JP2017212704A - シ−ト搬送装置 - Google Patents

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阿弓 町田
Ayumi Machida
阿弓 町田
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Abstract

【課題】ある所定の長さ以上のシ−トが搬送された際にシ−トが排出される前に駆動を停止し、シ−トの破損を防ぐ技術を提供する。
【解決手段】シート搬送装置は、シ−ト束から1枚のシ−トに分離給送する分離給送手段11、12と、分離給送されるシ−トを搬送路RTに沿って搬送する搬送手段10、20、30と、分離給送手段の下流側でシ−トの重送を検知する重送検知手段40と、搬送される原稿の長さを検知する長さ検知手段50、60と、搬送手段の駆動を制御する制御手段8と、搬送路から排出されるシ−トを受けるシ−ト積載台と、を備える。シ−ト積載台は、シ−ト排出方向においてシ−ト積載面を拡大する延長台と、延長台が延長されたか否かを検知する延長検知手段とを有する。制御手段は、長さ検知手段の検知結果と延長検知手段の検知結果に基づき搬送手段の駆動を停止または搬送速度を減速させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、複写機、ファクシミリおよびプリンタなどの画像形成装置やスキャナなどの画像読取装置に用いられるシ−ト搬送装置に関する。
従来、スキャナなどの画像読取装置は、読取部にシ−トを搬送するシ−ト搬送装置を備えている。シ−ト搬送装置は、給紙するシ−トを載置する給紙トレイと、排出されたシ−トを載置する排出トレイと、給紙トレイと排出トレイとの間でシ−トを搬送する搬送路を有する装置本体とを有する。
このような画像読取装置に搭載されるシ−ト搬送装置は、大きなサイズのシ−トを搬送可能であると共に、小型であることが望まれている。
そこで、例えば特許文献1には、複数枚のトレイによって構成される排出トレイが記載されている。特許文献1に記載の排出トレイは、小さなサイズのシ−トを支持する場合に複数枚のトレイが重なった状態で使用され、大きなサイズのシ−トを支持する場合には複数枚のトレイが順次引き出されて延長された状態で使用される。また、複数枚のトレイのうちの一部のみを引き出すことによって、中間サイズのシ−トを支持することができる排出トレイも存在する。
特開2011−235986号公報 特開2015−110471号公報
しかし、従来技術の場合、ユ−ザ−自身が搬送するシ−トの長さに合わせて排出トレイの長さを調節しなければならず、ユ−ザ−の不注意によって前記排出トレイを引き出し忘れた場合、排出トレイよりも大きいサイズのシ−トが搬送された際に搬送路から排出されたシ−トが排出口で詰まる、丸まる、破損するといった問題が発生する。
本発明は、排出されるシ−トの長さと排出トレイが延長されているか否かを検知し、検知結果に応じてシ−トの搬送を制御する技術を提供するものである。
シ−ト束から1枚のシ−トに分離給送する分離給送手段と、分離給送されるシ−トを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記分離給送手段の下流側でシ−トの重送を検知する重送検知手段と、搬送される原稿の長さを検知する長さ検知手段と、前記搬送手段の駆動を制御する制御手段と、前記搬送路から排出されるシ−トを受けるシ−ト積載台とを備え 前記シ−ト積載台は、シ−ト排出方向においてシ−ト積載面を拡大する延長台と、前記延長台が延長されたか否かを検知する延長検知手段とを有し、前記制御手段は、前記長さ検知手段の検知結果と前記延長検知手段の検知結果に基づき前記搬送手段の駆動を停止することを特徴とするシ−ト搬送装置。
本発明によれば、排出トレイを引き出し忘れてもシ−ト長さと排出トレイの延長有無の検知結果に応じて、シ−トの搬送を制御するため、シ−トの破損を防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置の概略図。 排出トレイの一例を示す図。 排出トレイの延長状態を示す図。 図2の排出トレイと関連する搬送制御処理のフロ−チャ−ト。
<第1実施形態>
図1は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの概略図である。なお、本実施形態では本発明のシ−ト搬送装置を画像読取装置に適用した例を示すが、読み取る情報は画像に限られず、各種の情報を読み取る情報読取装置に適用可能である。また、本発明のシ−ト搬送装置はプリンタ等、他の種類の装置にも適用可能である。
<装置の構成>
画像読取装置Aは、給紙トレイ1に積載された一又は複数の搬送媒体Sを1つずつ装置内に経路RTにて搬送してその画像を読み取り、排出トレイ2に排出する装置である。読み取る搬送媒体Sは、例えば、OA紙、小切手、カ−ド類等のシ−トであり、厚手のシ−トであっても、薄手のシ−トであってもよい。カ−ド類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカ−ド等を挙げることができる。搬送媒体Sには、また、パスポ−トなどの冊子も含まれる。
経路RTに沿って搬送媒体Sを給送する給送機構としての第1搬送部10が設けられている。第1搬送部10は本実施形態の場合、送りロ−ラ11と、送りロ−ラ11に対向配置される分離ロ−ラ12と、を備え、給紙トレイ1上の搬送媒体Sを搬送方向D1に一つずつ順次搬送する。送りロ−ラ11には、モ−タ等の駆動部3から伝達部5を介して駆動力が伝達され、図中矢印方向(経路RTに沿って搬送媒体Sを搬送させる正方向)に回転駆動される。伝達部5は例えば電磁クラッチであり、駆動部3からの送りロ−ラ11への駆動力を断続する。
駆動部3と送りロ−ラ11とを接続する伝達部5は、例えば、本実施形態では、通常時において駆動力が伝達される状態とし、搬送媒体Sの逆送の場合に駆動力を遮断する。送りロ−ラ11は伝達部5により駆動力の伝達が遮断されると、自由回転可能な状態となる。なお、このような伝達部5は、送りロ−ラ11を一方向のみに駆動させる場合には設けなくてもよい。
送りロ−ラ11に対向配置される分離ロ−ラ12は、搬送媒体Sを1枚ずつ分離するためのロ−ラであり、送りロ−ラ11に対して一定圧で圧接している。この圧接状態を確保するため、分離ロ−ラ12は揺動可能に設けると共に送りロ−ラ11へ付勢されるように構成される。分離ロ−ラ12は、トルクリミッタ12aを介して駆動部3から駆動力が伝達され、実線矢印方向(送りロ−ラ11の正方向とは逆方向))に回転駆動される。
分離ロ−ラ12はトルクリミッタ12aにより駆動力伝達が規制されるため、送りロ−ラ11と当接している際は送りロ−ラ11に連れ回りする方向(破線矢印方向)に回転する。これにより、複数の搬送媒体Sが送りロ−ラ11と分離ロ−ラ12との圧接部に搬送されてきた際には、一つを残して2つ以上の搬送媒体Sが下流に搬送されないようにせき止められる。
なお、本実施形態では分離ロ−ラ12と送りロ−ラ11とで分離機構を構成したが、このような分離機構は必ずしも設けなくてもよく、経路RTに搬送媒体Sを1つずつ順次給送する給送機構であればよい。また、分離機構を設ける場合においては、分離ロ−ラ12のような構成の代わりに、搬送媒体Sに摩擦力を付与する分離パッドを送りロ−ラ11に圧接させて、同様の分離作業を持たせるようにしてもよい。
第1搬送部10の搬送方向下流側にある搬送機構としての第2搬送部20は、駆動ロ−ラ21と、駆動ロ−ラ21に従動する従動ロ−ラ22とを備え、第1搬送部10から搬送されてきた搬送媒体Sをその下流側へ搬送する。駆動ロ−ラ21にはモ−タ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ロ−ラ22は駆動ロ−ラ21に対して一定圧で圧接し、駆動ロ−ラ21に連れ回る。この従動ロ−ラ22は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ロ−ラ21に対して付勢された構成としてもよい。
このような第2搬送部20よりも搬送方向下流側にある第3搬送部30は、駆動ロ−ラ31と、駆動ロ−ラ31に従動する従動ロ−ラ32とを備え、第2搬送部20から搬送されてきた搬送媒体Sを排出トレイ2へ搬送する。つまり、この第3搬送部30は排出機構として機能する。駆動ロ−ラ31にはモ−タ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ロ−ラ32は駆動ロ−ラ31に対して一定圧で圧接し、駆動ロ−ラ31に連れまわる。この従動ロ−ラ32は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ロ−ラ31に対して付勢された構成としてもよい。
ここで、本実施形態の画像読取装置Aでは、第2搬送部20と第3搬送部30との間に配置される画像読取ユニット70によって画像の読み取りを行うため、第2搬送部20及び第3搬送部30は搬送媒体Sを定速搬送する。搬送速度は常に第1搬送部10の搬送速度以上とすることで、先行搬送媒体Sに後続搬送媒体Sが追いついてしまう事態を確実に回避できる。例えば、本実施形態では、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度を、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度よりも速くなるように速度制御するようにした。
なお、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度と、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度とを同一条件とした場合でも、駆動部3を制御して後続搬送媒体Sの給送開始タイミングを間欠的にずらすことにより先行搬送媒体Sと後続搬送媒体Sとの間に最低限の間隔を形成することも可能である。
第1搬送部10と第2搬送部20との間に配置される重送検知センサ40は、静電気等で紙などの搬送媒体S同士が密着し、第1搬送部10を通過してきた場合(つまり重なって搬送される重送状態の場合)に、これを検知するための検知センサ(シ−トの挙動や状態を検知するセンサ)の一例である。重送検知センサ40としては、種々のものが利用可能であるが本実施形態の場合には超音波センサであり、超音波の発信部41とその受信部42とを備え、紙等の搬送媒体Sが重送されている場合と1つずつ搬送されている場合とで、搬送媒体Sを通過する超音波の減衰量が異なることを原理として重送を検知する。
長さ検知センサ50は第2搬送部20よりも上流側で、第1搬送部10よりも下流側に配置された上流側の検知センサ(長さ検知部)としての一例であり、給紙トレイ1から第1搬送部10に搬送される搬送媒体Sの長さを検知する。第1搬送部10により搬送される搬送媒体Sの位置、詳細には、長さ検知センサ50の検出位置に搬送媒体Sの端部が到達又は通過したか否かを検知する。長さ検知センサ50としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合には光学式の非接触センサであり、発光部51とその受光部52とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送媒体Sを検知する。
本実施形態の場合、搬送媒体Sの先端が長さ検知センサ50で検出されると、搬送媒体Sが重送検知センサ40により重送を検知可能な位置に到達しているように、上記の長さ検知センサ50は重送検知センサ40の近傍においてその下流側に設けられている。なお、この長さ検知センサ50は、上記の光学センサに限定されず、例えば、搬送媒体Sの端部が検知できるセンサ(イメ−ジセンサ等)を用いてもよい。また、アクチュエ−タタイプのセンサ、あるいは経路RT内に一部を突出させた機械的手段を用いた接触式センサなど種々のものが利用可能である。
長さ検知センサ50とは別の長さ検知センサ60は画像読取ユニット70よりも上流側で、第2搬送部20よりも下流側に配置された下流側の検知センサとしての一例であり、第2搬送部20により搬送される搬送媒体Sの長さを検知する。長さ検知センサ60としては、長さ検知センサ50と同様に種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合、長さ検知センサ50と同様に光学式非接触センサであり、発光部61と受光部62とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送媒体Sを検知する。なお、本実施形態では、搬送部の搬送方向上流側と下流側のそれぞれに長さ検知センサ50、60を配置したが、配置する数は特に限定されない。
本実施形態のように、複数の長さ検知センサを用いることで単体のときに比べ長さ検知の時間を短縮することができる。また、より正確な長さを検知することが可能となる。
長さ検知センサ60よりも下流側にある画像読取ユニット70は、例えば、光学的に走査し、電気信号に変換して画像デ−タとして読み取るものであり、内部にLED等の光源、イメ−ジセンサ、レンズアレ−等を備えている。本実施形態の場合、画像読取ユニット70は経路RTの両側に一つずつ配置されており、搬送媒体Sの表裏面を読み取る。しかし、経路RTの片側にのみ一つ配置して、搬送媒体Sの片面のみを読み取る構成としてもよい。また、本実施形態では、画像読取ユニット70を経路RTの両側に対向配置した構造としているが、例えば、経路RTの方向に間隔をあけて配置してもよい。
制御部8は、例えば、CPU等の処理部、ROM、RAM等の記憶部、処理部と外部デバイスとをインタ−フェ−スするインタ−フェ−ス部を備えた電気回路である。制御部8は、重送検知センサ40並びに長さ検知センサ50及び60それぞれの検知結果、画像読取ユニット70が読み取った画像デ−タを取得する。また、駆動部3及び4並びに伝達部5を制御する。
<制御例>
画像読取装置Aの基本的な動作について説明する。制御部8は、例えば画像読取装置Aが接続された外部パソコンから画像読み取りの開始指示を受信すると、第1乃至第3搬送部10乃至30の駆動を開始する。給紙トレイ1に積載された搬送媒体Sはその最も下に位置する搬送媒体Sから1つずつ搬送される。
搬送の途中で搬送媒体Sは重送検知センサ40により重送の有無が判定され、重送が無いと判定されると搬送が継続される。なお、重送があると判定された場合には、搬送を停止し、第1搬送部10による後続搬送媒体Sの取り込みを停止する。
制御部8は、長さ検知センサ60の検知結果に基づくタイミングで、第2搬送部20により搬送されてきた搬送媒体Sの、画像読取ユニット70による画像の読み取りを開始し、読み取った画像を一次記憶して順次外部パソコンへ送信する。画像が読み取られた搬送媒体Sは第3搬送部30により排出トレイ2に排出されてその搬送媒体Sの画像読取処理が終了する。
なお、本実施形態では制御部8において排出トレイの延長と関連付けた搬送媒体Sの制御を行う。
まず、本実施形態の排出トレイについて図2を参照して説明する。図2は図1の画像読取装置Aの排出トレイ2の一例として、延長を検知するための検知センサを配置した構成を示す。
図2の排出トレイ80は固定位置に設けたトレイ本体81に対して、補助トレイ83、85を引き出し可能に設けており、小さなサイズのシ−トを支持する場合には補助トレイ83、85が重なった状態で使用され、大きなサイズのシ−トを支持する場合には補助トレイ83、85が順次引き出されて延長された状態で使用される。なお、補助トレイ83、85は搬送媒体Sの大きさに合わせ片方のみを引き出して使用することも可能である。
なお、本実施形態では補助トレイ83、85をスライドさせて引き出して使用する構成を取り上げたが、補助トレイがトレイ本体に回動軸線を中心に回動可能に支持されていてもよい。また、延長できる補助トレイの数は限定されない。さらに延長可能な機構の付いたトレイであればトレイの形状は特に限定されないものとする。
前記排出トレイのトレイ本体81に配置した延長検知センサ90は、補助トレイ83が引き出されているかを検知するための検知センサ(トレイの位置や状態を検知するセンサ)の一例である。延長検知センサ90としては、種々のものが利用可能であるが本実施形態の場合には光センサであり、赤外LEDなどの発光素子(発光部)とトランジスタなどの受光素子(受光部)が一体となったものである。補助トレイ83の延長の有無により受光強度(受光量)が変化することを原理として延長を検知する。発光部と受光部が一体となっていることで基板や配線等を配置するスペ−スが削減でき、部品点数を減らすこともできる。
前記排出トレイの補助トレイ83に配置した延長検知センサ100は、補助トレイ85が引き出されているかを検知するための検知センサ(トレイの位置や状態を検知するセンサ)の一例である。延長検知センサ100としては、種々のものが利用可能であるが本実施形態の場合には延長検知センサ90と同様に光センサであり、発光部と受光部が一体となっており、補助トレイ85の延長の有無により受光強度(受光量)が変化することを原理として延長を検知する。
本実施形態では、補助トレイ83、85のそれぞれに延長検知センサ90、100を配置したが、センサを配置する位置や数は特に限定されない。また、延長検知センサ90、100は、上記光センサに限定されず、発光部と受光部が別になったものや、例えば、トレイの端部が検知できるセンサ(イメ−ジセンサ等)、トレイが延長されたことによって抵抗値が変わることを利用した可変抵抗など種々のものを用いてもよい。
図3(1)(2)(3)は排出トレイの延長の状態を示した図である。本実施形態の場合、延長状態は図3に示す3つの状態が考えられる。図2と同様の構成については同じ符号を付して説明を割愛する。なお、本実施形態では3つの状態に限定しているが、延長状態は補助トレイの数や補助トレイの構成により、特に限定されない。
次に、排出トレイの延長と関連付けた制御部8による搬送媒体Sの搬送に関わる具体的な処理について図4を参照して説明する。図4は搬送媒体Sの搬送制御に関わる処理のフロ−チャ−トである。
制御部8は、不図示の外部パソコンからの原稿読み取りの開始指示を受信すると図4の処理を開始する。なお、画像読取装置Aと外部パソコンとの接続はUSB接続方式でもよいし、ネットワ−クを経由した接続方式でもよい。また、本実施形態のように外部パソコンからの画像読取装置Aの遠隔制御に本発明は限定されない。例えば、画像読取装置Aにサ−バ機能等を設けて、画像読取装置Aでの直接操作に基づいて画像読取装置Aの動作制御を行って、読み取った画像デ−タを所定の宛先(パソコン等)に出力するようにしてもよい。
S1において、制御部8は、駆動部3を駆動して送りロ−ラ11と、分離ロ−ラ12とを回転駆動する。これにより給紙トレイ1上の搬送媒体Sが装置(経路RT)内に取り込まれて搬送される。重送検知センサ40が搬送媒体Sの先端を検知すると、制御部8は、S2において、重送検知センサ40の検知結果を取得して搬送されている搬送媒体が重送しているか否かを判定する。重送が無いと判定されると搬送が継続される。なお、重送があると判定された場合には、搬送を停止し、第1搬送部10による後続搬送媒体Sの取り込みを停止する。
制御部8は重送有無の測定後、S3において延長検知センサ90、100の結果から排出トレイの延長の状態を判定する。
延長の状態の判定後、搬送媒体Sの後端を長さ検知センサ60が検知するまで搬送が継続される。また、後続搬送媒体Sの取り込みを開始する。長さ検知センサ60が搬送媒体Sの後端を検出すると制御部8は、S4において、長さ検知センサ50、60の検知結果を取得して搬送されている搬送媒体Sの長さ(L)を測定する。なお、後続搬送媒体Sの画像読取中に搬送停止が起こらないようにするため、長さ測定終了まで第2搬送部20に後続搬送媒体Sが到達しないように、第1搬送部10による後続搬送媒体Sの搬送を一時的に遅延させる。本実施形態において、制御部8は、駆動部3を駆動停止として搬送を一時停止するが、減速制御により遅延させてもよい。
本実施形態では後続搬送媒体Sの画像読取中に搬送停止が起こらないようにするため、第1搬送部10による後続搬送媒体Sの搬送を一時的に遅延させたが、長さ測定終了まで後続搬送媒体Sの取り込みを行わないようにしてもよい。
延長の有無の状態と測定した搬送媒体Sの長さ(L)に応じて、制御部8は、S5において、搬送継続の可否を判定する。なお、延長の有無と搬送媒体Sの長さ(L)の関係は、あらかじめ制御部8に設定されている。
排出トレイが図3(1)の状態の時のある設定値をbとすると搬送媒体Sの長さ(L)に対し、L<bと判定されると搬送が継続され、画像読取ユニット70にて画像読取後、搬送媒体Sは第3搬送部30により排出トレイに排出される。L>bであると判断された場合において、画像読取ユニットで画像読取後、排出トレイに搬送媒体Sが設定値以上排出される前に搬送を停止する。また、後続搬送媒体Sの搬送も停止する。本実施形態では画像読取後に搬送を停止するが、搬送停止のタイミングは排出トレイに設定値以上排出される前であれば画像読取中であってもよい。また、搬送が停止するとユ−ザ−に対し警告を出す。搬送停止後にユ−ザ−が排出トレイの状態を変更し、L<bとなった場合は搬送を再開する。なお、設定値bはあらかじめ制御部8に設定されている。
なお、警告の出し方は本実施形態では特に限定されず、画像読取装置Aが接続された外部パソコン上に表示してもよいし、画像読取装置Aから音が鳴るようにしてもよい。
排出トレイが図3(2)(3)の状態の時は設定値がそれぞれc、dとなり、判定方法や判定後の搬送媒体Sの制御に関しては図3(1)の状態の時と同様である。
本実施形態では搬送停止後、排出トレイの状態を変更すると搬送を再開するが、排出トレイの状態を変更させずにユ−ザ−の判断でボタン等を押せば搬送を再開し、搬送媒体を排出するような機構を設けてもよい。また、搬送再開させずユ−ザ−自身がカバ−を開け、経路RTから搬送媒体Sを取り出し、その後の搬送継続の可否は選べるものとしてもよい。
本実施形態ではS3で延長の有無の状態を測定後、搬送媒体Sの長さ(L)を測定したが、延長有無判定のタイミングは限定されず、延長の有無の状態判定は搬送媒体Sの長さ(L)を測定した後でもよい。
本実施形態では延長の有無と長さ(L)を測定後、S5において、搬送継続の可否を判定したが、あらかじめ制御部8に排出トレイの延長とは関係ない長さ(L)に対する閾値を設定し、長さ(L)測定中にその閾値を越えた場合は、延長の有無にかかわらず搬送を停止するようにしてもよい。
本実施形態では、延長有無の状態を図3(1)(2)(3)に示す3つの状態としたが、補助トレイの数は3つに限定されず、排出トレイが引き出された長さそのものを検知できるセンサを複数配置し、その長さを設定値としてその設定値と搬送媒体Sの長さ(L)との関係を搬送可否の条件としてもよい。
なお、本実施形態では送りロ−ラ11と分離ロ−ラ12とで駆動部3を共有したが、それぞれ個別に設けてもよい。この場合、伝達部5は不要となる。
1 給紙トレイ
2 排出トレイ
3、4 駆動部
5 伝達部
8 制御部
10 第1搬送部
11 送りロ−ラ
12 分離ロ−ラ
12a トルクリミッタ
20 第2搬送部
21 駆動ロ−ラ
22 従動ロ−ラ
30 第3搬送部
31 駆動ロ−ラ
32 従動ロ−ラ
40 重送検知センサ
41 超音波(発信部)
42 超音波(受信部)
50 長さ検知センサ
60 長さ検知センサ
70 画像読取ユニット
80 排出トレイ
83、85 補助トレイ
90、100 延長検知センサ


Claims (3)

  1. シ−ト束から1枚のシ−トに分離給送する分離給送手段と、
    分離給送されるシ−トを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記分離給送手段の下流側でシ−トの重送を検知する重送検知手段と、
    搬送される原稿の長さを検知する長さ検知手段と、
    前記搬送手段の駆動を制御する制御手段と、
    前記搬送路から排出されるシ−トを受けるシ−ト積載台と、を備え、
    前記シ−ト積載台は、シ−ト排出方向においてシ−ト積載面を拡大する延長台と、前記延長台が延長されたか否かを検知する延長検知手段とを有し、
    前記制御手段は、前記長さ検知手段の検知結果と前記延長検知手段の検知結果に基づき前記搬送手段の駆動を停止または搬送速度を減速させることを特徴とするシ−ト搬送装置。
  2. 前記長さ検知手段の検知結果と前記延長検知手段の検知結果に基づき前記搬送手段の駆動を停止または搬送速度を減速させる際にユ−ザ−に対し警告を出すことを特徴とする請求項1に記載のシ−ト搬送装置。
  3. 前記制御手段により駆動停止後、前記延長台の延長が、前記延長検知手段により検知されると搬送を再開することを特徴とする請求項1、2に記載のシ−ト搬送装置。
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