JP4386325B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/50Picture reproducers
    • H04N1/506Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の光源から出射される複数本のレーザビームによって複数の感光体上をそれぞれ走査するための光走査装置を備えたプリンタ,複写機,ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複数の光源から出力される複数本のレーザビームを走査ビームとして出射させ、各走査ビームをそれぞれ複数の像担持体である感光体上に結像させて潜像を形成し、各感光体上の潜像をそれぞれ異なる色の現像剤によって可視像化して一枚の転写紙上に順次重ねて転写することによりカラー画像を形成するカラーレーザプリンタ等の画像形成装置が開発されている。このような画像形成装置においては、レーザビームで感光体を走査するために複数の走査手段を必要とするため、単色の画像形成装置に比して部品点数が多く、部品配置の自由度が小さくなって装置全体が大型化するきらいがある。
ところが、最近では、カラーレーザプリンタにも単色レーザプリンタ並みの小型化と生産性の向上が求められるようになり、複数の光源から出力される複数本のレーザビームを走査ビームとして出射する複数の光学系を1個のハウジング内に収納するとともに、複数の感光体を並列して設けたタンデム式の画像形成装置が実用化されている。
【0003】
図8は、このようなタンデム式の画像形成装置に用いられている光走査装置の概略構成を示す斜視図である。
この光走査装置は、タンデム作像に対応したイエロー(Y),ブラック(BK),マゼンタ(M),シアン(C)の各色毎の4ステーション書き込みにより高速化を図ったカラーレーザプリンタの書き込み部に用いられるものであり、上記の各色に対応する4個の光源ユニット1y,1k,1m,1cから出射した各レーザビームLy,Lk,Lm,Lcは、それぞれシリンドリカルレンズ2y,2k,2m,2cを通過した後、レーザビームLy,Lcは直接、レーザビームLk,Lmはミラー3k,3mで反射して、それぞれ偏向手段を構成する回転偏向器4の偏向反射面近傍に主走査方向に長い線像を形成する。この回転偏向器4は、同軸上に所定の間隔をおいて固設された同一の角度位相をもつ第1,第2のポリゴンミラー4a,4bを有している。
【0004】
そして、レーザビームLy,Lcは上段のポリゴンミラー4aで、レーザビームLk,Lmは下段のポリゴンミラー4bでそれぞれ所定の走査面を走査するように偏向された後、それぞれ結像光学系である第1,第2のfθレンズ5a,5bを通り、第1の折り返しミラー6y,6k,6m,6cにより反射され、トロイダルレンズ7y,7k,7m,7cを通り、第2の折り返しミラー8y,8k,8m,8c及び第3の折り返しミラー9y,9k,9m,9cによりそれぞれ光路を偏向し、感光体ドラム20y,20k,20m,20c上の被走査面上に結像して主走査方向に走査する。
なお、図8においてはその図示を省略しているが、各レーザビームLy,Lk及びLm,Lcの走査域の両端部にはそれぞれ同期ミラーが設けてあり、これらの同期ミラーに折り返されたレーザビームを受光し得る位置に、2本のレーザビームLy,Lk用の同期センサ21a,21bを、残り2本のレーザビームLm,Lc用の同期センサ22a,22bをそれぞれ設け、これらの同期センサ21a,21b,22a,22bにより同期信号の検出手段を構成している。
このように、回転偏向器4の上下のポリゴンミラー4a,4bの異なる反射面にそれぞれ異なるレーザビームを同時に入射させて各ポリゴンミラーによって2本ずつのレーザビームを偏向し得るようにするとともに、異なる2本ずつのレーザビームの同期センサを共有するようにして光走査装置の構成を簡略化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の光走査装置にあっては、回転偏向器の上下のポリゴンミラーの角度位相が等しいため、2光路分の同期光が同時に1個の同期センサに入射する結果となり、それぞれ独立した同期信号を得ることが困難であった。そのため、図8に示した光走査装置においては、同一の同期センサを共有するレーザビームLyとLk及びLmとLcで同期像高を若干(例えば4mm)変化させてそれぞれの信号を分離し得るようにしている。
ところが、実際には各折り返しミラーの配置精度等によりそれぞれの像高が多少ばらつくため、同期信号の分離を確実に行うためには、同期像高の差を充分にとらなければならず、そのためには、有効走査域を大きくする必要があり、レンズ等の各種光学素子が大型化する結果となる。そして、このような光走査装置を用いた画像形成装置は、大型化した光学素子のために装置全体も大型化するとともに製造コストが上昇するという問題があった。
【0006】
図9は、図8に示した従来の光走査装置において、レーザビームLy,Lkが共用する同期センサ21aの出力(V)と時間(t)との関係を示すタイミングチャートであり、(a)は像高差による分離ができている状態、(b)はレーザビームLyとレーザビームLkとの像高が近接した状態をそれぞれ示している。なお、同図中Yn,BKnは、それぞれnライン目のレーザビームLy,Lkの出力信号(同期信号)を示すものである。
図9(a)に示すように像高差による分離ができている場合、各色の同期信号Yn,BKn及びYn+1,BKn+1が明確に分離されて良好な画像形成を行うことができるが、同図(b)に示すように像高差による分離が不充分であると、同期信号Yn,BKn及びYn+1,BKn+1がそれぞれ重なって同期検知ができないため、良好な画像形成を行うことができなくなる。
【0007】
また、このような光走査装置を備えた画像形成装置において生産性をさらに向上させるには、回転偏向器を高速(例えば30,000rpm程度)で回転させることが要求されるが、このような高速回転になると、図9に示した各色の同期信号は数μsec間隔で出力されるようになって同期分離が一層難しくなるとともに、ポリゴンミラー駆動用モータの寿命も短くなり、装置稼動時の騒音も増大するという問題点がある。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、光走査装置及びそれを備えた画像形成装置において、光学素子を長大化させることなく、安定した同期信号の分離とそれに伴う良好な画像形成を可能にしながら、一層の小型化と低コスト化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、形成する画像の色毎に設けた複数の光源ユニットと、該複数の光源ユニットに配置されている発光素子により出射された各レーザビームをそれぞれ主走査方向に偏向する偏向手段と、この偏向手段によって偏向された各レーザビームを主走査線上で検出する検出手段とを備え
複数の感光体上をそれぞれ上記色毎に対応する光源ユニットから出射される上記各レーザビームで走査することにより、それぞれ異なる色に対応する出力すべき画像の潜像を形成し、現像手段によって上記複数の各感光体ごとにその各表面に形成された潜像をそれぞれ異なる色の現像剤によって可視像化し、その可視像化した各色の画像を一枚の転写紙に順次重ねて転写することにより、カラー画像を形成するようにした画像形成装置であって、次のように構成したことを特徴とする。
【0009】
上記検出手段は複数の色と対応する上記各光源ユニットから出射される各レーザビームで共有しており、
上記複数の光源ユニットの各々は、同一の光源ホルダに発光素子である半導体レーザからなる複数の光源と、上記複数の光源の各々に対して設けられ、上記複数の光源をそれぞれカップリングするカップリングレンズとを上記複数の光源から出射された各レーザビームが主走査方向に所定の開き角を有するように調整して固定したマルチビーム光源であり、上記感光体上において所定の間隔で各レーザビームを走査する。
【0010】
さらに、上記偏向手段は同軸上に互いに角度位相が異なる複数のポリゴンミラーを有し、その複数のポリゴンミラーが、上記検出手段で共有される上記各レーザビームを、角度位相が異なる上記ポリゴンミラーでそれぞれ偏向することにより、上記各レーザビームが共有の上記検出手段に入射するタイミングをずらし、
角度位相が異なる上記各ポリゴンミラーでそれぞれ偏向することによりずらされた、複数の色の上記レーザビームが共有の上記検出手段に入射するタイミングの時間間隔は、1つの色の上記光源ユニットの複数の光源から上記所定の間隔で感光体上に走査される各レーザビームが上記検出手段に入射する時間間隔より長く設定されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、その光走査装置の全体構成の概略を示す斜視図、図2は、それを模式的に示した側面図、図3は、図を簡略化して理解を容易にするために、図1の各ステーションのうちの一つ(Yステーション)の構成及び光路を示す斜視図、図4は、その光源ユニットの構成を模式的に示した断面図である。なお、これらの図において図8に対応する部分には同一の符号を付して示してある。
この実施形態においても、その光学系の基本構成は図8に示した従来周知のものと同様であるので、これからの説明は主として、図8と異なる部分及び同図で構成を省略した部分について述べることにする。
【0012】
第1に、この実施形態における各光源ユニット1y,1k,1m,1c(以下総合して「光源ユニット1」という)は、図4に示すように、同一の光源ホルダ10に発光素子である半導体レーザからなる第1,第2の光源11,12と、その2つの光源11,12をカップリングする第1,第2のカップリングレンズ13,14とを公知の調整手段(図示しない)により第1,第2のレーザビームL1,L2が主走査方向に所定の開き角を有するように調整して固定したマルチビーム光源である。
このような構成からなるマルチビーム光源を各色の光源ユニット1y,1k,1m,1cとして用いることにより、感光体ドラム20y,20k,20m,20c上を所定の間隔(例えば8mm)で走査させることが可能になる。この間隔は、各光源ユニット作成時にそれぞれ第1,第2の光源11,12と第1,第2のカップリングレンズ13,14の位置を調整しておくことにより、殆どバラツキなく生産することが出来る。また、各光源ユニットをこのように構成することにより、回転偏向器4の回転数を低減させることができ、ポリゴンモータの高寿命化と騒音の低減を図ることが可能になる。
【0013】
第2に、この実施形態における回転偏向器4は、上下2段のポリゴンミラー4a,4bを角度位相を所定角度(例えば30度)ずらせて配設することにより、同期像高が同一でも同期信号の間隔を大きくし得るようにした。
図5は、上下のポリゴンミラー4a,4bに角度位相差を設けた場合の光路図であり、同時に発光した光源から回転偏向器4へ入射するレーザビームL1,L3又はL2,L4はそれぞれ上下のポリゴンミラー4a,4bで反射し、反射ビームL1a,L3a又はL2a,L4aとして被走査面S上の異なる像高位置に導かれ、この像高差分とポリゴンミラー4a,4bの角度位相差分を加えただけ同期信号の間隔を明けることができ、分離不能のおそれをなくすることが可能になる。
この場合、上下のポリゴンミラー4a,4bの角度位相の差は厳密に管理する必要はなく、同期信号の分離に必要な所定の角度以上の差があればよいため、製造上の問題は発生しない。また、その製造方法も、上下一体の素材を上下で角度位相差をつけて研削するようにしてもよく、1本の軸に2枚のミラーをそれぞれ圧入あるいは焼き嵌め等で一体とすることもでき、これらは製造コストや所要の反射面精度等によって随時選択することが可能である。
【0014】
ここで、上記のような光源ユニット及び回転偏向器を有する実施形態の詳細な構成及び作用をイエロー(Y)ステーションを代表として示す図3を参照して説明する。光源ユニット1yは、前述のように第1,第2の光源11,12を有し、それぞれ2個の半導体レーザと2個のコリメートレンズを備えたマルチビーム光源であり、回転偏向器4は、上段,下段のポリゴンミラー4a,4bが所定の角度位相差(例えば30度)を設けて配設されている。
光源ユニット1yから出射したレーザビームLyは、シリンドリカルレンズ2yを通り図示を省略した複数のミラーにより光路を折り曲げられて回転偏向器4の上段のポリゴンミラー4aの偏向反射面近傍に主走査方向に長い線像を形成する。ポリゴンミラー4aに達したレーザビームLyは、所定の走査面を走査するように偏向され、2層に形成された第1のfθレンズ5aの上層部を通過した後第1の折り返しミラー6yによって折り返され、トロイダルレンズ7yを通って第2,第3の折り返しミラー8y,9yで折り返され、防塵ガラス15yを通って感光体ドラム20yの被走査面上に結像して走査する。
【0015】
第2の折り返しミラー8yと第3の折り返しミラー9yとの間には、走査方向Xの先端側及び後端側に同期ミラー16a,16bが設けてあり、先端側の同期ミラー16aで反射された端部のレーザビームLyは同期センサ21aの図示していないフォトダイオード上に、後端側の同期ミラー16bで反射された端部のレーザビームは同期センサ21bの図示していないフォトダイオード上に結像する。そして、同期センサ21aは走査ラインの同期に用いられ、同期センサ21bは、同期センサ21aとともに走査速度、すなわち画像の倍率を計測するために用いられる。
なお、この図3で示した構成はイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(BK)の各ステーションが有しているので、図1及び図2においては図3に示した各光学素子に対応する部分には同一の符号にそれぞれy,m,c,kのサフィックスを付して示すものとする。
【0016】
そして、回転偏向器4に関して図3に示す側にはYステーションとBKステーションが、反対側にはCステーションとMステーションがそれぞれ設けてあり、この反対側にも走査方向Yの先端側及び後端側にそれぞれ同期ミラー17a,17b及び同期センサ22a,22bを設け、回転偏向器4を各ステーションで共有するとともに、同期ミラー16a,16bと同期センサ21a,21bをY,BK両ステーションで共有し、同期ミラー17a,17bと同期センサ22a,22bをC,M両ステーションで共有するようにして装置の簡略化を図っている。また、図1及び図2において、同期ミラー16a,16b,17a,17bによって反射させたレーザビームLy,Lk,Lm,Lcをそれぞれ同期センサ21a,21b,22a,22bに導くために、特に説明しないが随時他のミラーが設けてある。
【0017】
なお、図1及び図3において、各感光体ドラム20y,20k,20m,20cの最も外側に結像しているレーザビームのすぐ内側のレーザビームが同期像高すなわち有効画像範囲(例えば各色297mm)を示しており、最も外側に仮想線で示すレーザビームは、実際には途中で折り返されて被走査面には到達しない。
【0018】
図6(a)〜(d)は、この実施形態において、同一の同期センサを共有する2つのレーザビームLy,Lkのセンサ出力(V)と時間(t)との関係を示すタイミングチャートであり、(a)は本実施形態を示すもの、(b)〜(d)はポリゴンミラー4a,4bに角度位相差を設けない状態を仮想した場合をそれぞれ示している。なお、図6において、Y1n,Y2nは、光源ユニット1yの第1,第2の光源から出射されるnライン目の出力信号、BK1n,BK2nは、同一の同期センサ21aを共有する光源ユニット1kの第1,第2の光源から出射されるnライン目の出力信号を表すものである。
ポリゴンミラー4a,4bの角度位相差を設けなくても、光走査系を構成する各光学素子の部品精度及び配置精度が良好な場合には、図6の(b)に示すように、像高差による分離が可能である。
しかし、レーザビームLyとLkの像高が離れた場合及び近接した場合は、それぞれ図6の(c)及び(d)に示すように出力信号BK1nとY2n又はY1nとBK1n及びY2nとBK2nがそれぞれ重なって同期検出ができない。
ところが、このような状態でも本実施例のようにポリゴンミラー4a,4bに角度位相差を設けると、図6の(a)に示すように、出力信号Y1n,Y2nと出力信号BK1n,BK2nとの間隔は大きく離れるため同期検出はきわめて容易になる。
【0019】
次に、上記のような光走査装置を備えた画像形成装置の一実施形態について、その概略構成を模式的に示す図7を参照して説明する。
この画像形成装置は、筐体30に2段の給紙カセット31a,31bを挿着したレーザプリンタである。筐体30内には、各給紙カセット31a,31bに装填されたサイズの異なる転写紙を最上位のものから1枚ずつ給紙する給紙ローラ32a,32bと、それらの転写紙を搬送する搬送ローラ33と、転写紙に画像を転写するために上記転写紙を搬送する搬送ベルト34と、その転写画像を定着させるための定着ローラ35と、転写された転写紙を排出するための排紙ローラ36とを設けてこれらにより転写紙搬送路を形成している。
そして、搬送ベルト34上に、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の各色の画像を形成するための像担持体である4色の感光体ドラム20m,20c,20y,20kを転写紙の搬送方向に沿って配列し、各感光体ドラム20m,20c,20y,20kをそれぞれ矢示方向に回転させるようにする。
【0020】
これらの各感光体ドラム20m,20c,20y,20kの方向に前述の光走査装置を配置し、そのケースの下面に設けられた4個の窓孔から4本のレーザビームLm,Lc,Ly,Lkを出射し、不図示の帯電チャージャにより帯電された各感光体ドラム20m,20c,20y,20kの表面を走査して静電潜像を形成する。
各感光体ドラム20m,20c,20y,20kのレーザビームLm,Lc,Ly,Lkによる走査位置の下流側に、それぞれマゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの各現像剤を収納した現像手段としての現像器37m,37c,37y,37kを設け、各現像器にはそれぞれユニットケースと現像剤としてのトナーカートリッジ及び現像ローラが備えられている。
【0021】
さらに、搬送ベルト34を挾んで各感光体ドラム20m,20c,20y,20kと対向する位置にそれぞれ転写ローラを設け、その下流側にはそれぞれクリーニングユニットが設けられているが、これらはいずれも周知のものであるからその図示は省略する。
そして、各感光体ドラム20m,20c,20y,20kの表面に、レーザビームLm,Lc,Ly,Lkの走査によって形成された潜像を各現像器37m,37c,37y,37kによってそれぞれマゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの現像剤によって現像して可視像化し、それぞれの画像を、給紙カセット31a,31bのいずれか一方から給紙され搬送ベルト34によって搬送される転写紙に重ねて転写し、定着ローラ35によって加熱,加圧して定着した後、排紙ローラ36によって外部に排出する。
なお、この光走査装置は、レーザプリンタ以外の複写機やファクシミリ装置等のレーザビームによる光走査装置を用いる他の画像形成装置にも適用し得ることは言うまでもない。また、上記の光走査装置ではすべての光源ユニットをマルチビーム光源としたが、これは必ずしも必要とするものではなく、同期センサを共有するレーザビームのうち、少なくとも一つのレーザビームの光源をマルチビーム光源とすることにより同様の効果を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、光走査のために偏光手段を高速回転させる必要がなくなって、その長寿命化と稼動時の騒音低減を図ることが可能になる。また、各色毎の光源ユニットの各光源からの各レーザビームに対する検出手段からの信号を分離させるために長大な光学素子を用いる必要がなく、光走査装置及び画像形成装置のコスト低減小型化が可能になる。
しかも、図6(a)に示したように、角度位相が異なる複数の各ポリゴンミラーでそれぞれ偏向することによりずらされた、複数の色のレーザビームが共有の検出手段に入射するタイミングの時間間隔を、1つの色の光源ユニットの複数の光源から所定の間隔で感光体上に走査される各レーザビームが上記検出手段に入射する時間間隔より長く設定したことにより、上記検出手段による上記各レーザビームの検出出力信号の間隔が大きく離れるため、同期検出がきわめて容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光走査装置の全体構成の概略を示す斜視図である。
【図2】同じく、その模式的な側面図である。
【図3】図1の各ステーションの一つの構成及び光路を示す斜視図である。
【図4】同じくその光源ユニットを模式的に示す断面図である。
【図5】同じくその回転偏光体により偏向された光路を示す光路図である。
【図6】同じくその同期センサの出力と時間との関係を示すタイミングチャートである。
【図7】この発明による画像形成装置の一実施形態の概略を示す構成図である。
【図8】従来の光走査装置の概略を示す斜視図である。
【図9】同じくその同期センサの出力と時間との関係を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1y,1k,1m,1c:光源ユニット
2y,2k,2m,2c:シリンドリカルレンズ
4:回転偏向器 5a:第1のfθレンズ
5b:第2のfθレンズ
6y,6k,6m,6c:第1の折り返しミラー
7y,7k,7m,7c:トロイダルレンズ
8y,8k,8m,8c:第2の折り返しミラー
9y,9k,9m,9c:第3の折り返しミラー
10:光源ホルダ 11:第1の光源
12:第2の光源 13,14:カップリングレンズ
16a,16b,17a,17b:同期ミラー
20y,20k,20m,20c:感光体ドラム
21a,21b,22a,22b:同期センサ
30:筐体 31a,31b:給紙カセット
32a,32b:給紙ローラ 33:搬送ローラ
34:搬送ベルト 35:定着ローラ
36:排紙ローラ
37y,37k,37m,37c:現像器
Lm:マゼンタ用のレーザビーム
Lc:シアン用のレーザビーム
Ly:イエロー用のレーザビーム
Lk:ブラック用のレーザビーム

Claims (1)

  1. 形成する画像の色毎に設けた複数の光源ユニットと、該複数の光源ユニットに配置されている発光素子により出射されたレーザビームをそれぞれ主走査方向に偏向する偏向手段と、該偏向手段によって偏向された各レーザビームを主走査線上で検出する検出手段とを備え
    複数の感光体上をそれぞれ上記色毎に対応する光源ユニットから出射される前記各レーザビームで走査することにより、それぞれ異なる色に対応する出力すべき画像の潜像を形成し、現像手段によって前記複数の各感光体ごとにその各表面に形成された潜像をそれぞれ異なる色の現像剤によって可視像化し、その可視像化した各色の画像を一枚の転写紙に順次重ねて転写することにより、カラー画像を形成するようにした画像形成装置であって、
    前記検出手段複数の色と対応する前記各光源ユニットから出射される各レーザビームで共有しており、
    前記複数の光源ユニットの各々は、同一の光源ホルダに発光素子である半導体レーザからなる複数の光源と、前記複数の光源の各々に対して設けられ、前記複数の光源をそれぞれカップリングするカップリングレンズとを前記複数の光源から出射された各レーザビームが主走査方向に所定の開き角を有するように調整して固定したマルチビーム光源であり、前記感光体上において所定の間隔で各レーザビームを走査し、
    前記偏向手段同軸上に互いに角度位相が異なる複数のポリゴンミラーを有し、該複数のポリゴンミラーが、前記検出手段で共有される前記各レーザビームを、角度位相が異なる前記各ポリゴンミラーでそれぞれ偏向することにより、前記各レーザビームが共有の前記検出手段に入射するタイミングをずらし、
    角度位相が異なる前記各ポリゴンミラーでそれぞれ偏向することによりずらされた、複数の色の前記レーザビームが共有の前記検出手段に入射するタイミングの時間間隔は、1つの色の前記光源ユニットの複数の光源から前記所定の間隔で感光体上に走査される各レーザビームが前記検出手段に入射する時間間隔より長く設定されている
    ことを特徴とする画像形成装置
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