JP4401635B2 - 内燃機関用制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気圧に応じて燃料噴射量を供給する内燃機関用制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関用制御装置に関連する先行技術文献としては、特開平2−19626号公報にて開示されたものが知られている。このものでは、大気圧の変動に応じて補正された吸気圧に基づき燃料の増量が必要な領域であるかを判定し、その判定結果に応じて燃料噴射量を増量する技術が示されている。
【0003】
一般に、車両が平地から高地への移動によって大気圧が低下した際、それまでと同様に吸気圧と内燃機関の機関回転速度とから燃料噴射量を求め調整制御すると、排気管圧力が低下することによる充填効率の上昇が考慮されていないため空燃比がリーン側にずれてドライバビリティや始動性が悪化するという現象がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のものでは、大気圧の変動による燃料噴射量の過不足を、大気圧センサ等によって検出された大気圧PAによる1次元の関数として、図14に示すマップにより補正係数Kを求め、この補正係数Kを基本燃料噴射量TPに乗算することで補正された最終燃料噴射量TAUを算出している。ここで、図15に示すように、大気圧PAに変動が生じた場合、例えば、任意な3箇所の吸気圧PMに対する燃料噴射量TAU(A,B,C)の補正分Δa,Δb,Δcが一律(一定比率)ではないため、大気圧PAの変動に対する燃料噴射量TAUの1次元的な補正では対処できないこととなる。このため、大気圧PAが変動した際に吸気圧PMに対する好適な燃料噴射量TAUが得られないという不具合があった。
【0005】
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、大気圧の変動を内燃機関の吸気圧に反映し、好適な燃料噴射量を供給可能な内燃機関用制御装置の提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の内燃機関用制御装置によれば、吸気圧検出手段で検出された吸気圧に基づき吸気圧演算手段で算出された内燃機関の燃料噴射量を求めるための演算用吸気圧が、大気圧演算手段で算出された大気圧と所定の大気圧とで補正され吸気圧補正値として補正値演算手段で算出され、この吸気圧補正値と回転速度検出手段で検出された機関回転速度とをパラメータとして噴射量演算手段で内燃機関に供給する燃料噴射量が算出される。
また、補正値演算手段における吸気圧補正値が所定の大気圧と大気圧との差分に所定の補正係数を乗算した値を演算用吸気圧に加算して算出され、吸気圧補正値に対して大気圧変動分が考慮され吸気圧パラメータに反映されるから、大気圧変動にかかわらず燃料噴射量の設定に最適な吸気圧補正値が算出される。そして、所定の補正係数が演算用吸気圧と機関回転速度とをパラメータとして算出されから、所定の補正係数に対して大気圧変動分が考慮され、大気圧変動にかかわらず最適な補正係数が算出される。
このように、吸気圧補正値に対して大気圧変動分が考慮され吸気圧パラメータに反映されることで、大気圧変動にかかわらず好適な燃料噴射量が供給されるため、内燃機関の運転状態が良好に維持されドライバビリティが確保される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0008】
〈参考事例1〉
図1は本発明の参考事例1にかかる内燃機関用制御装置が適用された内燃機関及びその周辺機器を示す概略構成図である。
【0009】
図1において、1は単気筒の水冷式内燃機関(エンジン)であり、内燃機関1の吸気通路2にはエアクリーナ3からの空気が導入される。この吸気通路2途中には、図示しないアクセルペダル等の操作に連動して開閉されるスロットルバルブ11が設けられている。このスロットルバルブ11が開閉されることにより、吸気通路2への吸気量(吸入空気量)が調節される。また、この吸気量と同時に、内燃機関1には吸気ポート4の近傍で吸気通路2に設けられたインジェクタ(燃料噴射弁)5から燃料が噴射供給される。そして、所定の燃料量及び吸気量からなる混合気が吸気バルブ6を介して燃焼室7内に吸入される。
【0010】
また、吸気通路2途中に設けられたスロットルバルブ11の下流側には、吸気通路2内の吸気圧PMを検出する吸気圧センサ21が設けられている。そして、内燃機関1のクランクシャフト12にはその回転に伴うクランク角〔°CA(Crank Angle)〕を検出するクランク角センサ22が設けられている。このクランク角センサ22で検出されるクランク角に応じて内燃機関1の機関回転速度NEが算出される。更に、内燃機関1の周囲環境における大気圧PAを検出する大気圧センサ23が設けられている。
【0011】
また、内燃機関1の燃焼室7内に向けて点火プラグ13が配設されている。この点火プラグ13にはクランク角センサ22で検出されるクランク角に同期して後述のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)30から出力される点火指令信号に基づき点火コイル/イグナイタ14からの高電圧が印加され、燃焼室7内の混合気に対する点火燃焼が行われる。このように、燃焼室7内の混合気が燃焼(膨張)され駆動力が得られ、この燃焼後の排気ガスは、排気バルブ8を介して排気マニホールドから排気通路9に導出され外部に排出される。
【0012】
ECU30は、周知の各種演算処理を実行する中央処理装置としてのCPU31、制御プログラムを格納したROM32、各種データを格納するRAM33、B/U(バックアップ)RAM34、入出力回路35及びそれらを接続するバスライン36等からなる論理演算回路として構成されている。このECU30には、吸気圧センサ21からの吸気圧PM、クランク角センサ22からのクランク角、大気圧センサ23からの大気圧PA等が入力されている。これら各種センサ情報に基づくECU30からの出力信号に基づき、燃料噴射時期及び燃料噴射量に関連するインジェクタ5、点火時期に関連する点火プラグ13、点火コイル/イグナイタ14等が適宜、制御される。
【0013】
次に、本発明の参考事例1にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU30内のCPU31における燃料噴射量演算の処理手順を示す図2のフローチャートに基づいて説明する。なお、この燃料噴射量演算ルーチンは所定時間毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0014】
図2において、まず、ステップS101では、内燃機関1の機関回転速度NEが読込まれる。次にステップS102に移行して、大気圧PAが読込まれる。次にステップS103に移行して、吸気圧PMが読込まれる。次にステップS104に移行して、ステップS103で読込まれた吸気圧PMに基づき基本燃料噴射量演算用吸気圧(以下、単に『演算用吸気圧』と記す)PMTPが次式(1)にて算出される。
【0015】
【数1】
PMTP←f(PM) ・・・(1)
【0016】
次にステップS105に移行して、基準の大気圧PAbaseとして本参考事例1では平地における大気圧760〔mmHg〕とステップS102で読込まれた現在の大気圧PAとの差分である大気圧変動分PAdev {=(760−PA)}がステップS104で算出された演算用吸気圧PMTPに加算され基本燃料噴射量演算用吸気圧補正値(以下、単に『吸気圧補正値』と記す)PMTP′が次式(2)にて算出される。
【0017】
【数2】
PMTP′←(760−PA)+PMTP ・・・(2)
【0018】
次にステップS106に移行して、ステップS105で算出された吸気圧補正値PMTP′とステップS101で読込まれた機関回転速度NEとに基づき最終燃料噴射量TAUが算出され、本ルーチンを終了する。
【0019】
次に、上述の燃料噴射量演算ルーチンによる吸気圧補正値PMTP′〔mmHg〕と機関回転速度NE〔rpm〕とをパラメータとする最終燃料噴射量TAUの算出について、具体的な図3のマップを参照して説明する。なお、図3のマップにおける中間点については、2点間が補間され制御量が求められる。
【0020】
まず、図3(a)に示すマップによって、平地時大気圧760〔mmHg〕のときの吸気圧PMの読込値が200〔mmHg〕及び機関回転速度NEの読込値が1000〔rpm〕であるときの燃料噴射量αが算出される。この内燃機関1の運転状態で、高地時大気圧660〔mmHg〕となると、図3(b)に示すように、吸気圧PMの読込値が100〔mmHg〕となってしまうため、吸気圧PMの読込値が100〔mmHg〕と機関回転速度NEの読込値が1000〔rpm〕とに基づく燃料噴射量βが算出されることとなる。
【0021】
そこで、高地時大気圧660〔mmHg〕にあって、平地時大気圧760〔mmHg〕のときの内燃機関1の運転状態を維持するため、図3(c)に示すように、平地時大気圧760〔mmHg〕と高地時大気圧660〔mmHg〕との差分である大気圧変動分100〔mmHg〕を高地時吸気圧100〔mmHg〕に加算した上述の吸気圧補正値PMTP′である200〔mmHg〕と機関回転速度NEが1000〔rpm〕とから燃料噴射量γが算出される。即ち、本参考事例1における高地時大気圧660〔mmHg〕のときの燃料噴射量γは、平地時大気圧760〔mmHg〕のときの燃料噴射量αに等しく設定される。
【0022】
これにより、吸気圧PMの変動が適切に補正され、基準の大気圧PAbaseである平地時大気圧760〔mmHg〕に基づき現在の大気圧PAである高地時大気圧660〔mmHg〕における最終燃料噴射量TAUが算出される。このため、平地時大気圧から高地時大気圧に変化したときにも、その大気圧変動の影響を受けることなく内燃機関1の運転状態が良好に維持でき、ドライバビリティを確保することができる。
【0023】
このように、本参考事例1の内燃機関用制御装置は、大気圧PAを検出する大気圧検出手段としての大気圧センサ23と、内燃機関1の吸気通路2内に導入される吸入空気の圧力である吸気圧PMを検出する吸気圧検出手段としての吸気圧センサ21と、吸気圧センサ21で検出された吸気圧PMに基づき内燃機関1の燃料噴射量を算出するための演算用吸気圧PMTPを算出するECU30にて達成される吸気圧演算手段と、内燃機関1の機関回転速度NEを検出する回転速度検出手段としてのクランク角センサ22と、基準の大気圧PAbaseと大気圧センサ23で検出された現在の大気圧PAとの差分を大気圧変動分PAdev として算出するECU30にて達成される変動分演算手段と、前記吸気圧演算手段で算出された演算用吸気圧PMTPに前記変動分演算手段で算出された大気圧変動分PAdev を加算した吸気圧補正値PMTP′とクランク角センサ22で検出された機関回転速度NEとをパラメータとして内燃機関1に供給する最終燃料噴射量TAUを算出するECU30にて達成される噴射量演算手段とを具備するものである。
【0024】
つまり、基準の大気圧PAbaseと大気圧センサ23で検出された現在の大気圧PAとの差分である大気圧変動分PAdev と吸気圧センサ21で検出された吸気圧PMに基づき内燃機関1の燃料噴射量を算出するための演算用吸気圧PMTPとが加算され求められた吸気圧補正値PMTP′と、クランク角センサ22で検出された機関回転速度NEとをパラメータとして内燃機関1に供給する最終燃料噴射量TAUが算出される。このように、吸気圧補正値PMTP′に対して大気圧変動分PAdev が考慮され吸気圧パラメータに反映されることで、大気圧変動にかかわらず好適な最終燃料噴射量TAUを供給することができる。
【0025】
なお、上述の参考事例1では、基準の大気圧PAbaseと現在の大気圧PAとの差分をそのまま大気圧変動分PAdev として燃料噴射量の算出に用いているが、基準の大気圧PAbaseと現在の大気圧PAとの差分に対して、適合による所定の補正係数として例えば、0.8を乗算して大気圧変動分PAdev としてもよい。
【0026】
このような内燃機関用制御装置のECU30にて達成される変動分演算手段は、差分に所定の補正係数を乗算して大気圧変動分PAdev を算出するものであり、上述の参考事例1と同様の作用・効果が期待できる。
【0027】
また、上述の参考事例1では、基準の大気圧PAbaseと現在の大気圧PAとの差分をそのまま大気圧変動分PAdev として燃料噴射量の算出に用いているが、基準の大気圧PAbaseと現在の大気圧PAとの差分に対して、適合による1次元マップとして例えば、吸気圧PM(100,200,300,…)をパラメータとする所定の補正係数(1.0,0.9,0.8,…)を乗算して大気圧変動分PAdev としてもよい。
【0028】
このような内燃機関用制御装置のECU30にて達成される変動分演算手段は、差分に吸気圧PMをパラメータとする所定の補正係数を乗算して大気圧変動分PAdev を算出するものであり、上述の参考事例1と同様の作用・効果が期待できる。
【0029】
そして、上述の参考事例1では、大気圧センサ23を設けて内燃機関1の周囲環境における大気圧PAを検出する構成としているが、吸気圧センサ21により所定のタイミングにて検出された吸気圧PMに基づき大気圧PAを算出することもでき、この場合には大気圧センサ23が必要ないこととなる。
【0030】
このような内燃機関用制御装置は、内燃機関1の吸気通路2内に導入される吸入空気の圧力である吸気圧PMを検出する吸気圧検出手段としての吸気圧センサ21と、吸気圧センサ21で検出された吸気圧PMに基づき内燃機関1の燃料噴射量を算出するための演算用吸気圧PMTPを算出するECU30にて達成される吸気圧演算手段と、吸気圧センサ21で検出された吸気圧PMに基づき大気圧PAを算出するECU30にて達成される大気圧演算手段と、内燃機関1の機関回転速度NEを検出する回転速度検出手段としてのクランク角センサ22と、前記大気圧演算手段で算出された基準の大気圧PAbaseと現在の大気圧PAとの差分を大気圧変動分PAdev として算出するECU30にて達成される変動分演算手段と、前記吸気圧演算手段で算出された演算用吸気圧PMTPに前記変動分演算手段で算出された大気圧変動分PAdev を加算した吸気圧補正値PMTP′と前記回転速度検出手段で検出された機関回転速度NEとをパラメータとして内燃機関1に供給する最終燃料噴射量TAUを算出するECU30にて達成される噴射量演算手段とを具備するものであり、上述の参考事例と同様の作用・効果が期待できる。
【0031】
ところで、上記参考事例1では、基準を平地として平地時大気圧から高地時大気圧に変化したときについて説明したが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、基準を高地として高地時大気圧から平地時大気圧に変化したときについても同様に説明される。なお、この場合には、基準の大気圧と現在の大気圧との差分における正/負の符号が逆となるだけである。
【0032】
〈参考事例2〉
図4は本発明の参考事例2にかかる内燃機関用制御装置が適用された内燃機関及びその周辺機器を示す概略構成図であり、上述の参考事例1の概略構成図を示す図1において、内燃機関1の周囲環境における大気圧PAを検出する大気圧センサ23が取外されているのみであり、その詳細な説明を省略する。
【0033】
次に、本発明の参考事例2にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU30内のCPU31における大気圧及び吸気圧検出の処理手順を示す図5、図6及び図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、この大気圧及び吸気圧検出ルーチンは所定時間毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0034】
図5において、まず、ステップS201では、N信号割込が有るかが判定される。このN信号とは、内燃機関1のクランクシャフト12のクランク角センサ22により30〔°CA〕毎に出力される信号である。ステップS201の判定条件が成立せず、即ち、N信号割込がないときには、ステップS201でN信号割込があるまで待ってステップS202に移行し、前回のN信号の割込ナンバーNNUMOに「1」が加算、即ち、N信号の割込ナンバーNNUMが「+1」インクリメントされる。このN信号の割込ナンバーNNUMは、例えば、内燃機関1のクランクシャフト12に設けられたクランク角センサ22により検出される基準クランク角位置を「0(零)」とし、4サイクル(吸気行程→圧縮行程→膨張(爆発)行程→排気行程)からなるクランク角720〔°CA〕に対して30〔°CA〕毎に付与された各クランク角位置「0」〜「23」を表わす信号である。
【0035】
次にステップS203に移行して、Na≦NNUM≦Nbであるかが判定される。ステップS203の判定条件が成立、即ち、N信号の割込ナンバーNNUMが予め設定された定数Naと定数Nbとの間にあるときにはステップS204に移行し、大気圧の検出タイミングであるとして、後述の大気圧検出処理が実行される。一方、ステップS203の判定条件が成立せず、即ち、N信号の割込ナンバーNNUMが予め設定された定数Naと定数Nbとの間にないときにはステップS205に移行し、Nc≦NNUM≦Ndであるかが判定される。ステップS205の判定条件が成立、即ち、N信号の割込ナンバーNNUMが予め設定された定数Ncと定数Ndとの間にあるときにはステップS206に移行し、吸気圧の検出タイミングであるとして、後述の吸気圧検出処理が実行される。
【0036】
ステップS204における大気圧検出処理、またはステップS206における吸気圧検出処理、またはステップS205の判定条件が成立せず、即ち、N信号の割込ナンバーNNUMが予め設定された定数Ncと定数Ndとの間にもないときにはステップS207に移行し、N信号の割込ナンバーNNUMが予め設定された定数Ne(=「23」)であるかが判定される。ステップS207の判定条件が成立せず、即ち、N信号の割込ナンバーNNUMが予め設定された定数Neに等しくないときには上述のステップS201に戻り、同様の処理が繰返し実行される。そして、ステップS207の判定条件が成立、即ち、N信号の割込ナンバーNNUMが予め設定された定数Neに等しくなるとステップS208に移行し、N信号の割込ナンバーNNUMが「0」にクリアされたのち、上述のステップS201に戻り、同様の処理が繰返し実行される。
【0037】
次に、上述の大気圧検出の処理手順について、図6を参照して説明する。
図6において、まず、ステップS301で、吸気圧PMが読込まれる。次にステップS302に移行して、ステップS301で読込まれた吸気圧PMが大気圧検出値PAi とされる。つまり、本参考事例2においては、吸気圧センサ21で検出された吸気圧PMに基づく圧力値が大気圧PAとして用いられる。なお、iはN信号の割込ナンバーNNUMに一致するナンバー(数値)である。次にステップS303に移行して、i=Nbであるかが判定される。ステップS303の判定条件が成立せず、即ち、iがNbに等しくないときにはステップS302による大気圧検出値PAi が記憶されたのち、本ルーチン終了する。
【0038】
一方、ステップS303の判定条件が成立、即ち、iがNbに等しくなるとステップS304に移行し、ステップS302にて記憶された大気圧検出値PAiの合計ΣPAi がその個数NPAで除算された平均値が大気圧PAとされる。次にステップS305に移行して、大気圧検出値PAi の全てが「0」にクリアされたのち、本ルーチンを終了する。
【0039】
次に、上述の吸気圧検出の処理手順について、図7を参照して説明する。
【0040】
図7において、まず、ステップS401で、吸気圧PMが読込まれる。次にステップS402に移行して、ステップS401で読込まれた吸気圧PMが吸気圧検出値PMi とされる。なお、iはN信号の割込ナンバーNNUMに一致するナンバー(数値)である。次にステップS403に移行して、i=Ndであるかが判定される。ステップS403の判定条件が成立せず、即ち、iがNdに等しくないときにはステップS402による吸気圧検出値PMi が記憶されたのち、本ルーチンを終了する。
【0041】
一方、ステップS403の判定条件が成立、即ち、iがNdに等しくなるとステップS404に移行し、ステップS402にて記憶された吸気圧検出値PMiを代入した吸気圧算出関数f(PMi )による値が吸気圧算出値PMLとされる。なお、吸気圧算出値PMLはこののちのフローチャートでは、単に「吸気圧PM」として扱われる。次にステップS405に移行して、吸気圧検出値PMi の全てが「0」にクリアされたのち、本ルーチンを終了する。
【0042】
次に、本発明の参考事例2にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU30内のCPU31における燃料噴射量演算の処理手順を示す図8のフローチャートに基づいて説明する。なお、この燃料噴射量演算ルーチンは所定時間毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0043】
図8において、まず、ステップS501では、内燃機関1の機関回転速度NEが読込まれる。次にステップS502に移行して、上述の大気圧検出ルーチンで求められた大気圧PAが読込まれる。次にステップS503に移行して、上述の吸気圧検出ルーチンで求められた吸気圧PMが読込まれる。次にステップS504に移行して、ステップS503で読込まれた吸気圧PMに基づき演算用吸気圧PMTPが上述の式(1)にて算出される。
【0044】
次にステップS505に移行して、ステップS502で読込まれた大気圧PAを代入した大気圧算出関数f(PA)の値及び所定の大気圧PAOを代入した大気圧算出関数f(PAO)の値がステップS504で算出された演算用吸気圧PMTPに乗算され吸気圧補正値PMTP′が次式(3)にて算出される。
【0045】
【数3】
PMTP′←PMTP×f(PA)×f(PAO) ・・・(3)
【0046】
次にステップS506に移行して、ステップS505で算出された吸気圧補正値PMTP′とステップS501で読込まれた機関回転速度NEとに基づき最終燃料噴射量TAUが算出され、本ルーチンを終了する。なお、この燃料噴射量演算ルーチンによる吸気圧補正値PMTP′〔mmHg〕と機関回転速度NE〔rpm〕とをパラメータとする最終燃料噴射量TAUの算出については、上述の参考事例1と同様であるため、その説明を省略する。
【0047】
このように、本参考事例2の内燃機関用制御装置は、内燃機関1の吸気通路2内に導入される吸入空気の圧力である吸気圧PMを検出する吸気圧検出手段としての吸気圧センサ21と、吸気圧センサ21で検出された吸気圧PMに基づき内燃機関1の燃料噴射量を算出するための演算用吸気圧PMTPを算出するECU30にて達成される吸気圧演算手段と、吸気圧センサ21で検出された吸気圧PMに基づき大気圧PAを算出するECU30にて達成される大気圧演算手段と、内燃機関1の機関回転速度NEを検出する回転速度検出手段としてのクランク角センサ22と、前記吸気圧演算手段で算出された演算用吸気圧PMTPを大気圧演算手段で算出された大気圧PAと所定の大気圧PAOとで補正し、吸気圧補正値PMTP′として算出するECU30にて達成される補正値演算手段と、前記補正値演算手段で算出された吸気圧補正値PMTP′とクランク角センサ22で検出された機関回転速度NEとをパラメータとして内燃機関1に供給する最終燃料噴射量TAUを算出するECU30にて達成される噴射量演算手段とを具備するものである。また、本参考事例2の内燃機関用制御装置のECU30にて達成される補正値演算手段における吸気圧補正値PMTP′は、大気圧PA及び所定の大気圧PAOを演算用吸気圧PMTPに乗算して算出するものである。
【0048】
つまり、吸気圧センサ21で検出された吸気圧PMに基づき内燃機関1の燃料噴射量を算出するための演算用吸気圧PMTPが、吸気圧PMに基づき算出された大気圧PAと所定の大気圧PAOとで補正され、この吸気圧補正値PMTP′とクランク角センサ22で検出された機関回転速度NEとをパラメータとして内燃機関1に供給する最終燃料噴射量TAUが算出される。このように、吸気圧補正値PMTP′に対して大気圧変動分が考慮され吸気圧パラメータに反映されることで、大気圧変動にかかわらず最適な吸気圧補正値が算出され、この吸気圧補正値により好適な最終燃料噴射量TAUを供給することができる。
【0049】
次に、本発明の参考事例2にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU30内のCPU31における燃料噴射量演算の処理手順の第1の変形例を示す図9のフローチャートに基づいて説明する。なお、この燃料噴射量演算ルーチンは所定時間毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0050】
図9において、ステップS601〜ステップS604については、上述の参考事例1におけるステップS501〜ステップS504に対応しているため、その詳細な説明を省略する。ここで、ステップS605では、所定の大気圧PAOをステップS602で読込まれた大気圧PAで除算した値がステップS604で算出された演算用吸気圧PMTPに乗算され吸気圧補正値PMTP′が次式(4)にて算出される。
【0051】
【数4】
PMTP′←PMTP×(PAO/PA) ・・・(4)
【0052】
次にステップS606に移行して、ステップS605で算出された吸気圧補正値PMTP′とステップS601で読込まれた機関回転速度NEとに基づき最終燃料噴射量TAUが算出され、本ルーチンを終了する。なお、この燃料噴射量演算ルーチンによる吸気圧補正値PMTP′〔mmHg〕と機関回転速度NE〔rpm〕とをパラメータとする最終燃料噴射量TAUの算出については、上述の参考事例1と同様であるため、その説明を省略する。
【0053】
このように、本参考事例2の第1変形例の内燃機関用制御装置のECU30にて達成される補正値演算手段における吸気圧補正値PMTP′は、所定の大気圧PAOを大気圧PAで除算した値を演算用吸気圧PMTPに乗算して算出するものである。つまり、吸気圧補正値PMTP′に対して大気圧変動分が考慮され吸気圧パラメータに反映されることで、大気圧変動にかかわらず最終燃料噴射量TAUの設定に最適な吸気圧補正値PMTP′を算出することができる。
【0054】
次に、本発明の参考事例2にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU30内のCPU31における燃料噴射量演算の処理手順の第2の変形例を示す図10のフローチャートに基づいて説明する。なお、この燃料噴射量演算ルーチンは所定時間毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0055】
図10において、ステップS701〜ステップS704については、上述の参考事例1におけるステップS501〜ステップS504に対応しているため、その詳細な説明を省略する。ここで、ステップS705では、所定の補正係数δを乗算した所定の大気圧PAOをステップS702で読込まれた大気圧PAで除算した値がステップS704で算出された演算用吸気圧PMTPに乗算され吸気圧補正値PMTP′が次式(5)にて算出される。
【0056】
【数5】
PMTP′←PMTP×{δ(PAO)/PA} ・・・(5)
【0057】
次にステップS706に移行して、ステップS705で算出された吸気圧補正値PMTP′とステップS701で読込まれた機関回転速度NEとに基づき最終燃料噴射量TAUが算出され、本ルーチンを終了する。なお、この燃料噴射量演算ルーチンによる吸気圧補正値PMTP′〔mmHg〕と機関回転速度NE〔rpm〕とをパラメータとする最終燃料噴射量TAUの算出については、上述の参考事例2と同様であるため、その説明を省略する。
【0058】
このように、本参考事例2の第2の変形例の内燃機関用制御装置のECU30にて達成される補正値演算手段における吸気圧補正値PMTP′は、所定の補正係数δを乗算した所定の大気圧PAOを大気圧PAで除算した値を演算用吸気圧PMTPに乗算して算出するものである。つまり、吸気圧補正値PMTP′に対して大気圧変動分が考慮され吸気圧パラメータに反映されることで、大気圧変動にかかわらず最終燃料噴射量TAUの設定に最適な吸気圧補正値PMTP′を算出することができる。
【0059】
次に、本発明の参考事例3にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU30内のCPU31における燃料噴射量演算の処理手順の第3の変形例を示す図11のフローチャートに基づいて説明する。なお、この燃料噴射量演算ルーチンは所定時間毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0060】
図11において、ステップS801〜ステップS804については、上述の参考事例1におけるステップS501〜ステップS504に対応しているため、その詳細な説明を省略する。ここで、ステップS805では、所定の大気圧PAOとステップS802で読込まれた大気圧PAとの差分に所定の補正係数εを乗算した値がステップS804で算出された演算用吸気圧PMTPに加算され吸気圧補正値PMTP′が次式(6)にて算出される。
【0061】
【数6】
PMTP′←PMTP+ε(PAO−PA) ・・・(6)
【0062】
次にステップS806に移行して、ステップS805で算出された吸気圧補正値PMTP′とステップS801で読込まれた機関回転速度NEとに基づき最終燃料噴射量TAUが算出され、本ルーチンを終了する。なお、この燃料噴射量演算ルーチンによる吸気圧補正値PMTP′〔mmHg〕と機関回転速度NE〔rpm〕とをパラメータとする最終燃料噴射量TAUの算出については、上述の参考事例1と同様であるため、その説明を省略する。
【0063】
このように、上記参考事例の内燃機関用制御装置のECU30にて達成される補正値演算手段における吸気圧補正値PMTP′は、所定の大気圧PAOと大気圧PAとの差分に所定の補正係数εを乗算した値を演算用吸気圧PMTPに加算して算出するものである。つまり、吸気圧補正値PMTP′に対して大気圧変動分が考慮され吸気圧パラメータに反映されることで、大気圧変動にかかわらず最終燃料噴射量TAUの設定に最適な吸気圧補正値PMTP′を算出することができる。
【0064】
次に、本発明の実施の形態の第1実施例にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU30内のCPU31における燃料噴射量演算の処理手順の例を示す図12のフローチャートに基づき、図13を参照して説明する。ここで、図13は演算用吸気圧PMTPと機関回転速度NEとから所定の補正係数ζを補間算出するマップである。なお、この燃料噴射量演算ルーチンは所定時間毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0065】
図12において、ステップS901〜ステップS904については、上述の参考事例1におけるステップS501〜ステップS504に対応しているため、その詳細な説明を省略する。ここで、ステップS905では、図13に示すマップにより、所定の補正係数ζが演算用吸気圧PMTPと機関回転速度NEとから周知の4点補間にて算出される。次にステップS906に移行して、所定の大気圧PAOとステップS902で読込まれた大気圧PAとの差分にステップS905で算出された所定の補正係数ζを乗算した値がステップS904で算出された演算用吸気圧PMTPに加算され吸気圧補正値PMTP′が次式(7)にて算出される。
【0066】
【数7】
PMTP′←PMTP+ζ(PAO−PA) ・・・(7)
【0067】
次にステップS907に移行して、ステップS906で算出された吸気圧補正値PMTP′とステップS901で読込まれた機関回転速度NEとに基づき最終燃料噴射量TAUが算出され、本ルーチンを終了する。なお、この燃料噴射量演算ルーチンによる吸気圧補正値PMTP′〔mmHg〕と機関回転速度NE〔rpm〕とをパラメータとする最終燃料噴射量TAUの算出については、上述の参考事例1と同様であるため、その説明を省略する。
【0068】
このように、本実施例の内燃機関用制御装置のECU30にて達成される補正値演算手段における吸気圧補正値PMTP′は、所定の大気圧PAOと大気圧PAとの差分に所定の補正係数ζを乗算した値を演算用吸気圧PMTPに加算して算出するものである。また、本変形例の所定の補正係数ζは、演算用吸気圧PMTPと機関回転速度NEとをパラメータとして算出するものである。つまり、大気圧変動にかかわらず最適な所定の補正係数ζが算出され、吸気圧補正値PMTP′に対して大気圧変動分が考慮され吸気圧パラメータに反映されることで、大気圧変動にかかわらず最終燃料噴射量TAUの設定に最適な吸気圧補正値PMTP′を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の参考事例1にかかる内燃機関用制御装置が適用された内燃機関及びその周辺機器を示す概略構成図である。
【図2】 図2は本発明の参考事例1にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCPUにおける燃料噴射量演算の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 図3は図2の燃料噴射量演算ルーチンによる最終燃料噴射量の算出を説明するマップである。
【図4】 図4は本発明の参考事例2にかかる内燃機関用制御装置が適用された内燃機関及びその周辺機器を示す概略構成図である。
【図5】 図5は本発明の参考事例2にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCPUにおける大気圧及び吸気圧検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】 図6は図5における大気圧検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】 図7は図5における吸気圧検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 図8は本発明の参考事例2にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCPUにおける燃料噴射量演算の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 図9は本発明の参考事例2にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCPUにおける燃料噴射量演算の処理手順の第1の変形例を示すフローチャートである。
【図10】 図10は本発明の参考事例2にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCPUにおける燃料噴射量演算の処理手順の第2の変形例を示すフローチャートである。
【図11】 図11は本発明の参考事例3にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCPUにおける燃料噴射量演算の処理手順の第3の変形例を示すフローチャートである。
【図12】 図12は本発明の実施の形態の第1実施例にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCPUにおける燃料噴射量演算の処理手順の変形例を示すフローチャートである。
【図13】 図13は図12における補正係数を算出するマップである。
【図14】 図14は従来の大気圧の変動による燃料噴射量の補正係数を算出するマップである。
【図15】 図15は従来の大気圧の変動に対して1次元的な補正による吸気圧に対する燃料噴射量の補正分の相違を示すマップである。
【符号の説明】
1 内燃機関
21 吸気圧センサ
22 クランク角センサ
23 大気圧センサ
30 ECU(電子制御ユニット)
Claims (1)
- 内燃機関の吸気通路内に導入される吸入空気の圧力である吸気圧を検出する吸気圧検出手段と、
前記吸気圧検出手段で検出された吸気圧に基づき前記内燃機関の燃料噴射量を算出するための演算用吸気圧を算出する吸気圧演算手段と、
前記吸気圧検出手段で検出された吸気圧に基づき大気圧を算出する大気圧演算手段と、
前記内燃機関の機関回転速度を検出する回転速度検出手段と、
前記吸気圧演算手段で算出された演算用吸気圧を前記大気圧演算手段で算出された大気圧と所定の大気圧とで補正し、吸気圧補正値として算出する補正値演算手段と、
前記補正値演算手段で算出された吸気圧補正値と前記回転速度検出手段で検出された機関回転速度とをパラメータとして前記内燃機関に供給する燃料噴射量を算出する噴射量演算手段とを具備し、
前記補正値演算手段における前記吸気圧補正値は、前記所定の大気圧と前記大気圧演算手段で算出された大気圧との差分に、前記演算用吸気圧と前記機関回転速度とをパラメータとして算出した補正係数を乗算した値を前記演算用吸気圧に加算して算出することを特徴とする内燃機関用制御装置。
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