ43の開口に挿入され、次の部分44bはローラ45用の回動表面として作用し、三つ目の部分44cはローラ45を保持する軸線方向停止部材として作用する。上述したように角度方向に分配された三つのローラ45は、リング2のマーキング2aと係合し、回動ベゼル1が回動せしめられたときに、円筒状ガイド44周りで回転し、円筒状ガイド44の部分44aが図1〜図4の回動ベゼルと同一の回動ベゼル1の径方向案内スライド1aと係合しながら閉ループバネ43に沿って移動する。
回動ベゼルを備えた第一実施形態の時計ケースの要素の分解図である。 図1の要素を組み立てた状態の平面図であり、二つの所定位置の中間の位置にある回動ベゼルを破線で示している。 図2のIII−IIIの断面図である。 図2のIV−IVの断面図である。 回動ベゼルを備えた第二実施形態の時計ケースの要素の分解図である。 図5の要素を組み立てた状態の平面図であり、二つの所定位置の中間の位置にある回動ベゼルを破線で示している。 図6のV−Vの断面図である。 回動ベゼルを備えた第三実施形態の時計ケースの要素の分解図である。 図8の要素を組み立てた状態の平面図であり、二つの所定位置の中間の位置にある回動ベゼルを破線で示している。 図9のX−Xの断面図である。 図9のXI−XIの断面図である。 図6に示した実施形態の変更形態の部分平面図である。 図5〜図7に示した実施形態の別の変更形態の図7と同様な断面図である。
符号の説明
1、21…回動ベゼル
2、22…リング
3、13、23…バネ(閉ループバネ)
4…ローラ
5…弾性環状体
6…環状体

Claims (8)

  1. ケース本体(B)と、回動ベゼル(1、21)と、第一角度位置決めマーキング(2a、21a)および第二角度位置決めマーキング(4、13a、23a)とを具備し、角度位置決めマーキングのうち一方の組(4、13a、21a)が回動ベゼル(1、21)に繋止され、他方の組(2a、23a)がケース本体(B)に繋止され、さらに上記第一角度位置決めマーキング(2a、21a)と上記第二角度位置決めマーキング(4、13a、23a)とを常に互いに係合するように位置決めする弾性手段(3、23)を具備する時計ケースにおいて、
    上記第一角度位置決めマーキング(2a、21a)と上記第二角度位置決めマーキング(4、13a、23a)はそれぞれ所定数の間隔を備えつつ360°に亘って分配され、一方のマーキングの間隔の数は他方のマーキングの間隔の数の少なくとも2倍よりも大きい倍数であり、これらマーキングの外郭は回動ベゼル(1、21)と平行な平面上で延び、径方向案内手段(1a、22a)が上記間隔の数が少ない方のマーキング(4、13a、23a)と係合し、上記弾性手段は、径方向案内手段(1a、21a)と係合せしめられる各マーキングと協動する閉ループバネ(3、13、23a)の形態を有し、これらマーキングに別のマーキング(2a、21a)へと向かう径方向の圧力を加え、回動ベゼル(1、21)が回動したときに上記閉ループバネ(3、13、23)に角度方向に分配された径方向の力が加わる時計ケース。
  2. 上記径方向案内手段(1a、22a)と係合したマーキング(4)はローラから成り、各ローラは上記閉ループバネ(3)の一部を収容するような大きさとされた溝(4a)を有する請求項1に記載の時計ケース。
  3. 平面図における上記閉ループバネ(13、23)の外郭は、径方向案内手段(1a、22a)と係合するマーキング(13a、23a)を形成するような形状とされ、各マーキング(13a、23a)の中心を通過する径方向軸線は、上記閉ループバネに繋止されて上記案内手段(1a、22a)と係合する要素(14、23b)と同軸である請求項1または2に記載の時計ケース。
  4. 平面図における閉ループバネ(23a)の外郭は案内手段(22b)と係合する要素(23c)を形成するような形状とされる請求項3に記載の時計ケース。
  5. 上記閉ループバネ(3、13、23)は円形である請求項1〜4のいずれか1項に記載の時計ケース。
  6. 上記閉ループバネ(3、13)は上記回動ベゼルに形成された環状スロットによって軸線方向に保持される請求項1〜5のいずれか1項に記載の時計ケース。
  7. 上記閉ループバネ(23)の内側外形は上記ケース本体(B)と一体的な内側側面上に形成されたスロットに嵌合する突出部(23c)を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の時計ケース。
  8. 上記閉ループバネ(3、13、23)はほぼ多角形外形を有する請求項1〜4、6、7のいずれか1項に記載の時計ケース。
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