JP2008134558A - 画像形成装置およびその調整値設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリンタエンジン固有情報に関して、エンジンコントローラ側に不揮発性メモリを設ける必要なく、かつ、イメージコントローラ側で保持すべきデータ量を低減する。
【解決手段】エンジンコントローラ10内のROM102に、複数の仕向け対応のプリンタエンジン固有の調整値データの初期値を格納しておく。このROM102に格納されている調整値データの初期値をイメージコントローラ1内の不揮発性メモリ11にバックアップする。不揮発性メモリ11の任意の調整値データはサービスマン等により適宜更新される。電源立ち上げ時等に不揮発性メモリ11の調整値データはエンジンコントローラ10内のRAM103に転送され、このRAM103内の調整値データに基づいてプリンタエンジン15の動作が制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機等の画像形成装置に関し、特に、画像形成装置のサービスマンがメンテナンスを行う場合に使用するサービス調整、または工場での機械組立て時に調整を行う組立て調整の調整値設定方法に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリの機能を1台の装置に統合したいわゆる複合機(MFP:Multi-Function Printer)などの画像形成装置のイメージコントローラは、通常、コピー時やFAX受信時または外部ホストコンピュータからの印刷情報受信時に、印刷データを生成し、エンジン制御情報の送受信プロトコルに準拠したビデオインターフェイスを通じて、エンジンコントローラに送信する。エンジンコントローラはその情報をもとに、プリンタエンジンを制御して画像形成プロセスを実行し記録媒体に画像情報を印刷する。
このような、画像出力装置において、設置場所(例えば国)や使用方法などによるプリンタエンジン個々のプロセス条件やメカ条件に伴う固有情報を、工場出荷時、また市場においてはサービスマンにより適宜、個々に調整する場合がある。
設定された固有情報は電源を落としても消えないようにするため、プリンタ内の不揮発性メモリに保持しておくか、またはイメージコントローラの不揮発性メモリに保持しておき、電源ONや調整情報書換え時または印刷命令発行時など所定のタイミングでプリンタエンジンへ通知する。
特許文献1には、プリンタエンジン固有情報をエンジンコントローラ内の不揮発性メモリに記憶させるとともに、プリンタの適当な場所に目視情報としても記録しておくことにより、サービスマンがエンジンコントローラを交換するときに目視情報によりエンジン固有の情報を正しく書き込むことを可能とする技術が提案されている。
特開2000−071573号公報
しかしながら、固有情報をプリンタエンジン内の不揮発性メモリに保持する方式においては、通常、保持しなくてはならない固有情報が少ないにも関わらず、情報を書き換え可能かつ不揮発的に保持するための不揮発性メモリと、それに伴う回路を設けなくてはならず、コスト増を招来する。
上記特許文献1に記載の従来技術では、イメージコントローラ(ビデオコントローラ)とエンジンコントローラの双方に不揮発性メモリを設け、お互いに同じ情報をバックアップ情報として保持するので、イメージコントローラとエンジンコントローラの両方に不揮発性メモリが必要となる。
また、同じイメージコントローラに対して異なる種類のプリンタエンジンが適用される可能性がある場合に、固有情報をイメージコントローラ内の不揮発性メモリに保持する方式では、プリンタエンジンの種類ごとにその調整項目に合わせてメモリ内に別個の領域を確保しなければならず、必要な不揮発性メモリ領域が増大するという問題がある。なお、上記特許文献1では異なる種類のプリンタエンジンに対する対応については言及されていない。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、プリンタエンジン固有情報に関して、エンジンコントローラ側に不揮発性メモリを設ける必要なく、かつ、イメージコントローラ側で保持すべきデータ量を低減することができる画像形成装置およびその調整値設定方法を提供することにある。
本発明による画像形成装置は、印刷データを生成するイメージコントローラと、このイメージコントローラから送られる印刷データに基づき、記録媒体上に画像を形成するプリンタエンジンを制御するエンジンコントローラとを備えた画像形成装置において、前記エンジンコントローラ内に設けられた、前記プリンタエンジンに固有の調整値データの初期値を格納する領域を有するROMと、前記エンジンコントローラ内に設けられ、前記調整値データを一時的に設定する領域を有し、この調整値データに基づいて前記プリンタエンジンの制御が行われるRAMと、前記イメージコントローラ内に設けられた、前記ROM内の調整値データの初期値をバックアップするバックアップメモリ領域を有する再書き込み可能な不揮発性メモリと、前記エンジンコントローラ内のROMに格納されている調整値データの初期値を前記不揮発性メモリのバックアップメモリ領域にバックアップするバックアップ手段と、前記不揮発性メモリのバックアップメモリ領域内の任意の調整値データを更新する更新手段と、少なくとも画像形成動作の実行前に、前記不揮発性メモリのバックアップメモリ領域内の調整値データを前記RAMに転送する転送手段とを備えたことを特徴とする。
エンジンコントローラでは、プリンタエンジンに固有の調整値データについてはその初期値のみを不揮発的に格納すればよいので、その格納手段は再書き込みのできないROMで足りる。一方、イメージコントローラ内には、前記ROM内の調整値データの初期値をバックアップするバックアップメモリ領域を有する再書き込み可能な不揮発性メモリを設けることにより、この不揮発性メモリは複数組の調整値データの初期値のうち1組のみを格納すれば足りる。また、この不揮発性メモリは再書き込み可能なので、必要時に調整値データを更新することができる。エンジンコントローラ内のRAMには、前記バックアップメモリ領域から調整値データを転送して一時的に設定することにより、この調整値データに基づいて前記プリンタエンジンの制御が行われる。
このように、仕向の変更等に対する対応はエンジンコントローラ側で行われるので、イメージコントローラはすべての仕向けに対応した調整値データを用意する必要はない。
より具体的には、前記バックアップ手段においては、前記イメージコントローラが仕向け特定情報を前記エンジンコントローラに送信し、前記エンジンコントローラが当該仕向け特定情報で特定された仕向けに対応する1組の調整値データの初期値を選択して前記イメージコントローラに送信し、前記イメージコントローラが前記エンジンコントローラから当該1組の調整値データの初期値を受信して前記不揮発性メモリのバックアップメモリ領域に格納する。
本発明によるプリンタエンジンの調整値設定方法は、印刷データを生成するイメージコントローラと、このイメージコントローラから送られる印刷データに基づき、記録媒体上に画像を形成するプリンタエンジンを制御するエンジンコントローラとを備えた画像形成装置におけるプリンタエンジンの調整値設定方法であって、前記エンジンコントローラ内のROMに、前記プリンタエンジンに固有の調整値データの初期値を不揮発的に格納するステップと、前記エンジンコントローラ内のROMに格納されている調整値データの初期値を前記イメージコントローラ内の不揮発性メモリにバックアップするステップと、前記不揮発性メモリのバックアップメモリ領域内の任意の調整値データを更新するステップと、前記プリンタエンジンを制御するための調整値データとして前記不揮発性メモリ内の調整値データを前記RAMに転送するステップとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、プリンタエンジン固有情報に関して、エンジンコントローラ側に不揮発性メモリを設ける必要なく、かつ、イメージコントローラ側で保持すべきデータ量を低減することができる。その結果、装置コストの低減が図れる。
イメージコントローラ内の不揮発性メモリ内にバックアップされた調整値データの初期値は任意に更新することができるので、調整項目の変更や増減に対しても柔軟に対応でき、サービス性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、画像形成装置のブロック図である。このブロック図をもとに構成を説明する。
イメージコントローラ1は、ホストコンピュータ13等の外部装置から与えられる外部情報に基づいて印刷データを生成するとともに、この画像形成装置全体を制御する部位である。エンジンコントローラ10は、イメージコントローラ1から送られる情報(印刷モード、印刷コマンド及び画像データ)に基づき、記録媒体上に画像を形成するプリンタエンジン15を制御する部位である。
イメージコントローラ1に外部から入力された情報は、処理部2に集められ所定の処理が行われる。処理部2は、CPU21、ROM22、RAM23等により構成され、イメージコントローラ1の各部ひいては画像形成装置全体の制御を行う。CPU21はROM22内に格納されたプログラムを読み出して実行する。その際、RAM23は作業領域およびデータの一時記憶領域としてCPU21に利用される。
表示/操作部3は、ビデオインターフェイス6からプリンタエンジン15の状態情報と、外部インターフェイス12を通して得られた外部情報をもとに表示を行う。また、表示/操作部3上に設けられたキーから、キー操作情報を取得することができる。
読取部8は、原稿台上の画像9をスキャンし画像データに変換する。このとき、上記読取部8で取得する画像データは、画像処理部7に送られ画像データに対し所定の画像処理を実行し画像データとして画像メモリ5に蓄積される。
同様に、ホストコンピュータ13は外部インターフェイス12を通じて通信を行い、ホストコンピュータ13から送られる画像データは、処理部2で処理可能な形式に変換され画像メモリ5に蓄積される。
画像メモリ5に蓄積された画像は処理部2によりビデオ信号に変換されビデオインターフェイス6からエンジンコントローラ10に送られる。
不揮発性メモリ11は、データを不揮発的に記憶する電気的再書き込みが可能なフラッシュメモリ、EEPROM等のメモリであり、エンジンコントローラ10からの情報をバックアップするバックアップメモリ領域111を有している。
エンジンコントローラ10は、CPU101、ROM102、RAM103、各種インターフェイス(I/F)104を備える。CPU101はROM102内に格納されたプログラムを読み出して実行し、エンジンコントローラ10の制御機能を司る。その際、RAM103は作業領域およびデータの一時記憶領域としてCPU101に利用される。各種インターフェイス104は、イメージコントローラ1との通信および印刷機構や各種センサ(図示せず)とのインターフェイスを司る。
画像形成装置は、工場出荷時に仕向けを決定する際に、表示言語情報や各国(地域)の事情に合わせるため、仕向け情報を工場出荷時にセットし、各種サービス調整値、各種組立て調整値等の種々のパラメータ調整値などの初期化を行う。
図2に、エンジンコントローラ10のROM102上に保持するプリンタエンジン初期値データテーブル200の概略構成を示す。このデータテーブル200は、図から分かるように、そのプリンタエンジン15の種類に対応する各パラメータ毎に、その調整値の「調整値データNo.」、「調整内容(パラメータ)」、各調整内容についての「仕向け別の初期データ」を保持している。「調整内容」としては図の例では「先端マスク量」「後端マスク量」「左右マスク量」「転写レベル」「定着温度レベル」・・・「トナー検知レベル」が挙げられている。「仕向け」とは主として当該画像形成装置の利用が予定されている国の別である。プリンタエンジンの種類が異なればこのデータテーブル200の内容も異なる。ただし、各プリンタエンジンは自己の種類に対応する初期値データのみを記憶すれば足りる。したがって、この初期値データは再書き込み不能なROM内に格納すればよく、エンジンコントローラ10には再書き込み可能な不揮発性メモリおよびその付随回路は必要ない。
図3は、イメージコントローラ1内の不揮発性メモリ11内のバックアップメモリ領域111に設けられるプリンタエンジン用バックアップメモリ領域300の説明図である。このバックアップメモリ領域300としては、先頭アドレス0x37FF2000から0x37FF2063まで確保され、先頭アドレスから順に調整値データNo.が割り振られている。本実施の形態では、バックアップメモリ領域300は、プリンタエンジンの調整値データ数を確認してその分だけ確保するようにしてもよいし、予め、可能な最大の調整値データ数またはそれより多く確保するようにしてもよい。後者の場合、メモリ領域の管理が容易になる。バックアップメモリ領域300には、初期的に、図2のプリンタエンジン初期値データテーブル200の特定の仕向けの初期値データが初期的な調整値データとしてバックアップされる。その後、個々の装置の個体差や経時的変化に応じてサービスマンがこれらの調整値データを書き換える。したがって、バックアップメモリ領域300としては、すべての種類のプリンタエンジンの種別およびすべての仕向けに対応するデータ容量を用意する必要はなく、1種類のプリンタエンジンの1仕向けに対応するデータ容量の最大値に対応できれば足りる。
図4は、エンジンコントローラ10内のRAM103の調整値データ用RAM領域400の説明図である。このRAM領域400は、エンジンコントローラ10がその制御対象であるプリンタエンジン15を制御する際に各種パラメータの調整を行うために参照する各種調整値データを一時的に格納するメモリ領域である。調整値データNo.が付加された調整内容毎にRAM103内の所定のアドレスが割り当てられ、そのアドレス位置に当該調整値データが格納される。これらの調整値データについては、少なくとも画像形成動作の実行前に、例えば装置の電源立ち上げ時、調整値データの更新時、印刷時等の所定の時点に、イメージコントローラ1からそのプリンタエンジン用バックアップメモリ領域300の内容がエンジンコントローラ10へ転送されて書き込まれる。
以下、図1に示した構成の画像形成装置の動作について具体的に説明する。
図5は、プリンタエンジン15の調整値を初期化するための初期化処理の手順例を表したフローチャートである。この処理は、イメージコントローラ1およびエンジンコントローラ10のそれぞれのCPUがROM102内のプログラムを読み出して実行することにより実現される。後述する他のフローチャートの処理についても同様である。
仕向け情報が工場出荷時、または市場でサービスマンにより画像形成装置の初期化処理が開始された場合、イメージコントローラ1は上述したバックアップメモリ領域111をクリアする(S11)。ついで、工場の工程またはサービスマンにより、画像形成装置の仕向けが確定されたことを確認する(S12)。そこで、ビデオインターフェイス6を通じて、当該仕向けを表す仕向けコード(仕向け特定情報)をエンジンコントローラ10に送信する(S13)。
エンジンコントローラ10は、この仕向けコードを受信したとき(S21,Yes)、対応仕向けの調整値データ(初期値)がROM内にあるかどうかを確認する(S22)。なければ対応仕向け無しの旨の通知を返送する(S23)。なお、イメージコントローラ1は対応仕向けが無い旨の通知を受けた場合、仕向けコードとして“OTHER:99”を指定して、処理を続行するようにしてもよい。
対応仕向けがあれば、エンジンコントローラ10は、プリンタエンジン初期値データテーブル200内の「仕向け別初期値データ」の仕向け欄から対応する仕向けを選択する。例えば、仕向けコードが「01」の場合、“JAPAN”の欄を選択する。同時に初期値データテーブル200から必要な調整値データ数を確認する。ついで、バックアップ要求とともに当該調整値データ数をイメージコントローラ1へ返送する(S24)。
イメージコントローラ1は、対応仕向無しの通知を受けた場合には(S14,No)、処理を終了する。バックアップ要求と調整値データ数を受信した場合(S14,Yes)、バックアップメモリ領域300(図3)のバックアップ先頭アドレスを変数Aにセットし、値“0”を変数Bにセットする(S15)。そこで、プリンタエンジンに対してB+1番目の調整値データを要求する(S16)。
エンジンコントローラ10は、この要求を受信したとき(S25,Yes)、S13で指定のあった仕向けコードとS16で要求された調整値データNo.から調整値の初期値をプリンタエンジン初期値データテーブル200(図2)から読み出す。例えば、「仕向け」が“JAPAN:01”で「調整値データNo.」が“1”であればB+1番目の調整値データ(“30”)を読み出してイメージコントローラ1に返送する(S26)。
イメージコントローラ1は、この調整値データを受信し、バックアップメモリ領域のアドレスA+Bに保存する(S17)。ついで変数Bをインクリメントし(S18)、変数Bの値が調整値データ数に達するまで(S19)、ステップS16,17を繰り返して実行する。
このようにして図5の初期化処理により、仕向けに応じて、エンジンコントローラ10に記憶されている調整値データの初期値がエンジンコントローラ10内のバックアップメモリ領域300に格納される。
図6により、イメージコントローラ1によるエンジンコントローラ10への調整値データセットの処理例を説明する。電源立ち上げ時には、エンジンコントローラ10の調整値データ用RAM領域400(図4)はデフォルトの状態に初期化されているため、イメージコントローラ1のバックアップメモリ領域300(図3)の値を、この調整値データ用RAM領域400にセットする必要がある。そのために、図6の調整値データセット処理は、イメージコントローラ1の不揮発性メモリ11内のバックアップメモリ領域300に保持されているプリンタエンジン調整値をエンジンコントローラ10にセットする処理であり、上述したような所定の時点に行われる。
調整値データセットの処理が開始されると、イメージコントローラ1は、まず、変数Aにバックアップアドレスをセットし、変数Bに“0”をセットする(S31)。そこで、エンジンコントローラ10に対して調整値データセット開始の指示を送信する(S32)。
エンジンコントローラ10は、調整値データセット開始指示を受けたとき(S41,Yes)、プリンタエンジン15の調整値データ数をイメージコントローラ1に返送する(S42)。
イメージコントローラ1は、調整値データ数を受信したとき(S33,Yes)、アドレスA+Bの調整値データNo.および調整値データをエンジンコントローラ10に送信する(S34)。
エンジンコントローラ10は、イメージコントローラ1から調整値データNo.および調整値データを受信したとき(S43,Yes)、調整値データ用RAM領域400(図4)のB番目のアドレスに当該受信した調整値データをセットする(S44)。ついで、この調整値データのセット終了をイメージコントローラ1に通知する(S45)。
イメージコントローラ1は、エンジンコントローラ10からのセット終了の通知を受領したら(S35,Yes)、変数Bをインクリメントし(S36)、変数Bが調整値データ数に達するまで(S37)、ステップS34〜S36の処理を繰り返して実行する。
このようにして、バックアップ領域内の調整値がRAM400内に反映される。
図7により、工場の調整工程において、またはサービスマンが、プリンタエンジン15の調整を行なう際に実行するプリンタエンジン調整モードの処理例を説明する。工場調整工程において、あるいは、サービスマンがイメージコントローラ1の表示/操作部3からプリンタエンジン調整モードに移行し、プリンタエンジン15の調整を行う場合、その調整の結果、得られる調整値をプリンタエンジン15の制御に反映させる必要がある。そのために、図7のプリンタエンジン調整モードの処理では、イメージコントローラ1においてバックアップメモリ領域300(図3)に保持された所定の調整値データを更新し、かつ、この更新結果をエンジンコントローラ10内の調整値データ用RAM領域400(図4)に書き込む必要がある。
イメージコントローラ1は、プリンタエンジン調整モードにおいて、まず、サービスマンまたは調整工程での指示に応じて、調整値データNo.の指定を受け付ける(S51)。この調整値データNo.をバックアップメモリ領域から読み出すことにより、例えば図8(a)に示すように、表示/操作部3の表示パネル30に現在の調整値を表示することができる。このように調整値データNo.と調整値を表示した状態で、表示/操作部3により調整値の変更を受け付ける。調整値の修正入力があれば(S52,Yes)、変数Aにバックアップ先頭アドレス(ここでは0x37FF2000)をセットするとともに、変数Bに調整No.の値をセットする(S53)。そこで、調整値データのセット開始をエンジンコントローラ10に指示する(S54)。
エンジンコントローラ10は、調整値データセット開始の指示を受領したとき(S61,Yes)、調整値データ数をイメージコントローラへ返送する(S62)。
イメージコントローラ1は、調整値データ数を受信したとき(S55,Yes)、変数Bがこの調整値データ数以下であるかどうかをチェックする(S56)。これは、更新対象の調整値の調整値データNo.が調整値データ数内に収まっていることを確認するためである。
変数Bがこの調整値データ数以下であれば、イメージコントローラ1は、B番目の調整値データNo.および調整値をエンジンコントローラ10に送信する(S57)。エンジンコントローラ10は、この調整値データNo.および調整値データを受信したとき(S63,Yes)、調整値データ用RAM領域400のB番目のアドレスに当該調整値データを書き込む(S64)。さらにこの書き込み終了の旨をイメージコントローラ1に通知する(S65)。
イメージコントローラ1は、この書き込み終了通知を待って(S58)、バックアップメモリ領域のアドレスA+B−1に同じ調整値データを保存する(S59)。ついで、図8(b)に示すように表示/操作部3(図1)における調整値の表示を書き換える(S60)。図の例では、調整値データNo.1を“30”から“50”に変更した例を示している。
このようにして、調整値データNo.Bの調整値データの更新を終了する。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。例えば、画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリのいずれであってもよく、また、これらの機能を1台の装置に統合した複合機であってもよい。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置のブロック図である。 図1内に示したエンジンコントローラのROM上に保持するプリンタエンジン初期値データテーブルの概略構成を示す図である。 図1に示したイメージコントローラ内の不揮発性メモリ内に設けられるプリンタエンジン用バックアップメモリ領域の説明図である。 本発明の実施の形態においてエンジンコントローラ内の調整値データ用RAM領域の説明図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタエンジンの調整値を初期化するための初期化処理の手順例を表したフローチャートである。 本発明の実施の形態において、イメージコントローラによるエンジンコントローラへの調整値データセットの処理例の説明図である。 本発明の実施の形態において、プリンタエンジンの調整を行なう際に実行するプリンタエンジン調整モードの処理例の説明図である。 表示/操作部3に表示される更新前後の調整値の表示例を示す図である。
符号の説明
1…イメージコントローラ
2…処理部
3…操作部
5…画像メモリ
6…ビデオインターフェイス
7…画像処理部
8…読取部
9…画像
10…エンジンコントローラ
11…不揮発性メモリ
12…外部インターフェイス
13…ホストコンピュータ
15…プリンタエンジン
30…表示パネル
104…各種インターフェイス
111…バックアップメモリ領域
200…プリンタエンジン初期値データテーブル
300…バックアップメモリ領域
400…調整値データ用RAM領域

Claims (5)

  1. 印刷データを生成するイメージコントローラと、このイメージコントローラから送られる印刷データに基づき、記録媒体上に画像を形成するプリンタエンジンを制御するエンジンコントローラとを備えた画像形成装置において、
    前記エンジンコントローラ内に設けられた、前記プリンタエンジンに固有の調整値データの初期値を格納する領域を有するROMと、
    前記エンジンコントローラ内に設けられ、前記調整値データを一時的に設定する領域を有し、この調整値データに基づいて前記プリンタエンジンの制御が行われるRAMと、
    前記イメージコントローラ内に設けた、前記ROM内の調整値データの初期値をバックアップするバックアップメモリ領域を有する再書き込み可能な不揮発性メモリと、
    前記エンジンコントローラ内のROMに格納されている調整値データの初期値を前記不揮発性メモリのバックアップメモリ領域にバックアップするバックアップ手段と、
    前記不揮発性メモリのバックアップメモリ領域内の任意の調整値データを更新する更新手段と、
    少なくとも画像形成動作の実行前に、前記不揮発性メモリのバックアップメモリ領域内の調整値データを前記RAMに転送する転送手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記エンジンコントローラ内に設けられたROMには複数の仕向けに対応した複数組の調整値データの初期値を格納し、前記イメージコントローラ内の不揮発性メモリは前記複数組の調整値データの初期値のうち1組のみを格納する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記バックアップ手段においては、前記イメージコントローラが仕向け特定情報を前記エンジンコントローラに送信し、前記エンジンコントローラが当該仕向け特定情報で特定された仕向けに対応する1組の調整値データの初期値を選択して前記イメージコントローラに送信し、前記イメージコントローラが前記エンジンコントローラから当該1組の調整値データの初期値を受信して前記不揮発性メモリのバックアップメモリ領域に格納する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記バックアップメモリ領域に格納されている調整値データを表示する表示手段を備えた請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 印刷データを生成するイメージコントローラと、このイメージコントローラから送られる印刷データに基づき、記録媒体上に画像を形成するプリンタエンジンを制御するエンジンコントローラとを備えた画像形成装置におけるプリンタエンジンの調整値設定方法であって、
    前記エンジンコントローラ内のROMに、前記プリンタエンジンに固有の調整値データの初期値を不揮発的に格納するステップと、
    前記エンジンコントローラ内のROMに格納されている調整値データの初期値を前記イメージコントローラ内の不揮発性メモリにバックアップするステップと、
    前記不揮発性メモリのバックアップメモリ領域内の任意の調整値データを更新するステップと、
    前記プリンタエンジンを制御するための調整値データとして前記不揮発性メモリ内の調整値データを前記エンジンコントローラ内のRAMに転送するステップと
    を備えたことを特徴とする調整値設定方法。
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JP2017076153A (ja) * 2017-02-03 2017-04-20 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
US10922592B2 (en) 2018-11-22 2021-02-16 Kyocera Document Solutions, Inc. Image forming apparatus comprising controller circuit borad instructs engine circuit board to set a setting data list for renewing the setting data list in head circuit board to control print engine for printing process

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