JP4377714B2 - 媒体制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体搬送を行い所定の処理を行う媒体制御装置において、媒体の先端、後端或いは斜行検出制御を行う媒体制御装置に関するものである。
例えば、ワイヤドットプリンタとして知られているシリアルインパクトドットマトリクスプリンタ(以下「SIDMプリンタ」という)では、図12に示したように、印字される媒体2、媒体2の挿入をガイドする前側(同図下側)に配置したテーブル3、媒体2のフィードを行う前側に配置されたフロントフィードローラ4a、後側に配置されたリアフィードローラ4b、印字を行う印字ヘッド5、印字ヘッド5に対向し配置されるプラテン6、テーブル3上にセットされた媒体2の先端をフロントローラ4aに突きあて斜行を補正するスリップローラ7b、スリップローラ7bの位置を検出するために取り付けられたスリット7から構成される。
そして、媒体走行制御用として、スリット7を透過する光を検出しスリット7の回転量を検出するためのスリットセンサ7a、媒体2の挿入を検知するテーブルセンサ8、媒体走行路上に配置し媒体の先端、後端を検出可能な前側に配置されたフロント媒体端部検出センサ9a、後側に配置されたリア媒体端部検出センサ9b、印字ヘッド5上に取り付けられ媒体幅を検出する媒体幅センサ10のセンサ群が配置されている。(以下、便宜上、フロント媒体端部検出センサ9a、リア媒体端部検出センサ9bを併せて「端部検出センサ9」という。)
以上の構成により、媒体2がテーブル3上にセットされた状態をテーブルセンサ8により検知すると、スリップローラ7bを回転させ、媒体2の先端をフロントローラ4aに突きあてテーブル3にセットされた媒体2の斜行を補正後、図示しない媒体フィード用ステッピングモータ(以下、「フィードモータ」という)の励磁相切替えを順次行うことにより回転駆動させ、フロントフィードローラ4a、リアフィードローラ4bを回転させ、媒体2の取り込みを開始し、図中矢印A方向にフィードする。そして、通常1回の励磁相切替えにより最小改行ピッチ(例えば1/180インチ)をフィードし、フィードモータの励磁相切替え終了毎に端部検出センサ9の出力をリードし、媒体2の先端や後端の検出を行っている。
また、媒体斜行補正機構を搭載しているSIDMプリンタでは、図13の斜行検出の説明図及び図14のタイムチャートに示したように、センサリードタイミングとして、媒体走行路上に複数設置された端部検出センサ9をフィード機構上の最小改行ピッチであるフィードモータの励磁相切替え終了毎にリードすることにより、媒体端部の検出を行うとともに媒体の斜行を検出している。当該斜行検出は、各端部検出センサによる媒体先端検出のずれ(図13中のL1ないしL4)を検出することにより給紙した媒体2の斜行の判断を行っている。
特開2002−308477号公報
しかしながら、従来の方法の場合、フィードモータの励磁相切替えのタイミングで端部検出センサ9をリードしており、媒体先端、後端および斜行検出の精度はフィード機構部の最小改行ピッチで決定されるため、フィード機構部の最小改行ピッチ以上に媒体2の検出精度を向上させることができなかった。
また、各センサの感度のバラツキなどを考慮し複数のセンサスライスレベルを設ける場合では、1回の割込み処理において各スライスレベルを設定しリードする必要があるためセンサリード処理時間が長くなり、その結果、1回の割込み処理時間が長くなり、その間CPUを占有するため、他の処理を行うことが出来なくなるという問題があった。
本発明は、前述の課題を解決するため以下の構成を採用する。すなわち、モータの位相切替え処理と媒体検出処理を実行する複数の処理部と、割込みの発生により実行される割込み処理部を有し、割込み処理部は、割込みの発生により媒体の検出処理を実行し、複数回の割込みが発生したのちモータの位相切替え処理を実行し、媒体検出処理は、複数のセンサにより実行され、センサは、複数のスライスレベルのグループに分けられ、割込み処理毎にひとつのスライスレベルグループのセンサにより媒体検出処理が行われることを特徴とする。
本発明によれば、モータの位相切替え処理と媒体検出処理を実行する複数の処理部と、割込みの発生により実行される割込み処理部を有し、割込み処理部は、割込みの発生により媒体の検出処理を実行し、複数回の割込みが発生したのちモータの位相切替え処理を実行し、媒体検出処理は、複数のセンサにより実行され、センサは、複数のスライスレベルのグループに分けられ、割込み処理毎にひとつのスライスレベルグループのセンサにより媒体検出処理が行われるので、機構部の構造を変更することなく媒体の検出精度を向上させることができる。
以下、本発明に係る実施形態例を、図面を用いて説明する。なお図面に共通する要素には同一の符号を付す。
第1の実施形態例の媒体制御装置は、フィードモータ励磁相切替えタイミング及び端部検出センサのリードタイミングを生成するタイミング生成手段を設け、媒体先端後端検出、斜行検出を精度よく検出できるようにしたものである。
(構成)
図1に第1の実施形態例の媒体制御装置の機能ブロック図を示す。第1の実施形態例の媒体制御装置1は、上位装置11からの印刷データ等を受信するデータ受信部12、データ解析部13、印字データ生成出力部14、操作パネル部15、機構制御部17が、これらの動作を制御する主制御部16に接続された構成となっている。
データ解析部13は、データ受信部12で受信したデータを解析する機能を有し、印字データ生成出力部14は、データ解析部13で解析した結果に基づいてビットマップデータに展開した印字データを生成し、当該印字デ―タを印字制御手段21へ送出する機能を有する。また、機構制御部17は、スペース制御部18、フィード制御部19、斜行補正制御部20に接続され、これらを制御する機能を有する。
スペース制御部18は、スペースモータ制御手段22によりスペースモータを回転させてキャリッジを移動させ、印字制御手段21により印字データ生成出力部14でビットマップに展開したデータの印字制御を行うもので、媒体位置検出手段23により検出した用紙の左端、右端位置に基づき印字制御を行う機能を有する。
フィード制御部19は、フィードモータ制御手段24によりフィードモータを回転させ、媒体先端後端制御手段25により媒体の吸入排出動作の制御および斜行検出手段26により斜行検出を行う機能を有する。フィードモータ制御手段24は、順次励磁相を切替えてフィード動作を行うとともに、タイミング生成手段28により生成されるフィードモータ励磁相切替えタイミングとそれ以外のタイミングで端部検出センサリードを行う機能を有する。
斜行補正制御部26は、斜行補正用モータ制御手段27によりスリップローラ7bを回転させ斜行補正用ローラをフィードローラに媒体2を押付けることにより、テーブル3にセットされた媒体2の斜行補正を行う機能を有する。
(動作)
以上の構成により、第1の実施形態例の媒体制御装置は、以下のように動作する。図2は、第1の実施形態例のタイムチャートであり、図3、図4は、第1の実施形態例のフィード起動処理、タイマ割り込み処理のフローチャートである。図2ないし図4を用いて第1の実施形態例の媒体制御動作について、以下詳細に説明する。
(フィード起動処理)
最初に、図3を用いてフィード起動処理を説明する。まず、フィード起動が発生するとフィードモータ励磁相切替え間隔を分割する分割数に相当する端部検出センサ9のリード回数をメモリ(b)に格納し(ステップS1)、次のフィードモータ励磁相切替えまでの時間をメモリ(a)に格納する(ステップS2)。例えば図2の例のように励磁相切替え間隔毎に2回端部検出センサ9のリードを行う場合は、2分割する必要があるので、メモリ(b)に"2"を格納する。
そして、次の端部検出センサまでの時間をa/bにて算出し、メモリ(c)に格納し(ステップS3)、端部検出センサリードカウンタ(d)を初期化し(ステップS4)、指定フィード量をメモリ(e)に格納し(ステップS5)、第1回目の割込み発生までの時間(c)をタイマにセットし(ステップS6)、タイマを起動し(ステップS7)、フィード起動処理を終了する。
(タイマ割込み処理)
次に、図4を用いてタイマによる割込み処理を説明する。まず、タイムアウトによりタイマ割込みが発生すると、指定フィード量カウンタ(e)により指定されたフィード量のフィードを完了したかどうかを判断する(ステップS21)。
媒体2のフィードを完了したと判断した場合は、タイマ割込み処理を終了する。一方、媒体2のフィードを完了してない場合は、図3のステップS3にて算出した次の端部検出センサリードまでの時間(c)をタイマに再セットし(ステップS22)、タイマを起動する(ステップS23)。
次に、フィードモータ励磁相切替えのタイミングかどうかを前記センサリードカウンタ値(d)が0かどうかで判断し(ステップS24)、フィードモータ励磁相切替えのタイミングの場合、すなわちd=0の場合は、フィードモータ励磁相を切替え(ステップS25)、端部検出センサリードカウンタ値(d)に端部検出センサの前記リード回数(b)をセットする(ステップS26)。そして、端部検出センサをリードし(ステップS27)、端部検出センサリードカウンタ値(d)をダウンカウントする(ステップS28)。
一方、ステップS24において、フィードモータ励磁相切替えのタイミングでない場合、すなわちd≠0の場合は、ステップS25、S26をスキップしS27以降の処理を行う。すなわち、フィードモータ励磁相切替えのタイミング以外ではフィードモータ励磁相切替えは行わず端部検出センサリード処理のみを行う。
そして、次の割込みがフィードモータ励磁相切替えのタイミングかどうかを、ステップS28にてダウンカウントした端部検出センサリードカウンタ値(d)により判断し(ステップS29)、フィードモータ励磁相切替えのタイミングの場合、すなわちd=0の場合には、残りのフィード量を示すメモリ(e)をダウンカウントし(ステップS30)、次のフィードモータ励磁相切替えまでの時間をメモリ(a)に格納して(ステップS31)、次の端部検出センサまでの時間をa/bにて算出し、メモリ(c)に格納し(ステップS32)、本処理を終了する。
以上のように動作させることにより、図2に示したタイムチャートのように動作する。ここで、図2のタイマ割り込み(IPT)は、図4にて説明した割込みのタイミングを表し、フィードモータ励磁相切替え処理は、媒体2をフィードするフィードモータの励磁を切替えるタイミングを表し、センサリード処理は、ステップS27の端部検出センサリードのタイミングを表している。
前記タイマ割込みは、図3のフィード動作開始により起動された後、指定されたフィード量(e)分フィードが終了するまで、フィードモータ励磁相切替えのタイミング(時間間隔Tpc)および端部検出センサリードタイミング(時間間隔Tsr)毎に発生する。つまり、ステップS3、ステップS22、ステップS32にて設定するタイマ値(c)毎に発生する。
以上のように、1つのタイマを用いフィードモータ励磁相切替え処理中や当該処理の間に複数回の端部検出センサのリードタイミングを生成することにより、機構部構造により決定される最小改行ピッチより小さいフィード間隔で媒体端部検出が可能となり、端部検出センサ9の媒体端部検出精度を向上させることが可能となる。
(第1の実施形態例の効果)
以上述べた第1の実施の形態例によれば、フィードモータ励磁相切替え、端部検出センサのリードタイミングを生成するタイミング生成手段を設けたので、機構部構造の変更をすることなく、媒体端部検出精度を向上させることが可能となり、また斜行検出精度をも向上することができる。
第2の実施形態例の媒体制御装置は、端部検出センサのリードタイミングとしてフィードモータ励磁相切替え間隔を分割する数を設定可能な分割数設定手段を設けたものである。
(構成)
第2の実施形態例の媒体制御装置の構成は、図5に示したように第1の実施形態例のタイミング生成手段28に、最小改行ピッチの大小判定により、端部検出センサのリードタイミングとしてフィードモータ励磁相切替え間隔を分割する分割数を最適化し設定する分割数設定手段29を接続した構成となっている。その他の構成は、第1の実施形態例と同様であるので、簡略化のためにその説明を省略する。
(動作)
第2の実施形態例の媒体制御装置は、以上の構成により以下のように動作する。本動作を図6のフィード起動処理の動作フローチャートを用いて詳細に説明する。なお、フィード起動処理のうち、ステップS41ないしS43以外は、図3にて説明した第1の実施形態例のステップS2ないしS7と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明を省略する。
まず、フィード起動時に、フィードモータ励磁相切替え間隔に相当するフィード量、すなわち、機構部構造上の最小改行ピッチΔLをチェックし、ΔLが一定値以下の場合は、端部検出センサの検出間隔が正常であると判断し、一方、ΔLが一定以上の場合は、端部検出センサの検出間隔が広すぎると判定する(ステップS41)。前記最小改行ピッチΔLは機構制御部17によるフィード制御を行うパラメータとして予め格納されている定数などを用いるとよい。なお、実験によれば、前記ΔLの判定値は、1/360インチ程度に設定するのが適当である。
ステップS41にて、端部検出センサの検出間隔が広すぎると判定した場合は、高精度の検出が必要であるので、フィードモータ励磁相切替え間隔の分割数に相当する端部検出センサのリード回数"2"をメモリ(b)に格納する(ステップS42)。
一方、ステップS41にて、端部検出センサの検出間隔が正常と判定した場合は、そのままのタイミングにて検出すればよいので、フィードモータ励磁相切替え間隔の分割数に相当する端部検出センサのリード回数"1"をメモリ(b)に格納する(ステップS43)。
なお、前記端部検出センサの検出間隔が広すぎると判定した場合の端部検出センサのリード回数は、単に"2"に設定するのではなく、ΔLの長さに応じて"3"、"4"等に指定するようにしてもよい。
以上のように、フィード起動時に、最小改行ピッチΔLをチェックし、当該ΔL応じて、フィードモータ励磁相切替え間隔の分割数を設定することにより、常に適切な端部検出センサリードタイミングを確保することができ、適切な媒体の先端後端検出精度、および斜行検出精度を確保することができる
以上説明した第2の実施形態例では、最小改行ピッチΔLに基づき、フィードモータ励磁相切替え間隔毎の端部検出センサのリード回数を設定する例を示したが、操作者が上位装置11や操作パネル15のメニューでリード回数等を指定する、或いはアプリケーションプログラムにより自動的に設定するようにしてもよい。
また、以上説明した第2の実施形態例とは逆に、最小改行ピッチΔLが一定値以下の場合は、端部検出センサリード間隔が狭くなり必要以上にセンサリードを行うことになるので、フィードモータ励磁相切替え間隔の分割数に相当する端部検出センサのリード回数を1以下、例えば1/2や1/3などとし、複数回のフィードモータ励磁相切替え毎に端部検出センサリードを行うようにしてもよい。
(第2の実施形態例の効果)
以上述べた第2の実施形態例によれば、第1の実施形態例の効果に加え、最小改行ピッチに応じて、或いは外部からの指定により、リードタイミングとしてフィードモータ励磁相切替え間隔を分割する分割数を設定する分割数設定手段を設けたので、端部検出センサリードのための割込み回数を最適化することができ、割込み処理のCPU占有率を最小限とすることができる。
第3の実施形態例の媒体制御装置は、端部検出センサ9のスライスレベルを複数設定可能な媒体制御装置において、励磁相切替えタイミング及びスライスレベル毎にグループ化した端部検出センサのリードを行うタイミングを生成するタイミング生成手段を設けたものである。
(構成)
第3の実施形態例の媒体制御装置の構成は前述の図5に示した第2の実施形態例と同様であるが、第3の実施形態例では、タイミング生成手段28の機能に、さらにスライスレベル毎にグループ化した端部検出センサのリードタイミングを生成する機能を付加している。その他の構成は第2の実施形態例の媒体制御装置の構成と同様であるので簡略化のためにその説明を省略する。
なお、以下の説明では、複数の端部検出センサにそれぞれ3つのスライスレベル、すなわち、スライスレベル1(SL1)、スライスレベル2(SL2)、スライスレベル3(SL3)を設定できる例として説明する。
スライスレベルを複数設ける理由としては、センサ感度のバラツキやセンサの設置場所や検出種類に応じて各センサ毎或いは複数個毎に適正なスライスレベルを設定することにより正確な検出を行うことができること、或いは各センサ毎に複数のスライスレベルを設定できるようにして置き、各スライスレベルによるリード結果を平均化等の処理することにより、より正確な媒体端部の検出ができることなどがある。
図7に第3の実施形態例の端部検出センサ9の第1の回路例を示す。この端部検出センサ9は、抵抗R1、R2が接続された発光ダイオードLED1と受光トランジスタTR1と、受光トランジスタTR1のエミッタ出力が比較器Q1の"−"端子に接続されている。一方"+"端子には、主制御部16のデータポートが入力として接続されたD/AコンバータQ2の出力が接続されている。前記比較器Q1の出力は抵抗R3にてプルアップされており、主制御部16の入力ポートに接続されている。
また、図8に第3の実施形態例の端部検出センサ9の第2の回路例を示す。第2の回路例の比較器Q1の"−"端子に接続されるLED1、TR1の構成は第1の回路例と同様であるが、"+"端子には、抵抗R4〜R7が直列に接続され、抵抗R5〜R7の各抵抗の両端がFETトランジスタTR2〜TR4出力に接続される構成となっている。
FETトランジスタTR2〜TR4は主制御部16のデータ出力ポートに接続されており、主制御部16のデータ出力によりFET2〜FET4のオン/オフを制御することができる。前記比較器Q1の出力は抵抗R3にてプルアップされており、主制御部16の入力ポートに接続されている。
以上のような回路構成により、第1の回路構成では、主制御部16からのデータD0〜D7によりD/AコンバータQ2の出力電圧を制御することにより端部検出センサのスライスレベルを任意に設定でき、スライスレベルSL1、SL2、SL3として予め決めた設定値を任意に設定することができる。
また、第2の回路構成では、データD0、D1、D2を"1"とすることにより、それぞれ抵抗R5、R6、R7の両端が短絡し、データD0、D1、D2を"0" とすることによりそれぞれ抵抗R5、R6、R7の両端が開放される。従って、データD0〜D2の設定を制御することにより比較器Q1の"+"端子のスライスレベルを所望のレベルに設定することができる。例えば、本例のようにスライスレベルを3種類とした場合は、スライスレベルSL1はD2=0、D1=0、D0=0とし、スライスレベルSL2はD2=0、D1=0、D0=1とし、スライスレベルSL3はD2=0、D1=1、D0=1と設定することにより順に低いスライスレベルに設定することができる。
(動作)
第3の実施形態例の媒体制御装置は、以上の構成により以下のように動作する。本動作を図9のタイムチャート、図10、図11のフィード起動処理、タイマ割込み処理の動作フローチャートを用いて詳細に説明する。
なお、図10のフィード起動処理ステップS61〜S66、S71〜S73は、図6を用いて説明した第2の実施形態例のステップS41〜S46、S47〜S49と同様であり、また、図11の割込み処理ステップS81〜S87、S99〜S102は、図4にて説明した第1の実施形態例のステップS21〜S27、S29〜S32と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(フィード起動処理)
図10のフィード処理では、まず、第2の実施形態例と同様に、端部検出センサ9のリード回数(b)の設定をステップS61〜S64にて行い、ステップS64、S65にてリード回数(b)と励磁相切替え時間(a)により端部検出センサ9のリード間隔(c)をa/bにて算出し格納し、ステップS66にて端部検出センサリードカウンタ(d)の内容をクリアする。
次に、第3の実施形態例では、フィード起動時に端部検出センサスライスレベルグループ数、本例では3つのスライスレベルを有するので"3"をメモリ(e)にセットし(ステップS67)、スライスレベル設定後の端部検出センサ9をリードするまでの待ち時間を基準値としてメモリ(f)にセットする(ステップS68)。
そして、後述の割込み処理にて最初にリードする端部検出センサ9のスライスレベルSL1をセットした後(ステップS69)、次のタイマ設定値メモリ(g)に前記スライスレベル設定後の端部検出センサ9をリードするまでの待ち時間(f)をセットする(ステップS70)。そして、第2の実施形態例と同様に、ステップS71〜S73にて、指定フィード量をメモリ(h)に格納し、タイマ割込み時間をセットし、タイマを起動する。
(タイマ割込み処理)
次に、前記ステップS70或いは後述のS82、S92、S96、S98にてタイマセットした時間経過後のタイムアウトによりタイマ割込みが発生すると、図11のタイマ割込み処理が開始され、以下のように実行する。
まず、S81〜S87では、第1の実施形態例と同様に、指定フィード量(h)によりフィード終了/否を判定し、端部検出センサリード時間を(c)にセットしタイマを起動し、フィードモータ励磁相切替えタイミングであるかどうかの判定を行い、フィードモータ励磁相切替えタイミングの場合は、フィードモータ励磁相切替えを行い端部検出センサリードカウンタ(d)にリード回数(b)をセットした後、端部検出センサ9をリードする。
ここで、第3の実施形態例では、端部検出センサ9のリード(ステップS87)において、最適なスライスレベル毎に端部検出センサ9をグループ化して置き、設定されたスライスレベルに対応したグループの端部検出センサ9のみをリードするようにしてもよいし、端部検出センサ9を全てリードした後、予めグループ化したセンサのリード結果を抽出するようにしてもよい。
そして、第3の実施形態例では、端部検出センサのスライスレベルの数(e)をダウンカウントした後(ステップS88)、全スライスレベルでの端部検出センサ9をリードしたかどうかをメモリ(e)の値によりチェックする(ステップS89)。
すなわち、ステップS89にて全てのスライスレベルでの端部検出センサ9のリードを完了し(e)が"0"となっている場合は、最初のスライスレベルSL1を端部検出センサ9のセットし(ステップS90)、端部検出センサスライスレベルの数"3"を初期値としてメモリ(e)にセットするとともに(ステップS91)、タイマ設定値メモリ(g)に端部検出センサをリードするまでの待ち時間(図9中"Tw1")を格納し(ステップS92)、端部検出センサリードカウンタ値(d)をダウンカウントする(ステップS93)。
一方、ステップS89にて全てのスライスレベルでのリードを完了していない(すなわち、e≠0)と判定した場合は、ステップS87にてスライスレベルSL1でのリードをしたかどうか、つまりメモリe=3−1=2であるかをチェックする(ステップS94)。
e=2であり、ステップS87にてスライスレベルSL1でのリードを行った場合は、次に行うスライスレベルSL2セットし(ステップS95)、タイマ設定値メモリ(g)に次に端部検出センサをリードするまでの待ち時間(図9中"Tw2")を格納する(ステップS96)。
ステップS94にて、スライスレベルSL2でのリードを行いe=2−1=1の場合は、次に行うスライスレベルSL3セットし(ステップS97)、タイマ設定値メモリ(g)に次に端部検出センサをリードするまでの待ち時間(図9中"Tw3")を格納する(ステップS98)。
そして、第1の実施形態例の割込み処理と同様に、ステップS99〜S102により、次の割込みがフィードモータ励磁相切替えのタイミングかどうかを端部検出センサリードカウンタ値(d)により判断し、フィードモータ励磁相切替えのタイミングの場合は、残りのフィード量を示すメモリ(h)をダウンカウントし、次のフィードモータ励磁相切替えまでの時間をメモリ(a)に格納して、次の端部検出センサまでの時間をa/bにて算出し、メモリ(c)に格納し、タイマ割込み処理を終了する。
以上の処理により、第3の実施形態例の媒体制御装置は図9に示したタイムチャートのように動作する。ここで、図9のタイマ割り込み(IPT)は、図11にて説明した割込みのタイミングを表し、フィードモータ励磁相切替え処理は、媒体2をフィードするフィードモータの励磁を切替えるタイミングを表し、センサリード処理は、ステップS87の端部検出センサリードのタイミングを表している。
前記タイマ割込みは、図10のフィード動作開始により起動された後、指定されたフィード量(h)分フィードが終了するまで、フィードモータ励磁相切替えのタイミング(時間間隔Tpc)および端部検出センサリードタイミング毎(時間間隔Tsr)、さらに前記Tsrをセンサスライスレベル数(言い換えればセンサスライスグループ数)分、細分化したタイミング(同図T1、T2、T3の間隔で)発生する。
以上のように動作させることにより、端部検出センサ9のリード間隔をスライスレベルの数分、細分化して各スライスレベルでの端部検出センサのリードを行うことが可能となるので、1つの割込み処理におけるセンサリード処理時間、すなわちCPU占有時間を短くすることができる。また、リードした結果を平均化等し検出精度を向上することもでき、或いは最適なスライスレベル毎にグループ化した端部検出センサのリード結果を使用して端部検出を行うことができるので、正確に媒体先端後端検出および斜行検出を行うことができる。
以上説明した第3の実施形態例では、図5に示した第2の実施形態例と同様の構成として説明したが、図1に示した第1の実施形態例の構成のように分割数設定手段29を設けない構成であっても同様の作用、効果が得られる。
また、以上説明した第3の実施形態例では、媒体制御装置1にて最適なスライスレベル毎に端部検出センサ9をグループ化して置く例を示したが、上位装置11等の外部装置に、例えば機種毎の前記スライスレベル毎に端部検出センサ9をグループ化するデータを格納して置き、当該データに基づき媒体制御装置の各部スライスレベルを設定するようにしてもよい。
(第3の実施形態例の効果)
以上述べた第3の実施形態例によれば、端部検出センサ9のスライスレベルを複数設定可能な媒体制御装置において、励磁相切替えタイミング及びスライスレベル毎にグループ化した端部検出センサのリードを行うタイミングを生成するタイミング生成手段を設けたので、1つの割込みのセンサリード処理時間を短くすることができるとともに、最適なスライスレベル毎にグループ化した端部検出センサのリード結果を使用して端部検出を行うことができるので、正確に媒体先端後端検出および斜行検出を行うことができる。
《その他の変形例》
以上述べた実施形態例の他、以下の変形例の実施形態としても本発明と同様の作用、効果が得られる。すなわち、
(1)実施形態例の説明では、1つのタイマで1つの割込みレベルにて処理を行う例を示したが、例えばフィードモータ励磁相切替えのためのタイマと端部検出センサのリードタイミングを生成するための割込みレベルを分けるようにしてもよいし、タイマをそれぞれ別に設けるようにしてもよい。
(2)実施形態例の説明では、図2、図9タイムチャートに示したようにフィードモータ励磁相切替え処理中も含め、複数回の端部検出センサのリードタイミングを生成する例を示したが、CPU占有率は悪化するが、フィードモータ励磁相切替え終了時のタイミングを基準とし、センサリード間隔を分割するようにしてもよい。
(3)実施形態例の説明では、媒体制御装置としてSIDMプリンタ等の印字を行うプリンタを例として説明したが、特にプリンタに限定する必要はなく媒体を搬送制御する媒体制御装置であれば同様の作用、効果がある。
以上述べたように、本発明は、媒体への印刷或いは印字を行う装置を始め、媒体を搬送制御する媒体制御装置に広く用いることができる。
第1実施形態例の媒体制御装置のブロック図である。 第1実施形態例の媒体制御装置のタイムチャートである。 第1実施形態例のフィード起動処理のフローチャートである。 第1実施形態例のタイマ割込み処理のフローチャートである。 第2実施形態例の媒体制御装置のブロック図である。 第2実施形態例のフィード起動処理のフローチャートである。 第3実施形態例の媒体制御装置の端部検出センサの回路例1である。 第3実施形態例の媒体制御装置の端部検出センサの回路例2である。 第3実施形態例の媒体制御装置のタイムチャートである。 第3実施形態例のフィード起動処理のフローチャートである。 第3の実施形態例のタイマ割込み処理のフローチャートである。 媒体制御装置の構造図である。 媒体の斜行検出を説明する図である。 従来の媒体制御装置のタイムチャートである。
符号の説明
2 媒体
3 テーブル
8 テーブルセンサ
9a フロント端部検出センサ
9b リア端部検出センサ
10 媒体幅センサ
16 主制御部
19 フィード制御部
24 フィード制御手段
28 タイミング生成手段
29 分割数設定手段

Claims (7)

  1. モータの位相切替え処理と媒体検出処理を実行する複数の処理部と、
    割込みの発生により実行される割込み処理部を有し、
    前記割込み処理部は、割込みの発生により媒体の検出処理を実行し、複数回の割込みが発生したのちモータの位相切替え処理を実行し、
    前記媒体検出処理は、複数のセンサにより実行され、前記センサは、複数のスライスレベルのグループに分けられ、割込み処理毎にひとつのスライスレベルグループのセンサにより媒体検出処理が行われることを特徴とする媒体制御装置。
  2. 第1のスライスレベルグループにより媒体検出処理が実行されたのち、該割込み処理内で第2のスライスレベルグループのためのスライスレベルを設定することを特徴とする請求項記載の媒体制御装置。
  3. 前記割込み処理の間隔は、1/(スライスレベルグループ数*n)(nは自然数)であることを特徴とする請求項記載の媒体制御装置。
  4. 媒体搬送を行い所定の処理を行う媒体制御装置において、
    フィードモータ励磁相切換え時以外のセンサリードタイミングを生成するタイミング生成手段を設けたことを特徴とする媒体制御装置。
  5. センサリードタイミングとしてフィードモータ励磁相切替え間隔を分割する分割数設定手段を設けたことを特徴とする請求項記載の媒体制御装置。
  6. 前記分割数設定手段を、最小改行ピッチに応じてセンサリードタイミングの数を設定できるようにしたことを特徴とする請求項記載の媒体制御装置。
  7. 検出センサのスライスレベルを複数設け、スライスレベル数に応じたセンサリードタイミングを生成するタイミング生成手段を設けたことを特徴とする請求項記載の媒体制御装置。
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