JP2023074686A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】追い刷りでの画像形成位置の精度向上が可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】書出しタイミング基準信号(Mst_Index)を生成するタイミング制御部と、画像データを処理する画像処理部とを有し、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)と第1画像の形成位置の検知タイミングとの関係から検知タイミングの遅延量を算出し、画像データに対して第2画像の形成位置を遅延量の分だけ移動させる処理を行う画像形成装置を構成する。【選択図】図8
Description
本発明は、画像形成装置に係わる。
画像形成装置では、既に画像形成装置で画像が形成された連続記録材等の連続する記録材(以下、連続記録材)に画像を形成した後、更に画像形成面の上から重ねて画像を形成する、いわゆる追い刷り印刷が行われる。追い刷り印刷では、先に形成した画像に追い刷り画像の位置を合わせるため、例えば、先の画像形成において、画像形成位置の前端に合わせて連続記録材上にマークを形成する。そして、マークを検知して画像形成のタイミングを決定し、適切な位置に追い刷り画像を形成する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述の特許文献1に記載された構成の画像形成装置のように、連続する記録材に形成したマークを検知し、この画像形成位置を調整する構成においても、追い刷りにおいて画像形成位置のばらつきが発生する。
上述した問題の解決のため、本発明においては、追い刷りでの画像形成位置の精度向上が可能な画像形成装置を提供する。
本発明の画像形成装置は、記録材に第1画像を形成した後に、第1画像上に第2画像を形成する追い刷り印刷が可能な画像形成装置であって、第1画像の形成位置を検知する検知部と、画像形成装置における画像形成動作を制御する制御部とを備える。そして、制御部は、ポリゴンミラーの1面の走査と同期するレーザーの書出しタイミング基準信号(Mst_Index)を生成するタイミング制御部と、画像データを処理する画像処理部とを有する。タイミング制御部は、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)と、検知部による第1画像の形成位置の検知タイミングとの関係から、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に対する検知タイミングの遅延量を算出する。画像処理部は、画像データに対して第2画像の形成位置を遅延量の分だけ移動させる処理を行う。
本発明によれば、追い刷りでの画像形成位置の精度向上が可能な画像形成装置を提供することができる。
〈画像形成装置の実施形態〉
以下、本発明を実施するための形態の例を説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
[画像形成システム]
図1に、本実施の形態の画像形成装置を含む画像形成システムの概略構成図を示す。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置7を備え、画像形成装置7の前段側には供給調整部4が接続され、供給調整部4の前段側には記録材供給装置3が接続されている。画像形成装置7の記録材排出側には巻取調整部8が接続され、巻取調整部8の記録材排出側には巻取装置9が接続されている。
以下、本発明を実施するための形態の例を説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
[画像形成システム]
図1に、本実施の形態の画像形成装置を含む画像形成システムの概略構成図を示す。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置7を備え、画像形成装置7の前段側には供給調整部4が接続され、供給調整部4の前段側には記録材供給装置3が接続されている。画像形成装置7の記録材排出側には巻取調整部8が接続され、巻取調整部8の記録材排出側には巻取装置9が接続されている。
画像形成装置7には、供給調整部4から連続記録材S(以下、単に記録材Sとも表記する)が搬送される位置に、検知部5が設けられている。検知部5は、搬送部21により搬送される連続記録材Sに形成された画像(第1画像)の前端位置を検知することが可能なセンサー等によって構成される。例えば、検知部5は、記録材Sに形成された第1画像の前端部分や、第1画像の前端位置を検出するための画像(タイミング検出マーク)と、記録材Sの色等の背景色とのコントラストの差から、前端位置を検出するための画像位置を検出する。
記録材供給装置3は、連続記録材Sを収納、保持し、画像形成装置7に供給する機能を備える。連続記録材Sは、例えばロール紙である。巻取装置9は、画像形成装置7から排出される連続記録材Sを保持する機能を備える。供給調整部4は、記録材供給装置3と、画像形成装置7との間の微小な速度差及び寄りを吸収するためのバッファ機能を備える。巻取調整部8は、巻取装置9と、画像形成装置7との間の微小な速度差及び寄りを吸収するためのバッファ機能を備える。
画像形成システム1は、連続記録材Sに画像を形成する画像形成部23を画像形成装置7内に備え、画像形成装置7上部には設定部6が設けられている。設定部6は、表示部61と、操作部62とを備え、操作部62を介して操作者の操作を受け付けると共に、表示部61により情報を表示し、例えば印刷動作の各種設定を行うことができる。
また、画像形成装置7上には、原稿を自動的に読み込む自動原稿記録材供給装置及び原稿画像走査装置を備える。原稿画像走査装置は、プラテンガラスを介して画像の読み取りが可能である。原稿画像走査装置は、例えば原稿の画像を読み取り、不図示の画像メモリ等に記憶され、画像形成部23による画像の形成に利用される。
また、画像形成装置7上には、原稿を自動的に読み込む自動原稿記録材供給装置及び原稿画像走査装置を備える。原稿画像走査装置は、プラテンガラスを介して画像の読み取りが可能である。原稿画像走査装置は、例えば原稿の画像を読み取り、不図示の画像メモリ等に記憶され、画像形成部23による画像の形成に利用される。
画像形成部23は、検知部5の後段側に設けられ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等のような各色用にそれぞれ用意された感光体ドラム44を備え、それぞれの感光体ドラム44の周囲には帯電装置41、露光装置42、及び、現像装置43が設けられている。
帯電装置41により帯電した感光体ドラム44の表面は、画像メモリ等に記憶された原稿の画像情報に基づき、露光装置42により像の露光が行われ、静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置43により現像されてトナー像となる。トナー像は、中間転写ベルト46に転写される。
帯電装置41により帯電した感光体ドラム44の表面は、画像メモリ等に記憶された原稿の画像情報に基づき、露光装置42により像の露光が行われ、静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置43により現像されてトナー像となる。トナー像は、中間転写ベルト46に転写される。
中間転写ベルト46に転写されたトナー像は、二次転写ローラー47で圧着されつつ、搬送部21により搬送経路22に沿って搬送される連続記録材Sに転写される。搬送部21は、搬送ローラー31及びレジストローラー32等のような各種ローラーを備える。二次転写ローラー47で圧着されて転写されたトナー像は、定着部25により加熱及び加圧されて連続記録材Sに定着する。つまり、画像形成部23は、電子写真プロセスによる画像形成を行うことで、連続記録材Sに画像を転写させる。なお、感光体ドラム44の周囲には、ドラムクリーニング装置45が設けられている。ドラムクリーニング装置45は、中間転写ベルト46に残る残留トナーを除去するものである。搬送経路22は、連続記録材Sを供給し、搬送するものである。搬送経路22では、記録材供給装置3に収容される連続記録材Sが供給され、搬送ローラー31及びレジストローラー32を経て、画像形成部23に連続記録材Sが搬送される。
[露光装置]
図2を参照して、画像形成装置7が備える露光装置42について説明する。図2は、露光装置42の構成を表わす図である。露光装置42は、光源51と、コリメータレンズ52と、シリンドリカルレンズ53と、ポリゴンミラー54と、fθレンズ55と、シリンドリカルレンズ56と、ミラー57と、フォトダイオード58,59とを備える。フォトダイオード58,59は、主走査方向に配置されている。
図2を参照して、画像形成装置7が備える露光装置42について説明する。図2は、露光装置42の構成を表わす図である。露光装置42は、光源51と、コリメータレンズ52と、シリンドリカルレンズ53と、ポリゴンミラー54と、fθレンズ55と、シリンドリカルレンズ56と、ミラー57と、フォトダイオード58,59とを備える。フォトダイオード58,59は、主走査方向に配置されている。
光源51は、複数のレーザービームを発生する。光源51は、複数のレーザーダイオードから構成され、複数のレーザービームを出力するように構成される。また、光源51は、複数のレーザーダイオードが一体に形成された複数ビームレーザーアレイとして実現されてもよい。複数のレーザーダイオードは、主走査方向に対して斜め方向に一列に配置されている。光源51は、後述する画像処理部104(図3参照)から駆動信号が入力され、この駆動信号に従ってレーザーダイオードを駆動する。
コリメータレンズ52とシリンドリカルレンズ53とは、レーザービームを光学的に補正をする。
ポリゴンミラー54は、鏡面を多角形状に構成したもので、高速に回転(1分間に2~4万回転)レーザービームを主走査方向に走査する。図2で示すポリゴンミラー54は、6面の鏡面で形成されている例を示している。
fθレンズ55は、光学的に走査角度の補正を行う。シリンドリカルレンズ56は、fθレンズ55を透過した光の補正を行う。
ミラー57は、シリンドリカルレンズ56を透過した水平同期信号をフォトダイオード58,59に向けて反射する。フォトダイオード58,59は、当該水平同期信号を検出する。
光源51から出力される複数のレーザービームは、ポリゴンミラー54等による走査が像担持体としての感光体ドラム44上の主走査方向の走査となり、また、感光体ドラム44の回転が副走査方向の走査となり、感光体ドラム44表面にレーザービームに応じた潜像を形成する。
なお、図2には、4ラインのレーザービームが生成される状態が例示されているが、レーザービームの数は4ラインに限定されない。
ポリゴンミラー54は、鏡面を多角形状に構成したもので、高速に回転(1分間に2~4万回転)レーザービームを主走査方向に走査する。図2で示すポリゴンミラー54は、6面の鏡面で形成されている例を示している。
fθレンズ55は、光学的に走査角度の補正を行う。シリンドリカルレンズ56は、fθレンズ55を透過した光の補正を行う。
ミラー57は、シリンドリカルレンズ56を透過した水平同期信号をフォトダイオード58,59に向けて反射する。フォトダイオード58,59は、当該水平同期信号を検出する。
光源51から出力される複数のレーザービームは、ポリゴンミラー54等による走査が像担持体としての感光体ドラム44上の主走査方向の走査となり、また、感光体ドラム44の回転が副走査方向の走査となり、感光体ドラム44表面にレーザービームに応じた潜像を形成する。
なお、図2には、4ラインのレーザービームが生成される状態が例示されているが、レーザービームの数は4ラインに限定されない。
[追い刷り印刷]
次に、上述の画像形成システム1及び画像形成装置7を用いた追い刷り印刷について説明する。図3に示すように、まず、画像形成装置7において、記録材Sに画像(以下、第1画像)71を形成する。そして、追い刷り印刷では、記録材Sに先に形成された第1画像71上に、さらに追い刷り印刷で形成する追い刷り画像(以下、第2画像)72を形成する。
次に、上述の画像形成システム1及び画像形成装置7を用いた追い刷り印刷について説明する。図3に示すように、まず、画像形成装置7において、記録材Sに画像(以下、第1画像)71を形成する。そして、追い刷り印刷では、記録材Sに先に形成された第1画像71上に、さらに追い刷り印刷で形成する追い刷り画像(以下、第2画像)72を形成する。
また、図3に示すように、画像形成装置7は、追い刷り印刷を行う際には、記録材Sへの第1画像71の形成と同時に、第1画像71の画像形成領域の前端位置を検出するためのタイミング検出マーク73を形成する。タイミング検出マーク73は、図3において矢印で示す記録材Sの搬送方向において、タイミング検出マーク73の前端側の画像形成位置が、第1画像71の前端側の画像形成位置と一致するように、第1画像71の画像形成領域外(余白部)に形成される。
追い刷り印刷では、画像形成装置7の検知部5が、記録材Sに形成されたタイミング検出マーク73を検知することにより、記録材S上の第1画像71の形成位置を取得する。画像形成装置7は、検知部5がタイミング検出マーク73を検知したタイミングから、画像形成部23で第1画像71上に第2画像72の追い刷り印刷を開始するタイミング(追い刷りタイミング)を検出する。そして、画像形成装置7は、検出された追い刷りタイミングに基づいて画像形成部23を駆動することにより、図3に示す第1画像71上の適切な位置に第2画像72を形成する。
なお、検知部5は、第1画像71の前端位置を検知できれば、タイミング検出マーク73以外を検知してもよい。例えば、記録材Sの幅方向に対して第1画像71の形成領域が大きく、記録材S上に余白が形成されない場合等で、タイミング検出マーク73が形成できない場合には、第1画像71の前端部分を検出することにより、第1画像71の前端位置を検知することができる。
しかし、図4に示すように、追い刷り印刷を行う際に、検知部5によるタイミング検出マーク73の検知タイミングから追い刷りタイミングを検出し、画像形成部23を駆動しても、第2画像72の形成位置が、第1画像71上の適切な位置に対してずれ(位置ずれ)が発生する場合がある。この第2画像72の位置ずれは、第1画像71の形成位置を基準とする本来の第2画像72が形成される目標位置72Aに対して、記録材Sの搬送方向と逆方向(後方)に発生する。また、この追い刷り印刷において第2画像72の位置ずれが発生する際、目標位置72Aからの第2画像72のずれ量Aは、同じ記録材S上であっても一定量ではなく、第1画像71上に第2画像72を形成する毎にばらつきが発生する。
(画像位置ずれ)
上記の第2画像72の形成位置のばらつきは、画像形成部23での第2画像72の追い刷りタイミングと、画像形成部23での露光装置42による露光開始タイミング(書出しタイミング信号)とのずれが一因であると考えられる。以下、第2画像72の形成位置のずれ及びばらつきが発生する理由について説明する。
図5に、追い刷り印刷を行う際において、上述の第2画像72の形成位置のずれ及びばらつきが発生する際の追い刷りタイミング、及び、書出しタイミング信号のタイミング図を示す。
上記の第2画像72の形成位置のばらつきは、画像形成部23での第2画像72の追い刷りタイミングと、画像形成部23での露光装置42による露光開始タイミング(書出しタイミング信号)とのずれが一因であると考えられる。以下、第2画像72の形成位置のずれ及びばらつきが発生する理由について説明する。
図5に、追い刷り印刷を行う際において、上述の第2画像72の形成位置のずれ及びばらつきが発生する際の追い刷りタイミング、及び、書出しタイミング信号のタイミング図を示す。
画像形成部23では、感光体ドラム44に静電潜像を形成する際、露光装置42を構成するポリゴンミラー54の1面のレーザー光の走査に同期して書出しタイミング基準信号(Mst_Index)を生成し、この書出しタイミング基準信号(Mst_Index)と同期して露光開始タイミング(書出しタイミング信号信号)を生成する。しかし、この書出しタイミング信号が、検知部5のタイミング検出マーク73の検知を基に生成した、画像形成部23での第2画像72の追い刷りタイミングに一致するとは限らない。例えば、図5では、追い刷りタイミングの生成位置と、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)とに、遅延量Bだけ差が発生している。
図5に示すように、ポリゴンミラー54の走査に同期する書出しタイミング基準信号(Mst_Index)は、一定の間隔で生成される。これに対し、追い刷りタイミングは、記録材Sに形成された第1画像71の間隔に応じて生成されるが、第1画像71は、記録材Sの搬送速度や記録材Sの熱収縮等の画像形成装置7における様々な要因によって、均一な間隔で形成されない。このため、検知部5によるタイミング検出マーク73の検知タイミングから生成した追い刷りタイミングは、一定の間隔で生成されない。そして、追い刷りタイミングが一定の間隔ではないため、一定の間隔で生成される書出しタイミング基準信号(Mst_Index)との間に、遅延量Bだけずれが発生する。具体的には、図5で示すように、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)が生成されるタイミングT1に対して、検知部5でのタイミング検出マーク73の検知を基に生成された追い刷りタイミングの生成タイミングT2が、遅延量Bだけ時間が遅れている。
そして、露光装置42の書出しタイミング信号(Vtop)は、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)と同期して生成する必要がある。
具体的には、画像形成装置7において、図6に示すように、検知部5から二次転写部までの記録材Sが搬送される経路長L1と、感光体ドラム44の静電潜像の形成位置(露光位置)から二次転写部までのトナー像が搬送される経路長L2との差を、設定距離Lw(Lx=L1-L2)として設定する。また、図5に示すように、記録材Sを設定距離Lwだけ搬送に係る時間を所定時間Txと設定する。
このような画像形成装置7の設定において、追い刷り印刷で位置ずれの無い第2画像72を形成するためには、図5に示すように、検知部5でのタイミング検出マーク73の検知を基に生成された追い刷りタイミングの生成タイミングT2から、所定時間Txが経過したタイミングT4に書出しタイミング信号(Vtop)が生成する必要がある。
具体的には、画像形成装置7において、図6に示すように、検知部5から二次転写部までの記録材Sが搬送される経路長L1と、感光体ドラム44の静電潜像の形成位置(露光位置)から二次転写部までのトナー像が搬送される経路長L2との差を、設定距離Lw(Lx=L1-L2)として設定する。また、図5に示すように、記録材Sを設定距離Lwだけ搬送に係る時間を所定時間Txと設定する。
このような画像形成装置7の設定において、追い刷り印刷で位置ずれの無い第2画像72を形成するためには、図5に示すように、検知部5でのタイミング検出マーク73の検知を基に生成された追い刷りタイミングの生成タイミングT2から、所定時間Txが経過したタイミングT4に書出しタイミング信号(Vtop)が生成する必要がある。
しかし、書出しタイミング信号(Vtop)は、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に同期して生成されるため、追い刷りタイミングの生成タイミングT2から所定時間Txが経過したタイミングT4に書出しタイミング信号を生成することができない。
また、上記のタイミングT4は、タイミングT3で生成されている書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に対して遅延量Bだけ遅れているため、タイミングT4に書出しタイミング信号を生成することができない。この結果、上記のタイミングT4の直後の書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に同期したタイミングT5において、露光装置42の書出しタイミング信号(Vtop)が生成される。
また、上記のタイミングT4は、タイミングT3で生成されている書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に対して遅延量Bだけ遅れているため、タイミングT4に書出しタイミング信号を生成することができない。この結果、上記のタイミングT4の直後の書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に同期したタイミングT5において、露光装置42の書出しタイミング信号(Vtop)が生成される。
従って、上記のタイミングT5において書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に同期して生成される露光装置42の書出しタイミング信号(Vtop)は、位置ずれの無い位置の第2画像72を形成するための本来の書出しタイミングT4よりも期間Cの分だけ遅れて生成される。このような書出しタイミング信号の期間Cの遅れが、画像形成部23の露光装置42において第2画像72の実際の書出しの遅れとなる。そして、この露光装置42の書出しの遅れにより、図4に示すように、第1画像71の形成位置を基準とする目標位置72Aに対するずれ量Aに相当する、期間Cでの記録材Sの搬送距離分ずれた(遅れた)位置に第2画像72が形成される。
また、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に対して、追い刷りタイミングの生成が遅れる遅延量Bは、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)の周期以下となる。このため、追い刷りタイミングに対して書出しタイミング信号が遅れる期間Cも、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)の周期以下となる。さらに、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に対する追い刷りタイミングの生成の遅延量Bは、第1画像71同士の間隔に従って不均一であるため、第2画像72の形成位置のばらつきは、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)以下の期間に記録材Sが搬送される距離以下で発生する。
上記のような第2画像72の形成位置のずれやばらつきが発生すると、印字位置のズレや、第1画像71と第2画像72との画像同士の重なりによる印刷不良、及び、記録材Sの断裁による画像の欠損等の不具合が発生する。
上記のような第2画像72の形成位置のずれやばらつきが発生すると、印字位置のズレや、第1画像71と第2画像72との画像同士の重なりによる印刷不良、及び、記録材Sの断裁による画像の欠損等の不具合が発生する。
このため、上述の画像形成装置7は、追い刷り印刷において位置ずれの無い第2画像72を形成するために、上述のポリゴンミラー54の1面の走査に同期する書出しタイミング基準信号(Mst_Index)の生成タイミングT3、追い刷り印刷において位置ずれの無い第2画像72を形成することが可能なタイミングT4、及び、露光装置42の書出しタイミング信号(Vtop)が生成されるタイミングT5のそれぞれのずれを調整するように、各タイミングを制御する。
具体的には、画像形成装置7は、追い刷りタイミングの生成タイミングT2から所定時間Txが経過したタイミングT4の直前で生成される書出しタイミング基準信号(Mst_Index)のタイミングT3に、露光装置42の書出しタイミング信号(Vtop)を生成する。
また、この状態では、書出しタイミング信号(Vtop)が生成されるタイミングT3が、位置ずれの無い位置の第2画像72を形成するための本来の書出しタイミングT4よりも早い。このため、第2画像72は、図4に示すずれ量Aに対して逆方向のずれが発生し、遅延量Bに記録材Sが搬送される距離だけ目標位置72Aよりも搬送方向(前方)側にずれた位置に生成されてしまう。
このため、画像形成装置7は、画像処理により、第2画像72の形成位置を、遅延量Bに記録材Sが搬送される距離だけ搬送方向の後方にずらした位置となるように、画像データを補正する。すなわち、画像形成装置7は、画像データ上で第2画像72の形成位置が遅延量Bの分だけ後方に移動するように画像を補正する。
画像形成装置7は、以上の制御(処理)を行うことにより、第1画像71を基準とした追い刷り印刷での第2画像72の形成位置のずれやばらつきを抑制することができる。
また、この状態では、書出しタイミング信号(Vtop)が生成されるタイミングT3が、位置ずれの無い位置の第2画像72を形成するための本来の書出しタイミングT4よりも早い。このため、第2画像72は、図4に示すずれ量Aに対して逆方向のずれが発生し、遅延量Bに記録材Sが搬送される距離だけ目標位置72Aよりも搬送方向(前方)側にずれた位置に生成されてしまう。
このため、画像形成装置7は、画像処理により、第2画像72の形成位置を、遅延量Bに記録材Sが搬送される距離だけ搬送方向の後方にずらした位置となるように、画像データを補正する。すなわち、画像形成装置7は、画像データ上で第2画像72の形成位置が遅延量Bの分だけ後方に移動するように画像を補正する。
画像形成装置7は、以上の制御(処理)を行うことにより、第1画像71を基準とした追い刷り印刷での第2画像72の形成位置のずれやばらつきを抑制することができる。
[制御部:システム構成]
図7に画像形成装置7の制御部100の構成を示す。図7に示すように、制御部100は、プリンタ制御部101、及び、画像処理部104を備える。
図7に画像形成装置7の制御部100の構成を示す。図7に示すように、制御部100は、プリンタ制御部101、及び、画像処理部104を備える。
プリンタ制御部101は、エンジン制御部102と、タイミング制御部103とを備える。なお、本例では、プリンタ制御部101がエンジン制御部102とタイミング制御部103との2つの制御部を含む構成をとして説明するが、プリンタ制御部101はこれに限られず、単一の制御部の構成であってもよい。
エンジン制御部102は、例えばエンジンCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。ROMには画像形成装置7のエンジン部の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。エンジンCPUは、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、制御プログラムをRAMに展開させることでエンジン部を制御する。
エンジンCPUは、ROMに記憶されている画像形成装置7の画像形成を行うための各種情報に基づいて、画像形成装置7の各部を制御する。例えば、露光装置42による静電潜像の形成開始のタイミングを調整することにより、中間転写ベルト46上にズレのないカラートナー像を形成する。また画像形成部23によるトナー像の形成と、記録材Sの搬送部21の駆動部とを制御することにより、これらの二次転写ローラー47での転写タイミングが合うように制御する。
また、エンジンCPUはドラムモーター(不図示)を回転させ、感光体ドラム44を回転させ、帯電装置41により感光体ドラム44を帯電させる。エンジンCPUは、感光体ドラム44の静電潜像のトナーによる現像を現像装置43に行わせる。
また、エンジンCPUはドラムモーター(不図示)を回転させ、感光体ドラム44を回転させ、帯電装置41により感光体ドラム44を帯電させる。エンジンCPUは、感光体ドラム44の静電潜像のトナーによる現像を現像装置43に行わせる。
エンジン制御部102とタイミング制御部103とは、画像形成装置7のシステム構成の情報(ハード設定)を受け取り、例えば、上述の図6に示す、検知部5から二次転写部までの記録材Sが搬送される経路長L1、感光体ドラム44の静電潜像の形成位置(露光位置)から二次転写部までのトナー像が搬送される経路長L2、及び、設定距離Lw(Lx=L1-L2)等の情報を保持する。
タイミング制御部103は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって構成される。
タイミング制御部103は、検知部5から第1画像71の形成位置の検出信号、例えば、タイミング検出マーク73や第1画像71の前端部分の検知信号を受け取り、追い刷りタイミングを生成する。
また、タイミング制御部103は、ポリゴンミラー54と同期してポリゴンミラー54の1面分の書出しタイミング基準信号(Mst_Index)を生成する。
タイミング制御部103は、検知部5から第1画像71の形成位置の検出信号、例えば、タイミング検出マーク73や第1画像71の前端部分の検知信号を受け取り、追い刷りタイミングを生成する。
また、タイミング制御部103は、ポリゴンミラー54と同期してポリゴンミラー54の1面分の書出しタイミング基準信号(Mst_Index)を生成する。
さらに、タイミング制御部103は、検知部5による第1画像71の形成位置(タイミング検出マーク73、又は、前端部分)の検知タイミングから、露光装置42の書出しタイミング信号(Vtop)を生成する。この書出しタイミング信号(Vtop)は、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)を基準として生成する。具体的には、タイミング制御部103は、検知部5のタイミング検出マークの検知による追い刷りタイミングの生成から、記録材Sが上記の設定距離Lw(Lx=L1-L2)搬送される所定時間Txの到達直前に生成される書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に同期して、露光装置42の書出しタイミング信号(Vtop)を生成する。そして、タイミング制御部103は、生成した追い刷りタイミング信号(Vtop)を、画像処理部104に通知する。
また、タイミング制御部103は、書出しタイミング基準信号(Mstindex)に対する追い刷りタイミング(Vtop)の生成時間の遅れを、内部クロックで計測し遅延量Bとして算出する。そして、タイミング制御部103は、算出した遅延量Bを、画像処理部104に通知する。
画像処理部104は、例えばASIC(application specific integrated circuit)等によって構成される。また、画像処理部104は、上述のCPU、ROM及びRAMを備える構成であってもよい。
画像処理部104は、ユーザー等から入力された追い刷り印刷ジョブに用いられる画像データ(第1画像データ)に、各種の画像処理を実行する。この画像処理において、画像処理部104は、第1画像データに含まれる第2画像72の画像形成位置を、タイミング制御部103が算出した遅延量Bを基に調整する。例えば、画像処理部104は、上記の遅延量Bの期間に記録材Sが搬送される距離を算出する。そして、画像処理部104は、第1画像データに含まれる第2画像72の画像形成位置を、記録材Sの搬送方向と逆方向(後方)に移動させる画像処理を行う。これにより、画像処理部104は、第2画像72の形成位置が、遅延量Bの期間に記録材Sが搬送される距離の分、搬送方向の後方に移動した画像データ(第2画像データ)を生成する。
画像処理部104は、ユーザー等から入力された追い刷り印刷ジョブに用いられる画像データ(第1画像データ)に、各種の画像処理を実行する。この画像処理において、画像処理部104は、第1画像データに含まれる第2画像72の画像形成位置を、タイミング制御部103が算出した遅延量Bを基に調整する。例えば、画像処理部104は、上記の遅延量Bの期間に記録材Sが搬送される距離を算出する。そして、画像処理部104は、第1画像データに含まれる第2画像72の画像形成位置を、記録材Sの搬送方向と逆方向(後方)に移動させる画像処理を行う。これにより、画像処理部104は、第2画像72の形成位置が、遅延量Bの期間に記録材Sが搬送される距離の分、搬送方向の後方に移動した画像データ(第2画像データ)を生成する。
そして、画像処理部104は、生成した第2画像データに基づき、感光体ドラム44を露光装置42に露光させる。例えば、複数の発光部を有する光源51(図2)が並行露光を行う場合、画像処理部104は、複数の光源51に対応して、各ライン分の画像データを並行して出力するように構成される。また、画像処理部104は、1ライン分ずつの画像データを出力し、露光装置42側で複数ライン分の画像データを保持し、複数ライン分を並行して光源51を駆動するように構成されてもよい。
[追い刷り印刷のタイミング制御]
次に、上述の画像形成装置7の制御部100による、追い刷り印刷のタイミング制御について説明する。図8に、画像形成装置7において追い刷り印刷を行う際のタイミング図を示す。なお、図8は、上述の図5に示すタイミング図に、制御部100においてタイミング制御を行った書出しタイミング信号(Vtop)を追加したタイミング図である。このため、図8に示すタイミング図に示す追い刷り印刷においても、上述の図5に示すタイミング図と同一の条件を適用する。また、制御部100によるタイミング制御を行った出しタイミング信号(Vtop)を(タイミング制御後)と示し、制御部100によるタイミング制御を行わない、追い刷り印刷で第2画像72の位置ずれが発生する書出しタイミング信号(Vtop)を(タイミング制御前)と示している。
次に、上述の画像形成装置7の制御部100による、追い刷り印刷のタイミング制御について説明する。図8に、画像形成装置7において追い刷り印刷を行う際のタイミング図を示す。なお、図8は、上述の図5に示すタイミング図に、制御部100においてタイミング制御を行った書出しタイミング信号(Vtop)を追加したタイミング図である。このため、図8に示すタイミング図に示す追い刷り印刷においても、上述の図5に示すタイミング図と同一の条件を適用する。また、制御部100によるタイミング制御を行った出しタイミング信号(Vtop)を(タイミング制御後)と示し、制御部100によるタイミング制御を行わない、追い刷り印刷で第2画像72の位置ずれが発生する書出しタイミング信号(Vtop)を(タイミング制御前)と示している。
検知部5は、記録材Sに形成されたタイミング検出マーク73を検出すると、制御部100にタイミング検出マーク73の検出を通知する。制御部100では、タイミング制御部103が、検知部5からタイミング検出マーク73の検出通知を受け取り、検知部5がタイミング検出マーク73を検出に合わせたタイミングT2に、追い刷りタイミングを生成する。
また、タイミング制御部103は、露光装置42のポリゴンミラー54と同期して書出しタイミング基準信号(Mst_Index)を一定の間隔で生成する。
このとき、タイミング制御部103は、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)が生成されたタイミングT1と、追い刷りタイミングの生成タイミングT2とのずれ量として遅延量Bを取得する。
また、タイミング制御部103は、露光装置42のポリゴンミラー54と同期して書出しタイミング基準信号(Mst_Index)を一定の間隔で生成する。
このとき、タイミング制御部103は、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)が生成されたタイミングT1と、追い刷りタイミングの生成タイミングT2とのずれ量として遅延量Bを取得する。
また、上述のように画像形成装置7では、検知部5から二次転写部までの記録材Sが搬送される経路長L1と、感光体ドラム44の静電潜像の形成位置(露光位置)から二次転写部までのトナー像が搬送される経路長L2との差分を設定距離Lw(Lx=L1-L2)が設定される。そして、タイミング制御部103は、エンジン制御部102による搬送部21の駆動制御により、記録材Sが設定距離Lwだけ搬送される所定時間Txを設定する。
次に、タイミング制御部103は、追い刷りタイミングの生成タイミングT2から、上記の所定時間Txの期間が到達するタイミングT4を設定する。このタイミングT4は、上述の図5と同様に、画像処理を行わない場合に、第2画像72をずれの無い位置に形成するために要求される本来の書出しタイミングである。
また、タイミング制御部103は、生成されたタイミングT4の直前の書出しタイミング基準信号(Mst_Index)が生成されるタイミングT3を検出する。そして、タイミング制御部103は、このタイミングT3に、タイミング制御後の書出しタイミング信号(Vtop)を生成する。タイミング制御部103が書出しタイミング信号(Vtop)を生成するタイミングT3は、追い刷りタイミングの生成タイミングT2から所定時間Txが到達する直前の書出しタイミング基準信号(Mst_Index)である。すなわち、上述の図5に示すタイミング図において、タイミング制御前の書出しタイミング信号(Vtop)が生成されるタイミングT5の1つ前に生成された書出しタイミング基準信号(Mst_Index)である。
また、タイミング制御部103は、生成されたタイミングT4の直前の書出しタイミング基準信号(Mst_Index)が生成されるタイミングT3を検出する。そして、タイミング制御部103は、このタイミングT3に、タイミング制御後の書出しタイミング信号(Vtop)を生成する。タイミング制御部103が書出しタイミング信号(Vtop)を生成するタイミングT3は、追い刷りタイミングの生成タイミングT2から所定時間Txが到達する直前の書出しタイミング基準信号(Mst_Index)である。すなわち、上述の図5に示すタイミング図において、タイミング制御前の書出しタイミング信号(Vtop)が生成されるタイミングT5の1つ前に生成された書出しタイミング基準信号(Mst_Index)である。
次に、制御部100において、タイミング制御部103は、画像処理部104に生成した書出しタイミング信号(Vtop)を通知する。さらに、タイミング制御部103は、画像処理部104に、追い刷りタイミングの生成タイミングT2から所定時間Txが到達するタイミングT4と、書出しタイミング信号(Vtop)を生成したタイミングT3とのずれ量である、遅延量Bを通知する。この遅延量Bは、上述のように、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)から追い刷りタイミングが生成されるまでの時間のずれ量であり、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)の生成タイミングT1と、追い刷りタイミングの生成タイミングT2との差分と同じである。
次に、画像処理部104は、ユーザー等によって入力された追い刷り印刷の画像データ(第1画像データ)において、第2画像72の形成位置を記録材Sの搬送方向と逆方向(後方)に移動させる画像処理を行う。上記第1画像データにおいて第2画像72を移動させる量は、エンジン制御部102による搬送部21の駆動制御によって遅延量Bに記録材Sが搬送される距離である。このため、画像処理部104は、上記の遅延量Bに相当する距離だけ第2画像72の形成位置を記録材Sの搬送方向の後方に移動させた画像データ(第2画像データ)を新たに生成する。
そして、画像処理部104は、生成した第2画像データを基に基づき、感光体ドラム44を露光装置42に露光させる。
そして、画像処理部104は、生成した第2画像データを基に基づき、感光体ドラム44を露光装置42に露光させる。
上記の処理では、画像処理部104の制御による露光装置42の露光開始タイミングは、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)と同期する書出しタイミング信号(Vtop)の生成タイミングT3である。これは、書出しタイミング信号(Vtop)が生成されるタイミングT3が、位置ずれの無い位置の第2画像72を形成するための本来の書出しタイミングT4よりも早い。
しかし、画像処理部104において、第2画像72の形成位置を記録材Sの搬送方向の後方に移動させた第2画像データを生成し、この第2画像データに基づいて露光装置42から感光体ドラム44に静電潜像が描画される。このため、画像形成装置7において実際に露光装置42から感光体ドラム44に第2画像72が描画されるタイミングは、位置ずれの無い位置の第2画像72を形成するための本来の書出しタイミングT4に一致する。
しかし、画像処理部104において、第2画像72の形成位置を記録材Sの搬送方向の後方に移動させた第2画像データを生成し、この第2画像データに基づいて露光装置42から感光体ドラム44に静電潜像が描画される。このため、画像形成装置7において実際に露光装置42から感光体ドラム44に第2画像72が描画されるタイミングは、位置ずれの無い位置の第2画像72を形成するための本来の書出しタイミングT4に一致する。
従って、上述の画像形成装置7の制御部100の制御によれば、書出しタイミング基準信号(Mst_Index)(タイミングT1)と、検知部5でのタイミング検出マーク73の検知を基に生成される追い刷りタイミング(タイミングT2)とに、時間のずれが発生している場合にも、第1画像71の形成位置を基準とする目標位置72Aにずれなく第2画像72を形成することができる。
なお、本発明は上述の実施形態例において説明した構成に限定されるものではなく、その他本発明の構成を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能である。
1 画像形成システム、3 記録材供給装置、4 供給調整部、5 検知部、6 設定部、7 画像形成装置、8 巻取調整部、9 巻取装置、21 搬送部、22 搬送経路、23 画像形成部、25 定着部、31 搬送ローラー、32 レジストローラー、41 帯電装置、42 露光装置、43 現像装置、44 感光体ドラム、45 ドラムクリーニング装置、46 中間転写ベルト、47 二次転写ローラー、51 光源、52 コリメータレンズ、53,56 シリンドリカルレンズ、54 ポリゴンミラー、55 fθレンズ、57 ミラー、58 フォトダイオード、61 表示部、62 操作部、71 第1画像、72 第2画像、72A 目標位置、73 タイミング検出マーク、100 制御部、101 プリンタ制御部、102 エンジン制御部、103 タイミング制御部、104 画像処理部、L1,L2 経路長
Claims (6)
- 記録材に第1画像を形成した後、前記第1画像上に第2画像を形成する追い刷り印刷が可能な画像形成装置であって、
前記第1画像の形成位置を検知する検知部と、
前記画像形成装置における画像形成動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
ポリゴンミラーの1面の走査と同期するレーザーの書出しタイミング基準信号(Mst_Index)を生成するタイミング制御部と、
画像データを処理する画像処理部と、を有し、
前記タイミング制御部は、前記書出しタイミング基準信号(Mst_Index)と、前記検知部による前記第1画像の形成位置の検知タイミングとの関係から、前記書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に対する前記検知タイミングの遅延量を算出し、
前記画像処理部が、前記画像データに対して前記第2画像の形成位置を前記遅延量の分だけ移動させる処理を行う
画像形成装置。 - 前記タイミング制御部は、前記書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に同期して、前記第2画像の露光を開始する書出しタイミング信号(Vtop)を生成し、
前記画像処理部は、前記書出しタイミング信号(Vtop)を基準に、前記画像データに対して前記遅延量の分だけ前記第2画像の形成位置を移動させる処理を行う
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記タイミング制御部は、前記検知部による前記第1画像の形成位置の検知から、前記記録材が前記検知部からトナー転写位置まで搬送される所定時間が到達する直前に生成された前記書出しタイミング基準信号(Mst_Index)に対して、前記書出しタイミング信号(Vtop)を生成する
請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記検知部は、前記第1画像の形成位置の検知として、前記第1画像に対応して記録材の余白に形成されたタイミング検出マークを検知する
請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記検知部は、前記第1画像の形成位置の検知として、前記第1画像の前端を検知する
請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記検知部は、コントラストの差によって前記第1画像の形成位置を検知する
請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021187739A JP2023074686A (ja) | 2021-11-18 | 2021-11-18 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023074686A true JP2023074686A (ja) | 2023-05-30 |
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ID=86541289
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2021187739A Pending JP2023074686A (ja) | 2021-11-18 | 2021-11-18 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023074686A (ja) |
-
2021
- 2021-11-18 JP JP2021187739A patent/JP2023074686A/ja active Pending
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