JP4371709B2 - 光学フィルム貼付装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示基板、プラズマ表示基板等の基板に偏光板、位相差膜等の光学フィルムを貼り付ける光学フィルム貼付装置及び方法に関し、特に、作業効率の高い光学フィルム貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置(以下、LCD)の普及に伴い、偏光板、位相差膜等の光学フィルムの需要が急増している。偏光板は、一般に偏光能を有する偏光層の両面あるいは片面に、保護フィルムを貼り合わせられている。偏光層の素材としてはポリビニルアルコール(以下、PVA)が主に用いられており、PVAフィルムを一軸延伸してから、ヨウ素あるいは二色性染料で染色するかあるいは染色してから延伸し、さらにホウ素化合物で架橋することにより偏光層用の偏光膜が形成される。保護フィルムとしては、光学的に透明で複屈折が小さいことから、主に三酢酸セルロース(以下、TAC)が用いられている。偏光板は、通常、長手方向に延伸されるため、偏光膜の吸収軸は長手方向にほぼ平行となる。偏光板フィルムには、基板上に貼合するための粘着層が設けられていて、その上には当該粘着層をホコリなどの異物から保護するための剥離フィルムが貼合されている。剥離フィルムが貼合された偏光板フィルムは、長手方向に延伸された帯状フィルムをロール形態として供給される。
【0003】
従来のTN(Twisted Nematic)液晶を用いたLCDにおいては、画面の縦あるいは横方向に対して偏光板の透過軸を45゜傾けて配置している。このため、ロール形態の偏光板をロール長手方向に対し45゜方向に予め打ち抜いた偏光板片を一枚一枚LCDに貼り付ける貼付装置(例えば、特許文献1参照)が知られている。また、VA(Vertical Alignment)液晶を用いたLCDやIPS(In Plane Switching)方式液晶を用いたLCDにおいては、偏光板の透過軸を画面の縦又は横方向に配置しており、このような方式でも偏光板片を一枚一枚LCDに貼合している。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−23151号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の偏光板貼付装置では、偏光板片を基板に貼合する前に、別途、帯状フィルムを切断する工程が必要であるため全体のリードタイムが大きいという問題がある。また、切断工程と貼付工程が分かれると、搬送の際、偏光板片にゴミが付着してしまうおそれがある。
【0006】
また、従来の偏光板貼付装置では、偏光板片を基板に貼合する際に、貼合の直前に偏光板片の一枚一枚を移載、剥離フィルムの剥離等をする必要があるため、工程時間を短縮するにも限界があり、LCDのサイズが大きくなると工程時間の短縮がより困難となる。また、偏光板は、通常、ロール形態の偏光板フィルムから打ち抜かれたものであるため、巻き癖が発生し易く、偏光板片を移載したり搬送する際の作業性が悪く、LCDのサイズが大きくなると、巻き癖の影響が大きくなり、作業性がさらに悪くなる。
【0007】
また、従来の偏光板貼付装置では、様々なサイズのLCDへの貼合のために、予め必要な大きさに切断された偏光板片の在庫を持つ必要があり、不良在庫の発生につながるおそれがある。
【0008】
さらに、従来の貼付装置には、一台でサイズの異なるLCDに柔軟に対応できるものが見当たらない。
【0009】
本発明の第1の目的は、作業効率が高い光学フィルム貼付装置及び方法を提供することである。
【0010】
本発明の第2の目的は、フィルム片の在庫を持つ必要がない光学フィルム貼付装置及び方法を提供することである。
【0011】
本発明の第3の目的は、光学フィルムへのゴミの付着を抑えることができる光学フィルム貼付装置及び方法を提供することである。
【0012】
本発明の第4の目的は、一台でサイズの異なる基板に柔軟に対応できる光学フィルム貼付装置及び方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の視点においては、基板に光学フィルム(フィルム片)を貼り付ける光学フィルム貼付装置が提供される。前記光学フィルム貼付装置は、光学フィルム上に粘着層を介して剥離フィルムが貼着された帯状フィルムをその長手方向に送出する帯状フィルム送出ユニットを備える。そして、送出された前記帯状フィルムを前記剥離フィルムを残して少なくとも前記光学フィルム及び前記粘着層を長手方向に対し直交する方向に切断する切断機構を有する帯状フィルム切断ユニットを備える。そして、切断により切り出されたフィルム片、又は前記帯状フィルムから前記剥離フィルムを分離する剥離フィルム分離ユニットを備える。そして、前記帯状フィルム送出ユニットによって送出された前記帯状フィルム又は前記フィルム片の幅方向の少なくとも片側の端部の位置を検出する第1の帯状フィルム位置検出手段を備える。そして、基板の一つの端面を進行方向に対し直交させて前記基板を搬送する第1の基板搬送ユニットを備える。そして、前記第1の基板搬送ユニットの搬送路上で少なくとも前記基板の進行方向に対し直交する方向の位置を決める基板位置決ユニットを備える。そして、前記第1の帯状フィルム位置検出手段からの前記帯状フィルム又は前記フィルム片の位置に係る情報に基づいて、前記基板が前記フィルム片の幅方向の位置と対応するように前記基板位置決ユニットの位置決め動作を制御する基板位置決制御手段を備える。さらに、前記第1の基板搬送ユニットにおける搬送方向の下流側に配されるとともに、前記剥離フィルムが分離された前記フィルム片の接着面を、位置決めされた前記基板の進行方向側の端面と前記フィルム片の切断面が平行になるように、当該基板の対応する位置に貼り付ける貼付ユニットを備える。
【0014】
本発明の第2の視点においては、基板に光学フィルム(フィルム片)を貼り付ける光学フィルム貼付方法が提供される。前記光学フィルム貼付方法は、光学フィルム上に粘着層を介して剥離フィルムが貼着された帯状フィルムをその長手方向に送出するステップを含む。そして、送出された前記帯状フィルムが所定の長さになったときに、前記帯状フィルムを前記剥離フィルムを残して少なくとも前記光学フィルム及び前記粘着層を長手方向に対し直交する方向に切断するステップを含む。そして、切断により切り出されたフィルム片、又は前記帯状フィルムから前記剥離フィルムを分離するステップを含む。そして、基板の一つの端面を進行方向に対し直交させて前記基板を搬送するステップを含む。そして、前記フィルム片又は前記帯状フィルムの幅方向の少なくとも片側の端部の位置に基づいて、少なくとも前記基板の進行方向に対し直交する方向の位置決めを行うステップを含む。さらに、前記剥離フィルムが分離された前記フィルム片の接着面を、位置決めされた前記基板の進行方向側の端面と前記フィルム片の切断面が平行になるように、当該基板の対応する位置に貼り付けるステップを含む。
【0015】
これにより、帯状フィルム又はフィルム片の幅方向と、基板の幅方向を対応するように制御して貼付を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の構成を模式的に示した正面図であり、図2は基板搬送系の上面図であり、図3はフィルム搬送系(剥離フィルムの巻取りについては省略)の上面図である。図4は、本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の制御部の構成を模式的に示したブロック図である。図5は、本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置のフィルム貼付部付近を模式的に示した部分拡大正面図である。図6は、本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の基板搬送部の構成を模式的に示したブロック図である。図7は、本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の基板搬送部におけるリフタの構成を模式的に示した模式図である。図8は、本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の駆動ローラを模式的に示した部分拡大斜視図である。
【0017】
この光学フィルム貼付装置1は、基板2に光学フィルム(フィルム片5)を貼り付ける装置であり(図1参照)、フィルム巻出部10と、フィルム搬送部20と、剥離フィルム巻取部30と、基板搬送部40と、基板位置決部50と、フィルム貼付部60と、検査部70(図2参照)と、除電部80と、制御部90(図4参照)と、に分けることができる。
【0018】
基板2は、液晶表示基板、プラズマ表示基板、有機EL基板、TFT基板、プリント基板などに用いられるガラス基板、合成樹脂基板などの平板状部材であり(図1参照)、予めセル、電極などの構成部品が形成された基板を用いてもよい。基板2の形状は、ここでは長方形であるが(図14参照)、正方形であってもよい。また、基板の板面片側にフィルム片5が貼付られたものであってもよい。
【0019】
巻出ロール3は、帯状フィルム4が巻回されたロールである(図1参照)。
【0020】
帯状フィルム4(図1参照)は、偏光板、位相差膜、反射防止膜、干渉フィルタ等の光学フィルム112に粘着層111を介して剥離フィルム6が貼着された帯状のフィルムである(帯状フィルム4の断面については図15参照)。光学フィルムは、光学フィルムを2種以上(例えば、偏光板115及び位相差膜112)貼り合わせた複合フィルムであってもよい。帯状フィルム4は、例えば、1つのロールに長さ500m以上巻回され、厚さ200〜500μmのものを用いることができる。
【0021】
フィルム片5は、帯状フィルム4から切り出されたものである(図1及び図14参照)。
【0022】
巻取ロール7は、帯状フィルム4(若しくはフィルム片5)から分離された剥離フィルム6を巻き取るロールである(図1参照)。
【0023】
フィルム巻出部10は、帯状フィルム巻出ユニット11と、パスローラ12と、第2の帯状フィルム位置検出手段13と、接合台14と、パスローラ15、16と、帯状フィルム張力調整ユニット17と、パスローラ18と、を有する(図1及び図3参照)。
【0024】
帯状フィルム巻出ユニット11は、帯状フィルム4が巻回された巻出ロール3から帯状フィルム4を巻き出すユニットであり、巻出ロール3を回転可能に支持する軸部(図示せず)を有するとともに、軸部を軸方向にスライドさせるスライド機構11aを有する(図1、図3及び図4参照)。スライド機構11aは、巻出ロール3の巻きズレ等による送出位置のバラツキを補正するためのものであり、帯状フィルム位置制御手段91によって制御される(スライド方向については図3の矢印G参照)。また、帯状フィルム巻出ユニット11は、軸部を回動させるモータ部11bを有するとともに、巻出ロール3の径を検出するロール径検出部11cを有する(図1、図3及び図4参照)。モータ部11bの動作は、フィルム片切出制御手段92、フィルム片頭出制御手段93、貼付制御手段97、ロール回動制御手段99によって制御される。ロール径検出部11cは、例えば、超音波センサが用いられ、検出された巻出ロール3の径に係る情報をロール回動制御手段99に送る。
【0025】
パスローラ12は、巻出ロール3から巻き出された帯状フィルム4の送り出し方向を変える、軸が水平なローラである(図1及び図3参照)。
【0026】
第2の帯状フィルム位置検出手段13は、巻き出された帯状フィルム4の幅方向の少なくとも片側の端部の位置を検出するエッジセンサであり(図1、図3及び図4参照)、ここでは、光電子式若しくは光学式のフォトセンサを用いているが、音波式、エア式のエッジセンサでもよい。第2の帯状フィルム位置検出手段13は、検出された位置に係る情報を帯状フィルム位置制御手段91に送る。
【0027】
接合台14は、巻出ロール3から帯状フィルム4が無くなったときに、旧帯状フィルムと、新巻出ロールからの新帯状フィルムとを接合するための台である(図1及び図3参照)。接合台14は、吸着機能(図示せず)と、スライド機構(図示せず)と、スライド機構に設置されるフィルムカットヘッド(図示せず)と、フィルムカットヘッドに設置されるテープ貼りユニット(図示せず)と、を有する。接合台14のフィルムカットヘッドが通過する中央部分には、樹脂系プレートが埋め込まれており、樹脂系プレートによってフィルムカットヘッドが保護される。フィルムカットヘッドの刃先は、等角の丸刃又はナイフ刃がセットされている。丸刃の場合は、回転させるものでも、固定するものでもよい。フィルムカットヘッドには、刃に付着したごみをブローする機能(図示せず)と、吹き飛ばされたごみを集塵する機能(図示せず)と、を有する。帯状フィルム4の接合は、以下のようにして行われる。まず、巻出ロール3の帯状フィルム4がなくなって装置を停止した後、接合台14に帯状フィルム4を吸着させ、接合台14のフィルムカットヘッドを自動又は手動でスライドさせ、帯状フィルム4を切断する。その後、巻出ロール3を新しいものに載せ替え、新帯状フィルムを旧帯状フィルム4の末端側の端部にオーバーラップさせた状態で接合台14のフィルムカットヘッドを用いて切断し、接合台14のテープ貼りユニットにより新帯状フィルムと旧帯状フィルム4とを貼り合わせることで、接合される。
【0028】
パスローラ15、16は、接合台14を通過した帯状フィルム4の送り出し方向を変える、軸が水平なローラである(図1及び図3参照)。
【0029】
帯状フィルム張力調整ユニット17は、巻き出された帯状フィルム4の張力を所定値に調整する張力調整機構を有するユニットである(図1参照)。張力調整機構として、ここでは、ダンサーローラ17aと、空圧ユニット17bと、を有するものを用いている(図1及び図3参照)。ダンサーローラ17aは、軸が水平であり、巻出ロール3から帯状フィルム送出ユニット21までの間の帯状フィルム4のテンションを一定に保つためのローラであり、空圧ユニット17bにスライド可能に取り付けられている(スライド方向については図1の矢印A参照)。空圧ユニット17bは、フィルム送り出しを安定に保つために、エアーの圧力によりダンサーローラ17aにかかる自重を補正するユニットであり、フィルム送り出しを安定に保つために、ロール径の大小による送り追従性の変化を補正する。また、帯状フィルム張力調整ユニット17は、ダンサーローラ17aのスライド位置を検出する位置検出部17cを有する(図4参照)。位置検出部17cは、検出した空圧ユニット17b上のダンサーローラ17aのスライド位置に係る情報をロール回動制御手段99に送る。
【0030】
パスローラ18は、帯状フィルム張力調整ユニット17のダンサーローラ17aを通過した帯状フィルム4の送り出し方向を変える、軸が水平なローラである(図1及び図3参照)。
【0031】
フィルム搬送部20は、帯状フィルム送出ユニット21と、帯状フィルム切断ユニット22と、フィルム片搬送ユニット23と、第1の帯状フィルム位置検出手段24と、帯状フィルム検出手段25と、を有する(図1及び図3参照)。
【0032】
帯状フィルム送出ユニット21は、張力が調整された帯状フィルム4をその長手方向に送出するフィードローラ21a、21bを有する(図1、図3及び図4参照)。フィードローラ21a、21bは、 パスローラ18を通過した帯状フィルム4を帯状フィルム切断ユニット22側へ搬送する、軸が水平なローラであり、帯状フィルム4を挟み込む2つのローラである。また、フィードローラ21a、21bの少なくとも一方は、帯状フィルム4又はフィルム片5の位置及び基板2の位置に応じて、フィルム片切出制御手段92、フィルム片頭出制御手段93、若しくは貼付制御手段97によって駆動制御される。また、帯状フィルム送出ユニット21は、送出した帯状フィルム4の長さを計測する長さ計測手段21cを有する(図1、図3及び図4参照)。長さ計測手段21cは、フィードローラ21a、21bの少なくとも一方の回転量により帯状フィルム4の長さを計測し、計測された帯状フィルム4の長さに係る情報をフィルム片頭出制御手段93に送る。
【0033】
帯状フィルム切断ユニット22は、送出された帯状フィルム4を剥離フィルム6を残して少なくとも光学フィルム及び粘着層を長手方向に対し直交する方向に切断する切断機構を有するユニットである(図1、図3及び図4参照)。ここでは、切断機構として、トムソン刃による油圧又はモータークランクによるギロチン方式カッターを用いているが、その他にもレーザーカッター、丸刃転動式カッター、丸刃ナイフ刃の引き切り式カッター等を用いることができる。帯状フィルム切断ユニット22は、個々のパターン(フィルム片5の長さ)に合わせ、帯状フィルム送出ユニット21から剥離フィルム分離手段6の間の所定の位置に配置される。また、帯状フィルム切断ユニット22は、サイズの小さい基板から大きい基板に対してもフィルム片5を切出してから貼付を行えるようにするため、切断機構を帯状フィルム4の長手方向に沿ってスライドさせるスライド機構を有することが好ましい(スライド方向については図1の矢印B参照)。帯状フィルム4を基板2に貼り付けてからフィルム片5として切り出す場合、帯状フィルム4の送り出しを止める必要があるが、スライド機構を設けることで、貼り始めから停止することなく1枚の基板2への貼り付けが可能となるので、貼付の途中で止めることによる停止痕の発生を防止することができる。また、帯状フィルム切断ユニット22は、帯状フィルム4又はフィルム片5の位置及び基板2の位置に応じて、帯状フィルム4が進行し一定長さ(基板2に貼り付ける必要な大きさ)になったときに切断するように、フィルム片切出制御手段92によって制御される。ハーフカットでは帯状フィルム4の下方側の面(合紙側)から切り込んでいるので、切屑は剥離フィルム6側(粘着面側)に行きにくい。
【0034】
フィルム片搬送ユニット23は、剥離フィルム6が分離されたフィルム片5又は帯状フィルム4の粘着面の反対側の面を吸引しながら基板2への貼付位置に搬送する搬送機構23aを有する(図1、図3及び図4参照)。搬送機構23aは、フィルム片5の合紙面をベルト上で吸引しつつ貼付ユニット61側へ一定角度で搬送するサクションコンベア(ベルトコンベア)である。ベルトは、進行方向に対し直交する方向に向けて引っ張られており、ベルトの中央付近が窪まないようにされている。搬送機構23aは、帯状フィルム4又はフィルム片5の位置、及び基板2の位置に応じて、フィルム片切出制御手段92、フィルム片頭出制御手段93、若しくは貼付制御手段97によって駆動制御され、帯状フィルム送出ユニット21の動作と同期する。
【0035】
第1の帯状フィルム位置検出手段24は、フィルム片搬送ユニット23の搬送機構23aによって搬送される帯状フィルム4又はフィルム片5の幅方向の少なくとも片側の端部の位置を検出するエッジセンサであり(図1、図3及び図4参照)、ここでは、光電子式若しくは光学式のフォトセンサを用いているが、音波式、エア式のエッジセンサでもよい。第1の帯状フィルム位置検出手段24は、検出された位置に係る情報を基板位置決制御手段96に送る。
【0036】
帯状フィルム検出手段25は、フィルム片搬送ユニット23の搬送機構23aによって搬送された帯状フィルム4の先端側切断部を検出するエッジセンサであり(図1及び図4参照)、ここでは、光電子式若しくは光学式のフォトセンサを用いているが、音波式、エア式のエッジセンサでもよい。帯状フィルム検出手段25は、帯状フィルム4の先端側切断部と次に切断しようとする部分の間の長さを検出し、フィルム片5を切出すためのものであり、帯状フィルム4の先端側切断部の検出に係る情報をフィルム片切出制御手段92に送る。
【0037】
剥離フィルム巻取部30は、剥離フィルム分離ユニット31と、パスローラ32、33、34と、剥離フィルム巻取ユニット35と、を有する(図1参照)。
【0038】
剥離フィルム分離ユニット31は、切断により切り出されたフィルム片5、又は帯状フィルム4から剥離フィルム6を分離するユニットであり、ここではローラを用いている(図1及び図3参照)。ローラは、フィルム片搬送ユニット23のベルトの送り側に配され、ローラ軸が帯状フィルム4又はフィルム片5の進行方向に対し直交し、帯状フィルム4又はフィルム片5から剥離フィルム6のみを分離する駆動されていないローラであり、ローラの背後にはローラの撓みを防止するためにバックアップローラ(図示せず)を設けることが好ましい。ローラ以外にも、先端に丸みを帯びたエッジを備えるエッジ部材、サクションドラム等を用いることができる。
【0039】
パスローラ32、33、34は、剥離フィルム分離ユニット31で分離された剥離フィルム6の送り出し方向を変える、軸が水平なローラである(図1参照)。
【0040】
剥離フィルム巻取ユニット35は、分離された剥離フィルム6を所定のトルクで巻き取る、軸が水平な巻取り軸を有するユニットであり、巻取ロール7を回転駆動させて剥離フィルム6を巻き取る(図1及び図4参照)。剥離フィルム巻取ユニット35には、トルク発生器が備えられており、一定トルクで剥離フィルム6を巻き取る。また、剥離フィルム巻取ユニット35は、巻取り軸の外径が可変可能なものであり、これにより巻き取った剥離フィルム6を外しやすくすることができる。また、剥離フィルム巻取ユニット35は、帯状フィルム4又はフィルム片5の位置及び基板2の位置に応じて、フィルム片切出制御手段92、フィルム片頭出制御手段93、若しくは貼付制御手段97によって駆動制御される。
【0041】
基板搬送部40は、供給側の基板搬送ユニット41と、第1の基板搬送ユニット42と、第1の基板検出手段43と、第2の基板検出手段44と、第2の基板搬送ユニット45と、第3の基板検出手段46と、排出側の基板搬送ユニット47と、を有する(図1、図2及び図6参照)。
【0042】
供給側の基板搬送ユニット41は、外部から供給された基板2を水平かつ一定方向に搬送するホイールコンベアであり、駆動する複数の駆動ホイール41aを有するとともに、駆動ホイール41a上で基板2の一つの端面を進行方向に対し直交させて基板2を搬送するユニットである(図1、図2及び図6参照)。駆動ホイール41aは、基板に係る駆動力を緩衝するすべり軸受41bを有し、すべり軸受41bと駆動軸41cとの間の摩擦抵抗で搬送方向に回転し、基板2に応力がかかったときにはすべり軸受41bがすべって基板2の動きに追従する(図8参照)。これにより、駆動ホイール41aと基板2との間の摩擦によって基板2の表面にキズが付くのを抑えることができる。また、供給側の基板搬送ユニット41は、外部から供給された基板2を駆動ホイール41aより高い位置で受けるとともに、受けた基板2を駆動ホイール41a上に乗せるリフタ41dを有する(図7参照)。また、必要であれば、供給側の基板搬送ユニット41における基板供給部にロボットアーム等の方向変換機構を設置してもよい。
【0043】
第1の基板搬送ユニット42は、供給側の基板搬送ユニット41から搬送された、フィルム片5が貼着されていない基板2を水平かつ一定方向に搬送するホイールコンベアであり、駆動する複数の駆動ホイール42aを有するとともに、駆動ホイール42a上で基板2の一つの端面を進行方向に対し直交させて基板2を搬送するユニットである(図1、図2及び図6参照)。駆動ホイール42aは、基板搬送速度制御手段94若しくは貼付制御手段97によって駆動制御される。また、駆動ホイール42aは、駆動ホイール41aのすべり軸受41bと駆動軸41c(図8参照)と同様のすべり軸受(図示せず)と駆動軸(図示せず)を有する。また、駆動ホイール42aは、受ローラ61aと圧着ローラ61bの間に基板2及びフィルム片5をかみこんでから貼付が終わるまで、駆動力を与えないで自由に回動できるようにしてもよい。第1の基板搬送ユニット42は、その下側に配される部分(ここでは帯状フィルム切断ユニット22、フィルム片搬送ユニット23等)のメンテナンスを行いやすくするために、着脱可能にすることが好ましい。
【0044】
第1の基板検出手段43は、第1の基板搬送ユニット42における貼付が行われる手前の搬送路上の所定位置を通過する基板2を検出するセンサである(図2及び図4)。第1の基板検出手段43は、基板2の検出に係る情報を基板搬送速度制御手段94に送る。
【0045】
第2の基板検出手段44は、基板係止ユニット51の係止部51aによって係止される前記基板を検出するセンサである(図2、図4及び図5参照)。第2の基板検出手段44は、基板2の検出に係る情報を基板搬送停止制御手段95に送られる。
【0046】
第2の基板搬送ユニット45は、フィルム貼付部60でフィルム片5が貼り付けられた基板2(貼付途中のものを含む)を水平かつ一定方向に搬送するホイールコンベアであり、駆動する複数の駆動ホイール45aを有するとともに、駆動ホイール45a上で基板2の一つの端面を進行方向に対し直交させて基板2を搬送するユニットである(図1、図2及び図6参照)。駆動ホイール45aは、駆動ホイール41aのすべり軸受41bと駆動軸41c(図8参照)と同様のすべり軸受(図示せず)と駆動軸(図示せず)を有する。
【0047】
第3の基板検出手段46は、第2の基板搬送ユニット45の搬送路上の所定位置を通過する基板2を検出するセンサである(図2及び図4)。第3の基板検出手段46は、基板2の検出に係る情報を映像取込制御手段98に送る。
【0048】
排出側の基板搬送ユニット47は、第2の基板搬送ユニット45から搬送された基板2(フィルム片付き基板)を水平かつ一定方向に搬送するホイールコンベアであり、駆動する複数の駆動ホイール41aを有するとともに、駆動ホイール41a上で基板2の一つの端面を進行方向に対し直交させて基板2を搬送するユニットである(図2及び図6参照)。駆動ホイール47aは、駆動ホイール41aのすべり軸受41bと駆動軸41c(図8参照)と同様のすべり軸受(図示せず)と駆動軸(図示せず)を有する。また、排出側の基板搬送ユニット47は、フィルム片5が貼り付けられた基板2を外部に排出するために、駆動ホイール45a上の基板2を駆動ホイール41aより高い位置にリフトアップするリフタ(図示せず)を有する。排出側の基板搬送ユニット47のリフタは、供給側の基板搬送ユニット41のリフタ41d(図7参照)と同様のものである。また、必要であれば、排出側の基板搬送ユニット47における基板排出部にロボットアーム等の方向変換機構を設置してもよい。
【0049】
基板位置決部50は、基板係止ユニット51と、基板浮上ユニット52と、基板位置決ユニット53と、を有する(図1及び図2)。
【0050】
基板係止ユニット51は、第1の基板搬送ユニット42の搬送路上で減速した基板2を係止する係止部51aを有するとともに、係止部51aを係止及びその解除の動作を行わせる機構部51bを有するユニットであり、貼付ユニット61の近傍の下流側に配設される(図1、図2及び図4)。係止部51aによって係止された基板2の進行方向側の端面は、受ローラ61aの軸と圧着ローラ61bの軸を結ぶ線又はその下流側に配される(図5参照)。機構部51bは、ここではスライド機構を採用しているが、揺動機構であってもよい。機構部51bは、基板2への貼付が行われる際に、係止部51aを引っ込めて基板2の係止を解除するように、貼付制御手段97によって制御される(解除方向については図5の矢印C参照)。
【0051】
基板浮上ユニット52は、基板係止ユニット51の係止部51aによって係止された基板2にエアを吹き付けて基板2を浮上させるユニットである(図2及び図4)。基板浮上ユニット52は、基板2の位置決めの際に下側からエアを基板2に吹き付ける。基板浮上ユニット52の動作は、基板位置決制御手段96によって制御される。これにより、基板2を浮上させて位置決めを行う際、基板2が第1の基板搬送ユニット42の駆動ホイール42aに強い圧力で擦れないようにできるので、基板2へのキズの発生を防止することができる。
【0052】
基板位置決ユニット53は、浮上した基板2の進行方向及びその直交方向の位置を決めるユニットであり、縦位置決ユニット53a及び横位置決ユニット53cを有する(図1、図2及び図4)。縦位置決ユニット53aは、第1の基板搬送ユニット42上の基板2を背後側から押して、基板係止ユニット51の係止部51aとともに基板2の進行方向の位置決めを行う機構であり、位置決めされる基板2と当接する位置にローラ53bを有する。横位置決ユニット53cは、第1の基板搬送ユニット42上の基板2を進行方向に対し直交する方向の両側から規制して、進行方向に対し直交する方向の位置決めを行う機構であり、位置決めされる基板2と当接する位置にローラ53dを有する。ローラ53bとローラ53dを有することにより、基板2の端面が擦れることなくスムーズに位置決めを行うことができる。基板位置決ユニット53の動作は、基板位置決制御手段96によって制御される。
【0053】
フィルム貼付部60は、貼付ユニット61を有する。貼付ユニット61は、剥離フィルム6が分離されたフィルム片5の接着面を、位置決めされた基板2の進行方向側の端面とフィルム片5の切断面が平行になるように、当該基板2の対応する位置に貼り付けるユニットであり(図1、図2及び図4)、ここでは、受ローラ61aと、圧着ローラ61bと、昇降機構(図示せず)と、を用いている(図5参照)。受ローラ61aは、基板2を搬送するとともに、下方側から圧着ローラ61bの押圧力を受ける、軸が水平なゴムローラである。圧着ローラ61bは、基板2の下面側から受ローラ61aに向かって押圧することにより、送出されたフィルム片5を巻き込んで基板2の下側板面に圧着させる、軸が水平なゴムローラである。圧着ローラ61bには、昇降機構に取り付けられている。昇降機構は、フィルム片5の位置及び基板2の位置に応じて、フィルム片5を基板2に貼合する際には上昇して受ローラ61a側に押圧力をかけ、1つの基板2の貼付が終了して次の基板2の貼合の準備ができるまでの間は下降するように、貼付制御手段97によって制御される(昇降方向については図5の矢印D参照)。圧着ローラ61bは、クラウンを設けず、貼り付けパターンに合わせ個々にかつ任意に圧力可変可能なバックアップローラ(図示せず)で微妙な圧力バランスコントロールされるようにしてもよい。微妙な圧力バランスコントロールが不要の場合は、圧着ローラ61bにクラウンを必要箇所に設け、バックアップローラを設けなくてもよい。また、貼付ユニット61(受ローラ61a及び圧着ローラ61bの少なくとも一方)は、貼付制御手段97により駆動制御される。なお、貼付ユニット61は、受ローラ61a、圧着ローラ61b以外にもサクションロール方式、先端位置決めブロック方式、小径ラミロール方式等を用いることができる。また、受ローラ61a及び圧着ローラ61bにおいて用いられるゴムローラは、硬度60〜80°のゴムを用いることが好ましい。硬度が60°より小さいと、圧力のムラが生じて接着のムラが生じるおそれがある。一方、硬度が80°より大きいと、基板若しくはフィルムの損傷のおそれがある。貼合する際のローラのニップ圧は、1kg/cm以下の線圧とすることが好ましい。ニップ圧に関して1kg/cmより大きい線圧でも、基板若しくはフィルムの損傷のおそれがある。
【0054】
検査部70は、貼付位置検査手段71を有する(図2参照)。貼付位置検査手段71は、第1の基板搬送ユニット42上の基板検査位置を通過する基板2上のフィルム片5の貼付位置を検査する手段であり、ここではCCDカメラ71a、照明(図示せず)、画像処理装置(図示せず)、モニター(図示せず)を用いている。CCDカメラ71aは、基板2の角部付近に4つ配設されるが、様々な基板2やフィルム片5の大きさに対応できるようにするため、位置変更機構(図示せず)によって移動できるようになっている(移動方向については図2の矢印E、F参照)。貼付位置検査手段71のCCDカメラ71aによる映像の取り込みは、映像取込制御手段98によって制御される。
【0055】
除電部80は、除電ユニット81を有する(図1参照)。除電ユニット81は、剥離フィルム分離ユニット31及び貼付ユニット61(受ローラ61a)の少なくとも一方を除電する。これにより、フィルム片5の位置決めに影響を与える静電気を除去することができる。
【0056】
制御部90は、少なくとも帯状フィルム巻出ユニット11のスライド機構11a、帯状フィルム巻出ユニット11のモータ部11b、帯状フィルム巻出ユニット11のロール径検出部11c、第2の帯状フィルム位置検出手段13、帯状フィルム張力調整ユニット17の位置検出部17c、帯状フィルム送出ユニット21のフィードローラ21a、21b(少なくとも一方)、帯状フィルム送出ユニット21の長さ計測手段21c、帯状フィルム切断ユニット22(の切断機構)、フィルム片搬送ユニット23の搬送機構23a、第1の帯状フィルム位置検出手段24、帯状フィルム検出手段25、剥離フィルム巻取ユニット35、第1の基板搬送ユニット42の駆動ホイール42a、第1の基板検出手段43、第2の基板検出手段44、第3の基板検出手段46、基板係止ユニット51の機構部51b、基板浮上ユニット52、基板位置決ユニット53、貼付ユニット61、貼付位置検査手段71のそれぞれと電気的に接続するコントローラ若しくはコンピュータであり(図4参照)、所定のプログラム又はデータベースに基づいて所定の制御を行う。制御部90は、帯状フィルム位置制御手段91と、フィルム片切出制御手段92と、フィルム片頭出制御手段93と、基板搬送速度制御手段94と、基板搬送停止制御手段95と、基板位置決制御手段96と、貼付制御手段97と、映像取込制御手段98と、ロール回動制御手段99と、を有する。
【0057】
帯状フィルム位置制御手段91は、第2の帯状フィルム位置検出手段13、及び帯状フィルム巻出ユニット11のスライド機構11aと電気的に接続し、第2の帯状フィルム位置検出手段13からの位置に係る情報に基づいて、帯状フィルム4の幅方向の位置が一定となるように、帯状フィルム巻出ユニット11のスライド機構11aのスライドを制御する(図4参照)。
【0058】
フィルム片切出制御手段92は、帯状フィルム検出手段25、帯状フィルム巻出ユニット11のモータ部11b、帯状フィルム送出ユニット21のフィードローラ21a、21b(少なくとも一方)、帯状フィルム切断ユニット22、フィルム片搬送ユニット23の搬送機構23a、及び剥離フィルム巻取ユニット35と電気的に接続し、帯状フィルム検出手段25からの帯状フィルム4の先端側切断部を検出することにより、帯状フィルム4の搬送動作を停止させ、停止した帯状フィルム4からフィルム片5を切り出せるように、少なくとも帯状フィルム巻出ユニット11のモータ部11b、帯状フィルム送出ユニット21のフィードローラ21a、21b(少なくとも一方)、帯状フィルム切断ユニット22、フィルム片搬送ユニット23の搬送機構23a、及び剥離フィルム巻取ユニット35を制御する(図4参照)。
【0059】
フィルム片頭出制御手段93は、帯状フィルム送出ユニット21の長さ計測手段21c、帯状フィルム巻出ユニット11のモータ部11b、帯状フィルム送出ユニット21のフィードローラ21a、21b(少なくとも一方)、フィルム片搬送ユニット23の搬送機構23a、及び剥離フィルム巻取ユニット35と電気的に接続し、帯状フィルム送出ユニット21の長さ計測手段21cからの帯状フィルムの長さに係る情報に基づいて、フィルム片5の先端部をフィルム片5の切出時の位置から貼付(直前)時の位置まで頭出しするように、少なくとも帯状フィルム巻出ユニット11のモータ部11b、帯状フィルム送出ユニット21のフィードローラ21a、21b(少なくとも一方)、フィルム片搬送ユニット23の搬送機構23a、及び剥離フィルム巻取ユニット35を制御する(図4参照)。
【0060】
基板搬送速度制御手段94は、少なくとも第1の基板検出手段43、及び第1の基板搬送ユニット42の駆動ホイール42a(の駆動部)と電気的に接続し、第1の基板検出手段43が基板2を検出することにより、基板2の搬送速度を減速させるように、第1の基板搬送ユニット42の駆動ホイール42aを制御する(図4参照)。
【0061】
基板搬送停止制御手段95は、第2の基板検出手段44、及び第1の基板搬送ユニット42の駆動ホイール42aと電気的に接続し、第2の基板検出手段44が基板2を検出することにより、前記第1の基板搬送ユニットの基板の搬送を(基板2の先端が係止部51aによって係止された状態で)停止させるるように、第1の基板搬送ユニット42の駆動ホイール42aの駆動を停止させる(図4参照)。
【0062】
基板位置決制御手段96は、第1の帯状フィルム位置検出手段24、基板浮上ユニット52、基板位置決ユニット53の縦位置決ユニット53a、及び基板位置決ユニット53の横位置決ユニット53cと電気的に接続し、第1の帯状フィルム位置検出手段24からの帯状フィルム4又はフィルム片5の位置に係る情報に基づいて、基板2がフィルム片5の幅方向(進行方向に対し直交する方向)の位置と対応するように基板位置決ユニット53の縦位置決ユニット53a及び横位置決ユニット53cの位置決め動作を制御するとともに、位置決めが行われる際に基板浮上ユニット52が基板2にエアを吹き付けるように制御する(図4参照)。これにより、帯状フィルム4又はフィルム片5の幅方向と、基板2の幅方向を対応するようにして貼付を行うことができるとともに、位置決めによって基板2にキズが付くのを抑えることができる。
【0063】
貼付制御手段97は、帯状フィルム巻出ユニット11のモータ部11b、帯状フィルム送出ユニット21のフィードローラ21a、21b(少なくとも一方)、フィルム片搬送ユニット23の搬送機構23a、剥離フィルム巻取ユニット35、第1の基板搬送ユニット42の駆動ホイール42a、基板係止ユニット51の機構部51b、貼付ユニット61、フィルム片頭出制御手段93、及び基板位置決制御手段96と電気的に接続し、フィルム片頭出制御手段93からのフィルム片5の停止に係る情報と、基板位置決制御手段96からの基板2の位置決の完了に係る情報と、を受け取ることにより、基板2の係止を解除させるように基板係止ユニット51の機構部51bを制御するとともに、基板2とフィルム片5とが対応して貼付ユニット61で貼付が行われるように少なくとも第1の基板搬送ユニット42の駆動ホイール42a、帯状フィルム巻出ユニット11のモータ部11b、帯状フィルム送出ユニット21のフィードローラ21a、21b(少なくとも一方)、フィルム片搬送ユニット23の搬送機構23a、剥離フィルム巻取ユニット35、及び貼付ユニット61を制御する(図4参照)。
【0064】
映像取込制御手段98は、第3の基板検出手段46、及び貼付位置検査手段71と電気的に接続し、基板2が第3の基板検出手段46によって検出されることにより、前記貼付位置検査手段における映像の取り込みを制御する(図4参照)。
【0065】
ロール回動制御手段99は、帯状フィルム巻出ユニット11のロール径検出部11c、帯状フィルム巻出ユニット11のモータ部11b、及び帯状フィルム張力調整ユニット17の位置検出部17cと電気的に接続し、帯状フィルム巻出ユニット11のロール径検出部11cからの巻出ロール3の径に係る情報に基づいて、帯状フィルム巻出ユニット11のモータ部11bの回動量を制御(補正)するとともに、帯状フィルム張力調整ユニット17の位置検出部17cからのダンサーローラ17aのスライド位置に係る情報に基づいて、ダンサーローラ17aが所定のスライド位置になるように、帯状フィルム巻出ユニット11のモータ部11bの回動量及び回動方向を制御(補正)する(図4参照)。これにより、巻出ロール3の径に応じて帯状フィルム4の巻出量を調整することができるとともに、巻出ロール3の重さによる慣性(過剰な巻き出し)を修正することができる。また、ロール回動制御手段99は、帯状フィルム巻出ユニット11のロール径検出部11cからの巻出ロール3の帯状フィルム4がなくなった旨の情報を受けることにより、装置全体を停止させるように制御してもよい。
【0066】
次に、本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の動作について図面(図1〜図8)を用いて説明する。
【0067】
フィルムの搬送について、まず、光学フィルム上に粘着層を介して剥離フィルム6が貼着された帯状フィルム4が巻回された巻出ロール3から帯状フィルム4の幅方向の位置を調整しながら巻き出す。ここで、帯状フィルム4の幅方向の調整は、帯状フィルム巻出ユニット11、第2の帯状フィルム位置検出手段13、及び帯状フィルム位置制御手段91によって行われる。
【0068】
次に、巻き出された帯状フィルム4の張力を調整する。ここで、帯状フィルム4の張力の調整は、帯状フィルム張力調整ユニット17によって行われる。
【0069】
次に、張力が調整された帯状フィルム4をその長手方向に送出する。ここで、帯状フィルム4の送出は、帯状フィルム送出ユニット21によって行われる。
【0070】
次に、送出された帯状フィルム4が所定の長さになったときに、帯状フィルム4を剥離フィルムを残して少なくとも光学フィルム及び粘着層を長手方向に対し直交する方向に切断する。ここで、帯状フィルム4の長さは、帯状フィルム検出手段25の検出位置(帯状フィルム4の先端側切断部が停止する位置)と帯状フィルム切断ユニット22の切断位置との間の長さである。また、帯状フィルム4の切断は、帯状フィルム切断ユニット22によって行われ、その制御はフィルム片切出制御手段92によって行われる。
【0071】
次に、切断により切り出されたフィルム片5、又は帯状フィルム4から剥離フィルム6を分離する。剥離フィルム6の分離は、剥離フィルム分離ユニット31で行われる。分離された剥離フィルム6を所定のトルクで巻き取る。ここで、剥離フィルム6の巻取りは、剥離フィルム巻取ユニット35によって行われる。
【0072】
次に、剥離フィルム6が分離されたフィルム片5又は帯状フィルム4の粘着面の反対側の面を吸引しつつ、基板2への貼付位置に搬送する。フィルム片5又は帯状フィルム4の吸引及び搬送は、フィルム片搬送ユニット23によって行われる。
【0073】
基板の搬送について、フィルムの搬送と並行して、基板2の一つの端面を進行方向に対し直交させて基板2を搬送する。ここで、基板2の搬送は、第1の基板搬送ユニット42によって行われる。
【0074】
次に、搬送路上の所定の位置を通過したときに基板2の搬送速度を減速させるとともに、基板2の搬送を停止させ、かつ、基板2を浮上させて、フィルム片5又は帯状フィルム4の幅方向の位置に基づいて、基板2の進行方向及びその直交方向の位置決めを行う。ここで、基板2の搬送速度の減速は、第1の基板搬送ユニット42、第1の基板検出手段43、及び基板搬送速度制御手段94によって達成される。また、基板2の搬送の停止は、第1の基板搬送ユニット42、基板係止ユニット51、及び基板搬送停止制御手段95によって達成される。また、基板2の浮上は、基板浮上ユニット52によって行われる。また、基板2の位置決めは、第1の帯状フィルム位置検出手段24、基板位置決ユニット53、及び基板位置決制御手段96によって行われる。
【0075】
基板の位置決めとフィルムの貼付位置への供給が完了すると、剥離フィルム6が分離されたフィルム片5の接着面を、位置決めされた基板2の進行方向側の端面とフィルム片5の切断面が平行になるように、当該基板2の対応する位置に貼り付ける。ここで、フィルム片5の貼付は、帯状フィルム送出ユニット21、フィルム片搬送ユニット23、剥離フィルム巻取ユニット35、第1の基板搬送ユニット42、基板係止ユニット51、貼付ユニット61、フィルム片頭出制御手段93、基板位置決制御手段96、及び貼付制御手段97によって行われる。
【0076】
最後に、基板2上のフィルム片5の貼付位置を検査する。ここで、フィルム片5の貼付位置は、貼付位置検査手段71によって行われる。
【0077】
次に、本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置における基板の連続的搬送方法について図面を用いて説明する。図9は、本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の基板搬送部及びフィルム貼付部の動作タイミングを模式的に示したフローチャートである。ここでは、光学フィルム貼付装置の動作について、基板の搬送・貼付が行われる第1段階と、基板の供給・排出が行われる第2段階と、に分けることができる。なお、ここでは、基板の動きに着目して説明し、便宜上、帯状フィルムの搬送動作、基板の位置決め動作、フィルムの貼付位置の検査の動作については省略する。
【0078】
第1段階の初期の時点について説明する。供給側の基板搬送ユニット41では、外部から供給された基板が搬送路上の供給部(図6の基板2aが配された部分)に置かれた状態にある。また、第1の基板搬送ユニット42では、供給側の基板搬送ユニット41から搬送された基板が搬送路上の位置決完了部(図6の基板2bが配された部分)に置かれた状態にある。また、貼付部60では、第1の基板搬送ユニット42上で位置決めが行われた基板を受ローラと圧着ローラで挟み込んだ状態にある(図5の基板2参照、ただし係止部51aは引っ込んだ状態)。また、第2の基板搬送ユニット45では、貼付部60を通過した基板が搬送路上の貼付位置検査完了部(図6の基板2cが配された部分)に置かれた状態にある。さらに、排出側の基板搬送ユニット47では、第2の基板搬送ユニット45から搬送された基板が搬送路上の排出部(図6の基板2dが配された部分)から外部に排出された状態にある(つまり基板がない状態)。
【0079】
第1段階について説明する。まず、供給側の基板搬送ユニット41、第1の基板搬送ユニット42、貼付部60、第2の基板搬送ユニット45、及び排出側の基板搬送ユニット47は、同時に搬送若しくは貼付を開始する(ステップA1〜A5)。
【0080】
次に、供給側の基板搬送ユニット41における搬送領域から基板(図6の2a)が出ると、供給側の基板搬送ユニット41が停止する(ステップA6)。また、貼付部60において基板(図6の2b)のフィルム貼付が終わると、貼付部60が停止する(ステップA7)。また、第2の基板搬送ユニット45においてフィルム付基板が貼付位置検査完了部(図6の基板2cが配された部分)に到着したときに第2の基板搬送ユニット45が停止する(ステップA8)。また、排出側の基板搬送ユニット47において貼付位置検査完了部にあった基板(図6の2c)が排出部(図6の基板2dが配された部分)に到着したときに排出側の基板搬送ユニット47が停止する(ステップA9)。なお、ステップA6〜A9が行われている段階では、第1の基板搬送ユニット42は基板を搬送した状態にある。
【0081】
次に、停止した貼付部60における圧着ローラが下降(下降の例として図5の矢印D参照)する(ステップA10)。なお、この段階では、第1の基板搬送ユニット42は基板を搬送した状態にある。また、供給側の基板搬送ユニット41、第2の基板搬送ユニット45、及び排出側の基板搬送ユニット47は、それぞれ停止した状態にある。
【0082】
次に、第1の基板搬送ユニット42において供給部(図6の2a)から位置決完了部(図6の2b)の間の所定の位置で、搬送されている基板の速度が減速する(ステップA11)。なお、供給側の基板搬送ユニット41、貼付部60、第2の基板搬送ユニット45、及び排出側の基板搬送ユニット47は、それぞれ停止した状態にある。
【0083】
次に、第1の基板搬送ユニット42において基板位置決部(図6の2b)に減速した基板が到着すると、第1の基板搬送ユニット42が停止する(ステップA12)。これにより、第1段階が終了する。
【0084】
第2段階について説明する。まず、供給側の基板搬送ユニット41の供給部(図6の2a)におけるリフタが上昇(上昇の様子は図7の矢印H参照)する(ステップA13)。また、排出側の基板搬送ユニット47の排出部(図6の2d)におけるリフタも上昇する(ステップA14)。
【0085】
次に、供給側の基板搬送ユニット41の供給部(図6の2a)における上昇したリフタの頂部に基板が供給される(ステップA15)。また、排出側の基板搬送ユニット47の排出部(図6の2d)における上昇したリフタによって上昇した基板が排出される(ステップA16)。
【0086】
次に、供給側の基板搬送ユニット41の供給部(図6の2a)において基板が供給されると、リフタが下降する(ステップA17)。また、排出側の基板搬送ユニット47の排出部(図6の2d)において基板が排出されると、リフタが下降する(ステップA18)。
【0087】
次に、貼付部60における圧着ローラが上昇し、位置決完了部(図6の2b)にある基板が受ローラと圧着ローラに挟み込まれる(ステップA19)。
【0088】
その後、ステップA1に戻り、ステップA1〜ステップA19の動作が繰り返し行われる。これにより、基板の連続的搬送を行うことができる。
【0089】
次に、本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置のフィルム片の連続的貼付方法について図面を用いて説明する。図10は、本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の主要な構成部の動作タイミングを模式的に示したフローチャートである。
【0090】
ここでは、光学フィルム貼付装置の動作について、基板の搬送・貼付が行われる第1段階と、基板の位置決めが行われる第2段階と、に分けることができる。図10における第1段階及び第2段階は、それぞれ図9における第1段階及び第2段階に対応する。また、図10における第1の基板搬送ユニット42、貼付部60、及び第2の基板搬送ユニット45の動作は、それぞれ図9における第1の基板搬送ユニット42、貼付部60、及び第2の基板搬送ユニット45の動作と同様である。なお、供給側の基板搬送ユニット41、及び排出側の基板搬送ユニット47については省略する。
【0091】
光学フィルム貼付装置の各構成部について、フィルム巻出部10の動作対象は、帯状フィルム巻出ユニット11とする(図1参照)。フィルム搬送部20の動作対象は、帯状フィルム送出ユニット21、帯状フィルム切断ユニット22、フィルム片搬送ユニット23、第1の帯状フィルム位置検出手段24、帯状フィルム検出手段25とする(図1及び図3参照)。剥離フィルム巻取部30の動作対象は、剥離フィルム巻取ユニット35とする(図1参照)。基板位置決部50の動作対象は、基板係止ユニット51、基板浮上ユニット52、基板位置決ユニット53とする(図2参照)。検査部70の動作対象は、貼付位置検査手段71とする(図2参照)。なお、フィルム巻出部10及び剥離フィルム巻取部30については、フィルム搬送部20のフィルム搬送動作と同期するので、フィルム搬送部20の動作を参照されたい。
【0092】
第1段階の初期の時点について説明する。第1の基板搬送ユニット42では、供給側の基板搬送ユニット41から搬送された基板が搬送路上の位置決完了部(図6の基板2bが配された部分)に置かれた状態にある。フィルム搬送部20では、フィルム片5が頭出しされた状態にある(図11(A)参照)。また、貼付部60では、第1の基板搬送ユニット42上で位置決めが行われた基板2及ぶフィルム片5を受ローラ61aと圧着ローラ61bで挟み込んだ状態にある(図11(A)参照)。また、基板位置決部50では、基板係止ユニットの係止部51aが引っ込んだ状態であり(図11(A)参照)、エア吹付及び位置決め動作は行っていない。また、検査部70では、映像取込動作を行っていない。さらに、第2の基板搬送ユニット45では、貼付部60を通過した基板が搬送路上の貼付位置検査完了部(図6の基板2cが配された部分)に置かれた状態にある。
【0093】
第1段階について説明する。まず、第1の基板搬送ユニット42、フィルム搬送部20、貼付部60、及び第2の基板搬送ユニット45は、同時に搬送若しくは貼付を開始する(ステップB1〜B4)。
【0094】
次に、フィルムが所定の長さまで搬送されたときにフィルム搬送部20におけるフィルム搬送が停止する(ステップB5)。ここで、フィルム搬送が停止することにより実際に停止するのは帯状フィルム4側であり、フィルム片5側は依然として搬送された状態にある(図11(B)参照)。なお、このとき第1の基板搬送ユニット42、貼付部60、及び第2の基板搬送ユニット45は、搬送若しくは貼付を行っている。
【0095】
次に、基板へのフィルム片の貼付が終了すると、貼付部60の貼付動作が停止する(ステップB6)。なお、このとき第1の基板搬送ユニット42、及び第2の基板搬送ユニット45は、搬送を行っている。
【0096】
次に、貼付部60の貼付動作が停止すると、貼付部60の圧着ローラが下降する(ステップB7)。また、フィルム片が貼り付けられた基板が位置決完了部(図6の2b参照)と貼付位置検査完了部(図6の2c参照)の間の所定の位置で検出されることにより、第2の基板搬送ユニット45において搬送されている基板の映像を取り込んで、フィルム片の貼付位置を検出する(ステップB8)。なお、このとき第1の基板搬送ユニット42、及び第2の基板搬送ユニット45は、搬送を行っている。
【0097】
次に、貼付部60の圧着ローラが下降すると、位置決ユニット50における係止部51aが基板を係止できる位置まで延びる(ステップB9;図12(A)参照)。また、第2の基板搬送ユニット45においてフィルム付基板が貼付位置検査完了部(図6の基板2cが配された部分)に到着したときに第2の基板搬送ユニット45が停止する(ステップB10)。なお、このとき第1の基板搬送ユニット42は、搬送を行っている。
【0098】
次に、第1の基板搬送ユニット42において供給部(図6の2a)から位置決完了部(図6の2b)の間の所定の位置で、搬送されている基板の速度が減速する(ステップB11)。
【0099】
次に、第1の基板搬送ユニット42において基板位置決部(図6の2b)に減速した基板2が係止部51aに係止されると、第1の基板搬送ユニット42が停止する(ステップB12;図12(B)参照)。これにより、第1段階が終了する。
【0100】
第2段階について説明する。まず、フィルム搬送部20において、帯状フィルム4をハーフカット(剥離フィルム5を残して少なくとも光学フィルム及び粘着層を切断)する(ステップB13;図13(A)参照)。また、基板位置決部50において係止された基板へのエアを吹き付ける(ステップB14)。
【0101】
次に、基板位置決部50において、浮上した基板の位置決め動作を開始する(ステップB15)。
【0102】
次に、フィルム搬送部20において、フィルムの幅方向の位置を測定する(ステップB16)。また、測定後、基板位置決部50において、基板の送り方向の位置決めをするとともに、ステップB16で測定されたフィルムの幅方向の位置に対応して基板の幅方向の位置決めをする(ステップB17)。また、基板の位置決めが完了すると、フィルム搬送部20においてフィルムの頭出しをする(ステップB18;図13(B)参照)。なお、フィルムの頭出しでは、フィルム片5だけでなく帯状フィルム4も追従する。
【0103】
次に、フィルムの頭出しが完了すると、基板位置決部50において、基板の係止を解除する(ステップB19)。
【0104】
次に、基板の係止が解除されると、貼付部60において、圧着ローラ61aが上昇し、位置決完了部(図6の2b)で位置決めされた基板が受ローラと圧着ローラに挟み込まれる(ステップB20;図11(A)参照)。
【0105】
次に、基板位置決部50において、基板へのエアを吹付け及び位置決めを停止する(ステップB21)。
【0106】
その後、ステップB1に戻り、ステップB1〜ステップB21の動作が繰り返し行われる。これにより、フィルムの連続的貼付を行うことができる。
【0107】
次に、その他の実施形態について説明する。前記実施形態(図1参照)の光学フィルム貼付装置1の所定の位置にクリーンファン(図示せず)や集塵装置(図示せず)を設ける。これにより、クリーンな環境で装置を稼動させることができ、フィルム片5と基板2の間にゴミが挟み込まれるのを抑えることができる。
【0108】
【発明の効果】
本発明によれば、光学フィルムロールから直接基板へ貼合することにより、工程の減少による作業効率を向上させることができる。また、複数サイズの基板への貼合によるフィルム片の在庫が不要となり、光学フィルムへのゴミの付着を抑えることができる。
【0109】
また、本発明によれば、帯状フィルム又はフィルム片の送り方向及び幅方向が調整されるとともに、基板の送り方向及び幅方向が調整されて、貼付が行われるので、貼付位置を精密にコントロールすることができる。
【0110】
また、本発明によれば、帯状フィルムの貼り付け長さを自由に切り替えられるので必要最小限の長さをリアルタイムに選択できフィルムの得率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の構成を模式的に示した正面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の基板搬送系の構成を模式的に示した上面図である
【図3】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置のフィルム搬送系の構成を模式的に示した上面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の制御部の構成を模式的に示したブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置のフィルム貼付部付近を模式的に示した部分拡大正面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の基板搬送部の構成を模式的に示したブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の基板搬送部におけるリフタの構成を模式的に示した模式図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の駆動ローラを模式的に示した部分拡大斜視図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の基板搬送部及びフィルム貼付部の動作タイミングを模式的に示したフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の主要な構成部の動作タイミングを模式的に示したフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の構成を模式的に示した第1の部分拡大正面図である。
【図12】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の構成を模式的に示した第2の部分拡大正面図である。
【図13】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置の構成を模式的に示した第3の部分拡大正面図である。
【図14】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置によってフィルム片が貼り付けられた基板を模式的に示した平面図及び断面図である。
【図15】本発明の一実施形態に係る光学フィルム貼付装置において用いられる帯状フィルムの構成を模式的に示した断面図である。
【符号の説明】
1 光学フィルム貼付装置
2 基板
3 巻出ロール
4 帯状フィルム
5 フィルム片
6 剥離フィルム
7 巻取ロール
10 フィルム巻出部
11 帯状フィルム巻出ユニット
11a スライド機構
11b モータ部
11c ロール径検出部
12 パスローラ
13 第2の帯状フィルム位置検出手段
14 接合台
15、16 パスローラ
17 帯状フィルム張力調整ユニット
17a ダンサーローラ
17b 空圧ユニット
17c 位置検出部
18 パスローラ
20 フィルム搬送部
21 帯状フィルム送出ユニット
21a、21b フィードローラ
21c 長さ計測手段
22 帯状フィルム切断ユニット
23 フィルム片搬送ユニット
23a 搬送機構
24 第1の帯状フィルム位置検出手段
25 帯状フィルム検出手段
30 剥離フィルム巻取部
31 剥離フィルム分離ユニット
32、33、34 パスローラ
35 剥離フィルム巻取ユニット
40 基板搬送部
41 供給側の基板搬送ユニット
41a 駆動ホイール
41b すべり軸受
41c 駆動軸
41d リフタ
42 第1の基板搬送ユニット
42a 駆動ホイール
43 第1の基板検出手段
44 第2の基板検出手段
45 第2の基板搬送ユニット
46 第3の基板検出手段
47 排出側の基板搬送ユニット
50 基板位置決部
51 基板係止ユニット
51a 係止部
51b 機構部
52 基板浮上ユニット
53 基板位置決ユニット
53a 縦位置決ユニット
53b、53d ローラ
53c 横位置決ユニット
60 フィルム貼付部
61 貼付ユニット
61a 受ローラ
61b 圧着ローラ
70 検査部
71 貼付位置検査手段
71a CCDカメラ
80 除電部
81 除電ユニット
90 制御部
91 帯状フィルム位置制御手段
92 フィルム片切出制御手段
93 フィルム片頭出制御手段
94 基板搬送速度制御手段
95 基板搬送停止制御手段
96 基板位置決制御手段
97 貼付制御手段
98 映像取込制御手段
99 ロール回動制御手段
111、113 粘着層
112 位相差膜(光学フィルム)
114、116 保護フィルム
115 偏光板(光学フィルム)
117 合紙

Claims (24)

  1. 光学フィルム上に粘着層を介して剥離フィルムが貼着された帯状フィルムをその長手方向に送出する帯状フィルム送出ユニットと、
    送出された前記帯状フィルムを前記剥離フィルムを残して少なくとも前記光学フィルム及び前記粘着層を長手方向に対し直交する方向に切断する切断機構を有する帯状フィルム切断ユニットと、
    切断により切り出されたフィルム片、又は前記帯状フィルムから前記剥離フィルムを分離する剥離フィルム分離ユニットと、
    前記帯状フィルム送出ユニットによって送出された前記帯状フィルム又は前記フィルム片の幅方向の少なくとも片側の端部の位置を検出する第1の帯状フィルム位置検出手段と、
    基板の一つの端面を進行方向に対し直交させて前記基板を搬送する第1の基板搬送ユニットと、
    前記第1の基板搬送ユニットの搬送路上で少なくとも前記基板の進行方向に対し直交する方向の位置を決める基板位置決ユニットと、
    前記第1の帯状フィルム位置検出手段からの前記帯状フィルム又は前記フィルム片の位置に係る情報に基づいて、前記基板が前記フィルム片の幅方向の位置と対応するように前記基板位置決ユニットの位置決め動作を制御する基板位置決制御手段と、
    前記第1の基板搬送ユニットにおける搬送方向の下流側に配されるとともに、前記剥離フィルムが分離された前記フィルム片の接着面を、位置決めされた前記基板の進行方向側の端面と前記フィルム片の切断面が平行になるように、当該基板の対応する位置に貼り付ける貼付ユニットと、
    を備えることを特徴とする光学フィルム貼付装置。
  2. 前記帯状フィルム切断ユニットは、前記切断機構を前記帯状フィルムの長手方向に沿ってスライドさせるスライド機構を有することを特徴とする請求項1記載の光学フィルム貼付装置。
  3. 前記フィルム片又は前記帯状フィルムの粘着面の反対側の面を吸引しながら基板への貼付位置に搬送する搬送機構を有するフィルム片搬送ユニットを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の光学フィルム貼付装置。
  4. 前記フィルム片搬送ユニットの搬送機構によって搬送された前記帯状フィルムの先端側切断部を検出する帯状フィルム検出手段と、
    前記帯状フィルム検出手段からの前記帯状フィルムの先端側切断部を検出することにより、少なくとも前記帯状フィルムの搬送動作を停止させ、停止した前記帯状フィルムから前記フィルム片を切り出せるように、少なくとも前記帯状フィルム送出ユニット、前記フィルム片搬送ユニット、及び前記帯状フィルム切断ユニットを制御するフィルム片切出制御手段を備えることを特徴とする請求項3記載の光学フィルム貼付装置。
  5. 前記帯状フィルム送出ユニットは、送出した前記帯状フィルムの長さを計測する長さ計測手段を有し、
    前記帯状フィルム送出ユニットの長さ計測手段からの前記帯状フィルムの長さに係る情報に基づいて、前記フィルム片の先端部を前記フィルム片の切出時の位置から貼付時の位置まで頭出しするように、少なくとも前記帯状フィルム送出ユニット、及び前記フィルム片搬送ユニットを制御するフィルム片頭出制御手段を備えることを特徴とする請求項4記載の光学フィルム貼付装置。
  6. 前記基板の搬送路上で前記基板を係止する係止部を有するとともに、前記係止部係止及びその解除の動作を行わせる機構部を有する前記基板係止ユニットと、
    前記基板係止ユニットの係止部に係止された前記基板を検出する第2の基板検出手段と、
    前記第2の基板検出手段が前記基板を検出することにより、前記第1の基板搬送ユニットの基板の搬送を停止させる基板搬送停止制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の光学フィルム貼付装置。
  7. 前記フィルム片頭出制御手段からの前記フィルム片の頭出し完了に係る情報と、前記基板位置決制御手段からの前記基板の位置決め完了に係る情報と、を受け取ることにより、前記基板の係止を解除させ、前記基板と前記フィルム片とが対応して前記貼付ユニットで貼付が行われるように、少なくとも前記基板係止ユニットの機構部、前記第1の基板搬送ユニット、前記帯状フィルム送出ユニット、前記フィルム片搬送ユニットの搬送機構、前記帯状フィルム切断ユニット、及び前記貼付ユニットを制御する貼付制御手段を備えることを特徴とする請求項6記載の光学フィルム貼付装置。
  8. 光学フィルム上に粘着層を介して剥離フィルムが貼着された帯状フィルムの張力を所定値に調整する張力調整機構を有する帯状フィルム張力調整ユニットを備え、
    前記帯状フィルム送出ユニットは、前記帯状フィルム張力調整ユニットによって張力が調整された前記帯状フィルムを送出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の光学フィルム貼付装置。
  9. 光学フィルム上に粘着層を介して剥離フィルムが貼着された帯状フィルムが巻回されたロールを回転可能に支持する軸部を有するとともに、前記軸部を軸方向にスライドさせるスライド機構を有し、かつ、前記ロールから前記帯状フィルムを巻き出す帯状フィルム巻出ユニットと、
    巻き出された前記帯状フィルムの幅方向の少なくとも片側の端部の位置を検出する第2の帯状フィルム位置検出手段と、
    前記第2の帯状フィルム位置検出手段からの位置に係る情報に基づいて、前記帯状フィルムの幅方向の位置が一定となるように、前記帯状フィルム巻出ユニットのスライド機構のスライドを制御する帯状フィルム位置制御手段と、
    を備え、
    前記帯状フィルム張力調整ユニットは、前記帯状フィルム巻出ユニットから巻き出された前記帯状フィルムの張力を調整することを特徴とする請求項8記載の光学フィルム貼付装置。
  10. 前記帯状フィルム巻出ユニットは、前記軸部を回動させるモータ部を有するとともに、前記ロールの径を検出するロール径検出部を有し、
    前記ロール径検出部からの前記ロールの径に係る情報に基づいて、前記モータ部の回動量を制御するロール回動制御手段を備えることを特徴とする請求項9記載の光学フィルム貼付装置。
  11. 前記第1の基板搬送ユニットは、駆動する複数の駆動ホイールを有するとともに、前記駆動ホイール上で前記基板を搬送し、
    前記第1の基板搬送ユニットにおける貼付が行われる手前の搬送路上の所定位置を通過する前記基板を検出する第1の基板検出手段と、
    前記第1の基板検出手段が前記基板を検出することにより、前記基板の搬送速度を減速させるように、前記第1の基板搬送ユニットの駆動ホイールを制御する基板搬送速度制御手段と、
    を備え、
    前記基板係止ユニットは、減速した前記基板を係止することを特徴とする請求項6乃至10のいずれか一に記載の光学フィルム貼付装置。
  12. 前記第1の基板搬送ユニットの駆動ホイールは、駆動力に対し前記基板にかかる応力を緩衝するすべり軸受を有することを特徴とする請求項11記載の光学フィルム貼付装置。
  13. 前記基板係止ユニットの係止部によって係止される前記基板にエアを吹き付けて前記基板を浮上させる基板浮上ユニットを備え、
    前記基板位置決制御手段は、位置決めが行われる際に前記基板浮上ユニットが前記基板にエアを吹き付けるように制御し、
    前記基板位置決ユニットは、浮上した前記基板の位置を決めることを特徴とする請求項6乃至12のいずれか一に記載の光学フィルム貼付装置。
  14. 前記貼付ユニットで前記フィルム片が貼り付けられた前記基板の一つの端面を進行方向に対し直交させて前記基板を搬送する第2の基板搬送ユニットと、
    前記第2の基板搬送ユニットの搬送路上の所定位置を通過する前記基板を検出する第3の基板検出手段と、
    前記第2の基板搬送ユニット上の基板検査位置を通過した前記基板の映像を取り込んで、前記基板に貼付られた前記フィルム片の貼付位置を検査する貼付位置検査手段と、
    前記基板が前記第3の基板検出手段によって検出されることにより、前記貼付位置検査手段における映像の取り込みを制御する映像取込制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一に記載の光学フィルム貼付装置。
  15. 前記基板位置決ユニットは、位置決めされる前記基板と当接する位置にローラを有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一に記載の光学フィルム貼付装置。
  16. 前記第1の基板搬送ユニットは、着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一に記載の光学フィルム貼付装置。
  17. 前記剥離フィルム分離ユニット及び前記貼付ユニットの少なくとも一方を除電する除電ユニットを備えることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一に記載の光学フィルム貼付装置。
  18. 光学フィルム上に粘着層を介して剥離フィルムが貼着された帯状フィルムをその長手方向に送出するステップと、
    送出された前記帯状フィルムが所定の長さになったときに、前記帯状フィルムを前記剥離フィルムを残して少なくとも前記光学フィルム及び前記粘着層を長手方向に対し直交する方向に切断するステップと、
    切断により切り出されたフィルム片、又は前記帯状フィルムから前記剥離フィルムを分離するステップと、
    基板の一つの端面を進行方向に対し直交させて前記基板を搬送するステップと、
    前記フィルム片又は前記帯状フィルムの幅方向の少なくとも片側の端部の位置に基づいて、少なくとも前記基板の進行方向に対し直交する方向の位置決めを行うステップと、
    前記剥離フィルムが分離された前記フィルム片の接着面を、位置決めされた前記基板の進行方向側の端面と前記フィルム片の切断面が平行になるように、当該基板の対応する位置に貼り付けるステップと、
    を含むことを特徴とする光学フィルム貼付方法。
  19. 前記帯状フィルムを送出する前に、前記帯状フィルムの張力を調整することを特徴とする請求項18記載の光学フィルム貼付方法。
  20. 前記帯状フィルムの張力を調整する前に、前記帯状フィルムが巻回されたロールから前記帯状フィルムの幅方向の位置を調整しながら巻き出すことを特徴とする請求項19記載の光学フィルム貼付方法。
  21. 前記フィルム片又は前記帯状フィルムの粘着面の反対側の面を吸引しながら基板への貼付位置に搬送することを特徴とする請求項18乃至20のいずれか一に記載の光学フィルム貼付方法。
  22. 前記基板の位置決めをする前に、搬送路上の所定の位置を通過したときに前記基板の搬送速度を減速させるとともに、前記基板の搬送を停止させることを特徴とする請求項18乃至21のいずれか一に記載の光学フィルム貼付方法。
  23. 前記基板の位置決めを行う際、搬送停止した前記基板を浮上させることを特徴とする請求項22記載の光学フィルム貼付方法。
  24. 前記基板上の前記フィルム片の貼付位置を検査するステップを含むことを特徴とする請求項18乃至23のいずれか一に記載の光学フィルム貼付方法。
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