JP5141322B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルスキャナとこのデジタルスキャナに接続可能なデジタルプリンタとにより構成される画像形成装置に関する。
デジタル複写機のような画像形成装置の構成は、機能的にデジタルスキャナとデジタルプリンタに大別できる。デジタルスキャナには機器固有の特性値あるいは調整値が存在し、一方デジタルプリンタにも同様に特性値あるいは調整値が存在する。デジタル複写機の構成では、各々の特性値あるいは調整値は通常シーケンシャルな制御を実現するデジタルプリンタ装置側に不揮発メモリを配置し、この不揮発メモリに格納している。
しかしながら、別々に製造されたデジタルスキャナとデジタルプリンタを市場において接続し、デジタル複写機を実現する場合、各々の特性値あるいは調整値は各々の不揮発メモリに格納せざるを得ない。一般的に、デジタルスキャナとデジタルプリンタには各々を制御するマイクロコンピュータが搭載されており、各々のマイクロコンピュータが通信を行うことによりデジタルコピー機能を実現している。
そこで、例えば特許文献1には、デジタル複写機において、プリンタ及びスキャナを制御するプリンタ側CPUと、プリンタの特性値を記憶するプリンタ用不揮発記憶媒体とを設け、スキャナ用不揮発記憶媒体の一部にスキャナ固有の識別データを予め入力しておき、スキャナとプリンタを接続してデジタル複写機を実現する際に、少なくともプリンタ用不揮発記憶媒体の特定領域の値が特定値でないことにより、CPUがスキャナ用不揮発記憶媒体の特性値とスキャナ固有の識別データとをプリンタ用不揮発記憶媒体の一部にコピーするようにして、デジタルプリンタのマイクロコンピュータがデジタルスキャナの特性値あるいは調整値をその都度呼び出すことなく、実現することが提案されている。
特開2004−32034号公報
上記発明においては、デジタルプリンタにデジタルスキャナを接続したシステム機器が複数台存在し、オペレータのミスにより、万が一デジタルプリンタとデジタルスキャナの組み合わせが異なって再接続された場合についても言及されているが、接続可能なデジタルプリンタとデジタルスキャナの組み合わせについては言及していなかった。すなわち、同一生産性、すなわちデジタルスキャナ装置においては1分当たりの画像読み取り枚数、そしてデジタルプリンタ装置 においては1分当たりの用紙出力枚数である生産性が同じのデジタルプリンタとデジタルスキャナの組み合わせであれば問題ないが、異なる生産性のデジタルプリンタとデジタルスキャナの組み合わせ、例えばデジタルプリンタの生産性がデジタルスキャナの生産性よりも低い場合には、デジタルスキャナから送出される画像データをデジタルプリンタが同期を取って受信することができず、デジタル複写機の機能を実現できない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、簡単な制御処理により、デジタルスキャナ装置とデジタルプリンタ装置を接続してデジタル複写機能を実現することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、固有の識別データ及び生産性情報が記憶される第1の記憶手段を有し、光学的に画像を読み込むデジタルスキャナ装置と、前記デジタルスキャナ装置が接続されたときに当該デジタルスキャナ装置と自身の制御を司る制御手段を有するデジタルプリンタ装置と、を備え、前記制御手段が、前記デジタルスキャナ装置と前記デジタルプリンタ装置を接続して画像形成装置を実現するとき、前記第1の記憶手段の特定領域に記憶された識別データ及び生産性情報を示す固有値が特定値でない場合に、前記特定値と前記デジタルスキャナ装置固有の識別データと前記デジタルスキャナ装置の生産性情報を前記デジタルプリンタ装置に設けられた第2の記憶手段にコピーする画像形成装置において、前記制御手段は、前記第2の記憶手段にコピーされることにより格納されている前記デジタルスキャナ装置の生産性情報を前記第2の記憶手段から読み出し、前記デジタルスキャナ装置と前記デジタルプリンタ装置の生産性が一致しているか否かを判定し、前記生産性が一致しているときには、画像形成処理を実行させ前記生産性が一致していないときには、前記デジタルスキャナ装置の生産性が前記デジタルプリンタ装置側で調整可能な前記デジタルスキャナの生産性情報の上下限値の幅内であれば、スキャナモータの制御テーブルを選択して当該スキャナモータを駆動し、前記デジタルスキャナ装置の前記生産性と前記デジタルプリンタ装置の生産性を一致させて画像形成処理を実行させることを特徴とする。
後述の実施形態において、第1の記憶手段はEEPROM18に、デジタルスキャナ装置はデジタルスキャナ1に、第2の記憶手段はNVRAM25に、デジタルプリンタ装置はデジタルプリンタ2に、制御手段はCPU22に、特定領域はフラグ領域に、特定値とはフラグ領域の例えば初期値に、それぞれ対応する。なお、この初期値は例えばフラグ領域の初期値を00Hとしておき、特性値データのコピーを完了し、フラグ領域の値を01Hに書き換えたときには、この01Hの値に相当する。
本発明によれば、簡単な制御処理により、デジタルスキャナ装置とデジタルプリンタ装置を接続してデジタル複写機能を実現することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
この実施形態においては、デジタルスキャナ1はデジタルプリンタ2に接続することによりデジタル複写機30としての機能を実現する。デジタルスキャナ1は、ICで構成されたコントローラ11と、原稿を読み取るCCD12と、画像信号に対して所定の処理を施す回路部13と、キャリッジのホームポジションを検出するセンサ14と、照明ランプ16を点灯するインバータ15と、キャリッジ(図示しない)を駆動するモータ17と、書き換え可能な不揮発性記憶媒体(第1の記憶手段)であるEEPROM18とを備えている。一方、デジタルプリンタ2は、CPU22と、ROM23と、RAM24と、不揮発性メモリ(第2の記憶手段)であるNVRAM25と、画像処理部26とを有するメイン制御部21を備えている。
デジタルスキャナ1において、CCD12で光電変換された画像信号は、回路部13に入力され、信号増幅、信号合成、可変増幅、信号デジタル化(A/D変換)の工程を経てデジタルプリンタ2の画像処理部26に出力される。デジタルスキャナ1の制御はコントローラ11を介してなされており、コントローラ11には原稿を露光するランプ16をドライブするインバータ15のオン/オフ機能、ランプ16が配置され原稿を走査するキャリッジ(図示しない)を駆動するモータ17のドライブ機能、センサ14の入力機能、及びEEPROM18のアクセス機能を有している。
デジタルプリンタ2において、メイン制御部21にはデジタルプリンタ2のエンジン部(図示しない)及びデジタルスキャナ1のコントローラ11を制御するCPU22が搭載されている。CPU22は、ROM23に格納されたプログラムに従った処理を、RAM24をワークエリアとして使用しながら実行し、デジタルスキャナ1が接続されていない場合は、デジタルプリンタとしての機能を実現するようにデジタルプリンタ2及びデジタルスキャナ1を制御する。CPU22の処理において、RAM24は処理上の一時的なデータの保管に用いられ、NVRAM25にはデジタルプリンタ2における機器固有の特性値が記憶されている。また、デジタルスキャナ1における機器固有の特性値は、コントローラ11に接続されるEEPROM18に記憶されており、デジタルスキャナ1及びデジタルプリンタ2のそれぞれの製造工程で、各特性値は入力される。ここでいう特性値は、例えばスキャナのトリミング領域に関する値ある。このトリミング領域に関する値は、画像データを転写紙に対してどれくらいずらすかという値である。
図2はメモリマップを示す図で(a)は図1のEEPROM18のメモリマップ、(b)は図1のNVRAM25のメモリマップである。
図2の(a)に示すように、EEPROM18の0000番地から数バイトの領域にヘッダー領域31が設けられており、続いてデジタルスキャナ1の特性値が格納されるデータ領域34が配置されている。同様に、図2の(b)に示すように、NVRAM25の0000番地から数バイトの領域にヘッダー領域41が設けられており、続いてスキャナデータ領域44がEEPROM18のデータ領域と同じ容量あるいはそれ以上設けられており、続いてプリンタデータ領域45が配置されている。
EEPROM18のヘッダー領域31には、識別データ領域32とフラグ領域33が配置されている。また、NVRAM25のヘッダー領域41にも識別データ領域42とフラグ領域43が配置されている。
さて、EEPROM18には、デジタルスキャナ1の製造工程において機器固有の特性値をデータ領域34に格納すると同時に、そのヘッダー領域31に配置された識別データ領域32にデジタルスキャナ1の固体識別用データ(例えば、デジタルスキャナ1の製造番号)を、フラグ領域33には特定の初期値(特定値)を記憶しておく。同様に、NVRAM25には、デジタルプリンタ2の製造工程において機器固有の特性値をプリンタデータ領域45に格納すると同時に、そのヘッダー領域41に配置された識別データ領域42、フラグ領域43、スキャナデータ領域44に特定の初期値を記憶しておく。
またEEPROM18のデータ領域34には、デジタルスキャナ1の生産性情報が記憶されている。なお、デジタルスキャナ1の生産性情報は、EEPROM18のヘッダー領域31に設けても良い。
デジタルスキャナ1の生産性情報は、CCD12、回路部13、コントローラ11、ランプ16、モータ17等の構成部品から決まる上下限値であり、一般にはデジタルスキャナ1の生産性(1分当たりの画像読み取り枚数)と、回路部13からデジタルプリンタ2の画像処理部26への転送ルートは比例関係になっている。
市場のデジタルプリンタ2に、オプションのデジタルスキャナ1を接続した場合、機器の接続が終了し、電源を投入した際、図3のフローチャートに示す処理を実行する。図3はデジタル複写機の制御処理を示すフローチャートである。
すなわち、CPU22はデジタルスキャナ1の接続を確認したら、NVRAM25のフラグ領域43のデータを読み出す(ステップS101)。読み出したデータが初期値であるか否かをチェックし(ステップS102)、初期値の場合はEEPROM18のデータ領域からデジタルスキャナ1の特性値を読み出し、RAM24に書き込む(ステップS103)。なお、この初期値データには、デジタルスキャナ1の生産性情報が含まれている。次に、RAM24に書き込んだデジタルスキャナ1の特性値データをNVRAM25のスキャナデータ領域44に書き込む(ステップS104)。そして、EEPROM18のフラグ領域に特定値を書き込み(ステップS105)、またNVPAM25のフラグ領域43に特定値を書き込む(ステップS106)。更に、EEPROM18の識別データ領域32からデジタルスキャナ1の個体識別用データを読み出し、RAM24に書き込む(ステップS107)。次に、RAM24に書き込んだデジタルスキャナ1の個体識別用データをNVRAM25の識別データ領域42に書き込み(ステップS108)、処理を終了する。
この一連の処理により、デジタルプリンタ2の機器固有の特性値データとデジタルスキャナ1の機器固有の特性値データ、更にはデジタルスキャナ1の生産性情報が格納されるため、CPU22は同一基板(メイン制御部21)上のNVRAM25を読み出すことのできるデジタル複写機としての機能を実現できる。
また、次回からのデジタル複写機起動時(電源投入時)の処理について、ステップS102において、読み出したデータが初期値でない場合は以下のように処理される。
ステップS102において、読み出したデータが初期値でない場合は続いてEEPROM18のフラグ領域33のデータを読み出し(ステップS109)、そのデータが初期値であるか否かをチェックする(ステップS110)。読み出したデータが初期値でない場合は、CPU22は、NVRAM25からの識別データ領域42のデータを読み出す(ステップS111)。続いてEEPROM18の識別データ領域432からデジタルスキャナ1の個体識別用データを読み出し(ステップS112)、2つのデータを比較して一致しているか否かをチェックする(ステップS113)。比較結果が一致している場合は、処理を正常終了する。
次に、上記のデジタルスキャナ1とデジタルプリンタ2の組み合わせからなるシステムの他に、もう1台のデジタルスキャナ101とデジタルプリンタ202(共に図示しない)の組み合わせからなるシステムが存在し、デジタルスキャナ101とデジタルプリンタ2が組み合わさってしまった場合は以下のように処理される。
この場合のデジタル複写機能の起動時(電源投入時)の処理は、ステップS101においてCPU22がデジタルスキャナ101の接続を確認後、ステップS102においてNVRAM25のフラグ領域43のデータを読み出したとき、そのデータが初期値であるか否かをチェックする。この場合、データは初期値でないので、ステップS109に進み、EEPROM18のフラグ領域のデータを読み出し、ステップS110においてそのデータが初期値であるか否かをチェックする。読み出したデータは初期値でないためステップS109に進み、EEPROM18のフラグ領域33のデータを読み出す。読み出したデータが初期値であるか否かをステップS110でチェックする。読み出したデータは初期値でないため、ステップS111に進み、NVRAM25の識別データを読み出し、続いてEEPROM18の識別データ32からデジタルスキャナ101の個体識別用データを読み出し、ステップS113で2つのデータを比較する。この場合、比較結果が一致しないので、異常終了の処理を行って処理を終える(ステップS114)。
デジタルスキャナ1の電気的な故障等により、EEPROM18を含むスキャナ制御部(図示しない)が交換された場合は以下のように処理される。
この場合は、NVRAM25の識別データ領域42には交換前のデジタルスキャナ1の個体識別用データが、フラグ領域43には特定値が既に書き込まれているが、EEPROM18の識別データ領域32には、交換後のデジタルスキャナの個体識別用データが書き込まれており、更にフラグ領域33のデータは初期値となっている。デジタルスキャナ1の機器固有の特定値は、ランプ16、回路部13、モータ部17及びそれを保持する筐体のバラツキに依存するため、それらの部品が交換されない限り機器の固有値は不変である。この場合の処理について、図3を用いて説明する。
図3において、CPU22はデジタルスキャナ1の接続を確認したら、ステップS101でNVRAM25のフラグ領域43のデータを読み出し、読み出したデータが初期値であるか否かをステップS102でチェックする。読み出したデータは初期値でないためステップS109に進み、EEPROM18のフラグ領域33のデータを読み出す。読み出したデータが初期値であるか否かをステップS110でチェックする。読み出したデータは初期値であるので、NVRAM25のスキャナデータ領域44に格納されているデジタルスキャナ1の特性値データを読み出し、RAM24に書き込む(ステップS115)。次に、RAM24に書き込んだデジタルスキャナ1の特性値データをEEPROM18のデータ領域34に書き込む(ステップS116)。そして、EEPROM18のフラグ領域33に特定値を書き込む(ステップS117)。更に、ステップS107に進み、EEPROM18の識別データ領域32からデジタルスキャナ1の個体識別用データを読み出し、RAM24に書き込み、続いてステップS108において、RAM24に書き込んだデジタルスキャナ1の個体識別用データをNVRAM25の識別データ領域42に書き込み、処理を終了する。
この一連の処理により、デジタルスキャナ1の機器固有の特定値データとデジタルスキャナ1の生産性情報を、デジタルスキャナ1側とデジタルプリンタ2側の両方で記憶しておくことが可能となり、この後、何からの障害が発生し、デジタルプリンタ2が故障してNVRAM25を含むメイン制御部21あるいはデジタルプリンタ2自体を交換せざるを得ない状況に遭遇しても、デジタルスキャナ1はそのまま使用可能である。その場合、前述の図3のデジタルプリンタ2とデジタルスキャナ1の最初の接続処理ルーチンを実行することになる。
次に、デジタルプリンタ2にデジタルスキャナ1が接続され、デジタル複写機を実現した状態でデジタルスキャナ1の機器固有の特性値に依存する部品、すなわちランプ16、回路部13、モータ部17及びそれを保持する筐体を一部交換した場合は以下のように処理される。
この場合、EEPROM18のデータ領域34に格納されている特性値データの内、一部のパラメータを調整作業により変更することになる。このとき、ユーザあるいはサービスマンは所定のマニュアルに従い、調整処理を実行し操作パネル(図示しない)から変更する値を入力する。CPU22は入力されたパラメータ(アドレス)とその値(データ)一旦RAM24に格納し、決定キー(図示しない)の押下によりNVRAM25のスキャナデータ領域44の該当アドレスにデータを書き込む。この際、当然ながらEEPROM18のデータ領域34の該当アドレスにもデータを書き込む必要があるが、書き込み対象がNVRAM25とEEPROM18の2つであるため、ひとつのパラメータ変更にかかる処理は2倍となる。
ここでは、本処理にかかる時間を短縮する手順を図4のフローチャートを用いて説明する。図4は処理時間短縮のための処理手順を示すフローチャートである。
図4において、ユーザあるいはサービスマンが調整モードを選択すると、CPU22は操作パネルへパラメータを表示させ(ステップS201)、データの入力を待つ(ステップS202)。操作パネルからデジタルスキャナ1の特性値データが入力されると、そのパラメータに該当するNVRAM25のスキャナデータ領域44のアドレスとデータをRAM24に一旦格納し(ステップS203)、決定キーの入力を待つ(ステップS204)。操作パネルからの決定キー入力を認識すると、CPU22はRAM24を読み出し、該当するNVRAM25のスキャナデータ領域44のアドレスに、入力された特性値データを書き込む(ステップS205)。その後、調整モードの終了を認識する(ステップS206)。終了を認識すると、EEPROM18のフラグ領域33に初期値を書き込み(ステップS207)、操作パネルに電源投入を促すメッセージを表示する(ステップS208)。
この一連の処理の結果、ユーザあるいはサービスマンが電源を投入すると、図3のフローチャートにおけるステップS101からS102、S109、S110、S115、S116、更にS117という処理により、書き換えられたNVRAM25のスキャナデータ領域44のデータをEEPROM18のデータ領域34にコピーする。
続いて、デジタルスキャナ1とデジタルプリンタ2の組み合わせによりデジタル複写機能を実現する際は、図5のフローチャートに示す処理を実行する。図5はデジタルスキャナ1とデジタルプリンタ2の組み合わせによりデジタル複写機能を実現するための処理手順を示すフローチャートである。
図5において、CPU22はNVRAM25に格納しているデジタルスキャナ1の機器固有の特性値データとデジタルスキャナ1の生産性情報を読み出し、RAM24に書き込む(ステップS301)。次に、デジタルスキャナ1とデジタルプリンタ2の生産性が一致しているか否かをチェックする(ステップS302)。生産性が一致している場合は、CPU22はデジタルスキャナ1のコントローラ11と通信を行って、スキャナモータ17の駆動を選択し(ステップS303)、デジタルプリンタ2の生産性とデジタルスキャナ1の生産性を一致させる。これにより、回路部13からデジタルプリンタ2の画像処理部26へ画像データが転送され、同期が取られた状態でデジタルプリンタ2の画像形成処理が行われる。
ステップS302において生産性が一致していない場合は、デジタルスキャナ1の生産性情報の幅(上下限値)にデジタルプリンタ2の生産性が該当しているかを判定する(ステップS304)。デジタルスキャナ1の生産性情報の幅にデジタルプリンタ2の生産性が該当する場合は、ステップS303に進み、デジタルプリンタ2の生産性とデジタルスキャナ1の生産性を一致させる。
なお、図6のフローチャートに従う処理は、図3のフローチャートに従う処理が正常終了していなくてはならない。すなわち、図3におけるステップS101からS102、S109、S110、S111、S112そしてS113という処理により、NVRAM25の識別データ領域42のデータとEEPROM18の識別データ領域32の個体識別用データとの比較が一致していることを条件とする。
これにより、電源オン時に接続されているデジタルスキャナ1が前回から変化していないことを検出できるため、デジタルプリンタ2の生産性とデジタルスキャナ1の生産性を一致させる一連の処理に、NVRAM25に格納しているデジタルスキャナ1の生産性情報を用いることができる。
一方、ステップS304において、判定結果が該当していない場合は、CPU22はデジタルプリンタ2の生産性とデジタルスキャナ1の生産性を一致させることができず、異常終了となる(ステップS305)。
この場合は、回路部13からデジタルプリンタ2の画像処理部26へ画像データが転送された場合に、同期が取れた状態でデジタルプリンタ2の画像形成処理が行われないことになる。したがって、回路部13とデジタルプリンタ2の画像処理部26の間に転送速度を吸収するためのメモリを装着しなければならない。
なお、メモリモジュールは、一般的なパーソナルコンピュータに装着可能なRAMDIMとすることにより、安価かつ入手性の良い拡張方法となる。
また、メモリモジュールをHDDとすることにより、回路部13とデジタルプリンタ2の画像処理部26の間に転送速度を吸収するためのメモリとして用いるだけでなく、デジタルスキャナ1で読み取った画像をHDDに蓄積するストレージ機能の拡張と両立することが可能となる。
図5の処理において、生産性が異なるデジタルスキャナ1とデジタルプリンタ2の組み合わせにより異常終了した場合は、図6に示すような処理が実施される。図6は生産性が異なるデジタルスキャナ1とデジタルプリンタ2の組み合わせにより異常終了した場合の後の処理を説明するフローチャートである。
この場合は、メモリモジュールをデジタルプリンタ2の画像処理部26に装着すれば良いので、図5のステップ305において異常終了した後に、メモリモジュールの装着を促すメッセージを操作パネルに表示する(ステップS306)。また、電源オン時に接続されているデジタルスキャナ1が前回から変化していた場合、すなわち電源オフ時にデジタルスキャナ1が交換された場合も図6に示す処理が実施される。
この場合は、図3のフローチャートに従う処理が正常終了していないことになる。すなわち、図3におけるステップS101からS102、S109、S110、S111、S112、S113、更にS114という処理により、NVRAM25の識別データ領域42のデータとEEPROM18の識別データ領域32の個体識別用データとの比較結果が不一致であることを検出している。
更に、何らかの原因、例えばデジタルスキャナ1とデジタルプリンタ202(図示しない)が故障し、敢えてデジタルスキャナ101(図示しない)とデジタルプリンタ2とを組み合わせて使用したい場合には、図7に示すような処理を実施する。図7はデジタルスキャナとデジタルプリンタが正規の組み合わせを持たない場合の異常終了後の処理手順を示すフローチャートである。
このように、デジタルプリンタの生産性がデジタルスキャナの生産性可変範囲外の場合であって、かつデジタルスキャナとデジタルプリンタの間に転送速度を吸収するためのメモリを装着していない場合には、操作部にメモリを装着する旨を表示するので、ユーザあるいはサービスマンにミスを促すことができる。
図3のステップS114において異常終了した後、図7に示すようにデジタルスキャナとデジタルプリンタの組み合わせが変更された旨を操作パネルに表示し(ステップS401)、現状の組み合わせでシステムを再構築するか否かを問うメッセージを更に表示させ(ステップS402)、データの入力を待つ(ステップS403)。ユーザあるいはサービスマンがシステムの再構築を支持した場合、CPU22はNVRAM25のフラグ領域43に初期値を書き込み(ステップS404)、操作パネルに電源投入を促すメッセージを表示する(ステップS405)。
この一連の処理の結果、ユーザあるいはサービスマンが電源を投入すると、図3のフローチャートにより、ステップS101からS102、S103、S104、S105、S106、S107更にS108という処理により、新たに接続されたデジタルスキャナ101の特性値データをEEPROM18のデータ領域34からNVRAM25のスキャナデータ領域44にコピーする。これにより、新たな組み合わせに構築されたデジタル複写機の可動が可能になる。
このように、本実施形態によれば、第1及び第2の記憶手段の双方の特定領域に特定値を書き込むことにより、最初の接続時に第1の記憶手段のデジタルスキャナ特性値と、予め第1の記憶手段の特定領域に入力されたデジタルスキャナの識別データとデジタルスキャナの生産性情報をデジタルプリンタ装置側の第2の記憶手段の特定領域にコピーすれば、CPUは唯一のメモリとのアクセスのみでデジタルな画像形成装置としての機能を実現できる。
その結果、接続可能なデジタルスキャナ装置とデジタルプリンタ装置の組み合わせにおいて、デジタルスキャナ装置の生産性とデジタルプリンタ装置 の生産性が異なる場合の接続においても、簡単にデジタル複写機能を実現することができる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てに及ぶことは言うまでもない。
本発明の一実施形態のハードウェア構成を示すブロック図である。 メモリマップを示す図で(a)は図1のEEPROMのメモリマップ、(b)は図1のNVRAMのメモリマップである。 デジタル複写機の制御処理を示すフローチャートである。 処理時間短縮のための処理を説明するフローチャートである。 デジタルスキャナとデジタルプリンタの組み合わせによりデジタル複写機能を実現するための処理手順を示すフローチャートである。 生産性が異なるデジタルスキャナとデジタルプリンタの組み合わせにより異常終了した場合の後の処理手順を示すフローチャートである。 デジタルスキャナとデジタルプリンタが正規の組み合わせを持たない場合の異常終了後の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルスキャナ
2 デジタルプリンタ
30 デジタル複写機
11 コントローラ
12 CCD
14 センサ
16 ランプ
17 モータ
18 EEPROM
21 メイン制御部
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 NVRAM
26 画像処理部

Claims (2)

  1. 固有の識別データ及び生産性情報が記憶される第1の記憶手段を有し、光学的に画像を読み込むデジタルスキャナ装置と、
    前記デジタルスキャナ装置が接続されたときに当該デジタルスキャナ装置と自身の制御を司る制御手段を有するデジタルプリンタ装置と、
    を備え、
    前記制御手段が、前記デジタルスキャナ装置と前記デジタルプリンタ装置を接続して画像形成装置を実現するとき、前記第1の記憶手段の特定領域に記憶された識別データ及び生産性情報を示す固有値が特定値でない場合に、前記特定値と前記デジタルスキャナ装置固有の識別データと前記デジタルスキャナ装置の生産性情報を前記デジタルプリンタ装置に設けられた第2の記憶手段にコピーする画像形成装置において、
    前記制御手段は、
    前記第2の記憶手段にコピーされることにより格納されている前記デジタルスキャナ装置の生産性情報を前記第2の記憶手段から読み出し、前記デジタルスキャナ装置と前記デジタルプリンタ装置の生産性が一致しているか否かを判定し、
    前記生産性が一致しているときには、画像形成処理を実行させ
    前記生産性が一致していないときには、前記デジタルスキャナ装置の生産性が前記デジタルプリンタ装置側で調整可能な前記デジタルスキャナの生産性情報の上下限値の幅内であれば、スキャナモータの制御テーブルを選択して当該スキャナモータを駆動し、前記デジタルスキャナ装置の前記生産性と前記デジタルプリンタ装置の生産性を一致させて画像形成処理を実行させること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記デジタルプリンタの生産性が前記生産性情報の上下限値の幅外である場合には、異常終了させること
    を特徴とする画像形成装置。
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