JP2006130740A - 画像形成装置、および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えばマルチビーム走査光学系を用いた画像形成装置において、プロセス速度に依存しない良好なカラーレジストレーション性能を達成する。
【解決手段】 画像形成部10Y、10M、10C、10Kの色毎に複数の発光源(レーザダイオード)を有しこの複数の発光源からのビームを回転多面鏡により一括走査して感光体ドラム11を露光する露光装置13と、回転多面鏡の速度を落とすことなく通常のプロセス速度よりも低いプロセス速度による画像形成の制御を実行する制御部31とを備え、この制御部31は、この低いプロセス速度で画像形成を行なう際に、回転多面鏡の面飛ばしを行なうとともに、複数の発光源による書き出しタイミングを調整する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリンタや複写機等の画像形成装置等に係り、より詳しくは、カラー画像を形成可能な画像形成装置等に関する。
今日、プリンタや複写機等の画像形成装置において、カラー画像を形成する装置が広く普及している。この種の一般的な画像形成装置として、例えばブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色ごとに設けられた画像形成部が、転写対象(中間転写体である転写ベルトや用紙等)に対向して並べて配置されたいわゆるタンデム型の画像形成装置が存在している。また、例えば、色ごと(4色)に設けられる複数の現像器を順次、回転させて像担持体上にトナー像を形成し、カラー画像を形成する所謂4サイクル型の画像形成装置も存在している。これらの画像形成装置では、各々の画像形成部で形成される色の異なる画像が、走行する転写対象に順次転写されて多重化され、カラー画像が形成される。
これらの画像形成装置では、色ごとに形成された画像を重ねてカラー画像を形成するため、画像形成部の各取り付け位置の誤差、各画像形成部の周速誤差、転写対象に対する露光位置の違い、転写対象の線速の変化等により、形成された画像において色ずれが発生する場合がある。すなわち、色ごとに設けられる画像形成部のアライメントや機械的誤差等がそのまま記録媒体(用紙等)上での色ずれとなる。したがって、この種の画像形成装置では、これらの色ずれ量を測定し、色ずれの発生を抑制するための色ずれ制御(レジストレーションコントロール)を行うことが不可欠となる。この色ずれ制御の一般的な方法として、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のマーク(パターン)を転写対象に描き、その位置をセンサで読み取り、その読み取り結果から色ずれを算出してフィードバックし、画像形成部を制御する方法がある。
また、これらの画像形成装置において、画像形成のためのプロセス速度を状況に応じて変える技術が採用される場合がある。例えば、トナー像が転写された厚紙を定着するためには、通常の用紙に比べて多くの熱量を必要とするために、定着器の熱エネルギー能力に合わせてプロセス速度を低くすることが好ましい場合がある。公報記載の従来技術として、フルカラーコピー時と白黒コピー時とで、必要とされる定着エネルギーの違いに着目し、レーザ露光する際に用いられる回転多面鏡の回転速度とマーキング関連のパラメータとを最適に設定する技術が存在する(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−330130号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたように回転多面鏡の回転速度を変えるためには、速度切り替えのための特別な回路が必要となる。また、複数の速度にて回転を安定化させることが必要となり、高い回転精度を維持するための高度な制御が要求される。その結果、露光装置として大幅なコストアップを招いてしまう。
また、近年、複数の光源からの複数のレーザビームを回転多面鏡により一括走査する、いわゆるマルチビーム(複数ビーム)走査光学系を用いた画像形成装置が提案されている。かかるマルチビーム走査光学系を用いた画像形成装置では、画像記録開始信号とレーザ操作同期信号との時間差に応じ、最初の1ライン目の記録に用いる光源を複数の光源から選択することで、副走査方向ずれを補正する技術が採用されている。このようなマルチビーム走査光学系を用いた画像形成装置においても、異なるプロセススピードに対応した描画が要求される場合があり、同様にコストアップの軽減が必要となる。
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、マルチビーム走査光学系を用いた画像形成装置において、異なるプロセススピードに対応することを主たる目的とする。
また他の目的は、マルチビーム走査光学系を用いた画像形成装置において、プロセススピードを変えた場合であっても、回転多面鏡の速度を変更せずに書き出しタイミングを調整することにある。
更に他の目的は、マルチビーム走査光学系を用いた画像形成装置において、プロセススピードを変えた場合であっても、コストアップを軽減した状態にて良好なカラーレジストレーション性能を実現することにある。
かかる目的を達成するために、本発明が適用される画像形成装置は、像担持体と、色毎に複数の発光源を有しこの複数の発光源からのビームを回転多面鏡により一括走査して像担持体を露光する露光手段と、回転多面鏡の速度を落とすことなく第1のプロセス速度よりも低い第2のプロセス速度による画像形成の制御を実行する制御手段とを含む。
ここで、この制御手段は、この第2のプロセス速度で画像形成を行なう際に、回転多面鏡の面飛ばしを行なうことを特徴とすることができる。
また、この制御手段は、複数の発光源による書き出しタイミングを調整することを特徴とすることができる。
更に、この制御手段による書き出しタイミングの調整は、第1のプロセス速度における第1色と第2色との間の位相差から算出される調整値によりなされることを特徴としている。
また更に、この制御手段は、第2のプロセス速度では第1のプロセス速度において書き出しを開始する発光源とは異なる発光源から書き出しを開始するように制御することを特徴としている。
他の観点から把えると、本発明は、色毎に複数の発光源を有し、この複数の発光源からの複数ビームを回転多面鏡により一括走査して像担持体を露光する画像形成装置を用いた画像形成方法であって、第1のプロセス速度よりも低い第2のプロセス速度で画像形成する際に回転多面鏡の面飛ばしを行ない、この面飛ばしを行なった際の第1色と第2色との間における書き出しタイミングを算出し、算出された書き出しタイミングにより第1色および/または第2色の書き出し位置を調整することを特徴としている。
ここで、この通常のプロセス速度により画像形成する際の第1色と第2色との間の位相差に関する情報を取得し、この書き出しタイミングの算出は、取得した位相差に関する情報に基づいてなされることを特徴とすることができる。
また、この通常のプロセス速度では、複数の発光源における副走査方向の所定の発光源から書き出しを開始し、低いプロセス速度では、所定の発光源とは異なる発光源から書き出しを開始することを特徴とすることができる。
以上のように構成された本発明によれば、マルチビームの一括走査を行う露光装置を備えた画像形成装置において、プロセス速度に依存しない良好なカラーレジストレーション性能を達成することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図である。この画像形成装置は、電子写真方式を採用した、いわゆるタンデム型のデジタルカラー機である。図1に示すように、この画像形成装置は、画像を形成する画像形成部10、画像形成部10の像担持体である感光体ドラム11に対して静電潜像を形成する露光装置13、感光体ドラム11に担持されたトナー像を重畳して担持する中間転写体としての転写ベルト21を備えている。画像形成部10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応させて設けられている。以下、これらを区別する必要がある場合には、画像形成部10Y、10M、10C、10Kと表記するが、区別する必要がない場合には、単に画像形成部10と表記する。また、転写ベルト21の内側にて、各画像形成部10の感光体ドラム11に対向する位置には、転写ベルト21上に画像を担持するための一次転写ロール23が設けられている。更に、転写ベルト21に担持されたトナー像を用紙に転写する二次転写位置には、二次転写ロール24と、転写ベルト21の内側に設けられる対向ロール25とが配置されている。更に、記録媒体である用紙を収容する給紙カセット27と、転写された用紙を定着するための定着器28とを備えている。また、画像形成装置は、色ずれ補正のための画像シフトや濃度補正などを制御する制御部31、転写ベルト21の所定領域に形成された色ずれ制御用パターンを読み取る色ずれセンサ32を備えている。
制御部31は、画像読取装置(IIT)やPC(パーソナルコンピュータ)等から得られたデジタル画像信号や色ずれ制御のためのパターン画像などの画像信号を生成して露光装置13に供給し、転写ベルト21への書き込みを行わせる。また制御部31は、色ずれセンサ32から色ずれ制御用パターンの検出結果を取得し、取得した情報に基づいて色のずれ量を解析し、必要な補正を行っている。制御部31におけるこれらの機能は、例えばプログラム制御されたCPU(Central Processing Unit)等で実現される。尚、制御部31の構成については、後に詳述する。
各色別の露光装置13には、例えばIITやPC等から受信し画像処理装置(図示せず)によって変換されたデジタル画像信号が、制御部31を介して供給される。色ずれセンサ32は、例えば、転写ベルト21上に形成された色ずれ制御用パターン(ラダー状トナーパッチ、シェブロンパッチ)をPD(PhotoDiode)センサ等で構成される検出器上に結像し、パッチの重心線と検出器の中心線とが一致したときにパルスを出力する反射型センサによって構成される。この色ずれセンサ32は、各画像形成部10で形成されたパッチによる色ずれ制御用パターンの相対色ずれを検出するために、例えば、図1における最下流側の画像形成部10Kの下流側で、かつ主走査方向に沿って2個、配置されている。色ずれセンサ32の発光部は、例えば赤外LED(波長880nm)が2個用いられ、安定したパルス出力を確保するために、2個のLEDの発光光量を調整(例えば2段階)できるように構成されている。
上記4色の画像形成部10Y、10M、10C、10Kの各々には、像担持体である感光体ドラム11の周りに、画像形成のための各種ユニットが同様に形成されている。即ち、感光体ドラム11を帯電させる帯電装置、露光装置13により露光された感光体ドラム11にトナー像を現像する現像装置、転写ベルト21へのトナー像の転写後に感光体ドラム11にある残留トナーを除去するクリーナ等の各種ユニットが備えられている。尚、画像形成部10の構成としては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいわゆる常用色の他、通常のカラー画像形成には用いられない、例えばコーポレートカラーなどの特殊な画形材に対応させた特定色画像形成部を設けることも可能である。また、上述したY、M、C、Kの4色の他に、ダークイエローなどを含めた5色以上を常用色として用いることもできる。
転写ベルト21としては、例えば、可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、その両端を溶着等の手段によって接続することによって、無端ベルト状に形成したものが用いられる。この転写ベルト21は、駆動ロールとバックアップロールとによって、少なくとも一部を略直線的にし、ループ状に張られる。そして、この転写ベルト21の略直線的な部分に対して、略水平方向に一定間隔を隔てて、4色の画像形成部10Y、10M、10C、10Kおよび対向する一次転写ロール23が配列されている。図1に示す例では、転写ベルト21の移動方向に対して、転写作業を行う際の上流側から下流方向に順に、イエローの画像形成部10Y、マゼンタの画像形成部10M、シアンの画像形成部10C、黒の画像形成部10Kが配列されている。この転写ベルト21には、画像形成部10によって形成された各色の画像が、ベルトの動きにしたがって順に重ね合わされることにより、カラートナー画像が形成される。そして、転写ベルト21上に形成されたカラートナー画像は、転写ベルト21の移動と用紙搬送とのタイミングが合わされ、二次転写ロール24と対向ロール25を含む位置で用紙に転写される。この後、カラートナー画像が転写された用紙は、定着器28に搬送され、定着器28においてカラートナー画像が用紙に定着されて、画像形成装置の筐体外部に設けられた排出トレイに排出される。
また、4色の画像形成部10Y、10M、10C、10Kの各々の感光体ドラム11を露光する露光装置13では、マルチ(複数)ビームROS(ROS:Raster Output Scanner)が用いられ、各々、複数個のレーザダイオード(LD)にて構成される複数の光源を有している。
図2は、各色毎の露光装置13に用いられるレーザデバイスの一例を示した図である。本実施の形態では露光装置13の光源として、図2に示すような面発光レーザデバイス35が採用されている。この面発光レーザデバイス35は、1つのデバイスに、発光源として、4×8の配列(配置形状)でLD1〜LD32の計32個のレーザダイオード(LD)36が設けられている。そして、露光装置13は、この32個のレーザダイオード36から発光される32本のビームをコリメートレンズによりコリメートした後、回転多面鏡(ポリゴンミラー)により偏向走査し、結像レンズ(fθレンズ)を用いて感光体ドラム11上に結像することにより、感光体ドラム11上に32ラインを同時に走査することができる。回転多面鏡(ポリゴンミラー)は、DCモータ(スキャンモータ)によって高い回転精度にて回転駆動することができる。感光体ドラム11は、駆動手段によって回転駆動し、露光装置13によって、レーザ走査(主走査)と直交する方向(回転駆動方向、副走査方向)にて順次、露光され、2次元の露光記録を実現することができる。
図3は、制御部31の構成を示したブロック図である。制御部31は、タンデム型のデジタルカラー機の画像形成動作および色ずれや濃度ずれの検出、補正動作などを制御するコントローラ40、コントローラ40からの命令に基づいて画像情報をデジタル画像信号に変換する画像処理部41、コントローラ40の制御下で画像処理部41により生成されたデジタル画像信号を適切なタイミングで出力する画像出力部42を備える。制御部31におけるこれらの機能は、例えばプログラム制御されたCPUで実現される。画像出力部42からは、Y、M、C、Kの各色の画像を形成する画像形成部10Y、10M、10C、10Kに対応する露光装置13のROS(Y用ROS、M用ROS、C用ROS、K用ROS)に対して画像情報(色ずれ制御用パターンを含む)が出力される。
また制御部31は、メモリとして不揮発性のROM(Read Only Memory)43と、読み書き可能なRAM(Random Access Memory)44と、データの書き換えと電源を切った後のデータ保持を可能とするフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであるNVM(Non Volatile Memory)45とを備えている。ROM43には、コントローラ40が実行する画像形成動作や色ずれ検出および補正動作などを制御するためのソフトウェアプログラム、色ずれ制御用パターン画像情報等が格納されている。RAM44には、各種カウンタ値、ジョブの実行回数、前回の色ずれ検出処理の実行情報(時間情報等)といった、画像形成装置の動作に伴って取得される各種の情報が格納される。また、NVM45には、例えば画像形成装置の工場出荷時や、装置の電源をオフからオンに切り替えたとき、1日に数回等、所定のタイミングにて取得されるカラーレジストレーション調整のための書き出しタイミングの情報が格納される。各色の画像形成部10Y、10M、10C、10Kは、NVM45に格納される情報に従って書き出し位置が制御される。
また、制御部31には、図示の構成の他に、色ずれセンサ32の発光部(例えば赤外LED)を点灯するLEDドライバ、色ずれセンサ32の受光部でデータをサンプリングするためのしきい値を制御するPWM(パルス幅変調)回路、色ずれセンサ32の受光部から出力される色ずれ制御用パターン検出時の所定のパルス間(立ち上がり)の時間間隔を基準クロックパルスに基づいて計測するカウンタ等が設けられている。
ところで、本実施の形態が適用される画像形成装置では、例えば、坪量67.3g/mや坪量70g/m程度の普通紙の他に、例えば坪量210g/mや坪量280g/m程度の厚紙に対しても画像を形成することが可能である。しかし、例えば厚紙を定着器28にて定着する際には、普通紙の定着に比べて多くの熱エネルギーが必要となる。そこで、厚紙を搬送する場合には、トナーの定着性を高めるために、普通紙を印刷する際の搬送速度に比べて、1/2や1/3程度の低速の搬送速度が選択される。また、例えばコート紙などにおいても、定着性能を高めるために、搬送速度を遅くする場合がある。
このように、用紙の搬送速度を遅くする場合には、コントローラ40により、画像形成のためのプロセス速度も遅く設定され、例えば1/2や1/3の速度となるように、用紙搬送や各種プロセスが制御される。
ここで、このプロセススピードを例えば1/2にする場合には、感光体ドラム11へのレーザ光の走査速度も1/2とすることが必要である。この走査速度を1/2にするものとしては、前述の特許文献1に記載のように、回転多面鏡の回転速度を1/2にする方法が考えられる。しかし、回転多面鏡の回転速度を可変にするためには、DCモータ(スキャンモータ)の制御が複雑となり、特別な制御回路が必要となって大幅なコストアップとなる。また、実際に回転速度が変わった場合には、回転安定性を保つことが非常に難しくなる。そこで、本実施の形態では、回転多面鏡の回転速度を変えずに、回転多面鏡の面飛ばしを行うことで、実質的にレーザ光の走査速度が1/2となるようにした。即ち、プロセス速度を標準速度の1/n(nは整数)とする場合に、回転多面鏡の面飛ばしを(n−1)回行うことで、露光の際のプロセススピードを1/nにしている。
しかしながら、レーザ光の走査速度は1/2にすることができたが、そのままでは各色の画像形成部10Y、10M、10C、10Kにおける書き出しタイミングがずれてしまい、良好なカラーレジストレーションが得られないことが明らかになった。
図4(a),(b)は、通常速度で第1色と第2色の描画を行った場合と、1/2速度で単純に面飛ばしを行って第1色の描画と第2色の描画を行った場合の例を示している。図4(a)は通常速度(通常のプロセス速度)、図4(b)は1/2速度(1/2のプロセス速度)を示し、各々、色毎に、ビデオ信号を送るタイミングの原点であるSOS(Start Of Scan)、ページ単位の書き出しタイミングを示すページシンク(Page Sync)が示されている。この図4(a),(b)において、例えばYを第1色とした場合にはMが第2色となる。同様に、Mを第1色とした場合にはCが第2色となり、Cを第1色とした場合にはKが第2色となる関係にある。前述のように、1/2速度では回転多面鏡の面が飛ばされ、図4(b)に示す例では、奇数の面(1,3,5…)が飛ばされて、0を含む偶数の面(0,2,4,6…)にて描画が実行される。
尚、回転多面鏡では、多角形の鏡の一面について主走査方向に1回の走査が行われる。図2に示すような面発光レーザデバイス35を用いた場合には、1回の走査によって副走査方向に32ラインの静電潜像が形成される。また、各画像形成部10Y、10M、10C、10Kの各々の感光体ドラム11の例えば書き出し位置よりわずか手前には、SOSセンサと呼ばれるビーム位置ディテクタが置かれ、ビデオ信号を送るタイミングの原点としてSOS信号が出力される。このSOS信号は、各走査単位で出力され、画像の書き出しは、ページシンク後の最初のSOSのタイミングで行われる。
ここで、各色の露光装置13では、回転多面鏡を回転させるDCモータにこの回転多面鏡を取り付けた際、回転多面鏡の面の位置とDCモータのコイルの位置とにはずれがある。そのために、各色の露光装置13にて、SOSのタイミングにはずれが生じている。図4(a)および図4(b)には、第1色と第2色とで、SOSのタイミングにずれが生じている様子が示されている。本実施の形態では、かかるタイミングのずれを「位相差」と呼んでいる。
図4(a)に示す通常速度では、第1色の1stラインの書き出しタイミングと、第2色の1stラインの書き出しタイミングとは、8SOS+位相差に相当する書き出し時間差がある。この書き出し時間差は、制御部31のNVM45に保存され、制御部31にて実行する際に呼び出される。カラーレジストレーション調整では、NVM45に格納された書き出し時間差の情報を用いて書き出し位置が制御される。尚、この書き出し時間差は、各色ごとの各画像形成部間の関係で異なり、YとM、MとC、CとKの間でそれぞれ異なった値がNVM45に格納され、カラーレジストレーション調整に用いられる。
ここで、図4(b)に示すような回転多面鏡の面飛ばしによる1/2速度の書き出し時間差について考察する。図4(a)に示すように、通常速度での第1色と第2色との書き出し時間差は「8SOS+位相差」であることから、1/2速度の書き出し時間差は、「2×(8SOS+位相差)」が理想状態である。しかしながら、図4(b)に示すように、第1色と第2色との回転多面鏡による位相差は変化しないために、この部分がカラーレジストレーションずれとなって現れてしまう。即ち、図4(b)に示すように、ただ単位面飛ばしをしただけでは、書き出し時間差は「16SOS+位相差」であり、理想状態とは、
(16SOS+位相差) − 2×(8SOS+位相差) = −位相差
だけ、カラーレジストレーションずれが生ずる。
また、図示しないが、画像形成装置のプロセススピードを1/3の速度にする場合には、回転多面鏡の面飛ばしは、3面を単位として、「1面を描画した後に2面を飛ばす」動作が繰り返される。このとき、図4(a)に示すように通常速度での第1色と第2色との書き出し時間差は「8SOS+位相差」である場合に、1/3速度の書き出し時間差は、「3×(8SOS+位相差)」が理想状態となる。しかしながら、1/2速度の書き出し時間差と同様に、第1色と第2色との回転多面鏡による位相差は変化しないために、この部分がカラーレジストレーションずれとなって現れてしまう。即ち、この例の場合の1/3速度における実際の書き出し時間差は「24SOS+位相差」となってしまい、理想状態とは、
(24SOS+位相差) − 3×(8SOS+位相差) = −2×位相差
だけずれが生じ、これがカラーレジストレーションずれとなって現れてしまう。
かかる内容について、更に説明する。
ここでは、考察の容易のために、図2に示す面発光レーザデバイス35ではなく、一度に20本のラインを描画できるレーザデバイスを用いるものとする。また、高速クロックを用いてクロック数をカウントした結果として、1SOS分のカウント数(PHASE)がPHASE=100、位相差(PHDET)がPHDET=10であるものとする。すると、位相差比(PHDET/PHASE)は、1/10となる。
今、NVM45に格納されている書き出しタイミングの調整値について、その単位を副走査方向の1ライン分と仮定する。即ち、NVM45に格納されている値が1増えると、書き出し位置が1ライン分だけ後ろに下がるものとする。ここでは、NVM45に格納されている書き出し位置情報をYM(Y Margin)と表記する。この書き出し位置情報は、第1色と第2色とのエンジン間の距離に位相差が加わったものである。このYMは、温度条件等によって変わるものであり、適宜、行われるカラーレジストレーションずれ検出に際して取得された値が、NVM45に格納される。
まず、通常のプロセス速度の場合には、第2色の画像を形成する際には、NVM45から読み出されたYMをそのまま用いて書き出し位置を決定すれば、レジストレーションのずれが調整される。
次に、プロセス速度が1/2となり、回転多面鏡を1面飛ばしで描画すると、NVM45から読み出されたYMの値ではない値が調整値となる。即ち、
YM + 1×20×(1/10) = YM + 2
の位置情報で、通常の書き出し位置情報(YM)に2ライン分を加えた位置となるタイミングで出力することで、カラーレジストレーションずれを防いで良好な状態を保つことができる。
更に、プロセス速度が1/3となり、回転多面鏡を2面飛ばしで描画する場合には、
YM + 2×20×(1/10) = YM + 4
の位置情報が調整値となる。即ち、通常の書き出し位置情報(YM)に4ライン分を加えた値を書き出し位置として調整することで、カラーレジストレーションずれを防ぐことが可能となる。
図5は、制御部31にて実行される書き出し制御方法の流れを示すフローチャートである。制御部31のコントローラ40は、電源がONされた後(ステップ101)、YとM、MとC、CとKの各色間の書き出し位置を検出する(ステップ102)。書き出し位置の検出では、例えば、通常速度においてパッチ画像を形成し、色ずれセンサ32を用いてパッチ画像を読み取る。その後、ずれ量を演算して補正値を算出することで、書き出し位置が検出される。そして、コントローラ40は、検出された各色間の書き出し位置の情報(例えば上述のYM)をNVM45に格納する(ステップ103)。その後、画像描画の信号を待機する(ステップ104)。画像描画の信号を受けた場合に、コントローラ40は、第1のプロセス速度である通常速度で画像形成すべきか、第2のプロセス速度である1/n速度(nは2以上の整数)で画像形成すべきかを判断する(ステップ105)。この判断は、図示しないコントロールパネルやネットワーク接続されたPC等からなされる、例えば厚紙やコート紙のユーザ選択等によって決定される。
ステップ105で、通常速度であると判断される場合には、NVM45から書き出し位置情報を読み出し(ステップ106)、読み出された位置情報のタイミングによる書き出し制御を実行して(ステップ107)、ステップ104の画像描画信号の待機状態に戻る。ステップ105で1/n速度である場合には、まず、NVM45から書き出し位置情報を読み出し(ステップ108)、1/n速度に応じた書き出しタイミングを算出する(ステップ109)。例えば、位相差比をPHDET/PHASE、レーザデバイスで一度に走査できるライン数をN、通常速度の書き出し位置情報をYMとすると、1/n速度では、
YM + (n−1)×N×(PHDET/PHASE)
のタイミングが算出される。その後、コントローラ40は、算出されたタイミングで書き出し制御を行なって1/n速度で画像を描画し(ステップ110)、ステップ104の画像描画信号の待機状態に戻る。
尚、図5に示す書き出し制御方法の処理は、通常速度またはこの通常速度よりも低いプロセス速度でパッチ画像を描画するときの処理にも同様に適用することができる。
図6(a)〜(c)は、以上のような本実施の形態にてなされる、レーザ(レーザダイオード(LD)36)の書き出し開始位置の調整例を示した図である。この図6では、説明の容易のために、1回の走査で10個のラインを描画できるものとしている。図6(a)に示す通常速度(通常のプロセス速度)では、第1色と第2色との書き出し位置がエンジン間の距離と位相差との調整により決定され、第2色を描画する際、微調として2つのビームが選定されている。即ち、図6(a)に示す第2色では、例えば3つ目のビームによってビデオ信号の書き出しが開始される。これによって、第1色と第2色との間でカラーレジストレーションを合わせることができる。
一方、図6(b)に示す1/2速度(1/2のプロセス速度)では、第1色と第2色との書き出し位置の調整に際し、第2色を描画する際、微調として4つのビームが選定されている。即ち、図6(b)に示す第2色では、例えば5つ目のビームによってビデオ信号の書き出しが開始される。これによって、1/2のプロセス速度で描画する際に、回転多面鏡の回転速度を変えることなく、第1色と第2色との間でカラーレジストレーションを合わせることができる。
更に、図6(c)に示す1/3速度(1/3のプロセス速度)では、第1色と第2色との書き出し位置の調整に際し、第2色を描画する際、微調として6つのビームが選定されている。即ち、図6(c)に示す第2色では、例えば7つ目のビームによってビデオ信号の書き出しが開始される。これによって、1/3のプロセス速度で描画する際に、回転多面鏡の回転速度を変えることなく、第1色と第2色との間でカラーレジストレーションを合わせることが可能となる。
尚、上述の本実施の形態では、第2色の書き出し位置をずらしているが、第1色と第2色との関係により、第1色と第2色とを共に、または一方の色だけについて、書き出し位置を調整するように構成することができる。即ち、両者の相対的な関係として、書き出し位置が調整されれば良い。
以上、詳述したように、本実施の形態によれば、複数の発光源からの複数ビームを回転多面鏡により一括走査するマルチビーム走査光学系を用いた画像形成装置において、異なるプロセススピードに対応することが可能となる。また、このマルチビーム走査光学系を用いた画像形成装置において、プロセススピードを変えた場合であっても、回転多面鏡の速度を変更せずに書き出しタイミングを調整している。これによって、プロセススピードを変えた場合であっても、コストアップを軽減した状態にて良好なカラーレジストレーション性能を達成することができる。
本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図である。 各色毎の露光装置に用いられるレーザデバイスの一例を示した図である。 制御部の構成を示したブロック図である。 (a),(b)は、通常速度で第1色と第2色の描画を行った場合と、1/2速度で単純に面飛ばしを行って第1色の描画と第2色の描画を行った場合の例を示している。 制御部にて実行される書き出し制御方法の流れを示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、発光源であるレーザの書き出し開始位置の調整例を示した図である。
符号の説明
10…画像形成部、11…感光体ドラム、13…露光装置、21…転写ベルト、31…制御部、32…色ずれセンサ、35…面発光レーザデバイス、36…レーザダイオード(LD)、40…コントローラ、41…画像処理部、42…画像出力部、43…ROM、44…RAM、45…NVM

Claims (8)

  1. 像担持体と、
    色毎に複数の発光源を有し、当該複数の発光源からの複数ビームを回転多面鏡により一括走査して前記像担持体を露光する露光手段と、
    前記回転多面鏡の速度を落とすことなく第1のプロセス速度よりも低い第2のプロセス速度による画像形成の制御を実行する制御手段と
    を含む画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2のプロセス速度で画像形成を行なう際に、前記回転多面鏡の面飛ばしを行なうことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数の発光源による書き出しタイミングを調整することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段による前記書き出しタイミングの調整は、前記第1のプロセス速度における第1色と第2色との間の位相差から算出される調整値によりなされることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2のプロセス速度では前記第1のプロセス速度において書き出しを開始する発光源とは異なる発光源から書き出しを開始するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 色毎に複数の発光源を有し、当該複数の発光源からの複数ビームを回転多面鏡により一括走査して像担持体を露光する画像形成装置を用いた画像形成方法であって、
    第1のプロセス速度よりも低い第2のプロセス速度で画像形成する際に、前記回転多面鏡の面飛ばしを行ない、
    前記面飛ばしを行なった際の第1色と第2色との間における書き出しタイミングを算出し、
    算出された前記書き出しタイミングにより前記第1色および/または前記第2色の書き出し位置を調整することを特徴とする画像形成方法。
  7. 前記通常のプロセス速度により画像形成する際の前記第1色と前記第2色との間の位相差に関する情報を取得し、
    前記書き出しタイミングの算出は、取得した前記位相差に関する情報に基づいてなされることを特徴とする請求項6記載の画像形成方法。
  8. 前記通常のプロセス速度では、前記複数の発光源における副走査方向の所定の発光源から書き出しを開始し、
    前記低いプロセス速度では、前記所定の発光源とは異なる発光源から書き出しを開始することを特徴とする請求項6記載の画像形成方法。
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