JP2010208800A - 給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホッパから1枚目の帳票とともに分離部に連れ込んでしまった2枚目の帳票をホッパに確実に戻す。
【解決手段】給紙装置は、帳票が積載された帳票積載部と、前記帳票積載部から帳票を取り込む際に、上下に重なった帳票を前後方向にずらず第1機構と、前記第1機構により前後方向にずらされた前記複数枚の帳票のうち先行する帳票を挟持して次工程へ搬送する第2機構とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えばホッパテーブル等の積載部に積載された帳票を、光学的帳票読取装置などの帳票処理装置の内部へ一枚ずつ取り込む給紙装置に関する。
ホッパテーブルに積載した帳票を給紙部で装置内部の搬送路に取り込み、搬送路に設けられた光学読み取り部により帳票に記された文字や図形等をイメージとして読み取る紙葉類移動型の光学的帳票読取装置、つまりシートフェッド型光学的帳票読取装置が知られている。
従来のシートフェッド型光学的帳票読取装置の給紙部には、通常、ローラおよびベルトにより構成される分離部が1段階だけ設けられており、帳票をホッパテーブルから取り込むのに、1段の分離部で帳票を取り込み1枚ずつに分離しつつ搬送路へ送り出すようにしている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−151636号公報
しかしながら、上述した先行技術の場合、ローラやベルトで構成される分離部だけでは帳票を1枚ずつ確実に分離することができず、複数枚の帳票が重なったままで後段の処理部へ送られることがあり、重送が原因で読み取り処理されない帳票やジャムなどの不具合が発生するという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、帳票を積載した積載部から装置内に取り込んだ帳票を一枚ずつ確実に搬送することができる給紙装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の給紙装置は、帳票が積載された帳票積載部と、前記帳票積載部から帳票を取り込む際に、上下に重なった帳票を前後方向にずらず第1機構と、前記第1機構により前後方向にずらされた前記複数枚の帳票のうち先行する帳票を挟持して次工程へ搬送する第2機構とを備える。
また、本発明の給紙装置は、帳票が積載された帳票積載部と、前記帳票積載部の上に配置されたローラを有し、前記ローラを第1方向に回転させて前記帳票積載部に積載された前記帳票の面に当接した前記ローラの摩擦力により前記帳票を装置内に取り込む帳票取込部と、前記帳票取込部により装置内に取り込まれる前記帳票を、搬送路を挟んで上下に対向配置した複数のローラとこれらのローラにかけ渡したベルトにより構成される上部回転機構および下部回転機構により挟持し、前記上部回転機構を前記第1方向に回転させ、前記下部回転機構を停止または前記第1方向とは逆の第2の方向に回転させることで、重送されてきた前記帳票を分離する分離部とを備え、前記下部回転機構のベルトを、前記上部回転機構と前記下部回転機構とで前記帳票が挟持される位置の手前で、ベルト面が前記帳票に対して斜めに当たるように配設したことを特徴とする。
本発明によれば、帳票を積載した積載部から装置内に取り込んだ帳票を一枚ずつ確実に搬送することができる。
本発明の一つの実施の形態の光学的帳票読取装置の外観図である。 図1の光学的帳票読取装置の構成を概略的に示す側面図である。 図1の光学的帳票読取装置の制御系の構成を機能的に示すブロック図である。 光学的帳票読取装置の給紙部の詳細構成を示す図である。 帳票の取り込みを開始したときの給紙部の様子を示す図である。 他の実施形態を示す図である。 他の実施形態の動作を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。図1は本発明の一つの実施の形態の光学的帳票読取装置の概観図、図2はこの光学的帳票読取装置の構成を概略的に示す側面図、図3はこの光学的帳票読取装置の制御系を機能的に示すブロック図、図4は給紙部の拡大図である。
図1に示す光学的帳票読取装置は、帳票取込口と帳票排出口が筐体1の前面部に設けられたものである。光学的帳票読取装置は、帳票取込口から帳票等の紙葉類を装置内部に取り込み循環型の搬送路を搬送しつつ帳票上に記された文字や図形等をイメージデータ(画像)として読み取り、情報を正常に読み取った帳票に対して印字処理などを施した上で帳票排出口から排出するシートフェッド型光学的帳票読取装置である。
筐体1の前面部には、表示部としてのディスプレイ47と操作部48が設けられている。ディスプレイ47には、操作手順等の各種メニューと処理状況及びエラー内容等が表示される。操作部48には、帳票の処理開始や停止を指示したり、またエラーを解除したりするための操作釦類が設けられている。
この光学的帳票読取装置は、図2乃至図4に示すように、筐体1の前面から突出して設けられた帳票積載部としてのホッパテーブル2(以下「ホッパ2」と称す)と、筐体1の帳票取込口付近に設けられた給紙部11と、この給紙部11の搬送方向下流に設けられた光学読取部14と、さらに搬送方向下流に設けられた印字部と、フラッパ17、アクセプトスタッカ18、リジェクトスタッカ19などの帳票振分部と、装置内の各部に電力を供給する電源部20と、装置内の各部を制御するコントローラ40とを備えている。
コントローラ40は、図3に示すように、CPU41、メモリ42およびインターフェース43を有している。
インターフェース43には、この装置内の各部からの内部バスが接続されている。各部とは、光学読取部14、表示部としてのディスプレイ47、操作部48、モータ、ベルト、ギヤを含む駆動部44、変位センサ9や搬送路の各ポイントに設けられた帳票センサ等のセンサ類、印字ヘッド15等である。
ホッパ2は、筐体1の帳票取込口に昇降自在に設けられている。ホッパ2には、装置内部に取り込まれる帳票Pが多数積み重ねられた状態で載置される。
なお、帳票については、重送を考慮しない説明では単に帳票Pと表し、帳票分離時に重送を考慮する場合は、上から順に帳票P1,帳票P2等と表すものとする。
給紙部11は、ピックアップローラ3などの帳票取込部と、フィードローラ4およびベルト5、セパレートローラ7a〜7dおよびベルト6などを有する分離部60と、上部搬送用ローラとしてのピンチローラ8aと下部搬送用ローラとしてのドライブローラ8bと、ピンチローラ8aの上に配置された変位センサ9とで構成される紙厚検出部10とを備えている。
ピックアップローラ3は、ホッパ2の上部に配置されている。ピックアップローラ3のローラ下面は、基準搬送位置Tとほぼ一致するように配置されている。ピックアップローラ3は、上昇したホッパ2に積載された多数の帳票Pの最上面に当接し、駆動部44によって、図に向かって時計回りの矢印B方向に回動されることで最上部の帳票Pをローラ表面の摩擦力で帳票取込口から装置内部へ取り込む。
分離部60は、ベルト5で連結された2つのフィードローラ4(上部回転機構)と、ベルト5の下部に対向して配置されたベルト6と、このベルト6を矢印A方向駆動するセパレートローラ7a〜7d(下部回転機構)とで構成されている。フィードローラ4の駆動軸は、ピックアップローラ3のシャフトとギヤまたはタイミングベルト等で接続されており、軸自体は同方向に回動するが、フィードローラ4にワンウェイクラッチが内蔵されているため、ローラ自体の動きは異なる。ベルト5,6は、搬送路を上下に挟んで対向配置した複数のローラ(フィードローラ4,セパレートローラ7a〜7d)により駆動される。
すなわち、分離部60は、ホッパ2から帳票Pを取り込む際に、上下に重なった帳票P1,P2を前後方向にずらず第1機構(事前捌き機構ともいう)と、この第1機構により前後方向にずらされた複数枚の帳票P1,P2のうち先行する帳票P1の先端を挟持して次工程へ搬送する第2機構とを備えている。
第1機構は、ベルト6の一部に形成した傾斜区間6a(図5参照)であり、上下に重なった帳票P1,P2のうちベルト面に当接した下側の帳票P2を摩擦で遅らせることで、上側の帳票P1を帳票P2よりもわずかに先行させるようにずらす。また第2機構は、傾斜区間6aでずらされた帳票P1を上下のベルト5,6の挟持する部分である。この第2機構は、上下のベルト5,6で帳票P1を挟持し、上部回転機構を第1方向(時計回りの方向または給紙方向)に回転させ、下部回転機構を停止または第1方向とは逆の第2の方向(反時計回りの方向または排紙方向)に回転させることで、先端部が先に到達した帳票P1のみを引き込み、次工程へ送る。これにより、帳票P1と帳票P2が確実に分離される。
2つのフィードローラ4は、搬送路の上部に搬送路と平行して配置されている。フィードローラ4は、ピックアップローラ3により装置内に引き込まれた帳票Pを下流の搬送方向へ送り込むための駆動ローラである。ベルト5は、2つのフィードローラ4に架けられており、ベルト下面が帳票Pの搬送機能の一端を担う。
4つのセパレートローラ7a〜7dのうちの一つはドライブローラであり、他はプーリーである。例えば、セパレートローラ7cがドライブローラである。セパレートローラ7cは、トルクリミッター付きのものであり、最上部の帳票P1が1枚に分離された後、トルクリミッターによりベルト5と同方向に回転する。
セパレートローラ7bとセパレートローラ7cは、搬送路の下部に搬送路と平行して配置されており、これら2つのローラにベルト6が架けられ、この区間のベルト上面が帳票Pの搬送機能の一端を担うよう構成されている。つまり、ベルト6の上面とベルト5の下面が帳票Pを挟んで搬送する挟持部となる。
セパレートローラ7aは、ピックアップローラ3とフィードローラ4の間の搬送路下部に配置されている。セパレートローラ7aは、セパレートローラ7bの設置位置よりも搬送路に対して低い位置に配置されている。この関係で、セパレートローラ7bからセパレートローラ7aに架けられたベルト6の面が傾斜(傾斜区間6a)している。つまり帳票Pが帳票取込口から装置内に取り込まれるときにベルト6の傾斜区間6aに当たるようになっている。
セパレートローラ7dは、セパレートローラ7aとセパレートローラ7bの中間でかつこれらローラの設置位置よりもさらに低い位置に配置されている。配置された4つのセパレートローラ7a〜7dにベルト6が架けられ、セパレートローラ7cの駆動力でベルト6にテンションが発生する。
すなわち、下部回転機構のベルト6は、上部回転機構と下部回転機構とで帳票Pが挟持される位置(平行な上記ベルト6の上面部分とベルト5の下面部分)の手前で、傾斜区間6aに帳票Pが当たるように配設されている。
ベルト5,6は、ピックアップローラ3により矢印Cの方向に繰り出された帳票Pを互いの面で挟持する。ベルト5が正転方向(矢印B)に回転するのに対してベルト6は矢印A方向へ逆転する。したがって、例えば複数の帳票P1,P2が重送されてきたときに上部の第1帳票P1と下部の第2帳票P2とが、ベルトの摩擦でそれぞれの回転方向にずれる。これにより、互いの帳票P1,P2が分離し、第1帳票P1のみが搬送方向へ進むようになる。
紙厚検出部10のピンチローラ8a及びドライブローラ8bは、基準搬送位置Tを挟んで上下に対向して配置されている。ドライブローラ8bは駆動部44により回転駆動されてピンチローラ8aとで帳票Pを挟んで引き込み、下流へ搬送する搬送機構の一部である。
搬送機構は、この他、ベルト、ガイドレールなども備えており、帳票取込口のホッパ2からピックアップローラ3により筐体1の内部に取り込まれた帳票Pを搬送する。ピンチローラ8aは、帳票Pがこの位置を通過する際に、ドライブローラ8bとで挟んだ帳票Pの厚みに応じて帳票搬送方向と直交する方向(図の上下方向)に高さが変位するように設けられている。
変位センサ9は、帳票の重送を検知する重送検知手段である。変位センサ9は、ピンチローラ8aの上面を検知する位置に設けられ、ピンチローラ8aの変位量を検出する。変位センサ9は、変位量を示す位置検知信号をコントローラ40へ送出する。CPU41は、変位センサ9からの位置検知信号を受けて変位量と予めメモリ42に設定された一枚の帳票の基準紙厚とを比較して帳票Aの重送判定を行う。基準紙厚は、例えば0.09mm±0.02mmなどといった範囲を持っている。
なお、重送検知手段としては、上述した変位センサ9の他に、例えば超音波センサを用いてもよい。超音波センサは、超音波を発信する送信器と受信器を、搬送路を挟んで対向配設したものである。送信器からは、搬送空間に超音波を発信し、受信器がその超音波を受信し、送信器と受信器との間を帳票Pが通過したときの超音波の減衰情報をCPU41が重送検知用のしきい値と比較して帳票Pの重送を検知するものである。
光学読取部14以降に設けられている他のピンチローラ13及びドライブローラ12は、図2のように帳票Pの搬送経路を形成するように上下に対向し、装置内のそれぞれのポイントに配置されている。
メモリ42には、この装置の制御プログラムが記憶されており、電源投入と共にCPU41により読み込まれて、CPU41が制御動作を実行するようになる。この他、メモリ42は、光学読取部14で読み取った画像がCPU41により処理される際にデータの処理領域として利用される。
CPU41は、駆動部44を制御して、ピックアップローラ3、フィードローラ4、セパレートローラ7a〜7d、ドライブローラ8b,12などを駆動する。
例えばCPU41は、操作部48から帳票Pの読み取り開始操作が行われ、その指示を受け付けると、ホッパ昇降用のモータ(駆動部44)を制御してホッパ2を上昇させる。またこれと共にCPU41は、ピックアップローラ3を矢印B方向へ回転させる。
光学読取部14は、給紙部11の下流の搬送路上に設けられている。光学読取部14は、搬送路上の帳票Pから画像を読み取る画像読取ユニットであり、例えば密着型のCCDラインセンサ(密着センサ)などである。
印字ヘッド15は、搬送経路の下流の帳票排出口に近い位置に設けられている。印字ヘッド15は、プラテンローラ16に対向して設けられている。印字ヘッド15と対向配置されたプラテンローラ16とを合わせて印字部と称す。印字ヘッド15は、光学読取部14により情報が正常に読み取られた帳票Pに対して、例えば整理番号や処理済みを示すマーク等を印字する。
フラッパ17は、印字ヘッド15よりも搬送方向下流(帳票排出口手前)に設けられている。フラッパ17は、CPU41により制御されて帳票Pをアクセプトスタッカ18またはリジェクトスタッカ19の方向に振り分ける。
アクセプトスタッカ18は、読み取り処理が正常に行われた帳票Pが集積される帳票集積部である。リジェクトスタッカ19は、読み取り処理が正常に行わなかった帳票Pが集積される帳票集積部である。
以下、図5を参照してこの光学的帳票読取装置の動作を説明する。
この光学的帳票読取装置では、操作部48より処理開始の指示コマンドの入力があった場合、コントローラ40は、ピックアップローラ3を矢印B方向へ回転させ、駆動部44を制御してホッパ2を上昇させる。
そして、ホッパ2上に積載された帳票Pのうちの最上部の帳票P1が、ピックアップするのに最適な高さになった基準搬送位置Tでピックアップローラ3に当接し、この位置に配置されたセンサにより「暗」検知されて、コントローラ40はホッパ2の上昇を停止させる。ここで、回転しているピックアップローラ3により最上部の帳票Pが搬送路内へ引き入れられる。
ホッパ2を停止後、コントローラ40は、フィードローラ4を正転(矢印B方向)すると共に、セパレートローラ7a〜7dを逆転(矢印A方向)するよう駆動部44を制御する。各ローラの回転で、ピックアップローラ3により繰り出された帳票Pが搬送路内に取り込まれる。
なお、帳票Pの取り込み動作は、停止を指示するコマンドが入力されるか、または帳票Pがホッパ2からなくなるまで繰り返される。
ここで、装置内に引き入れられた帳票Pが重送(最上部の帳票P1とその下の帳票P2が重なった状態)であったものとする。この場合、搬送路内に引き入れられた帳票P1,P2は、矢印A方向に回転するベルト6の傾斜区間6aに当接し、上側の帳票P1と下側の帳票P2にずれが生じる。このように上下の帳票P1,P2に対して、搬送方向の前後にずれを発生させる機構を事前捌き機構という。
この事前捌き機構による事前捌きで、ずらされた上下の帳票P1,P2のうち上側の帳票P1の先端部がベルト5、6の位置まで到達すると、下側の帳票P2に比べて若干先行する帳票P1がベルト5、6によって挟持されてベルト5、6の回転力で搬送方向に確実に搬送される。
つまり、この装置では、ホッパ2に積載された帳票Pを帳票取込口から装置内部へ取り込む際に、複数枚の帳票P1,P2をベルト6の一部に形成した傾斜区間6aに当接させることで事前捌きを行い、帳票P1,P2が重送状態にあるときに帳票P1,P2に対して前後方向のずれを生じさせ(第1段階目)、次のベルト5、6どうしの対向位置で、前後にずれて先行した帳票P1の先端部分を引き込むことで紙厚検出部10へ確実に搬送する(第2段階目)。このように帳票取込口近傍で重送状態にある帳票P1,P2を2段構えで分離して紙厚検出部10へ送る。
紙厚検出部10では、ドライブローラ7とピンチローラ8との間を帳票P1が通過するときに帳票P1の紙厚でピンチローラ8が上方に持ち上げられてピンチローラ8の高さが変位する。この高さの変位量を変位センサが検出し、変位量を示す位置検知信号をコントローラ40へ送る。
コントローラ40において、変位量と予め設定された帳票一枚の基準紙厚とを比較して帳票P1の厚みが正常か否かを判定する。
この判定の結果、帳票Pの厚みが正常ではない場合、CPU41は、ブザーやディスプレイ47などからアラーム(警報音または警告表示)を発生させ、装置を停止する。
光学読取部14で帳票P1の画像を読み取っているときは、画像が伸縮しないようにドライブローラ7をパルスモータで定速に駆動する。この間、分離した残りの帳票P2が分離部6から紙厚検出部10の側へ入って来ないようにコントローラ40がフィードローラ4の回転を制御する。
光学読取部14により読み取られた画像の電気信号がコントローラ40へ出力される。CPU41は、入力された電気信号から帳票の表面の画像を生成し、その画像についての後処理を行う。後処理としては、文字認識処理などである。このようにして光学読取部14およびコントローラ40にて、表面の読み取り処理が行われた帳票Pは、搬送路上を印字ヘッド15の側へ搬送される。
CPU41は、文字認識処理が正常に終了した場合、印字ヘッド15の位置に達した帳票Pに対して印字ヘッド15により印字処理を行う。
例えばCPU41は、印字ヘッド15を制御して、搬送されてきた帳票Pが読み取り処理済みのものであることを示す整理番号を印字部で印字する。そして、CPU41は、フラッパ17を駆動して搬送方向をアクセプトスタッカ18の側へ切り替えて、印字済みの帳票Pを振り分け、アクセプトスタッカ18へ集積する。
一方、上記画像読み取り後、文字認識処理が正常に終了しなかった場合、CPU41は、印字することなく、フラッパ17を駆動して搬送方向をリジェクトスタッカ19の側へ切り替えて、その帳票Pをリジェクトスタッカ19へ集積する。
このような動作を繰り返し、ホッパ2に帳票Pがなくなるか、または停止を指示するコマンド(停止命令)が入力されると、CPU41は、帳票Pの読み取り動作を停止する。
このようにこの実施形態の光学的帳票読取装置によれば、分離部60の入口(挟持部の手前の位置)に、逆転するベルト6に上りの傾斜区間6aを形成して帳票Pを事前捌きする事前捌き機構(ベルト6の傾斜区間6a)を設けた。これにより、複数枚の帳票P1,P2が重送(ダブルフィード)されたときに、ベルト6の傾斜区間6に当接した下側の帳票P2が停止または後退してずれるので、ベルト5,6の挟持部には上側の帳票P1の先端部が先に到達し、挟持部で帳票P1を帳票P2から確実に分離することができる。すなわち、重送される帳票P1,P2を給紙部11において2段構えで分離することで、帳票P1と帳票P2を確実に分離し、次工程へ搬送することができる。
以上、光学的帳票読取装置を例にして、本発明を具体的に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、帳票を重送することなく搬送することが必要な給紙装置を有するものであれば適用可能である。また、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
以下、図6,図7を参照して上記実施形態の変形例について説明する。なお上記実施形態と同じ構成には同一の符号を付しその説明は省略する。
図6に示すように、この変形例は、帳票Pを斜めに積載する帳票積載部2aとコロ61とを備える場合の例である。
この場合、帳票積載部2aは、斜め下の方向に帳票取込口が設けられているため、帳票Pは斜め下の方向に取り込まれる。コロ61は、ピックアップローラ3に対向して帳票取込口の下側に配置され、帳票Pをベルト6の上り方向に設置された傾斜区間6aへ導くガイド機構として機能する。
この変形例の場合、帳票Pは、ピックアップローラ3が矢印B方向に回転することにより帳票積載部2aから斜め下の方向に取り込まれる。
すると、図7に示すように、ピックアップローラ3の下に配置されたコロ61が、帳票Pを傾斜区間6aへ導くので、複数の帳票P1,P2が重送された場合に、上記図5で示した場合と同様に下側の帳票P2が傾斜区間6aに当たり(符号50参照)、上の帳票P1に対し下側の帳票P2の事前捌きが行われる。
従って、この例の場合も、図4,図5で示した場合と同様に、逆転するベルト6の傾斜区間6aに当接し、下側の帳票P2が停止または後退し、帳票P1の面に対してずれが生じるので、その後の挟持の際に先端部が先行する上側の帳票P1を下側の帳票P2から確実に分離して搬送することができる。すなわち、重送(ダブルフィード)される帳票Pを給紙部11において事前捌きと本捌きの2段構えで分離することで、確実に分離し、後段の処理部へ搬送することができる。
なお、上記実施形態では、ローラにかけたベルト5,6で搬送路を構成したが、ローラとガイドまたはローラだけで搬送路を構成してもよい。
また上記実施形態では、コントローラ40に、搬送制御機能と画像読取および文字認識機能を持たせたが、光学的帳票読取装置に通信ケーブルなどで接続したコンピュータなどのホストコンピュータに文字認識機能を受け持たせてもよい。
上記実施形態では、下部回転機構を逆回転させたが、上部回転機構と速度差が生じればよく、例えば下部回転機構のローラを回転させずに停止したり、または上部回転機構のローラよりも下部回転機構のローラを低速に回転させても良い。
P,P1,P2…帳票、1…筺体、2…ホッパテーブル(ホッパ)、2a 帳票積載部、3…ピックアップローラ、4…フィードローラ、5,6…ベルト、6a…傾斜区間、7a〜7d,8b,12…ドライブローラ、8a,13…ピンチローラ、9…変位センサ、10…紙厚検出部、11…給紙部、15…印字ヘッド、16…プラテンローラ、17…フラッパ、18…アクセプトスタッカ、19…リジェクトスタッカ、40…コントローラ、60…分離部、61…コロ。

Claims (3)

  1. 帳票が積載された帳票積載部と、
    前記帳票積載部から帳票を取り込む際に、上下に重なった帳票を前後方向にずらず第1機構と、
    前記第1機構により前後方向にずらされた前記複数枚の帳票のうち先行する帳票を挟持して次工程へ搬送する第2機構と
    を具備することを特徴とする給紙装置。
  2. 帳票が積載された帳票積載部と、
    前記帳票積載部の上に配置されたローラを有し、前記ローラを第1方向に回転させて前記帳票積載部に積載された前記帳票の面に当接した前記ローラの摩擦力により前記帳票を装置内に取り込む帳票取込部と、
    前記帳票取込部により装置内に取り込まれる前記帳票を、搬送路を挟んで上下に対向配置した複数のローラとこれらのローラにかけ渡したベルトにより構成される上部回転機構および下部回転機構により挟持し、前記上部回転機構を前記第1方向に回転させ、前記下部回転機構を停止または前記第1方向とは逆の第2の方向に回転させることで、重送される前記帳票を分離する分離部と
    を備え、
    前記下部回転機構のベルトを、
    前記上部回転機構と前記下部回転機構とで前記帳票が挟持される位置の手前で、ベルト面が前記帳票に対して斜めに当たるように配設したことを特徴とする給紙装置。
  3. 前記帳票積載部が、前記帳票を縦または斜めに積載し、
    前記下部回転機構が、
    前記帳票積載部から縦または斜め下の方向に取り込まれる前記帳票を、前記ベルトの斜めのベルト面へ導くガイド機構をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
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