JP4239578B2 - 内燃機関の運転状態判別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の運転状態を判別する内燃機関の運転状態判別装置に関し、例えば、燃料噴射量に反映することができる。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関に吸入される空気量を調節するスロットルバルブのスロットル開度の変化量を検出することにより内燃機関の運転状態を判別し、例えば、燃料噴射量を補正するものが知られている。このときのスロットル開度は、スロットルバルブのスロットル軸に接続されたスロットル開度センサによって検出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のように、スロットル開度がスロットル開度センサを用いて検出されるシステム構成であれば、そのスロットル開度の変化量に基づき、内燃機関の運転状態を知ることができる。
【0004】
これに対して、高価なスロットル開度センサを省いた簡素化されたシステム構成によれば相当なコストダウンが期待できる。ここで、例えば、スロットル開度センサによるスロットル開度の変化量によらず内燃機関の運転状態を知るための代替えとしては、吸気圧の変化量が有効である。この吸気圧は、内燃機関の吸気→圧縮→膨張(爆発)→排気からなる各行程のうち、吸気行程で大きく変動することが知られている。このため、内燃機関の1燃焼サイクル中の吸気行程における所定の検出タイミングに対応して検出された吸気圧に基づく内燃機関の運転状態の判別によれば、変動が大きい分だけ変化量が大きく判別し易いと言えるが、反面、検出タイミングのばらつきによる変化量の誤差が大きくなって誤判別が起き易いという不具合があった。
【0005】
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、スロットル開度センサを有しない簡素化されたシステム構成において、内燃機関の運転状態を速やか、かつ正確に判別可能な内燃機関の運転状態判別装置の提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の内燃機関の運転状態判別装置によれば、吸気圧検出手段で内燃機関の1燃焼サイクル中の複数の異なる所定クランク角毎に吸気通路内の吸気圧が複数回検出され、この吸気圧のうち同じクランク角における前回の吸気圧と今回の吸気圧との変化量のみに基づき、運転状態判別手段によって内燃機関の加減速状態または定常状態が判別される。このように、吸気圧の検出タイミングが内燃機関の1燃焼サイクル中に複数回あるため、内燃機関の運転状態が素早く判別される。所定クランク角が吸気行程以外、即ち、圧縮行程、膨張(爆発)行程または排気行程に設定される。そして、吸気圧検出が圧縮行程、膨張(爆発)行程または排気行程に設定されることで、吸気圧の検出タイミングのばらつきによる変化量の誤差が、吸気行程の場合に比べて少なくでき、内燃機関の運転状態が正確に判別される。
【0007】
請求項2の内燃機関の運転状態判別装置によれば、前記吸気行程以外に設定する所定クランク角は、吸気行程を除いた圧縮行程、膨張(爆発)行程、排気行程に吸気圧検出が設定されるから、吸気圧の検出タイミングのばらつきによる変化量の誤差を少なくでき、これにより、スロットル開度センサを有しない簡素化されたシステム構成であっても、内燃機関が加減速状態または定常状態にあるかを正確に判別することができる。
【0009】
請求項3の内燃機関の運転状態判別装置における運転状態判別手段では、複数の異なる所定クランク角毎に対応する前回の吸気圧と今回の吸気圧との変化量を加算した値に基づき、内燃機関の加減速状態または定常状態が判別される。このように、変化量が加算された値によれば、内燃機関の運転状態の判別がより正確になると共に、それに応じた適切な燃料噴射補正係数が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関の運転状態判別装置が適用された内燃機関及びその周辺機器を示す概略構成図である。
【0012】
図1において、1は単気筒の水冷式内燃機関(エンジン)であり、内燃機関1の吸気通路2にはエアクリーナ3からの空気が導入される。この吸気通路2途中には、図示しないアクセルペダルの操作に連動して開閉されるスロットルバルブ11が設けられている。このスロットルバルブ11が開閉されることにより、吸気通路2への吸気量(吸入空気量)が調節される。また、この吸気量と同時に、内燃機関1には吸気ポート4の近傍で吸気通路2に設けられたインジェクタ(燃料噴射弁)5から燃料が噴射供給される。そして、所定の燃料量及び吸気量からなる混合気が吸気バルブ6を介して燃焼室7内に吸入される。
【0013】
また、吸気通路2途中に設けられたスロットルバルブ11の下流側には、吸気通路2内の吸気圧PMを検出する吸気圧センサ21が設けられている。そして、内燃機関1のクランクシャフト12にはその回転に伴うクランク角〔°CA(Crank Angle)〕を検出するクランク角センサ22が設けられている。このクランク角センサ22で検出されるクランク角に応じて内燃機関1の機関回転速度NEが算出される。更に、内燃機関1には、冷却水温THWを検出する水温センサ23が設けられている。
【0014】
また、内燃機関1の燃焼室7内に向けて点火プラグ13が配設されている。この点火プラグ13にはクランク角センサ22で検出されるクランク角に同期して後述のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)30から出力される点火指令信号に基づき点火コイル/イグナイタ14からの高電圧が印加され、燃焼室7内の混合気に対する点火燃焼が行われる。このように、燃焼室7内の混合気が燃焼(膨張)され駆動力が得られ、この燃焼後の排気ガスは、排気バルブ8を介して排気マニホールドから排気通路9に導出され外部に排出される。
【0015】
ECU30は、周知の各種演算処理を実行する中央処理装置としてのCPU31、制御プログラムを格納したROM32、各種データを格納するRAM33、B/U(バックアップ)RAM34、入出力回路35及びそれらを接続するバスライン36等からなる論理演算回路として構成されている。このECU30には、吸気圧センサ21からの吸気圧PM、クランク角センサ22からのクランク角、水温センサ23からの冷却水温THW等が入力されている。これら各種センサ情報に基づくECU30からの出力信号に基づき、燃料噴射時期及び燃料噴射量に関連するインジェクタ5、点火プラグ13の点火時期に関連する点火コイル/イグナイタ14等が適宜、制御される。
【0016】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関の運転状態判別装置で使用されているECU30内のCPU31における内燃機関の運転状態に応じた燃料噴射補正係数演算の処理手順を示す図2のフローチャートに基づき、図3を参照して説明する。なお、この燃料噴射補正係数演算ルーチンはクランク角センサ22からのクランク角信号に同期した割込毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0017】
ここで、図3は内燃機関1の加速状態における吸気圧〔kPa:キロパスカル〕の遷移状態を示すタイムチャートである。そして、内燃機関1の減速状態における吸気圧〔kPa〕の遷移状態を示すタイムチャートは、加速状態と逆の負圧側への遷移であるため省略する。なお、図2に示すPMn,ΔPMnのnは1,2,3、即ち、PM1,ΔPM1,PM2,ΔPM2,PM3,ΔPM3を表わし、図3に示すように、所定クランク角は基準クランク角に対して内燃機関1の吸気行程以外で圧縮行程におけるα〔°CA〕、膨張(爆発)行程におけるβ〔°CA〕、排気行程におけるγ〔°CA〕にそれぞれ、即ち、1燃焼サイクル中の3つの異なる所定クランク角毎に設定されている。
【0018】
図2において、まず、ステップS101で、吸気圧PMnの検出タイミングであるかが判定される。ここでは、図3に示す吸気圧PM1(PM1O),PM2(PM2O),PM3(PM3O)の検出タイミングである所定クランク角α,β,γ〔°CA〕のうちの何れかであるかが判定される。ステップS101の判定条件が成立せず、即ち、吸気圧PMnの検出タイミングである所定クランク角α,β,γ〔°CA〕以外であるときには何もすることなく、本ルーチンを終了する。
【0019】
一方、ステップS101の判定条件が成立、即ち、吸気圧PMnの検出タイミングである所定クランク角α,β,γ〔°CA〕のうちの何れかであるときにはステップS102に移行し、吸気圧PMnが読込まれる。次にステップS103に移行して、ステップS102で読込まれた今回の吸気圧PMnからRAM33内に格納されている前回の吸気圧PMnOが減算され吸気圧偏差ΔPMnが算出される。
【0020】
次にステップS104に移行して、ステップS103で算出された吸気圧偏差ΔPMnが加速判定のためのプラス側の閾値A以上であるかが判定される。つまり、図3に示す吸気圧偏差ΔPMnがプラス側の閾値A以上とプラス側に大きく変化しているかが判定される。ステップS104の判定条件が成立、即ち、吸気圧偏差ΔPMnがプラス側の閾値A以上とプラス側に大きく変化しているときにはステップS105に移行し、後述の内燃機関1の加速状態に応じた燃料噴射補正係数演算処理が実行される。
【0021】
一方、ステップS104の判定条件が成立せず、即ち、吸気圧偏差ΔPMnがプラス側の閾値A未満であるときにはステップS106に移行し、吸気圧偏差ΔPMnが減速判定のためのマイナス側の閾値B以下であるかが判定される。ステップS106の判定条件が成立、即ち、吸気圧偏差ΔPMnがマイナス側の閾値B以下とマイナス側に大きく変化しているときにはステップS107に移行し、後述の内燃機関1の減速状態に応じた燃料噴射補正係数演算処理が実行される。
【0022】
一方、ステップS106の判定条件が成立せず、即ち、吸気圧偏差ΔPMnがマイナス側の閾値Bよりプラス側であり、つまり、吸気圧偏差ΔPMnがプラス側の閾値Aとマイナス側の閾値Bとの間で変化しているときにはステップS108に移行し、後述の内燃機関1の定常状態に応じた燃料噴射補正係数演算処理が実行される。ステップS105またはステップS107またはステップS108による処理ののちステップS109に移行し、今回の吸気圧PMnがRAM33内に格納され前回の吸気圧PMnOが更新され、本ルーチンを終了する。
【0023】
なお、本ルーチンによる処理ののち、図示しないメインルーチンにて周知のように、内燃機関1の機関回転速度NE及び負荷としての吸気圧PMnに基づき算出された基本燃料噴射量が、後述の内燃機関1の加減速状態や定常状態に応じた各燃料噴射補正係数を用いて補正され、実際にインジェクタ5から噴射供給される燃料噴射量が調節される。
【0024】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関の運転状態判別装置で使用されているECU30内のCPU31における内燃機関1の加速状態に応じた燃料噴射補正係数演算の処理手順を示す図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0025】
図4において、ステップS201では、所定の変換ゲインCと機関回転速度NEや冷却水温THW等のパラメータによって設定される補正値Dとが吸気圧偏差ΔPMnに乗算され加速増量補正係数FACCが算出される。次にステップS202に移行して、所定の変換ゲインEと機関回転速度NEや冷却水温THW等のパラメータによって設定される補正値Fとが吸気圧偏差ΔPMnに乗算され非同期噴射補正係数TIASYが算出され、本ルーチンを終了する。
【0026】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関の運転状態判別装置で使用されているECU30内のCPU31における内燃機関1の減速状態に応じた燃料噴射補正係数演算の処理手順を示す図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0027】
図5において、ステップS301では、吸気圧偏差ΔPMnがマイナス側の閾値G以下であるかが判定される。このマイナス側の閾値Gは、図2のステップS106におけるマイナス側の閾値Bよりマイナス側に大きく設定されている。ステップS301の判定条件が成立、即ち、吸気圧偏差ΔPMnがマイナス側の閾値G以下とマイナス側に大きく変化しているときにはステップS302に移行し、内燃機関1が極端な減速状態にあるとして燃料カットが実行され、本ルーチンを終了する。
【0028】
一方、ステップS301の判定条件が成立せず、即ち、吸気圧偏差ΔPMnがマイナス側の閾値Gよりプラス側であり、それほどマイナス側に大きく変化していないときにはステップS303に移行し、通常の減速状態にあるとして所定の変換ゲインHと機関回転速度NEや冷却水温THW等のパラメータによって設定される補正値Iとが吸気圧偏差ΔPMnに乗算され減速減量補正係数FDECが算出され、本ルーチンを終了する。
【0029】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関の運転状態判別装置で使用されているECU30内のCPU31における内燃機関1の定常状態に応じた燃料噴射補正係数演算の処理手順を示す図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0030】
図6において、まず、ステップS401で、燃料カット中であるかが判定される。ステップS401の判定条件が成立、即ち、このとき燃料カット中であれば燃料カットからの復帰処理が実行される。一方、ステップS401の判定条件が成立せず、即ち、燃料カット中でないときにはステップS402がスキップされる。
【0031】
次にステップS403に移行して、このときRAM33内に格納されている加速増量補正係数FACCが「0(零)」より大きいかが判定される。ステップS403の判定条件が成立、即ち、加速増量補正係数FACCが「0」より大きいときにはステップS404に移行し、所定のゲインJが加速増量補正係数FACCに乗算され、更に機関回転速度NEや冷却水温THW等のパラメータによって設定される補正係数Kが減算され、加速増量補正係数FACCが更新される。一方、ステップS403の判定条件が成立せず、即ち、加速増量補正係数FACCが「0」であるときにはステップS404がスキップされる。
【0032】
次にステップS405に移行して、このときRAM33内に格納されている減速減量補正係数FDECが「0(零)」より大きいかが判定される。ステップS405の判定条件が成立、即ち、減速減量補正係数FDECが「0」より大きいときにはステップS406に移行し、所定のゲインLが減速減量補正係数FDECに乗算され、更に機関回転速度NEや冷却水温THW等のパラメータによって設定される補正係数Mが減算され、減速減量補正係数FDECが更新されたのち、本ルーチンを終了する。一方、ステップS405の判定条件が成立せず、即ち、減速減量補正係数FDECが「0」であるときにはステップS406がスキップされ、本ルーチンを終了する。
【0033】
このように、本実施例の内燃機関の運転状態判別装置は、内燃機関1の1燃焼サイクル中の複数の異なる所定クランク角毎、即ち、基準クランク角〔°CA〕に対してα,β,γ〔°CA〕毎に吸気通路2内の吸気圧PMn(n=1,2,3)を検出する吸気圧センサ21及びECU30にて達成される吸気圧検出手段と、前記吸気圧検出手段で検出された吸気圧のうち同じクランク角となるα,β,γ〔°CA〕の何れかにおける前回の吸気圧PMnOと今回の吸気圧PMnとの変化量ΔPMnに基づき、内燃機関1の加減速状態または定常状態を判別するECU30にて達成される運転状態判別手段とを具備するものである。
【0034】
つまり、内燃機関1の1燃焼サイクル中の複数の異なる所定クランク角α,β,γ〔°CA〕のうち、最初の検出タイミングに対応するクランク角で吸気通路2内の吸気圧PMnが検出される。このようにして検出された前回の吸気圧PMnOと同じクランク角における今回の吸気圧PMnとの変化量ΔPMnに基づいて内燃機関1の加減速状態または定常状態が判別される。このように、吸気圧の検出タイミングが内燃機関1の1燃焼サイクル中に複数回あるため、内燃機関1の運転状態を素早く判別することができる。
【0035】
また、本実施例の内燃機関の運転状態判別装置の所定クランク角としてのα,β,γ〔°CA〕は、吸気行程以外の圧縮行程、膨張(爆発)行程、排気行程にそれぞれ設定するものである。つまり、吸気行程を除いた圧縮行程、膨張(爆発)行程、排気行程に吸気圧の検出タイミングが設定されることで、吸気圧の検出タイミングのばらつきによる変化量の誤差を少なくできる。これにより、スロットル開度センサを有しない簡素化されたシステム構成であっても、内燃機関1が加減速状態または定常状態にあるかを正確に判別することができる。
【0036】
ところで、上記実施例では、内燃機関1の1燃焼サイクル中のα,β,γ〔°CA〕毎に検出される吸気圧PM1,PM2,PM3のうち、最初の検出タイミングで検出された吸気圧の変化量ΔPM1,ΔPM2,ΔPM3に基づき内燃機関1の加減速状態または定常状態が判別されているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、各吸気圧の変化量を加算した値に基づき判別するようにしてもよい。
【0037】
このような内燃機関の運転状態判別装置は、ECU30にて達成される運転状態判別手段が複数の異なる所定クランク角毎、即ち、基準クランク角〔°CA〕に対してα,β,γ〔°CA〕毎に対応する前回の吸気圧PMnOと今回の吸気圧PMnとの変化量ΔPMnを加算した値に基づき、内燃機関1の加減速状態または定常状態を判別するものであり、この場合には、内燃機関1の運転状態の判別が多少遅れるが、判別がより正確になると共に、加算された変化量に応じた適切な燃料噴射補正係数が得られるという効果が期待できる。
【0038】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関の運転状態判別装置で使用されているECU30内のCPU31における内燃機関の運転状態に応じた燃料噴射補正係数演算の処理手順の上述の図2に代わる変形例を示す図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、この燃料噴射補正係数演算ルーチンはクランク角センサ22からのクランク角信号に同期した割込毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0039】
図7において、ステップS501で、吸気圧PMが読込まれる。次にステップS502に移行して、ステップS501で読込まれた吸気圧PMがRAM33内の最新吸気圧記憶領域に吸気圧PM1として格納される。次にステップS503に移行して、加減速状態判定タイミングであるかが判定される。この加減速状態判定タイミングとは、内燃機関1の1燃焼サイクル中で予め設定された複数の異なる所定クランク角をいう。ステップS503の判定条件が成立せず、即ち、加減速状態判定タイミングでないときには何もすることなく、本ルーチンを終了する。
【0040】
一方、ステップS503の判定条件が成立、即ち、加減速状態判定タイミングであるときにはステップS504に移行し、ステップS502でRAM33内の最新吸気圧記憶領域に格納された吸気圧PM1から前回の加減速状態判定タイミングで判定に用いられたのちRAM33内の前回吸気圧記憶領域に格納されている吸気圧PM2が減算され吸気圧偏差ΔPMが算出される。次にステップS505に移行して、ステップS504で算出された吸気圧偏差ΔPMが加速判定のためのプラス側の閾値P以上であるかが判定される。ステップS505の判定条件が成立、即ち、吸気圧偏差ΔPMがプラス側の閾値P以上とプラス側に大きく変化しているときにはステップS506に移行し、上述の図4による内燃機関1の加速状態に応じた燃料噴射補正係数演算処理が実行される。なお、本変形例における吸気圧偏差ΔPMは、図4における吸気圧偏差ΔPMnに対応している。
【0041】
一方、ステップS505の判定条件が成立せず、即ち、吸気圧偏差ΔPMがプラス側の閾値P未満であるときにはステップS507に移行し、吸気圧偏差ΔPMが減速判定のためのマイナス側の閾値Q以下であるかが判定される。ステップS507の判定条件が成立、即ち、吸気圧偏差ΔPMがマイナス側の閾値Q以下とマイナス側に大きく変化しているときにはステップS508に移行し、上述の図5による内燃機関1の減速状態に応じた燃料噴射補正係数演算処理が実行される。なお、本変形例における吸気圧偏差ΔPMは、図5における吸気圧偏差ΔPMnに対応している。
【0042】
一方、ステップS507の判定条件が成立せず、即ち、吸気圧偏差ΔPMがマイナス側の閾値Qよりプラス側であり、つまり、吸気圧偏差ΔPMがプラス側の閾値Pとマイナス側の閾値Qとの間で変化しているときにはステップS509に移行し、上述の図6による内燃機関1の定常状態に応じた燃料噴射補正係数演算処理が実行される。ステップS506またはステップS508またはステップS509による処理ののちステップS510に移行し、RAM33内の最新吸気圧記憶領域に格納された吸気圧PM1が前回吸気圧記憶領域に吸気圧PM2として格納され、本ルーチンを終了する。
【0043】
なお、本ルーチンによる処理ののち、図示しないメインルーチンにて周知のように、内燃機関1の機関回転速度NE及び負荷としての吸気圧PMに基づき算出された基本燃料噴射量が、上述の内燃機関1の加減速状態や定常状態に応じた各燃料噴射補正係数を用いて同様に補正され、実際にインジェクタ5から噴射供給される燃料噴射量が調節される。
【0044】
このように、本変形例の内燃機関の運転状態判別装置は、内燃機関1の1燃焼サイクル中の複数の異なる所定クランク角毎、即ち、所定クランク角毎に常時、吸気通路2内の吸気圧PMを検出する吸気圧センサ21及びECU30にて達成される吸気圧検出手段と、前記吸気圧検出手段で検出された吸気圧のうち同じクランク角タイミングにおける前回の吸気圧PM2と今回の吸気圧PM1との変化量ΔPMに基づき、内燃機関1の加減速状態または定常状態を判別するECU30にて達成される運転状態判別手段とを具備するものである。
【0045】
つまり、内燃機関1の1燃焼サイクル中の複数の異なるクランク角信号に同期した割込毎に常時、検出された吸気圧PMのうち、最初の検出タイミングに対応するクランク角で吸気通路2内の吸気圧PM2が検出される。このようにして検出された前回の吸気圧PM2と同じクランク角タイミングにおける今回の吸気圧PM1との変化量ΔPMに基づいて内燃機関1の加減速状態または定常状態が判別される。このように、吸気圧の検出タイミングが内燃機関1の1燃焼サイクル中の同じクランク角タイミングであるため、内燃機関1の運転状態を正確に判別することができる。
【0046】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関の運転状態判別装置で使用されているECU30内のCPU31における内燃機関の運転状態に応じた燃料噴射補正係数演算の処理手順の上述の図2に代わる他の変形例を示す図8のフローチャートに基づいて説明する。なお、この燃料噴射補正係数演算ルーチンはクランク角センサ22からのクランク角信号に同期した割込毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0047】
図8において、ステップS601で、吸気圧PMが読込まれる。次にステップS602に移行して、ステップS601で読込まれた吸気圧PMがRAM33内の最新吸気圧記憶領域に吸気圧PMXとして格納される。次にステップS603に移行して、N信号割込タイミングであるかが判定される。このN信号割込タイミングとは、クランク角センサ22から所定クランク角毎に出力されるN信号の割込タイミングをいう。ステップS603の判定条件が成立せず、即ち、N信号割込タイミングでないときには何もすることなく、本ルーチンを終了する。
【0048】
一方、ステップS603の判定条件が成立、即ち、N信号割込タイミングであるときにはステップS604に移行し、N信号の順番を表わすNナンバーを記憶値(前回値)に「+1」加算され、新しいNナンバーとされる。次にステップS605に移行して、Nナンバーが所定値Rに等しいかが判定される。ステップS605の判定条件が成立、即ち、Nナンバーが所定値Rに等しいときには、内燃機関1の位相が1燃焼サイクル経過したとしてNナンバーが初期値「0」に戻される。なお、ステップS605の判定条件が成立せず、即ち、Nナンバーが所定値Rに等しくないときにはステップS606がスキップされる。
【0049】
次にステップS607に移行して、ステップS602で格納されている吸気圧PMXがNナンバー更新時、即ち、内燃機関1の1燃焼サイクル中で予め設定された所定クランク角時の吸気圧PMNとしてRAM33内の記憶領域に格納される。次にステップS608に移行して、Nナンバーが加減速判定タイミングに対応する所定値Sに等しいかが判定される。この加減速状態判定タイミングとは、内燃機関1の1燃焼サイクル中で予め設定された複数の異なる所定クランク角をいう。ステップS608の判定条件が成立せず、即ち、Nナンバーが所定値Sに等しくないときには何もすることなく、本ルーチンを終了する。
【0050】
一方、ステップS608の判定条件が成立、即ち、Nナンバーが所定値Sに等しいときにはステップS609に移行し、今回の吸気圧PMSから前回の吸気圧PMSOが減算され吸気圧偏差ΔPMSが算出される。次にステップS610に移行して、ステップS609で算出された吸気圧偏差ΔPMSが加速判定のためのプラス側の閾値T以上であるかが判定される。ステップS610の判定条件が成立、即ち、吸気圧偏差ΔPMSがプラス側の閾値T以上とプラス側に大きく変化しているときにはステップS611に移行し、上述の図4による内燃機関1の加速状態に応じた燃料噴射補正係数演算処理が実行される。なお、本変形例における吸気圧偏差ΔPMSは、図4における吸気圧偏差ΔPMnに対応している。
【0051】
一方、ステップS610の判定条件が成立せず、即ち、吸気圧偏差ΔPMSがプラス側の閾値T未満であるときにはステップS612に移行し、吸気圧偏差ΔPMSが減速判定のためのマイナス側の閾値U以下であるかが判定される。ステップS612の判定条件が成立、即ち、吸気圧偏差ΔPMSがマイナス側の閾値U以下とマイナス側に大きく変化しているときにはステップS613に移行し、上述の図5による内燃機関1の減速状態に応じた燃料噴射補正係数演算処理が実行される。なお、本変形例における吸気圧偏差ΔPMSは、図5における吸気圧偏差ΔPMnに対応している。
【0052】
一方、ステップS612の判定条件が成立せず、即ち、吸気圧偏差ΔPMSがマイナス側の閾値Uよりプラス側であり、つまり、吸気圧偏差ΔPMSがプラス側の閾値Tとマイナス側の閾値Uとの間で変化しているときにはステップS614に移行し、上述の図6による内燃機関1の定常状態に応じた燃料噴射補正係数演算処理が実行される。ステップS611またはステップS613またはステップS614による処理ののちステップS615に移行し、今回の吸気圧PMSがRAM33内の吸気圧記憶領域に前回の吸気圧PMSOとして格納され、本ルーチンを終了する。
【0053】
なお、本ルーチンによる処理ののち、図示しないメインルーチンにて周知のように、内燃機関1の機関回転速度NE及び負荷としての吸気圧PMに基づき算出された基本燃料噴射量が、上述の内燃機関1の加減速状態や定常状態に応じた各燃料噴射補正係数を用いて同様に補正され、実際にインジェクタ5から噴射供給される燃料噴射量が調節される。
【0054】
このように、本変形例の内燃機関の運転状態判別装置は、内燃機関1の1燃焼サイクル中の複数の異なる所定クランク角毎、即ち、所定クランク角毎に常時、吸気通路2内の吸気圧PMを検出する吸気圧センサ21及びECU30にて達成される吸気圧検出手段と、前記吸気圧検出手段で検出された吸気圧のうち同じクランク角タイミングにおける前回の吸気圧PMSOと今回の吸気圧PMSとの変化量ΔPMSに基づき、内燃機関1の加減速状態または定常状態を判別するECU30にて達成される運転状態判別手段とを具備するものである。
【0055】
つまり、内燃機関1の1燃焼サイクル中の複数の異なるクランク角信号に同期した割込毎に常時、検出された吸気圧PMのうち、最初の検出タイミングに対応するクランク角で吸気通路2内の吸気圧PMSOが検出される。このようにして検出された前回の吸気圧PMSOと同じクランク角タイミングにおける今回の吸気圧PMSとの変化量ΔPMSに基づいて内燃機関1の加減速状態または定常状態が判別される。このように、吸気圧の検出タイミングが内燃機関1の1燃焼サイクル中の同じクランク角タイミングであるため、内燃機関1の運転状態を正確に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関の運転状態判別装置が適用された内燃機関及びその周辺機器を示す概略構成図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関の運転状態判別装置で使用されているECU内のCPUにおける内燃機関の運転状態に応じた燃料噴射補正係数演算の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 図3は図2の処理に対応する内燃機関の加速状態における吸気圧の遷移状態を示すタイムチャートである。
【図4】 図4は図2における内燃機関の加速状態に応じた燃料噴射補正係数演算の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 図5は図2における内燃機関の減速状態に応じた燃料噴射補正係数演算の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】 図6は図2における内燃機関の定常状態に応じた燃料噴射補正係数演算の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】 図7は図2に代わる燃料噴射補正係数演算の処理手順の変形例を示すフローチャートである。
【図8】 図8は図2に代わる燃料噴射補正係数演算の処理手順の他の変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 内燃機関
2 吸気通路
21 吸気圧センサ
22 クランク角センサ
30 ECU(電子制御ユニット)

Claims (3)

  1. 内燃機関の1燃焼サイクル中の複数の異なる所定クランク角毎に吸気通路内の吸気圧を複数回検出する吸気圧検出手段と、
    前記吸気圧検出手段で検出された吸気圧のうち同じクランク角における前回の吸気圧と今回の吸気圧との変化量のみに基づき、前記内燃機関の加減速状態または定常状態を判別する運転状態判別手段とを具備し、
    前記所定クランク角は、吸気行程以外に設定することを特徴とする内燃機関の運転状態判別装置。
  2. 前記吸気行程以外に設定する所定クランク角は、吸気行程を除いた圧縮行程、膨張(爆発)行程、排気行程に吸気圧検出が設定されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の運転状態判別装置。
  3. 前記運転状態判別手段は、前記複数の異なる所定クランク角毎に対応する前回の吸気圧と今回の吸気圧との変化量を加算した値に基づき、前記内燃機関の加減速状態または定常状態を判別することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の運転状態判別装置。
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