JP4372969B2 - 熱転写受像シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱転写シートと重ね合わせ、サーマルヘッドやレーザー光をデバイスとして、昇華性染料の色材を熱転写することにより画像が形成される熱転写受像シートのシールタイプに関し、特にシールの粘着剤層で接着される被着体の表面が曲面形状であっても接着性に優れ、またホログラムや金属光沢を有する装飾効果の高い熱転写受像シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、熱転写方式を用いて被転写体に文字や画像を形成することが行われている。熱転写方式としては、感熱昇華型転写方式と感熱溶融型転写方式が広く用いられている。このうち、感熱昇華型転写方式は、昇華性染料を色材とし、それを画像情報に応じて発熱制御されたサーマルヘッドやレーザー光等の加熱デバイスを用いて、熱転写シート上の昇華性染料層中の染料を熱転写受像シート等の被転写体に移行させて画像を形成させる方式である。
この感熱昇華型転写方式は、極めて短時間の加熱によってドット単位で染料の移行量を制御できる。このように形成された画像は、使用する色材が染料であることから非常に鮮明であり、且つ透明性に優れているため、得られる画像は中間調の再現性や階調性に優れ、極めて高精細な画像を得ることができる。このため、フルカラー銀塩写真に匹敵する高品質の画像を得ることができる。
【0003】
マルチメディアに関連した様々なハードおよびソフトの発達により、この熱転写方式は、コンピューターグラフィックス、衛星通信による静止画像そしてCDROMその他に代表されるデジタル画像およびビデオ等のアナログ画像のフルカラーハードコピーシステムとして、その市場を拡大している。
この熱転写方式による熱転写受像シートの具体的な用途は、多岐にわたっている。代表的なものとしては、印刷の校正刷り、画像の出力、CAD/CAMなどの設計およびデザインなどの出力、CTスキャンや内視鏡カメラなどの各種医療用分析機器、測定機器の出力用途そしてインスタント写真の代替として、また身分証明書やIDカード、クレジットカード、その他カード類への顔写真などの出力、さらに遊園地、ゲームセンター、博物館、水族館などのアミューズメント施設における合成写真、記念写真、絵ハガキとしての用途などをあげることができる。
【0004】
さらに、上記のような用途の多様化に伴い、任意の対象物に貼り付けられるもので、例えば、画像が形成される受容層と基材が、粘着剤層を介して、離型シートと剥離可能な構成の熱転写受像シートが使用されている。いわゆる、ラベルやシールタイプと言われているものである。この熱転写受像シートは、受容層に所望の画像を形成後、該受容層を有する基材を剥離して任意の対象物に貼着する用途のものである。
また、特開平2000−118152号公報等には、金属蒸着が施された基材上に受容層を設け、装飾性が高く、メタリック調で美麗な画像が得られる熱転写受像シートが開示されている。
さらに、特開平11−157225号公報には、基材上に金属(蒸着)層、受容層を設けた、金属光沢等を有して装飾性に優れ、高濃度で階調性のよい画像が得られるシールタイプを含めた熱転写受像シートが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の熱転写受像シートでは、高品質の画像を得るため、また印字時の加熱によるカールを少なくするため、画像形成する熱転写プリンタでの搬送性を良好にする等のために、熱転写受像シートの厚みをもたせ、受像シートの剛度を高くして用いられている。
しかし、このように作製された従来の熱転写受像シートは、基材裏面に粘着剤層を設けたシールタイプを用いて、表面形状が曲面等、任意の形状を有する被着体に、貼付けた場合、被着体の表面形状に沿って、接着せずに、部分的に浮きが生じたり、場合によっては全体が剥がれてしまい、実用上問題がある。
【0006】
したがって、上記課題を解決するために、本発明の目的は、受容層、基材、粘着剤層がこの順に積層されたシール部と、離型シートが該離型シートの離型面とシール部の粘着剤層が剥離可能に貼合された熱転写受像シートにおいて、シール部の粘着剤層で接着される被着体の表面が曲面形状であっても、浮きや剥がれが生じないで、接着性に優れ、またホログラムや金属光沢を有する装飾効果の高い熱転写受像シートを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも、受容層、基材、粘着剤層がこの順に積層されたシール部と、離型シートからなり、該離型シートの離型面とシール部の粘着剤層が剥離可能に貼合された熱転写受像シートにおいて、該基材が受容層側から順にホログラムパターンを有するシートと軟質シートが積層され、かつ該軟質シートがポリプロピレン、またはポリエチレンのポリオレフィン系の熱可塑性エラストマー、あるいはポリ塩化ビニル系の熱可塑性エラストマーを主体とする樹脂シートであることを特徴とする。
【0008】
本発明の熱転写受像シートは、少なくとも受容層、基材、粘着剤層がこの順に積層されたシール部と、離型シートが該離型シートの離型面とシール部の粘着剤層が剥離可能に貼合された熱転写受像シートにおいて、該基材が受容層側から順にホログラムパターンを有するシートと軟質シートが積層され、かつ該軟質シートがポリプロピレン、またはポリエチレンのポリオレフィン系の熱可塑性エラストマー、あるいはポリ塩化ビニル系の熱可塑性エラストマーを主体とする樹脂シートであることにより、熱転写受像シートに柔軟性をもたせることができ、被着体の表面が曲面形状であっても、浮きや剥がれが生じないで、問題無く、受像シートを被着体に貼り付けることができる。また、ホログラムや金属光沢を有する装飾効果の高いものであり、さらに高品質の画像が得られ、印字後のカールが少ない等、実用上支障が生じない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、好ましい実施の形態を挙げて、本発明を更に詳しく説明する。
図1は、本発明の熱転写受像シートである一つの実施形態を示す断面図である。熱転写受像シートは、シール部1と離型シート2から構成され、該シール部1が受容層4、ホログラムパターンを有するシート6、接着剤層8、軟質シート7、粘着剤層5がこの順に積層されていて、該離型シート2の離型面とシール部1の粘着剤層5が剥離可能に貼合されている。尚、基材3はホログラムパターンを有するシート6、接着剤層8、軟質シート7から構成されている。
【0010】
以下、本発明の熱転写受像シートを構成する各層について、詳細に説明していく。
(基材)
本発明の基材3は、ホログラムパターンを有するシート6と軟質シート7が積層されているものである。
ホログラムパターンを有するシート6は、合成樹脂シートの面に、微小凹凸形状を形成したものであり、合成樹脂として、熱可塑性合成樹脂、例えばポリ塩化ビニル、アクリル樹脂(例えばポリメチルメタクリレート等)、ポリカーボネートやポリスチレン等や、熱硬化性合成樹脂、例えば、不飽和ポリエステル、メラミン、エポキシ、ポリエステルアクリレート、ポリエステルメタアクリート等や、上記の熱可塑性合成樹脂と熱硬化性合成樹脂を混合して用いても良い。
【0011】
また、ホログラムの微小凹凸形状は、合成樹脂シートにホログラム原版を熱プレス等行って、形成するが、その凹凸形状を形成後に、硬化して充分な耐久性を有するものが好ましく、いわゆる紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、熱硬化、自然硬化型の反応性の樹脂等が用いられる。
その微小凹凸形状は再生光によりホログラム干渉縞や回折格子を再生するもので、寸法的にはピッチが0.1〜10μm程度、凹凸の高低差が0.01〜1μm程度である。そして、基板となる合成樹脂シートの厚みは、0.1〜100μm程度、好ましくは0.5〜10μm程度である。
このようなホログラム材料の合成樹脂は、透光性を有していればよく、染料や顔料等着色されていても良い。
【0012】
また、ホログラム材料は微小凹凸形状を有する面に、光反射性の金属層を設け、優れた装飾性をもたせることもできる。なお、光反射性の金属層は、Cr、Ti、Fe、Co、Ni、Cu、Ag、Au、Ge、Al、Mg、Sb、Pb、Pd、Cd、Bi、Sn、Se、In、Ga、Rbなどの金属およびその酸化物、窒化物などを単独もしくは2種以上組合せた金属を蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング、CVDなどの方法や、めっきによって、形成でき、その金属層の厚みは200〜1000Åであることが好ましい。
尚、上記に挙げた金属のうちAl、Cr、Ni、Ag、Auなどが、金属光沢性、加工適性等の点で、特に好ましい。
【0013】
また、基材の一部として用いる軟質シート7としては、熱可塑性エラストマーを用いて押出成型したシートであり、その熱可塑性エラストマーは、具体的にはポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系のエラストマー、ポリ塩化ビニル系のエラストマー、ポリスチレン系のエラストマー、ポリウレタン系のエラスマー、ポリエステル系やポリアミド系のエラストマー等が挙げられる。特に、本発明の熱転写受像シートで使用する軟質シートとしては、室温における柔軟性や、安価に入手できる等の点から、ポリプロピレン、ポリエチレンまたはポリ塩化ビニルを主体とする樹脂シートが好ましく用いられる。
上記のポリプロピレン、ポリエチレンのポリオレフィン系の熱可塑性エラストマーによる軟質シートは、ポリオレフィン系樹脂をハードセグメント(拘束部)に用い、エチレン−プロピレンゴム等のポリオレフィン系ゴムをソフトセグメント(ゴム状分子)の両者をブロックコポリマーとしたり、またはブレンドしたものが挙げられる。
また、上記のポリ塩化ビニル系の熱可塑性エラストマーによる軟質シートは、結晶性ポリ塩化ビニルをハードセグメントとし、可塑剤で軟化されたポリ塩化ビニルをソフトセグメントとした構造の熱可塑性エラスマーで構成される。
【0014】
(接着剤層)
上記に挙げたホログラムパターンを有するシートと軟質シートを積層する方法としては、例えば、ドライラミネーション、ノンソルベント(ホットメルト)ラミネーション、ECラミネーション方法等の公知の接着剤層8を用いて積層する方法が使用できる。接着剤としては、接着機能を有するものであれば、特に制限はなく、例えば、ウレタン系樹脂、α−オレフィン−無水マレイン酸樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等が使用できる。また、アクリル系樹脂の反応型のものや、変成したもの等も使用することができる。接着剤を硬化剤を用いて硬化させると、接着力も向上し、耐熱性も上がるため好ましい。硬化剤としては、イソシアネート化合物が一般的であるが、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、酸無水物等を使用することができる。接着剤層の厚さは、通常、乾燥状態で2μm〜10μm程度である。
【0015】
上記の貼着する方法で、好ましい方法はドライラミネーション及びノンソルベントラミネーション方法である。ノンソルベントラミネーション方法に好適な接着剤としては、例えば、武田薬品工業株式会社製のタケネートA−720Lが挙げられ、ドライラミネーションに好適な接着剤としては、例えば、武田薬品工業株式会社製のタケラックA969/タケネートA−5(3/1)等が挙げられる。これらの接着剤の使用量としては、固形分で約1〜8g/m2、好ましくは2〜6g/m2の範囲である。
また、ホログラムパターンを有するシート上に、熱可塑性エラストマーをエクストルージョンコーティング(EC)法によって軟質シートの層を形成することも可能である。尚、その熱可塑性エラストマーは、上記に説明した軟質シートの説明で挙げたものを同様に用いることができる。
【0016】
(受容層)
本発明の熱転写受像シートで用いる受容層4は、基材上に形成し、すなわちホログラムパターンを有するシートと軟質シートが積層されている基材に対し、ホログラムパターンを有するシート側に受容層を形成している。受容層は、加熱により熱転写シートから転写される色材を受容する働きを有するもので、染料を受容し、発色させると同時に、一旦受容した染料を再昇華させないことが望まれる。
受容層は、一般に熱可塑性樹脂を主体として構成される。受容層を形成する材料としては、例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹脂、アイオノマー、セルロースジアセテート等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等が挙げられ、中でも特に好ましいものはポリエステル系樹脂及び塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体及びそれらの混合物である。
【0017】
画像形成時において、昇華性染料層を有する熱転写シートと、熱転写受像シートの受容層との融着若しくは印画感度の低下等を防ぐ目的で、受容層に離型剤を混合することができる。混合して使用する好ましい離型剤としては、シリコーンオイル、リン酸エステル系界面活性剤、フッ素系界面活性剤等が挙げられるが、中でもシリコーンオイルが望ましい。そのシリコーンオイルとしては、エポキシ変性、ビニル変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル変性、アルコール変性、フッ素変性、アルキルアラルキルポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、ポリエーテル変性等の変性シリコーンオイルが望ましい。
離型剤は1種若しくは2種以上のものが使用される。また、離型剤の添加量は受容層形成用樹脂100質量部に対し、0.5〜30質量部が好ましい。この添加量の範囲を満たさない場合は、昇華型熱転写シートと熱転写受像シートの受容層との融着若しくは印画感度の低下等の問題が生じる場合がある。このような離型剤を受容層に添加することによって、転写後の受容層の表面に離型剤がブリードアウトして離型層が形成される。
【0018】
また、これらの離型剤は受容層に添加せず、受容層上に別途塗工してもよい。受容層は、基材上に、上記の如き樹脂に離型剤等の必要な添加剤を加えたものを適当な有機溶剤に溶解したり、或いは有機溶剤や水に分散した分散体を適当な塗布方法で塗布及び乾燥することによって形成される。
上記受容層の形成に際しては、蛍光増白剤や着色染料等の添加剤を加えることができる。しかし、基材のホログラムパターンを有するシートのホログラムパターンを観察でき、隠蔽せずに、装飾性が維持できる範囲内で、受容層には透過性を有することが前提であり、添加剤を加える場合はその添加量を制限する必要がある。以上のように形成される受容層は任意の厚さでよいが、一般的には乾燥状態で1〜50μmの厚さである。
また、このような受容層は連続被覆であるのが好ましいが、樹脂エマルジョン若しくは水溶性樹脂や樹脂分散液を使用して、不連続の被覆として形成してもよい。
【0019】
(離型シート)
本発明において使用する離型シート2は、従来公知のプラスチックフィルムまたは、ポリラミ紙等の表面にシリコーン等の公知の離型剤で離型処理を施した材料が挙げられる。上記のプラスチックフィルムでも、基材内部にミクロボイド(微細な空孔)を有するフィルムが好ましく用いられる。その基材内部にミクロボイド(微細な空孔)を有するフィルムは、フィルム形成樹脂中に無機または有機フィラー等を混合したものをシート状に形成し、1軸延伸または多軸延伸処理を施すことにより、基材内部に微細な空孔(ミクロボイド)を形成したものである。その基材内部にミクロボイドを有するフィルムを構成する樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等が挙げられる。
【0020】
上記の基材内部にミクロボイドを有するフィルムとして、例えば、東洋紡績株式会社製のトヨパールSS、クリスパー、パイレン、ダイヤホイルヘキスト社製のW−900、東レ株式会社製のE−60等が挙げられる。
これらの離型シートは20μm〜130μm程度の厚みのものが好ましく、離型シートが薄すぎると得られる熱転写受像シートのいわゆるコシがなくなり、熱転写プリンターで搬送できなかったり、熱転写受像シートにシワが発生したりする。一方、離型シートが厚すぎると、得られる熱転写受像シートが厚くなりすぎ、熱転写プリンターで搬送駆動させる力が大きくなりすぎて、プリンターに故障が生じたり、正常に搬送できなかったりする。
【0021】
(粘着剤層)
本発明において使用する粘着剤層5は、従来から公知である溶剤系及び水系のいずれの粘着剤を用いて形成することができる。粘着剤として、例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル−アクリル共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタン樹脂や、天然ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴムなどが挙げられる。粘着剤層の塗工量は、約8〜30g/m2(固形分)が一般的であり、従来公知の方法、すなわち、グラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコート等の方法で、塗布し、乾燥して粘着剤層を形成する。また、粘着剤層の粘着力は、離型シートと粘着剤層との剥離強度で、JIS Z0237準拠の180°による剥離方法において、100〜1,700gの範囲、好ましくは500〜1,400gの範囲にすることが望ましい。以上の如き粘着剤の種類や、塗工量は、前記離型シート上に粘着剤層を形成する際に、その剥離強度が前記範囲になるように、選択して使用することが好ましい。
上記の離型シートと基材とを粘着剤層により積層する方法としては、例えば、ドライラミネーション、ノンソルベント(ホットメルト)ラミネーション、ECラミネーション方法等の公知の積層方法が使用できるが、好ましい方法はドライラミネーション及びノンソルベントラミネーション方法である。
【0022】
本発明の熱転写受像シートでは、基材と受容層の間に中間層を設けることができる。中間層は、必ずしも必要とはされないが、熱転写受像シートに種々の特性を付与するために、適宜設けられる。例えば、基材と受容層との接着性、クッション性、帯電防止性等の特性を中間層によって付与できる。中間層としては、従来公知の中間層の中から適当なものを選んで用いることができる。
中間層は、必要な特性を付与することができる中間層用の材料を、その材料の性質に応じて塗工、ラミネート等の従来公知の方法で基材上に形成して設けられる。
【0023】
また、受容層と反対側の熱転写受像シートの表面には熱転写プリンターの給紙時のダブルフィードを防ぐため、適当なスリップ層を設けることができる。スリップ層としては、ブチラール樹脂、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビニル等公知の樹脂の単独又はブレンドしたものに、各種の微粒子やシリコーン等の滑剤を添加したものを用いることができる。
【0024】
本発明の熱転写受像シートは、受像シートの受容層面もしくは裏面、または両面の最表面に帯電防止層を設けてもよい。帯電防止層は、帯電防止剤である、脂肪酸エステル、硫酸エステル、リン酸エステル、アミド類、4級アンモニウム塩、ベタイン類、アミノ酸類、アクリル系樹脂、エチレンオキサイド付加物等を溶剤に溶解又は分散させたものを塗工して、形成することができる。形成手段は、上記の受容層の場合と同様のものがあげられる。帯電防止層の塗工量は、乾燥時0.001〜0.1g/m2が好ましい。
【0025】
【実施例】
以下に、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明する。尚、文中、部とあるのは特に断りの無い限り質量基準である。
(実施例1)
基材として、下記に示すホログラムパターンを有するシートに、下記組成の接着剤層を乾燥時3.0g/m2になるように塗布して形成し、下記の軟質シートとをドライラミネーションにより積層して用意した。
ホログラムパターンを有するシート;厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートの透明フィルムに下記組成のホログラム層を乾燥時2μmになるように塗工、形成し、次いで該ホログラム層の表面に、ホログラムの干渉縞の凹凸パターンを設けた金型を用い、微細凹凸のエンボス加工して得られる、ホログラムパターンを有するシートを用いた。
(ホログラム層)
アクリル樹脂 40部
メラミン樹脂 10部
シクロヘキサン 50部
メチルエチルケトン 50部
【0026】
(接着剤層)
多官能ポリオール 30部
(武田薬品工業(株)製、タケラックA−969−V)
イソシアネート(武田薬品工業(株)製、タケラックA−5) 10部
酢酸エチル 60部
【0027】
軟質シート;ポリプロピレンのポリオレフィン系熱可塑性エラスマーを押出成型したシート(エクセル東海(株)製、軟質ポリプロピレンシート、E2905,厚さ60μm)
【0028】
上記の用意した基材のホログラムパターンを有するシートの上に、下記組成の受容層を、乾燥時5.0g/m2になる割合で塗布し、形成した。
(受容層)
ポリエステル樹脂 20部
(東洋紡績(株)製、バイロン200)
エポキシ変性シリコーンオイル 2部
(X−22−3000T、信越化学工業(株)製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 78部
【0029】
次に、上記基材の軟質シートの面に、下記組成の粘着剤層を乾燥時15g/m2になる割合で塗布し、形成し、その粘着剤層面と、下記に示す離型シートを対向させてラミネートして、実施例1の熱転写受像シートを作製した。
(粘着剤層)
アクリル共重合体 48部
(綜研化学(株)製、SKダイン1310L)
エポキシ樹脂(綜研化学(株)製、硬化剤E−AX 0.36部
酢酸エチル 51.64部
【0030】
離型シート;基材として表面コロナ処理の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムで、基材内部にミクロボイドを有するフィルムである、東洋紡績(株)製、クリスパーG1212、厚み100μmを用い、該基材上に、下記組成の離型層をセル版を用いたグラビア印刷により乾燥状態で0.1g/m2の塗工量で形成し、乾燥フードの前で表面が平らなスムージングロールを離型層塗工面に当てた。
(離型層)
付加重合型シリコーン(信越化学工業(株)製、KS847H) 100部
トルエン 200部
【0031】
(実施例2)
実施例1で使用したホログラムパターンを有するシートを、クルツジャパン社製ホログラム蒸着フィルム、SB Reflex/AL(厚さ23μm)に変更し、それ以外は、実施例1と同様にして、実施例2の熱転写受像シートを作製した。尚、上記のホログラム蒸着フィルムは、反射面が受容層側になるように配置した。
【0032】
(実施例3)
実施例2で使用した軟質シートを、ポリ塩化ビニル系の熱可塑性エラストマーを押出成型したシート(グンゼ(株)製、80μm)に変更し、それ以外は、実施例2と同様にして、実施例3の熱転写受像シートを作製した。
【0033】
(比較例1)
実施例1で使用した基材を、下記に示す基材に変更し、それ以外は実施例1と同様にして、該基材上に受容層を形成し、また該基材の他方の面と、粘着剤層により、離型シートとラミネートして、比較例1の熱転写受像シートを作製した。基材;厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートの透明フィルムに実施例1で使用したホログラム層を乾燥時2μmになるように塗工、形成し、次いで該ホログラム層の表面に、ホログラムの干渉縞の凹凸パターンを設けた金型を用い、微細凹凸のエンボス加工して得られる、シートを用いた。
尚、比較例1では、熱転写受像シートの基材として軟質シートは使用していない。
【0034】
(比較例2)
比較例1で使用した基材を、ホログラムパターンを有しない、透明ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、ルミラーT−60、50μm)に変更し、それ以外は、比較例1と同様にして、比較例2の熱転写受像シートを作製した。尚、比較例2では、熱転写受像シートの基材として軟質シートは使用していない。
【0035】
(比較例3)
基材として、ホログラムパターンを有しない、透明ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、ルミラーT−60、25μm)に、実施例1で使用した接着剤層を乾燥時3.0g/m2になるように塗布して形成し、ポリ塩化ビニル系の熱可塑性エラストマーを押出成型したシート(グンゼ(株)製、80μm)の軟質シートとをドライラミネーションにより積層して用意した。
そして、使用する基材以外は、実施例1と同様にして、該基材上に受容層を形成し、また該基材の他方の面と、粘着剤層により、離型シートとラミネートして、比較例3の熱転写受像シートを作製した。
【0036】
上記の実施例及び比較例の熱転写受像シートと、市販の昇華性熱転写シートを、それぞれの受容層と染料層を重ね合わせ、熱転写シートの裏面からサーマルヘッドで加熱し、テストパターンの熱転写画像を形成した。印字条件は、線密度が300dpiのサーマルヘッドを搭載した256階調制御が可能な熱転写プリンターを使用し、パルス幅が1ms、記録周期が2.0ms/line、記録エネルギーが3.0j/cm2で、画像を形成する。
【0037】
上記の得られた画像形成物を、目視にて観察し、意匠、装飾性について、下記の評価基準にて、評価した。
女性10人に上記の画像形成物を目視にて、観察してもらい、良否についての質問に対し、回答内容により、評価した。
○:良い旨の回答が5人以上で、かつ嫌いとの回答がない。
△:良い旨の回答が5人以上で、かつ嫌いの回答が1人以上2人以下である。
×:良い旨の回答が4人以下である。
【0038】
また、上記の得られた画像形成物に対し、離型シートを剥がして、表面が曲面形状を有する物体に、粘着剤層を用いて貼付け、被着体(表面が曲面形状を有する物体)と、画像形成物のシール部との接着性を、目視にて評価した。
その評価の判断基準は以下の通りである。
○:シール部に浮きが生じることがなく、シール部と被着体の接着性が良好である。
×:シール部に浮きが生じてしまい、接着性が低く、実用上問題がある。
【0039】
上記の評価結果は下記の表1の通りである。
【表1】
Figure 0004372969
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、以上説明したように、少なくとも受容層、基材、粘着剤層がこの順に積層されたシール部と、離型シートが該離型シートの離型面とシール部の粘着剤層が剥離可能に貼合された熱転写受像シートにおいて、該基材が受容層側から順にホログラムパターンを有するシートと軟質シートが積層され、かつ該軟質シートがポリプロピレン、またはポリエチレンのポリオレフィン系の熱可塑性エラストマー、あるいはポリ塩化ビニル系の熱可塑性エラストマーを主体とする樹脂シートであることにより、熱転写受像シートに柔軟性をもたせることができ、被着体の表面が曲面形状であっても、浮きや剥がれが生じないで、問題無く、受像シートを被着体に貼り付けることができる。また、ホログラムや金属光沢を有する装飾効果の高いものであり、さらに高品質の画像が得られ、印字後のカールが少ない等、実用上支障が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写受像シートである一つの実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シール部
2 離型シート
3 基材
4 受容層
5 粘着剤層
6 ホログラムパターンを有するシート
7 軟質シート
8 接着剤層

Claims (1)

  1. 少なくとも、受容層、基材、粘着剤層がこの順に積層されたシール部と、離型シートからなり、該離型シートの離型面とシール部の粘着剤層が剥離可能に貼合された熱転写受像シートにおいて、該基材が受容層側から順にホログラムパターンを有するシートと軟質シートが積層され、かつ該軟質シートがポリプロピレン、またはポリエチレンのポリオレフィン系の熱可塑性エラストマー、あるいはポリ塩化ビニル系の熱可塑性エラストマーを主体とする樹脂シートであることを特徴とする熱転写受像シート。
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