JP4390311B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子内視鏡装置は、内視鏡部と、本体装置部と、周辺装置部とを備えて構成されている。
内視鏡部は、本体装置部から供給される照明光によって体腔内を照明すると共に、CCDなどの撮像素子によって体腔内を撮影するようになっている。内視鏡部には内視鏡回路が設けられており、内視鏡回路によって撮像素子の信号処理などが行われるようになっている。
本体装置部は、内視鏡部に照明光を与えると共に、内視鏡回路に電力を供給するようになっている。
周辺装置部は、例えば内視鏡部によって撮影された画像を表示するためのCRTなどモニタや上記画像を印刷するプリンタなどから構成されている。
そして、本体装置部と内視鏡部はコネクタを介して接続され、映像信号などの電気信号が内視鏡回路から本体装置部に与えられると共に、本体装置部から内視鏡回路に電力が供給されるようになっている。また、本体装置部と周辺装置部はコネクタを介して接続され、本体装置部から周辺装置部に映像信号などの電気信号が授受されるようになっている。
また、前記表示装置の画像表示動作の状態、例えば色バランスの度合い、明るさの度合い、画像強調の度合いなどの設定は本体装置部に対して所定の操作を行うことで任意に調整できるように構成されている。
画像表示動作の設定は電子内視鏡装置の電源をオフされても内蔵のメモリに保存されるようになっており、次に電子内視鏡の電源をオンしたときに上記メモリに保存されている設定で画像表示動作が行われるように構成されている。
【0003】
また、通常動作では設定する必要がなく、保守作業時等の特殊な場合に設定される特殊な設定情報、例えば画像表示のガンマ値や色調等の設定情報の設定操作は、電子内視鏡装置の操作モードを通常設定モードとは異なる特殊設定モードに切り換えることによって行うことができるようになっている。
ところで、操作モードの特殊設定モードへの切り換えが容易な操作で行えるようになっていると、電子内視鏡装置を通常利用している利用者が操作モードを特殊設定モードに切り換えてしまい、特殊な設定情報を誤って設定(変更)してしまうおそれがある。
このため、操作モードを通常設定モードから特殊設定モードに切り換えるためには、利用者が容易に行うことのできない特殊な作業を行うようにしている。例えば、本体装置部の筐体内部に配設されているマイクロコンピュータを含む回路基板に実装されているROMを保守作業用のROMと交換すると、マイクロコンピュータのCPUが保守作業用のROMに格納されているデータに基づいて、電子内視鏡の操作モードを通常設定モードから特殊設定モードに切り換えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した前者のように、画像表示動作の設定が電子内視鏡装置に保存される電子内視鏡装置では、この電子内視鏡装置を複数の利用者が用いる場合に次のような不都合があった。
例えば、ある利用者が画像表示動作の設定を調整して電子内視鏡装置を使用した後、電源をオフにし、次に、別の利用者が電源をオンして画像表示動作の設定を変更して電源をオフしたとすると、別の利用者によって変更された設定が電子内視鏡装置に保存される。
ここで、再び最初の利用者が電源をオンして電子内視鏡装置を使用しようとすると、当然別の利用者によって変更された設定に基づいて画像表示動作が行われる。このため、最初の利用者は設定変更がなされたことに気がつかず、電子内視鏡装置の画像表示動作に異常が生じたのではないかと考えてとまどう不都合があった。
また、画像表示動作の設定が電子内視鏡装置に保存されないようにした場合には、上記の不都合は生じないが、電子内視鏡を使用する毎、設定を行わなくてはならないという問題がある。
一方、上述した後者のように、操作モードを通常設定モードから特殊設定モードに切り換えるために特殊な作業を行うことが必要な電子内視鏡装置では、通常利用している利用者が誤って特殊な設定情報を変更してしまうことが防止される反面、保守作業の際に本体装置部の筐体を分解して内部の回路基板を取り出すといった煩雑で時間のかかる作業が必要となる欠点があった。
すなわち、従来の電子内視鏡装置は、通常の利用時における操作も、保守作業時に行う特殊設定モード下における操作も面倒で手間がかかるという問題があった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、通常の利用時および保守作業時における操作を容易に行うことができる電子内視鏡装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目標を達成するため、本発明は、内視鏡部から入力される映像信号に基いて画像を表示する表示手段と、設定情報に基づいて前記表示手段の画像表示動作を制御する第1制御手段と、前記設定情報を設定する設定手段とを備えた電子内視鏡装置において、記憶手段と、パスワード入力手段と、パスワード判定手段と、第2制御手段とを備え、前記記憶手段は、登録パスワードと前記設定情報を互いに対応付けて記憶するように構成され、前記パスワード入力手段は、パスワードを前記パスワード判定手段に入力するように構成され、前記パスワード判定手段は、前記パスワード入力手段から入力された前記パスワードと前記記憶手段に記憶されている前記登録パスワードとを比較して一致するか否かを判定するように構成され、前記第2制御手段は、前記パスワード判定手段が肯定の判定をしたときに、前記パスワードと一致した前記登録パスワードに対応する前記設定情報を前記第1制御手段に設定するように構成され、前記パスワード判定手段が肯定の判定をした場合に、前記第1制御手段に設定されている前記設定情報を前記パスワードに一致した前記登録パスワードに対応させて前記記憶手段に記憶させるか否かの選択を促す旨を前記表示手段に表示させる登録選択表示制御手段と、前記設定情報の前記記憶手段への記憶を行うか否かを選択する操作を行う登録選択操作手段とを設け、前記第2制御手段は、前記登録選択操作手段に対して前記設定情報の前記記憶手段への記憶を行うことを選択する操作が行なわれたときに、前記第1制御手段に設定されている前記設定情報の前記記憶手段への記憶を行い、前記登録選択操作手段に対して前記設定情報の前記記憶手段への記憶を行うことを選択する操作が行なわれないときに、前記第1制御手段に設定されている前記設定情報の前記記憶手段への記憶を行わないことを特徴とする。
また、本発明は、前記第2制御手段は、前記パスワード判定手段が前記パスワードと前記登録パスワードが不一致であると判定したときに、所定の標準設定情報を前記第1制御手段に設定するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記第2制御手段は、前記パスワード入力手段に前記パスワードが入力されなかったときに、所定の標準設定情報を前記第1制御手段に設定するように構成されていることを特徴とする。
【0006】
また、本発明は、前記記憶手段は、前記登録パスワードに対応して利用者の名前を示す利用者名情報を記憶するように構成されており、前記記憶手段に記憶されている前記利用者名情報をリスト形式で前記表示手段に表示させるリスト表示制御手段と、前記表示手段に表示された前記利用者名情報のうちから1つを選択する操作を行う選択操作手段とを設け、前記パスワード判定手段による判定動作は、前記パスワード入力手段から入力された前記パスワードと前記選択操作手段で選択された前記利用者名情報に対応する前記登録パスワードとを比較することによって行われることを特徴とする。
また、本発明は、前記記憶手段は、前記登録パスワードに対応して利用者の名前を示す利用者名情報を記憶するように構成されており、利用者名情報の入力を要求する表示を前記表示手段に表示させる利用者名入力要求表示制御手段と、前記利用者名情報を入力する利用者名入力手段とを設け、前記パスワード判定手段による判定動作は、前記パスワード入力手段から入力された前記パスワードと前記利用者名入力手段から入力された前記利用者名情報に対応する前記登録パスワードとを比較することによって行われることを特徴とする。
また、本発明は、前記選択操作手段はキーボードによって構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記利用者名入力手段はキーボードによって構成されていることを特徴とする。
また本発明は、前記登録パスワードに対応する前記設定情報の前記第1制御手段への再設定を指示するための再設定操作手段を設け、前記第2制御手段は、前記登録選択操作手段に対して前記設定情報の前記記憶手段への記憶を行うことを選択する操作が行なわれない場合に、前記パスワード判定手段によって前記パスワード入力手段から入力された前記パスワードと前記記憶手段に記憶されている前記登録パスワードとが一致すると判定されている状態で前記再設定操作手段が操作されたときに、前記パスワードと一致した前記登録パスワードに対応する前記設定情報を前記第1制御手段に再設定するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記第2制御手段による前記設定情報の前記記憶手段への記憶は前記設定手段によって前記設定情報が変更されたときに行われることを特徴とする。
また、本発明は、前記パスワード入力手段はキーボードによって構成されることを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、前記設定情報は前記表示手段による画像表示動作の色バランスの度合いを設定する色バランス設定情報または画像強調の度合いを設定する画像強調設定情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記表示手段には前記画像の他に所定の付加情報が表示されるように構成されており、前記設定情報は前記表示手段に表示される前記画像の表示位置、前記付加情報の表示形式および前記付加情報の表示位置の少なくとも1つを設定する表示形態設定情報を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記付加情報は、前記設定情報の少なくとも一部と、現在日時を示す日時情報と、カラーバーとの少なくとも1つを含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記表示手段には前記画像の他に所定の付加情報が表示されるように構成されており、前記設定情報は前記表示手段に表示される前記画像の表示位置、前記付加情報の表示形式および前記付加情報の表示位置の少なくとも1つを設定する表示形態設定情報を含み、前記付加情報は前記利用者名情報を含み、前記利用者名情報は、前記パスワード判定手段によって前記パスワード入力手段から入力された前記パスワードと前記登録パスワードとの比較結果が一致したときに特定される前記登録パスワードに対応する前記利用者名情報であることを特徴とする。
また、本発明は、前記設定手段は、表示面と前記表示面に設けられた複数のタッチスイッチを有するタッチパネルを備え、前記タッチスイッチに対して操作が行われたときに、前記タッチスイッチに対応して設定された操作信号を生成して前記第1制御手段に入力するように構成され、前記設定情報は前記タッチスイッチに割り当てられる前記操作信号の種類を設定するタッチスイッチ設定情報を含み、前記第1制御手段は前記設定情報に含まれる前記タッチスイッチ設定情報に基いて前記タッチスイッチに前記操作信号の種類を割り当てるように構成されていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、画像を撮像するための光を前記内視鏡部に供給する光供給手段を有し、前記設定情報は光量設定情報を含み、前記第1制御手段は前記設定情報に含まれる前記光量設定情報に基づいて前記光供給手段から前記内視鏡部に供給される光量を制御するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記光供給手段は、画像を撮像するための光を前記内視鏡部に導くライトガイドケーブルと、前記ライトガイドケーブルに与える光を生成する光源とを備え、前記光量設定情報は前記光源の光量を複数段階に切り換えて設定する光量段階設定情報によって構成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明は、設定された設定情報に基づいて動作を行う電子内視鏡装置であって、前記設定情報を設定する際の操作モードが通常設定モードと特殊設定モードに切り換えられるように構成され、前記通常設定モードは前記設定情報のうち、通常動作時に設定される第1設定情報の設定操作のみを可能に構成され、前記特殊モードは前記設定情報のうち、保守作業時等に設定される第2設定情報の設定操作を可能に構成された電子内視鏡装置において、記憶手段と、パスワード入力手段と、パスワード判定手段と、モード制御手段とを設け、前記記憶手段はメンテナンス用パスワードを記憶するように構成され、前記パスワード入力手段はパスワードを前記パスワード判定手段に入力するように構成され、前記パスワード判定手段は前記パスワード入力手段から入力された前記パスワードと前記記憶手段に記憶されている前記メンテナンス用パスワードとを比較して一致するか否かを判定するように構成され、前記モード制御手段は前記パスワード入力手段による前記パスワードの前記パスワード判定手段への入力が行われないとき、または、前記パスワード判定手段が否定の判定をしたときに前記操作モードを前記通常設定モードに切り換えるように構成され、前記パスワード判定手段が肯定の判定をしたときに前記操作モードを前記特殊設定モードに切り換えるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、内視鏡部から入力される映像信号に基づいて画像を表示する表示手段と、前記設定情報に基づいて前記表示手段の画像表示動作を制御する第1制御手段と、前記設定情報を設定する設定手段とを備え、前記設定手段は前記通常設定モードの際に前記第1設定情報の設定を行い、かつ、前記特殊設定モードの際に前記第2設定情報の設定を行うように構成されていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記パスワード入力手段はキーボードから構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、操作入力手段と、前記操作入力手段に所定の操作が行われたときに、前記表示手段に前記メンテナンス用パスワードに対応するパスワードの入力を要求するパスワード入力要求表示を行うメンテナンス用パスワード入力要求表示制御手段とを設け、前記パスワード判定手段による判定は、前記パスワード入力要求表示に応じて前記パスワード入力手段から入力された前記パスワードと前記記憶手段に記憶されている前記メンテナンス用パスワードとを比較することで行われることを特徴とする。
また、本発明は、前記操作入力手段がキーボードから構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1設定情報は前記表示手段による画像表示動作の色バランスの度合いを設定する色バランス設定情報または画像強調の度合いを設定する画像強調設定情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする。
また、本発明は、画像を撮像するための光を前記内視鏡部に供給する光供給手段を有し、前記第1設定情報は光量設定情報を含み、前記第1制御手段は前記第1設定情報に含まれる前記光量設定情報に基づいて前記光供給手段から前記内視鏡部に供給される光量を制御するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記光供給手段は、画像を撮像するための光を前記内視鏡部に導くライトガイドケーブルと、前記ライトガイドケーブルに与える光を生成する光源とを備え、前記第1設定情報に含まれる前記光量設定情報は前記光源の光量を複数段階に切り換えて設定する光量段階設定情報によって構成され、前記第2設定情報は前記光量段階設定情報によって設定される複数段階の光量を段階毎に設定する個別光量設定情報を含むことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、前記表示手段には前記画像の他に所定の付加情報が表示されるように構成されており、前記第1設定情報は前記表示手段に表示される前記画像の表示位置、前記付加情報の表示形式および前記付加情報の表示位置の少なくとも1つを設定する表示形態設定情報を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記付加情報は、前記設定情報の少なくとも一部と、現在日時を示す日時情報と、カラーバーとの少なくとも1つを含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記第2設定情報は前記表示手段による画像表示動作のガンマ値を設定するガンマ値設定情報または色調の度合いを設定する色調設定情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記内視鏡部は画像を撮像するための固体撮像素子を有し、前記第2設定情報は前記固体撮像素子による画像取り込み動作時間を設定するシャッタ速度設定情報を含むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電子内視鏡装置の実施の形態について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡装置の全体構成図、図2は本発明の電子内視鏡装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図、図3はシステムコントロール部の構成を示すブロック図、図4はバッテリーバックアップRAMの記憶内容を示す説明図、図5は設定変更時の表示画面の例を示す説明図、図6は通常時における動作例を説明するフローチャート、図7は標準設定情報が設定された時の表示画面の例を示す説明図、図8は利用者名情報がリスト形式で表示された表示画面の例を示す説明図、図9はパスワード入力要求画面を示す説明図、図10は登録されていた設定情報が設定された時の表示画面の例を示す説明図、図11は設定情報の変更動作を示すフローチャートである。
また、図12はバッテリーバックアップRAMの記憶内容を示す説明図、図13は特殊設定モードにおける表示画面の例を示す説明図、図14は特殊設定モードにおけるメンテナンス用設定情報の変更動作を示すフローチャートである。
【0013】
まず、図1、図2を参照して電子内視鏡装置の概略構成について説明する。
内視鏡装置1000は、内視鏡部100、本体装置部200、モニタ(特許請求の範囲の表示手段に相当)300、キーボード400を備えている。
内視鏡部100は、術者(以下利用者という)が操作する操作部102、この操作部102の延在方向の一端から突設され患者の体腔内に挿入される可撓管104、操作部102の延在方向の他端から突設されたランプガイドケーブル106、ランプガイドケーブル106の端部に設けられ本体装置部200に接続される内視鏡部側コネクタ部108を有している。
【0014】
可撓管104の先端部にはCCD110が設けられ、内視鏡部側コネクタ部108にはCCD110を駆動しCCD110から出力される映像信号を処理するための信号処理回路112が設けられている。
内視鏡部側コネクタ部108は、本体装置部200に設けられている内視鏡部接続用コネクタ部(不図示)に接続された状態で、信号処理回路112から出力される映像信号を本体装置部200の信号処理部208に入力すると共に、本体装置部200の電源部(不図示)から供給される電源を信号処理回路112に入力する電気コネクタ部を有している。また、内視鏡部側コネクタ部108は、本体装置部200の内視鏡部接続用コネクタ部に接続された状態で、本体装置部200のランプ202により発生される照明光を入力してランプガイドケーブル106に導く光コネクタ部を有している。
【0015】
本体装置部200は、ランプ202、絞り機構203、フロントパネル204、ペリフェラルコントロール部206、タイミングコントロール部207、システムコントロール部210などを備えている。
ランプ202は前述したように内視鏡部100に供給する照明光を発生する光源を構成するものである。なお、光源は本体装置部に内蔵される場合と、本体装置部とは別体に設けられる場合もある。
絞り機構203は、ランプ202と該ランプ202から発生する光をライトガイドケーブル106に導く光コネクタ部との間に配設され、ランプ202の光量を調整するように構成されている。この絞り機構203は後述するシステムコントロール部210からペリフェラルコントロール部206を介して入力される制御信号に基づいて絞り機構の大きさを変化させることでライトガイドケーブル106に導かれる光量を調整する構成となっている。すなわち、ランプ202と絞り機構203によって特許請求の範囲の光供給手段が構成されている。
フロントパネル204は本体装置部200に対する操作を行うための表示面204Aと、この表示面204Aに設けられた複数のタッチスイッチ204Bを備えたいわゆるタッチパネルによって構成されており、タッチスイッチ204Bの操作によって生成された操作信号をシステムコントロール部210に入力すると共に、システムコントロール部210からの制御情報に基づいて操作に必要な表示情報を表示面に表示するように構成されている。
【0016】
ペリフェラルコントロール部206は、システムコントロール部210の制御に基いて、上述した絞り機構203を含む周辺装置と信号を授受して制御を行うように構成されている。
信号処理部208は信号処理回路112から入力された映像信号に基づいてRGB信号、Y/C信号、NTSC信号を生成し、これら各信号をコネクタ209A、209B、209Cに出力するように構成されている。モニタ300は、これらコネクタ209A、209B、209Cの何れかに接続され、RGB信号、Y/C信号、NTSC信号の何れかの信号に基づいて内視鏡部100のCCD110によって撮像された画像を表示するように構成されている。
タイミングコントロール部207は、信号処理部208の動作のうち、モニタ300に対する画像表示動作を制御するように構成されており、例えばモニタ300の画面上における画像の表示位置の制御を行うものであり、画像メモリなどを具備している。
【0017】
システムコントロール部210は後述するようにマイクロコンピュータによって構成されており、ランプ202、絞り機構203、フロントパネル204、ペリフェラルコントロール部206、タイミングコントロール部207、信号処理部208の制御を行うように構成されている。
また、本体装置部200にはコネクタ212を介してキーボード400が接続可能に設けられており、キーボード400からの操作信号をシステムコントロール部210に入力することで、フロントパネル204での操作と同様の操作をキーボード400で行うことができるように構成されている。また、後述するように、パスワードなどの情報をシステムコントロール部210に入力するように構成されている。すなわち、キーボード400によって特許請求の範囲のパスワード入力手段が構成されている。
モニタ300は、本体装置部200とケーブル301を介して接続されており、このケーブル301を経由して入力される信号に基いて、内視鏡部100で撮像された画像や後述する付加情報を画面302に表示するように構成されている。
キーボード400は、本体装置部200とケーブル401を介して接続されており、本体装置部200のシステムコントロール部210に情報を入力するように構成されている。キーボード400は、例えば、英字、数字、ひらかな、カタカナ、記号などを入力するためのアルファニューメリックキー、数字を入力するためのテンキー、特定の機能が割り当てられるファンクションキー、エスケープキーなどの特殊キー、モニタ300の画面上で反転表示や点滅表示を行っているカーソルを移動させるための矢印キーなどを備えている。
【0018】
次に、図3を参照してシステムコントロール部210の構成について説明する。
システムコントロール部210は、CPU210A、ROM210B、RAM210C、バッテリーバックアップされたRAM210D(以下バッテリーバックアップRAMという)、インターフェース部210Eなどを備えて構成されている。
【0019】
ROM210BはCPU210Aの制御プログラムなどを格納し、RAM210Cはワークエリアなどを提供するものである。バッテリーバックアップRAM210D(特許請求の範囲の記憶手段に相当)は後述する登録パスワードと利用者名情報と設定情報(特許請求の範囲の第1設定情報に相当)を格納するように構成され、本体装置部200の電源がオフとなっても記憶内容を保持すると共に、記憶内容を書きかえることができるようになっている。
インターフェース部210EはCPU210Aと、前述した各部、すなわち、ランプ202、フロントパネル204、キーボード214、ペリフェラルコントロール部206、タイミングコントロール部207、信号処理部208との間で信号と情報の授受を行うように構成されている。
【0020】
図4はバッテリーバックアップRAM210Dの記憶領域を示す説明図である。
バッテリーバックアップRAM210Dには、複数の登録パスワードDpw(Dpw1乃至Dpwn、但しnは自然数)を記憶する記憶領域A1と、各登録パスワードDpwに対応する利用者名情報Dun(Dun1乃至Dunn、但しnは自然数)を記憶する記憶領域A2と、各登録パスワードDpwに対応する設定情報Dsd(Dsd1乃至Dsdn、但しnは自然数)を記憶する記憶領域A3とがテーブル形式で設けられている。
つまり、登録パスワードDpwと、利用者名情報Dunと、設定情報Dsdとが対応してバッテリーバックアップRAM210Dに記憶されるようになっている。
【0021】
登録パスワードDpwは、この電子内視鏡装置1000を利用する利用者に対して割り当てられた情報である。利用者名情報Dunはこの電子内視鏡装置1000を利用する利用者の名前であり、登録パスワードDpwに対応している。
また、設定情報Dsdは、上記登録パスワードDpwに対応して設定されており、次述するようにモニタ300の画像表示動作に関わる設定内容や光供給手段の光量の設定内容を示す情報を含むものである。
なお、上記設定情報Dsdには、後述する図7に示すモニタ300における画像の表示位置、付加情報の表示位置や表示形態を示す表示形態設定情報も含まれている。
【0022】
次に、図5を参照してモニタ300の画像表示動作に関わる設定内容や光供給手段の光量の設定内容を設定するための設定操作について説明する。
図5は設定変更画面を示している。この設定変更画面は、本体装置部200のフロントパネル204のタッチスイッチ204Bに所定操作を行って本体装置部200を通常設定モードにすることで表示されるようになっている。なお、通常設定モードとは、利用者が通常の使用において設定の変更を行うことが可能なモードである。
モニタ300の表示画面には、画像表示動作に関わる設定内容を示す情報として、モニタ300の画像強調の度合いを設定する画像強調設定情報D1を示す「Ennhancement」、色バランスの度合いを設定する色バランス設定情報D2を示す「Color Balance」がそれぞれ表示されるようになっている。
また、モニタ300の表示画面には、光供給手段の光量の設定内容を示す情報として、ランプ202からライトガイドケーブル106に導かれる光量を複数の段階で設定する光量段階設定情報D3を示す「Brightness」の設定内容が表示されるようになっている。
図5の例では、画像表示動作の画像強調設定情報D1は「High」(高)、「Middle」(中)、「Low」(低)、「Off」(画像強調無)の4段階を選択して設定できるようになっている。また、色バランス設定情報D2は「Blue」(青色)、「Red」(赤色)、「Green」(緑色)の3色毎に数値で設定できるようになっている。また、光量段階設定情報D3は数値で設定できるようになっている。
【0023】
これら画像強調設定情報D1、色バランス設定情報D2、光量段階設定情報D3を含む設定情報の設定は、本体装置部200のフロントパネル204のタッチスイッチを操作することによって変更され、変更された設定情報がシステムコントロール部210によってRAM210Cに一時的に記憶される。
そして、システムコントロール部210は、RAM210Cに記憶された設定情報のうち画像強調設定情報D1と色バランス設定情報D2に基づいてモニタ300の画像表示動作が行われるように信号処理部208を制御するように構成されている。
また、システムコントロール部210は、RAM210Cに記憶された設定情報に含まれる光量段階設定情報D3(特許請求の範囲の光量設定情報に相当)に基いて前述した光供給手段の絞り機構を制御してライトガイドケーブル106に導かれる光量を複数段階に切り替えて設定するように構成されている。
また、後述する表示形態設定情報の設定も、本体装置部200のフロントパネル204のタッチスイッチ204Bを操作することによって変更され、変更された設定情報がシステムコントロール部210によってRAM210Cに一時的に記憶されるようになっている。そして、システムコントロール部210は、RAM210Cに記憶された設定情報に含まれる表示形態設定情報に基づいてモニタ300の画像表示動作が行われるようにタイミングコントロール部207と信号処理部208を制御するように構成されている。
すなわち、システムコントロール部210、タイミングコントロール部207、信号処理部208によって特許請求の範囲の第1制御手段が構成されている。また、システムコントロール部210とフロントパネル204によって特許請求の範囲の設定手段が構成されている。なお、フロントパネル204の代わりにキーボード400を用いることも可能であり、この場合には、システムコントロール部210とキーボード400によって特許請求の範囲の設定手段が構成されている。
【0024】
また、システムコントロール部210のROM210Bには、標準的な画像強調設定情報D1、色バランス設定情報D2、光量段階設定情報D3からなるデフォルト値としての標準設定情報が予め格納されている。また、この標準設定情報には、後述する表示形態設定情報のデフォルト値としての標準表示形態設定情報が含まれている。
【0025】
次に、図6のフローチャートを参照して第1の実施の形態の電子内視鏡装置の動作について説明する。
まず、本体装置部200のメインスイッチ(不図示)をオンして電子内視鏡装置1000の電源を投入する(S10)。
システムコントロール部210のCPU210Aは、RAM210C上において変数PWに“0”を代入して初期設定する(S12)。なお、この変数PWは入力されたパスワードと登録パスワードDpwとの照合結果の一致、不一致の状態を示すための変数であり、“0”で照合結果が不一致であることを示し、“1”で照合結果が一致していることを示している。
【0026】
次いで、システムコントロール部210はROM210Bに格納されている標準設定情報のうちの画像強調設定情報D1および色バランス設定情報D2に基づいてモニタ300の画像表示動作が行われるように信号処理部208を制御すると共に、上記標準設定情報に含まれる光量段階設定情報D3に基づいて光供給手段の光量を制御して通常処理を行う(S14)。
この通常処理では、図7に示すような画像がモニタ300に表示される。すなわち、モニタ300の画面302には、内視鏡部100によって撮像された画像304の他に付加情報が表示されている。付加情報は、日時情報306、カラーバー308、色バランスの設定情報D1を示す色バランス設定値310(Rは赤色、Bは青色の色バランス設定情報D1にそれぞれ対応する)などを含むものである。
画像304と付加情報の画面302上での表示位置および表示形態の設定は、表示形態設定情報に基づいて行なわれる。
図7の表示例では、画像304と付加情報の画面302上での表示位置および表示形態の設定は、ROM210Bに格納されているデフォルト値としての標準表示形態設定情報に基いて行なわれるようになっている。すなわち、図7に示されているように、画像304が画面302の左側寄りに位置しており、日時情報306が画面302の右上箇所に位置している。また、カラーバー308が左下箇所に位置し、色バランスの設定情報D1を示す色バランス設定値310が画面302の中央の下側箇所に位置している。なお、カラーバー308は、色バランス設定情報D2の設定内容の変更を目視で確認するために表示されるものである。
【0027】
また、この通常処理においては、フロントパネル204のタッチスイッチ204Bを操作することによって、設定情報(すなわち画像強調設定情報D1、色バランス設定情報D2、光量段階設定情報D3、表示形態設定情報など)の設定を変更することができるようになっている。この設定変更の処理については図11を参照して後述する。
【0028】
そして、システムコントローラ部210は、キーボード400からキー入力による割り込みがなされたか否かを判定し(S16)、この判定結果が否定であれば通常処理を継続する(S32)。キー入力による割り込みがなされた場合には、そのキー入力が利用者リスト(図6ではDr.(ドクター)リストと示す)表示対応のキー入力であるか否かを判定する(S18)。この判定結果が否定ならばS32に移行して先と同じ通常処理を継続する。
S18の判定結果が肯定ならば、システムコントローラ部210は、バッテリーバックアップRAM210Dに記憶されている利用者名情報Dunを図8に示すようにリスト形式でモニタ300に表示する(S20)。図8において網掛けで示されている部分は反転表示がされているカーソル312を示している。
利用者は、自分の名前の箇所にカーソル312を移動させて名前が反転表示されるようにキーボード400の操作キー(例えば矢印キー)を操作し、自分の名前が判定表示されている状態で確定キーを操作することで利用者名情報Dunを選択する(S22)。
利用者名情報Dunが選択されると、図9に示すように、パスワードの入力を要求するパスワード入力画面313をモニタ300に表示させる(S24)。
次いで、利用者が自分のパスワードをキーボード400からキー操作により入力すると、システムコントローラ210は、入力されたパスワードと、ステップS22で選択された利用者名情報Dunに対応する、バッテリーバックアップRAM210Dに記憶されている登録パスワードDpwとを比較する(S26)。比較結果が正しい(一致する)場合には、入力された登録パスワードDpwに対応する設定情報Dsdに基いてモニタ300の画像表示動作と付加情報表示動作が行われるように信号処理部208を制御すると共に、光供給手段の光量を制御する(S28)。
この結果、図10に示すように、モニタ300の画面302には画像304と付加情報が設定情報Dsdの表示形態設定情報に基いた表示位置と表示形態で表示されている。図10に示されている表示例では、画像304が画面302のほぼ中央に位置しており、日時情報306が画面302の右下箇所に位置している。また、カラーバー308の表示が省略され、色バランスの設定情報D1を示す色バランス設定値310が画面302の左下箇所に位置している。
また、ステップS26によって特定された利用者名情報Dunを示す利用者名314、すなわち利用者名情報Dunとしての利用者名314が付加情報として画面302の左上箇所に表示されている。
そして、変数PWに“1”を代入して通常処理を行う(S32)。
一方、ステップS26で比較結果が正しくない(不一致)の場合には、図9のパスワード入力画面313を表示してパスワードの再入力を要求する(S27)。
また、ステップS26で処理のキャンセルを示すキー(例えばエスケープキー)が操作された場合には、先に述べた通常処理を継続する(S32)。
【0029】
次に、図11のフローチャートを参照して設定情報の変更を行う場合の動作について説明する。
まず、本体装置部200のメインスイッチ(不図示)をオンして電子内視鏡装置1000の電源を投入する(S40)。
そして、先に説明した図6のフローチャートのような処理が行われ通常処理が行われる(S42)。
本体装置部200のフロントパネル204のタッチスイッチ204Bが操作され、モニタ300に図5に示す設定変更画面が表示される通常設定モードに移行し、この通常設定モードによって画面の色バランス設定情報D2(図11では「色バランスのレベル」と表記する)などの設定情報が任意に変更され、変更された設定情報がRAM210Cに一時的に保存される(S44)。なお、上記設定情報には、画像強調設定情報D1の他、色バランス設定情報D2、光量段階設定情報D3、表示形態設定情報などが含まれている。
次に、システムコントロール部210は、変数PWが“1”か否か、すなわちパスワードの照合結果が正しいか否かを判定する(S46)。
ステップS46の判定結果が肯定であれば、ステップS44でRAM210Cに保存されている設定情報をバッテリーバックアップRAM210Dにも保存する(S48)。すなわち、バッテリーバックアップRAM210Dに保存されていた旧い設定情報をS44で設定された新しい設定情報に変更して保存する。そして、バッテリーバックアップRAM210Dに保存された新しい設定情報に基いてモニタ300の画像表示動作と付加情報表示動作が行われるように信号処理部208を制御すると共に、光供給手段の光量を制御し(S50)、通常処理が行われる(S52)。
一方、ステップS46の判定結果が否定であれば、ステップS44でRAM210Cに保存されている設定情報をバッテリーバックアップRAM210Dに保存することなく、ステップS50、S52の処理を行う。
【0030】
上述の動作によれば、キーボード400から入力されたパスワードとバッテリーバックアップRAM210Dに記憶されている登録パスワードDpwとが一致すれば、設定情報を変更した際には該変更された設定情報がバッテリーバックアップRAM210Dに保存されるが、バッテリーバックアップRAM210Dに記憶されている登録パスワードDpwと一致するパスワードがキーボード400から入力なければ、変更された設定情報はバッテリーバックアップRAM210Dに保存されない。したがって、バッテリーバックアップRAM210Dに記憶されている登録パスワードDpwを入力することができる利用者のみが設定情報を電子内視鏡装置に保存することができる。
【0031】
また、バッテリーバックアップRAM210Dに記憶されている登録パスワードDpwと一致するパスワードを入力することで、保存されている設定情報Dsdに基づく動作が電子内視鏡装置1000によって行われ、かつ、変更した設定情報を保存することができる。したがって、バッテリーバックアップRAM210Dに記憶されている登録パスワードDpwと一致するパスワードを入力することができる利用者は、画像表示動作の設定、光供給手段の光量の設定、モニタの表示画面の表示形態の設定が変更されていても、保存されている設定情報の設定に容易に戻すことができ、従来と違って意図しない設定の変更によってとまどうことがない。
また、電子内視鏡装置に保存する設定情報の変更はバッテリーバックアップRAM210Dに記憶されている登録パスワードDpwと一致するパスワードを入力できる利用者に限られるので、意図しない設定情報の変更が行われることもない。
【0032】
上述した動作例では、システムコントロール部210によって特許請求の範囲のパスワード判定手段、第2制御手段、リスト表示制御手段が構成され、キーボード400によって選択操作手段が構成されている。
なお、登録パスワードDpwと設定情報Dsdを保存する記憶手段としてバッテリーバックアップRAM210Dを用いたが、これに限定されるものではなく、例えばEEPROMであってもよい。
また、入力されたパスワードが登録パスワードDpwと不一致の場合、ROM210Bに保存された標準設定情報に基づいて画像表示動作の設定、光供給手段の光量の設定、モニタの表示画面の表示形態の設定を行うようにしたが、本発明はこれに限定されない。
また、モニタ300にリスト形式で表示した利用者名情報を選択し、その選択された利用者名情報に対応する登録パスワードと、入力されたパスワードとを比較するようにしたが、モニタ300に利用者名情報の入力を要求する表示を表示させ、この表示に応じて入力された利用者名情報に対応する登録パスワードと、入力されたパスワードとを比較するようにしてもよい。
この場合には、システムコントロール部210によって特許請求の範囲の利用者名入力要求表示制御手段が構成され、キーボード400によって利用者名入力手段が構成されている。
【0033】
また、設定情報としては上述した画像表示動作の設定、光供給手段の光量の設定、モニタの表示画面の表示形態の設定を行うものに限定されない。例えば、設定情報が、本体装置部200のタッチパネル204のタッチスイッチ204Bに割り当てられる操作信号の種類を設定するタッチスイッチ設定情報を含むものであってもよい。この場合には、システムコントローラ部210は設定情報に含まれる上記タッチスイッチ設定情報に基いてタッチスイッチ204Bに操作信号の種類を割り当てるように構成されている。
【0034】
また、上記パスワードが入力されない場合には、設定情報を変更した際に設定情報がRAM210Cに一時的に保存されるが、この保存された設定情報は、本体装置部200の電源がオフとなることで消去される。
【0035】
次に、メンテナンス時などの際にのみ設定される特殊設定モードに設定する場合の動作について説明する。
図12に示すように、バッテリーバックアップRAM210Dには、メンテナンス用パスワードDmpwを記憶する記憶領域A20、メンテナンス時にのみ変更が可能なメンテナンス用設定情報Dmsd(特許請求の範囲の第2設定情報に相当)を記憶する記憶領域A21が設けられている。
メンテナンス用パスワードDmpwは保守作業を行う作業者のみが知っており、利用者には知らされていない。
メンテナンス用設定情報Dmsdは、後述するガンマ値設定情報D20、個別光量設定情報D21、シャッタ速度情報D22、色調設定情報D23等を含んで構成されている。
【0036】
次に、メンテナンス用設定情報の変更動作について説明する。
電子内視鏡装置1000は、後述するようにメンテナンス用パスワードを入力することで、本体装置部200の操作モードが特殊設定モードに切り換えられ、モニタ300の表示画面304には特殊設定モードのメニュー画面が表示される。
図13に示されているように、モニタ300の表示画面304には、モニタ300による画像表示動作のガンマ値を設定するガンマ値設定情報D20を示す「γ Level」、前述した光量段階設定情報D3によって設定される複数段階の光量を段階毎に設定する個別光量設定情報D21を示す「DiaphragmStep Table」、CCD110による画像取り込み動作時間を設定するシャッタ速度情報D22を示す「Shutter Speed」、色調の度合いを設定する色調設定情報D23を示す「Color Step」がそれぞれ表示されるようになっている。
【0037】
図13の例では、ガンマ値設定情報D20は数値で設定できるようになっている。また、個別光量設定情報D21は、段階光量設定情報D3の+5から−5までの11種類の段階毎に、段階間における光量の差を所定のステップ数で設定するようようになっている。つまり、段階+5と段階+4間の光量の差のステップ数は「10」に、段階+4と段階+3間の光量の差のステップ数は「05」にといったように段階間の光量の差をそれぞれ個別に設定できるようになっている。
また、シャッタ速度情報D22は数値で設定できるようになっている。また、色調設定情報D23は「Red」(赤色)、「Blue」(青色)、「Green」(緑色)の3色毎に数値で設定できるようになっている。
これらガンマ値設定情報D20、個別光量設定情報D21、シャッタ速度情報D22、色調設定情報D23等を含むメンテナンス用設定情報Dmsd(特許請求の範囲の第2設定情報Dsd2に相当)は、保守作業等の際にのみ設定される設定情報であり、通常の操作者が不用意に変更することが好ましくない設定情報である。
【0038】
次に、図14のフローチャートを参照して特殊設定モードにおけるメンテナンス用設定情報の変更動作について説明する。
まず、本体装置部200のメインスイッチ(不図示)をオンして電子内視鏡装置1000の電源を投入する(S100)。
システムコントロール部210のCPU210Aは、RAM210C上において変数PWに“0”を代入して初期設定する(S102)。
そして、先に説明した図6のフローチャートのような処理が行われ通常処理が行われる(S104)。
そして、システムコントローラ部210は、キーボード400からキー入力による割り込みがなされたか否かを判定し(S106)、この判定結果が否定であれば通常処理を継続する(S124)。キー入力による割り込みがなされた場合には、そのキー入力がメンテナンス表示対応のキー入力であるか否かを判定する(S108)。この判定結果が否定ならばステップS124に移行して通常処理を継続する。
ステップS108の判定結果が肯定ならば、システムコントロール部210は、モニタ300にメンテナンス用パスワードの入力を要求する画面を表示する(S110)。
次いで、作業員がメンテナンス用パスワードをキーボード400からキー操作により入力すると、システムコントローラ210は、入力されたパスワードと、バッテリーバックアップRAM210Dに記憶されているメンテナンス用パスワードDmpwとを比較する(S112)。比較結果が正しい(一致する)場合には、モニタ300に図12で示した特殊設定モードのメニュー画面を表示させて特殊設定モードに移行する(S116)。
そして、メンテナンス用設定情報Dmsdを変更する場合には、フロントパネル204の操作に基づいてメンテナンス用設定情報Dmsdを設定(変更)し(S118)、設定されたメンテナンス用設定情報Dmsdを、バッテリーバックアップRAM210Dに保存する(S120)。
そして、バッテリーバックアップRAM210Dに保存されているメンテナンス用設定情報Dmsdに基づいて動作が行われるようにモニタ300の画像表示動作と光供給手段の光量を制御する通常処理を行う(S122、S124)。
一方、ステップS112の判定結果が否定の場合には、メンテナンス用パスワードの再入力を要求する画面表示を行う(S114、S110)。また、S112で処理のキャンセルを示すキー(例えばエスケープキー)が操作された場合には、先に述べた通常処理を継続する(S124)。
【0039】
上述の動作によれば、メンテナンス表示対応のキー入力を行い、メンテナンス用パスワードDmpwと一致するパスワードを入力すれば、電子内視鏡装置1000の操作モードが特殊設定モードに速やかに切り換えられる。このため、メンテナンス表示対応のキー入力の内容と、メンテナンス用パスワードDmpwとを知っている特定の操作者(保守作業員等)以外は、特殊設定モードに切り換えることができず、通常の操作者がメンテナンス用設定情報Dmsdの変更を行うことが防止される。また、メンテナンス表示対応のキー入力とメンテナンス用パスワードDmpwと一致するパスワードをキー入力するだけで操作モードを特殊設定モードに速やかに切り換えることができるので、従来と違ってモード切り換え作業に手間がかからないという利点がある。
【0040】
なお、上述の動作例では、メンテナンス用パスワードDmpwとメンテナンス用設定情報Dmsdを保存する記憶手段としてバッテリーバックアップRAM210Dを用いたが、これに限定されるものではなく、例えばEEPROMであってもよい。
また、上述の動作例においては、システムコントロール部210によって特許請求の範囲のパスワード判定手段、モード制御手段、メンテナンス用パスワード入力要求表示制御手段が構成されている。また、キーボード400によって特許請求の範囲のパスワード入力手段、操作入力手段が構成されている。
【0041】
なお、上述した第1の実施の形態では、図11のフローチャートの動作においてS46でパスワードの照合結果が正しいと判定された場合には、バッテリーバックアップRAM210Dに保存されていた旧い設定情報が新しい設定情報によって書き換えられてしまうため、旧い設定情報の保存ができない。
次に説明する第2の実施の形態では、図11のフローチャートの動作の一部を変更することで、新しい設定情報に基いて設定変更を行う一方、バッテリーバックアップRAM210Dの旧い設定情報を新しい設定情報によって書き換えるか、そのまま残しておくかを選択可能とし、旧い設定情報の保存を可能としている。
【0042】
図15は本発明の電子内視鏡装置の第2の実施の形態における設定変更時の表示画面の例を示す説明図、図16は第2の実施の形態における設定情報の変更動作を示すフローチャートである。なお、図15において図5と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0043】
この実施の形態では、システムコントロール部210のCPU210Aは、任意の記憶手段、例えばRAM210Cに変数MEを設定するようになっている。
この変数MEは、新しく設定した設定情報をバッテリーバックアップRAM210Dに保存するか(旧い設定情報を新しい設定情報に書き換えるか)否かの選択入力を促すためのメッセージを表示画面に表示させるか、否かを設定するための変数である。変数MEが“0”でメッセージ不表示、“1”でメッセージ表示を示している。
【0044】
図15に示されているように、設定変更時の表示画面には、画像強調設定情報各設定情報D1、色バランス設定情報D2、光量段階設定情報D3に加えて、メッセージの表示の有無を設定するメッセージ表示有無情報D4を示す「Message」が表示されるようになっている。このメッセージ表示有無情報D4は、On(1:メッセージ表示あり)とOff(0:メッセージ表示なし)の何れか一方を選択して設定するようになっている。
メッセージ表示有無情報D4のOnとOffの設定操作は、本体装置部200のフロントパネル204のタッチスイッチを操作することによって設定され、その設定内容がシステムコントロール部210によって例えばRAM210Cに記憶される。
なお、この第2の実施の形態においても、フロントパネル204での操作と同様の操作をキーボード400で行うことができるように構成されていることはもちろんである。
【0045】
次に、図16のフローチャートに基いて動作説明を行う。
なお、図16に示されているS60、S62、S64、S66、S68、S70、S72の処理は、図11に一点鎖線で囲ったS44、S46、S48、S50、S52を含む設定変更処理S54と置換される処理である。
したがって、図11におけるS40、S42の処理は先に説明したとおりであるため説明を省略する。
まず、本体装置部200のフロントパネル204のタッチスイッチ204Bが操作され、モニタ300に図5に示す設定変更画面が表示される通常設定モードに移行し、この通常設定モードによって設定情報が任意に変更され、変更された設定情報がRAM210Cに一時的に保存される(S60)。
ここで、システムコントロール部210は、変数PWが“1”か否か、すなわちパスワードの照合結果が正しいか否かを判定する(S62)。
ステップS62の判定結果が肯定であれば、変数MEが“1”か否かか、すなわちメッセージ表示有無情報D4の表示の有無を判定する(S64)。
ステップS64の判定結果が肯定ならば、「この設定を保存しますか?」というメッセージをモニタ300の画面に表示させ、設定の保存の有無の判定入力を促す(S66)。ここで設定保存を行う旨の操作入力を本体装置部200のフロントパネル204のタッチスイッチ204Bによって行った場合には(S66で肯定)、RAM210Cに保存されている設定情報をバッテリーバックアップRAM210Dに保存する(S68)。そして、バッテリーバックアップRAM210Dに保存された新しい設定情報に基いてモニタ300の画像表示動作と付加情報表示動作が行われるように信号処理部208の制御を行うと共に、光供給手段の光量を制御する設定変更処理を行い(S70)、通常処理が行われる(S72)。
ステップS66での判定結果が否定ならば、すなわち設定保存を行わない旨の操作入力を本体装置部200のフロントパネル204のタッチスイッチ204Bによって行った場合には、ステップS60でRAM210Cに保存されている設定情報をバッテリーバックアップRAM210Dに保存することなく、RAM210Cに保存されている設定情報に基いて設定変更処理を行い(S70)、通常処理が行われる(S72)。
また、ステップS62の判定結果が否定ならば、ステップS60でRAM210Cに保存されている設定情報をバッテリーバックアップRAM210Dに保存することなく、RAM210Cに保存されている設定情報に基いて設定変更処理を行い(S70)、通常処理が行われる(S72)。
【0046】
上述の動作によれば、新しい設定情報に基いて設定変更を行う一方、バッテリーバックアップRAM210Dの旧い設定情報を新しい設定情報によって書き換えるか、そのまま残しておくかを利用者が選択することができ、必要に応じて旧い設定情報の保存を可能とすることができるという利点がある。
【0047】
なお、第2の実施の形態においてシステムコントロール部210は第2制御手段および登録選択表示制御手段を構成し、タッチスイッチ204Bは登録選択操作手段を構成している。
【0048】
上述した図16のフローチャートの動作例では、S66で設定の保存を選択しなかった場合には、RAM210Cに保存されている設定情報、すなわち利用者がそのときに変更した設定情報に基いて設定変更処理と通常処理が行われる(S70、S72)。
このようにしていったん設定変更処理が行なわれた後、次に説明する図17のフローチャートに示されているように、所定操作(以下、設定リロード操作という)を行うことによって登録パスワードに対応して既に登録されている設定情報を再設定(リロード)することができればさらに便利である。
【0049】
図17は第3の実施の形態における設定情報の再設定動作を示すフローチャートである。
図17のフローチャートに基いて動作説明を行う。
なお、図17に示されているS82、S84、S86、S88、S90、S92、S94、S96の処理は、図16に一点鎖線で囲ったS66、S68、S70、S72を含む処理S65と置換される処理である。
また、図17のフローチャートには示されていないが、S80の処理が開始される前に、図6のフローチャートのS26の処理において登録パスワードDpwに一致するパスワードが既に入力されており、変数PWは“1”に設定されている。そして、上記登録パスワードDpwに対応する設定情報DsdがバッテリバックアップRAM210Dに既に登録されている。
【0050】
まず、図16のS60、S62、S64と同様の処理(各種設定変更処理)が行なわれる(S80)。なお、変数MEは“1”に設定されているものとする。
次に、「この設定を保存しますか?」というメッセージをモニタ300の画面に表示させ、設定の保存の有無の判定入力を促す(S82)。
ここで、設定保存を行う旨の操作入力を本体装置部200のフロントパネル204のタッチスイッチ204Bによって行った場合には(S82で肯定)、RAM210Cに保存されている設定情報をバッテリーバックアップRAM210Dに保存し(S84)、RAM210Cに保存されている設定情報(すなわちバッテリーバックアップRAM210Dに保存された新しい設定情報と同じ設定情報)に基いてモニタ300の画像表示動作と付加情報表示動作が行われるように信号処理部208の制御を行うと共に、光供給手段の光量を制御する設定変更処理を行い(S86)、通常処理に移行する(S88)。
一方、ステップS82での判定結果が否定ならば、すなわち設定保存を行わない旨の操作入力を本体装置部200のフロントパネル204のタッチスイッチ204Bによって行った場合には、ステップS80でRAM210Cに保存されている設定情報をバッテリーバックアップRAM210Dに保存することなく、RAM210Cに保存されている設定情報に基いて設定変更処理を行い(S86)、通常処理に移行する(S88)。
【0051】
そして、S88の通常処理において、システムコントローラ部210は、予めキーボード400に割り当てられた設定リロード操作用のキー(再設定操作手段に相当)が操作されてキー入力による割り込みがなされたか否かを判定し、この判定結果が否定であれば通常処理を継続する。
なお、上記設定リロード操作用のキーの代わりに内視鏡部100の操作部102に操作用のスイッチ(図17ではスコープのボタンと記す)を設け、システムコントローラ部210がこの操作用のスイッチの操作信号を割り込み信号として扱うようにしてもよい。また、従来から操作部102には上述したような操作用のスイッチが設けられており、この操作用のスイッチの操作に応じてシステムコントローラ部210がモニタ300の画像を静止させたり、外部に接続されたビデオデッキの録画動作を開始させるなどの制御を行うようになっている。
一方、この判定結果が肯定であれば(S90)、システムコントローラ210は、図6のフローチャートの動作で既に入力された登録パスワードDpwに対応する設定情報DsdをバッテリバックアップRAM210Dから読み出す(S92)。
そして、読み出した設定情報Dsdに基いてモニタ300の画像表示動作と付加情報表示動作が行われるように信号処理部208を制御すると共に、光供給手段の光量を制御し(S94)、通常処理を行う(S96)。
【0052】
上述した第3の実施の形態によれば、設定リロード操作を行うことによって利用者が既に登録していた設定情報を再設定することができ、使い勝手が向上するという効果を奏することができる。
また、第3の実施の形態においてもシステムコントロール部210が第2制御手段を構成している。
【0053】
なお、上述した第1乃至第3の実施の形態では、設定情報Dsdがモニタ300の画像表示動作の制御、光源手段の光量、モニタの表示画面の表示形態に関するものであり、メンテナンス用設定情報Dmsdがモニタ300の画像表示動作の制御と光源手段の光量に関するものであった。
しかしながら、本発明はこれらに限定されるものではなく、設定情報、メンテナンス用設定情報としては上述した動作以外の動作に関するものであってもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明の電子内視鏡装置によれば、パスワード判定手段は、パスワード入力手段から入力されたパスワードと記憶手段に記憶されている登録パスワードとを比較して一致するか否かを判定するように構成され、第2制御手段は、パスワード判定手段が肯定の判定をしたときに、パスワードと一致した登録パスワードに対応する設定情報を第1制御手段に設定するように構成されている。
そのため、パスワード入力手段によって入力されたパスワードが記憶手段に記憶されている登録パスワードと一致する場合には記憶手段に保存されている設定情報に基づく画像表示動作が表示手段によって行われる。このため、画像表示動作の設定が変更されていても、その設定内容を記憶手段に保存されている設定情報に基づいた設定に容易に戻すことができ、従来と違って意図しない画像設定の変更によってとまどうことがなく、操作を容易に行うことができる。
【0055】
また、本発明の電子内視鏡装置によれば、パスワード判定手段はパスワード入力手段から入力されたパスワードと記憶手段に記憶されている前記メンテナンス用パスワードとを比較して一致するか否かを判定するように構成され、モード制御手段はパスワード入力手段によるパスワードのパスワード判定手段への入力が行われないとき、または、パスワード判定手段が否定の判定をしたときに操作モードを通常設定モードに切り換えるように構成され、パスワード判定手段が肯定の判定をしたときに操作モードを前記特殊設定モードに切り換えるように構成されている。
そのため、パスワード入力手段によって入力されたパスワードが記憶手段に記憶されているメンテナンス用パスワードと一致する場合には電子内視鏡装置の操作モードが特殊設定モードに切り換えられる。このため、メンテナンス用パスワードと一致するパスワードを入力しない限り操作モードを特殊設定モードに切り換えることができず、メンテナンス用パスワードと一致するパスワードを入力すれば操作モードを特殊設定モードに速やかに切り換えることができる。したがって、一般の操作者による操作モードの誤切り換えを防止し、かつ、保守作業時には操作モードを速やかに切り換えることが可能となり、保守作業時の操作を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡装置の全体構成図である。
【図2】本発明の電子内視鏡装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図3】システムコントロール部の構成を示すブロック図である。
【図4】バッテリーバックアップRAMの記憶内容を示す説明図である。
【図5】設定変更時の表示画面の例を示す説明図である。
【図6】通常時における動作例を説明するフローチャートである。
【図7】標準設定情報が設定された時の表示画面の例を示す説明図である。
【図8】利用者名情報がリスト形式で表示された表示画面の例を示す説明図である。
【図9】パスワード入力要求画面を示す説明図である。
【図10】登録されていた設定情報が設定された時の表示画面の例を示す説明図である。
【図11】設定情報の変更動作を示すフローチャートである。
【図12】バッテリーバックアップRAMの記憶内容を示す説明図である。
【図13】特殊設定モードにおける表示画面の例を示す説明図である。
【図14】特殊設定モードにおけるメンテナンス用設定情報の変更動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の電子内視鏡装置の第2の実施の形態における設定変更時の表示画面の例を示す説明図である。
【図16】第2の実施の形態における設定情報の変更動作を示すフローチャートである。
【図17】第3の実施の形態における設定情報の再設定動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1000 電子内視鏡装置
100 内視鏡部
200 本体装置部
210 システムコントロール部(第1制御手段、第2制御手段、設定手段、パスワード判定手段、リスト表示制御手段、利用者名入力要求表示制御手段、モード制御手段、メンテナンス用パスワード入力要求表示制御手段)
300 モニタ(表示手段)
400 キーボード(パスワード入力手段、利用者名入力手段、選択操作手段、操作入力手段)
Dsd 設定情報(第1設定情報)
Dmsd メンテナンス用設定情報(第2設定情報)

Claims (6)

  1. 内視鏡部から入力される映像信号に基いて画像を表示する表示手段と、設定情報に基づいて前記表示手段の画像表示動作を制御する第1制御手段と、前記設定情報を設定する設定手段とを備えた電子内視鏡装置において、
    記憶手段と、パスワード入力手段と、パスワード判定手段と、第2制御手段とを備え、
    前記記憶手段は、登録パスワードと前記設定情報を互いに対応付けて記憶するように構成され、
    前記パスワード入力手段は、パスワードを前記パスワード判定手段に入力するように構成され、
    前記パスワード判定手段は、前記パスワード入力手段から入力された前記パスワードと前記記憶手段に記憶されている前記登録パスワードとを比較して一致するか否かを判定するように構成され、
    前記第2制御手段は、前記パスワード判定手段が肯定の判定をしたときに、前記パスワードと一致した前記登録パスワードに対応する前記設定情報を前記第1制御手段に設定するように構成され
    前記パスワード判定手段が肯定の判定をした場合に、前記第1制御手段に設定されている前記設定情報を前記パスワードに一致した前記登録パスワードに対応させて前記記憶手段に記憶させるか否かの選択を促す旨を前記表示手段に表示させる登録選択表示制御手段と、
    前記設定情報の前記記憶手段への記憶を行うか否かを選択する操作を行う登録選択操作手段とを設け、
    前記第2制御手段は、前記登録選択操作手段に対して前記設定情報の前記記憶手段への記憶を行うことを選択する操作が行なわれたときに、前記第1制御手段に設定されている前記設定情報の前記記憶手段への記憶を行い、前記登録選択操作手段に対して前記設定情報の前記記憶手段への記憶を行うことを選択する操作が行なわれないときに、前記第1制御手段に設定されている前記設定情報の前記記憶手段への記憶を行わない、
    ことを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 前記登録パスワードに対応する前記設定情報の前記第1制御手段への再設定を指示するための再設定操作手段を設け、
    前記第2制御手段は、前記登録選択操作手段に対して前記設定情報の前記記憶手段への記憶を行うことを選択する操作が行なわれない場合に、前記パスワード判定手段によって前記パスワード入力手段から入力された前記パスワードと前記記憶手段に記憶されている前記登録パスワードとが一致すると判定されている状態で前記再設定操作手段が操作されたときに、前記パスワードと一致した前記登録パスワードに対応する前記設定情報を前記第1制御手段に再設定するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡装置。
  3. 前記第2制御手段は、前記パスワード判定手段が前記パスワードと前記登録パスワードが不一致であると判定したときに、所定の標準設定情報を前記第1制御手段に設定するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡装置。
  4. 前記第2制御手段は、前記パスワード入力手段に前記パスワードが入力されなかったときに、所定の標準設定情報を前記第1制御手段に設定するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の電子内視鏡装置。
  5. 設定された設定情報に基づいて動作を行う電子内視鏡装置であって、
    前記設定情報を設定する際の操作モードが通常設定モードと特殊設定モードに切り換えられるように構成され、前記通常設定モードは前記設定情報のうち、通常動作時に設定される第1設定情報の設定操作のみを可能に構成され、前記特殊モードは前記設定情報のうち、保守作業時等に設定される第2設定情報の設定操作を可能に構成された電子内視鏡装置において、
    記憶手段と、パスワード入力手段と、パスワード判定手段と、モード制御手段とを設け、
    前記記憶手段はメンテナンス用パスワードを記憶するように構成され、
    前記パスワード入力手段はパスワードを前記パスワード判定手段に入力するように構成され、
    前記パスワード判定手段は前記パスワード入力手段から入力された前記パスワードと前記記憶手段に記憶されている前記メンテナンス用パスワードとを比較して一致するか否かを判定するように構成され、
    前記モード制御手段は前記パスワード入力手段による前記パスワードの前記パスワード判定手段への入力が行われないとき、または、前記パスワード判定手段が否定の判定をしたときに前記操作モードを前記通常設定モードに切り換えるように構成され、前記パスワード判定手段が肯定の判定をしたときに前記操作モードを前記特殊設定モードに切り換えるように構成されていることを特徴とする電子内視鏡装置。
  6. 内視鏡部から入力される映像信号に基づいて画像を表示する表示手段と、前記設定情報に基づいて前記表示手段の画像表示動作を制御する第1制御手段と、前記設定情報を設定する設定手段とを備え、前記設定手段は前記通常設定モードの際に前記第1設定情報の設定を行い、かつ、前記特殊設定モードの際に前記第2設定情報の設定を行うように構成されていることを特徴とする請求項記載の電子内視鏡装置。
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