JPH01106933A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JPH01106933A
JPH01106933A JP26171887A JP26171887A JPH01106933A JP H01106933 A JPH01106933 A JP H01106933A JP 26171887 A JP26171887 A JP 26171887A JP 26171887 A JP26171887 A JP 26171887A JP H01106933 A JPH01106933 A JP H01106933A
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JP
Japan
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internal combustion
control device
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JP26171887A
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English (en)
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Naoto Kushi
櫛 直人
Hiroshi Okano
岡野 博志
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の空燃比制御装置に関し、特に、機関
の負荷状態パラメータの単位時間内の変化量に基づいて
機関の過渡状態の時に過渡補正を行う内燃機関の空燃比
制御装置に関する。
〔従来の技術〕
機関の負荷状態パラメータ (例えば吸気管内圧力やス
ロットル開度)を検出し、検出したパラメータに応じて
噴射すべき燃料量を演算し、その演算値に応じて燃料噴
射を行う電子制御装置を備えた機関の中には、ある単位
時間のパラメータの変化量で燃料噴射量TAUを補正す
るものがある。
このような機関では、例えば、負荷状態パラメータとし
て吸入空気圧の検出値PMを用いた場合は、式、 TAU=TP十K・ΔPM・・・・・・■を用いである
単位時間内の吸入空気圧の検出値PMの変化量ΔPMで
基本噴射量TPを補正して噴射量TAUを求めている。
尚、Kは係数である。
前記機関では、式■を用いて噴射量TAUを演算する場
合、吸入空気圧の検出値Hの入力回路およびその後のデ
ィジタル・フィルタ処理において、吸入空気圧の検出値
PMの過渡応答性を重視しすぎると、定常運転時のリッ
プルの影響で機関が定常運転を行っているのにも係わら
ず、吸入空気圧の検出値PMの変化量Δ団による不要の
噴射量補正が行われ、機関の運転性(ドライバビリティ
)やエミッションが悪化する。
そこで、前記機関においてはその対策として、(1)変
化量ΔPMが所定値以下の時は機関の定常運転と見做し
、変化量ΔPM4こよる噴射量の補正は行わない。
(2)スロットル開度が大きく、特に機関の定常運転時
のリップルが大きい機関の運転域では強力なディジタル
・フィルタ処理を行う。
という技術が提案されている(特願昭6l−27702
0)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述の(1)に示した対策では、変化量
ΔPMが所定値以下の時はΔPM−〇とされるので、負
荷の変化量が所定値以下になってしまう緩加速や緩減速
では、噴射量に過渡時補正が加えられず、加速性能が良
くないという問題点がある。
また、(2)に示した対策では、スロットル開度が大き
く、特に機関の定常運転時のリップルが大きい機関の運
転域では、フィルタの時定数を大きくしてより強力に高
周波のノイズの削減が行われるが、スロットル開度が大
きくない定常運転状態でのリップルに対しては効果がな
く、逆に定常運転領域ではリップルが前記所定値を超え
ることによる不要な過渡時補正が行われるという問題点
がある。
本考案の目的は、前記従来の噴射量の過渡時補正を行う
機関における問題点を解消し、緩慢な加速状態や緩慢な
減速状態のいずれの過渡状態においても過渡補正量が適
正に算出され、更には、いかなる定常運転状態において
も、定常時のリップルによる変化量へHの算出を防止し
、以て機関の定常運転域における噴射量の変動を解消し
、ドライバビリティやエミッションの向上を図ることが
できる優れた内燃機関の空燃比制御装置を提供すること
にある。
c問題点を解決するための手段〕 前記目的を達成する本考案の内燃機関の空燃比制御装置
の構成が第1図に示される。
負荷検出手段は機関の負荷状態パラメータを検出し、変
化量検出手段はこの負荷状態パラメータの単位時間内の
変化量を検出する。そして、変化量記憶手段は前記変化
量が基準値未満の場合に、この変化量をそのまま単位時
間での変化量として記憶し、前記変化量が基準値以上の
場合には、この変化量より低い設定値を単位時間での変
化量として記憶する。この結果、平均値演算手段は前記
変化量が所定値未満の場合には、この変化量とこれより
直前の前記記憶手段に記憶された所定個の変化量との平
均値を求め、噴射量補正手段は前記変化量が所定値未満
の場合には、得られた平均値に基づき、前記変化量が基
準値以上の場合にはその変化量そのもので、過渡補正量
の演算を行う。
〔作 用〕
本発明の内燃機関の空燃比制御装置によれば、機関の負
荷状態パラメータの単位時間内の変化量が検出され、検
出された変化量が設定値を超えた場合はこの変化量に基
づいて噴射量の補正が行なわれると共に、この変化量よ
り低い設定値がこの回の変化量として記憶され、検出さ
れた変化量が設定値より低い場合はこの変化量がそのま
ま記憶されると共に、この変化量とこの単位時間直前の
n個の各単位時間において記憶された変化量との平均値
に基づいて噴射量の補正が行われる。
以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
〔実施例〕
第2図には本発明の内燃機関の空燃比制′4B装置の一
実施例を備えた電子制御燃料噴射式内燃機関が概略的に
示されている。この図において、機関1の吸気通路2に
は吸入空気量の検出手段として吸気管内圧を検出する圧
力センサ3が設けられている。この圧力センサ3には例
えば圧力に比例する歪により伝播位相遅れを生じる表面
弾性波を用いたSAW式センサ等が使用され、圧力信号
がこの位相遅れ時間に反比例する発振周波数によって取
り出される。この圧力信号は制御回路10のマルチプレ
クサ内蔵A/D変換器101に供給されている。ディス
トリビュータ4には、その軸が例えば180°CA毎に
基準位置検出用パルス信号を発生するクランク角センサ
5及び30°CA毎に基準位置検出用パルス信号を発生
するクランク角センサ6が設けられている。これらクラ
ンク角センサ5,6のパルス信号は制御回路10の入出
力インタフェース102に供給され、このうちクランク
角センサ6の出力はCPU103の割込端子に供給され
る。
さらに、吸気通路2には各気筒毎に燃料供給系から加圧
燃料を吸気ボートへ供給するための燃料噴射弁7が設け
られている。
また、機関1のシリンダブロックの冷却水通路Wには、
冷却水の温度を検出するための水温センサ11が設けら
れている。水温センサ11は冷却水の温度TOHに応じ
たアナログ電圧の電気信号を発生する。この出力もA/
D変換器101に供給されている。
制御回路10は、例えばマイクロコンピュータを用いて
構成され、前述のA/D変換器101.入出力インタフ
ェース102. CP U2O5の他にROM2O3゜
RA M2O3,イグニッションスイッチオフ後も情報
の保持を行うバンクアップRAM109等が設けられて
おり、これらはバス110で接続されている。
この制御回路10において、ダウンカウンタ106゜フ
リップフロップ107.及び駆動回路108は燃料噴射
弁7を制御するためのものである。即ち、燃料噴射量T
AUが演算されると、燃料噴射量TAUがダウンカウン
タ106にプリセットされると共にフリップフロップ1
07もセットされる。この結果、駆動回路108が燃料
噴射弁7の付勢を開始する。
他方、ダウンカウンタ106がクロック信号(図示せず
)を計数して最後にそのキャリアウド端子が1” レベ
ルになった時に、フリップフロップ107がリセットさ
れて駆動回路108は燃料噴射弁7の付勢を停止する。
つまり、前述の燃料噴射量TAUだけ燃料噴射弁7は付
勢され、したがって、燃料噴射量TAUに応じた量の燃
料が機関1の燃焼室に送り込まれることになる。
制御回路10にはその他に吸気温センサ(図示せず)、
スロットル弁12の開いたことを検出するスロットルス
イッチ13、スロットル弁12の開度センサ14、酸素
濃度センサ9、トランスミッション16からのスピード
メータケーブルに設けられた車速センサ17等からの検
出信号が送り込まれる。また、制御回路10からはディ
ストリビュータ4に内蔵されるイグナイタに点火信号が
出力され、これによって点火プラグ15の通電制御が行
われるが、これらは本発明と直接関係がないため説明を
省略する。
圧力センサ3の検出信号は、所定時間毎に実行されるA
/D変換ルーチンにより2逓信号に変換され、吸気管内
圧力値PMを表すデータとしてそのまま、あるいはなま
じ処理された後にその都度RAM105に格納される。
ディストリビュータ4内のクランク角センサ6からのク
ランク角30’毎の信号は、入出力インタフェース10
2を介して制御回路10内に取り込まれ、回転速度Ne
及び燃料噴射量TAUを演算する30°CA割込信号と
なる。
次に第3図及び第4図のフローチャートを用いて前述の
制御回路10の動作の一例を説明する。
第3図は本発明の内燃機関の空燃比制御装置の動作手順
を示しており、この手順は1回転1回噴射の機関の場合
1回転毎に行われるものである。
そして、第3図の実施例では1回転間の吸入空気圧PM
の変化量ΔPMを用いて、式、 TAU=TP+K・ΔPM・旧・・■ なる噴射量の過渡補正を行う吸入空気圧にて吸入空気量
を図る機関における制御について説明する。
ステップ301では圧力センサ3からの最新のPM検出
値のA/D変換変換値まし値PMN 、が今回のなまし
値PMNとしてRAM105に記憶される。なまし値P
MN、は圧力センサ3によって検出された今回のPM値
のA/D変換変換値を前回演算された門なまし値PMN
J−+ とを重み付き平均した値である。
このなまし値PMN、は第4図に示すPMのA/D変換
後処理ルーチンによって所定時間毎、例えば4ms毎に
割込処理で求められる。
第4図ではまずステップ401にて圧力センサ3によっ
て検出された最新のPM値のA/D変換変換値がPMA
DとしてRAM105に記憶され、ステップ402でC
P U2O5は前回のなまし値PMN+−+をRAM1
05から読み出し、次の式によってなまし値PMN、を
演算する。
PMN!  =1/m((m−1)PMN+−+  十
PMAD )−−■そして、ステップ403にて今回の
なまし値PMN。
を前回のなまし値PMNi−,としてRAM105に記
憶してリターンする。
ステップ302では今回のなまし値PMNと、前回(機
関1回転前)のなまじ値PMNOとの減算が行われ、前
回と今回の吸入空気圧の変化量ΔPMが求められ、この
変化量ΔPMがDLPMIとしてRAM105に記憶さ
れる。
ステップ303ではこの変化量DLPMIの絶対値と過
渡判別用の基準値LVLPMとの比較が行われる。
ステップ303ニてl DLPMI l ≧LVLPM
 (7)時(YES)は機関が過渡運転状態を示してお
り、ステップ304に進んで前記変化量DLPMIが補
正用の変化量DLPMとしてRA M2O3に記憶され
、DLPM = DLPMIとなってステップ305に
進む。ステップ305ではステップ302で求めたDL
PMIの値を0にする。この操作は後述するが、機関が
加速状態後期の緩加速状態、あるいは減速状態後期の緩
減速状態に移行して変化量DLPMIが基準値LVLP
Mを下回った時に過渡補正量を減らすものである。ステ
ップ305を終了するとステップ307に進む。
一方、機関の定常運転状態または緩加速状態を示すl 
DLPMI l <LVLPM (7)時(NO)はス
テップ306に進み、補正用の変化量DLPMO値を次
式〇により演算する。
DLPM←’A (DLPM1+DLPM2+DLPM
3+DLPM4)・・・00式におけるDLPM2は前
回のルーチンのステップ302またはステップ305に
おける吸入空気圧の変化量DLPMI 、DLPM3は
前々回のルーチンの同じステップにおける吸入空気圧の
変化量DLPMI、DLPM4は3回前のルーチンの同
じステップにおける吸入空気圧の変化量DLPMIであ
り、この実施例ではRAM105に記憶された今回と過
去3回の吸入空気圧の変化量DLPMIの平均を補正用
の変化量DLPMとしている。
ステップ307からステップ309は過去3回の吸入空
気圧の変化量DLPMIを最新の値に更新するものであ
り、ステップ307ではDLPM4がDLPM3によっ
て更新され、ステップ308ではDLPM3がDLPM
2によって更新され、ステップ309ではDLPM2が
DLPMIによって更新される。そして、ステップ31
0では今回のなまし値PMNが前回(機関1回転前)の
なまじ値PMNOとしてRAM105に記憶される。
この後、ステップ311において、ステップ304また
はステップ306にて求められた補正用の変化量DLP
Mから過渡補正量K −DLPMを求め、TAU =T
P+に−DLPMなる噴射量の過渡補正を行う。この後
冷却水温センサ11、吸気温センサ(図示せず)、スロ
ットルスイッチ13、開度センサ14、酸素濃度センサ
9等からの検出信号及びバッテリ電圧等による補正を行
って最終的な燃料噴射量が噴射パルス幅として求められ
るが、この演算は本発明に直接関係がないので省略する
。そして、以後前記パルス幅はRAM105に一時的に
格納され、以後噴射時期になった時にCPU103によ
り燃料が噴射される。この時同時にCP U2O5は噴
射量終了時刻を前述のようにして演算された噴射パルス
幅によりダウンカウンタ106にセットする。
第5図は前述の制御回路10の動作の別の例を示すもの
であり、第3図の動作例とはステップ302で求められ
る変化量DLPMIが過渡判別用の基準値LVLPM以
上になった時の変化量DLPMIの補正の仕方が異なる
。また、第4図の動作例においては変化量DLPMIの
絶対値と過渡判別用の基準値LνLPMとを比較したが
、第5図の動作例では変化量DLPMIを正負の過渡判
別用の基準値LVLPMと比較している点が異なる。即
ち、第5図のルーチンが第4図のルーチンと異なるのは
ステップ501からステップ506のみであり、その他
のステップについては第4図と同じである。よって、第
5図における第4図と同じステップには、第4図と同じ
ステップ番号を付してその説明を省略する。
第5図のルーチンでは、ステップ302にて変化量DL
PMIが求められた後、ステップ501で変化量DLP
MIと正の過渡判別用の基準値LVLPMとを比較する
。DLPMI ≧LVLPM ノ場合(YES)はステ
ップ502に進み、DLPMI <LVLPM (7)
場合(NO)はステップ504に進む。
ステップ502に進んで来るのは機関の加速時であり、
機関が過渡運転状態であるのでこのステップで前記変化
量DLPMIが補正用の変化量DLPMとしてRAM1
05に記憶され、DLPM = DLPMIとなってス
テップ503に進む。ステップ503ではステップ30
2で求めたDLPMIの値を正の基準値LVLPMにす
る。この操作は後述するが、機関が加速状態後期の緩加
速状態、あるいは減速状態後期の緩減速状態に移行して
変化量DLPM1が基準値LVLPMを下回った時に過
渡補正量を減らすものである。ステップ503を終了す
るとステップ307に進む。
一方、ステップ504に進んでくるのは、機関の定常運
転状態、緩加速状態、緩減速状態或いは急激な減速状態
のいずれかであるので、ステップ504にてはこのうち
の過渡状態である急激な減速を、変化量DLPMIと負
の過渡判別用の基準値−LVLPMとを比較することに
よって判定する。ステップ504ニアDLPM1 ≦−
LVLPM ノ場合(YES)はステップ505に進み
、DLPMI >−LVLPMの場合(NO)はステッ
プ306に進む。
ステップ502に進んで来るのは機関の急激な減速時で
あり、機関が過渡運転状態であるのでこのステップで前
記変化量DLPMIが補正用の変化量DLPMとしてR
AM105に記憶され、DLPM = DLPMIとな
ってステップ506に進む。ステップ506ではステッ
プ302で求めたDLPMIO値を負の基準値−LVL
PMにする。この操作も機関が減速状態後期の緩減速状
態に移行して変化量DLPMIが基準値−LVLPMを
下回った時に過渡補正量を減らすものである。ステップ
506を終了するとステップ307に進む。
ステップ306に進んで来るのは機関が過渡運転状態で
ない時、即ち、機関の定常状態または機関の緩慢な加減
速のいずれかの時であるので、補正用の変化量DLPM
の値を次式〇により演算する。
DLPM←’A (DLPM1+DLPM2+DLPM
3+DLPM4)・・・00式におけるDLPMI、 
DLPM2. DLPM3. DLPM4は前述のルー
チンにおける変化量と同じであり、この後のステップに
おける前記変化量の更新も同じである。ステップ307
からステップ311までは第4図のルーチンと同じ動作
である。
次に、本発明の内燃機関の空燃比制御装置により演算さ
れる補正用の変化量DLPMの値の変化を第6図を用い
て説明する。なお、この実施例では過渡判別用の基準値
LVLPMを7とし、吸入空気圧の変化量DLPMIが
7まで達しない状態を機関の定常状態のリップルまたは
緩加速状態、吸入空気圧の変化量DLPMIが7以上の
時をもって過渡状態とする。
第6図(a)に示すように、機関の運転モードが、時刻
toから時刻t1までが定常運転状態であり、時刻t1
から時刻t2までが加速初期の緩加速状態であり、時刻
t2から時刻t3までが加速中期の過渡状態であり、時
刻t3から時刻t4までが加速後期の緩加速状態であり
、時刻t4から時刻t5までが定常運転状態であり、時
刻t5から時刻t6の間にノイズが入った状態である時
の補正用の変化量DLPHの推移を説明する。
第6図(b)は第4図に示したルーチンによる補正用の
変化量DLPHの推移を示している。過渡判別用の基準
値が7未満の時は、補正用の変化量DLPMはステップ
306で求められた過去4回の吸入空気圧の変化量とな
る。よって、時刻10から時刻tiまでの平常運転時の
リップルにより補正用の変化量DLPMは影響を受けな
い。また、時刻t1から時刻t2までの緩加速時には、
多少の時間遅れはあるが補正用の変化量DLPMが増え
るので、燃料噴射量が増量方向に補正されて加速性が損
なわれない。
一方、時刻t2以後の過渡判別用の基準値が7以上の時
は、ステップ304で求められたDLPM (=DLP
M1)をそのまま用いて過渡補正量が演算されると共に
、DLPMIにはステップ305において0にされる。
この後、時刻t3と時刻t4との間でDLPMIが基準
値7を下回ると、DLPMにはステップ306で求めら
れた値が入る。DLPMIが基準値7を下回った直後の
ルーチンにおけるステップ306の演算ではDLPMI
O値が0であり、その次のルーチンの演算でではDLP
M2の値が0であるというように、DLPMIが基準値
7を下回った直後の4回のルーチンでは、ステップ30
5でDLPMIに入れられた値0がステップ306にお
ける補正用の変化量DLPHの算出に反映される。
この結果、加速状態から加速状態後期の緩加速状態ある
いは減速状態に移行した後に、過渡補正量が多すぎるこ
とがなく、過補正が防止できる。
第6図(C)は第5図に示したルーチンによる補正用の
変化量DLPHの推移を示している。第5図のルーチン
によっても定常状態からの緩加速時、及びDLPMIが
基準値7を超える加速時は補正用の変化量DLPMは同
じであり、平常運転時のリップルにより補正用の変化量
OLPMは影響を受けず、また、緩加速時での加速性が
損なわれない。
一方、時刻t2以後の過渡判別用の基準値が7以上の時
は、ステップ502で求められたDLPM (=DLP
M1)をそのまま用いて過渡補正量が演算されると共に
、DLPMIはステップ503において基準値7にされ
る。
この後、時刻t3と時刻t4との間でDLPMIが基準
値7を下回ると、DLPMにはステップ306で求めら
れた値が入る。DLPMIが基準値7を下回った直後の
ルーチンにおけるステップ306の演算ではDLPMI
の値が7であり、その次のルーチンの演算でではDLP
M2の値が7であるというように、DLPMIが基準値
7を下回った直後の4回のルーチンでは、ステップ50
3でDLPMIに入れられた値7がステップ306にお
ける補正用の変化量DLPHの算出に反映される。
この結果、加速状態から加速状態後期の緩衝加速状態や
減速状態に移行した後に、過渡補正量がスムーズに減少
され、過補正が防止できる。なお、第4図および第5図
のルーチンでは加速時と減速時の基準値LVLPMの値
を変えることも可能であり、この場合には加速状態、減
速状態のそれぞれに適した基準値を与えることにより、
−層スムーズな過渡補正を行うことができる。
このように、本発明の内燃機関の空燃比制御装置では緩
慢な過渡状態における過渡補正量の演算を損なうことな
く、また、定常運転状態における定常リップルによる吸
入空気圧の変化量の演算を防止するので、定常状態にお
ける噴射量の変動が解消される。
なお、本実施例では燃料噴射量の補正を述べたが、ΔP
Mで点火時期を過渡補正しているものについても本発明
を適用しても有効である。また、本発明は微分要素ΔP
Mを用いる全ての位相進み制御に対して有効であり、 PM+に、・ΔPM PM+KI・ΔPM+Kz・ΔΔPM 門十に、・Δ団子に2・ΔΔ門+に3・ΔΔΔPMとい
った高次微分になった場合でも緩加減速時には長い単位
時間の平均Δ聞を採用することにより、ノイズ成分を除
去でき、それを用いる高次微分も定常時における不要の
値の演算が防止でき、緩慢な過渡における過渡補正量の
演算を損なうことなく、定常状態における噴射量や点火
時期の変動を解消することができる。
なお、前記実施例では過渡状態判別用のΔPMを機関1
回転毎に算出しているが、4ms割込ルーチン内でなま
し処理前のPM値やなまし処理後の門値を用いて、門値
のA/D変換周期毎にΔ聞を算出しても良い。また、リ
ップル除去と応答性が両立するフィルタを通してPM値
をA/D変換する場合にはP1直のなまし処理は不要で
ある。
また、本発明は機関の吸気管内圧力以外の負荷状態パラ
メータ (例えばスロットル開度)を用いて噴射すべき
燃料量を演算し、その演算値に応じて燃料噴射を行う機
関にも同じように適用できるものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、機関の負荷状態パ
ラメータの単位時間内の変化量が設定値を超えた場合は
この変化量に基づいて噴射量の補正が行なわれると共に
、この変化量より低い設定値がこの回の変化量として記
憶され、検出された変化量が設定値より低い場合はこの
変化量がそのまま記憶されると共に、この変化量とこの
単位時間直前のn個の各単位時間において記憶された変
化量との平均値に基づいて噴射量の補正が行われるので
、緩加速時および定常運転時のドライバビリティの向上
、エミッションの悪化が防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の内燃機関の空燃比制御装置の構成を示
す原理図、第2図は本発明の内燃機関の空燃比制御装置
を備えた機関の概略図、第3図及び第4図は第2図の制
御回路の動作−例を示すフローチャート、第5図は第2
図の制御回路の動作−例を示すフローチャート、第6図
は本発明の内燃機関の空燃比制御装置の動作を示すタイ
ムチャートである。 2・・・吸気通路、     3・・・圧力センサ、4
・・・ディストリビュータ、 5.6・・・クランク角センサ、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、機関の負荷状態パラメータを検出する負荷検出手段
    と、 この負荷状態パラメータの単位時間内の変化量を検出す
    る変化量検出手段と、 前記変化量が基準値未満の場合には、この変化量をその
    まま単位時間での変化量として記憶し、前記変化量が基
    準値以上の場合には、この変化量より低い設定値を単位
    時間での変化量として記憶する変化量記憶手段と、 前記変化量が所定値未満の場合には、この変化量とこれ
    より直前の前記記憶手段に記憶された所定個の変化量と
    の平均値を求める平均値演算手段と、 前記変化量が所定値未満の場合には、得られた平均値に
    基づき、前記変化量が基準値以上の場合にはその変化量
    そのもので、過渡補正量の演算を行う噴射量補正手段と
    、 を備えた内燃機関の空燃比制御装置。 2、前記設定値が0である特許請求の範囲第1項に記載
    の内燃機関の空燃比制御装置。 3、前記設定値が前記基準値に等しい特許請求の範囲第
    1項に記載の内燃機関の空燃比制御装置。 4、前記負荷状態パラメータが吸入空気圧の検出値であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の内燃機関の空燃比制御
    装置。 5、前記負荷状態パラメータが吸入空気量の検出値であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の内燃機関の空燃比制御
    装置。 6、前記負荷状態パラメータが内燃機関のスロットル開
    度の検出値である特許請求の範囲第1項に記載の内燃機
    関の空燃比制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0599056A (ja) * 1991-10-03 1993-04-20 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関における加減速判定方式
WO2016041200A1 (en) * 2014-09-19 2016-03-24 Cummins, Inc. Systems and methods for adaptive acceleration based speed control

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