JP2009251606A - 画像形成装置およびレーザ駆動回路 - Google Patents

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哲郎 坂井
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Abstract

【課題】温度、湿度などの環境変化や、感光手段や現像手段などの性能変化による印字濃度変化を軽減するための画質維持制御に影響を及ぼすことなく、主走査方向の光量のむらに起因する画像濃度を所定値に設定可能な画像形成装置およびレーザ駆動回路を提供する。
【解決手段】この発明の実施の一形態であるトナーを用いて潜像を現像する画像形成装置は、温度、湿度などの環境変化や、感光手段や現像手段などの性能変化による印字濃度変化を軽減するための画質維持制御に影響を及ぼすことなく、主走査方向の光量のむらに起因する画像濃度を所定値に設定することができる。
【選択図】図7

Description

この発明は、レーザビームを用いて感光手段に画像を形成する画像形成装置において、レーザビームが露光する際の感光手段上をレーザビームが移動する方向(主走査方向)の濃度むらの改善に関する。
MFP(Multi−Functional peripheral、すなわち多機能周辺機器)と称される画像形成装置が広く普及している。
MFP(画像形成装置)の多くは、ドラム状またはベルト状の感光手段にレーザビームを用いて潜像を形成し、その潜像をトナーにより現像してトナー画像を得る。トナー画像を、例えば用紙あるいは透明な樹脂シートであるOHPシート等の出力用のシート媒体に固定することにより、ハードコピーと称されるプリントアウト(印字物)を得る。
感光手段に対する帯電手段や転写手段等の取り付け誤差や、書き込み手段(レーザパワーや光学系等)に起因する主走査方向での光量むらや、トナーや現像剤の不均一性等に起因する主走査方向の印字濃度むらが発生する場合がある。
この光量むらや印字濃度むらを軽減するため、主走査方向(レーザ光の走査方向)に関して、レーザパワーを制御する制御手段に光量補正信号を重畳する方法や印字する画像データを光量補正値により補正する方法に代表される「画質維持制御」が提案されている。
特許文献1は、主走査方向について、所定の印字データを与えたときの転写ベルト面のトナー付着量をセンサで読み取り、「画質維持制御」としてプロセス条件やレーザパワーを制御して、所定の濃度にすることのできる画像形成装置を示す。
この一連の動作(「画像維持制御」)に対し、むやみに光量補正すると、意図した画質維持やレーザパワーが得られない。
このため、全体の印字濃度を安定化するための上述の画質維持制御の動作をくるわせてしまうという欠点(問題)がある。
この発明の目的は、温度、湿度などの環境変化や、感光手段や現像手段などの性能変化による印字濃度変化を軽減するための画質維持制御に影響を及ぼすことなく、主走査方向の光量のむらに起因する画像濃度を所定値に設定可能な画像形成装置およびレーザ駆動回路を提供することである。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、現像装置が現像する像に付着したトナー付着量を検出するトナー付着量センサと、露光光を出力するレーザ装置と、前記レーザ装置からの露光光の強度を、非画像領域でモニタするモニタ装置と、前記トナー付着量センサの出力に基づいて求められる前記トナー付着量センサの位置またはその近傍の前記露光光の強度と前記モニタ装置が出力する前記非画像領域の前記露光光の強度を略同一とする光量補正信号を、前記レーザ装置に供給するレーザ駆動回路と、を有する画像形成装置を提供するものである。
この発明の一つの実施の形態によれば、トナーを用いて潜像を現像する画像形成装置において、温度、湿度などの環境変化や、感光手段や現像手段などの性能変化による印字濃度変化を軽減するための画質維持制御に影響を及ぼすことなく、主走査方向の光量のむらに起因する画像濃度を所定値に設定することができる。
この発明の実施の一形態を適用する画像形成装置(Multi−Functional Peripheral(MFP))の一例を示す概略図。 図1に示すMFPにおいて出力されることのある印字むらのあるプリントアウト(出力画像)と入力印字データとの関係を説明する概略図。 図2に印字むらのあるプリントアウトの主走査方向の印字濃度の程度を説明する概略図。 図1に示すMFPにおいて画像維持制御のために用意されるトナー付着量センサの位置を説明する概略図。 図1に示すMFPにおいて画像維持制御に用いる要素の一例を説明する概略図。 図1に示すMFPにおけるレーザ露光時の主走査方向のAPCパルス検出部、H−SNYC(水平(主走査)方向同期)検出部の位置関係(露光系のうちの主走査方向の印字むらを引き起こすことのある要素)を説明する概略図。 図6に示す露光系のうちの主走査方向の印字むらについて、APCパルス、H−SNYC検出、印字データの出力/停止、光量補正信号を、時間軸に沿って説明する概略図。 図6に示す露光系に適用可能なAPCパルスの検出およびAPC(Auto Power Control)に用いる回路の一例を示す概略図。 図6に示す露光系に適用可能な光量補正信号を生成する光量補正回路の一例を示す概略図。 図6に示す露光系に適用可能な光量補正信号を生成する光量補正回路の別の一例を示す概略図。 図9または図10に示す光量補正回路により提供される光量補正信号の時間軸に沿ったパワーの変化の一例を示す概略図。 図9または図10に示す光量補正回路により提供される光量補正信号の時間軸に沿ったパワーの変化の別の一例を示す概略図。 図9または図10に示す光量補正回路により提供される光量補正信号の時間軸に沿ったパワーの変化の別の一例を示す概略図。 図9または図10に示す光量補正回路により提供される光量補正信号の時間軸に沿ったパワーの変化の別の一例を示す概略図。 図9または図10に示す光量補正回路により提供される光量補正信号の時間軸に沿ったパワーの変化の別の一例を示す概略図。 図9または図10に示す光量補正回路により提供される光量補正信号の時間軸に沿ったパワーの変化の別の一例を示す概略図。 図9または図10に示す光量補正回路により提供される光量補正信号の時間軸に沿ったパワーの変化の別の一例を示す概略図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の一形態について説明する。
図1は、この発明が適用可能な画像形成装置(MFP、Multi−Functional Peripheral)の概略を示す。
図1に示す画像形成装置101は、出力すべき画像情報を、例えば“ハードコピー”または“プリントアウト”と称されるトナー像がシート媒体に定着する状態の“出力画像”として出力する画像形成部本体1、画像形成部本体1が形成したトナー像の出力に用いる任意サイズの用紙(出力媒体)を供給可能な用紙供給部3、画像形成部本体1が画像形成する対象である画像情報を、画像情報を保持した読み取り対象物(以下、原稿と称する)から画像データとして取り込む画像読取部5を含む。
画像読取部5は、詳述しないが、原稿を支持する原稿テーブル(原稿ガラス)5aと、原稿の画像情報を画像データに変換する画像センサ、例えばCCDセンサと、詳述しないが、原稿の画像情報を光の明暗としてCCDセンサの図示しない受光面に案内する光学要素を含む。画像読取部5は、説明を省略する照明装置からの照明光を原稿テーブル5aにセットされた原稿に照射して得られる反射光を、CCDセンサで画像信号に変換する。
画像形成部本体1は、潜像を保持する第1〜第4の感光体ドラム11a〜11d、感光体ドラム11a〜11dが保持する潜像に現像剤、すなわちトナーを供給して現像する現像装置13a〜13d、感光体ドラム11a〜11dが保持するトナーの像を順に保持する転写ベルト15、感光体ドラム11a〜11dに残るトナーを個々の感光体ドラム11a〜11dから取り除くクリーナー17a〜17d、転写ベルト15が保持するトナー像を、トナー像を保持して出力するシート状の媒体、例えば用紙あるいは透明な樹脂シートであるOHPシート等に転写する転写装置19、転写装置19による転写によりトナー像が移動したシート媒体にトナー像を固定する定着装置21および感光体ドラム11a〜11dに潜像を形成する露光装置23等を含む。
第1〜第4の現像装置13a〜13dは、減法混色によりカラー画像を得るために用いるY(黄色)、M(鮮赤色)、C(深紫色)およびBk(黒色)の任意の色のトナーを収容し、感光体ドラム11a〜11dのそれぞれが保持する潜像を、Y、M、CおよびBkのいずれかの色で可視化する。各色の順は、画像形成プロセスやトナーの特性に応じて、所定の順に決定する。
転写ベルト15は、第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dおよび対応する現像装置13a〜13dが形成した各色のトナー像を、トナー像の形成の順に保持する。
転写ベルト15の幅方向(ベルト面が移動する方向と直交する方向)の概ね中央であって、例えばBkトナーを保持するBk現像装置(位置は上述の通り任意)または最も転写装置19側に位置する現像装置と転写装置19との間には、転写ベルト15上のトナー像の濃度(印字濃度)を検出するトナー付着量センサ25が位置する(図4に詳述する)。なお、トナー付着量センサ25は、個々の現像装置が形成したトナー像が転写ベルト15に移動した直後のトナー濃度を検出可能に、2以上位置してもよい。
用紙供給部3は、トナー像が移動するためのシート媒体を、所定のタイミングで、転写装置19に供給する。
複数のカセットスロット31に位置する詳述しないカセットは、任意のサイズのシート媒体を収容する。詳述しない画像形成動作に応じ、ピックアップローラ33が対応するカセットからシート媒体を取り出す。シート媒体のサイズは、画像形成に際して要求のある倍率および画像形成部本体1が形成するトナー像の大きさに対応する。
分離機構35は、ピックアップローラ33がカセットから取り出すシート媒体が2枚以上になることを阻止する(1枚に分離する)。
複数の搬送ローラ37は、分離機構35が1枚に分離したシート媒体をアライニングローラ39に向けて送る。
アライニングローラ39は、転写装置19が転写ベルト15からトナー像を転写する(トナー像が(転写位置で)移動する)タイミングに合わせて、シート媒体を転写装置19と転写ベルト15が接する転写位置に送る。
定着装置21は、画像情報に対応するトナー像をシート媒体に定着し、画像出力(ハードコピーまたはプリントアウト)として、画像読取部5と画像形成部本体1との間の空間に位置するストック部51に送る。
転写ベルト15は、転写ベルト15に残るトナー(以下余剰(廃)トナーと称する)を保持し、ベルト面の移動に従い、所定位置に、廃(余剰)トナーを移動する。転写ベルト15と所定の位置で接するベルトクリーナー41は、転写ベルト15のベルト面が保持する廃トナーを転写ベルト15から除去する。
図2(a)および図2(b)は、感光手段すなわち第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dを帯電する詳述しない帯電手段や第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dが保持するトナー像を転写ベルト15に移動(転写)する詳述しない個別(色別)転写手段等の取り付け誤差や、書き込み手段(すなわち露光装置23が含む半導体レーザ素子のレーザパワーや露光装置23が含む光学系等)に起因する主走査方向での光量むらや、トナーや現像剤の不均一性等に起因する主走査方向の印字濃度むらと、印字データとの関係を模式的に示す。
例えば、図2(a)に示す、主走査方向に均一な濃度の印字データを用いて画像を形成する場合であっても、MFP(画像形成装置)101においては、上述した書き込み手段に起因する主走査方向での光量むらやトナーや現像剤の不均一性等に起因する主走査方向の印字濃度むらが相乗し、図2(b)に示すように、主走査方向で濃度むらが生じることが少なくない。
図3に示すように、図2(b)に示す濃度むらは、光学的手法により計測した場合も、濃淡(一部の濃度が高い/一部の濃度が低い)として認識することができる。
図4に示すように、トナー付着量センサ25は、例えば転写ベルト15の幅方向(ベルト面が移動する方向と直交する方向)の概ね中央であって、例えばBkトナーを保持するBk現像装置または最も転写装置19側に位置する現像装置と転写装置19との間に位置する。
なお、トナー付着量センサ25は、図1に示すMFPでは1であるが、各色のトナーを保持する現像装置が形成した各色のトナー像が転写ベルト15に移動した直後のトナー濃度を検出可能に2以上用いることも可能であり、トナー付着量センサ25を、例えば各色の現像装置毎に位置することで、色毎の濃度むらを検出し、制御するために有益である。
また、トナー付着量センサ25は、多くの場合、転写ベルト15の幅方向(ベルト面が移動する方向と直交する方向)の概ね中央に位置するが、同幅方向に所定の距離を置いて2以上用意してもよい。トナー付着量センサ25を転写ベルト15の幅方向に2以上設けることで、その色の濃度むらの程度を抑圧するための制御に有益である。
図5に示すように、画質維持制御は、図示しないが、個々の感光体ドラム11a〜11dに所定の電位(表面電位)を与える帯電装置の出力すなわち帯電電源装置103a〜103dの出力、個々の感光体ドラム11a〜11dのそれぞれに形成された潜像を現像する各現像装置13a〜13dが含む(詳述しない)現像ローラに供給される現像バイアス電圧すなわち現像バイアス電源装置105a〜105d、転写ベルト15が感光体ドラム11a〜11dのそれぞれとの間に位置した状態で転写ベルト15の側から感光体ドラムに所定の電圧を供給する単色転写装置15a〜15dにそれぞれの色に応じた転写バイアス電圧を与える転写バイアス電源装置107a〜107d等の色毎の制御により、後段に説明する半導体レーザ素子111の出力すなわち露光装置23が提供する印字データに対応するレーザパワーとは独立して、プロセス条件を設定するもので、制御装置(CPU)109により、上述した各電源装置の出力が図4に示したトナー付着量センサ25の出力に基づいて、所定の範囲内で制御する。
図6に示すように、MFPにおけるレーザ露光時の主走査方向のAPCパルス検出部、H−SNYC(水平(主走査)方向同期)検出部(露光系のうちの主走査方向の印字むらを引き起こすことのある要素)は、一例であるが、主走査方向にレーザビームを連続して反射するポリゴンミラー23a、ポリゴンミラー23aに向けてレーザビームを出力する半導体レーザ素子111、半導体レーザ素子111に所定のレーザ駆動電流を供給するレーザ駆動回路121、レーザ駆動回路121が半導体レーザ素子111に供給するレーザ駆動電流を印字データにより強度変調するレーザ変調回路123、半導体レーザ素子111が出力するレーザビームの強度を一定に維持するAPC回路125、半導体レーザ素子111が出力するレーザビームを印字データで強度変調するためのタイミングすなわちH−SYNC(水平同期)をとるための、ポリゴンミラー23aにより連続して反射されるレーザビームを所定の位置で検出するH−SYNCディテクタ(検出器)127を含み、露光装置23内の所定の位置に、位置する。
なお、APC回路125がレーザビームの強度を一定に維持するために半導体レーザ素子111が出力するレーザビームの強度をモニタするAPCディテクタ(モニタダイオード)111aは、図8により後段に説明するが、半導体レーザ素子111のパッケージ内に一体に用意される。
また、ポリゴンミラー23aと半導体レーザ素子111との間には、ポリゴンミラー23aに向かうレーザビームの断面ビーム形状を所定の形状に整形するレンズ系(図示せず)が位置する。
また、詳述しないが、ポリゴンミラー23aと感光手段(第1〜第4の感光体ドラム11a〜11d)との間には、ポリゴンミラー23aにより連続して反射されるレーザビームが各感光体ドラムの表面で所定のビームサイズとなるよう、レーザビームに所定の光学特性を与えるレンズ系、および必要に応じて光路を折り曲げる任意数のミラーが位置する。
なお、H−SYNCディテクタ(検出器)127は、ポリゴンミラー23aにより連続して反射されるレーザビームが個々の感光体ドラムに案内される前段(レーザビームが連続して反射される際の時間軸上で、感光体ドラムに差しかかるよりも前)、または後段(レーザビームが連続して反射される際の時間軸上で、感光体ドラムを通りすぎた以降)のいずれの位置に位置してもよい。
図7は、図6に示す露光系において、感光体ドラムの軸線方向すなわち、主走査方向のAPCパルス検出、H−SNYC検出、印字データの出力/停止、光量補正信号を、時間軸に沿って示す。
図7(a)は、左から右に時間が増える時間軸上の感光体ドラム11a(11b〜11d)の主走査方向を模式的に示し、図7(b)は、APCディテクタ(APC検出器)が検出するAPCパルスを、半導体レーザ素子111が出力するタイミングを、図7(c)は、H−SYNCディテクタ(水平同期検出器)がレーザビームを検出するタイミングを、図7(d)は、印字データがレーザビームに重畳される期間を、図7(e)は、画像維持制御のために用意する通常の光量補正信号の一例を、それぞれ示す。なお、図6により説明したが、図7(c)に示すH−SYNCディテクタ(水平同期検出器)がレーザビームを検出するタイミングは、H−SYNCディテクタ(水平同期検出器)の位置に基づいて、実線で示すように感光体ドラムに差しかかるよりも前、または破線で示すように感光体ドラムを通りすぎた以降のいずれかになる。
なお、図7(a)〜図7(e)のそれぞれにおいて、概ね中央の点線は、図4(図1)で説明したトナー付着量センサ25の位置に対応する。
図7から明らかなように、印字データ(図7(d))は、PWM(Pulse Width Modulation)信号により、画素単位で、時間軸(t)方向に濃度変調がかかる。一方、光量補正信号は、図8を用いて後段に説明するAPC回路125のホールドコンデンサ端子に重畳することで振幅方向(パワー方向)に濃度変調がかかる。すなわち、図7(e)は、電圧が高くなるとレーザパワーが大きくなる場合を示し、印字濃度むらと略逆波形の信号を印字区間に加えることで、濃度差を抑制できる。
ここで、APC区間(図7(b)のAPCパルス)と(時間軸方向すなわち感光体ドラムの長手方向の概ね中央の)トナー付着量センサ25の位置の電圧を略同一にすることにより、正常に画質維持制御を可能にしつつ(画質維持制御に影響を及ぼすことなく)、半導体レーザ素子111が出力する光量を補正できる。換言すると、トナー付着量センサ25の出力に基づいて求められるトナー付着量センサ25の位置またはその近傍のレーザビームの強度とAPC区間において、図8を用いて以下に説明するモニタダイオード111aが出力する非画像領域のレーザビームの強度を現す電圧を略同一の電圧とすることで、光量補正信号が、画質維持制御に影響を及ぼすことがない。すなわち、感光体ドラムの軸線方向である主走査方向の濃度むらが生じた場合、トナー付着量センサ25の位置の濃度信号値(光量補正信号の電圧)とAPCパルスの電圧が実質的に同じ電圧を示すよう、光量補正信号に補正値を重畳し、トナー付着量センサ25により濃度が検出される区間を除いた区間で光量補正信号の大きさを変化することで、画質維持制御の結果に影響を及ぼすことなく、印字濃度を補正できる。
図8は、図6に示す露光系に適用可能なAPCパルスの検出およびAPC(Auto Power Control)に用いる回路125においては、半導体レーザ素子111が出力するレーザビームの強度(パワー)は、半導体レーザ素子111の図示しないパッケージ内に一体のモニタダイオード111aが検出し、増幅器125aが増幅してサンプルホールド回路125bに入力する。
制御装置(CPU)109(図5参照)の制御により、サンプルホールド回路125bがサンプルホールドしたAPCパルスの大きさ(APC出力値)は、スイッチング用定電流回路125cを通じてスイッチング回路121aに入力する。スイッチング回路121aには、バイアス用定電流回路125dが接続し、非印字時には、バイアス用定電流回路125dから(レーザビームの出力に達しない閾値以下の)バイアス電流が入力する。
印字時には、レーザ変調回路123を経由して印字データがスイッチング回路121aに入力し、スイッチング用定電流回路125cが出力するレーザ駆動電流を(印字データに基づいて)強度変調する。
なお、主走査方向の光量補正の程度は、サンプルホールド回路125aへのS/H端子と接続するサンプルホールドコンデンサにより制御する。
図9に示す光量補正回路は、図8に示したAPC回路125(レーザ駆動回路121)のサンプルホールド回路125aのサンプルホールドコンデンサC1に対し、信号重畳用共通インピーダンスC2,R2と、補正信号印加用抵抗R1により光量補正信号を重畳する電圧重畳型の一例である。
図10に示す光量補正回路は、補正信号印加用コンデンサC2と補正信号電流制限用抵抗R1により光量補正信号を重畳する電流重畳型の一例である。
図11は、実際に光量を補正した結果の一例を示す。なお、図11に示す通り、図8に示したAPC回路125は、サンプルホールドコンデンサ端子に光量補正信号を重畳するため、遅れ要素(コンデンサ)の影響により、実際の補正は補正信号(実線)に対して、一定の遅れを生じる(点線)。
図12および図13は、図11により説明した遅れ要素の影響を改善するもので、実線は補正印加信号を、点線は実際の補正結果を、それぞれ示す。なお、図13の一点鎖線は漸近線を示す。
図12は、APCパルスと感光体ドラムとの間(レーザビームが連続して反射される際の時間軸上で、感光体ドラムに差しかかるよりも前側の時間)に余裕がある場合に適し、補正印加信号を事前に所定電圧にする例を示す。
図13は、APCパルスと感光体ドラムとの間の余裕が少ない場合に(レーザビームが連続して反射される際の時間軸上で、感光体ドラムを通りすぎた以降)、補正印加信号を所定電圧以上にし、実際の補正結果を印加信号に近づける例を示す。
なお、図12に示す制御と図13に示す制御とを組み合わせてもよいことはいうまでもない。
図14〜図17は、実際の光量補正の例を示し、図14は、感光体ドラムの両端の光量を弱める(ドラム両端で濃度を薄くする、すなわち転写ベルトの幅方向の中央の濃度を最も高める)例を示す。
同様に、図15は、図1のMFP101の前側(正面寄り)の濃度を抑え(薄め)、奥側(背面寄り)の濃度を高める(濃くする)例を示す。なお、図16は、図1のMFP101の前側(正面寄り)の濃度を高め(濃くし)、奥側(背面寄り)の濃度を抑える(薄くする)例を、図17は、例えばトナー付着量センサ25を転写ベルト15の幅方向に2以上設けた場合等において検出可能な特定の区間の濃度を補正する例を示す。
このような構成とすることにより、トナー付着量センサの読み取る電圧と、APC制御する電圧が同一になり、光量補正をした場合でも光量補正をしない場合と同様の画像維持制御をすることができる。すなわち、温度、湿度などの環境変化や、感光手段や現像手段などの性能変化による印字濃度変化を軽減するための画質維持制御に影響を及ぼすことなく、主走査方向の光量のむらに起因する画像濃度を所定値に設定できる。
より詳細には、感光体ドラムの軸線方向である主走査方向の濃度むらが生じた場合に、トナー付着量センサの位置の濃度信号値(光量補正信号の電圧)とAPCパルスの電圧が実質的に同じ電圧を示すよう光量補正信号に補正値を重畳し、トナー付着量センサにより濃度が検出される区間を除いた区間で光量補正信号の大きさを変化することで、画質維持制御の結果に影響を及ぼすことなく、印字濃度を補正できる。
なお、この発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、各実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて、もしくは一部を削除して実施されてもよく、その場合は、組み合わせもしくは削除に起因したさまざまな効果が得られる。
1…画像形成部本体、3…用紙供給部、5…画像読取部、11a〜11d…第1〜第4の感光体ドラム、13a〜13d…現像装置、15…転写ベルト、15a〜15d…単色転写装置、17a〜17d…クリーナー、19…転写装置、21…定着装置、23…露光装置、23a…ポリゴンミラー、25…トナー付着量センサ、101…MFP(画像形成装置)、103a〜103d…帯電電源装置、105a〜105d…現像バイアス電源装置、107a〜107d…転写バイアス電源装置、109…制御回路(CPU、111…半導体レーザ素子(レーザダイオード)、111a…モニタダイオード(APCディテクタ)、121…レーザ駆動回路、121a…スイッチング回路、123…レーザ変調回路、125…APC回路、125a…増幅器、125b…サンプルホールド回路、125c…スイッチング用定電流回路、125d…バイアス用定電流回路、127…H−SYNCディテクタ(水平同期検出器)。
特開2008−33318号公報

Claims (13)

  1. 現像装置が現像する像に付着したトナー付着量を検出するトナー付着量センサと、
    露光光を出力するレーザ装置と、
    前記レーザ装置からの露光光の強度を、非画像領域でモニタするモニタ装置と、
    前記トナー付着量センサの出力に基づいて求められる前記トナー付着量センサの位置またはその近傍の前記露光光の強度と前記モニタ装置が出力する前記非画像領域の前記露光光の強度を略同一とする光量補正信号を、前記レーザ装置に供給するレーザ駆動回路と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記光量補正信号を前記レーザ駆動回路に出力する光量補正回路をさらに有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記光量補正回路は、前記レーザ装置が出力する前記露光光の光量を増加または減少可能であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記光量補正回路は、前記レーザ装置が出力する前記露光光の光量を前記露光光が単一の方向に連続して供給される時間軸方向の任意の期間について増加または減少可能であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記光量補正回路は、前記レーザ装置が印字データに対応する前記露光光を出力するまでの間に、所定のレーザ駆動電圧またはレーザ駆動電流を供給することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 前記光量補正回路は遅れ要素を含み、前記レーザ装置が印字データに対応する前記露光光を出力するまでの間に、所定のレーザ駆動電圧またはレーザ駆動電流を供給することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  7. 出力レーザ光の強度をモニタするモニタ装置と、
    前記モニタ装置の出力をサンプルホールドするサンプルホールド回路と、
    前記サンプルホールド回路に、前記出力レーザ光の強度を、前記出力レーザ光が単一の方向に連続して供給される際の時間軸方向の任意の期間について、増加または減少可能に所定の補正信号を重畳する光量補正回路と、
    を有することを特徴とするレーザ駆動回路。
  8. 前記光量補正回路は、前記出力レーザ光に対する印字データに対応した強度変調が開始されるまでに、所定のレーザ駆動電圧またはレーザ駆動電流で、前記出力レーザ光を出力させることを特徴とする請求項7記載のレーザ駆動回路。
  9. 前記光量補正回路は遅れ要素を含み、前記出力レーザ光に対する印字データに対応した強度変調が開始されるまでに、所定のレーザ駆動電圧またはレーザ駆動電流で、前記出力レーザ光を出力させることを特徴とする請求項7記載のレーザ駆動回路。
  10. 前記光量補正回路は、前記出力レーザ光の水平同期を検出後、前記出力レーザ光に対する印字データに対応した強度変調が開始されるまでに、所定のレーザ駆動電圧またはレーザ駆動電流で、前記出力レーザ光を出力させることを特徴とする請求項8記載のレーザ駆動回路。
  11. 前記光量補正回路は、前記出力レーザ光の水平同期を検出後、前記出力レーザ光に対する印字データに対応した強度変調が開始されるまでに、所定のレーザ駆動電圧またはレーザ駆動電流で、前記出力レーザ光を出力させることを特徴とする請求項9記載のレーザ駆動回路。
  12. 前記光量補正回路は、前記出力レーザ光の水平同期を検出するまでの間に、前記出力レーザ光に対する印字データに対応した強度変調が開始されるまでに、所定のレーザ駆動電圧またはレーザ駆動電流で、前記出力レーザ光を出力させることを特徴とする請求項8記載のレーザ駆動回路。
  13. 前記光量補正回路は、前記出力レーザ光の水平同期を検出するまでの間に、前記出力レーザ光に対する印字データに対応した強度変調が開始されるまでに、所定のレーザ駆動電圧またはレーザ駆動電流で、前記出力レーザ光を出力させることを特徴とする請求項9記載のレーザ駆動回路。
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