JP4393361B2 - 画像形成装置及び画像形成方法、プログラム - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4393361B2
JP4393361B2 JP2004347240A JP2004347240A JP4393361B2 JP 4393361 B2 JP4393361 B2 JP 4393361B2 JP 2004347240 A JP2004347240 A JP 2004347240A JP 2004347240 A JP2004347240 A JP 2004347240A JP 4393361 B2 JP4393361 B2 JP 4393361B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
laser light
laser
image
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004347240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006150846A5 (ja
JP2006150846A (ja
Inventor
克実 高橋
剛 森山
淳 茶木
敬彦 山岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004347240A priority Critical patent/JP4393361B2/ja
Priority to US11/290,277 priority patent/US8144177B2/en
Publication of JP2006150846A publication Critical patent/JP2006150846A/ja
Publication of JP2006150846A5 publication Critical patent/JP2006150846A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4393361B2 publication Critical patent/JP4393361B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/12Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers
    • G06K15/1204Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers involving the fast moving of an optical beam in the main scanning direction
    • G06K15/1219Detection, control or error compensation of scanning velocity or position, e.g. synchronisation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40025Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales
    • H04N1/40037Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales the reproducing element being a laser
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/50Picture reproducers
    • H04N1/506Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Description

本発明は、レーザビームプリンタ等や複写機等の電子写真方式の画像形成装置及び画像形成方法、プログラムに関する。
電子写真方式の画像形成装置は、レーザ光源から照射される光変調されたレーザ光を感光体や、静電記録媒体等の像担持体面上に導光して、その面上に静電画像からなる画像情報を形成する。この際、レーザ光は画像データに基づいたレーザ光源を駆動するためのON/OFF信号に基づいて、発光または消灯状態に制御される。
このレーザ光の発光時間(レーザ発光時間)は、レーザ光源を駆動するためのON/OFF信号に対して常に一定時間となることが望ましい。しかしながら、現実的には、同一のタイミングでレーザ光源を制御するためのレーザON/OFF信号に対して、レーザ光源を駆動する回路の時定数により、電流の立ち上がり・立下りにばらつきがあったり、レーザ発光の駆動閾値や電流−出力光特性のばらつきにより、レーザ発光の応答性が異なるため、レーザ光源から出力されるレーザ光のレーザ発光時間は一定とならない問題がある。
一般に、1ドットあたりの画像を形成するためにレーザ光源のON/OFFを制御する時間(レーザON/OFF時間)は、画像形成装置の解像度と速度が高まるほど短くなる。たとえば、解像度が600dpiの画像形成装置の場合、100ns程度である。これと同じプロセススピードのまま、解像度を2倍の1200dpiとすると、レーザのON/OFF時間は25nsと短くしなければならない。解像度600dpiでスピードを2倍にすると、レーザのON/OFF時間は50nsと短くなる。
つまり、画像形成装置における高解像度化、高速化が進んでくると、レーザ発光時間の変動幅は無視できないものとなり、得られるドットの大きさのばらつきや、所望の位置にドットを形成できないといった問題が生じる。
ここでレーザON/OFF時間、電流、光ビームの強度の関係について、図3を用いて説明する。図3(a)は、レーザON/OFF信号と時間(ns)との関係を示す図であり、図3(b)はレーザ光源を駆動する回路に流れる電流(mA)(以下、「レーザ電流」、ともいう。)と時間(ns)の関係を示す図であり、図3(c)は、図3(b)に示した電流によりレーザ光源から放射される光ビームの強度(mW)と時間(ns)の関係を示す図である。
レーザON/OFF信号がONとなったとき、レーザ電流が(b)に示す傾き時定数をもって徐々に増加する。このレーザ電流が閾値電流Ithに達すると、(c)に示すごとくレーザ光源が発光を開始する。
一方、レーザON/OFF信号がOFFになると(図3(a))、レーザ電流が(b)に示すごとき傾き時定数をもって徐々に減少し、閾値電流Ithより小さくなるとレーザ光源の発光は停止する(図3(c))。このような波形を示す場合、レーザ発光時間TLを、図3(c)に示すように時間−光出力波形振幅の半値幅(光ビームの強度50%を確保する時間)と定義する。
図3(b)に示すように、レーザ電流にはレーザON信号を受けてからIopに達するまでに立ち上がり時間Tr、およびIopから0になるまでの遅れ時間Tfが存在する。これら立ち上がり時間Tr、遅れ時間Tfは、レーザ光源を駆動する回路の時定数等によって決まる。
これら立ち上がり時間Tr、遅れ時間Tfによるレーザ発光時間のばらつきを補正する手法として、画像を生成する前に、予め、立ち上がり時間Tr、遅れ時間Tfを画像形成装置の製造時あるいは画像形成装置の調整動作中において測定し、レーザON/OFF信号に対して、これら立ち上がり時間Tr、遅れ時間Tfに応じた量だけ補正する技術がある。
図4は、この補正について示した図であり、図4(a)は、レーザON/OFF信号と時間の関係を示す図であり、図4(b)は、補正されたレーザON/OFF信号と時間の関係を示す図であり、図4(c)は、補正されたレーザON/OFF信号によってONしたレーザ光源を駆動する回路に流れる電流(mA)と時間の関係を示す図であり、図4(d)は、図4(c)に示した電流によりレーザ光源から放射される光ビームの強度(mW)と時間(ns)の関係を示す図である。
この例では、レーザON/OFF信号のON時間Tw(図4(a))と、レーザの発光幅TL(図4(d))を等しくする補正を行うものである。
まず、予め、立ち上がり時間Trを測定し、この立ち上がり時間Trに応じて、図4(a)に示すレーザのON信号を、図4(b)に示すようにTrcor時間だけ早める補正を行い、同様に、予め遅れ時間Tfを測定し、この遅れ時間Tfに応じて、図4(a)に示すレーザのOFF信号を、図4(b)に示すようにTfcor時間だけ早める補正を行うことで、TwとTLを同じ幅に補正している。
また、別の方法として、立ち上がり時間Trに応じたレーザの発光遅延を補正するために、ON/OFF信号のOFFタイミングをTrcor時間だけ遅くし、同様に遅れ時間Tfに応じたレーザの消灯遅延を補正するために、ON/OFF信号のONをTfcorだけ遅くすることによって、TwとTLを同じ幅にしたり、また、TrとTrcor、Tf、Tfcorとがそれぞれ一定の関係を保つようにして、レーザON/OFF信号に対するレーザの発光時間が一定の関係となるように補正する技術が開示されている。
上述の従来技術として、例えば、特許文献1に示されるものがある。
特開2002-154236号公報
しかしながら、上記の従来例ではレーザの立ち上がり時間Tr、および立ち下がり時間Tfに対する補正量を、画像データに関わらず常に一定の量として補正していたため、図5、図6に示すように、Tr、Tfが変動することによりレーザ発光時間がばらつくという問題を有していた。
図5は、レーザ点灯時(ON時)におけるレーザ光源を駆動する回路に流れる電流の立ち上がり時間のばらつきについて示した図であり、図5(a)、図5(c)は、それぞれレーザON/OFF信号と時間(ns)との関係を示す図であり、図5(b)、図5(d)は、それぞれのレーザON/OFF信号によってレーザ光源を駆動する回路に流れる電流と時間(ns)の関係を示す図である。
図5(a)に示したように、レーザをONからOFFに切り替える場合において、その直前でのレーザの消灯時間Toffが長いと、レーザの立ち上がり時間Trが長時間となる傾向にある。これは、レーザ駆動素子に残留している電荷の影響であり、この現象を図7を用いて説明する。図7において608はレーザ駆動ユニット606の出力部の駆動素子を示しており、駆動素子部608のベース部の電荷609は、レーザ光源を点灯するON時において、図示しない前段の回路によってチャージされ、ベース―エミッタ間に電流が流れる。そして、駆動素子部608の出力部(コレクタ)には、レーザを駆動する電流が流れはじめる。ここでレーザの消灯時間Toffが図5(a)のように長時間、OFFの状態の場合、電荷609がほぼ完全に無くなった状態から再びチャージされることとなり、駆動素子部608がONしてレーザ光源を駆動する回路に電流が流れはじめるまでの時間、すなわち立ち上がり時間Trは長時間を要するものとなる。
一方、図5(c)のように、ON、OFFの時間間隔が短いと、電荷609がまだ残っている状態から再びチャージされるので、立ち上がり時間Trは、図5(a)の場合に比べて短時間となる(図5(d))。
以上は、立ち上がり時間Trについての説明であるが、立ち下がり時間Tfについても同様の現象が発生する。図6はレーザ消灯時(OFF時)におけるレーザ光源を駆動する回路に流れる電流の立ち下がり時間のばらつきについて示した図であり、図6(a)、図6(c)は、それぞれレーザON/OFF信号と時間との関係を示す図であり、図6(b)、図6(d)は、それぞれのレーザON/OFF信号によってレーザ光源を駆動する回路に流れる電流と時間(ns)の関係を示す図である。
図6(a)に示したように、レーザがOFFするまでにレーザ光源が点灯していた時間Tonが長いと、レーザ電流の立ち下がり時間Tfが大きくなる傾向となる。これも前述の図5(a)〜(d)と同じくレーザ駆動素子608に残留している電荷の影響によるもので、図6(a)に示すように、レーザの点灯時間Tonが長いほど、電荷609の残留時間が延びて、レーザがOFF(レーザが消灯)するまでの時間、すなわちTfは長時間を要するものとなる。
また、図6(c)のように、ON状態の時間が短いと、レーザ駆動素子608に残留している電荷の影響は、図6(a)の状態に比べて小さくなるので、レーザがOFF(レーザが消灯)するまでの時間は、図6(a)に比べて短時間となる(図6(d))。
すなわち、レーザの立ち上がり時間Tr、および立ち下がり時間Tfに対する補正量を、画像データに関わらず常に一定の量として補正する従来の方法では、レーザをOFFからON、またはONからOFFにする直前の状態の継続時間に応じて生じるレーザ発光時間のばらつきを十分に補正することができないという問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、画像データに起因する直前の状態の継続時間によらず、レーザON/OFF信号と、レーザの立ち上がり時間Tr(以下、Trを「立ち上がり遅延時間」ともいう。)、および立ち下がり時間Tf(以下、Tfを「立ち下がり遅延時間」ともいう。)を含むレーザの実質的な発光時間と、の関係を一定に補正して、画像データに基づくドットの大きさやドットの形成位置がばらつかない安定した画像形成を可能にする画像形成技術、すなわち、レーザ発光時間のばらつきを、レーザON/OFF信号のタイミングを補正することで抑え、画像形成の際のドットの大きさやドット形成位置の安定化を可能にする画像形成技術を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するべく、本発明にかかる画像形成装置は、主として以下の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、レーザ光源の駆動を制御する入力信号に基づいて、当該レーザ光源から照射された照射光により像担持体を露光して静電潜像を形成し、前記静電潜像をトナーにより現像することにより画像形成を行う画像形成装置は、
前記レーザ光源の駆動を制御する入力信号を補正するための補正トナーパターンを前記像担持体上に形成するトナーパターン形成手段と、
前記像担持体上に形成された前記補正トナーパターンを読み取る読取手段と、
前記読取手段の読取結果に基づいて、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングを制御する前記入力信号の補正量を算出する補正量算出手段と、
前記補正量算出手段により算出された前記補正量と、画像データとに基づいて、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングを制御して当該画像データを形成するために、前記入力信号を補正した補正信号を生成する信号生成手段とを備え、
前記補正量算出手段は、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングの遅延を、当該レーザ光源の連続点灯時間または連続消灯時間に基づき補正するための補正量を算出することを特徴とする。
本発明によれば、レーザ発光時間のばらつきを、レーザON/OFF信号のタイミングを補正することで抑えることができ、画像形成の際のドットの大きさやドット形成位置の安定化を可能にする画像形成技術を提供することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態にかかるカラー画像形成装置の構成を説明する概略構成図である。同図を参照して、まず画像形成動作について説明する。1は転写ベルトであり、パルスモータ15の駆動が駆動ローラ42に伝達されることによって所定速度で移動する。2〜5は像担持体としての感光ドラムで、順にマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)に対応する感光ドラム2〜5はそれぞれドラムモータ11〜14により回転駆動され、図示しない帯電ユニットにより一様に帯電される。各色の感光ドラムに対応するレーザビームLM(L1),LC(L2),LY(L3),LBK(L4)は、それぞれレーザユニット600(M),600(C),600(Y),600(BK)から発せられ、レーザビームLM(L1),LC(L2),LY(L3),LBK(L4)の走査により形成された静電潜像が図示しない現像器に収容されたトナーにより可視化される。
感光ドラム2〜5上に形成された画像は、図示しない給紙ユニットから給紙され、転写ベルト1上に静電吸着された転写紙上に所定のタイミングで転写され、パルスモータ15の駆動により図中の矢印方向に搬送され、図示しない定着ユニットを介して定着,排紙される。このようにして、転写紙上に画像が形成される。
本画像形成装置は、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の画像を重ね合わせるためのレジストレーション補正手段を有している。この補正手段は読取りユニット(例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサ,あるいはコンタクトイメージセンサ(CIS)、以下、単に「CCDセンサ等」という)10や、その制御を行うコントローラ部51等からなり、本実施形態ではこの読み取りユニットを用いて、後述する立ち上がり時間および、立ち下り時間の補正量を決定する。
まずは、レジストレーションの補正手法について説明する。マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)のレジストレーション補正用パターンは、転写ベルト1の搬送方向(ベルト移動方向)に直交する幅方向の所定位置に対向するように1対形成される。
読取り手段(CCDセンサ等)10は、転写ベルト1の搬送方向に直交して1対設けられるが、双方とも同様の照明ランプ6,7,集光レンズ8,反射ミラー9を備え、CCDセンサ等で構成されるセンサ10a,10b等を有し、パルスモータ15の駆動に従って移動する転写ベルト1上に形成されたレジストレーション補正用パターン(例えば所定幅を有する十字マーク)を照明して得られる反射光をセンサ10a,10bに結像させることにより、レジストレーション補正用パターンの読み取りを行う。
51はコントローラ部で、レジストレーション補正用パターンの読み取りを制御するとともに、読み取ったパターンより各色のレジストレーションのずれ量を演算する。この演算結果を基にして、主走査(ベルトの移動方向に直交する方向)と副走査(ベルトの移動方向に対応する方向)の電気的な画像書き出しタイミングと、レーザの光路長変化および光路変化の補正量を算出する。主走査の位置補正データは後述する主走査位置補正ユニット602に送出し、また副走査の位置補正データは後述するレーザON/OFF信号生成ユニット605に送出する。またレーザの光路長変化および光路変化を補正するための光路中に設けられた反射ミラーを駆動制御する不図示のパルスモータのパルスデータを、不図示のパルスモータドライバに供給する。このようにしてマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の画像を重ね合わせるためのレジストレーション補正が行われる。
次に、レーザユニット600について、図2を用いて説明する。
図2において、601は主走査同期検出ユニットであり、603は原発クロックを発生するクロック発生ユニットである。602は主走査同期検出ユニット601が出力した主走査同期信号S601を、コントローラ部51から指示される位置補正量指定信号S602に従った遅延量だけ補正する補正回路である。カラー複写機では、図2に示すレーザユニットを、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のそれぞれに1ユニットずつ、計4ユニットを搭載する。そして、各色の主走査方向の相対的なずれ量を図1におけるコントローラ部51が演算し、各色に応じた位置補正量を各色の主走査位置補正ユニット602に入力することで、各色の主走査方向の1画素単位のずれを補正している。
604は主走査位置補正ユニット602から出力される補正された主走査同期信号S603と、クロック発生ユニット603から出力される原発クロックS604と、を入力して、補正された主走査同期信号S603に同期した画素クロックS605を出力する主走査同期クロック生成ユニットである。
605は主走査同期クロック生成ユニット604から出力される画素クロックS605と、不図示の画像処理部から入力される画像データS607、および各色のレジストレーション補正を行うコントローラ部51から入力される副走査位置補正データS608、そして後述する補正量算出ユニット608から入力されるレーザのONデューティー補正データS609に従って、レーザON/OFF信号S606(補正信号)を生成するレーザON/OFF信号生成ユニットである。
606はレーザON/OFF信号生成ユニット605から出力されたレーザON/OFF信号S606に従ってレーザ607を駆動するレーザ駆動ユニットである。
ここで、レーザ駆動ユニット606におけるレーザ電流の立ち上がり・立ち下り時間のばらつきや(例えば、レーザ駆動ユニットを構成する各回路素子の特性に起因する時定数のばらつき)、レーザの駆動閾値や電流−出力光特性のばらつきにより、レーザ発光の応答性が異なるため、レーザのON/OFF信号S606と、レーザ607の発光時間とは一定の関係にならない。
画像形成装置の高速化、高解像度化に従って1ドットの発光時間が短くなり、このレーザの電流の立ち上がり・立下りのばらつきが無視できないものとなっている。以下に、上記レーザ発光特性のばらつきを補正し、安定した画像を得るための画像形成装置の構成及びその処理方法について詳しく説明する。前述のように、レーザをOFFからON状態に切り替える時に生ずるレーザ電流の立ち上がり時間の遅延は、その直前のレーザの連続消灯時間に応じて変化する。また、レーザをONからOFF状態に切り替える時に生ずるレーザ電流の立ち下がり時間の遅延は、その直前のレーザの連続点灯時間に応じて変化する。
従って、レーザの連続消灯時間をToff、レーザ電流の立ち上がり時間をTr、レーザのONタイミング補正時間をTrcorとし、レーザの連続点灯時間をTon、レーザ電流の立ち下がり時間をTf、レーザのOFFタイミング補正時間をTfcorとして、これらの関係および補正時間を以下のようにして求める。
まずは、レーザの連続消灯時間をToff、レーザ電流の立ち上がり時間をTr、レーザのONタイミング補正時間Trcorの関係と、補正時間の算出方法について説明する。
図9(a)は転写ベルト1において、読み取りユニット10による読み取りエリアA付近を上面から見た図である。ベルトの移動方向と直交するベルト上のライン群は、ベルト上に生成される補正パターンの模式図であり、実線部はレーザをONすることによって画像が生成されてトナーが載っている部分であり、点線部はレーザをOFFしてトナーが載らない部分を示す。図9(a)においては、5種類の補正パターンを示しているが、本発明の趣旨は、この例に限定されるものではなく、更に複数種の補正パターンを考慮することも可能である。
図9(a)に示すToff1〜Toff5・・・のように、レーザOFFの継続期間を多段階に割り振り、各レーザOFFの継続期間に対応して、それぞれレーザをONするタイミングを常に一定の主走査位置とするような補正なしのパターンを形成する。この場合、読み取りユニット10による読み取り結果は、図9(b)に示すようなものとなる。図9(b)における0点は、レーザをONして補正パターン画像の先端を形成しようとするターゲット位置である。この位置は、レーザ光源が画像データを形成するためにレーザ光を照射する目標位置となる。すなわち、画像の先端が0点と一致した状態は、レーザがONするタイミングに遅延がない状態を示すことになる。
レーザOFFの継続時間Toffを長くすると、レーザ電流の立ち上がり時間Trもこれに従って長くなる(遅延する)ために、CCDセンサ等よりなる読み取りユニット10で読み取られるパターン画像の先端画素位置が、図9(b)のようにCCDセンサ等の読み取りセルの後ろ側(図面上では右端側)へとずれていく。このずれを0点のターゲット位置に合わせるように補正する。
CCDセンサ等より画像先端が読み取られたセルの位置に相当する、ベルト上の各パターンの先頭位置を、レーザの主走査方向の走査速度で割ると、立ち上がり時間Trを求めることができる。ここで求めたレーザ電流の立ち上がり時間TrとToffとの関係は、例えば、図11(a)に示すような関係となる。
図11(a)に示すように、Toff1〜Toff5で示す範囲のように、レーザのOFF時間の変化とともに、立ち上がり時間が長くなる(遅延する)範囲と、レーザのOFF時間が長くなっても、立ち上がり時間が飽和する範囲とがある。このレーザOFFの継続時間Toffと、レーザ電流の立ち上がり時間Trとの関係は、レーザ駆動素子の個々の特性に大きく左右されるので、データ数やデータ間隔は、その装置に応じて適宜決定すれば良い。
図11(b)は、図11(a)に示すレーザOFFの継続時間Toffと、レーザ電流の立ち上がり時間Trとの関係を基に生成した、レーザOFFの継続時間Toffに対するレーザのON信号のタイミング補正量Trcorとの関係を示す図である。本実施形態ではTr=Trcorとして、レーザ電流の立ち上がり時間と同じ時間だけ、レーザのONタイミングを早めるようにしている。このようにして、レーザOFFの継続時間に対するレーザ電流の立ち上がり時間の関係、およびこれを補正するレーザONタイミングの補正時間を求めることができる。
次に、レーザの連続点灯時間をTon、レーザ電流の立ち下がり時間をTf、レーザのOFFタイミング補正時間Tfcorの関係と補正時間の算出方法について説明する。
図10(a)は図9(a)と同様に、転写ベルト1において、読み取りユニット10による読み取りエリアA付近を上面から見た図であり、ベルト上の実線部のラインはレーザをONすることによって画像が生成されてトナーが載っている部分であり、点線部のラインはレーザをOFFしてトナーが載らない部分を示す。図10(a)においても、図9(a)と同様に5種類の補正パターンを示しているが、本発明の趣旨は、この例に限定されるものではなく、更に複数種の補正パターンを考慮することも可能である。
図10(a)に示すTon1〜Ton5・・・のように、レーザONの継続期間を多段階に割り振り、各レーザONの継続期間に対応して、それぞれレーザをOFFするタイミングを常に一定の主走査位置とするような補正なしのパターンを形成する。この場合、読み取りユニット10による読み取り結果は、図10(b)に示すようなものとなる。図10(b)における0点は、レーザをOFFして補正パターン画像の後端とするターゲット位置である。この位置は、レーザ光源が画像データを形成するためにレーザ光の照射を停止する目標位置となる。すなわち、画像の後端が0点と一致した状態は、レーザがOFFするタイミングに遅延がない状態を示すことになる。
レーザONの継続時間Tonを長くすると、レーザ電流の立ち下がり時間Tfもこれに従って長くなる(遅延する)ために、CCDセンサ等よりなる読み取りユニット10で読み取られるパターン画像の後端画素位置が、図10(b)のようにCCDセンサ等の読み取りセルの後ろ側(図面上では右端側)へとずれていく。このずれを0点のターゲット位置に合わせるように補正する。
CCDセンサ等より画像後端が読み取られたセルの位置に相当する、ベルト上の各パターンの後端位置を、レーザの主走査方向の走査速度で割ると、立ち下がり時間Tfを求めることができる。ここで求めたレーザ電流の立ち下がり時間TfとTonとの関係は、例えば、図12(a)に示すような関係となる。
図12(a)に示すように、Ton1〜Ton5で示す範囲のように、レーザのON時間の変化とともに、立ち下がり時間が長くなる(遅延する)範囲と、レーザのON時間が長くなっても、立ち下がり時間が飽和する範囲とがある。このレーザONの継続時間Tonと、レーザ電流の立ち下がり時間Tfとの関係も、レーザ駆動素子の個々の特性に大きく左右されるので、データ数やデータ間隔は、その装置に応じて適宜決定すれば良い。
図12(b)は、図12(a)に示すレーザONの継続時間Tonと、レーザ電流の立ち下がり時間Tfとの関係を基に生成した、レーザONの継続時間Tonに対するレーザのOFF信号のタイミング補正量Tfcorとの関係を示す図である。本実施形態ではTf=Tfcorとして、レーザ電流の立ち下がり時間と同じ時間だけ、レーザのOFFタイミングを早めるようにしている。このようにして、レーザONの継続時間に対するレーザ電流の立ち下がり時間、およびこれを補正するレーザOFFタイミングの補正量を求めることができる。
以上説明した補正量算出までの一連の処理は、図2における補正量算出ユニット608によって制御される。補正量算出ユニット608は、求めた補正データS609を、レーザON/OFF信号生成ユニット605に送出する。
図8はレーザON/OFF信号生成ユニット605の構成を示すブロック図である。624は、不図示の画像処理部から入力される画像データS607を一時格納する画像データ一時格納ユニットであり、623は、補正量算出ユニット608から入力されるレーザのON/OFF信号の補正データS609を格納する補正データ格納ユニットである。画像データ補正ユニット625はこれら各ユニット(623、624)に接続されており、画像データ一時格納ユニット624から順次読み出した画像データに、補正データ格納ユニット623に格納されている補正データを付加しながら、後段のPWM変調回路626に補正した画像形成タイミングを加味した画像データを出力する。
画像データ補正ユニット625は、画像データ一時格納ユニット624に格納されている画像データから、レーザOFFの継続時間および、レーザONの継続時間を求める。そしてレーザOFFの継続時間に応じて、補正データ格納ユニット623内に格納されている補正データを付加する。同様に、レーザONの継続時間に応じて、補正データ格納ユニット623内に格納されている補正データを付加する。
レーザのON/OFFタイミングが補正された画像データS610は、後段のPWM変調回路626に出力される。620はレーザのON時間、またはOFF時間が補正された画像データS610をD/A変換するD/A変換器である。621は三角波発生器であり、積分器等で構成され、主走査同期クロック生成ユニット604から出力される画素クロックS605によって駆動されて、画素クロックS605と同周期の三角波を発生する。
622は比較器であり、D/A変換器620から出力された画像データに応じたアナログ信号S620と、三角波発生器621から出力された三角波S621と、を比較する。三角波発生器621と比較器622により、レーザのON/OFFタイミングが補正された画像データS610に応じたレーザのON/OFF信号S606が生成される。
図13は、以上説明してきた補正によってレーザON/OFF信号S606における各画素のON/OFF時間幅(継続時間)と、レーザ発光/消灯時間幅(継続時間)とが一定となる処理を例示した図である。図13(a)は、レーザON/OFF信号と時間(ns)との関係を示す図であり、図13(b)は、補正されたレーザON/OFF信号と時間(ns)との関係を示す図であり、図13(c)は、補正されたレーザON/OFF信号によってONしたレーザ光源を駆動する回路に流れるレーザ電流と時間(ns)との関係を示す図であり、図13(d)は、図13(c)に示したレーザ電流によりレーザから放射される光ビームの強度と時間(ns)の関係を示す波形図である。
レーザONのタイミング補正は、t0において、直前のレーザOFFの継続時間Toffが、Toff>Toff5(「Toff5」は、補正パターンを説明する図9(a)を参照)であることより、レーザ電流の立ち上がり時間は、Trcor=Tr5だけ早められる。この関係は、補正量として予め、図11(a),図11(b)の関係により補正量算出ユニット608が求めることがでできる。
同様に、図13(a)のt2において直前のレーザOFFの継続時間Toffが、Toff=Toff3(「Toff3」は、補正パターンを説明する図9(a)を参照)であることより、レーザ電流の立ち上がり時間はTrcor=Tr3だけ早められる(図11)。このようにして図13(a)に示す時刻t0とt2におけるレーザのONタイミングは、図13(b)に示す時刻t0'とt2'に補正される。
一方、レーザOFFのタイミング補正は、図13(a)の時刻t1において直前のレーザONの継続時間Tonが、Ton=Ton2(「Ton2」は、補正パターンを説明する図10(a)を参照)であることより、レーザ電流の立ち下がり時間はTfcor=Tf2だけ早められる(図12)。同様に時刻t3において、直前のレーザONの継続時間Tonが、Ton=Ton3(「Ton3」は、補正パターンを説明する図10(a)を参照)であることより、レーザ電流の立ち下がり時間はTfcor=Tf3だけ早められる(図12)。このようにして図13(a)に示す時刻t1とt3におけるレーザ電流のOFFのタイミングは、図13(b)に示すように、時刻t1'とt3'に補正される。
そして、補正されたレーザのON/OFF信号(図13(b))によって、レーザ電流が図13(c)に示すごとき傾き時定数をもって徐々に増加し、減少する波形として求められる。このレーザ電流が閾値電流Ithに達すると、図13(d)に示すごとくレーザが発光を開始し、一方、閾値電流Ithより小さくなるとレーザの発光が停止する。この時定数はレーザ光源を駆動する回路等によって決まる。
図13(d)において示すように、補正されたレーザON/OFF信号に基づくレーザ出力の半値幅(光ビームの強度50%を確保する時間)で示したレーザの発光時間TL1およびTL2は、図13(a)に示す補正前のレーザON/OFF信号のON時間であるTw1およびTw2とそれぞれ一致する。
図15は、本発明の実施形態にかかる補正処理の流れを説明するフローチャートである。まず、ステップS1501において、図9(a)に示すような補正パターンを生成し、ステップS1502において、補正量算出ユニット608が、補正パターンに基づいて補正量を算出する。ステップS1503において、レーザON/OFF信号生成ユニット605が、画像データ及び先のステップS1502において算出された補正量に基づいて、レーザON/OFF信号を生成する。そして、ステップS1504において、先のステップS1503で生成されたレーザON/OFF信号に基づいて、レーザ駆動ユニット606はレーザ光源を駆動する。
ステップS1501において生成された補正パターンは、本実施形態の場合、転写ベルト1上で、読取りユニット10が読み取る構成にしていたが、後に説明する第2実施形態のように、感光ドラムの周辺に設けた読み取りユニット20〜23を利用して、本フローチャートの工程を実行することも可能である。
本実施形態では、レーザの連続消灯時間に応じて、その連続消灯時間の終了点となるレーザのONタイミングを早めるように補正し、またレーザの連続点灯時間に応じて、その連続点灯時間の終了点であるレーザのOFFタイミングを早めるように補正することにより、レーザのON/OFF信号のON時間Twと、レーザの発光時間TLが遅延することなく、所定のレーザ発光時間(TL1、TL2)を確保する例を示した。
補正量算出ユニット608が補正する処理としては、上述の処理に限らず、レーザの連続消灯時間に応じて、その連続消灯の開始点であるレーザOFFタイミングを遅くするように補正し、また、レーザの連続点灯時間に応じて、その連続点灯の開始点であるレーザONタイミングを遅くするように補正することによって、レーザON/OFF信号のON時間Twと、レーザ発光時間TLとを等しくするようにしても構わない。
また本実施形態では、レーザONタイミングの補正量(補正時間)Trcorを、レーザ電流の立ち上がり時間Trと同じ量に設定し、またレーザOFFタイミングの補正量(補正時間)Tfcorを、レーザ電流の立ち下がり時間Tfと等しくなるように設定する例を示したが、TrcorとTrおよび、TfcorとTfの関係はこれに限られるものではなく、補正量算出ユニット608は、画像形成装置における画像形成条件、光源種類、光源の駆動回路の特性などに応じて決定することができる。
また、補正量算出ユニット608は、レーザ電流の立ち下がり時間TfがTw(レーザONとなる時間幅)に対して相対的に十分無視できるレベルであれば、レーザ電流の立ち下がり時間Tfの補正は実施せずに、立ち上がり時間Trのみの補正だけでも構わない。
更に、補正量算出ユニット608は、レーザ電流の立ち上がり時間TrがTw(レーザONとなる時間幅)に対して相対的に十分無視できるレベルであれば、レーザ電流の立ち上がり時間Trの補正は実施せずに、立ち下がり時間Tfのみの補正だけでもよい。
レーザON/OFF信号生成ユニット605は、レーザONとなる時間TWや、連続点灯時間Toni(i=1、2、…n)、連続消灯時間Toffi(i=1、2、…n)の関係から、所望のレーザ発光時間(レーザ光源における所定のレーザ強度を確保する時間)TLを実現するために、レーザ電流の立ち上がり時間及び立ち下がり時間、立ち上がり時間単独、あるいは立ち下がり時間単独、のいずれかでレーザON/OFF信号を補正するかについて選択的に決定することができるものとする。
以上説明したように、本実施形態によれば、レーザ発光時間のばらつきを、レーザON/OFF信号のタイミングを補正することで抑えることができ、画像形成の際のドットの大きさやドット形成位置の安定化を可能にする画像形成技術を提供することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態が先の第1実施形態と異なるのは、レーザ電流の立ち上がり時間、立ち下がり時間を求めるための補正パターンを、転写ベルト1に形成するのではなく、感光ドラム上に形成し、感光ドラム2〜5の周辺にこの補正パターンを読み取るための読み取りユニットを設けた点である。
図14は、第2の実施形態におけるカラー画像形成装置の構成を説明するブロック図である。本実施形態においては、レーザ電流の立ち上がり時間、立ち下がり時間を求めるための補正パターンを読み取るための読み取りユニット20〜23を、各色の感光ドラム2〜5の周辺に設けている。これにより、図9、図10で説明したパターンを、転写ベルトではなく、感光ドラム上に形成して読み取るので、画像パターンの転写精度や、転写ベルトの揺動などによる影響を受けることがなく、その読み取り精度の向上を図ることが可能になる。
本実施形態では複数の感光ドラム2〜5を有するカラー画像形成装置を例にしているため、読み取りユニットは感光ドラム2〜5ごとに合計4つ必要となるが、1ドラム系の複写機においては読み取りユニットは1つだけ感光ドラムの周辺に設けるようにすればよい。
本実施形態によれば、画像パターンの転写精度や、転写ベルトの揺動などによる影響を受けることがなく、画像データに対するレーザの立ち上がり時間、立ち下がり時間の特性のばらつきによるレーザ発光時間のばらつきを、レーザON/OFF信号のタイミングを補正することで抑えることができ、画像形成の際のドットの大きさやドット形成位置の安定化を図ることが可能になる。
[第3実施形態]
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、画像形成装置に供給し、その装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。プログラムコードの格納は、クライアントコンピュータに限定されるものではなく、例えば、サーバとして機能するコンピュータに記憶されておくことも可能である。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD、磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本実施形態により提供されるプログラム及びそのプログラムを格納するコンピュータ可読の記憶媒体により、画像データに対するレーザの立ち上がり時間、立ち下がり時間の特性のばらつきによるレーザ発光時間のばらつきを、レーザON/OFF信号のタイミングを補正することで抑えることができ、画像形成の際のドットの大きさやドット形成位置の安定化を図るための画像形成処理が可能になる。
本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置のレーザユニットの構成を示すブロック図である。 従来例におけるレーザON/OFF信号、レーザに流れる電流、レーザ発光時間の関係を示す図である。 従来例におけるレーザON/OFF信号、補正後のレーザON/OFF信号、レーザに流れる電流、レーザ発光時間の関係を示す図である。 従来例におけるレーザON/OFF信号のパターンに応じて、レーザに流れる電流の立ち上がり方が変化する状態を示す図である。 従来例におけるレーザON/OFF信号のパターンに応じて、レーザに流れる電流の立ち下がり方が変化する状態を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置におけるレーザ駆動素子を説明する図である。 本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置におけるレーザON/OFF信号生成ユニット605の構成を示すブロック図である。 転写ベルトに転写された補正パターンを説明する図である。 転写ベルトに転写された補正パターンを説明する図である。 レーザOFFの継続時間(Toff)と、レーザ電流の立ち上がり時間(Tr)および、レーザON信号のタイミング補正量の関係を示す図である。 レーザONの継続時間(Ton)と、レーザ電流の立ち下がり時間(Tf)および、レーザOFF信号のタイミング補正量の関係を示す図である。 レーザON/OFF信号、補正後のレーザON/OFF信号、補正後のレーザON/OFF信号に基づくレーザ電流及びレーザ発光時間の関係を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す概略構成図である。 本発明の実施形態にかかる補正処理の流れを説明するフローチャートである。

Claims (12)

  1. レーザ光源の駆動を制御する入力信号に基づいて、当該レーザ光源から照射された照射光により像担持体を露光して静電潜像を形成し、前記静電潜像をトナーにより現像することにより画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記レーザ光源の駆動を制御する入力信号を補正するための補正トナーパターンを前記像担持体上に形成するトナーパターン形成手段と、
    前記像担持体上に形成された前記補正トナーパターンを読み取る読取手段と、
    前記読取手段の読取結果に基づいて、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングを制御する前記入力信号の補正量を算出する補正量算出手段と、
    前記補正量算出手段により算出された前記補正量と、画像データとに基づいて、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングを制御して当該画像データを形成するために、前記入力信号を補正した補正信号を生成する信号生成手段とを備え、
    前記補正量算出手段は、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングの遅延を、当該レーザ光源の連続点灯時間または連続消灯時間に基づき補正するための補正量を算出することを特徴とする画像形成装置。
  2. レーザ光源の駆動を制御する入力信号に基づいて、当該レーザ光源から照射された照射光により像担持体を露光して静電潜像を形成し、前記像担持体上に形成される前記静電潜像をトナーにより現像し、現像されたトナー像を中間転写体に転写し、前記中間転写体に転写されたトナー像を記録媒体に転写することによって画像形成する画像形成装置であって、
    前記レーザ光源の駆動を制御する入力信号を補正するための補正トナーパターンを前記像担持体上に形成するトナーパターン形成手段と、
    前記像担持体から前記中間転写体に転写された前記補正トナーパターンを読み取る読取手段と、
    前記読取手段の読取結果に基づいて、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングを制御する前記入力信号の補正量を算出する補正量算出手段と、
    前記補正量算出手段により算出された前記補正量と、画像データとに基づいて、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングを制御して当該画像データを形成するために、前記入力信号を補正した補正信号を生成する信号生成手段とを備え、
    前記補正量算出手段は、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングの遅延を、当該レーザ光源の連続点灯時間または連続消灯時間に基づき補正するための補正量を算出することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記信号生成手段は、前記レーザ光源を、前記画像データを形成するための目標位置で点灯または消灯させるために、前記レーザ光源を駆動する入力信号を補正した前記補正信号を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記信号生成手段は、前記画像データに基づき、前記レーザ光源の連続点灯時間または連続消灯時間を求め、当該連続点灯時間または連続消灯時間に応じた補正量に基づいて、前記補正信号を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記信号生成手段は、前記レーザ光源の駆動を制御する入力信号に基づいて、予め定められた前記レーザ光源におけるレーザ強度を確保するための補正信号を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 前記信号生成手段は、前記入力信号、前記画像データに基づく前記レーザ光源の連続点灯時間、連続消灯時間から、前記レーザ光源を点灯するための立ち上がり時間の補正、または当該レーザ光源を消灯するための立ち下がり時間の補正、あるいは、当該立ち上がり時間及び当該立ち下がり時間の補正のいずれかにより、前記補正信号を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  7. 前記補正量算出手段は、前記レーザ光源の連続消灯時間に応じ、連続消灯状態の開始点である前記レーザ光源の消灯タイミングまたは、当該連続消灯状態の終了点である当該レーザ光源の点灯タイミングのうち、少なくともいずれか一方のタイミングを補正するための補正量を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  8. 前記補正量算出手段は、前記レーザ光源の連続点灯時間に応じ、連続点灯状態の開始点である前記レーザ光源の点灯タイミングまたは、当該連続点灯状態の終了点である当該レーザ光源の消灯タイミングのうち、少なくともいずれか一方のタイミングを補正するための補正量を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  9. 前記トナーパターン形成手段により形成される前記補正トナーパターンは、前記レーザ光源の連続点灯時間に応じて生成されるトナー画像の部分と、前記レーザ光源の連続消灯時間に応じてトナー画像が生成されない部分と、を有し、
    前記トナーパターン形成手段は、前記レーザ光源の連続消灯時間を制御することにより、トナー画像が生成されない部分の長さが異なる複数種の補正パターンを形成することが可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  10. レーザ光源の駆動を制御する入力信号に基づいて、当該レーザ光源から照射された照射光により像担持体を露光して静電潜像を形成し、前記静電潜像をトナーにより現像することにより画像形成を行う画像形成装置における画像形成方法であって、
    トナーパターン形成手段が、前記レーザ光源の駆動を制御する入力信号を補正するための補正トナーパターンを前記像担持体上に形成するトナーパターン形成工程と、
    読取手段が、前記像担持体上に形成された前記補正トナーパターンを読み取る読取工程と、
    補正量算出手段が、前記読取工程の読取結果に基づいて、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングを制御する前記入力信号の補正量を算出する補正量算出工程と、
    信号生成手段が、前記補正量算出工程により算出された前記補正量と、画像データとに基づいて、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングを制御して当該画像データを形成するために、前記入力信号を補正した補正信号を生成する信号生成工程とを備え、
    前記補正量算出工程では、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングの遅延を、当該レーザ光源の連続点灯時間または連続消灯時間に基づき補正するための補正量を算出することを特徴とする画像形成方法。
  11. レーザ光源の駆動を制御する入力信号に基づいて、当該レーザ光源から照射された照射光により像担持体を露光して静電潜像を形成し、前記像担持体上に形成される前記静電潜像をトナーにより現像し、現像されたトナー像を中間転写体に転写し、前記中間転写体に転写されたトナー像を記録媒体に転写することによって画像形成する画像形成装置における画像形成方法であって、
    トナーパターン形成手段が、前記レーザ光源の駆動を制御する入力信号を補正するための補正トナーパターンを前記像担持体上に形成するトナーパターン形成工程と、
    読取手段が、前記像担持体から前記中間転写体に転写された前記補正トナーパターンを読み取る読取工程と、
    補正量算出手段が、前記読取工程の読取結果に基づいて、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングを制御する前記入力信号の補正量を算出する補正量算出工程と、
    信号生成手段が、前記補正量算出工程により算出された前記補正量と、画像データとに基づいて、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングを制御して当該画像データを形成するために、前記入力信号を補正した補正信号を生成する信号生成工程とを備え、
    前記補正量算出工程は、前記レーザ光源の点灯または消灯のタイミングの遅延を、当該レーザ光源の連続点灯時間または連続消灯時間に基づき補正するための補正量を算出することを特徴とする画像形成方法。
  12. 請求項10または11に記載の画像形成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2004347240A 2004-11-30 2004-11-30 画像形成装置及び画像形成方法、プログラム Expired - Fee Related JP4393361B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004347240A JP4393361B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 画像形成装置及び画像形成方法、プログラム
US11/290,277 US8144177B2 (en) 2004-11-30 2005-11-30 Image formation apparatus and image formation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004347240A JP4393361B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 画像形成装置及び画像形成方法、プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006150846A JP2006150846A (ja) 2006-06-15
JP2006150846A5 JP2006150846A5 (ja) 2007-07-26
JP4393361B2 true JP4393361B2 (ja) 2010-01-06

Family

ID=36574158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004347240A Expired - Fee Related JP4393361B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 画像形成装置及び画像形成方法、プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8144177B2 (ja)
JP (1) JP4393361B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8120630B2 (en) * 2007-09-06 2012-02-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Image shift adjusting apparatus of image forming apparatus
JP2009251606A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Toshiba Corp 画像形成装置およびレーザ駆動回路
JP5279351B2 (ja) * 2008-06-05 2013-09-04 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5821220B2 (ja) * 2010-03-18 2015-11-24 株式会社リコー 画像形成装置および点灯時間補正方法
JP2011198877A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 半導体レーザ駆動装置、該半導体レーザ駆動装置を具備する光走査装置および画像形成装置
JP6127712B2 (ja) * 2013-05-21 2017-05-17 株式会社リコー 光源駆動回路、光走査装置及び画像形成装置
JP6149532B2 (ja) * 2013-06-19 2017-06-21 富士電機株式会社 ステッピングモータ駆動装置
JP6502993B2 (ja) * 2017-04-06 2019-04-17 ファナック株式会社 複数のレーザモジュールを備えたレーザ装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2883747B2 (ja) * 1991-02-28 1999-04-19 株式会社東芝 画像形成装置
JP3272756B2 (ja) * 1992-01-14 2002-04-08 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP3694414B2 (ja) 1999-01-29 2005-09-14 シャープ株式会社 画像書込タイミング調整装置及び記録装置
US6731320B1 (en) * 1999-03-19 2004-05-04 Applied Materials, Inc. Laser pattern generator
JP2002086800A (ja) * 2000-07-13 2002-03-26 Fuji Xerox Co Ltd 濃度補正方法及び画像形成装置
JP2002154236A (ja) 2000-11-21 2002-05-28 Canon Inc 画像形成装置
US7426352B2 (en) * 2002-10-24 2008-09-16 Canon Kabushiki Kaisha Image formation apparatus
US7129967B2 (en) * 2003-03-03 2006-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Frequency modulation apparatus and frequency modulation method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006150846A (ja) 2006-06-15
US20060120419A1 (en) 2006-06-08
US8144177B2 (en) 2012-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8310516B2 (en) Light scanning apparatus, light scanning method, image forming apparatus, color image forming apparatus, and recording medium having program
JP5016853B2 (ja) 画像形成装置及びレーザ光量補正方法
US7672345B2 (en) Semiconductor laser drive control apparatus
US8144177B2 (en) Image formation apparatus and image formation method
JP6238560B2 (ja) 画像形成装置
US9527303B2 (en) Image forming apparatus and image forming method to form an image by scanning an image bearer with light modulated based on image information
US20070212086A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP2005198006A (ja) 画素クロック及びパルス変調信号生成装置、光走査装置並びに画像形成装置
US7088381B2 (en) Image forming apparatus and method of controlling the image forming apparatus
JP2006256150A (ja) 画像形成装置
US6636251B2 (en) Image forming apparatus and method
US10838319B2 (en) Scanning apparatus and image forming apparatus that perform emission control of laser beams
JP2008012852A (ja) 画像形成装置
JP2006256050A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置用補正方法
US7433074B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
US8213049B2 (en) Image forming apparatus
JP2001287404A (ja) 画像形成装置
US7408567B2 (en) Light beam scanning apparatus and image forming apparatus
JP5923966B2 (ja) 光書込装置および画像形成装置
JP2006130740A (ja) 画像形成装置、および画像形成方法
US20230269340A1 (en) Image forming apparatus configured to perform halftone processing
JP2001105654A (ja) 画像記録装置
JP3608283B2 (ja) 発光素子制御装置及び画像露光装置
JP3563776B2 (ja) 画像形成装置およびその方法
JP2009051206A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070608

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070608

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091013

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131023

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees