JP5895609B2 - 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、画像形成装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5895609B2
JP5895609B2 JP2012049643A JP2012049643A JP5895609B2 JP 5895609 B2 JP5895609 B2 JP 5895609B2 JP 2012049643 A JP2012049643 A JP 2012049643A JP 2012049643 A JP2012049643 A JP 2012049643A JP 5895609 B2 JP5895609 B2 JP 5895609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
configuration
image forming
procedure
control program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012049643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013186584A (ja
Inventor
博朗 山本
博朗 山本
順也 山田
順也 山田
直志 畠
直志 畠
俊治 林田
俊治 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2012049643A priority Critical patent/JP5895609B2/ja
Priority to US13/558,766 priority patent/US8836983B2/en
Priority to CN201210369725.9A priority patent/CN103309744B/zh
Publication of JP2013186584A publication Critical patent/JP2013186584A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5895609B2 publication Critical patent/JP5895609B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/4401Bootstrapping

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
公報記載の従来技術として、外部コンピュータより送られてきた画像データをプリント出力する場合、コンピュータインターフェイス部は外部コンピュータよりこのようなジョブコマンドを受けると、CPUにそのコマンドを送り、CPUはコンピュータインターフェイス部を通して外部コンピュータに応答すると同時に、オン/オフ制御信号発生回路にそのジョブ内容を送ると、オン/オフ制御信号発生回路が画像処理部、画像形成部、PDL展開部の各ブロックへのスイッチ回路をオンする制御信号を出力することで、これらの各ブロックに電源が供給されるようした画像形成装置が存在する(特許文献1参照)。
また、他の公報記載の従来技術として、主記憶装置の一部を構成する不揮発性記憶部に予め記憶された主記憶イメージからシステムの起動を行うとともに、不揮発性記憶部上の主記憶イメージのブロック毎に、システム運用後に初めて書き込みアクセスが発生したときに、その領域のデータを主記憶装置の他の一部を構成する読み書き可能な主記憶部にコピーし、そのコピー上で書き込みを行い、以後、コピー済の主記憶イメージの領域へのアクセスを、コピーへのアクセスに切り替えるようにした計算機システムが存在する(特許文献2参照)。
特開平8−295065号公報 特開2005−010897号公報
本発明は、CPUの制御により予め定められた機能を実行する制御装置を含んで構成される情報処理装置等にて、起動処理の高速化、特に二回目以降の起動処理の高速化を図ることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、外部に接続される機能手段に予め定められた機能を実現させるための制御プログラムを実行する実行手段と、前記制御プログラム、前記機能手段の状態を示す状態変数、および初回の起動または二回目以降の起動のいずれであるかの起動履歴を、読み書き可能であって、電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリに記憶する記憶手段と、前記実行手段が前記機能手段と通信する通信手段とを含み、前記実行手段は、前記制御プログラムを前記記憶手段に記憶させ当該制御プログラムを読み出して実行する第1手順と、当該制御プログラムを当該記憶手段に記憶させることなく既に当該記憶手段に記憶された当該制御プログラムを読み出して実行する第2手順と、を有し、起動する際に前記起動履歴を参照し、初回の起動である場合には当該第1手順を実行し、二回目以降の起動である場合には当該第2手順を実行するとともに、前記通信手段により前記機能手段と通信し当該機能手段の状態を示す状態変数を取得して当該記憶手段に記憶させることにより、動作可能な状態に移行することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記実行手段は、前記第2手順を実行した後、前記機能手段に送信した応答要求に対して当該機能手段から肯定応答を前記通信手段を介して受信しない場合に、当該機能手段に初期化を指示する初期化信号を当該通信手段を介して送信するとともに、前記第1手順を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記実行手段は、前記実行手段を制御する基本プログラムを前記記憶手段に記憶させ当該基本プログラムを読み出して実行する第3手順をさらに有し、前記初回の起動である場合に前記第1手順を実行する前に当該第3手順を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記記憶手段に転送される前記基本プログラムまたは制御プログラムを圧縮した状態で格納する格納手段をさらに含み、前記実行手段は、前記格納手段から圧縮された前記基本プログラムまたは前記制御プログラムを読み出し且つ展開してから前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記不揮発性メモリが、MRAM、FeRAM、PRAM、ReRAMのいずれかであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記画像形成部を制御する制御プログラムを実行する実行手段と、前記制御プログラム、前記画像形成部の状態を示す状態変数、および初回の起動または二回目以降の起動のいずれであるかの起動履歴を、読み書き可能であって、電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリに記憶する記憶手段と、前記実行手段が前記画像形成部と通信する通信手段とを含み、前記実行手段は、前記制御プログラムを前記記憶手段に記憶させ当該制御プログラムを読み出して実行する第1手順と、当該制御プログラムを当該記憶手段に記憶させることなく既に当該記憶手段に記憶された当該制御プログラムを読み出して実行する第2手順と、を有し、起動する際に前記起動履歴を参照し、初回の起動である場合には当該第1手順を実行し、二回目以降の起動である場合には当該第2手順を実行するとともに、前記通信手段により前記画像形成部と通信し当該画像形成部の状態を示す状態変数を取得して当該記憶手段に記憶させることにより、動作可能な状態に移行することを特徴とする画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、コンピュータに、外部に接続される機能手段に予め定められた機能を実現させるための制御プログラムを実行させる機能と、前記制御プログラム、前記機能手段の状態を示す状態変数、および初回の起動または二回目以降の起動のいずれであるかの起動履歴を、読み書き可能であって、電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリに記憶させる機能と、前記不揮発性メモリへの制御プログラムの転送に連続して当該不揮発性メモリに記憶される制御プログラムを読み出して実行する第1手順と、当該不揮発性メモリへの制御プログラムの転送に連続せず既に当該不揮発性メモリに記憶されている当該制御プログラムを読み出して実行する第2手順と、を有し、起動する際に前記起動履歴が初回の起動である場合には当該第1手順を実行させ、二回目以降の起動である場合には当該第2手順を実行させる機能と、前記機能手段と通信して、当該機能手段の状態を示す状態変数を取得して前記不揮発性メモリに記憶させる機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、起動処理の高速化、特に二回目以降の起動処理の高速化が図れる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、起動処理のやり直しができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、起動処理をさらに高速化できる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、制御プログラム等を小さな容量で管理できる。
請求項5記載の発明によれば、例えば不揮発性メモリとしてEEPROMあるいはフラッシュメモリを用いた場合と比較して、不揮発性メモリからのプログラムの読み取りをより高速に行うことができる。
請求項6記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、画像形成装置の起動処理の高速化、特に二回目以降の起動処理の高速化が図れる。
請求項7記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、プログラムの読み出しおよび実行を伴う起動処理の高速化、特に二回目以降の起動処理の高速化が図れる。
本実施の形態が適用される画像形成システムの構成の一例を示す図である。 画像形成装置に設けられた制御部の内部構成の一例を示すハードウェアブロック図である。 メインメモリによるメモリマップの構成の一例を示す図である。 画像形成装置の起動処理を説明するためのフローチャートである。 初回の起動処理における制御部と各構成との通信制御の一例を示すシーケンス図である。 画像形成装置の二回目以降の起動処理を説明するためのフローチャートである。 二回目以降の起動処理における制御部と各構成との通信制御の一例を示すシーケンス図である。 初回と二回目以降とにおける起動処理の所要時間を比較して示した図である。 プログラム/変数展開領域におけるプログラムおよび変数の上書きを説明する図である。 各構成のいずれかから肯定応答信号Ackを受信しない場合の起動処理における制御部と各構成との通信制御の一例を示すシーケンス図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成システムの構成の一例を示す図である。
この画像形成システムは、スキャン機能、プリント機能、コピー機能およびファクシミリ機能を備えた所謂複合機として動作する画像形成装置1と、画像形成装置1に接続されるネットワーク2と、ネットワーク2に接続される端末装置3と、ネットワーク2に接続されるファクシミリ装置4と、ネットワーク2に接続されるサーバ装置5とを有している。
ここで、ネットワーク2は、インターネット回線や電話回線等によって構成されている。また、端末装置3は、ネットワーク2を介して、画像形成装置1に画像の形成等を指示するものであり、例えばPC(Personal Computer)で構成される。さらに、ファクシミリ装置4は、ネットワーク2を介して、画像形成装置1との間でファクシミリを送受信する。さらにまた、サーバ装置5は、ネットワーク2を介して、画像形成装置1との間でデータ(プログラムを含む)を送受信する。
また、画像形成装置1は、紙等の記録材に記録された画像を読み取る画像読取部10と、紙等の記録材に画像を形成する画像形成部20と、ユーザからスキャン機能、プリント機能、コピー機能およびファクシミリ機能を用いた動作に関連する指示を受け付けるとともに、ユーザに対してメッセージを表示するユーザインタフェース(UI)30と、ネットワーク2を介して端末装置3、ファクシミリ装置4およびサーバ装置5との間でデータの送受信を行う送受信部40と、これら画像読取部10、画像形成部20、UI30および送受信部40の動作を制御する制御部50とを備えている。そして、この画像形成装置1では、画像読取部10によってスキャン機能が実現され、画像形成部20によってプリント機能が実現され、画像読取部10および画像形成部20によってコピー機能が実現され、画像読取部10、画像形成部20および送受信部40によってファクシミリ機能が実現される。なお、送受信部40は、例えばインターネット回線用のものと電話回線用のものとを、別々に設けるようにしてもかまわない。
画像読取部10、画像形成部20、UI30、送受信部40などは機能手段の一例である。
図2は、図1に示す画像形成装置1に設けられた制御部50の内部構成の一例を示すハードウェアブロック図である。
情報処理装置の一例としての制御部50は、種々の演算を実行することによって画像形成装置1の各部を制御する実行手段の一例としてのCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)51と、CPU51に接続され、CPU51との間で各種データのやりとりを行うバスブリッジ52とを備えている。制御部50において、バスブリッジ52には、第1のクロックでデータのやりとりを行うメモリバス53と、第1のクロックよりも周波数が低い第2のクロックでデータのやりとりを行うPCI(Peripheral Component Interconnect)バス54とが接続されている。
また、制御部50は、ROM(Read Only Memory)55と、不揮発性RAM(Random Access Memory)56と、揮発性RAM57とを備えている。そして、これらROM55、不揮発性RAM56および揮発性RAM57は、それぞれ、メモリバス53に接続されている。
さらに、制御部50は、UI30を制御するためのUIインタフェース回路(UIIF)61と、画像読取部10を制御するためのスキャンインタフェース回路(スキャンIF)62と、画像形成部20を制御するためのプリントインタフェース回路(プリントIF)63と、送受信部40を制御するためのネットワークインタフェース回路(ネットワークIF)64と、USB(Universal Serial Bus)などの汎用インタフェースを制御するための汎用インタフェース回路(汎用IF)65とを備えている。そして、これらUIIF61、スキャンIF62、プリントIF63、ネットワークIF64および汎用IF65は、それぞれ、PCIバス54に接続されている。なお、本実施の形態では、汎用IF65に対し、例えば、装着されたメモリカードに対しデータを読み書きするカードリーダ70が接続されている。
UIIF61、スキャンIF62、プリントIF63、ネットワークIF64および汎用IF65およびPCIバス54は通信手段の一例である。
そして、制御部50を構成する各部(CPU51等)が動作するクロックの基準となる基準クロックを生成するクロックジェネレータ58と、CPU51等の動作に伴って計時を行うタイマ59とをさらに備えている。
さらに、制御部50は、メインスイッチMSwによって、電源がオン/オフされる。また、UI30、画像読取部10、画像形成部20、送受信部40、カードリーダ70は、それぞれ制御部50によって制御されるサブスイッチSSw1〜SSw5によって、電源がオン/オフされる。
本実施の形態における制御部50は、例えば、1チップのマイクロコントローラによって構成されている。ただし、制御部50を、複数のチップで構成してもかまわない。
また、本実施の形態の制御部50において、CPU51は、ROM55、不揮発性RAM56および揮発性RAM57に直接アクセスすることが可能となっている。以下の説明では、メモリバス53に接続されるROM55、不揮発性RAM56および揮発性RAM57を、まとめて『メインメモリ』と称することがある。
ここで、格納手段の一例としてのROM55は、所謂マスクROM、各種PROM(Programmable ROM:例えばOTP ROM (One Time Programmable ROM)、UV−EPROM(Ultra−Violet Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM))、フラッシュメモリなどで構成されている。なお、この例では、ROM55として、フラッシュメモリが用いられている。
また、記憶手段の一例としての不揮発性RAM56は、MRAM(Magnetoresistive RAM)、FeRAM(Ferroelectric RAM)、PRAM(Phase change RAM)、ReRAM(Resistance RAM)など、電源を供給しなくても、記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリによって構成されている。なお、この例では、不揮発性RAM56として、ROM55として用いられるフラッシュメモリよりも高速にデータの読み書きが可能なMRAMが用いられている。
さらに、揮発性RAM57は、DRAM(Dynamic RAM)やSRAM(Static RAM)など、電源を供給しないと、記憶している情報を保持することができない揮発性メモリによって構成されている。なお、この例では、揮発性RAM57として、DRAMが用いられている。
そして、本実施の形態では、不揮発性RAM56および揮発性RAM57が、ともに第1のクロックでデータの読み書きを行う。このため、不揮発性RAM56は、揮発性RAM57(この例ではDRAM)と同等の読み書き性能を有していることになる。
そして、メインスイッチMSwがオフになると、CPU51に設けられたレジスタ群およびキャッシュメモリ(ともに揮発性メモリで構成される)の記憶内容はクリアされる。また、制御部50に設けられた揮発性RAM57の記憶内容もクリアされる。一方、メインスイッチMSwがオフになっても、制御部50に設けられたROM55および不揮発性RAM56の記憶内容はクリアされない。そして、不揮発性RAM56には、オフになる前に記憶させた内容がそのまま保持される。
なお、後述するイニシャル・プログラム・ローダ(Initial Program Loader:IPL)が起動されるときも、CPU51に設けられたレジスタ群およびキャッシュメモリの記憶内容はクリア(リセット)される。
図3は、上述したメインメモリ(ROM55、不揮発性RAM56および揮発性RAM57)によるメモリマップの構成の一例を示す図である。
この例では、ROM55に圧縮OS領域A01および圧縮プログラム領域A02が配置されている。不揮発性RAM56にOS展開領域A11、プログラム/変数展開領域A12および履歴領域A13が配置されている。また、履歴領域A13は、起動履歴の一例としての起動フラグを記憶する起動フラグ領域A13aと、構成ステータスを記憶する構成ステータス領域A13bと、ログを記憶するログ領域A13cとを有している。そして、揮発性RAM57にワーク領域A21およびバッファ領域A22が配置されている。
これらのうち、ROM55に配置される圧縮OS領域A01は、画像形成装置1を起動するにあたり、制御部50においてCPU51が実行するプログラムである、イニシャル・プログラム・ローダ(Initial Program Loader:IPL)および圧縮した基本プログラムの一例としてのオペレーションシステム(OS)(圧縮OS)を格納している。また、ROM55に配置される圧縮プログラム領域A02は、本実施の形態の画像形成装置1に実装され得る各構成を動作させる制御プログラムの一例としてのプログラムおよびこのプログラムで用いられる状態変数の一例としての変数を、構成毎にまとめて圧縮した状態で格納している。例えば図3に示す例では、圧縮プログラム領域A02に、構成1を動作させるためのプログラム/変数を圧縮した圧縮プログラム(構成1用圧縮プログラム)、構成2を動作させるためのプログラム/変数を圧縮した圧縮プログラム(構成2用圧縮プログラム)、構成3を動作させるためのプログラム/変数を圧縮した圧縮プログラム(構成3用圧縮プログラム)、…を格納している。なお、ここでいう構成1、2、3、…は、上述した画像読取部10、画像形成部20、UI30、送受信部40、そしてカードリーダ70等のそれぞれに対応するものであり、画像形成装置1の本体に対し着脱可能であって、画像形成装置1に装着された場合には、単独であるいは他の構成とともに、予め決められた機能を発揮するものである。
このように、本実施の形態では、実際に使用する際の画像形成装置1の構成(図1に示す画像形成装置1はカードリーダ70を備えていない)とは関係なく、この画像形成装置1に実装され得る各構成に対応した複数の圧縮プログラムを、ROM55に配置された圧縮プログラム領域A02に、予め格納させている。これにより、画像形成装置1の装置構成の変更に伴って、ROM55を交換したり、あるいは、ROM55に格納されるプログラムの更新を行ったりしなくてもよいようにしている。
次に、不揮発性RAM56に配置されるOS展開領域A11は、ROM55に格納された圧縮OSを、CPU51が展開(伸張)することによって得たOSを格納する。
プログラム/変数展開領域A12は、上述した圧縮プログラム領域A02から読み出した圧縮プログラムを、CPU51が展開することによって得たプログラム/変数を格納する。例えば図3に示す例では、プログラム/変数展開領域A12に、構成1を動作させるためのプログラムおよび変数(構成1用プログラム/変数)、構成2を動作させるためのプログラムおよび変数(構成2用プログラム/変数)、構成3を動作させるためのプログラムおよび変数(構成3用プログラム/変数)、…を格納している。
なお、変数は、それぞれの構成が機能することによって変化し、変化に対応して書き換えられるパラメータである。圧縮プログラムは、変数の初期値を有している。変数については、後述する。
また、不揮発性RAM56に配置される履歴領域A13のうち、起動フラグ領域A13aは、画像形成装置1が過去に起動されたことがあるか否かを示すフラグ(起動フラグ)を格納する。ここで、起動フラグ領域A13aには、画像形成装置1が過去に起動されている場合には「オン(1)」が格納され、画像形成装置1が過去に起動されていない場合には「オフ(0)」が格納される。さらに、不揮発性RAM56に配置される履歴領域A13のうち、構成ステータス領域A13bは、画像形成装置が前回起動された際の装置構成(以下では、『前回の装置構成』と称する)を、構成ステータスとして格納する。ここで、構成ステータス領域A13bには、この画像形成装置1に装着され得る各構成に対し、その構成が存在している場合には「オン(1)」が格納され、その構成が存在していない場合には「オフ(0)」が格納される。さらにまた、不揮発性RAM56に配置される履歴領域A13のうち、ログ領域A13cは、画像形成装置1が受けた指示の内容、装置構成が変更された際の内容、さらには発生したエラーの内容等を、ログデータとして格納する。
そして、揮発性RAM57に配置されるワーク領域A21は、CPU51によるプログラムの実行に伴って一時的に発生するデータを格納する。また、揮発性RAM57に配置されるバッファ領域A22は、CPU51によるデータ処理に伴って、画像形成装置1の各構成要素に対して出力される指示(PCIバス54を介して各IF(この例では、UIIF61、スキャンIF62、プリントIF63、ネットワークIF64および汎用IF65)に出力されるデータ)に関するデータを格納する。
ここで、変数を説明する。
変数とは、制御部50が各構成を機能させる上で参照することが必要であって、且つ各構成が機能することにより変化するパラメータである。よって、変数をパラメータ変数と称することがある。
例えば、構成が画像読取部10であれば、変数は画像の読み取りを実行するCCDに関するパラメータである。CCDの特性は経過時間や温度によって変化する。よって、CCDの温度、熱、電圧などによるばらつきを補正するためのパラメータが変数として必要になる。そして、この変数は、画像読取部10の状態の変化に伴って変化する。
また、構成が画像形成部20であれば、紙等の量やトナーの量などが変数として必要となる。
さらに、構成が送受信部40であれば、カレンダ、時刻、時間(タイマ)などが変数として必要となる。
上述したように、変数は構成の状態に対応したパラメータであるので、例え画像形成装置1が、電源(後述するメインスイッチMSw)がオンにされて起動したときであっても、接続された構成から読み出して書き換えることが必要となる。そして、構成が動作することにより、変数が変化した場合は、変化した場合毎に書き換えることが必要となる。
例えば、構成が画像形成部20であれば、紙等を保持するカセットが抜き差しされると、紙等の量が増減することがありうる。よって、カセットの抜き差しをトリガとして、画像形成部20が紙等の量についての変数を取得し、制御部50に送信する。
すなわち、画像読取部10、画像形成部20、送受信部40などの構成が、それぞれの状態の変化を検知して、変数を制御部50に送信するようになっている。そして、制御部50においては、CPU51が各構成に対応するプログラム/変数展開領域A12の変数を書き換える。
これらの変数は、制御部50において、CPU51によって参照され、画像読取部10、画像形成部20、送受信部40などの各構成を制御するために用いられる。また、これらの変数のいくつかは、UI30に送信されて、ユーザに対して画像読取部10、画像形成部20、送受信部40などの構成の状態の表示、紙等の補給を要請するための警告(アラート)の発出に用いられる。
次に、画像形成装置1の起動処理を説明する。
図4は、図1に示す画像形成装置1の起動処理を説明するためのフローチャートである。図4では、CPU51の動作を示している。ここでは、画像形成装置1は構成1、構成2、構成3、…を備えている。そして、これらの構成1、構成2、構成3、…は、画像形成装置1に対して、画像形成装置1の制御部50に設けられた各IF(図2に示す例では、UIIF61、スキャンIF62、プリントIF63、ネットワークIF64および汎用IF65)を介して、画像形成装置1に接続されている。そして、画像形成装置1の制御部50はメインスイッチMSwでオン/オフされ、構成1、構成2、構成3、…はサブスイッチSSw1、SSw2、SSw3、…でオン/オフされる。
制御部50のメインスイッチMSwがオンになると(ステップ1)、CPU51は、バスブリッジ52およびメモリバス53を介して、ROM55のOS領域A01に格納されるイニシャル・プログラム・ローダ(IPL)を読み出すとともに、読み出したIPLを起動する(ステップ2)。
IPLの実行に伴い、CPU51は、最初に、バスブリッジ52およびPCIバス54を介して接続されている各IFを用いて、画像形成装置1の装置構成を検出する(ステップ3)。ここでは、画像形成装置1の備えている構成1、構成2、構成3、…が検出されたとする。
なお、ステップ3では、例えば各IFにコネクタ等が物理的に接続されているか否かを検出するハードウェア的な手法を用いてもよいし、また、例えば各IFを介して接続対象と通信が行えるか否かを検出するソフトウェア的な手法を用いてもよい。
続いて、不揮発性RAM56の履歴領域A13における起動フラグ領域A13aから、起動フラグを読み出して取得する(ステップ4)。そして、CPU51は、起動フラグがオフ(0)であるか否か、すなわち、今回の起動が初回の起動であるか否かを判断する(ステップ5)。以下では、ステップ4において肯定の判断(Yes)を行った場合を説明し、否定の判断(No)を行った場合(図4におけるAの場合)については、後に説明する(後述する図6参照)。
ステップ5において肯定の判断(Yes)を行った場合、すなわち、今回の起動処理が初回の起動処理であった場合、CPU51は、ROM55の圧縮OS領域A01から圧縮OSを読み出して展開し、展開したOSを不揮発性RAM56におけるOS展開領域A11に格納する(ステップ6)。そして、不揮発性RAM56におけるOS展開領域A11から展開されたOS(以下ではOSと呼ぶ。)を起動する(ステップ7)。ここから、CPU51は、IPLに変わってOSによって制御される。ここで、ステップ6およびステップ7は第3手順の一例である。
次に、CPU51は、制御部50を介して、装置構成の中に含まれる1つの構成に対応するサブスイッチSSwX(Xは1、2、3、…)をオンにする(ステップ8)。ステップ3で検出した今回の装置構成について、全構成のサブスイッチSSw1、SSw2、SSw3、…をオンにしたか否かを判断する(ステップ9)。ステップ9において否定の判断(No)を行った場合は、ステップ8に戻り、今回の装置構成における残りの構成のサブスイッチSSwXを続けてオンにする。前述したように、サブスイッチSSw1、SSw2、SSw3、…は、制御部50によって制御される。
構成1、構成2、構成3、…は、それぞれのサブスイッチSSw1、SSw2、SSw3、…がオンになると、それぞれが初期化を実行する(後述する図5参照)。それぞれの構成は、CPU51と同様に種々の演算を実行することによって構成を制御するプロセッサやROMを備えている。そして、初期化において、プロセッサに設けられたレジスタ群およびキャッシュメモリ(ともに揮発性メモリで構成される)の記憶内容がクリアされ、次いで、ROMからそれぞれの構成を制御するためのプログラムを読み出して、レジスタ群にデータを設定する。これにより、動作可能な状態に移行する。
なお、構成1、構成2、構成3、…は、CPU51から初期化信号の一例としてのリセット信号Rstを受信したときにも、上記の初期化を実行する。
CPU1は、続いて、ROM55の圧縮プログラム領域A02から、装置構成の中に含まれる1つの構成に対応する圧縮プログラムを読み出し(転送して)、読み出した圧縮プログラムを展開し、圧縮プログラムを展開して得られたプログラムおよび変数を、不揮発性RAM56におけるプログラム/変数展開領域A12に格納する(ステップ10)。その後、連続してCPU51は、プログラムを起動(ステップ11)し、対応する構成と通信を確立する(同期をとる)ための応答要求信号Req(図4ではReq信号と表記する)を送信する(ステップ12)。ステップ10およびステップ11は第1手順の一例である。
ステップ3で検出した今回の装置構成について、全構成に対応するプログラムおよび変数の、プログラム/変数展開領域A12への格納と、プログラムの起動、応答要求信号Reqの送信が完了したか否かを判断する(ステップ13)。ステップ13において否定の判断(No)を行った場合は、ステップ10に戻り、今回の装置構成における残りの構成に対応する圧縮プログラムの読み出し、読み出した圧縮プログラムの展開、そして展開によって得られたプログラムおよび変数の格納、プログラムの起動、応答要求信号Reqの送信を続けて行う。
すると、構成1、構成2、構成3、…は、応答要求信号Reqに対する処理(応答処理)をそれぞれ終了すると、肯定応答信号Ackを、各IFを介して、CPU51に送信する。
そこで、CPU51は、肯定応答信号Ackを受信したか否かを判断する(ステップ14)。ステップ14において肯定の判断(Yes)をした場合、ステップ14で肯定応答信号Ackを受信した構成に対して、変数の送信を要求し、変数を受信する。そして、受信した変数で、不揮発性RAM56のプログラム/変数展開領域A12のその構成に対応する領域に変数を格納する(書き換える)(ステップ15)。
ステップ3で検出した今回の装置構成について、全構成に対応する肯定応答信号Ackの受信、変数の受信および格納が完了したか否かを判断する(ステップ16)。ステップ16において否定の判断(No)を行った場合は、ステップ14に戻り、今回の装置構成における残りの構成に対応する肯定応答信号Ackの受信、変数の受信および格納を続けて行う。
なお、ステップ14において肯定応答信号Ackが受信できない場合(ステップ14において否定の判断(No)をした場合)には、CPU51は、UI30にエラーが発生したこと(エラー情報)を送信して(ステップ20)、停止(ホルト)(図4ではHLTと表記)してもよく、後述するように、肯定応答信号Ackが受信できない構成に対して、リセット信号Rstを送信し、初期化を再度行なわせてもよい。再度初期化を行わせる場合には、再度応答要求信号Reqを送信して、肯定応答信号Ackが受信できるか否かを判断することになる(後述する図6、9参照)。
そして、CPU51は、不揮発性RAM56の履歴領域A13における起動フラグ領域A13aに、起動フラグとして「オン(1)」を格納する(ステップ17)。続いて、CPU51は、存在する構成を「オン(1)」、存在しない構成を「オフ(0)」とした構成ステータスを履歴領域A13における構成ステータス領域A13bに格納する(ステップ18)。
さらに、装置構成および実行した処理の内容を反映させたログを作成し、作成したログを履歴領域A13のログ領域A13cに格納する(ステップ19)。
このようにして、画像形成装置1の起動処理が終了し、画像形成装置1は動作可能な状態(スタンバイの状態)に立ち上がる。
画像形成装置1の使用を終了するときは、サブスイッチSSw1、SSw2、SSw3、…およびメインスイッチMSwをオフにする。これは、ユーザがUI30にオフを指示することにより、CPU51が、サブスイッチSSw1、SSw2、SSw3、…をオフにし、次いでメインスイッチMSwをオフにする一連の操作で行なわれる。
また、画像形成装置1が使用されていないとき、電力(エネルギ)消費の削減(省エネネルギ化)のため、CPU51が、予め定められた条件にしたがって判断し、SSw1、2、3、…およびメインスイッチMSwをオフにしてもよい。
図5は、初回の起動処理における制御部50と各構成(構成1、2、3、)との通信制御の一例を示すシーケンス図である。図5では、時間が紙面において上から下へと進行する。図5では、図4に示したと同じステップは、同じ符号を付している。なお、構成1、2、3、…に対してそれぞれ分けて示す場合は、ハイフン(−)に続けて構成1、2、3、…の番号を付けている。
前述したように、制御部50、すなわちCPU51(図5では制御部50と表記し、以下では制御部50(CPU51)と表記する。)は、各IFを介して、構成1、2、3、…と通信を行うことで、画像形成装置1に設けられた構成1、2、3、…から変数の取得を行う。
制御部50、すなわちCPU51は、圧縮OSを読み出して展開し、展開したOSを格納し(ステップ6)、OSを起動する(ステップ7)。そして、制御部50(CPU51)は、サブスイッチSSw1、2、3、…をオンにする(ステップ8−1、8−2、8−3、…)。これにより、それぞれの構成1、2、3、…は、初期化を実行する(ステップ101−1、101−2、101−3、…)。これらの初期化は、それぞれの構成1、2、3、…が独自に行う。
そして、制御部50(CPU51)は、構成1、2、3、…に対応する構成1用圧縮プログラム、構成2用圧縮プログラム、構成3用圧縮プログラム、…の読み出して展開し、展開した構成1用プログラム/変数、構成2用プログラム/変数、構成3用プログラム/変数、…を格納し、構成1用プログラム、構成2用プログラム、構成3用プログラム、…を起動する(ステップ10−1、10−2、10−3、…およびステップ11−1、11−2、11−3、…)。そして、応答要求信号Req1、2、3、…をそれぞれの構成1、2、3、…に対して送信する(ステップ12−1、12−2、12−3、…)。
構成1、2、3、…は、それぞれに対する応答要求信号Req1、2、3、…を受信すると、制御部50(CPU51)に対して応答するための処理(応答処理)を実行する(ステップ102−1、102−2、102−3、…)。そして、構成1、2、3、…は、制御部50(CPU51)に対して肯定応答信号Ack1、2、3、…を送信する。
そして、制御部50(CPU51)は、構成1、2、3、…から肯定応答信号Ack1、2、3、…を受信する(ステップ14−1、14−2、14−3、…)。これにより、制御部50(CPU51)と構成1、2、3、…のそれぞれとの間で通信が確立する。その後、制御部50(CPU51)は、それぞれの構成1、2、3、…から、変数を取得し、不揮発性RAM56のプログラム/変数展開領域A12の対応する領域(図3参照)に格納することで変数を書き換える(ステップ15−1、15−2、15−3、…)。
これにより、画像形成装置1が動作可能な状態(スタンバイ状態)になる。
なお、図5においては、制御部50(CPU51)は、応答要求信号Reqを送信後、肯定応答信号Ackの受信を待つことなく、次の圧縮プログラムを読み出して展開し、展開したプログラムおよび変数の格納を行っている(例えば、図5のステップ12−1の応答要求信号Req1の送信の後のステップ10−2の構成2用圧縮プログラムの読み出し・展開)。これは、CPU51が複数のプログラムを並列に実行できる(マルチタスク)機能を有しているからである。
CPU51は、圧縮プログラムを読み出して展開し、展開したプログラムおよび変数の格納を行いつつ、肯定応答信号Ackを受信すれば、これに対応して変数の送信要求などを行う。
なお、CPU51は、応答要求信号Reqを送信後、肯定応答信号Ackを受信してから、次の圧縮プログラムを読み出して展開し、展開したプログラムおよび変数の格納を行ってもよい(シングルタスク)。
次に、ステップ4において否定の判断(No)を行った場合(図4のAの場合)を説明する。ステップ4において否定の判断(No)を行った場合とは、二回目以降に起動処理する場合である。
図6は、画像形成装置1の二回目以降の起動処理を説明するためのフローチャートである。
取得した起動フラッグがオン(1)であるので、今回の起動は二回目以降の起動である。よって、OSおよび各構成に対応するプログラムおよび変数はプログラム/変数展開領域A12に格納されている。
そこで、CPU51は、不揮発性メモリ56のOS展開領域A11に格納されている展開されたOSを起動する(ステップ31)。そして、不揮発性RAM56の履歴領域A13の構成ステータス領域A13bから構成ステータスを読み出す(取得する)(ステップ32)。
そして、図3に示したステップ3において検出した装置構成と比較し、変更があるか否かを判断する(ステップ33)。
ここで、否定の判断(No)を行った場合は、装置構成の中に含まれる1つの構成に対応するサブスイッチSSwX(Xは1、2、3、…)をオンにする(ステップ34)。図3に示したステップ3で検出した今回の装置構成について、全構成のサブスイッチSSw1、SSw2、SSw3、…をオンにしたか否かを判断する(ステップ35)。ステップ35において否定の判断(No)を行った場合は、ステップ34に戻り、今回の装置構成における残りの構成のサブスイッチSSwXを続けてオンにする。
そして、CPU51は、不揮発性メモリ56のプログラム/変数展開領域A12に格納されている展開された各構成に対応するプログラムを起動する(ステップ36)。次に、CPU51は、応答要求信号Reqを各構成に送信する(ステップ37)。ステップ36は第2手順の一例である。
図3に示したステップ3で検出した今回の装置構成について、対応するプログラムの起動、応答要求信号Reqの送信が完了したか否かを判断する(ステップ38)。ステップ38において否定の判断(No)を行った場合は、ステップ36に戻り、今回の装置構成における残りの構成に対応するプログラムの起動、応答要求信号Reqの送信を続けて行う。
すると、各構成は、応答要求信号Reqに対する処理(応答処理)を実行し、それが終了すると、肯定応答信号Ackを、各IFを介して、CPU51に送信する。
そこで、CPU51は、肯定応答信号Ackを受信したか否かを判断する(ステップ39)。以下では、ステップ39において肯定の判断(Yes)をした場合について説明する。
なお、ステップ39において否定の判断(No)をした場合の処理については、後述する。
ステップ39において肯定の判断(Yes)をした場合、ステップ39で肯定応答信号Ackを受信した構成に対して、変数の送信を要求し、変数を受信する。そして、受信した変数で、不揮発性RAM56のプログラム/変数展開領域A12のその構成に対応する領域に変数を格納する(書き換える)(ステップ40)。
図3に示したステップ3で検出した今回の装置構成について、全構成に対応する肯定応答信号Ackの受信、変数の受信および格納が完了したか否かを判断する(ステップ41)。ステップ41において否定の判断(No)を行った場合は、ステップ39に戻り、今回の装置構成における残りの構成に対応する肯定応答信号Ackの受信、変数の受信および格納を続けて行う。
この後、図4に示すフローチャートのBに戻り、実行した処理の内容を反映させたログを作成し、作成したログを履歴領域A13のログ領域A13cに格納する(図4のステップ19)。
ステップ33において否定の判断(No)を行った場合、すなわち、前回の装置構成と今回の装置構成とが異なる場合には、例えば、CPU51は、不揮発性RAM56の履歴領域A12における起動フラグ領域A12aに、起動フラグとして「オフ(0)」を格納する(起動フラグのリセット)(ステップ42)。そして、図4のCに戻り、ステップ2のIPLの起動を行ってもよい。この場合は、前述の、初回の起動処理となる。
また、今回の構成に基づいて、不揮発性RAM56のプログラム/変数展開領域A12に格納されていないプログラムおよび変数を、ROM55から読み出して展開し、展開したプログラムおよび変数を格納し、プログラムを起動してから、ステップ34に移行してもよい。このときは、図3のBではなく、図3のステップ18に戻って、今回の装置構成に対応する構成ステータスを不揮発性RAM56の履歴領域A13の構成ステータス領域A13bに格納するようにすればよい。
図7は、二回目以降の起動処理における制御部50と各構成(構成1、2、3、…)との通信制御の一例を示すシーケンス図である。図7では、図6に示したと同じステップには同じ符号を付している。なお、構成1、2、3、…に対して分けて示す場合は、ハイフン(−)に続けて構成1、2、3、…の番号を付けている。
制御部50(CPU51)がOSを起動する(ステップ31)と、制御部50(CPU51)は、サブスイッチSSw1、2、3、…をオンにする(ステップ34−1、34−2、34−3、…)。これにより、それぞれの構成1、2、3、…は、初期化を実行する(ステップ101−1、101−2、101−3、…)。これらの初期化は、それぞれの構成1、2、3、…が独自に行う。
そして、制御部50(CPU51)は、構成1、2、3、…に対応する構成1用プログラム、構成2用プログラム、構成3用プログラム、…を起動する(ステップ36−1、36−2、36−3、…)。そして、応答要求信号Req1、2、3、…をそれぞれ構成1、2、3、…に対して送信する(ステップ37−1、37−2、37−3、…)。
構成1、2、3、…は、それぞれに対する応答要求信号Req1、2、3、…を受信すると、制御部50(CPU51)に対して応答するための処理(応答処理)を実行する(ステップ102−1、102−2、102−3、…)。そして、構成1、2、3、…は、制御部50(CPU51)に対して肯定応答信号Ack1、2、3、…を送信する。
そして、制御部50(CPU51)は、構成1、2、3、…から肯定応答信号Ack1、2、3、…を受信する(ステップ39−1、39−2、39−3、…)。これにより、制御部50(CPU51)と構成1、2、3、…のそれぞれとの間で通信が確立する。その後、制御部50(CPU51)と構成1、2、3、…との間で通信が確立すると、制御部50(CPU51)は、それぞれの構成1、2、3、…から、変数を取得し、不揮発性RAM56のプログラム/変数展開領域A12の対応する領域(図3参照)に格納することで変数を書き換える(ステップ40−1、40−2、40−3、…)。
これにより、画像形成装置1が動作可能な状態(スタンバイ状態)になる。
図8は、初回と二回目以降とにおける起動処理の所要時間を比較して示した図である。図8(a)は初回における起動処理(初回の起動)の所要時間を、図8(b)は二回目以降における起動処理(二回目以降の起動)の所要時間を示している。
図8(a)に示すように、初回における起動処理では、圧縮OSの読み出しと展開、展開したOSの格納、圧縮プログラムの読み出しと展開、展開したプログラムおよび変数の格納に要する時間が必要である。これに対して、二回目以降の起動処理では、これらの時間を要しないので、短い時間で画像形成装置1を立ち上げることができる。
一例として、初回において、圧縮OSの読み出しと展開、展開したOSの格納、OSの起動に約10秒、圧縮プログラムの読み出しと展開、展開したプログラムおよび変数の格納、プログラムの起動に約30秒要した場合、すなわち、初回における起動処理の所要時間は約40秒となる。これに対し、二回目以降では、不揮発性RAM56に展開されて格納されたOSおよびプログラムの起動となるので、数秒で立ち上がるようにすることもできる。
なお、構成1、2、3、…のそれぞれの変数の取得と格納は、起動処理ごとに必要となるので、このための所要時間は同じである。
以上説明したように、本実施の形態では、画像形成装置1を二回目以降に起動する際において、起動処理に要する時間を短くできる。このため、画像形成部20における電磁誘導(IH)加熱による定着装置の採用などにより、各構成の立ち上り時間が短くなることと合わせて、画像形成装置1の立ち上がり時間が短くなる。
次に、図6に戻って、ステップ39において否定の判断(No)をした場合、すなわち構成1、2、3、…のいずれかから肯定応答信号Ackを受信しない場合について説明する。
このとき、CPU51は、肯定応答信号Ackを受信しない構成(構成1、2、3、…のいずれか)に対して、構成の初期化の処理を再度実行させるためにリセット信号Rstを送信する(ステップ51)。リセット信号Rstを受信した構成は、再度初期化の処理を実行する。
そして、CPU51は、ROM55の圧縮プログラム領域A02から、その構成に対応する圧縮プログラムを読み出して展開し、展開したプログラムおよび変数を不揮発性RAM56のプログラム/変数展開領域A13のその構成に対応する領域に上書きする(ステップ52)。そして、そのプログラムを起動する(ステップ53)。
次いで、CPU51は、その構成に対して応答要求信号Reqを再度送信する(ステップ54)。
その後、CPU51は、肯定応答信号Ackを受信したか否かを判断する(ステップ55)。ステップ55において肯定の判断(Yes)をした場合、その構成に対して、変数の送信を要求し、変数を受信する。そして、受信した変数で、不揮発性RAM56のプログラム/変数展開領域A12のその構成に対応する領域に変数を格納する(書き換える)(ステップ40)。
そして、ステップ3で検出した今回の装置構成について、全構成に対応する肯定応答信号Ackの受信、変数の受信および格納が完了したか否かを判断する(ステップ41)。ステップ41において否定の判断(No)を行った場合は、ステップ39に戻り、今回の装置構成における残りの構成に対応する肯定応答信号Ackの受信、変数の受信および格納を続けて行う。
その後、図4に示すフローチャートにおけるBに戻り、実行した処理の内容を反映させたログを作成し、作成したログを履歴領域A13のログ領域A13cに格納する(図4のステップ19)。
なお、ステップ55において否定の判断(No)をした場合、CPU51は、UI30にエラーが発生したこと(エラー情報)を送信して(ステップ56)、停止(ホルト)(HLT)するようにしてもよい。
図9は、プログラム/変数展開領域A13におけるプログラムおよび変数の上書きを説明する図である。CPU51は、ステップ52において、ROM55の圧縮プログラム領域A02から、その構成(図9では構成2)に対応する圧縮プログラムを読み出して展開し、展開したプログラムおよび変数を不揮発性RAM56のプログラム/変数展開領域A13のその構成(構成2)に対応する領域に上書きする。
図10は、各構成(構成1、2、3、…)のいずれかから肯定応答信号Ackを受信しない場合の起動処理における制御部50と各構成(構成1、2、3、…)との通信制御の一例を示すシーケンス図である。
図10では、図7における制御部50(CPU51)が構成1、2、3、…に対応する構成1用プログラム、構成2用プログラム、構成3用プログラム、…を起動するステップ(ステップ36−1、36−2、36−3、…)から記載している。
次に、制御部50(CPU51)は、応答要求信号Req1、2、3、…をそれぞれの構成1、2、3、…に対して送信する(ステップ37−1、37−2、37−3、…)。
ここで、構成2は正常に初期化されなかったとする。
構成1、2、3、…は、それぞれに対する応答要求信号Req1、2、3、…を受信すると、制御部50(CPU51)に対して応答するための処理(応答処理)を実行する(ステップ102−1、102−2、102−3、…)。
すると、構成1、構成3、…は、それぞれが応答要求信号Req1、3に対する処理(応答処理)が終了すると、肯定応答信号Ack1、3、…を、制御部50(CPU51)に送信する。
そして、制御部50(CPU51)は、構成1、3、…から肯定応答信号Ack1、3、…を受信する(ステップ38−1、38−3、…)。これにより、制御部50(CPU51)と構成1、3、…のそれぞれとの間で通信が確立する。
そして、制御部50(CPU51)は、それぞれの構成1、3、…から、変数を取得し、不揮発性RAM56のプログラム/変数展開領域A12の対応する領域(図3参照)に格納することで変数を書き換える(ステップ40−1、40−3、…)。
しかし、構成2は、正常に初期化されなかったため、応答要求信号Req2を受信して、応答処理(ステップ102−2)が実行されたとしても、肯定応答信号Ack2を制御部50(CPU51)に対して送信できない。よって、制御部50(CPU51)は構成2からの肯定応答信号Ack2を受信できない。
このとき、制御部50(CPU51)は、応答要求信号Req2を送信した時刻から、タイマ59により設定された予め定められた時間が計測されたとき、通信が確立しない(タイムアウト)と判断し、リセット信号Rstを構成2に送信する(ステップ51)。構成2は、リセット信号Rstを受信すると、初期化を実行する(ステップ103)。
一方、制御部50(CPU51)は、ROM55の圧縮プログラム領域A02から構成2用圧縮プログラムを読み出して展開し、展開した構成2用プログラムおよび変数をプログラム/変数展開領域A13の構成2の領域に上書きする(ステップ52)。そして、構成2用プログラムを起動し(ステップ53)、応答要求信号Reqを再度送信する(ステップ54)。
構成2は、再初期化により正常な状態になれば、応答要求信号Req2を受信し、応答処理(ステップ104)を実行し、肯定応答信号Ack2を制御部50(CPU51)に送信する。
そして、制御部50(CPU51)は、構成2から肯定応答信号Ack2が受信できれば(ステップ55)、制御部50(CPU51)と構成2との間で通信が確立する。制御部50(CPU51)と構成2との間で通信が確立すると、制御部50(CPU51)は、構成2から、変数を取得し、不揮発性RAM56のプログラム/変数展開領域A12の対応する領域に格納することで変数を書き換える(ステップ40−2)。
以上説明したように、本実施の形態では、例えば複数の構成のうちの少なくとも1つについて、CPU51は、応答要求信号Reqの送信後の時間を、タイマ59により計測して、予め定められた時間経過しても肯定応答信号Ackが受信できない場合には、タイムアウトとして、異常が発生したと判断する。そして、CPU51は、肯定応答信号Ackを受信しない構成に対してリセット信号Rstを送信して、その構成の初期化をさせるとともに、ROM55の圧縮プログラム領域A02から、その構成に対する圧縮プログラムを読み出して展開し、展開したプログラムおよび変数を不揮発性RAM56のプログラム/変数展開領域A12のその構成に対応する領域に上書きする。そして、そのプログラムを起動して、応答要求信号Reqを再度送信する。
もし、上述した例のように、構成の初期化に不具合がある場合には、再初期化により正常な状態に戻りうる。この場合、構成は、応答要求信号Reqに対応して肯定応答信号Ackを送信するので、通信が確立する。画像形成装置1は、起動処理が終了して、動作可能な状態(スタンバイ状態)になる。
また、不揮発性RAM56のプログラム/変数展開領域A12に格納されたプログラムのデータが書き換わって不具合が発生した場合でも、再度圧縮プログラムを読み出して展開して、プログラムを上書きするので、正常な状態に戻りうる。
そして、これらの処理は、CPU51の制御により行われるようになっている。
なお、本実施の形態では、各圧縮プログラムを格納する圧縮プログラム領域A02を、ROM55に配置していたが、これに限られるものではない。すなわち、圧縮プログラム領域A02を、例えば画像形成装置1にネットワーク2を介して接続されるサーバ装置5(図1参照)や、カードリーダ70に配置されるメモリカードに配置するようにしてもよい。なお、この場合には、IPLの実行時において、各圧縮プログラムの読み取り対象を、サーバ装置5あるいはカードリーダ70に装着されたメモリカードに設定すればよい。
また、本実施の形態では、不揮発性RAM56にプログラム/変数領域A12および履歴領域A13を配置するとともに、揮発性RAM57にワーク領域A21およびバッファ領域A22を配置するようにしていたが、これに限られるものではなく、例えば不揮発性RAM56に、プログラム/変数領域A12、履歴領域A13、ワーク領域A21およびバッファ領域A22を配置するようにしてもかまわない。また、ROM55に圧縮OS領域A01および圧縮プログラム領域A02を配置していたが、例えば、不揮発性RAM56に、圧縮OS領域A01、圧縮プログラム領域A02、プログラム/変数領域A12、履歴領域A13、ワーク領域A21およびバッファ領域A22を配置するようにしてもかまわない。
さらに、本実施の形態では、制御部50を画像形成装置1に組み込んだ場合を例として説明を行ったが、これに限られるものではなく、複数のユニットの組み合わせによって構成され、これら複数のユニットの着脱に伴って構成が変更され得る装置に適用しても差し支えない。
1…画像形成装置、2…ネットワーク、3…端末装置、4…ファクシミリ装置、5…サーバ装置、10…画像読取部、20…画像形成部、30…UI、40…送受信部、50…制御部、51…CPU、52…バスブリッジ、53…メモリバス、54…PCIバス、55…ROM、56…不揮発性RAM、57…揮発性RAM、58…クロックジェネレータ、59…タイマ、61…UIIF、62…スキャンIF、63…プリントIF、64…ネットワークIF、65…汎用IF、70…カードリーダ

Claims (7)

  1. 外部に接続される機能手段に予め定められた機能を実現させるための制御プログラムを実行する実行手段と、
    前記制御プログラム、前記機能手段の状態を示す状態変数、および初回の起動または二回目以降の起動のいずれであるかの起動履歴を、読み書き可能であって、電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリに記憶する記憶手段と、
    前記実行手段が前記機能手段と通信する通信手段と
    を含み、
    前記実行手段は、前記制御プログラムを前記記憶手段に記憶させ当該制御プログラムを読み出して実行する第1手順と、当該制御プログラムを当該記憶手段に記憶させることなく既に当該記憶手段に記憶された当該制御プログラムを読み出して実行する第2手順と、を有し、起動する際に前記起動履歴を参照し、初回の起動である場合には当該第1手順を実行し、二回目以降の起動である場合には当該第2手順を実行するとともに、前記通信手段により前記機能手段と通信し当該機能手段の状態を示す状態変数を取得して当該記憶手段に記憶させることにより、動作可能な状態に移行することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記実行手段は、前記第2手順を実行した後、前記機能手段に送信した応答要求に対して当該機能手段から肯定応答を前記通信手段を介して受信しない場合に、当該機能手段に初期化を指示する初期化信号を当該通信手段を介して送信するとともに、前記第1手順を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記実行手段は、前記実行手段を制御する基本プログラムを前記記憶手段に記憶させ当該基本プログラムを読み出して実行する第3手順をさらに有し、前記初回の起動である場合に前記第1手順を実行する前に当該第3手順を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶手段に転送される前記基本プログラムまたは制御プログラムを圧縮した状態で格納する格納手段をさらに含み、
    前記実行手段は、前記格納手段から圧縮された前記基本プログラムまたは前記制御プログラムを読み出し且つ展開してから前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記不揮発性メモリが、MRAM、FeRAM、PRAM、ReRAMのいずれかであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成部を制御する制御プログラムを実行する実行手段と、
    前記制御プログラム、前記画像形成部の状態を示す状態変数、および初回の起動または二回目以降の起動のいずれであるかの起動履歴を、読み書き可能であって、電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリに記憶する記憶手段と、
    前記実行手段が前記画像形成部と通信する通信手段と
    を含み、
    前記実行手段は、前記制御プログラムを前記記憶手段に記憶させ当該制御プログラムを読み出して実行する第1手順と、当該制御プログラムを当該記憶手段に記憶させることなく既に当該記憶手段に記憶された当該制御プログラムを読み出して実行する第2手順と、を有し、起動する際に前記起動履歴を参照し、初回の起動である場合には当該第1手順を実行し、二回目以降の起動である場合には当該第2手順を実行するとともに、前記通信手段により前記画像形成部と通信し当該画像形成部の状態を示す状態変数を取得して当該記憶手段に記憶させることにより、動作可能な状態に移行することを特徴とする画像形成装置。
  7. コンピュータに、
    外部に接続される機能手段に予め定められた機能を実現させるための制御プログラムを実行させる機能と、
    前記制御プログラム、前記機能手段の状態を示す状態変数、および初回の起動または二回目以降の起動のいずれであるかの起動履歴を、読み書き可能であって、電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリに記憶させる機能と、
    前記不揮発性メモリへの制御プログラムの転送に連続して当該不揮発性メモリに記憶される制御プログラムを読み出して実行する第1手順と、当該不揮発性メモリへの制御プログラムの転送に連続せず既に当該不揮発性メモリに記憶されている当該制御プログラムを読み出して実行する第2手順と、を有し、起動する際に前記起動履歴が初回の起動である場合には当該第1手順を実行させ、二回目以降の起動である場合には当該第2手順を実行させる機能と、
    前記機能手段と通信して、当該機能手段の状態を示す状態変数を取得して前記不揮発性メモリに記憶させる機能と
    を実現させるためのプログラム。
JP2012049643A 2012-03-06 2012-03-06 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム Active JP5895609B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012049643A JP5895609B2 (ja) 2012-03-06 2012-03-06 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム
US13/558,766 US8836983B2 (en) 2012-03-06 2012-07-26 Information processing device, image forming apparatus, and non-transitory computer readable medium
CN201210369725.9A CN103309744B (zh) 2012-03-06 2012-09-28 信息处理装置、图像形成装置和图像处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012049643A JP5895609B2 (ja) 2012-03-06 2012-03-06 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013186584A JP2013186584A (ja) 2013-09-19
JP5895609B2 true JP5895609B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=49113890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012049643A Active JP5895609B2 (ja) 2012-03-06 2012-03-06 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8836983B2 (ja)
JP (1) JP5895609B2 (ja)
CN (1) CN103309744B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5804176B1 (ja) * 2014-12-19 2015-11-04 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置
US9805696B2 (en) * 2015-10-22 2017-10-31 Renesas Electronics America Synchronized image expansion

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08295065A (ja) 1995-04-26 1996-11-12 Canon Inc 画像形成装置
EP1426859B1 (en) * 2001-08-22 2009-11-18 Legend (Beijing) Limited Method of computer rapid start-up
JP2003337746A (ja) * 2002-05-22 2003-11-28 Hitachi Ltd 情報処理装置の高速起動
JP2004295177A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Seiko Epson Corp 電子機器のコントローラおよびプリンタコントローラ
JP3906825B2 (ja) 2003-06-17 2007-04-18 日本電気株式会社 計算機システム、計算機システム起動方法およびプログラム
EP1685482A4 (en) * 2003-09-24 2007-08-29 Ti Technologies Ltd A New Zeal METHOD AND APPARATUS FOR AMORATING COMPUTER SYSTEM
CN1952888A (zh) * 2005-10-21 2007-04-25 神基科技股份有限公司 快速启动系统的方法
JP5178282B2 (ja) * 2008-04-02 2013-04-10 キヤノン株式会社 情報処理装置、制御方法及びプログラム
JP5289153B2 (ja) * 2009-04-14 2013-09-11 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム
JP5235768B2 (ja) * 2009-04-23 2013-07-10 キヤノン株式会社 制御装置、その制御方法、及びプログラム
JP5725798B2 (ja) * 2010-11-01 2015-05-27 キヤノン株式会社 制御装置、制御装置の状態検知方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN103309744A (zh) 2013-09-18
US20130235417A1 (en) 2013-09-12
CN103309744B (zh) 2017-11-10
JP2013186584A (ja) 2013-09-19
US8836983B2 (en) 2014-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5948976B2 (ja) 画像形成装置および情報処理装置
JP5754264B2 (ja) プログラム実行装置、画像処理装置およびプログラム
JP2005157528A (ja) メモリ装置
JP5970867B2 (ja) 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP5895609B2 (ja) 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP2013190950A (ja) 制御装置、及び起動方法
JP5287633B2 (ja) 制御プログラム更新装置及びプログラム
JP5747680B2 (ja) 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP2011138266A (ja) 画像形成装置および不揮発性メモリ書き込み方法
JP7206106B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2018078485A (ja) 情報処理装置および情報処理装置の起動方法
JP5080318B2 (ja) 画像処理装置及びアクセス制御方法
JP2015123650A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP2023068538A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2015215684A (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2013003984A (ja) 情報処理装置、画像形成装置、およびプログラム
JP2005094301A (ja) 画像形成装置
JP2013004043A (ja) 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP5998902B2 (ja) 画像形成装置、情報処理装置およびプログラム
JP5971022B2 (ja) 画像形成装置
JP5016604B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP2010009193A (ja) 電子装置
JP2021170226A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2023174882A (ja) 電子機器
JP2024000080A (ja) 画像処理装置、制御方法、および、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5895609

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350