JP4380929B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、詳細には、異なる色のトナー画像を重ね合わせてカラー画像を形成する際に、位置ズレを適切に防止して画像品質の良好なカラー画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラー画像形成装置は、単一のレーザ光源を用いてカラー画像を形成しており、このような単一のレーザ光源を用いたカラー画像形成装置では、感光体が回転駆動部による回転駆動で副走査方向に移動して帯電手段により一様に帯電され、単一のレーザ光源からの1本のレーザビームがポリゴンミラー等の走査手段で走査されて感光体の帯電された表面に照射されることにより、複数色分の画像が順次に書き込まれて複数色分の静電潜像が順次に形成される。この感光体上の複数色分の静電潜像は複数の現像手段により現像して複数色のトナー像となり、この感光体上の複数色のトナー像が転写手段で中間転写体上に重ねて転写されることによりフルカラー画像が形成される。この中間転写体上のフルカラー画像は転写手段により給紙装置から給送されてきた記録紙、OHPシートなどの転写材に転写されて排出される。
【0003】
このようなカラー画像形成装置では、高性能が要求される場合には、走査手段の回転数、あるいは、画像信号の周波数を上げる必要がある。しかし、走査手段の回転数や画像信号の周波数には限界があり、必ずしも所望とする速度でカラー画像形成動作を行うことができなかった。そこで、複数のレーザ光源を持つマルチレーザ方式のカラー画像形成装置が提案されている。
【0004】
このマルチレーザ方式のカラー画像形成装置では、複数のレーザ光源からの複数本のレーザビームがポリゴンミラー等の走査手段で走査されて感光体の帯電された表面に照射されることにより、複数ライン分の画像が同時に感光体に書き込まれる。ライン同期信号発生手段は走査手段からの光ビームを所定の位置で検出してライン同期信号を複数のレーザ光源から出射される複数の光ビームに付き1個発生し、このライン同期信号に同期して複数本のレーザビームが画像信号により変調されて複数ライン分の画像書き込みが同時に行われる。従って、同時に感光体に書き込む情報量が増大するので、走査手段の回転数や画像信号の周波数を低減することができ、安定した画像を高速に形成することが可能になる。
【0005】
ところが、マルチレーザ方式のカラー画像形成装置では、中間転写基準信号とライン同期信号とが非同期であるため、レーザ光源の数が増加するほど中間転写基準信号とライン同期信号との位相が大きくずれる可能性があり、副走査方向の画像書き込み開始位置のズレが大きくなって色ズレ(各色のトナー像の位置ズレ)が生じ、カラー画像の劣化が生ずる。
【0006】
すなわち、複数ビームを有するカラー画像形成装置においては、光偏向器の回転と感光体の同期が取れないためにトナー像を複数回転写した際にビームの個数分の感光体上のビーム間隔だけ、副走査方向に必然的に位置ずれが生じことがある。例えば、ビームの数が4個で、解像度が600dpiの場合、ビームピッチは、42.3μmであるため、4×42.3μm=約170μmの位置ずれが生じる可能性がある。このずれは、ビームの数が増加すればするほど、ビーム数に比例して大きくなることになる。
【0007】
そこで、本出願人は、先に、複数の光ビームを発生する光ビーム発生手段と、この光ビーム発生手段からの複数の光ビームを走査する走査手段と、副走査方向に移動し前記走査手段からの複数の光ビームで走査されて複数色分の画像が順次に書き込まれることにより複数色分の静電潜像が順次に形成される感光体と、前記光ビームを検出してライン同期信号を発生するライン同期信号発生手段と、前記感光体上の複数色分の静電潜像を現像して複数色のトナー像とする複数の現像手段と、前記感光体上の複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写体と、この中間転写体上のマークを検出して中間転写基準信号を発生する中間転写基準信号発生手段とを有し、この中間転写基準信号発生手段からの中間転写基準信号に同期して各色の画像形成動作を行い、前記ライン同期信号に同期して前記光ビームを画像信号で変調して1ライン分ずつ画像の書き込みを行うカラー画像形成装置において、前記中間転写基準信号と前記ライン同期信号との位相関係に応じて前記複数の光ビームのうち前記感光体に最初に画像を書き込む光ビームを切り換えることにより副走査方向の各色毎の画像書き込み開始位置を調整して色ズレを補正する補正手段を備えたカラー画像形成装置を提案している(特開平10−239939号公報参照)。
【0008】
すなわち、このカラー画像形成装置では、ポリゴンミラーの回転と感光体の回転が非同期であるために生じる位置ずれを極力回避するために、ビームの書き出し順の切り替えを行っている。
【0009】
具体的には、感光体または転写ベルトの1箇所に設けられた基準マークをセンサで検出して、当該センサの検出信号(マーク検知信号)とポリゴンミラーの同期信号との位相差によって、ビームの書き出し順を切り替えている。
【0010】
すなわち、図6に示すように、LD1とLD2の2ビーム書き出し順の切り替えを行って2ライン補正を行う場合、回転多面鏡の回転位相と1次転写の回転とは非同期であるため、LD1とLD2により2ビームを使用しているカトレヤでは、図7に示すように、副走査に最大2ライン分の位置ズレが発生するが、基準マークが同期検知の中間より前にきたときは、図8に示すように、LD1で画像データ2の書き出しを開始することで、画像データ2の最大位置ズレを1ドット以内におさめることができる。なお、図6において、Δt1は、マーク検知信号1が入ってから書き出し開始までの時間である。Δ1は、マーク検知信号1が入ってから書出開始までの時間であり、Δt2は、マーク検知信号2が入ってから書き出し開始までの時間である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報記載の画像形成装置にあっては、感光体または転写ベルトの1箇所に設けられた位置検出部材のセンサの検出信号とポリゴンミラーの同期信号との位相差によって、ビームの書き出し順を切り替えているため、マーク検知信号と同期検知信号との位相差によってランダムに書き出しビームが切り替わってしまい、複数のビーム間でパワーの偏差が僅かでもあると、同一の画像データであるにもかかわらず、感光体に照射される光エネルギーが各色で偏差を持つことになり、色のバランスが崩れて、画像品質が悪化するおそれがあった。特に、ハーフトーンのグレーを再現させる場合には、顕著に悪影響を及ぼし、最悪はコピー毎にグレー色がグレーにならず色ずいてしまうおそれがあった。
【0012】
すなわち、上述のように、ビームの書き出し順を切り替えて2ライン補正を行うと、上記図8の画像データ2のデータが、各色毎にLD2で書き込みが行われたり、LD1で書き込みが行われたりする。この現象は、中間転写ベルトに設けられたベルトマークと同期検知のタイミングによって、ランダムに決まってしまう。
【0013】
すなわち、LD1とLD2は、原理上パワーの偏差と有しており、このパワーの偏差としては、シェーディング情報、LDユニットパワー調整精度、LDパワー変動、Vref−パワー特性、変調リニアリティ偏差、実機上Vref変動、LD立ち上がり特性、LD周波数特性及びLD変調特性偏差等を挙げることができる。これらの偏差から色変わりが発生するおそれがある。
【0014】
例えば、LD1、LD2のパワー偏差が10%あった(LD2の方がLD1よりも10%パワーが低い)とすると、図9に示すように、6通りの組み合わせがあり、組み合わせのパターンにより発色の仕方が変わってくる。なお、図9では、見やすいように、主走査方向にずらして記載している。そして、実験的に、LD1とLD2のパワーを強制的にずらして画像を出した際、2%の偏差であっても、色差が目視で確認できる状態となった。
【0015】
そこで、請求項1記載の発明は、回転駆動される感光体に、画像データで変調したレーザ光を複数のレーザ光源から出射させて静電潜像を形成し、当該静電潜像の形成された感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に順次形成された各色のトナー像を回転駆動される中間転写体上に順次重ね合わせて転写して、カラー画像を形成し、当該中間転写体上のカラー画像を転写紙に転写して画像形成するに際して、感光体と中間転写体を、機械的に一体回転駆動し、感光体と中間転写体のいずれか1方側に、画像重ね時に各色のトナー像の位置合わせの基準となる基準マークと当該基準マークを検知してマーク検知信号を出力するマーク検知手段を設け、複数のレーザ光のうち先頭のレーザ光の書き出し位置を同期検知手段で検出して、当該同期検知手段の出力する同期検知信号とマーク検知手段の出力するマーク検知信号との位相関係に基づいて、感光体と中間転写体の回転目標位置を変更制御することにより、複数のレーザ光源から出射されるレーザ光の書き出し順の切り替えを行なうことなく、感光体の駆動または中間転写体の駆動を制御して、ポリゴンの回転と同期を取り、複数レーザ光の位置ズレを1ライン以下に抑制するとともに、グレーの色ずきをも防止することのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0016】
請求項2記載の発明は、回転駆動される感光体に、画像データで変調したレーザ光を複数のレーザ光源から出射させて静電潜像を形成し、当該静電潜像の形成された感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に順次形成された各色のトナー像を回転駆動される中間転写体上に順次重ね合わせて転写して、カラー画像を形成し、当該中間転写体上のカラー画像を転写紙に転写して画像形成するに際して、感光体と中間転写体を、機械的に独立して回転駆動し、中間転写体側に、画像重ね時に各色のトナー像の位置合わせの基準となる基準マークと当該基準マークを検知してマーク検知信号を出力するマーク検知手段を設け、複数のレーザ光のうち先頭のレーザ光の書き出し位置を同期検知手段で検出して、当該同期検知手段の出力する同期検知信号とマーク検知手段の出力するマーク検知信号との位相関係に基づいて、中間転写体の回転目標位置を変更制御することにより、複数のレーザ光源から出射されるレーザ光の書き出し順の切り替えを行なうことなく、感光体の駆動または中間転写体の駆動を制御して、ポリゴンの回転と同期を取り、複数レーザ光の位置ズレを1ライン以下に抑制するとともに、グレーの色ずきをも防止することのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0018】
請求項3記載の発明は、感光体と中間転写体の回転目標位置または中間転写体の回転目標位置を、レーザ光源の個数分の感光体上での副走査方向の距離以下の範囲で変更制御することにより、中間転写体を回転駆動するモータへの負荷変動を極力少なくし、画像への悪影響を防止することのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像形成装置は、回転駆動される感光体に、画像データで変調したレーザ光を複数のレーザ光源から出射させて静電潜像を形成し、当該感光体上への前記レーザ光書出位置を同期検知手段で検出して、当該静電潜像の形成された前記感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に順次形成された各色のトナー像を回転駆動される中間転写体上に順次重ね合わせて転写して、カラー画像を形成し、当該中間転写体上のカラー画像を転写紙に転写して画像形成する画像形成装置において、前記感光体の回転軸と前記中間転写体を回転駆動する回転軸は、回転伝達機構を介して機械的に連結さて一体回転駆動され、前記感光体と前記中間転写体のいずれか1方側に、前記画像重ね時に各色のトナー像の位置合わせの基準となる各色に共通な基準マークと当該基準マークを検知してマーク検知信号を出力するマーク検知手段が設けられ、前記複数のレーザ光のうち先頭のレーザ光の書き出し位置を前記同期検知手段で検出して、当該同期検知手段の出力する同期検知信号と前記マーク検知手段の出力するマーク検知信号との位相関係に基づいて、前記感光体と前記中間転写体の回転目標位置を変更制御し、前記感光体上での前記レーザ光が照射される位置から前記感光体上のトナー像を前記中間転写体に転写する第1転写位置までの距離よりも、前記中間転写体上の第1転写位置から前記マーク検出手段がマークを検出する位置までが、あらかじめ定めた所定の長さ分だけ長いことを特徴とする。
【0020】
上記構成によれば、回転駆動される感光体に、画像データで変調したレーザ光を複数のレーザ光源から出射させて静電潜像を形成し、当該静電潜像の形成された感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に順次形成された各色のトナー像を回転駆動される中間転写体上に順次重ね合わせて転写して、カラー画像を形成し、当該中間転写体上のカラー画像を転写紙に転写して画像形成するに際して、感光体と中間転写体を、機械的に一体回転駆動し、感光体と中間転写体のいずれか1方側に、画像重ね時に各色のトナー像の位置合わせの基準となる基準マークと当該基準マークを検知してマーク検知信号を出力するマーク検知手段を設け、複数のレーザ光のうち先頭のレーザ光の書き出し位置を同期検知手段で検出して、当該同期検知手段の出力する同期検知信号とマーク検知手段の出力するマーク検知信号との位相関係に基づいて、感光体と中間転写体の回転目標位置を変更制御するので、複数のレーザ光源から出射されるレーザ光の書き出し順の切り替えを行なうことなく、感光体の駆動または中間転写体の駆動を制御して、ポリゴンの回転と同期を取ることができ、複数レーザ光の位置ズレを1ライン以下に抑制することができるとともに、グレーの色ずきをも防止することができる。また、感光体上でのレーザ光が照射される位置から第1転写位置までの距離よりも、中間転写体上の第1転写位置からマーク検出手段がマークを検出する位置までを、あらかじめ定めた所定の長さ分だけ長くするので、有効画像領域の画像をみだすことなく、複数ビームにおける位置ずれを防止することができる。
【0021】
請求項2記載の発明の画像形成装置は、回転駆動される感光体に、画像データで変調したレーザ光を複数のレーザ光源から出射させて静電潜像を形成し、当該感光体上への前記レーザ光書出位置を同期検知手段で検出して、当該静電潜像の形成された前記感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に順次形成された各色のトナー像を回転駆動される中間転写体上に順次重ね合わせて転写して、カラー画像を形成し、当該中間転写体上のカラー画像を転写紙に転写して画像形成する画像形成装置において、前記感光体と前記中間転写体は、機械的に独立して回転駆動され、前記中間転写体側に、前記画像重ね時に各色のトナー像の位置合わせの基準となる各色に共通な基準マークと当該基準マークを検知してマーク検知信号を出力するマーク検知手段が設けられ、前記複数のレーザ光のうち先頭のレーザ光の書き出し位置を前記同期検知手段で検出して、当該同期検知手段の出力する同期検知信号と前記マーク検知手段の出力するマーク検知信号との位相関係に基づいて、前記中間転写体の回転目標位置を変更制御し、前記感光体上での前記レーザ光が照射される位置から前記感光体上のトナー像を前記中間転写体に転写する第1転写位置までの距離よりも、前記中間転写体上の第1転写位置から前記マーク検出手段がマークを検出する位置までが、あらかじめ定めた所定の長さ分だけ長いことを特徴とする。
【0022】
上記構成によれば、回転駆動される感光体に、画像データで変調したレーザ光を複数のレーザ光源から出射させて静電潜像を形成し、当該静電潜像の形成された感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に順次形成された各色のトナー像を回転駆動される中間転写体上に順次重ね合わせて転写して、カラー画像を形成し、当該中間転写体上のカラー画像を転写紙に転写して画像形成するに際して、感光体と中間転写体を、機械的に独立して回転駆動し、中間転写体側に、画像重ね時に各色のトナー像の位置合わせの基準となる基準マークと当該基準マークを検知してマーク検知信号を出力するマーク検知手段を設け、複数のレーザ光のうち先頭のレーザ光の書き出し位置を同期検知手段で検出して、当該同期検知手段の出力する同期検知信号とマーク検知手段の出力するマーク検知信号との位相関係に基づいて、中間転写体の回転目標位置を変更制御するので、複数のレーザ光源から出射されるレーザ光の書き出し順の切り替えを行なうことなく、感光体の駆動または中間転写体の駆動を制御して、ポリゴンの回転と同期を取ることができ、複数レーザ光の位置ズレを1ライン以下に抑制することができるとともに、グレーの色ずきをも防止することができる。また、感光体上でのレーザ光が照射される位置から第1転写位置までの距離よりも、中間転写体上の第1転写位置からマーク検出手段がマークを検出する位置までを、あらかじめ定めた所定の長さ分だけ長くするので、有効画像領域の画像をみだすことなく、複数ビームにおける位置ずれを防止することができる。
【0025】
また、例えば、請求項3に記載するように、前記画像形成装置は、前記感光体と前記中間転写体の回転目標位置または前記中間転写体の回転目標位置を、前記レーザ光源の個数分の前記感光体上での副走査方向の距離以下の範囲で変更制御するものであってもよい。
【0026】
上記構成によれば、感光体と中間転写体の回転目標位置または中間転写体の回転目標位置を、レーザ光源の個数分の感光体上での副走査方向の距離以下の範囲で変更制御するので、中間転写体を回転駆動するモータへの負荷変動を極力少なくすることができ、画像への悪影響を防止することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0028】
図1〜図5は、本発明の画像形成装置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置の一実施の形態を適用したカラー画像形成装置1の概略構成図である。
【0029】
カラー画像形成装置1は、感光体2の周囲に、回転現像器3、感光体2の表面電位を検知する電位計4、書込部5、感光体2を一様に帯電する帯電チャージャ(スコロトロンチャージャ)6、感光体2を除電する除電ランプ7、感光体2をクリーニングするクリーニング部8、中間転写部9、感光体2をトナー像の転写前に徐電する転写前除電ランプ10、感光体2のトナー付着量(濃度)を光学的に検知するフォトセンサ11等が配設されており、感光体2は、図示しない感光体モータにより回転駆動される。
【0030】
なお、カラー画像形成装置1は、図示しないが、原稿を走査してその画像を読み取ることにより複数色、例えば赤、青、緑の画像信号を得てこれをデジタル画像信号に変換するスキャナを有している。
【0031】
感光体2は、本実施の形態では、感光体ドラムが用いられているが、感光体ベルト等を用いてもよい。
【0032】
回転現像器3は、感光体2上の各色分の静電潜像を現像して各色(例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)等)のトナー像とする複数の現像部21〜24を保持し、例えば、感光体2上の静電潜像を現像してブラックのトナー像とする現像部21、感光体2上の静電潜像を現像してシアンのトナー像とする現像部22、感光体2上の静電潜像を現像してマゼンタのトナー像とする現像部23、感光体2上の静電潜像を現像してイエローのトナー像とする現像部24を保持し、駆動手段としてのリボルバモータにより回転駆動されて複数の現像部21〜24を現像位置へ選択的に移動させる。
【0033】
複数の現像部21〜24は、それぞれ現像動作時には現像位置で現像スリーブ21a〜24aが感光体2と対向し、現像スリーブ21a〜24aが現像モータにより回転駆動されて現像部21〜24内の現像剤であるトナーを感光体2と現像スリーブ21a〜24aとの間の現像領域に搬送して感光体2上の静電潜像を現像する。リボルバホームポジションセンサ(以下、リボルバHPセンサという)25は、回転現像器3が停止基準位置に位置したことを検知する。
【0034】
中間転写部9は、中間転写ベルト(中間転写体)31、複数のローラ32〜37、ベルト転写チャージャ38、ベルトマークセンサ(マーク検知手段)39、潤滑剤塗布部40、ベルトクリーニング部41及び紙転写部42等を備えており、中間転写ベルト31は、複数のローラ32〜37に架け渡されて、これらのローラ32〜37のうちの特定のローラがドラムモータ73(図3参照)により回転駆動されて中間転写ベルト31を図1に矢印で示す方向に回転させる。中間転写ベルト31の内側には、感光体2上の各色のトナー像を各画面毎に中間転写ベルト31上に重ねて転写する画像重ね時の各色トナー像の位置合わせの基準となる基準マーク(図示略)が1個設けられる。
【0035】
上記ベルトマークセンサ39は、中間転写ベルト31の内側近傍であって、中間転写ベルト31の回転方向に沿って配設されており、中間転写ベルト31上の基準マークを検知して、マーク検知信号を出力する。
【0036】
潤滑剤塗布部40は、図示しない潤滑剤塗布ソレノイドのオン/オフにより中間転写ベルト31に対する潤滑剤塗布の可否が可能になっており、オンで中間転写ベルト31に当接して、中間転写ベルト31上に潤滑剤を塗布する。
【0037】
紙転写部42は、中間転写ベルト31の最下部に位置するローラ33と中間転写ベルト31を挟んで対向する位置に配設され、中間転写ベルト31上のカラー画像を紙転写部42と中間転写ベルト31との間に搬送されてきた転写紙に転写する。
【0038】
ベルトクリーニング部41は、紙転写部42とベルト転写チャージャ38との間であって、中間転写ベルト31を挟んでローラ37と対向する位置に配設されており、中間転写ベルト31をクリーニングして中間転写ベルト31上のトナーを除去する。ベルトクリーニング部41は、例えばクリーニングブレードからなるクリーニング部材等により構成されてベルトクリーニング部接離用ソレノイドのオン/オフにより中間転写ベルト31に対して接離され、中間転写ベルト31に当接したときに中間転写ベルト31上のトナーを除去する。
【0039】
そして、中間転写ベルト31は、その周長がA4横向きサイズ2枚分と各転写材間の間隔(各転写材間の搬送間隔)とを加えた長さとなっており、感光体2の周長の2倍の長さとなっている。感光体2の1回転でA4横向き1枚分のカラー画像が形成され、感光体2の2回転で中間転写ベルト31上に同一色で2画面分の画像が転写される。
【0040】
カラー画像形成装置1は、転写紙が、図示しない給紙部から1枚ずつ中間転写ベルト31と紙転写部42との間に搬送されてくるが、この紙転写部42の手前にレジストローラ43が配設されており、紙転写部42より下流側には搬送ベルト44が配置され、さらに、この搬送ベルト44より下流側には図示しない定着ローラ及びこれに圧接される加圧ローラを有する定着部が配置されている。搬送ベルト44と定着部の定着ローラは、メインモータ72(図3参照)により回転駆動され、レジストローラ43はメインモータ72によりレジストクラッチを介して回転駆動される。レジストローラ43の上流側には、レジストローラ43の手前で転写紙を検知するレジストセンサ45が配設されており、レジストローラ43には複数の給紙部のうち選択された給紙部から転写紙が給送される。
【0041】
なお、中間転写ベルト31は、中間転写ドラム、中間転写ローラなどの中間転写体を用いるようにしてもよい。
【0042】
上記書込部5は、図2に示すような走査光学系50を備えており、走査光学系50は、複数のレーザビームからなる光ビームを発生する光源部51から出射された複数の光ビームはシリンダレンズ52を介して走査手段としての回転多面鏡(ポリゴンミラー)53に入射する。回転多面鏡53に入射された各光ビームは、回転多面鏡53の回転により主走査方向に走査され、fθレンズ54、トロイダルレンズ55からなる走査光学系及び折り返しミラー56を介して感光体2上を副走査方向のビームピッチPで同時に主走査方向に露光走査する。
【0043】
回転多面鏡53はポリゴンモータにより回転駆動され、図示しない同期検知手段としての同期検知器が、トロイダルレンズ55からの光ビームを感光体2の書き込み領域外における所定の位置で検出する。同期検知器は、光源部51からシリンダレンズ52、回転多面鏡53、fθレンズ54、トロイダルレンズ55を介して入射する複数の光ビームを検出して該複数の光ビームに対して1個の出力信号をライン同期信号(同期検知信号)として出力する。
【0044】
光源部51は、通常、例えば2個の半導体レーザであるLD51a、51bが画像信号に応じて駆動されて、画像信号に応じて変調された複数の光ビームを出射する。光源部51には、副走査方向の光ビームピッチを調整するピッチ調整機構が設けられ、このピッチ調整機構により光源部51が回転されて副走査方向の光ビームピッチが調整される。光源部51においては、2個のLD51a、51bから射出された光ビームはコリメートレンズ51c、51dによりそれぞれ平行光とされ、アパーチャ部材(図示せず)のスリットを通ることにより所定の光束径に整形される。
【0045】
これらのアパーチャ部材の一方からの光ビームは、1/2波長板51eにより偏光方向が90度回転させられ、光ビーム合成手段としてのビーム合成プリズム51fに入射してビーム合成プリズム51fの斜面で内面反射され、ビーム合成プリズム51fの偏光ビームスプリッタ面で反射されて基準となる他方のアパーチャ部材からの光ビームとその光軸近傍に合成される。
【0046】
ビーム合成プリズム51fからの2本の光ビームは、主走査方向に所定角度θm隔てて射出され、LD51aにおいてコリメートレンズ51cとの光軸を主走査方向に僅かに偏心させることで光源部51を光軸回りに回転させることにより、2本の光ビーム間の射出角度の副走査角度成分が得られて副走査方向のビームピッチ調整がなされる。光源部51の回転角をαとすると、Δθs=θm・sinαである。なお、LD51a、51bは、本実施の形態では、2個の場合について説明しているが、3個以上であってもよい。
【0047】
カラー画像形成装置1は、図3に示すような制御部60を備えており、制御部60は、CPU(Central Processing Unit )61、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63、シリアル通信コントローラ64、書き込み制御IC65、露光用LD制御ユニット66、I/Oコントローラ67、上記定着部68、パワーパックユニット69、電位計回路70、フォトセンサ回路71、メインモータ72、ドラムモータ73、現像モータ74、リボルバモータ75、トナー補給モータ76、上記ベルトマークセンサ39及び上記リボルバHPセンサ25等を備えている。
【0048】
CPU61、ROM62及びRAM63はデータバス及びアドレスバスによって接続されており、CPU61は、ROM62内の制御プログラムの内容により、RAM63をワークメモリとして利用しつつ、演算等の処理を実行して、カラー画像形成装置1としての基本処理及び後述する感光体2と中間転写ベルト31との相対的な位置調整を行う回転目標位置変更制御処理を実行する。
【0049】
シリアル通信コントローラ64は、スキャナの制御部とCPU61とのコマンドの送受信を行い、CPU61とはデータバス及びアドレスバスによって接続されている。
【0050】
書き込み制御IC65は、感光体2の露光制御を行い、CPU61とはデータバス及びアドレスバスによって接続されて、露光用LD制御ユニット66及び上記回転多面鏡53を回転駆動するポリゴンモータ53aと接続されて露光用LD制御ユニット66及びポリゴンモータ53aを制御する。
【0051】
露光用LD制御ユニット66は、書き込み制御IC65からの入力信号により書込部5内のLD51a、51bの点灯制御を行い、I/Oコントローラ67は、CPU61の入出力制御を行う。
【0052】
定着部68は、上記定着ローラの表面温度を検知する定着サーミスタ及び定着ローラを加熱する定着ヒータを有し、CPU61が、定着サーミスタの温度検知信号をA/D変換してそのA/D変換値を元に定着ヒータ制御用のパルス幅変調(PWM)パルスを出力して、定着ヒータをオン/オフ制御することで定着ローラの表面温度を所定の定着温度に制御する。
【0053】
CPU61は、高圧電源としてのパワーパックユニット69からフィードバックされる出力電圧をA/D変換し、このA/D変換値に基づいてパワーパックユニット69へPWM信号を出力して、パワーパックユニット69の出力電圧を制御する。パワーパックユニット69は、帯電チャージャ6、ベルト転写チャージャ38及び紙転写部42に高電圧を印加するとともに帯電チャージャ6にグリッド電圧を印加し、現像部21〜24の現像スリーブ21a〜24aにそれぞれ現像バイアス電圧を印加する。
【0054】
電位計回路70は、電位計17を含み、感光体2の表面電位を検知して、検知信号をCPU61のA/D入力端子に出力する。フォトセンサ回路71は、発光ダイオード及びフォトトランジスタからなるフォトセンサ11を含み、感光体2のトナー付着量(濃度)を光学的に検知して、検知信号をCPU61のA/D入力端子に出力する。CPU61は、フォトセンサ11の発光ダイオード駆動回路にPWMパルスを出力して、発光ダイオードの点灯制御を行う。
【0055】
メインモータ72は、転写材(転写紙)を搬送する転写材搬送系(搬送ベルト44等)を回転駆動し、ドラムモータ73は、感光体2及び中間転写ベルト31を回転駆動する。現像モータ74は、現像部21〜24の現像スリーブ21a〜24aをそれぞれ回転駆動し、これらのモータは、CPU61からそれぞれオン信号、速度を半分に落とすための半速信号及び速度が目的速度に達したことを判断するためのロック信号が入力される。
【0056】
リボルバモータ75は、CPU61から入力される4相出力信号により現像部21〜24を装備した回転現像器3を回転させ、現像部21〜24のうち指定色の現像を行う現像部21〜24を現像位置に停止させる。トナー補給モータ76は、現像部21〜24内に各トナーカートリッジからブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のトナーをそれぞれ補給し、CPU61は、フォトセンサ11からの入力信号に基づいて、感光体2上のブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のトナー付着量に応じてトナー補給モータ76のオン時間を制御する。
【0057】
ベルトマークセンサ39は、画像重ね時の各トナー像の位置合わせの基準となるマーク検知信号を、タイミング的に厳しい精度が要求されるために、CPU61の割り込み端子Intに入力し、リボルバHPセンサ25は、回転現像器3の停止位置基準となる出力信号を、回転現像器3の回転中にCPU61からリボルバモータ75への出力パルス(4相出力信号)を切り替えるというタイミング的に厳しい精度が要求されるために、CPU61の割り込み端子Intに入力する。
【0058】
そして、カラー画像形成装置1は、例えば、A4横向きサイズ(転写材搬送方向が短くなる向きのA4サイズ)のフルカラー画像を4画面分連続的に形成する場合には、停止状態では、回転現像器3は、現像色がブラックである現像部21が現像位置に位置した状態で停止しているものとすると、カラー画像形成装置1の制御部60は、カラー画像形成開始(プリントスタート)の命令がくると、除電ランプ7とドラムモータ73をオンさせる。ドラムモータ73は、オンすると、回転して感光体2と中間転写ベルト31を回転駆動し、除電ランプ7が、感光体2を除電する。
【0059】
制御部60は、感光体2上の除電ランプ7による除電開始位置が帯電チャージャ6の帯電を行う位置に到達した時に帯電チャージャ6をオンさせ、感光体2上の帯電チャージャ6による帯電が開始された位置が現像位置に到達すると、パワーパックユニット69に現像バイアスをオンさせると同時に現像モータ74を回転させる。
【0060】
また、制御部60は、感光体2上の現像バイアスがオンしたときに現像位置に対向した位置がベルト転写位置(感光体2上のトナー像を中間転写ベルト31へ転写させる位置)に到達したときに、ベルト転写チャージャ38をオンさせる。感光体2の回転開始からこの位置までが感光体2の前回転となる。
【0061】
制御部60は、中間転写ベルト31の回転によりベルトマークセンサ39が中間転写ベルト31上の基準マークを検知すると、ベルトマークセンサ39からマーク検知信号がCPU61の割込み端子Intに入力され、制御部60は、プログラム上では割込み処理を行う。制御部60は、その割込み処理の中で第1画面1色目(ブラック)のスキャン開始コマンドをスキャナの制御部(以下、必要に応じて、スキャナ制御部という。)へ送信する。
【0062】
スキャナ制御部は、制御部60から第1画面1色目のスキャン開始コマンドを受信すると、スキャナに第1画面1色目の画像信号を得るための原稿読み取りを行わせ、読み取った複数色(例えば赤、青、緑)の画像信号を第1画面1色目の画像信号に変換して制御部60に転送する。
【0063】
制御部60は、スキャナ制御部から転送されてきた画像信号を書き込み制御IC65に転送し、書き込み制御IC65がその画像信号を第1画面1色目の露光データ(書込部5で半導体レーザを駆動して1色目の露光を行うためのデータ)に変換して、露光用LD制御ユニット66に出力する。露光用LD制御ユニット66は、書き込み制御IC65からの第1画面1色目の露光データにより書込部5内のLD51a、51bの点灯制御を行って感光体2に第1画面1色目の画像を書き込むことにより第1画面1色目の静電潜像を形成させる。
【0064】
制御部60は、第1画面1色目の現像を行う現像部21の現像スリーブ21aの回転を現像モータ74に書込部5の書き込み開始に先駆けて開始させる。現像部21は、感光体2上の第1画面1色目の静電潜像が現像位置にくると、この静電潜像の現像を開始して第1画面1色目のトナー像とする。
【0065】
感光体2上の第1画面1色目のトナー像は、第1転写位置(ベルト転写位置)にくると、ベルト転写チャージャ38により中間転写ベルト31上に転写される。スキャナは、第1画面1色目の画像信号を得るための原稿読み取りが終了すると、高速にホームポジションにリータンし、次の第2画面1色目(ブラック)の画像信号を得るための原稿読み取りの開始までホームポジションで待機する。
【0066】
次に、制御部60は、第2画面1色目のスキャン開始コマンドをスキャナ制御部へ送信する。スキャナ制御部は、制御部60から第2画面1色目のスキャン開始コマンドを受信すると、スキャナに第2画面1色目の画像信号を得るための原稿読み取りを行わせ、読み取った複数色(例えば赤、青、緑)の画像信号を第2画面1色目の画像信号に変換して制御部60に転送する。
【0067】
制御部60は、スキャナ制御部から転送されてきた画像信号を書き込み制御IC65に転送し、書き込み制御IC65がその画像信号を第2画面1色目の露光データに変換して露光用LD制御ユニット66に出力する。露光用LD制御ユニット66は、書き込み制御IC65からの第2画面1色目の露光データにより書込部5内のLD51a、51bの点灯制御を行って感光体2に第2画面1色目の画像を書き込むことにより第2画面1色目の静電潜像を形成させる。
【0068】
1色目の現像を行う現像部21の現像スリーブ21aは、第1画面1色目の静電潜像の現像終了後も停止せずに回転しており、書込部5の書き込み中は回転している。現像部21は、感光体2上の第2画面1色目の静電潜像が現像位置にくると、この静電潜像の現像を開始して第2画面1色目のトナー像とする。
【0069】
感光体2上の第2画面1色目のトナー像は、第1転写位置(ベルト転写位置)にくると、ベルト転写チャージャ38により中間転写ベルト31上に転写される。スキャナは、第2画面1色目の画像信号を得るための原稿読み取りが終了すると、高速にホームポジションにリータンし、次の第1画面2色目(シアン)の画像信号を得るための原稿読み取りの開始までホームポジションで待機する。
【0070】
制御部60は、第2画面1色目の静電潜像の現像が終了すると、2色目(シアン)の現像を行う現像部22が現像位置に来て停止するようにリボルバモータ75に回転現像器3を回転させる。また、制御部60は、ベルトクリーニング部接離用ソレノイドを制御してベルトクリーニング部41を中間転写ベルト31から離間させ、中間転写ベルト31上の画像を消さないようにする。
【0071】
その後、制御部60は、ベルトマークセンサ39が中間転写ベルト31上の基準マークを検知してCPU61の割込み端子Intにマーク検知信号が入力されると、割り込み処理に入って、第1画面2色目(シアン)のスキャン開始コマンドをスキャナ制御部へ送信する。
【0072】
スキャナ制御部は、制御部60から第1画面2色目のスキャン開始コマンドを受信すると、スキャナに第1画面2色目の画像信号を得るための原稿読み取りを行わせ、読み取った複数色の画像信号を制御部60に第1画面2色目の画像信号に変換して転送する。
【0073】
制御部60は、スキャナ制御部から転送されてきた画像信号を書き込み制御IC65に転送し、書き込み制御IC65がその画像信号を第1画面2色目の露光データに変換して露光用LD制御ユニット66に出力する。露光用LD制御ユニット66は、書き込み制御IC65からの第1画面2色目の露光データにより書込部5内のLD51a、51bの点灯制御を行って感光体2に第1画面2色目の画像を書き込むことにより第1画面2色目の静電潜像を形成させる。
【0074】
制御部60は、2色目の現像を行う現像部22の現像スリーブ22aの回転を現像モータ74に書込部5の書き込み開始に先駆けて開始させる。現像部22は、感光体2上の第1画面2色目の静電潜像が現像位置にくると、この静電潜像の現像を開始して第1画面2色目のトナー像とする。
【0075】
感光体2上の第1画面2色目のトナー像は、第1転写位置にくると、ベルト転写チャージャ38により中間転写ベルト31上の第1画面1色目のトナー像と同位置に第1画面1色目のトナー像と重ねて転写される。スキャナは、第1画面2色目の画像信号を得るための原稿読み取りが終了すると、高速にホームポジションにリータンし、次の第2画面2色目(シアン)の画像信号を得るための原稿読み取りの開始までホームポジションで待機する。
【0076】
次に、制御部60は、第2画面2色目のスキャン開始コマンドをスキャナ制御部へ送信する。スキャナ制御部は、制御部60から第2画面2色目のスキャン開始コマンドを受信すると、スキャナに第2画面2色目の画像信号を得るための原稿読み取りを行わせ、読み取った複数色の画像信号を第2画面2色目の画像信号に変換して制御部60に転送する。
【0077】
制御部60は、スキャナ制御部から転送されてきた画像信号を書き込み制御IC65に転送し、書き込み制御IC65がその画像信号を第2画面2色目の露光データに変換して露光用LD制御ユニット66に出力する。露光用LD制御ユニット66は、書き込み制御IC65からの第2画面2色目の露光データにより書込部5内のLD51a、51bの点灯制御を行って感光体2に第2画面2色目の画像を書き込むことにより第2画面2色目の静電潜像を形成させる。
【0078】
2色目の現像を行う現像部22の現像スリーブ22aは、第1画面2色目の静電潜像の現像終了後も停止せずに回転しており、書込部5の書き込み中は回転している。現像部22は、感光体2上の第2画面2色目の静電潜像が現像位置にくると、この静電潜像の現像を開始して第2画面2色目のトナー像とする。
【0079】
感光体2上の第2画面2色目のトナー像は、第1転写位置にくると、ベルト転写チャージャ38により中間転写ベルト31上の第2画面1色目のトナー像と同位置に第2画面1色目のトナー像と重ねて転写される。スキャナは、第2画面2色目の画像信号を得るための原稿読み取りが終了すると、高速にホームポジションにリータンし、次の第1画面3色目(マゼンタ)の画像信号を得るための原稿読み取りの開始までホームポジションで待機する。制御部60は、第2画面2色目の静電潜像の現像が終了すると、3色目(マゼンタ)の現像を行う現像装置23が現像位置に来て停止するようにリボルバモータ75に回転現像器3を回転させる。
【0080】
その後、制御部60は、ベルトマークセンサ39が中間転写ベルト31上の基準マークを検知してCPU61の割込み端子Intにベルトマークセンサ39からマーク検知信号が入力された際に割り込み処理に入って第1画面3色目(マゼンタ)のスキャン開始コマンドをスキャナ制御部へ送信する。
【0081】
スキャナ制御部は、制御部60から第1画面3色目のスキャン開始コマンドを受信すると、スキャナに第1画面3色目の画像信号を得るための原稿読み取りを行わせ、読み取った複数色の画像信号を第1画面3色目の画像信号に変換して制御部60に転送する。
【0082】
制御部60はスキャナ制御部から転送されてきた画像信号を書き込み制御IC65に転送し、書き込み制御IC65がその画像信号を第1画面3色目の露光データに変換して露光用LD制御ユニット66に出力する。露光用LD制御ユニット66は、書き込み制御IC65からの第1画面3色目の露光データにより書込部5内のLD51a、51bの点灯制御を行って感光体2に第1画面3色目の画像を書き込むことにより第1画面3色目の静電潜像を形成させる。
【0083】
制御部60は、3色目の現像を行う現像装置23の現像スリーブ23aの回転を現像モータ74に書込部5の書き込み開始に先駆けて開始させる。現像装置23は、感光体2上の第1画面3色目の静電潜像が現像位置にくると、この静電潜像の現像を開始して第1画面3色目のトナー像とする。
【0084】
感光体2上の第1画面3色目のトナー像は、第1転写位置にくると、ベルト転写チャージャ38により中間転写ベルト31上の第1画面1色目のトナー像及び第1画面2色目のトナー像と同位置に第1画面1色目のトナー像及び第1画面2色目のトナー像と重ねて転写される。スキャナは、第1画面3色目の画像信号を得るための原稿読み取りが終了すると、高速にホームポジションにリータンし、次の第2画面3色目(マゼンタ)の画像信号を得るための原稿読み取りの開始までホームポジションで待機する。
【0085】
次に、制御部60は、第2画面3色目のスキャン開始コマンドをスキャナ制御部へ送信する。スキャナ制御部は、制御部60から第2画面3色目のスキャン開始コマンドを受信すると、スキャナに第2画面3色目の画像信号を得るための原稿読み取りを行わせ、読み取った複数色の画像信号を第2画面3色目の画像信号に変換して制御部60に転送する。
【0086】
制御部60は、スキャナ制御部から転送されてきた画像信号を書き込み制御IC65に転送し、書き込み制御IC65がその画像信号を第2画面3色目の露光データに変換して露光用LD制御ユニット66に出力する。露光用LD制御ユニット66は、書き込み制御IC65からの第2画面3色目の露光データにより書込部5内のLD51a、51bの点灯制御を行って感光体2に第2画面3色目の画像を書き込むことにより第2画面3色目の静電潜像を形成させる。
【0087】
3色目の現像を行う現像装置23の現像スリーブ23aは、第1画面3色目の静電潜像の現像終了後も停止せずに回転しており、書込部5の書き込み中は回転している。現像装置23は、感光体2上の第2画面3色目の静電潜像が現像位置にくると、この静電潜像の現像を開始して第2画面3色目のトナー像とする。
【0088】
感光体2上の第2画面3色目のトナー像は、第1転写位置にくると、ベルト転写チャージャ38により中間転写ベルト31上の第2画面1色目のトナー像及び第2画面2色目のトナー像と同位置に第2画面1色目のトナー像及び第2画面2色目のトナー像と重ねて転写される。
【0089】
スキャナは、第2画面3色目の画像データを得るための原稿読み取りが終了すると、高速にホームポジションにリータンし、次の第1画面4色目(イエロー)の画像データを得るための原稿読み取りの開始までホームポジションで待機する。制御部60は、第2画面3色目の静電潜像の現像が終了すると、4色目(イエロー)の現像を行う現像部24が現像位置に来て停止するようにリボルバモータ75に回転現像器3を回転させる。
【0090】
その後、制御部60は、ベルトマークセンサ39が中間転写ベルト31上の基準マークを検知してCPU61の割込み端子Intにベルトマークセンサ39からのマーク検知信号が入力された際に割り込み処理に入って第1画面4色目のスキャン開始コマンドをスキャナ制御部へ送信する。
【0091】
スキャナ制御部は、制御部60から第1画面4色目のスキャン開始コマンドを受信すると、スキャナに第1画面4色目の画像データを得るための原稿読み取りを行わせ、読み取った複数色の画像データを第1画面4色目の画像データに変換して制御部60に転送する。
【0092】
制御部60は、スキャナ制御部から転送されてきた画像データを書き込み制御IC65に転送し、書き込み制御IC65がその画像データを第1画面4色目の露光データに変換して露光用LD制御ユニット66に出力する。露光用LD制御ユニット66は、書き込み制御IC65からの第1画面4色目の露光データにより書込部5内のLD51a、51bの点灯制御を行って感光体2に第1画面4色目の画像を書き込むことにより第1画面4色目の静電潜像を形成させる。
【0093】
制御部60は、4色目の現像を行う現像部24の現像スリーブ24aの回転を現像モータ74に書込部5の書き込み開始に先駆けて開始させる。現像部24は、感光体2上の第1画面4色目の静電潜像が現像位置にくると、この静電潜像の現像を開始して第1画面4色目のトナー像とする。
【0094】
感光体2上の第1画面4色目のトナー像は、第1転写位置にくると、ベルト転写チャージャ38により中間転写ベルト31上の第1画面1色目のトナー像、第1画面2色目のトナー像及び第1画面3色目のトナー像と同位置に第1画面1色目のトナー像、第1画面2色目のトナー像及び第1画面3色目のトナー像と重ねて転写されて第1画面のフルカラー画像が形成される。スキャナは、第1画面4色目の画像データを得るための原稿読み取りが終了すると、高速にホームポジションにリータンし、次の第2画面4色目(イエロー)の画像データを得るための原稿読み取りの開始までホームポジションで待機する。
【0095】
次に、制御部60は、第2画面4色目のスキャン開始コマンドをスキャナ制御部へ送信する。スキャナ制御部は、制御部60から第2画面4色目のスキャン開始コマンドを受信すると、スキャナに第2画面4色目の画像データを得るための原稿読み取りを行わせ、読み取った複数色の画像データを第2画面4色目の画像データに変換して制御部60に転送する。
【0096】
制御部60は、スキャナ制御部から転送されてきた画像データを書き込み制御IC65に転送し、書き込み制御IC65がその画像データを第2画面4色目の露光データに変換して露光用LD制御ユニット66に出力する。露光用LD制御ユニット66は、書き込み制御IC65からの第2画面4色目の露光データにより書込部5内のLD51a、51bの点灯制御を行って感光体2に第2画面4色目の画像を書き込むことにより第2画面4色目の静電潜像を形成させる。
【0097】
4色目の現像を行う現像部24の現像スリーブ24aは、第1画面4色目の静電潜像の現像終了後も停止せずに回転しており、書込部5の書き込み中は回転している。現像部24は、感光体2上の第2画面4色目の静電潜像が現像位置にくると、この静電潜像の現像を開始して第2画面4色目のトナー像とする。
【0098】
感光体2上の第2画面4色目のトナー像は、第1転写位置にくると、ベルト転写チャージャ38により中間転写ベルト31上の第2画面1色目のトナー像、第2画面2色目のトナー像及び第2画面3色目のトナー像と同位置に第2画面1色目のトナー像、第2画面2色目のトナー像及び第2画面3色目のトナー像と重ねて転写されて第2画面のフルカラー画像が形成される。スキャナは、第2画面4色目の画像データを得るための原稿読み取りが終了すると、高速にホームポジションにリータンし、次の第3画面1色目(ブラック)の画像データを得るための原稿読み取りの開始までホームポジションで待機する。
【0099】
制御部60は、第2画面4色目の静電潜像の現像が終了し、第2画面4色目のトナー像のベルト転写(感光体2から中間転写ベルト31への転写)が終了すると、中間転写ベルト31上のフルカラー画像を転写材に転写させるべく中間転写ベルト31上のフルカラー画像が中間転写ベルト31と紙転写部42との間の紙転写位置に到達する直前に紙転写部42をオンさせ、紙転写部42が中間転写ベルト31上のフルカラー画像を転写材に転写させる。
【0100】
制御部60は、第1画面のフルカラー画像及び第2画面のフルカラー画像の二次転写(中間転写ベルト31から転写材へのフルカラー画像の転写)が終了すると、1色目(ブラック)の現像を行う現像部21が現像位置に来て停止するようにリボルバモータ75に回転現像器3を回転させる。
【0101】
中間転写ベルト31から第1画面用転写材及び第2画面用転写材への第1画面のフルカラー画像及び第2画面のフルカラー画像の各転写は続けられ、第1画面のフルカラー画像及び第2画面のフルカラー画像がそれぞれ転写された第1画面用転写材及び第2画面用転写材は、搬送ベルト44により定着部まで搬送されて定着部により第1画面のフルカラー画像及び第2画面のフルカラー画像がそれぞれ定着され、排紙トレイへ排出される。
【0102】
中間転写ベルト31の回転によりベルトマークセンサ39が、中間転写ベルト31上の基準マークを検知すると、制御部60は、CPU61の割込み端子Intにベルトマークセンサ39からマーク検知信号が入力された際にプログラム上で割り込み処理に入ってその中で第3画面1色目(ブラック)のスキャン開始コマンドをスキャナ制御部へ送信する。
【0103】
スキャナ制御部は、制御部60から第3画面1色目のスキャン開始コマンドを受信すると、スキャナに第3画面1色目の画像データを得るための原稿読み取りを行わせ、読み取った複数色の画像データを第3画面1色目の画像データに変換して制御部60に転送する。
【0104】
制御部60は、スキャナ制御部から転送されてきた画像データを書き込み制御IC65に転送し、書き込み制御IC65が、その画像データを第3画面1色目の露光データに変換して露光用LD制御ユニット66に出力する。露光用LD制御ユニット66は、書き込み制御IC65からの第3画面1色目の露光データにより書込部5内のLD51a、51bの点灯制御を行って感光体2に第3画面1色目の画像を書き込むことにより第3画面1色目の静電潜像を形成させる。
【0105】
以下第3画面1色目の静電潜像の現像から第4画面4色目のトナー像のベルト転写までの工程は、上述した第1画面1色目の静電潜像の現像から第2画面4色目のトナー像のベルト転写までの工程と同様に行われる。その後も第1画面のフルカラー画像及び第2画面のフルカラー画像の形成と同様に第3画面のフルカラー画像及び第4画面のフルカラー画像の形成が行われる。
【0106】
制御部60は、第4画面4色目の静電潜像の現像が終了し、第4画面4色目のトナー像のベルト転写が終了すると、中間転写ベルト31上のフルカラー画像を転写材に転写させるべく中間転写ベルト31上のフルカラー画像が中間転写ベルト31と紙転写部42との間の紙転写位置に到達する直前に紙転写部42をオンさせ、紙転写部42が、中間転写ベルト31上のフルカラー画像を転写材に転写させる。
【0107】
その後、制御部60は、ベルトクリーニング部接離用ソレノイドをオンさせてベルトクリーニング部41を中間転写ベルト31に接触させることによりベルトクリーニング部41に中間転写ベルト31のクリーニングを開始させる。
【0108】
制御部60は、第3画面のフルカラー画像及び第4画面のフルカラー画像の二次転写が終了すると、1色目(ブラック)の現像を行う現像部21が現像位置に来て停止するようにリボルバモータ75に回転現像器3を回転させる。その後、制御部60は、ベルトクリーニング部接離用ソレノイドをオフさせてベルトクリーニング部41を中間転写ベルト31から離間させる。さらに、制御部60はドラムモータ73を制御して中間転写ベルト31の停止位置を制御し、その後は待機状態となる。
【0109】
なお、本実施の形態においては、基準マークを1個設けているが、基準マークは、中間転写ベルト31の回転方向へ所定の間隔(例えば、等間隔)をおいて2個設けるようにしてもよい。この場合、制御部60は、各色毎に、中間転写ベルト31上の第1の基準マークのベルトマークセンサ39による検知時を基準としてスキャン開始コマンドをスキャナ制御部へ送信することによりスキャナに1画面の画像データを得るための原稿読み取りを行わせて中間転写ベルト31上の2画面のフルカラー画像のうち最初に形成すべき1画面のフルカラー画像を形成させ、中間転写ベルト31上の第2の基準マークのベルトマークセンサ39による検知時を基準としてスキャン開始コマンドをスキャナ制御部へ送信することによりスキャナに他の1画面の画像データを得るための原稿読み取りを行わせて中間転写ベルト31上の2画面のフルカラー画像のうち後で形成すべき1画面のフルカラー画像を形成させるように制御することになる。
【0110】
カラー画像形成装置1は、図4に示すように、露光用LD制御ユニット52のビデオ信号生成回路80を備えており、ビデオ信号生成回路80は、カウンタ81、位相比較回路82、ライン選択回路83、ラインメモリ84、85、制御回路86及び変調回路87、88等を備えている。
【0111】
ライン選択回路83には、書き込み制御IC51から画像データが入力されるとともに、ベルトマークセンサ39からのマーク検知信号及び同期検知器からの同期検知信号が入力され、ライン選択回路83は、入力される画像データをマーク検知信号及び同期検知信号に基づいてラインメモリ84とラインメモリ85に振り分けて入れる。
【0112】
同期検知器は半導体レーザであるLD51a、51bからの2本のレーザビームを略同時に検知して感光体2に対するLD51a、51bからの2本のレーザビームによる2ライン分の書き込みにつき1個の同期検知信号を出力するが、基準カウント値は2個の同期検知信号の間隔の略半分(略1ライン分の書き込みに要する時間)に相当する値に設定される。
【0113】
そして、ライン選択回路83は、マーク検知信号と同期検知信号に基づいて、書き込み制御IC51からの1画面1色分の画像データのうちの1ライン目の画像データを、例えば、ラインメモリ84に格納し、2ライン目以後の画像データを、例えば、ラインメモリ85、ラインメモリ84、ラインメモリ85というようにラインメモリ84、85に交互に格納する。
【0114】
ラインメモリ84からの画像データは、制御回路86を介して変調回路87に入力され、変調回路87が入力画像データにより光源51aを変調駆動する。ラインメモリ85からの画像データは、制御回路86を介して変調回路88に入力され、変調回路88が入力画像データにより光源51bを変調駆動する。
【0115】
カウンタ81は、上記同期検知器からの同期検知信号によりクリアされ、図示しないクロック発生部からのクロックをカウントアップして、そのカウント値を位相比較回路82へ出力する。位相比較回路82は、上記ベルトマークセンサ39から入力される中間転写基準信号であるマーク検知信号と上記同期検知器からの同期検知信号との位相を比較する。
【0116】
すなわち、位相比較回路82は、ベルトマークセンサ39からマーク検知信号が入力されているときに動作し、同期検知器から最初の同期検知信号が入力された時点でカウンタ81のカウント値(カウンタ81の同期検知信号によるリセット直前のカウント値)を取り込むことによりマーク検知信号と同期検知信号との位相差を求めてCPU61へ出力する。
【0117】
具体的には、図6に示したカウント値1またはカウント値2を求める。なお、感光体2と中間転写部材である中間転写ベルト31が、図1に一点鎖線で示すように、タイミングベルト90で連結される等の方法で機械的に連結されているときには、感光体2と中間転写ベルト31の回転相対位置ズレがないため、中間転写ベルト31上の基準マークを検知するベルトマークセンサ39の代わりに、感光体2に基準マークを設けて、この感光体2の基準マークを検出するマークセンサ(マーク検知手段)を設けてもよい。一方、感光体2が一定速度で回転し、中間転写部材である中間転写ベルト31が位置制御可能なモータにより回転駆動される場合には、図1に示したように、中間転写ベルト31に基準マークを設け、この基準マークを中間転写ベルト31の近傍に設けられたベルトマークセンサ39で、中間転写ベルト31上の基準マークを検知する。以下、基準マークが中間転写ベルト31に設けられ、この中間転写ベルト31上の基準マークをベルトマークセンサ39で検出するものとして説明する。
【0118】
そして、位相比較回路82は、ベルトマークセンサ39からマーク検知信号が入力されているときに動作し、同期検知器から最初の同期検知信号が入力された時点でカウンタ81のカウント値(カウンタ81の同期検知信号によるリセット直前のカウント値)を取り込んで、マーク検知信号と同期検知信号との位相差を求めて、CPU61または書き込み制御IC65内の図示しない演算器へ出力する。CPU61は、カウンタ81のカウント値から位相ズレ量を算出し、さらに位相ズレを距離に換算して中間転写ベルト31を回転駆動する転写モータであるドラムモータ73へのずらし量(位置補正量)とする。
【0119】
位相ズレ量=同期間隔の全カウント値(固定値)/カウント値1
ずらし量 =(1−位相ズレ量)×(同期間隔の時間(ta)での副走査方向への移動距離)
=(Δt1/ta)×(同期間隔の時間(ta)での副走査方向への移動距離)
なお、カウント値1は、図6に示したカウント値1であり、同期検知信号間のカウンタ81のカウント値である。
【0120】
そして、感光体2または中間転写ベルト31を回転駆動するドラムモータ73は、図5にその概念ブロックを示す駆動回路100により、回転制御される。すなわち、駆動回路100では、目標位置が、CPU61によって与えられて、ゲイン調節部101及びサーボ増幅器102を介してドラムモータ73が駆動される。ドラムモータ73内の位置センサ103によって現在位置が検出され、微分回路104によって速度を算出して、速度のマイナーループが形成される。その外側に位置制御ループがあり、目標位置に減算される。このドラムモータ73へのずらし量(位置補正量)は、ドラムモータ73の位置制御ループの減算点に重層される。
【0121】
このドラムモータ73では、アナログ系のサーボ構成であり、ずらし量は、DA(デジタル/アナログ)変換されて、アナログとして入力されるが、デジタル系のサーボ系であれば、デジタル値として、入力されることになる。実際には、ずらし量は、距離からモータの最小制御分解能カウント数が送られる。ずらし量が入力されることで、ドラムモータ73の回転位置は、見かけ上、ずらし量(位置補正量)分だけ遅れることになる。
【0122】
そして、ベルトマークセンサ39は、図1において、感光体2のビーム照射位置から転写までの距離L1よりも、中間転写ベルト31上での第1転写位置(ベルト転写位置)からマーク検知位置までの距離は、L2だけ長く設定されており、距離L2は、本実施の形態では、L2=約60mmに設定されている。すなわち、マーク検知信号が出力され、さらに同期検知信号が入力されてから、距離L2分の時間を待ってから書込動作が開始されることになる。
【0123】
いま、本実施の形態では、中間転写ベルト31の線速が約200mm/sであるとすると、距離L2分の待ち時間t0は、t0=60/200=0.3secであり、マーク検知信号が出力され、さらに同期検知信号が入力されてから0.3sec後に書き込みが開始されることになる。
【0124】
そして、基準マークは、前色の転写が終了した直後に検出されて、マーク検知信号が出力されるため、マーク検知信号を検出した後、上記ずらし量を算出して、次色書込までに位置の補正を完了することができる。具体的には、0.3secの待ち時間があれば、充分余裕を持って回転を安定させることができる。
【0125】
そして、上記位置補正が行われた中間転写ベルト31上の転写像と、次色の感光体2上のトナー像は、転写時に1ライン分の位置ずれもなく同一位置で転写される。
【0126】
例えば、本実施の形態の場合、2ビームであるため、ずらし量(位置補正量)の最大値は、最大2ライン分、例えば、600dpiの場合では、42.3μm×2=84.6μmである。
【0127】
なお、ビーム数が多くなれば、ビーム数のライン分だけのずらし量(位置補正量)が必要であるが、ずらし量を、最大補正量以下にすることで、ずらし量入力時のモータへの負荷を最小限に抑制することができる。
【0128】
このように、本実施の形態のカラー画像形成装置1は、回転駆動される感光体2に、画像データで変調したレーザ光を複数のLD51a、51bから出射させて静電潜像を形成し、当該静電潜像の形成された感光体2上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体2上に順次形成された各色のトナー像を回転駆動される中間転写ベルト31上に順次重ね合わせて転写して、カラー画像を形成し、当該中間転写ベルト31上のカラー画像を転写紙に転写して画像形成するに際して、感光体2と中間転写ベルト31を、タイミングベルト90で連結される等により、機械的に一体回転駆動し、感光体2と中間転写ベルト31のいずれか1方側に、画像重ね時に各色のトナー像の位置合わせの基準となる基準マークと当該基準マークを検知してマーク検知信号を出力するベルトマークセンサ39を設け、複数のレーザ光のうち先頭のレーザ光の書き出し位置を同期検知器で検出して、当該同期検知器の出力する同期検知信号とベルトマークセンサ39の出力するマーク検知信号との位相関係に基づいて、感光体2と中間転写ベルト31の回転目標位置を変更制御している。
【0129】
また、感光体2と中間転写ベルト31を、機械的に独立して回転駆動し、中間転写ベルト31側に、画像重ね時に各色のトナー像の位置合わせの基準となる基準マークと当該基準マークを検知してマーク検知信号を出力するベルトマークセンサ39を設け、複数のレーザ光のうち先頭のレーザ光の書き出し位置を同期検知器で検出して、当該同期検知器の出力する同期検知信号とベルトマークセンサ39の出力するマーク検知信号との位相関係に基づいて、中間転写ベルト31の回転目標位置を変更制御している。
【0130】
したがって、複数のLD51a、LD51bから出射されるレーザ光の書き出し順の切り替えを行わなうことなく、感光体2の駆動または中間転写ベルト31の駆動を制御して、回転多面鏡53の回転と同期を取ることができ、複数レーザ光の位置ズレを1ライン以下に抑制することができるとともに、グレーの色ずきをも防止することができる。
【0131】
また、本実施の形態のカラー画像形成装置1は、感光体2と中間転写ベルト31の回転目標位置の変更制御または中間転写ベルト31の回転目標位置の変更制御を、中間転写ベルト31への有効画像領域の転写終了後から次の有効画像領域の転写を開始するまでの間に完了している。
【0132】
したがって、有効画像領域の画像をみだすことなく、複数ビームにおける位置ずれを防止することができる。
【0133】
さらに、本実施の形態のカラー画像形成装置1は、感光体2と中間転写ベルト31の回転目標位置または中間転写ベルト31の回転目標位置を、LD51a、LD51bの個数分の感光体2上での副走査方向の距離以下の範囲で変更制御している。
【0134】
したがって、中間転写ベルト31を回転駆動するモータ(ドラフトモータ73)への負荷変動を極力少なくすることができ、画像への悪影響を防止することができる。
【0135】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0136】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の画像形成装置によれば、回転駆動される感光体に、画像データで変調したレーザ光を複数のレーザ光源から出射させて静電潜像を形成し、当該静電潜像の形成された感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に順次形成された各色のトナー像を回転駆動される中間転写体上に順次重ね合わせて転写して、カラー画像を形成し、当該中間転写体上のカラー画像を転写紙に転写して画像形成するに際して、感光体と中間転写体を、機械的に一体回転駆動し、感光体と中間転写体のいずれか1方側に、画像重ね時に各色のトナー像の位置合わせの基準となる基準マークと当該基準マークを検知してマーク検知信号を出力するマーク検知手段を設け、複数のレーザ光のうち先頭のレーザ光の書き出し位置を同期検知手段で検出して、当該同期検知手段の出力する同期検知信号とマーク検知手段の出力するマーク検知信号との位相関係に基づいて、感光体と中間転写体の回転目標位置を変更制御し、感光体上でのレーザ光が照射される位置から第1転写位置までの距離よりも、中間転写体上の第1転写位置からマーク検出手段がマークを検出する位置までを、あらかじめ定めた所定の長さ分だけ長くするので、複数のレーザ光源から出射されるレーザ光の書き出し順の切り替えを行なうことなく、感光体の駆動または中間転写体の駆動を制御して、ポリゴンの回転と同期を取ることができ、複数レーザ光の位置ズレを1ライン以下に抑制することができるとともに、有効画像領域の画像をみだすことなく、グレーの色ずきをも防止することができる。
【0137】
請求項2記載の発明の画像形成装置によれば、回転駆動される感光体に、画像データで変調したレーザ光を複数のレーザ光源から出射させて静電潜像を形成し、当該静電潜像の形成された感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に順次形成された各色のトナー像を回転駆動される中間転写体上に順次重ね合わせて転写して、カラー画像を形成し、当該中間転写体上のカラー画像を転写紙に転写して画像形成するに際して、感光体と中間転写体を、機械的に独立して回転駆動し、中間転写体側に、画像重ね時に各色のトナー像の位置合わせの基準となる基準マークと当該基準マークを検知してマーク検知信号を出力するマーク検知手段を設け、複数のレーザ光のうち先頭のレーザ光の書き出し位置を同期検知手段で検出して、当該同期検知手段の出力する同期検知信号とマーク検知手段の出力するマーク検知信号との位相関係に基づいて、中間転写体の回転目標位置を変更制御し、感光体上でのレーザ光が照射される位置から第1転写位置までの距離よりも、中間転写体上の第1転写位置からマーク検出手段がマークを検出する位置までを、あらかじめ定めた所定の長さ分だけ長くするので、複数のレーザ光源から出射されるレーザ光の書き出し順の切り替えを行なうことなく、感光体の駆動または中間転写体の駆動を制御して、ポリゴンの回転と同期を取ることができ、複数レーザ光の位置ズレを1ライン以下に抑制することができるとともに、有効画像領域の画像をみだすことなく、グレーの色ずきをも防止することができる。
【0139】
請求項3記載の発明の画像形成装置によれば、感光体と中間転写体の回転目標位置または中間転写体の回転目標位置を、レーザ光源の個数分の感光体上での副走査方向の距離以下の範囲で変更制御するので、中間転写体を回転駆動するモータへの負荷変動を極力少なくすることができ、画像への悪影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施の形態を適用したカラー画像形成装置の概略構成正面図。
【図2】図1のカラー画像形成装置の書込部の走査光学系の斜視図。
【図3】図1のカラー画像形成装置の制御部の回路ブロック図。
【図4】図1のカラー画像位置検知部の露光用LD制御ユニットのビデオ信号生成回路の回路ブロック図。
【図5】図1のカラー画像形成装置のドラムモータ及びその駆動回路の回路ブロック図。
【図6】2ビームを用いる画像形成装置の同期検知信号、マーク検知信号の関係を示す図。
【図7】図6の信号に基づいて最大2ドット未満の位置ズレが発生している状態を示す図。
【図8】図7の場合に、基準マークの検出結果に基づいてLDの書き出し順を変更した場合の位置ズレの補正状態を示す図。
【図9】LDのパワー変化に基づく色ズレの状態を示す図。
【符号の説明】
1 カラー画像形成装置
2 感光体
3 回転現像器
4 電位計
5 書込部
6 帯電チャージャ
7 除電ランプ
8 クリーニング部
9 中間転写部
10 転写前除電ランプ
11 フォトセンサ
21〜24 現像部
21a〜24a 現像スリーブ
25 リボルバホームポジションセンサ
31 中間転写ベルト
32〜37 ローラ
38 ベルト転写チャージャ
39 ベルトマークセンサ
40 潤滑剤塗布部
41 ベルトクリーニング部
42 紙転写部
43 レジストローラ
44 搬送ベルト
45 レジストセンサ
50 走査光学系
51 光源部
51a、51b LD
51c、51d コリメートレンズ
51e 1/2波長板
51f ビーム合成プリズム
52 シリンダレンズ
53 回転多面鏡
53a ポリゴンモータ
54 fθレンズ
55 トロイダルレンズ
56 折り返しミラー
60 制御部
61 CPU
62 ROM
63 RAM
64 シリアル通信コントローラ
65 書き込み制御IC
66 露光用LD制御ユニット
67 I/Oコントローラ
68 定着部
69 パワーパックユニット
70 電位計回路
71 フォトセンサ回路
72 メインモータ
73 ドラムモータ
74 現像モータ
75 リボルバモータ
76 トナー補給モータ
80 ビデオ信号生成回路
81 カウンタ
82 位相比較回路
83 ライン選択回路
84、85 ラインメモリ
86 制御回路
87、88 変調回路
90 タイミングベルト
100 駆動回路
101 ゲイン調節部
102 サーボ増幅器
103 位置センサ
104 微分回路
Claims (3)
- 回転駆動される感光体に、画像データで変調したレーザ光を複数のレーザ光源から出射させて静電潜像を形成し、当該感光体上への前記レーザ光書出位置を同期検知手段で検出して、当該静電潜像の形成された前記感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に順次形成された各色のトナー像を回転駆動される中間転写体上に順次重ね合わせて転写して、カラー画像を形成し、当該中間転写体上のカラー画像を転写紙に転写して画像形成する画像形成装置において、
前記感光体の回転軸と前記中間転写体を回転駆動する回転軸は、回転伝達機構を介して機械的に連結さて一体回転駆動され、
前記感光体と前記中間転写体のいずれか1方側に、前記画像重ね時に各色のトナー像の位置合わせの基準となる各色に共通な基準マークと当該基準マークを検知してマーク検知信号を出力するマーク検知手段が設けられ、
前記複数のレーザ光のうち先頭のレーザ光の書き出し位置を前記同期検知手段で検出して、当該同期検知手段の出力する同期検知信号と前記マーク検知手段の出力するマーク検知信号との位相関係に基づいて、前記感光体と前記中間転写体の回転目標位置を変更制御し、
前記感光体上での前記レーザ光が照射される位置から前記感光体上のトナー像を前記中間転写体に転写する第1転写位置までの距離よりも、前記中間転写体上の第1転写位置から前記マーク検出手段がマークを検出する位置までが、あらかじめ定めた所定の長さ分だけ長いことを特徴とする画像形成装置。 - 回転駆動される感光体に、画像データで変調したレーザ光を複数のレーザ光源から出射させて静電潜像を形成し、当該感光体上への前記レーザ光書出位置を同期検知手段で検出して、当該静電潜像の形成された前記感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に順次形成された各色のトナー像を回転駆動される中間転写体上に順次重ね合わせて転写して、カラー画像を形成し、当該中間転写体上のカラー画像を転写紙に転写して画像形成する画像形成装置において、
前記感光体と前記中間転写体は、機械的に独立して回転駆動され、
前記中間転写体側に、前記画像重ね時に各色のトナー像の位置合わせの基準となる各色に共通な基準マークと当該基準マークを検知してマーク検知信号を出力するマーク検知手段が設けられ、
前記複数のレーザ光のうち先頭のレーザ光の書き出し位置を前記同期検知手段で検出して、当該同期検知手段の出力する同期検知信号と前記マーク検知手段の出力するマーク検知信号との位相関係に基づいて、前記中間転写体の回転目標位置を変更制御し、
前記感光体上での前記レーザ光が照射される位置から前記感光体上のトナー像を前記中間転写体に転写する第1転写位置までの距離よりも、前記中間転写体上の第1転写位置から前記マーク検出手段がマークを検出する位置までが、あらかじめ定めた所定の長さ分だけ長いことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、前記感光体と前記中間転写体の回転目標位置または前記中間転写体の回転目標位置を、前記レーザ光源の個数分の前記感光体上での副走査方向の距離以下の範囲で変更制御することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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