JP4376608B2 - 景品用カセット、景品読取機、景品払出機、現金管理機および景品交換システム - Google Patents

景品用カセット、景品読取機、景品払出機、現金管理機および景品交換システム Download PDF

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本発明は、娯楽遊技施設(例えばパチンコホール)において遊技者の遊技の結果(例えばパチンコの出玉数)に応じて発行される景品のうち、当該遊技者から景品を買い取ると共に前記娯楽遊技施設に当該景品を売り戻す第三者機関(いわゆる景品交換所)を介して前記娯楽遊技施設に環流されることが可能な景品(特殊景品)を収容することを目的とした特殊景品用カセットに関するものである。
従来の景品交換システムについて、図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、従来の景品交換システムは、娯楽遊技施設50と、遊技客60と、景品交換所70と、の三者から構成されている。これゆえ、図5の景品交換システムは、「三店方式」と呼ばれることもある。
娯楽遊技施設50には、景品カウンターが設けられており、景品カウンターには、景品払出機51が設置されている。景品払出機51には、予め、景品がセットされている。景品払出機51の一例は、例えば特開平9−38328号に開示されている。
景品払出機51には、景品管理ターミナル(POSと呼ばれる)52が接続されている。景品管理ターミナル52は、遊技客60が所持する景品交換レシートを読み取る。そして、当該レシートに記載された遊技結果(玉数やメダル数)に対応する景品80が、景品払出機51から払い出される。
景品80は、所定の金銭価値が認められるような景品であり、金製品や、コイン入りのカード等が一般的である。
遊技客60は、景品80を換金する場合、景品交換所70を訪れる。景品交換所70には、景品読取機71が設置されている。景品読取機71は、景品80の種類及び真偽をチェックすると共に、景品80の個数を計数できるようになっている。景品交換所70のスタッフは、景品読取機71の計数結果に基づいて、対応する金銭価値に相当する現金を、手作業または現金出金機を介して遊技客60に提供する。これにより、遊技客60にとっての換金作業が完了する。
景品交換所70が遊技客60から景品80を買い取るのは、当該特殊景品を娯楽遊技施設50が買い戻してくれるからである。通常、娯楽遊技施設50は、景品交換所70が遊技客60に払い出す現金の金額に、数パーセントのマージン(手数料)を加えた金額で、景品80を買い戻す。
景品交換所70のスタッフは、景品80がある程度の量になったら、箱などの容器にそれら特殊景品を入れて娯楽遊技施設50に持参する。
娯楽遊技施設50のスタッフは、景品交換所70のスタッフが特殊景品を持参してきたら、それらの種類と数をチェックして、対応する現金(前記のように、通常はマージンを含めた額)を、手作業または現金管理機を介して景品交換所70のスタッフに払い出す。
娯楽遊技施設50のスタッフは、前記のようにして景品交換所70から買い戻した景品80を、再び景品払出機51内にセットする。以上のようにして、景品80はエンドレスに環流を続ける。
特開平9−38328号公報 特開平8−141189号公報
以上のような従来の交換システムには、以下のような問題があった。
すなわち、景品交換所70のスタッフは、遊技客60が持参した景品80について、景品読取機71を用いてその種類及び真偽をチェックして個数を計数するが、娯楽遊技施設50のスタッフも、景品交換所70のスタッフが持参した特殊景品について、略同様の作業を行っている。これは作業の重複であり、無駄である。また、特に後者の作業は手作業で行われているため、労力がかかるばかりでなく、数え違い等による各種の違算事故が起きやすい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、景品交換所の景品読取機による特殊景品のチェック結果及び計数結果を娯楽遊技施設においても利用できるような特殊景品用カセットを提供することを目的とする。
本発明は、複数個の景品を収容する景品用カセットであって、複数個の景品を収容する収容部と、前記収容部に収容される複数個の景品に関する情報を記憶することができる情報記憶部と、を備えたことを特徴とする景品用カセットである。
本発明によれば、景品用カセットの情報記憶部に景品(例えば特殊景品)の情報を記憶させることができるため、例えば特殊景品のチェック結果及び計数結果を有効に利用することができる。
好ましくは、前記情報記憶部は、ICチップを有する。ICチップは、情報書き込み性能、情報保持性能、及び、情報読み取り性能に優れる超小型の記憶媒体である。
前記景品は、1種類が用意されるより、複数種類が用意される方が便利である。後者の場合、各種類の景品は同型同大であることが好ましい。その場合、同一の景品用カセットを、各種類の景品に共通に利用することができる。なお、各種類の景品は、それぞれ所定の価値を有し得る。例えば3種類の景品であれば、それぞれ、例えば、200円相当、1000円相当、2000円相当の金銭価値が認められ得る。
この場合、好ましくは、前記情報記憶部に記憶される情報は、前記収容部に収容された景品の種類、個数、及び、合計価値である。これらの情報は、特殊景品の情報として極めて有用である。当該情報を情報記憶部に記憶することで、当該情報を再度チェック(計測)するという無駄から開放される。
また、景品用カセットは、景品交換所に設置される景品読取機に接続され、当該景品読取機によって読み取られた景品を収容するとともに、収容された景品に関する情報を前記情報記憶部に記憶することが好ましい。これにより、それ以後、景品読取機によって読み取られた景品の情報が有効に利用され、当該情報の再取得のための作業が不要となる。
この場合、更に、景品が種類別に景品用カセットに収容されることが好ましい。これにより、景品を効率的に収容することができる。
また、景品用カセットは、遊技場に設置される景品払出機に接続可能に構成され、接続状態において収納中景品を当該景品払出機によって払い出せるようになっていることが好ましい。この場合、景品が種類別に景品払出機に移載されることが好ましい。これにより、景品を効率的に景品払出機に戻すことができる。
また、本発明は、前記のいずれかの特徴を有する景品用カセットが接続される景品読取機であって、読み取った景品に関する情報を前記情報記憶部に書き込む情報書込部を備えたことを特徴とする景品読取機である。
また、本発明は、前記のいずれかの特徴を有する景品用カセットが接続される景品払出機であって、接続された景品用カセットの情報記憶部に記憶された情報を読み取る情報読取手段と、前記情報読取手段が読み取った情報を在庫情報として管理する在庫情報管理手段と、を備えたことを特徴とする景品払出機である。
このような景品払出機では、景品用カセットから補充される景品の個数等の情報が読み出されて利用され得るため、これら情報の手入力の必要が無くなり、個数確認等の労力削減が達成され、入力間違いに起因するトラブルからも開放され得る。
また、本発明は、予め現金を装填され、払出指示に基づいて前記現金を払い出す現金管理機であって、前記のいずれかの特徴を有する景品用カセットの情報記憶部に記憶された情報を読み取る情報読取手段と、前記情報読取手段が読み取った情報に基づいて算出される金額の現金を払い出す制御手段と、を備えたことを特徴とする現金管理機である。
また、本発明は、前記のいずれかの特徴を有する景品用カセットと、前記の特徴を有する景品読取機と、前記の特徴を有する景品払出機と、を備えたことを特徴とする景品交換システムである。好ましくは、当該景品交換システムは、前記の特徴を有する現金管理機を更に備える。
以上のように、本発明の景品用カセット、景品読取機、景品払出機、現金管理機および景品交換システムを利用すれば、景品交換所の景品読取機による景品のチェック結果及び計数結果を、娯楽遊技施設においても利用することができる。これにより、スタッフの労力軽減が図られる他、各種の違算事故も防止され得る。
次に、図1を用いて、本発明の景品用カセットの一実施の形態を用いた景品環流システム(景品交換システム)について詳しく説明する。
パチンコホール等の娯楽遊技施設10には、景品カウンターが設けられており、景品カウンターには、景品払出機11が設置されている。景品払出機11には、予め、ある程度の量の景品(特殊景品)40がセットされている。
景品40は、所定の金銭価値が認められるような景品であり、ここではコイン入りのカードである。本実施の形態では、200円の金銭価値に対応するカードと、1000円の金銭価値に対応するカードと、2000円の金銭価値に対応するカードと、の3種類が用意されている。各景品40には、価値情報や店舗情報等が記録される情報記録部(例えば、バーコードやICチップ等)が設けられている。
景品払出機11には、景品管理ターミナル(POSと呼ばれる)12が接続されている。景品管理ターミナル12は、遊技客20が所持する景品交換レシートを読み取る。そして、当該レシートに記載された遊技結果(玉数やメダル数)に対応する景品40が、景品払出機11から払い出されるようになっている。
一方、遊技客20から景品40を買い取ると共にこれを娯楽遊技施設10へ納入する景品交換所30には、景品読取機31が設置される。景品読取機31は、景品40の情報記録部の情報を読み取って景品の種類や真偽をチェックすると共に、景品40の個数を計数できるようになっている。
また、本実施の形態の景品読取機31は、入出金管理機32を介して、現金払出機33が接続されている。そして、景品読取機31の計数結果に基づいて、対応する金銭価値に相当する現金が、現金払出機33から遊技客20に提供されるようになっている。これにより、遊技客20にとっての実質的な換金作業が実現されるようになっている。なお、遊技客20に対する現金の払出しを円滑に行うために、ある程度の現金が現金払出機33に予めセットされる。
本実施の形態の景品読取機31は、3つの一次貯留部31a〜31cを有しており、3種類の景品を各一次貯留部31a〜31cのそれぞれに種類別に収容できるようになっている。
また、本実施の形態の景品読取機31には、本発明による景品用カセット45が接続可能となっている。景品用カセット45は、カード状の景品40を、例えば複数列の柱状に収容できる収容部45hを有している。そして、両者が接続された状態で、各一次貯留部31a〜31cに収容された景品40の数が所定数となった場合に、当該所定数の景品40が景品用カセット45の収容部45h内に自動的に収納されるようになっている。
本実施の形態では、前記所定数は、景品用カセット45の収容部45hの柱状の一列分の収容数と同一に設定されている。これにより、景品用カセット45の同一列内に収容される景品40を、同一種類としている。もっとも、前記所定数を景品用カセット45の収容数と同一として、景品用カセット45に収容される景品40を同一種類としてもよい。
また、本発明による景品用カセット45は、情報記憶部としてのICチップ45mを有している。ICチップ45mは、収容部45hに収容された景品40の種類、数、及び、金銭価値の合計額の情報を記憶するようになっている。
そして、景品読取機31には、ICチップ45mに対して情報を書き込むことができる情報書込部としてのICライタ31wが設けられている。情報書込部31wは、景品40が景品用カセット45の各列に収容される際に、それらの種類、数、及び、金銭価値の合計額をICチップ45mに書き込むようになっている。
景品40が景品用カセット45の収容部45hの全ての列に収容される、すなわち、景品用カセット45が景品40によって満杯になると、景品用カセット45は満杯表示部(不図示)によってその旨を表示するようになっている。
以上より、満杯表示部によって満杯状態が表示された景品用カセット45のICチップ45mには、収容部45hに収容された各列毎の景品40の種類、数、及び、金銭価値の合計額が、各列毎に記憶されていることになる。
景品読取機31には、常に景品用カセット45が接続されていることが好ましい。従って、本実施の形態のシステムにおいては、景品用カセット45は余裕を持った数が用意されて、景品交換所30にて保管されている。
なお、景品用カセット45は、景品交換所30から娯楽遊技施設10に運搬されることが意図されている。従って、セキュリティの観点から、景品用カセット45には施錠機構付きの蓋45cが設けられている。本実施の形態では、スタッフのみが所持するキーによって、蓋45cの開閉がなされ得るようになっている。
さて、娯楽遊技施設10の事務所部分には、現金管理機15が設置されている。現金管理機15は、本発明による景品用カセット45が接続可能となっている。両者が接続された状態で、本実施の形態の現金管理機15は、例えばICリーダライタ15rによって景品用カセット45のICチップ45mの情報を読み取って、景品40の買い戻しの対価金額を算出することができる。
本実施の形態の場合、現金管理機15は、景品交換所30において遊技客20に払い出される現金の金額に、数パーセントのマージン(手数料)を加えた金額を算出するようになっている。具体的には、収容部45hに収容された景品40の各列毎の合計金額を積算した額に、数パーセントのマージンを加えた額を算出するようになっている。
また、本実施の形態のICリーダライタ15rは、ICチップ45mに記憶された情報のうち、金銭価値の合計金額についての情報を初期化(リセット)できるようになっている。
また、本実施の形態では、娯楽遊技施設10の景品払出機11も、本発明による景品用カセット45が接続可能となっている。両者が接続された状態で、本実施の形態の景品払出機11は、例えばICリーダライタ11rによって景品用カセット45のICチップ45mの情報を読み取ることによって、景品払出機11内の景品40の在庫情報を更新することができる。具体的には、景品払出機11内の景品40の在庫情報は、景品払出機11に接続された景品管理ターミナル12に記憶されており、ICチップ45mから読み出される情報に基づいて更新されるようになっている。
また、本実施の形態のICリーダライタ11rは、ICチップ45mに記憶された情報を初期化(リセット)できるようになっている。
次に、前記のような景品環流システム(景品換金システム)の利用の一例について説明する。
娯楽遊技施設10での遊技を終えた遊技客20は、遊技結果(獲得した玉数やメダル数)を記録した景品交換レシートを持って、景品カウンターに向かう。景品カウンターにおいて、景品管理ターミナル12が景品交換レシートを読み取り、当該レシートに記載された遊技結果に対応する景品40が、景品払出機11から遊技客20に払い出される。この時、景品管理ターミナル12にて記憶される景品40の在庫情報が、払い出された景品40の種類及び個数に基づいて更新される。
遊技客20は、景品40を換金しようと考えた場合、景品40を持って景品交換所30を訪れる。景品交換所30では、景品読取機31によって、遊技客20により持参された景品40の種類及び真偽がチェックされ、当該景品40の種類別の個数が計数されて、種類別に各一次貯留部31a〜31cに収容される。
景品交換所30のスタッフは、景品読取機31の計数結果に基づいて、対応する金銭価値に相当する現金を現金払出機33を介して遊技客20に提供する。これにより、遊技客20にとっての換金作業が完了する。
景品交換所30において、景品交換所30のスタッフは、収容部45hが空の状態であって情報記憶部45mが初期化された状態にある景品用カセット45を、蓋45cを開けて景品読取機31に接続しておく。
景品読取機31においては、一人の遊技客との取引が終了すると、各一時貯留部に収容されていた景品が、対応する景品用カセット45の収容部45hへ送り込まれ、集積状態で収容される。
この時、景品読取機31の情報書込部としてのICライタ31wが、ICチップ45mに対して、景品用カセット45の当該列に収容される景品40の種類、数、及び、金銭価値の合計額を列毎に書き込む。尚、景品40が送り込まれるたびに、ICチップの情報は加算更新される。
景品読取機31による遊技客20からの景品の回収(換金)が更に進むと、景品40が景品用カセット45の収容部45hの全ての列に収容される。すなわち、景品用カセット45が景品40によって満杯になる。この時、景品用カセット45は、満杯表示部(不図示)によってその旨を表示する。この状態で、景品用カセット45のICチップ45mには、収容部45hに収容された各列毎の景品40の種類、数、及び、金銭価値の合計額が、各列毎に記憶されていることになる。
景品交換所30のスタッフは、景品読取機31に接続した景品用カセット45が満杯になると、当該景品用カセット45を景品読取機31から取り外して、蓋45cを閉める。景品読取機31には、収容部45hが空の状態であって情報記憶部45mが初期化された状態にある別の景品用カセット45が、蓋45cが開けられて接続される。尚、景品用カセット45を景品読取機31から取り外し動作に連動して、景品用カセット45の蓋45cが閉じられてロックされる構造をとってもよい。このようにすれば、景品用カセット45を取り外した後に景品を紛失することを防止できる。
景品40が収容され蓋45cが閉止状態にある景品用カセット45は、景品交換所30のスタッフによって、娯楽遊技施設10の事務所部分に持参される。そして、事務所に設置される現金管理機15のICリーダライタ15rによって、景品用カセット45のICチップ45mの情報を読み取らせる。読み取った情報に基づいて、現金管理機15は、景品40の買い戻しの対価金額を算出する。具体的には、現金管理機15は、収容部45hに収容された景品40の各列毎の合計金額を積算し、更に数パーセントのマージンを加えた額を算出する。
娯楽遊技施設10のスタッフは、算出された額に相当する現金を、手作業であるいは現金管理機15から、景品交換所30のスタッフに払い出す。この作業が行われた時、例えば娯楽遊技施設10のスタッフの手入力によって、現金管理機15のICリーダライタ15rがICチップ45mに、現金を出金済みである旨の情報を書き込む。一方、払い出された現金は、景品交換所30のスタッフによって景品交換所30に持って行かれ、景品交換所30の現金払出機33にセットされる。
現金管理機15に接続された景品用カセット45は、その後、現金管理機15から取り外されて、景品払出機11に接続される。
両者が接続されると、景品払出機11のICリーダライタ11rが景品用カセット45のICチップ45mの情報を読み取る。そして、景品払出機11内の景品40の在庫情報を更新する。具体的には、景品管理ターミナル12に記憶された景品払出機11内の景品40の在庫情報が、ICチップ45mから読み出される情報に基づいて更新される。
その後、景品用カセット45の蓋45cが開けられ、収容部45hに収容されていた景品40が、景品払出機31に手作業で補充される。この時、景品40は収容部45h内の各列毎に同一種類が収容されているため、補充作業が容易に行える。景品用カセット45の収容部45hの全体が単一種類の景品40を収容する場合には、景品40を景品払出機31に自動的に移載するように構成することも可能である。
前記補充作業が行われた後、空になった景品用カセット45は、例えば娯楽遊技施設10のスタッフの手入力に基づいて、景品払出機11のICリーダライタ11rによってICチップ45m内に記憶された情報が初期化(リセット)される。
その後、景品用カセット45は景品払出機11から取り外されて、例えば景品交換所30のスタッフによって景品交換所30に戻され、再び景品読取機31に装着されて再使用される。
以上のように、本実施の形態の景品環流システムによれば、景品読取機31によってチェック・計数されて景品用カセット45に収容された景品40の種類、個数、金銭価値の合計額の情報を、景品用カセット45のICチップ45mに記憶させることができる。そして、当該情報を、景品40の買い戻しの際、及び、景品払出機11への景品40の補充の際に利用することができる。すなわち、景品40の買い戻しの際、及び、景品払出機11への景品40の補充の際に、当該情報を再度チェック(計測)するという無駄から開放される。
ICチップ45mは、情報書き込み性能、情報保持性能、及び、情報読み取り性能に優れる超小型の記憶媒体であるので、本発明において好適である。
また、本実施の形態においては、3種類の景品40が同型同大であるため、同一の景品用カセット45を、各種類の景品40に共通に利用することができる。
また、景品用カセット45は、景品交換所30に設置される景品読取機31に接続可能に構成されているため、景品読取機31によって読み取られた景品40を効率的に収容することができる。
また、景品読取機31によって読み取られた景品40は、景品用カセット45の収容部45hの各列毎に種類別に収容されるため、景品払出機11への補充作業を極めて容易に行うことができる。
また、景品交換カウンターにおいては、景品払出機11に補充される景品の種類や個数等の情報を自動的に読み込んで利用するため、これら情報の手入力の必要が無くなり、在庫確認等の労力削減が達成され、入力間違いに起因するトラブルからも開放され得る。
なお、景品用カセット45から景品払出機11への景品40の移載が自動的に行われるような構成も採用され得る。この場合、景品40は種類別に景品払出機11に移載されることが好ましい。これにより、景品40を効率的に景品払出機11に戻すことができる。
また、ICチップ45mは、景品用カセット45に内蔵されてもよいし、外付けされてもよい。
また、景品40が収容された景品カセット45を景品払出機11の内部に装着し、そのままの状態で景品40の払出動作を行うようにしてもよい。このようにすれば、景品カセット45から景品払出機11への景品40の移送が必要なくなる。
また、ICチップ45mにおける情報の記憶の態様は、前記実施の形態に限定されない。例えば、金銭価値の合計額の情報については、各列毎でなく、景品用カセット45の全体について積算された額のみを記憶してもよい。
また、情報記憶部としては、ICチップ45mの他、磁気を利用する記憶媒体等、種々の公知の媒体が利用可能である。
以下、図2乃至図4を参照して、景品40を景品カセット45ごと景品払出機11の内部に装着する場合について説明する。図2乃至図4に示す場合、1つの景品用カセット45に1種類のみの景品40が収容されるように運用される。
図2は、景品読取機31の構成例の詳細を示すブロック図である。図2に示すように、景品読取機31は、景品セット検知手段31d、繰出手段31e、景品情報読取手段31f、搬送手段31g、操作部31h、表示部31i、電源部31j、通信I/F部31k、記憶部31l、カセット対応部31m、制御部31rを有している。
カセット対応部31mは、振分手段31nとカセット装填部31oとを有しており、カセット装填部31oは、カセット装着検知手段31pとカセットデータ書込手段(具体的には、ICライタ)31wとを有している。
本例では、1つの景品用カセット45に1種類のみの景品40が収容される一方、複数種類(ここでは3種類)の景品40の流通を許容するべく、景品読取機31は景品の種類毎にカセット対応部31mを有している(3個有している)。
図2の景品読取機31は、以下のように作用する。
遊技客20から渡された景品40は、係員によって投入部(不図示)にセットされる。
操作部31hのスタート指示ボタンが操作されると、繰出手段31eが駆動し、景品40が1枚ずつ繰り出される。
繰り出された景品40は、搬送手段31gによって搬送されつつ、景品情報読取手段31fによって各景品毎に景品情報(真偽、種別等)が読み取られる。そして、対応する振分手段31nによって、景品40は対応する一時貯留部へ送り込まれる。このとき、読み取られた景品情報は記憶部31lに順次一時記憶される。
一人の遊技客20による1回の景品投入処理(景品の取引)が終了すると、操作部31hの払出指示ボタンが操作される。これにより、記憶部31lに一時記憶されていた景品情報が、景品読取機31に接続された入出金管理機32に送信される。そして、入出金管理機32及び入出金管理機32に接続された現金払出機33を介して、景品相当分の現金が払い出される。
現金の払い出しが確認されると、操作部31hのクリアボタンが操作される。これにより、一時貯留部内の景品40が対応する景品用カセット45の収容部45hへ送り込まれるとともに、記憶部31lに一時記憶されていた景品情報に基づいてカセットデータ書込手段31wが景品用カセット45の情報記憶部(ICチップ)45mの情報を加算更新し、1回の景品交換処理が終了する。
また、景品用カセット45内の景品が所定数(満杯近くに設定される)に達すると、表示部31iあるいは入出金管理機32の表示部(不図示)に、景品用カセット40の交換を促す情報が表示される。
入出金管理機32及び現金払出機33は、それぞれ公知の任意のものが利用され得る。
次に、図3は、現金管理機15の構成例の詳細を示すブロック図である。図3に示すように、現金管理機15は、操作部15a、表示部15b、カセットデータ読取手段(具体的には、ICリーダライタ)15r、印字部15c、記憶部15d、電源部15e、紙幣払出手段15f、紙幣収納部15g、紙幣識別手段15h、紙幣投入部15i、硬貨払出手段15j、硬貨収納部15k、硬貨識別手段15l、硬貨投入部15m、制御部15nを有している。
紙幣払出手段15fと紙幣収納部15gとは、対をなして、各紙幣種類毎に対応して複数設けられている。同様に、硬貨払出手段15jと硬貨収納部15kとは、対をなして、各硬貨種類毎に対応して複数設けられている。
図3の現金管理機15は、予め現金(紙幣及び硬貨)が装填されて、以下のように作用する。
まず、カセットデータ読取手段15rが、景品交換所から回収された各景品用カセット45の情報記憶部45mのデータを読み取る。そして、表示部15dが、読み取られたデータに対応する合計金額を表示する。
次に、係員によって操作部15aの出金指示ボタンが操作されて、現金が払い出される。ここで、金種ごとの枚数については、予め設定された条件に基づいて決定される。また、現金の払い出し時に、印字部15cが、出金明細書を印字して出力する。
出金された現金は、景品交換所の現金払出機33に装填される。
次に、図4は、景品払出機11の構成例の詳細を示すブロック図である。図4に示すように、景品払出機11は、操作部11a、係員側表示部11b、店員側表示部11c、記憶部11d、電源部11e、通信I/F部11f、カセット装填部11g、制御部11kを有している。
カセット装填部11gは、カセット装着検知手段11h、景品エンプティ検知手段11i、カセットデータ読取・書込手段(具体的には、ICリーダライタ)11r及び景品払出手段11jを有している。
本例では、1つの景品用カセット45に1種類のみの景品40が収容される一方、複数種類(ここでは3種類)の景品40の流通を許容するべく、景品払出機11は景品の種類毎にカセット装填部11gを有している(3個有している)。
図4の景品払出機11は、以下のように作用する。
景品が収納された景品用カセット45が対応するカセット装填部11gに装填されると、景品用カセット45は景品払出機11と一体となって、景品払出機11の景品供給部として機能するようになる。また、この時、カセットデータ読取・書込手段11rによって、情報記憶部45m内のデータが読み取られる。
読み取られたカセットデータは、景品払出機11の記憶部11dに、在庫情報として記憶される。これにより、景品カセットごとの在庫状況が管理される。
景品管理ターミナル12から景品払出指示(種類、枚数を含む)を受けると、対応する景品払出手段11jが作動されて、景品が払い出される。この時、記憶部11dの在庫情報が減算されると共に、景品用カセット45の情報記憶部45mにも減算後の情報が書き込まれる。
景品の在庫情報が所定値以下になると、その旨の情報が表示部11b、11cに表示され、及び/または、景品管理ターミナル12に通知される。
なお、何らかの事情によって景品用カセット45がカセット装填部11gから取り外されると、当該カセット45に装填されていた景品数が、記憶部11dの在庫情報から減算される。
本発明の景品用カセットの一実施の形態を用いた景品交換システムを示す概略図。 景品読取機の構成例の詳細を示すブロック図。 現金管理機の構成例の詳細を示すブロック図。 景品払出機の構成例の詳細を示すブロック図。 従来の景品換金システムを示す概略図。
符号の説明
10 娯楽遊技施設
11 景品払出機
11r カセットデータ読取・書込手段であるICリーダライタ
12 景品管理ターミナル
15 現金管理機
15r カセットデータ読取・書込手段であるICリーダライタ
20 遊技客
30 景品交換所
31 景品読取機
31a〜31c 一次貯留部
31w カセットデータ書込手段であるICライタ
32 入出金管理機
33 現金払出機
40 景品
45 景品用カセット
45h 収容部
45m ICチップ
45c 蓋

Claims (11)

  1. 複数個の景品を収容する景品用カセットであって、
    複数個の景品を収容する収容部と、
    前記収容部に収容される複数個の景品に関する情報を記憶することができる情報記憶部と、
    を備えたことを特徴とする景品用カセット。
  2. 前記情報記憶部は、ICチップを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の景品用カセット。
  3. 前記景品は、同型同大の複数種類の景品を含んでおり、
    各種類の景品は、それぞれ所定の価値を有するものである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の景品用カセット。
  4. 前記情報記憶部に記憶される情報は、前記収容部に収容される景品の種類、個数及び合計価値を含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の景品用カセット。
  5. 景品交換所に設置される景品読取機に接続可能に構成され、当該景品読取機によって読み取られた景品を収容するとともに、収容された景品に関する情報を前記情報記憶部に記憶する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の景品用カセット。
  6. 遊技場に設置される景品払出機に接続可能に構成され、接続状態において収納中景品を当該景品払出機によって払い出せるようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の景品用カセット。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の景品用カセットが接続されるとともに、読み取った景品を前記景品用カセットに収納する景品読取機であって、
    収納された景品に関する情報を、当該景品用カセットの前記情報記憶部に書き込む情報書込部を備えた
    ことを特徴とする景品読取機。
  8. 請求項1乃至6のいずれかに記載の景品用カセットが接続されるとともに、当該景品用カセットに収納されている景品を払い出す景品払出機であって、
    接続された景品用カセットの情報記憶部に記憶された情報を読み取る情報読取手段と、
    前記情報読取手段が読み取った情報を在庫情報として管理する在庫情報管理手段と、
    を備えたことを特徴とする景品払出機。
  9. 予め現金を装填され、払出指示に基づいて前記現金を払い出す現金管理機であって、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の景品用カセットの情報記憶部に記憶された情報を読み取る情報読取手段と、
    前記情報読取手段が読み取った情報に基づいて算出される金額の現金を払い出す制御手段と、
    を備えたことを特徴とする現金管理機。
  10. 請求項1乃至6のいずれかに記載の景品用カセットと、
    請求項7に記載の景品読取機と、
    請求項8に記載の景品払出機と、
    を備えたことを特徴とする景品交換システム。
  11. 請求項9に記載の現金管理機
    を更に備えたことを特徴とする請求項10に記載の景品交換システム。
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