JP2017210368A - シ−トフィ−ドスキャナ− - Google Patents
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Abstract
【課題】冊子を含む複数の媒体を読み取る場合、ユ−ザ−は冊子の読み取りを行う度に、給送モ−ドを非分離モ−ドに設定し、冊子の給送を終わってから給送モ−ドを分離モ−ドに戻す手間がある。【解決手段】本発明の媒体給送装置は、装置本体に設けられ、媒体が載置される載置台と、搬送路内に向けて載置台上から給送媒体を1枚ずつ分離して給送する分離モ−ド、及び給送媒体を分離せずに給送する非分離モ−ドをそれぞれ有する給送手段と、給送手段が給送媒体に対して物理的に作用する搬送路への取込位置において、給送手段が分離モ−ドにて媒体給送を開始することにより給送手段に突入する給送媒体の厚み変化を検知する厚み検知手段と、厚み検知手段の検知結果に基づいて、給送手段を分離モ−ド又は非分離モ−ドに切り替える。【選択図】図6
Description
本発明はシ−トフィ−ドスキャナ−の給送処理に関する。
画像読取装置や媒体給送装置に使用される給送手段は給送する媒体の種類や状態に対応するため、分離給送モ−ドと非分離給送モ−ドとを備えるものがある。分離給送モ−ドとは、原稿台に積載された一枚以上の媒体を送りロ−ラによって搬送路へ送り込み、分離ロ−ラを前記送りロ−ラと反対方向に回転することにより一枚ずつ分離するモ−ドである。一方非分離モ−ドとは、前記分離ロ−ラを前記送りロ−ラと同じ方向に回転するモ−ドである。分離機構により媒体を破損してしまう恐れがある場合や複数の原稿をひとまとめに給送したい場合などに、非分離モ−ドを利用される。
そのため、様々な媒体を給送するユ−ザ−は媒体を読み取る際に、媒体によってその都度給送モ−ド切り替える必要がる。特に冊子の読み取りを行う場合、非分離モ−ドに切り替えてから冊子の読み取りを行うか、専用のキャリアシ−トに入れて冊子の読み取りを行っている。
冊子を含む複数の媒体を読み取る場合、ユ−ザ−は冊子の読み取りを行う度に、給送モ−ドを非分離モ−ドに設定し、冊子の給送を終わってから給送モ−ドを分離モ−ドに戻す手間がある。また、キャリアシ−トを利用する場合には、冊子をキャリアシ−トに出し入れしなければならず、ユ−ザ−の作業効率を低下させてしまっていた。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、ユ−ザ−が冊子をスキャンする際、専用キャリアシ−トを使用せずに、また都度給送モ−ドを切り替えせずに給送することができる。
本発明に係る媒体給装装置は給送媒体の搬送路を有する装置本体と、前記装置本体に設けられ、給送媒体が載置される載置台と、前記搬送路内に向けて前記載置台上から給送媒体を1枚ずつ分離して給送する分離モ−ド、及び給送媒体を分離せずに給送する非分離モ−ドをそれぞれ有する給送手段と、前記給送手段が給送媒体に対して物理的に作用する前記搬送路への取込位置において、前記給送手段が前記分離モ−ドにて媒体給送を開始することにより前記給送手段に突入する給送媒体の厚み変化を検知する厚み検知手段と、前記厚み検知手段の検知結果に基づいて、前記給送手段を前記分離モ−ド又は前記非分離モ−ドに切り替える給送制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、冊子の読み取りを行う際に、専用キャリアシ−トを使用せずに、また都度給送モ−ドを切り替えせずに給送することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの概略図である。
<装置の構成>
画像読取装置Aは、載置台1に積載された1つ又は複数の搬送媒体Sを1つずつ装置内に経路RTにて搬送してその画像を読み取り、排出トレイ2に排出する装置である。読み取る搬送媒体Sは、例えば、OA紙、チェック、小切手、カ−ド類等のシ−トであり、厚手のシ−トであっても、薄手のシ−トであってもよい。カ−ド類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカ−ド等を挙げることができる。
画像読取装置Aは、載置台1に積載された1つ又は複数の搬送媒体Sを1つずつ装置内に経路RTにて搬送してその画像を読み取り、排出トレイ2に排出する装置である。読み取る搬送媒体Sは、例えば、OA紙、チェック、小切手、カ−ド類等のシ−トであり、厚手のシ−トであっても、薄手のシ−トであってもよい。カ−ド類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカ−ド等を挙げることができる。
経路RTに沿って搬送媒体Sを給送する給送機構としての第1搬送部15が設けられている。第1搬送部15は本実施形態の場合、給紙ロ−ラ16と、給紙ロ−ラ16の移動量を検出するセンサ17(以下厚み検知センサと呼ぶ)と、を備え、給送ロ−ラ16は載置台1の上の搬送媒体Sを搬送方向D1に給送する。給紙ロ−ラ16には、モ−タ等の駆動部3から駆動力が伝達され、図中矢印方向(経路RTに沿って搬送媒体Sを搬送される正方向)に回転駆動される。また、給紙ロ−ラ16は経路RTの垂直方向に移動し、搬送媒体Sを接触しながら搬送媒体Sを給送する。厚み検知センサ17は図1に示すような、給紙ロ−ラ16が垂直方向に移動した量を元に搬送媒体Sの厚みを検出する。周期経過時間Δtにて搬送媒体Sの厚みを検出し、厚みをセンサ87に検出したデ−タを送る。
なお、本実施形態では給紙ロ−ラ16と厚み検知センサ17とで搬送媒体の厚み検知機構を構成したが、厚み検知機構は必ずしもこのような構成に限ったものではなくてもよく、例えば、搬送路RTを通過する搬送媒体Sの上もしくは下に搬送媒体Sまで距離を測定する距離センサを設けて、搬送媒体Sの厚みを検知する構成にしてよい。
次に第2搬送部について説明するが、給送する原稿によって処理が変わるため、それぞれの場合に分けて説明する。
<枚葉原稿である搬送媒体Sを給送する場合>
ここで、給送する搬送媒体Sが枚葉原稿である場合について説明する
ここで、給送する搬送媒体Sが枚葉原稿である場合について説明する
図3は搬送媒体Sが枚葉原稿である場合、厚み検知センサ17により検出した厚みをグラフ化した一例である。
図3中に示すグラフの横軸に給送した時間、縦軸に検出した厚みである。tn ( n = 0,1,…)は前記周期経過時間Δtのn回目で厚み検知を行った時間である。時間tTは搬送媒体Sの給送経過時間が所定経過時間ΔTになった時間である。ここで言う所定経過時間ΔTは画像読取装置Aで読み取り(搬送)可能な最大媒体長さの半分を給送するのにかかる時間である。またΔTは搬送媒体Sの先端は重送検知センサ40に到着までにかかる時間よりも短い時間である。
図3に示した通り、給送経過時間がΔTになるまでの間、検知した厚みが所定閾値d以下となる。ここで言う所定閾値dとは少なくとも枚葉原稿2枚以上の厚さとである。ちなみに、本例枚葉原稿である搬送媒体Sを給送する場合においても、後述する厚み変動検知が行っているが、ΔTの間に検知した厚さが所定閾値dより小さいため、枚葉原稿を分離して給送する分離給送処理のみを続いて行っている。
次に、以降の搬送処理について説明する。
第1搬送部15の搬送方向下流側にある搬送機構として第2搬送部10を設けている。第2搬送部10は本実施形態の場合、送りロ−ラ11と、送りロ−ラ11に対向配置される分離ロ−ラ12と、を備え、第1搬送部15から搬送されてきた搬送媒体Sをその下流側に1つずつ順次搬送する。送りロ−ラ11には、モ−タ等の駆動部3から駆動力が伝達され、図中矢印方向(経路RTに沿って搬送媒体Sを搬送させる正方向)に回転駆動される。一方、分離ロ−ラ12には、モ−タ等の駆動部5から駆動力が伝達され、実線矢印方向(送りロ−ラ11の正方向とは逆方向)に回転駆動される。
これにより、仮に複数の搬送媒体Sが送りロ−ラ11と分離ロ−ラ12との圧接部に給送されてきたとしても、1つを残して2つ以上の搬送媒体Sが下流に搬送されないようにせき止められる。このように、分離ロ−ラ12が搬送方向と逆回方向に回転している状態での給送を分離給送(分離給送モ−ド)と呼ぶ。
なお、分離ロ−ラが枚葉原稿を分離給送する以外に、後述する給送方法として、駆動部5から駆動力が伝達され、破線印字方向(送りロ−ラ11の正方向とは同じ方向)に回転駆動も行う。このように、分離ロ−ラ12が搬送方向と同じ方向に回転駆動する給送を非分離給送(非分離給送モ−ド)と呼ぶ。
第2搬送部10の搬送方向下流側にある搬送機構としての第3搬送部20は、駆動ロ−ラ21と、駆動ロ−ラ21に従動する従動ロ−ラ22とを備え、第2搬送部10から搬送されてきた搬送媒体Sをその下流側へ搬送する。駆動ロ−ラ21にはモ−タ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ロ−ラ22は駆動ロ−ラ21に対して一定圧で圧接し、駆動ロ−ラ21に連れ回る。この従動ロ−ラ22は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ロ−ラ21に対して付勢された構成としてもよい。
このような第3搬送部20よりも搬送方向下流側にある第4搬送部30は、駆動ロ−ラ31と、駆動ロ−ラ31に柔道する従動ロ−ラ32とを備え、第3搬送部20から搬送されてきた搬送媒体Sを排出トレイ2へ搬送する。つまり、この第4搬送部30は排出機構として機能する。駆動ロ−ラ31にはモ−タ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ロ−ラ32は駆動ロ−ラ31に対して一定圧で圧接し、駆動ロ−ラ31に連れまわる。この従動ロ−ラ32は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ロ−ラ31に対して付勢された構成としてもよい。
ここで、本実施形態の画像読取装置Aでは、第3搬送部20と第4搬送部30との間に配置される画像読取ユニット70によって画像の読み取りを行うため、第3搬送部20及び第4搬送部30は搬送媒体Sを定速搬送する。搬送速度は常に第2搬送部10の搬送速度以上とすることで、先行搬送媒体Sに後続搬送媒体Sが追いついてしまう事態を確実に回避できる。例えば、本実施形態では、第3搬送部20及び第4搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度を、第2搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度よりも速くなるように速度制御するようにした。
なお、第3搬送部20及び第4搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度と、第2搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度とを同一条件とした場合でも、駆動部3を制御して後続搬送媒体Sの給送開始タイミングを間欠的にずらすことにより先行搬送媒体Sと後続搬送媒体Sとの間に最低限の間隔を形成することも可能である。
第2搬送部10と第3搬送部20との間に配置される重送検出センサ40は、静電気等で紙などの搬送媒体S同士が密着し、第2搬送部10を通過してきた場合(つまり重なって搬送される重送状態の場合)に、これを検出するための検出センサ(シ−トの挙動や状態を検出するセンサ)の一例である。重送検出センサ40としては、種々のものが利用可能であるが本実施形態の場合には超音波センサであり、超音波の発信部41とその受信部42とを備え、紙等の搬送媒体Sが重送されている場合と1つずつ搬送されている場合とで、搬送媒体Sを通過する超音波の減衰量が異なることを原理として重送を検出する。
このような重送検出センサ40よりも搬送方向下流側に配置される媒体検出センサ50は第3搬送部20よりも上流側で、第2搬送部10よりも下流側に配置された上流側の検出センサ(シ−トの挙動や状態を検出するセンサ)としての一例であり、第2搬送部10により搬送される搬送媒体Sの位置、詳細には、媒体検出センサ50の検出位置に搬送媒体Sの端部が到達又は通過したか否かを検出する。媒体検出センサ50としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合には光学センサであり、発光部51とその受光部52とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化すること
を原理として搬送媒体Sを検出する。
を原理として搬送媒体Sを検出する。
本実施形態の場合、搬送媒体Sの先端が媒体検出センサ50で検出されると、搬送媒体Sが重送検出センサ40により重送を検出可能な位置に到達しているように、上記の媒体検出センサ50は重送検出センサ40の近傍においてその下流側に設けられている。なお、この媒体検出センサ50は、上記の光学センサに限定されず、例えば、搬送媒体Sの端部が検知できるセンサ(イメ−ジセンサ等)を用いてもよいし、経路RTに突出したレバ−型のセンサでもよい。
媒体検出センサ50とは別の媒体検出センサ60は画像読取ユニット70よりも上流側で、第3搬送部20よりも下流側に配置された下流側の検出センサとしての一例であり、第3搬送部20により搬送される搬送媒体Sの位置を検出する。媒体検出センサ60としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合、媒体検出センサ50と同様に光センサであり、発光部61と受光部62とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送媒体Sを検出する。なお、本実施形態では、第3搬送部20の搬送方向上流側と下流側のそれぞれに媒体検出センサ50、60
を配置したが、何れか一方だけでもよい。
を配置したが、何れか一方だけでもよい。
媒体検出センサ60よりも下流側にある画像読取ユニット70は、例えば、光学的に走査し、電気信号に変換して画像デ−タとして読み取るものであり、内部にLED等の光源、イメ−ジセンサ、レンズアレ−等を備えている。本実施形態の場合、画像読取ユニット70は経路RTの両側に1つずつ配置されており、搬送媒体Sの表裏面を読み取る。しかし、経路RTの片側にのみ1つ配置して、搬送媒体Sの片面のみを読み取る構成としてもよい。また、本実施形態では、画像読取ユニット70を経路RTの両側に対向配置した構造としているが、例えば、経路RTの方向に間隔をあけて配置してもよい。
図2を参照して制御部8について説明する。図2は画像読取装置Aの制御部8のブロック図である。
制御部8はCPU81、記憶部82、操作部83、通信部84及びインタ−フェ−ス部85を備える。CPU81は記憶部82に記憶されたプログラムを実行することにより、画像読取装置A全体の制御を行う。記憶部82は例えばRAM、ROM等から構成される。操作部83は、例えば、スイッチやタッチパネル等で構成され、操作者からの操作を受け付ける。
通信部84は、外部装置との情報通信を行うインタ−フェ−スである。外部装置としてPC(パソコン)を想定した場合、通信部84としては、例えば、USBインタ−フェ−スやSCSIインタ−フェ−スを挙げることができる。また、このような有線通信のインタ−フェ−スの他、通信部84は無線通信のインタ−フェ−スとしてもよく、有線通信、無線通信の双方のインタ−フェ−スを備えていてもよい。
インタ−フェ−ス部85はアクチュエ−タ86やセンサ87とのデ−タの入出力を行うI/Oインタ−フェ−スである。アクチュエ−タ86には、駆動部3、駆動部4、駆動部5等が含まれる。センサ87には、厚み検知センサ17、重送検出センサ40、媒体検出センサ50及び60、画像読取ユニット70等が含まれる。
画像読取装置Aの基本的な動作について説明する。制御部8は、例えば画像読取装置Aが接続された外部パソコンから画像読み取りの開始指示を受信すると、第1乃至第4搬送部10乃至30の駆動を開始する。載置台1に積載された搬送媒体Sはその最も上に位置する搬送媒体Sから1つずつ搬送される。
搬送の途中で搬送媒体Sは重送検出センサ40により重送の有無が判定され、重送が無いと判定されると搬送が継続される。なお、重送があると判定された場合には、搬送を停止するか、第2搬送部10による後続搬送媒体Sの取り込みを停止して、重送状態にある搬送媒体Sをそのまま排出するようにしてもよい。
制御部8は、媒体検出センサ60の検出結果に基づくタイミングで、第3搬送部20により搬送されてきた搬送媒体Sの、画像読取ユニット70による画像の読み取りを開始し、読み取った画像を一次記憶して順次外部パソコンへ送信する。画像が読み取られた搬送媒体Sは第4搬送部30により排出トレイ2に排出されてその搬送媒体Sの画像読取処理が終了する。
<冊子である搬送媒体Sを給送する場合>
次に冊子である搬送媒体Sを冊子の綴じ方向と垂直方向に冊子一部を給送する場合について説明する。
次に冊子である搬送媒体Sを冊子の綴じ方向と垂直方向に冊子一部を給送する場合について説明する。
図4は搬送媒体Sが冊子である場合、厚み検知センサ17により検出した厚みをグラフ化した一例を示す図である。グラフの横軸に媒体Sを給送した時間、縦軸に検出した厚みを示す。図4中には、時間tkは搬送媒体Sの厚みが所定閾値dより大きいと初めて検知した時間で、時間tsは後述する厚み変動検知処理により厚み変動があると検知する時間です。
図4に示す通り、本例では、時間tkの厚みが所定閾値dより大きいと検知し、さらに後述する厚み変動検知手段により所定経過時間ΔTの間に2か所の変動を検知する。
以下に、本例の給送処理について、図4を用いて説明する。
まず給紙ロ−ラ16により、搬送媒体Sを給送してから、給送時間が所定経過時間ΔTになる前に、厚み検知センサ17により、検出した厚みが所定閾値dより大きいと検知した時間tkに、制御部8は第2搬送部10に非分離給送モ−ドで給送を指示し、重送検知センサ40を一時的に無効する。
そのまま給送を続けて、搬送媒体Sの給送経過時間が所定経過時間ΔTになったとき、後述する厚み変動検知処理で、時間tsに検知した厚み変動により冊子が入ってきたと判断し、非分離給送モ−ドのまま給送する。
以降の搬送・画像読取・排紙処理は前記の<枚葉原稿である搬送媒体Sを給送する場合>と同じである。
以降の搬送・画像読取・排紙処理は前記の<枚葉原稿である搬送媒体Sを給送する場合>と同じである。
その後搬送媒体Sの排紙が終わったら、第2搬送部の給送モ−ドを非分離モ−ドから分離モ−ドに切り替え、重送検知センサ40を有効にする。
<枚葉原稿である搬送媒体Sを重送給送した場合>
続いて、先述した枚葉原稿が重なって給送してしまう場合について説明する。
続いて、先述した枚葉原稿が重なって給送してしまう場合について説明する。
搬送媒体Sを重送給送した場合、厚み検知センサ17により検出した厚みをグラフ化した一例を図5に示す。グラフの横軸に媒体Sを給送した時間に、縦軸に検出した厚みを示す。
図5に示す通り、本例では、時間t0の厚みが所定閾値dより大きいと検知し、後述する厚み変動検知手段により所定時間ΔTの間に検出した厚みに変動がないと検知する。
以下に、本例の給送処理について、図5を用いて説明する。
まず給紙ロ−ラ16により、搬送媒体Sを給送してから、給送時間が所定経過時間ΔTになる前に、厚み検知センサ17により、検出した厚みが所定閾値dより大きいと検知した時間t0において、制御部8は第2搬送部10に搬送媒体Sを非分離給送モ−ドで搬送媒体Sの給送を指示し、重送検知センサ40を一時的に無効する。
給送を続いて、搬送媒体Sの給送経過時間が所定経過時間ΔTになったとき、後述する厚み変動検出手段により、厚み変動を検出しなかったため、重送した媒体が入ってきたと判断し、制御部8は第2搬送部10に搬送媒体Sを非分離給送モ−ドから分離給送モ−ドに切り替える指示をし、さらに重送検知センサ40を有効する。重送した搬送媒体S取戻しながら、第2搬送部10から搬送媒体Sを1つずつ分離し給送する。
以降の搬送・画像読取・排紙処理は前記の<枚葉原稿である搬送媒体Sを給送する場合>と同じである。
<厚み変動検知処理>
次に上記給送処理にて用いた厚み変動検知処理について説明する
次に上記給送処理にて用いた厚み変動検知処理について説明する
給紙ロ−ラ16が搬送媒体Sを給紙し始めた時、CPU81は記憶部82に厚みデ−タの書き込み用メモリと、厚み変化状態を保存するメモリを確保する。
厚み検知センサ17によって検出した厚みデ−タはセンサ87に送られ、前記の厚みデ−タの書き込み用メモリに書き込まれる。また、厚みデ−タが送られる2回目以降、送られた厚みデ−タと一回前の厚みデ−タとの比較を行う。送られた厚みデ−タが一回前の厚みデ−タより大きければ、前記厚み変化状態を保存するメモリに厚み変化が増加したと書き込む(プラスで書き込む)。また、送られた厚みデ−タが一回前の厚みデ−タより小さければ、前記厚み変化状態を保存するメモリに厚み変化が減少したと書き込む(マイナスで書き込む)。また、送られた厚みデ−タが一回前の厚みデ−タと同じであれば、前記厚み変化状態を保存するメモリに厚み変化がないと書き込む(0で書き込む)。因みに、厚みデ−タを比較する際に、媒体一枚中で厚み変化するような微妙な厚みの誤差については無視するようにする。給送経過時間がΔTになって、最後に送られるデ−タの比較が終わったら、厚み変化状態を保存するメモリに書き込まれた厚み変化のデ−タを確認し、厚み変動(凸凹があるかどうか)を確認する。搬送媒体Sの給送が終わったら、メモリに確保された厚みデ−タの書き込み用のメモリと厚み変化状態の書き込み用のメモリを解放する。
例えば、図3に示した枚葉原稿である搬送媒体Sを給送した際、もしくは図5に示した枚葉原稿である搬送媒体Sを重送給送した場合、厚み変化と厚み変動は図7aのようになる。図7aに示す通りに、前述した変動検知手段を用いると、凸凹を検知せず、厚み変動がなかったということが分かる。また、図4に示した冊子である搬送媒体Sを給送した場合、厚み変化と厚み変動は図7bのようになる。図7bに示す通りに、前述した変動検知手段を用いると、時間tsに厚み変化状態が増加から減少に変化したため厚み変動の凸を検知し、時間tTに厚み変化状態が減少から増加に変化したため厚み変動の凹を検知した。
以上により厚み変動を検知することができる。
以上により厚み変動を検知することができる。
また、上記の説明のように冊子を搬送する場合に冊子の綴じ部があるため、厚み変動を生じる。それで、本実施例では、厚み変動検知結果には厚み変動があった場合、冊子だと判断し、厚み変動がない場合、冊子ではないと判断する。
<第1搬送部と第2搬送部について搬送媒体Sを給送するフロ−>
6を用いて、給紙ロ−ラ16第一搬送部は搬送媒体Sの給送処理を説明する。
6を用いて、給紙ロ−ラ16第一搬送部は搬送媒体Sの給送処理を説明する。
ステップS101: 第2搬送部の給送モ−ドを分離給送モ−ドで給送する。
ステップS102: 重送検知センサ40を有効にする。
ステップS103: 厚み検知センサ17で、搬送媒体Sの厚みを検知始める。
ステップS104: 検知した厚さを厚み変動検知処理では、厚みデ−タと厚み変化を保存する。
ステップS105: 検知した厚さは所定閾値dより大きいかどうかを判断する。検知した厚さが所定閾値dより大きい場合ステップ106に進む。た、検知した厚さが所定閾値d以下場合、ステップ109に進む。
ステップS106: 検知された厚さが所定閾値dより大きいと初めて検知したかどうかを判断する。初めて検知した場合はステップ107に進む。
また、初めてでなければ、ステップ109に進む。
また、初めてでなければ、ステップ109に進む。
ステップS107: 搬送媒体Sが枚葉原稿ではないと判断し、給送モ−ドを分離モ−ドから非分離モ−ドに切り替える。
ステップS108: 重送検知センサ40を一時的に無効する。
ステップS109: 給送経過時間がΔTを経ったかどうかを判断する。給送経過時間がΔT経った場合にステップ110に進む。また、給送経過時間がΔT経っていない場合にステップ104に戻る。
ステップS110: 厚み検知センサ17の厚み検知を止める。
ステップS111: 前記の厚み変動処理により、厚みの変動を検知したかないかを判断する。厚みの変動があった場合、搬送媒体Sが冊子だと判断し、本処理を完了する。また、厚み変動を検知しなかった場合、ステップ112に進む。
ステップS112: 第2搬送部の給送モ−ドが非分離モ−ドであるかどうかを判断する。非分離モ−ドであれば、ステップ113に進む。また、非分離モ−ドでなければ、搬送媒体Sが枚葉原稿だと判断し、本処理を完了する。
ステップS113: 第2搬送部の給送モ−ドを非分離モ−ドから分離モ−ドに切り替え。一枚ずつを分離しながら給紙する。
ステップS114: 重送検知センサ40を有効にする。
ステップS115: 重送検知センサによって、二枚以上搬送しているかを判断するステップである。2枚以上でない場合、ステップS116に進み、2枚以上である場合、ステップS118に進む。
ステップS116: 給紙ロ−ラ11はOFFしているかを判断するステップです。給紙ロ−ラ11はOFFしている場合、ステップS117に進み、給紙ロ−ラ12はONしている場合本処理を完了する。
ステップS117: 給紙ロ−ラ11をONにし、本処理を完了する。
ステップS118: 給紙ロ−ラ11はOFFしているかを判断するステップです。給紙ロ−ラ11はOFFしている場合、ステップS115に戻る、給紙ロ−ラ12はONしている場合、ステップ119に進む。
ステップS119: 給紙ロ−ラ11を一時的にOFFし、ステップS115に戻る。
上記のように冊子の読み取りを行う際に冊子の厚みと冊子の厚み変動を検知し、給紙モ−ドを切り替えし、給送することができる。
以上により本実施例画像読取装置により、冊子の読み取りを行う際に、専用キャリアシ−トを使用せずに、また都度給送モ−ドを切り替えせずに給送することができるようになる。
A:画像読取装置S:搬送媒体RT:経路D1:搬送方向1:載置台15:第1搬送部16:給送ロ−ラ17:厚み検知センサ10:第2搬送部11:送りロ−ラ12:分離ロ−ラ2:排出トレイ20:第3搬送部21:駆動ロ−ラ22:従動ロ−ラ3:駆動部30:搬送部31:駆動ロ−ラ32:従動ロ−ラ4:駆動部40:重送検出センサ41:発信部42:受信部5:駆動部50:媒体検出センサ51:発光部52:受光部60:媒体検出センサ61:発光部62:受光部70:画像読取ユニット8:制御部81:CPU82:記憶部83:操作部84:通信部85:アクチュエ−タ86:インタ−フェ−ス部87:センサ
Claims (4)
- 給送媒体の搬送路を有する装置本体と、
前記装置本体に設けられ、給送媒体が載置される載置台と、
前記搬送路内に向けて前記載置台上から給送媒体を1枚ずつ分離して給送する分離モ−ド、及び給送媒体を分離せずに給送する非分離モ−ドをそれぞれ有する給送手段と、
前記給送手段が給送媒体に対して物理的に作用する前記搬送路への取込位置において、前記給送手段が前記分離モ−ドにて媒体給送を開始することにより前記給送手段に突入する給送媒体の厚み変化を検知する厚み検知手段と、
前記厚み検知手段の検知結果に基づいて、前記給送手段を前記分離モ−ド又は前記非分離モ−ドに切り替える給送制御手段と、を備えたことを特徴とする媒体給送装置。 - 前記分離モ−ドによる媒体給送の開始時点から給送媒体の厚み変化が所定の閾値を上回ったことを前記厚み検知手段が検知すると前記給送制御手段が前記分離モ−ドから前記非分離モ−ドに切り替え、
所定時間内の厚み変化に基づいて、厚み変動がないと検知した場合前記給送制御手段が前記非分離モ−ドから前記分離モ−ドに切り替え直すことを特徴とする請求項1に記載の媒体給送装置。 - 前記搬送路には、給送媒体がシ−ト重送状態の媒体であるか否かを検知する重送検知手段が設けられ、
前記給送制御手段が前記分離モ−ドから前記非分離モ−ドに切り替えた場合には、前記重送検知手段による重送検知を一時的に無効状態とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の媒体給送装置。 - 前記給送媒体は、複数のシ−トを重ねたシ−ト束、又は、見開いた冊子であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の媒体給送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016106815A JP2017210368A (ja) | 2016-05-27 | 2016-05-27 | シ−トフィ−ドスキャナ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016106815A JP2017210368A (ja) | 2016-05-27 | 2016-05-27 | シ−トフィ−ドスキャナ− |
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JP2017210368A true JP2017210368A (ja) | 2017-11-30 |
Family
ID=60474558
Family Applications (1)
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JP2016106815A Pending JP2017210368A (ja) | 2016-05-27 | 2016-05-27 | シ−トフィ−ドスキャナ− |
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JP (1) | JP2017210368A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7435868B2 (ja) | 2019-05-24 | 2024-02-21 | セイコーエプソン株式会社 | 画像読取装置 |
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2016
- 2016-05-27 JP JP2016106815A patent/JP2017210368A/ja active Pending
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