JP2019097057A - 画像読取装置 - Google Patents

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内田 安陽夢生
Anyomusei Uchida
安陽夢生 内田
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Abstract

【課題】パスポートのように厚みのある原稿に適した読取り機構や制御、またはキャリアシートを必要としなくても、パスポートに記載された旅券情報を取得できる画像読取装置を提供する。【解決手段】画像読取装置は、画像読取部に向けて搬送する正転方向と、該正転方向とは逆方向の反転方向とを切り替えて搬送可能であり、画像読取部が読み取った画像に所定の識別画像が含まれるときに、反転方向に切り替える。また、画像読取装置の制御手段は、冊子片側頁部分の端部に設けられた所定の識別情報を画像読取手段が読み取ったタイミングに基づいて、搬送手段を逆転駆動に切り替える。【選択図】図9

Description

本発明は、シート状の媒体を順次給送するシート給送装置を有する画像読取装置、又はその制御方法及びプログラムに関するものである。
従来、複写機、ドキュメントスキャナ、ファックスなどに設けられる画像読取装置においては、載置台にセットされたシートを画像読取部に順次給送するためのシート給送装置を備えている。このようなシート給送装置の一例として、原稿を画像読取部に給送する自動原稿給送装置(ADF)が知られている。
近年、比較的剛性が高い厚いシート、例えばIDカードや厚紙に加え、パスポート(旅券)などの冊子を搬送する要望が増えている(特許文献1参照)。例えば、申請書の身分証明書として、パスポートの旅券情報が記載された面を読み取り、画像を保存して残すことがある。
特開2017−103700号公報
ところで、パスポートなどの冊子を見開いてスキャンする場合、見開き面側において折り返しの段差が生じるため搬送が難しい。そのため、従来では、パスポートなどをキャリアシートなどに挟んで搬送していたが、利用者は、パスポートを読取るごとにキャリアシートを使うことになるため、作業効率が悪い。
本発明の画像読取装置は、搬送媒体の導入口が設けられた筐体と、前記導入口に設けられ、搬送媒体を搬送路内に給送する給送手段と、前記給送手段の下流側で搬送媒体を前記搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される搬送媒体の画像を読み取る画像読取手段と、前記搬送手段の駆動を制御する制御手段と、を備え、前記搬送手段は、前記導入口から導入される搬送媒体を前記画像読取手段に向けて搬送する正転駆動と、前記正転駆動と反対の逆転駆動とが切り替え自在に設けられ、前記制御手段は、前記給送手段によって給送される搬送媒体として見開いた冊子片側頁部分を前記搬送手段の前記正転駆動によって前記画像読取手段側に搬送し、前記画像読取手段が前記冊子片側頁部分の画像を読み取った後、前記搬送手段を前記逆転駆動に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、キャリアシートを使わずに、パスポートのような冊子の片側頁部分を読み取れる画像読取装置を実現できる。
本発明の実施形態1に係る画像読取装置の断面図。 図1の画像読取装置の搬送駆動系を示す斜視図。 図1の画像読取装置の制御ユニットのブロック図。 図1の画像読取装置における正転搬送を示す断面図。 図1の画像読取装置における逆転搬送を示す断面図。 図1の画像読取装置における厚み検知を示す断面図。 本発明の実施形態に係るパスポートの見開き1ページ目の概略図。 情報生成部が生成するデータ形式の図。 本発明の実施形態に係る読み取りの処理手順フローチャート図。 本発明の実施形態2に係る画像読取装置の概略断面図。
以下、図面を参照し、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態に係る画像読取装置Aの概略図である。
<読取装装置の構成>
画像読取装置Aは、載置台1に積載された一又は複数の搬送媒体Sを1つずつ装置内に経路RTにて搬送してその画像を読み取り、排出トレイ2に排出する装置である。読み取る搬送媒体Sは、例えば、OA紙、チェック、小切手、カード類等のシートであり、厚手のシートであっても、薄手のシートであってもよい。カード類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカード等を挙げることができる。
搬送媒体Sには、また、パスポートなどの冊子も含まれる。冊子を対象とする場合、上述したキャリアシートを用いることができる。キャリアシートに見開き状態の冊子を収容して載置台1に載置することで、冊子がキャリアシートと共に搬送され、その画像を読み取ることができる。ただし、本実施形態によれば、このようなキャリアシートを使わずにパスポート等の冊子の片側頁部分の読み取りを行うことができる。
ここで、パスポートについては、読取ったパスポートの画像を保存しないようにしてもよい。この場合、例えば、旅券番号や氏名、国籍が記入された申請書とパスポートとを読み取り、申請書に入力された旅券番号等とパスポートに記載された情報との照合に利用することができる。
経路RTに沿って搬送媒体Sを給送する給送機構としての第1搬送部10が設けられている。第1搬送部10は本実施形態の場合、送りローラ(給送ローラ)11と、送りローラ11に対向配置される分離ローラ12と、を備え、載置台1上の搬送媒体Sを搬送方向D1に一つずつ順次搬送する。送りローラ11は図1における装置筐体の下部ユニット側に設けられており、分離ローラ12(分離部)は、その送りローラ11と対向するように、筐体の下部ユニットに対して搬送路を開閉自在に設けられた上部ユニットに設けられている。
送りローラ11には、モータ等の駆動部3から伝達部5を介して駆動力が伝達され、図中矢印方向(経路RTに沿って搬送媒体Sを搬送させる正方向)に回転駆動される。伝達部5は例えば電磁クラッチであり、駆動部3からの送りローラ11への駆動力を断続する。
ここで、本実施形態の第1搬送部10は、複数枚の搬送媒体Sを1枚ずつ分離するために通常は送りローラ11と分離ローラ12とを接圧状態とする。また、本実施形態では、送りローラ11及び分離ローラ12の少なくとも何れか一方を他方から離間させるように構成し、パスポートなどの冊子を見開き状態で搬送する場合には、送りローラ11及び分離ローラ12の間を離間させて、接圧状態から非接圧状態への切替えを可能としている。本実施形態では、送りローラ11に対して分離ローラ12だけを離間させるように構成している。
さらに、本実施形態では、上記の接圧状態(分離可能な給送状態)と非接圧状態(非分離での給送状態)との切り替えは、画像読取装置Aの筐体において、切替えレバー(不図示)を設け、ユーザが任意に手動で切り替えられるようになっている。なお、外部装置(パソコン)や画像読取装置Aの操作パネルなどからのユーザ操作によって自動で切り替えられるような駆動機構を備えるようにしてもよい。
駆動部3と送りローラ11とを接続する伝達部5は、例えば、本実施形態では、通常時において駆動力が伝達される状態とし、搬送媒体Sの逆送の場合に駆動力を遮断する。送りローラ11は伝達部5により駆動力の伝達が遮断されると、自由回転可能な状態となる。なお、このような伝達部5は、送りローラ11を一方向のみに駆動させる場合には設けなくてもよい。
送りローラ11に対向配置される分離ローラ12は、搬送媒体Sを1枚ずつ分離するためのローラであり、送りローラ11に対して一定圧で圧接している。この圧接状態を確保するため、分離ローラ12は揺動可能に設けると共に送りローラ11へ付勢されるように構成される。
画像読取装置Aは、後述する揺動可能な分離ローラ12の移動幅から、一定以上の厚みのある搬送媒体Sを検知することができる。分離ローラ12は、トルクリミッタ12aを介して駆動部3から駆動力が伝達され、実線矢印方向(送りローラ11の正方向とは逆方向))に回転駆動される。
分離ローラ12はトルクリミッタ12aにより駆動力伝達が規制されるため、送りローラ11と当接している際は送りローラ11に連れ回りする方向(破線矢印方向)に回転する。これにより、複数の搬送媒体Sが送りローラ11と分離ローラ12との圧接部に搬送されてきた際には、一つを残して2つ以上の搬送媒体Sが下流に搬送されないようにせき止められる。
なお、本実施形態では分離ローラ12と送りローラ11とで分離機構を構成したが、このような分離機構は必ずしも設けなくてもよく、経路RTに搬送媒体Sを1つずつ順次給送する給送機構であればよい。また、分離機構を設ける場合においては、分離ローラ12のような構成の代わりに、搬送媒体Sに摩擦力を付与する分離パッドを送りローラ11に圧接させて、同様の分離作業を持たせるようにしてもよい。
第1搬送部10の搬送方向下流側にある搬送機構としての第2搬送部20は、駆動ローラ21と、駆動ローラ21に従動する従動ローラ22とを備え、第1搬送部10から搬送されてきた搬送媒体Sをその下流側へ搬送する。駆動ローラ21にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。
従動ローラ22は駆動ローラ21に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ21に連れ回る。この従動ローラ22は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ21に対して付勢された構成としてもよい。
第2搬送部20は、後述する駆動ローラ21を正転/逆転に回転させる駆動部4を備える。
このような第2搬送部30よりも搬送方向下流側にある第3搬送部30は、駆動ローラ31と、駆動ローラ31に従動する従動ローラ32とを備え、第2搬送部20から搬送されてきた搬送媒体Sを排出トレイ2へ搬送する。つまり、この第3搬送部30は排出機構として機能する。駆動ローラ31にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。
従動ローラ32は駆動ローラ31に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ31に連れまわる。この従動ローラ32は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ31に対して付勢された構成としてもよい。
第2搬送部30は、後述する駆動ローラ31を正転/逆転に回転させる駆動部4を備える。
ここで、本実施形態の画像読取装置Aでは、第2搬送部20と第3搬送部30との間に配置される画像読取ユニット(画像読取手段の画像読取部)70によって画像の読み取りを行うため、第2搬送部20及び第3搬送部30は搬送媒体Sを定速搬送する。
第2及び第3搬送部20、30の搬送速度は常に第1搬送部10の搬送速度以上とすることで、先行搬送媒体Sに後続搬送媒体Sが追いついてしまう事態を回避できる。例えば、本実施形態では、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度を、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度よりも速くなるように速度制御するようにした。
なお、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度と、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度とを同一条件とした場合でも、駆動部3を制御して後続搬送媒体Sの給送開始タイミングを間欠的にずらすことにより先行搬送媒体Sと後続搬送媒体Sとの間に最低限の間隔を形成することも可能である。
第1搬送部10と第2搬送部20との間に配置される重送検出センサ40は、静電気等で紙などの搬送媒体S同士が密着し、第1搬送部10を通過してきた場合(つまり重なって搬送される重送状態の場合)に、これを検出するための検出センサ(シートの挙動や状態を検出するセンサ)の一例である。
重送検出センサ40としては、種々のものが利用可能であるが本実施形態の場合には超音波センサであり、超音波の発信部41とその受信部42とを備え、紙等の搬送媒体Sが重送されている場合と1つずつ搬送されている場合とで、搬送媒体Sを通過する超音波の減衰量が異なることを原理として重送を検出する。
このような重送検出センサ40よりも搬送方向下流側に配置される媒体検出センサ50は第2搬送部20よりも上流側で、第1搬送部10よりも下流側に配置された上流側の検出センサ(シートの挙動や状態を検出するセンサ)としての一例であり、第1搬送部10により搬送される搬送媒体Sの位置、詳細には、媒体検出センサ50の検出位置に搬送媒体Sの端部が到達又は通過したか否かを検出する。
媒体検出センサ50としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合には光学センサであり、発光部51とその受光部52とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送媒体Sを検出する。
本実施形態の場合、搬送媒体Sの先端が媒体検出センサ50で検出されると、搬送媒体Sが重送検出センサ40により重送を検出可能な位置に到達しているように、上記の媒体検出センサ50は重送検出センサ40の近傍においてその下流側に設けられている。
なお、この媒体検出センサ50は、上記の光学センサに限定されず、例えば、搬送媒体Sの端部が検知できるセンサ(イメージセンサ等)を用いてもよいし、経路RTに突出したレバー型のセンサでもよい。
媒体検出センサ50とは別の媒体検出センサ60は画像読取ユニット70よりも上流側で、第2搬送部20よりも下流側に配置された下流側の検出センサとしての一例であり、第2搬送部20により搬送される搬送媒体Sの位置を検出する。
媒体検出センサ60としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合、媒体検出センサ50と同様に光センサであり、発光部61と受光部62とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送媒体Sを検出する。なお、本実施形態では、第2搬送部20の搬送方向上流側と下流側のそれぞれに媒体検出センサ50、60を配置したが、何れか一方だけでもよい。
媒体検出センサ60よりも下流側にある画像読取ユニット70は、例えば、光学的に走査し、電気信号に変換して画像データとして読み取るものであり、内部にLED等の光源、イメージセンサ、レンズアレー等を備えている。
本実施形態の場合、画像読取ユニット70は経路RTの両側に一つずつ配置されており、搬送媒体Sの表裏面を読み取る。しかし、経路RTの片側にのみ一つ配置して、搬送媒体Sの片面のみを読み取る構成としてもよい。また、本実施形態では、画像読取ユニット70を経路RTの両側に対向配置した構造としているが、例えば、経路RTの方向に間隔をあけて配置してもよい。
<搬送駆動構成>
次に、図2を参照して、画像読取装置Aの搬送駆動構成について説明する。図2に示す41は、上述した、第2搬送部20および第2搬送部30を正転/逆転に回転させるための駆動部4を示す。42は、駆動部4と同軸上に固定された駆動ギアを示す。45は、駆動ギア42にギア列を介して接続する第1搬送ギアを示す。第1搬送ギア45には、同軸上に駆動ローラ21が固定されている。したがって、駆動ローラ21と、駆動ローラ21に接することにより回転する従動ローラ22とからなる第2搬送部20が第1搬送ギア45に接続されていることとなる。
43は、駆動ギア42にギア列を介して接続される第2搬送ギアを示す。第2搬送ギア43には、同軸上に駆動ローラ31が固定されている。したがって、駆動ローラ31と、駆動ローラ31に接することにより回転する従動ローラ32からなる第2搬送部30が第2搬送ギア43に接続されていることとなる。また、44は、第1搬送ギア45と第2搬送ギア43を連結する連結ギアを示す。
なお、本実施形態で示す構成は一例であり、この限りではない。例えば、本発明には、ギア列を構成するギアの数が異なる構成、或いは、タイミングベルトによって連結するなどの構成を適用することができる。
また、本実施形態の画像読取装置Aは、DCモータ(駆動モータ)等からなる駆動部4が1個設けられている。そして、この駆動部4の駆動力は、各ギア45、43、44を介して、駆動ローラ21と駆動ローラ31に回転駆動として伝達される。すなわち、画像読取装置Aの駆動部4は、駆動ローラ21と駆動ローラ31とをそれぞれ同一駆動条件で駆動させるようになっている。
なお、本実施形態では、駆動部を1つのモータで構成した例を説明したが、複数のモータで各ローラを別駆動できるようにしてもよいが、搬送手段と排紙手段とをそれぞれ同時駆動条件で制御することも可能である。
また、本実施形態では、駆動部3と駆動部4とを別のモータで構成した例を説明したが、1つのモータを用い同一駆動条件で駆動させるようにしてもよい。
<画像読取装置の制御構成>
図3を参照して制御部8について説明する。図3は画像読取装置Aの制御部8のブロック図である。
制御部8はCPU81、ROM82、SDRAM810、操作部83、通信部84、インターフェース部86、識別画像検出部88及び情報生成部89を備える。CPU81はROM82に記憶されたプログラムを実行することにより、画像読取装置A全体の制御を行う。
通信部84は、外部装置との情報通信を行うインターフェースである。外部装置としてPC(パソコン)を想定した場合、通信部84としては、例えば、USBインターフェースやSCSIインターフェースを挙げることができる。また、このような有線通信のインターフェースの他、通信部84は無線通信のインターフェースとしてもよく、有線通信、無線通信の双方のインターフェースを備えていてもよい。
インターフェース部85はアクチュエータ86やセンサ87とのデータの入出力を行うI/Oインターフェースである。アクチュエータ86には、駆動部3、駆動部4、伝達部5等が含まれる。センサ87には、重送検出センサ40、媒体検出センサ50及び60、画像読取ユニット70等が含まれる。
ROM82は、制御プログラムや後述する識別画像検出時に必要な識別情報等を格納した読取専用のメモリである。SDRAM810は、センサ87によって取得した画像データを一時格納しておくためのメモリである。操作部83は、例えば、スイッチやタッチパネル等で構成され、操作者からの操作を受け付ける。
識別画像検出部88は、SDRAM810に格納された画像データから識別画像を検出する。図7を参照して、識別画像の検出について説明する。以下の説明では、原稿としてパスポートが使用された場合を想定して説明する。なお、本発明は、これに限定されず、任意の原稿が選択されてもよい。
図7は、パスポートの見開き1ページ目の概略図である。1ページ目の旅券情報記載面(読取対象となる冊子片側頁部分)600には、旅券の種類、番号、発行年月日、有効期間満了の年月日、旅券の名義人の氏名、生年月日、性別、本籍、旅券の発行国、発行地及び発行機関などが記載されている。なお、発行国によって記載内容は異なるが上記の記載情報に限定されるものではない。
また、パスポートの下部(見開いたパスポートのうち折り曲げ側の頁端部)には、機械読み取り式旅券情報601が印字されている。機械読み取り式旅券情報601は、英数字と「<」の羅列で構成されており、44桁2行で旅券情報が記載されている。機械読み取り式旅券情報601の上段には、型、発行国コード、姓および名前が、下段には旅券番号、国籍、生年月日、性別及び有効期限が記載されている。
識別画像検出部88は、SDRAM810に格納された画像データに対して、公知の技術を用いて、2値化処理やノイズ除去、傾き補正及びOCR(Optical Character Recognition: 光学的文字認識)などの処理を実行し、画像から文字列データを抽出する。
次に、ROM82に保管された識別書式情報を用いて、パスポート画像であるかを判断する。認識書式情報は、機械読み取り式旅券情報601の書式情報であり、英数字と「<」の配列情報が記録されている。例えば、44桁2行の旅券情報の1行目は、「型」→「<」→「発行国コード」→「姓」→「<<」→「名」の順に文字列が並んでいる、などの情報である。識別画像検出部88は、検出した識別画像の識別情報を、SDRAM810に格納する。
情報生成部89は、識別画像検出部88が検出した旅券情報を、図8に示すようなXML(Extensible Markup Language)形式のデータとして生成する。なお、データ形式は、これに限定されず、CSV(Comma separated values)やJSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)などの形式でもよい。
また、情報生成部89は、付加情報として、識別画像検出部88が検出した旅券情報以外に、画像を読み取ったときの日時やページの読み取り順番、識別画像検出部88が認識した文字列データも生成できる。なお、画像読取装置Aの操作者は、情報生成部89が生成する情報を、画像読取装置Aが接続された不図示の外部パソコンから選択可能である。
これにより、本実施形態では、キャリアシートを使わずに、パスポートの情報を読取ることができる。したがって、キャリアシートへパスポートを出し入れする必要もなく、パスポート情報の読取作業の効率を向上することができる。
<第1の搬送方法>
画像読取装置Aの基本的な搬送動作について説明する。制御部8は、例えば画像読取装置Aが接続された不図示の外部パソコンから画像読み取りの開始指示を受信すると、第1乃至第3搬送部10乃至30の駆動を開始する。または、画像読取装置Aが有する操作パネルからユーザ操作を受け付けることで、第1乃至第3搬送部10乃至30の駆動を開始するようにしてもよい。
載置台1に積載された搬送媒体Sはその最も下に位置する搬送媒体Sから1つずつ搬送される。すなわち、この場合には、第1搬送部10から第2及び第3搬送部20、30に向かう方向に搬送媒体Sを搬送する。
搬送の途中で搬送媒体Sは重送検出センサ40により重送の有無が判定され、重送が無いと判定されると搬送が継続される。なお、重送があると判定された場合には、搬送を停止するか、第1搬送部10による後続搬送媒体Sの取り込みを停止して、重送状態にある搬送媒体Sをそのまま排出するようにしてもよい。
パスポートなどの冊子を搬送するときには、重送と判断され易い。そのため、画像読取装置Aの操作パネル、又は画像読取装置Aが接続された外部装置のアプリケーション(画像読取装置を制御するアプリケーション)の何れかにおいて、重送検出の機能をON/OFFできる初期設定を設け、予め重送検出をOFFの設定にしておくことが好ましい。
制御部8は、媒体検出センサ60の検出結果に基づくタイミングで、第2搬送部20により搬送されてきた搬送媒体Sの、画像読取ユニット70による画像の読み取りを開始し、読み取った画像を一次記憶して順次外部パソコンへ送信する。画像が読み取られた搬送媒体Sは第3搬送部30により排出トレイ2に排出されてその搬送媒体Sの画像読取処理が終了する。
<第2の搬送方法>
第2の搬送方法は、読み取った画像に対して、識別画像検出部88が識別画像を検出した場合は、各駆動ローラを逆転駆動させることにより、載置台1に向けて搬送媒体S(この場合はパスポート)を搬送(逆送)し、給紙口(導入口)100から搬送媒体Sを排出する搬送方法である。
図4から図6を参照して、第2の搬送方法における画像読取装置Aの動作について説明する。以下の説明では、原稿としてパスポートPが使用された場合を想定して説明する。なお、本発明は、これに限定されず、任意の原稿が選択されてもよい。
まず、画像の読み取り前に、操作者は、画像読取装置Aに対して、第2の搬送方向での駆動を指示する。操作者は、操作部83の不図示の操作パネルから第2の搬送指示を選択可能で有る。また、画像読取装置Aは、接続された不図示の外部パソコンから第2の搬送指示を受信することもできる。
次に、制御部8は、例えば画像読取装置Aが接続された不図示の外部パソコンから画像読み取りの開始指示を受信すると、図4に示すように送りローラ11と駆動ローラ21及び駆動ローラ31の正転駆動を開始し、図4のパスポートPは搬送される。パスポートPは、見開いた冊子の状態であり、操作者は、各種情報が記載された見開き1ページ目を載置台1側に向けて設置している。
制御部8は、第2搬送部20により搬送されてきたパスポートPの見開き1ページ目を、画像読取ユニット70により画像の読み取りを開始する。読み取った画像はSDRAM810に一次記憶する。このとき搬送媒体Pの綴じ部は、送りローラ11まで達していない。そのため、駆動部3は、パスポートPの綴じ部の厚みが増すことによる負荷の増加がない。
制御部8は、一定の画像を読み取ったら、識別画像検出部88を使って識別画像の有無を検出する。識別画像検出部88が識別画像を検出した場合、制御部8は、図5に示すように駆動ローラ21及び駆動ローラ31の逆転駆動を開始し、パスポートPを給紙口100から排出する。
なお、本実施形態では、パスポートPの識別画像を読んだ時点では、パスポートPの綴じ部(段差部分)が分離ローラ12に当接しないように、送りローラ11及び分離ローラ12と画像読取ユニット70(読取位置)との間の距離が設定されている。
ここで、識別画像検出部88が識別画像を検出できなかった場合、制御部8は、パスポートPの搬送を続けてしまう。そのため、本実施形態では、図6に示すように、パスポートPの綴じ部が、分離ローラ12に接触し、揺動可能な分離ローラ12を上に押し上げる。
制御部8は、分離ローラ12の移動幅を、移動幅検知センサ13を使って検知し、一定の幅以上に達したときに、パスポートPの搬送を停止し、図5に示すように駆動ローラ21及び駆動ローラ31の逆転駆動を開始し、パスポートPを給紙口100から排出する。
つまり、ここでの移動幅検知センサ13は、搬送媒体の厚み検知手段を兼ねる。移動幅検知センサ13は、分離ローラ12と移動幅検知センサ13が接触することで、移動幅を検知しても良い。または、移動幅検知センサ13が発する光を分離ローラ12が移動したことにより遮ったことを検知、一定の幅以上に達したと判断してもよい。これにより、パスポートPを強引に搬送してしまう事態を防ぐことができる。
<読取り動作>
次に、図9を参照して、本発明の特徴的な実施形態である上記第2搬送方法による、帳票原稿とパスポートの読取り動作の処理手順について説明する。以下の説明では、操作者が、帳票原稿を先に読取り、続けてパスポートが読取られた場合を想定して説明する。なお、本発明は、これに限定されず、任意の原稿が選択されてもよい。
なお、以下で説明する処理は、CPU81がROM82に格納された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
まず、ステップS101において、画像読取装置Aが接続された不図示の外部パソコンから画像読み取りの開始指示を受信すると、第1乃至第3搬送部10乃至30の駆動を開始し、帳票原稿の搬送を開始する。次にステップS102において、画像読取ユニット70による画像の読み取りを行ない、読み取った画像をSDRAM810に記憶する。
次に、制御部8は、ステップS103において、SDRAM810に記憶されている読み取り画像に対して識別画像の検出をまだ行なっていない場合、ステップS104に進み、SDRAM810に記憶されている読み取り画像が識別可能なサイズの画像かを確認する。制御部8は、ステップS104において、識別可能な画像サイズの場合、識別画像検出部88を使って識別画像の検出処理を行なう(ステップS105)。
制御部8は、ステップS106において、識別画像を検出できない場合、ステップS111に進み、画像の終端まで読取ったかを確認する。
制御部8は、まだ残りの画像がある場合、ステップS114において、原稿の厚みが閾値を超えたか確認する。原稿の厚みが閾値を超えていない場合は、制御部8は、ステップS102に進み画像の読み取り処理を継続する。
原稿の厚みが閾値を超えた場合は、ステップS115において、画像の読取りを中止し、駆動ローラ21及び駆動ローラ31の逆転駆動を開始し、原稿を給紙口100から排出する。次に、ステップS116において、制御部8は、操作部83の不図示の操作パネルに、識別情報を検知できなかった旨の通知を表示する。
ステップS111において、画像の終端まで読取っている場合、制御部8は、SDRAM810に記憶されている帳票原稿の画像を、通信部84を介して、外部パソコンへ送信(出力)する(ステップS112)。このとき、CPU81の一部の機能が情報出力手段として機能している。
次にステップS110に進み、制御部8は読取りの終了を確認する。制御部8は、読取りの終了指示もしくは次の原稿が原稿台に設置されるまで待機する。
操作者は、操作部83の不図示の操作パネルから読取り終了の指示を行なえる。また、画像読取装置Aは、接続された不図示の外部パソコンから読取り終了指示を受信することもできる。
本実施例では続けてパスポートの読取りを行なうので、制御部8は、ステップS113において、ステップS101に戻り、パスポート原稿の搬送処理を開始し、上述したステップS101からステップS106までの処理を行なう。
制御部8は、ステップS106において、識別画像を検出した場合、画像の読取りを中止し、駆動ローラ21及び駆動ローラ31の逆転駆動を開始し、パスポート原稿を給紙口100から排出する(ステップS108)。
続いて制御部8は、ステップS109に進み、情報生成部89で生成し、SDRAM810に記憶されている識別画像の識別情報を、通信部84を介して、外部パソコンへ送信する。識別情報はテキストデータとして外部パソコンへ出力されても良い。
次にステップS110に進み、制御部8は、読取りの終了を確認し、読取りの終了指示があった場合、読取り処理を終了する。
(実施形態2)
上述した実施形態1では、パスポートPの綴じ部が分離ローラ12を実質的に超えない場合の形態について説明したが、本実施形態では、図10に示すように、パスポートPの綴じ部(段差部分)が分離ローラ12を超えて従動ローラ22手前まで到達するようにした以外は上述の実施形態1と同様の構成である。なお、図10では、上述した実施形態1と同一の構成部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
本実施形態では、図10に示すように、分離ローラ12には、送りローラ11に対して接圧状態と非接圧状態との切り替えを行う切替機構Xが設けられ、この切替機構Xにより、送りローラ11及び分離ローラ12の間における接圧状態及び非接圧状態の切替えが可能となっている。図10では、非接圧状態の図である。
ここで、図10(a)に示すように、分離ローラ12を非接圧状態として、送りローラ11を正転駆動すると、送りローラ11及び分離ローラ12の間でパスポートPの冊子部分を挟んで送り力を伝え、見開き状態のパスポートPが冊子片側頁部分Paを先頭にして画像読取ユニット70に向かって給送される。このとき、パスポートPの読取面は、送りローラ1側の面とする。
次に、図10(a)及び図10(b)に示すように、分離ローラ12は送りローラ11に対して予め非接圧状態に切り替えられ、送りローラ11から離間しているため、パスポートPの綴じ部は、パスポートPの給送過程において、分離ローラ12に対して不必要に接触することを防止することができる。
そして、パスポートPは、そのまま搬送ローラ21及び従動ローラ22の手前まで搬送され、その過程で、冊子片側頁部分Paの先端が搬送ローラ21と画像読取ユニット70との間に設けた媒体検知センサ(図1の符号60)に到達したタイミングに基づいて、画像読取ユニット70の読取開始タイミングが制御される。
また、パスポートPの綴じ部が従動ローラ22に当接することがないように、パスポートPの綴じ部が従動ローラ22の手前位置に到達したときにパスポートPの搬送が一時停止される。この搬送停止制御は、例えば、送りローラ11と搬送ローラ21との間に設けた重送検知センサ40が冊子部分を重送として検知したタイミングから、重送検知センサ40及び従動ローラ22(搬送ローラ21)の距離と、搬送速度との関係で予め定められた時間を経過したタイミングで制御することが可能である。
続いて、図10(c)に示すように、図中下側の画像読取ユニット70によって冊子片側頁部分Paが読み取られた後、搬送ローラ21、31及び送りローラ11を逆転駆動させることで、再び載置台側へ戻すことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態では、給送手段を構成する送りローラ11及び分離ローラ12の軸間距離を切替機構Xによって離間させることで、パスポートPが分離ローラ12に不必要に衝突することがなく、またパスポートPの綴じ部が従動ローラ22に衝突する前に搬送停止を行うようにしたので、衝突時の振動等によって画像読取に影響を与えることなく、高精度な読取処理が可能となる。
また、本実施形態によれば、搬送ローラ21の手前までパスポートPの綴じ部を搬送できるため、冊子片側頁部分Paの略全域にわたって広範囲に画像読み取りを行うことができる。例えば、パスポートの下部(折り曲げ側の頁端部)には、機械読み取り式旅券情が印字されている。
機械読み取り式旅券情報は、英数字と「<」の羅列で構成されており、44桁2行で旅券情報が記載されている。機械読み取り式旅券情報の上段には、型、発行国コード、姓および名前が、下段には旅券番号、国籍、生年月日、性別及び有効期限が記載されている。このようなパスポートの下部まで画像を読み取ることができる。
なお、本実施形態では、パスポートPの冊子片側頁部Paの画像読取は、図10(a)から図10(b)への移行(往路)で実行した場合について説明したが、本発明は勿論これに限定されず、例えば、図10(b)から図10(c)への移行(復路)で実行するようにしてもよい。
(他の実施形態)
以上、本発明を実施形態1及び2に基づいて詳細に説明したが、本発明は上述した実施形態1及び2に限定されるものではない。
上述した実施形態1及び2では、パスポートの片側頁部分を読み取るにあたり、給送手段側から装置内に取り込み、パスポートの片側頁部分の情報を読み取る例について説明したが、本発明は勿論これに限定されず、例えば、通常の原稿を給送手段側から取り込んだ時に排出される装置の排出口から、搬送手段の逆転駆動によってパスポートの片側頁部分を取り込み、パスポートの綴じ部分が搬送ローラ(排出ローラ)に当接又はその手前で一時停止し、搬送手段を正転駆動に切り替えて排出するようにしてもよい。
この場合、パスポートの片側頁部分の読取処理は、搬送手段の逆転駆動時(往路)でもよいし、搬送手段の正転駆動時(復路)でもよい。なお、搬送手段の搬送一時停止については、例えば、排出口に設けた排出センサを利用し、排出センサがパスポートの片側頁部分の挿入を検知したタイミングに基づいて、搬送手段の逆転駆動と共に画像読取のタイミングを調整するようにすればよい。
なお、このような本発明の画像読取装置における他の形態は、次のような構成で特定される。
具体的な画像読取装置の構成としては、
搬送媒体の導入口が設けられた筐体と、
前記導入口に設けられ、搬送媒体を搬送路内に給送する給送手段と、
前記給送手段の下流側で搬送媒体を前記搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送される搬送媒体の画像を読み取る画像読取手段と、
前記搬送手段の駆動を制御する制御手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記導入口から導入される搬送媒体を前記画像読取手段に向けて搬送する正転駆動と、前記正転駆動と反対の逆転駆動とが切り替え自在に設けられ、
前記制御手段は、前記搬送手段の逆転駆動によって搬送媒体として見開いた冊子の片側頁部分を前記搬送路の排出口から取り込むと共に前記画像読取手段側に搬送し、前記画像読取手段が前記冊子片側頁部分の画像を読み取った後、前記搬送手段を前記正転駆動に切り替えることを特徴とする。
例えば、給送手段と画像読取手段との間の搬送路の距離が長くなる場合には、給送手段から画像読取手段までパスポートの搬送を行うことになり、画像読取手段へのアクセスが悪い。これに対し、画像読取手段が導入口よりも排出口側に配置されている構成、すなわち、導入口と画像読取手段との距離よりも画像読取手段と排出口との距離の方が短い構成では、上述したように、冊子の片側頁部分を排出口からアクセスさせた方がパスポートの搬送を最小限にでき、効率的な読取処理を行うことができる。また、この場合であっても、パスポートをキャリアシートに入れなくても、パスポートの情報を読み取ることができる。
3 駆動部4 駆動部10 第1搬送部11 送りローラ12 分離ローラ13 移動幅検知センサ20 第2搬送部21 駆動ローラ22 従動ローラ30 第2搬送部31 駆動ローラ32 従動ローラ8 制御部88 識別画像検出部89 情報生成部

Claims (8)

  1. 搬送媒体の導入口が設けられた筐体と、
    前記導入口に設けられ、搬送媒体を搬送路内に給送する給送手段と、
    前記給送手段の下流側で搬送媒体を前記搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される搬送媒体の画像を読み取る画像読取手段と、
    前記搬送手段の駆動を制御する制御手段と、を備え、
    前記搬送手段は、前記導入口から導入される搬送媒体を前記画像読取手段に向けて搬送する正転駆動と、前記正転駆動と反対の逆転駆動とが切り替え自在に設けられ、
    前記制御手段は、前記給送手段によって給送される搬送媒体として見開いた冊子片側頁部分を前記搬送手段の前記正転駆動によって前記画像読取手段側に搬送し、前記画像読取手段が前記冊子片側頁部分の画像を読み取った後、前記搬送手段を前記逆転駆動に切り替えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記冊子片側頁部分の端部に設けられた所定の識別情報を前記画像読取手段が読み取ったタイミングに基づいて、前記搬送手段を前記逆転駆動に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記冊子片側頁部分の画像に含まれる所定の識別情報をテキストデータとして抽出して外部装置に出力する情報出力手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御手段は、見開いた冊子の段差部分が前記給送手段に到達する前に前記搬送手段を前記逆転駆動に切り替えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記筐体には、搬送媒体の厚さを検知する厚さ検知手段が設けられ、
    前記制御手段は、前記厚さ検知手段の検知結果に基づいて、前記搬送手段を前記逆転駆動に切り替えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記給送手段は、搬送媒体を給送する給送ローラと、前記給送ローラに接圧されて搬送媒体に対して所定の負荷を発生させる分離部とを有すると共に、接圧状態の前記搬送ローラ及び前記分離部のいずれか一方を他方から離間させることで非接圧状態に切り替え可能に設けられ、
    前記画像読取手段に向けて前記冊子片側頁部分を搬送する場合には、前記給送手段を前記非接圧状態に切り替えた後、前記制御手段によって前記搬送手段を前記正転駆動させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  7. 前記制御手段は、見開いた冊子の段差部分が前記搬送手段に到達する前に前記搬送手段を前記逆転駆動に切り替えることを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記筐体は、前記給送ローラが設けられた下部ユニットと、前記下部ユニットに対して前記搬送路を開閉自在に設けられると共に前記分離部が前記給送ローラに対向して設けられた上部ユニットとを有し、
    前記画像読取手段は、前記上部ユニットに設けられた第1画像読取部と、前記下部ユニットにおいて前記第1画像読取部よりも搬送方向下流側に設けられた第2画像読取部とを有し、
    前記第1画像読取部が前記冊子片側頁部分の画像を読み取るようにしたことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像読取装置。

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