JP4369859B2 - 部材相互の接合金具および上下階縦枠材接合構造並びに接合方法 - Google Patents

部材相互の接合金具および上下階縦枠材接合構造並びに接合方法 Download PDF

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Description

本発明は、建物特に、スチールハウスにおける上下階の縦枠材相互または横枠材相互や床根太相互あるいは屋根トラスの弦材相互等、直接または間隔をおいて隣り合う部材相互を連結し、これらの部材に圧縮力および引張り力を直接伝達可能にする部材相互の接合金具と、その部材相互の接合金具を使用した上下階縦枠材接合構造並びに接合方法に関する。
従来、上階側の壁パネルと下階側の壁パネルとを連結する場合、2つのホールダウン金物と連結ボルト・ナットの3つの金物からなる接合金物を使用し、上階側の壁パネルにおける縦枠スタッドにホールダウン金物を固定し、下階側の壁パネルにおける縦枠スタッドにホールダウン金物を固定し、これらのホールダウン金物をボルト・ナットの連結金物により連結する構造が知られている。
このような3つの金物からなる接合金物を使用した接合構造においては、地震あるいは風による水平力が作用した場合、引張力しか伝達できないため、圧縮力を床組み部分で伝達するようになり、上下階壁パネルの縦枠スタッドに挟まれる床組み内部に圧縮補強金物を挿入するなど複雑な工夫を必要とし、ピース数が増大し、設計・施工が複雑となっている。
また、図18および図19に示すように、前記の床組内部に別個に配置される圧縮補強金物に代えて、鋼管からなる筒状体27の上下にフランジ28を設けてフランジ付筒状体29を構成し、そのフランジ付筒状体29内に連結ボルト30を配置すると共に、上下のホールダウン金物31,32をナット33により連結する形態の接合構造も知られている。(例えば、特許文献1参照)
特開平10−311110号公報
前記従来の場合は、いずれも、2つのホールダウン金物31,32と、連結ボルト・ナット30,33と、圧縮補強金物またはこれに相当するフランジ付筒状体29の3つ別個の応力を伝達する剛性の大きい金物を必要とし、金物数が多くなり構造が複雑になると共に、上下各階側でのホールダウン金物31,32の配置を必要とし、またこれら上下階のホールダウン金物31,32の芯ずれを生じるため、これらのボルト挿通孔を大孔として連結ボルト30の配置を可能にするようにしているため、ホールダウン金物31,32の縦枠材11との接合部Xから連結ボルト中心軸線Cまでの横方向の距離Lが大きくなり、曲げ剛性の大きいホールダウン金物31,32を必要とし、施工が煩雑で施工コストが高くなるという課題がある。また、床組み34内部へのフランジ付筒状体29の挿入には、難易度の高い施工能力を要するという課題がある。
また、上下方向または横方向あるいは傾斜した方向のいずれの方向に配置されても、圧縮力および引張力の両方の応力の伝達可能な簡単な構造の接合金具が望まれていた。
本発明は、部品数が少なく、かつ圧縮力および引張力の両方の応力の伝達可能な簡単な構造の部材相互の接合金具およびその接合金具を使用した接合構造並びに接合方法を提供することを目的とする。
第1発明の部材相互の接合金具においては、端部がそれぞれ別個の部材に連結して圧縮力および引張力を伝達する部材相互の接合金具であって、前記部材相互の接合金具は、接合すべき一方の部材と他方の部材とに渡って配置できる長さを有し、かつこれらに直接接合する接合部を両端部にそれぞれ備えており、さらに前記部材相互の接合金具の中間部の幅方向外形寸法を、両端部の幅方向外形寸法に比べて小さくされ、前記両端部の幅方向外形寸法は、一方の部材および他方の部材等の挿通される部材に設けられる貫通孔の長辺方向の寸法より小さく、前記貫通孔の短辺方向の寸法よりも大きくされ、かつ前記中間部の幅方向外形寸法は、前記貫通孔の短辺方向の寸法よりも小さくされていることを特徴とする。
第2発明の部材相互の接合金具においては、上階側の縦枠材と下階側の縦枠材とを連結して圧縮力および引張力を伝達する部材相互の接合金具であって、前記部材相互の接合金具は、上階の縦枠材と下階の縦枠材とに渡って縦向きに配置できる長さを有し、かつこれらに直接接合する接合部を両端部にそれぞれ備えており、さらに前記部材相互の接合金具の中間部の幅方向外形寸法を、両端部の幅方向外形寸法に比べて小さくされ、前記両端部の幅方向外形寸法は、上階側の部材および下階側の部材等の挿通される部材に設けられる貫通孔の長辺方向の寸法より小さく、前記貫通孔の短辺方向の寸法よりも大きくされ、かつ前記中間部の幅方向外形寸法は、前記貫通孔の短辺方向の寸法よりも小さくされていることを特徴とする。
第3発明では、第1または第2発明の部材相互の接合金具において、1本の鋼管からなる金属製連結部材本体の両端部が押し潰し変形されて平坦部が形成され、その平坦部に接合部が形成されていることを特徴とする。
第4発明では、第1〜第3発明のいずれかの部材相互の接合金具において、鋼管の両端部の形状が、平坦部の幅方向両側に凸部を備えた断面凹溝状とされ、その部分が接合部とされていることを特徴とする。
第5発明では、第1または第2発明の部材相互の接合金具において、棒鋼からなる金属製連結部材本体の長手方向の両端部に接合部を有する接合用プレートが固着され、かつ前記各接合用プレートは同面状に配置されていることを特徴とする。
第6発明では、第5発明の部材相互の接合金具において、接合用プレートに切り欠き部が形成され、その切り欠き部により形成される凹溝に棒鋼の端部における半径方向の一部が突出しないように収容配置されて、接合用プレートに溶接により固着されていることを特徴とする。
第7発明では、第1または第2発明の部材相互の接合金具において、接合金物は、鋼板に折り曲げ加工が施されて溝形断面の鋼材からなる金属製連結部材本体とされ、その金属製連結部材本体の両端部に平坦部を有する接合部が形成されていることを特徴とする。
第8発明では、第1発明〜第7発明のいずれかの部材相互の接合金具において、ドリルねじまたはボルト等のファスナー材により接合可能な接合部とされていることを特徴とする。
第9発明では、第1発明〜第8発明のいずれかの部材相互の接合金具において、平坦部に接合用の先孔が設けられていることを特徴とする。
10発明の建築物における隣り合う部材相互の接合構造においては、第1発明〜第発明のいずれかの部材相互の接合金具が用いられて、建築物における隣り合う横枠材相互または床根太相互あるいは屋根トラスの弦材相互等の隣り合う部材相互が接合されていることを特徴とする。
11発明の上下階縦枠材接合構造においては、第1発明〜第発明のいずれかの部材相互の接合金具における上下の接合部が、それぞれ各階の縦枠材の縦側面に当接され、接合部と縦枠材とに渡って横向きに設けられるドリルねじまたはボルト等のファスナー材により固定されていることを特徴とする。
12発明の部材相互の接合方法においては、第10発明または第11発明の接合構造とするにあたり、第1〜第発明のいずれかの部材相互の接合金具における両端部の接合部のうちのいずれか一方の接合部を、接合すべき一方の部材に当接して、接合部と接合すべき一方の部材とに渡ってドリルねじまたはボルト等のファスナー材を設けて固定し、次いで、他方の接合部を他方の接合すべき部材に当接してドリルねじまたはボルト等のファスナー材を設けて固定することを特徴とする。
13発明の上下階縦枠材の接合方法において、第10または第11発明の接合構造とするにあたり、第1発明〜第発明のいずれかの部材相互の接合金具における上下の接合部のうちのいずれか一方の接合部を、上下のいずれか一方の階の縦枠材の縦側面に当接して、接合部と縦枠材とに渡って横向きにドリルねじまたはボルト等のファスナー材を設けて固定し、次いで、他方の接合部を他方の階における縦枠材の縦側面に当接して横向きにドリルねじまたはボルト等のファスナー材を設けて固定することを特徴とする。
第1発明によると、端部がそれぞれ別個の部材に連結して圧縮力および引張力を伝達する部材相互の接合金具であって、前記部材相互の接合金具は、接合すべき一方の部材と他方の部材とに渡って配置できる長さを有し、かつこれらに直接接合する接合部を両端部にそれぞれ備えているので、接合金具の構成を極めて単純な構成にすることができる。
すなわち、従来のように多数の部品により圧縮力と引張力を伝達する構造を1つの部材に置き換えて引張力と圧縮力を伝達可能にしているので、安価な部材相互の接合金具とすることができる。
そのため、スチ−ルハウスの設計・施工の簡素化を図ることができ、施工効率の向上を図り、施工コストの低減を図ることができる部材相互の接合金具とすることができる。
第2発明によると、上階の縦枠材と下階の縦枠材とに渡って縦向きに配置できる長さを有する連続した1本ものの金属製連結部材本体を備えた接合金物とされている部材相互の接合金具とされているので、接合金具の構成を極めて単純な構成にすることができる。
すなわち、従来のように、上階側および下階側のホールダウン金物の補強金物を必要としないばかりでなく、フランジ付筒状体およびその内側に配置されるボルト等の多数の部品により、圧縮力と引張力を伝達する構造を、補強金物を必要としない1つの部材に置き換えて引張力と圧縮力を伝達可能にしているので、安価な部材相互の接合金具とすることができる。
そのため、スチ−ルハウスの設計・施工の簡素化を図ることができ、施工効率の向上を図り、施工コストの低減を図ることができる部材相互の接合金具とすることができる。
第3発明によると、金属製連結部材本体を鋼管としているので、市販の安価な鋼管の両端部を単に押し潰し変形して平坦部を形成することができ、またその平坦部に必要に応じ先孔を設けるだけで容易に接合部を有する部材相互の接合金具を構成することができ、製作の容易なより安価な部材相互の接合金具とすることができる。
第4発明によると、平坦部の幅方向両側に凸部を備えた断面凹溝状とされているので、接合部の曲げ剛性を高めた部材相互の接合金具とすることができる。
第5発明によると、金属製連結部材本体を鋼棒としているので、市販の安価な鋼棒の両端部に接合用プレートを固着するだけで、容易に部材相互の接合金具を構成することができ、製作が容易で、より安価な部材相互の接合金具とすることができる。
第6発明によると、接合用プレートに切り欠き部を形成して、その切り欠き部により形成される凹溝に棒鋼の端部を配置すると共に、棒鋼の端部における半径方向の一部が突出しないように収容配置されて固着されているので、接合プレートの接合面と棒鋼中心軸線とを接近させることができ、すなわち、縦枠材と部材相互の接合金具の中心軸線とを接近させて、これらに作用する曲げ力を小さくすることができる。
第7発明によると、単に、鋼板に折り曲げ加工が施して溝形断面の曲げ剛性の大きい金属製連結部材本体とすることができ、また、溝の深さを適宜変えることにより、部材長手方向の曲げ剛性の調整した部材相互の接合金具とすることができる。
第8発明によると、ドリルねじまたはボルト等のファスナー材により接合可能な接合部とされているので、市販の安価なファスナー材により容易に接合できる部材相互の接合金具とすることができる。
第9発明によると、平坦部に接合用の先孔が設けられているので、その先孔を利用して、ドリルねじを打ち込んだり、あるいはボルト挿通用の先孔を利用して、縦枠材に容易に接合することができる。
1発明または第2発明によると、自転時の外径寸法が部材端部よりも小さい部材相互の接合金具の中間部で回転させることができ、また、上階側の部材あるいは下階側の部材における部材幅方向の貫通孔の幅寸法を小さくすることができ、曲げ剛性が大きい部材とすることができる。
10発明によると、建築物における隣り合う横枠材相互または床根太相互あるいは屋根トラスの弦材相互等の隣り合う部材相互を簡単な構造の部材相互の接合金具を用いて連結するように接合できるため、部材相互の連結接合構造が簡単な構造になると共に施工も容易になり、しかも圧縮力および引張り力を確実に伝達することができる接合構造とすることができ、しかも、縦方向または横方向あるいは傾斜した方向等の適宜の方向に配置することができるので汎用性が高い。
11発明によると、両端部に接合部を有する金属製連結部材本体を有する部材相互の接合金具における上下の接合部を、各階の縦枠材の縦側面の当接して横方向に打ち込まれるドリルねじまたはボルト等のファスナー材により固定して、部材相互の接合金具およびファスナー材を介して、上下方向の圧縮力および引張力を伝達することができる簡単な構造の接合構造とすることができる。また、上下階の縦枠材にわたって一本ものの金属製連結部材を縦枠材に当接するように配置して接合する構造であるので、上下の縦枠材から金属製連結部材中心軸線までの偏心距離を小さくすることができ、引張力および引張力を伝達する場合に、縦枠材および金属製連結部材の曲げモーメントの負担の小さい構造とすることができる。
12発明によると、部材相互の接合金具における各接合部のうちのいずれか一方の接合部を、接合すべき一方の部材に当接して、接合部と接合すべき一方の部材とに渡ってドリルねじまたはボルト等ファスナー材からなる接合具を設けて固定し、次いで、他方の接合部を接合すべき他方の部材に当接してドリルねじまたはボルト等のファスナー材からなる接合具を設けて固定するので、簡単な構造の部材相互の接合金具を使用してその接合金具における接合部をドリルねじ等の簡単な接合具を用いて容易に接合できるため、直列または間隔をおいて直列に配置されている別個の部材相互を容易に連結接合することができ、施工も容易で施工効率を向上させることができ、施工コストを低減させることができる。

13発明によると、圧縮力および引張力を伝達可能な1つの金属製連結部材本体を備えた部材相互の接合金具を上階および下階の縦枠材に渡って配置して、部材相互の接合金具の上下の接合部をそれぞれ各階の縦枠材に接合するため、施工の簡素化が図れ、施工の容易な上下階の縦枠材の接合方法である。また、上階側あるいは下階側のいずれか側からでも、上下階に渡って部材相互の接合金具を縦枠材に当接するように配置して接合することができるため、施工の自由度もある。
次に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明の一実施形態の部材相互の接合金具について、図6および図7を参照して説明すると、図示の部材相互の接合金具1は、下階側の縦枠材の上端部から上階側の縦枠材の下端部に渡る長さを有する鋼管等の一本の金属製パイプ材の両端部が押し潰し変形されて、両端部に平坦部2を備えている金属製接合部材本体4が構成され、その金属製接合部材本体4における前記各平坦部2に、ドリルねじまたはボルト等のファスナー材により接合可能な接合部3が形成された接合金物からなる部材相互の接合金具1とされている。
図6に示す形態では、図7(b)に示すように、鋼管4aの両端部全体が横断面で半径方向の片側に寄せられるように扁平に押し潰し変形されて、両端部に扁平な平坦部2を有する金属製接合部材本体4とされ、前記の平坦部2にドリルねじ用の先孔5が設けられた構成としているが、ドリルねじ用の先孔5以外にも、ボルト等のファスナー材を使用して接合するための孔でもよい。図示の形態では、上下両端部の平坦部2は同面状に形成され、上下階の縦枠材に当接される面が同一垂直面状になるようにされている。
また、金属製接合部材本体4における平坦部2を形成する場合に、図7(c)に示すように、端部の幅方向中間部を扁平に押し潰し変形させると共に、平坦部2の幅方向の両側を、内面相互を離間させた凸部6とし、部材端部において部材長手方向に延長する凸部6を備えた断面凹溝状の接合部3としてもよく、このようにすると、接合部3の剛性(曲げ剛性あるいは座屈耐力)を高めた部材相互の接合金具1とすることができる。
また、前記実施形態および後記の各実施形態の上下階縦枠材接合用金具1は、上下対称形状とされて、反転配置しても使用可能にされている。
図7および図4に示すように、部材相互の接合金具1の端部接合部3における横幅方向の外径寸法L1に比べ、縦方向中間部の前記と同じ横幅方向の外形寸法dは小さくされ、かつ縦方向中間部では接合部3と直角方向の寸法は大きくされて曲げ剛性および座屈耐力が大きくされ、前記両端部の外形寸法L1は、上階側の部材(17,19)および下階側の部材(13,15)に設けられる各横長貫通孔20の長辺方向の寸法L2より小さく、前記横長貫通孔20の短辺方向の寸法Dよりも大きくされ、両端部の厚み方向の寸法L3は各横長貫通孔20の短辺方向の寸法Dよりも小さくされ、かつ前記中間部の回転時の最大外形寸法は、前記横長貫通孔20の短辺方向の寸法Dよりも小さくされて、横長貫通孔20の部分に前記接合金具1の中間部を位置させて、回転可能にされている。
このように上下階縦枠接合金具1の上下両端部の幅方向外形寸法L1を、上下階の部材(13,15,17,19)に設けられる横長貫通孔20の長辺方向の寸法L2よりも小さく設定されていることにより、上階側あるいは下階側いずれの方向から上下階の部材(13,15,17,19)に設けられている横長貫通孔20に、部材相互の接合金具1を挿入配置する場合にも、横長貫通孔20の横長の向きに合わせて部材相互の接合金具1の端部の横長の向きを合わせて挿通することができ、部材相互の接合金具1の中間部における横幅寸法が小さいく曲げ剛性および座屈耐力を大きくした中間部を上下階の部材(13,15,17,19)の横長貫通孔20の部分に配置した状態でほぼ水平回転させて取り付け姿勢状態に配置することができる。
すなわち、部材相互の接合金具1における端部の広幅部となっている接合部3を上下階の部材(13,15,17,19)の横長貫通孔20の部分で水平回転させることなく、部材相互の接合金具1における中間部の横断面の小外径寸法部分を、上階側の横長貫通孔20および下階側の横長貫通孔20の部分に位置させて、部材相互の接合金具1を自転させるようにほぼ水平回転させて、接合姿勢の調整を図ることができるようにされている。
また、図4(または図3参照)に示すように、前記のように上階側および下階側の部材13,15,17,19(壁パネル12,18を構成する枠材における上下の溝形部材からなる下枠材19および上枠材13のウエブ35)に設けられる貫通孔20が、部材長手方向に長い横長貫通孔20とされ、部材(13,19)の幅方向端部(フランジ36)に横長貫通孔20が接近しないので、部材幅方向端部側において壁パネル面に平行な引張り力(フランジに平行な引張り力)が作用させるように働く力を構造用面材14から受けた場合に、ウエブ35の幅方向の断面欠損が小さいので、ウエブ35の剛性の大きな低下を防止することができる。
例えば、横長貫通孔20の他の形態として、平面形状が上下階外枠材接合金具1の平面形状と相似形で、若干大きな寸法の貫通孔として、これに縦枠材11(図2参照)側のウエブ接合面に寄せることができる長さを有する横長の貫通孔20としておいても可能である。
前記のように、本発明の部材相互の接合金具1により、上下階の縦枠材11を接合した場合には、上下階の縦枠材11との接合面と、部材相互の接合金具1の中心縦軸線までの横方向の偏心距離を小さくすることができるので、上下階の縦枠材11と、部材相互の接合金具1に作用する曲げモーメントを小さくすることができる。そのため、部材相互の接合金具について経済的な設計をすることができる。
本発明の部材相互の接合金具1およびその金具を用いた接合構造は、前記実施形態以外にも、図示を省略するが、建築物における直列に隣り合う横枠材相互または床根太相互あるいは屋根トラスを構成する弦材相互等、部材相互の連結接合に適用することができ、特に、直列に隣り合う部材端部相互または間隔をおいた部材端部相互あるいは屋根トラスでは直列または接近するように傾斜して並列する部材端部相互に接合金物を接合して部材相互の連結接合に適用することができ、縦方向または横方向あるいは傾斜した方向でもよく、部材間に圧縮力または引張り力を伝達することができる連結接合となるが以下に、部材相互の接合金具1を使用して、一例として上階および下階に配置されている縦枠材11相互を接合した形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図示の形態のスチ−ルハウスでは、下階側に配置固定されている下階側壁パネル12は、薄鋼板を凹溝状に折り曲げ加工されて形成された断面溝形の上枠材(上横枠材)13と下枠材(下横枠材、図示省略)とこれらに端部が連結される横断面リップ付溝形の縦枠材11並びにこれらの側面の片面または両面にビスまたはドリルねじ等の固着具(図示省略)により固定される薄鋼板等の構造用面材14とを備えている。
基礎あるいは下位の壁パネル等に下階側壁パネル12は連結されて建て込まれ、その下階側壁パネル12の上枠材13の上にこれに沿って木製角材等の上枠補強材15が載置されてドリルねじ等の固着具により固定され、その上枠補強材15に、端根太あるいは側根太16が配設されている。なお、上枠材13等の耐力が大きい場合には、代表形態として図16および図17に示すように、前記上枠補強材15を省略して、上枠材13の上に直接、端根太あるいは側根太16が配設される。
前記の端根太あるいは側根太16には、図示省略の床根太あるいは天井根太が架設固定され、端根太あるいは側根太16および床根太の上フランジ21に床下張材17が載置されてドリルねじ等の固着具により固定され、その床下張材17上に、前記下階側壁パネル12と同様な構造の上階側壁パネル18が下階側壁パネル12と同一垂直面状に建て込まれ、上階側壁パネル18における溝形断面の下枠材19のウエブ35は床下張材17上に載置され、ドリルねじ等の固着具により固定されている。
床下張材17上に載置されている上階側壁パネル18における溝形断面の下枠材19のウエブ35と、床下張材17と、上枠補強材15と、下階側壁パネル12における上枠材13のウエブ35には、図4(および図3)に示すように、部材幅方向中央部に部材長手方向に長い横長貫通孔20が重合するように設けられ、また、端根太あるいは側根太16における上下のフランジ21先端部には、ボルト4の軸部と干渉するのを防止するために、図5(a)に示すようなV字状等の切り欠き部22を設けるか、あるいは端根太あるいは側根太16における上下のフランジ21の巾が広い場合には、図5(b)に示すように、前記上下のフランジ21の巾方向中間部に孔が穿設され、例えば部材長手方向に長い長孔22が設けられる。
部材相互の接合金具1を上階あるいは下階に渡って配置する場合の一形態として、部材相互の接合金具1における下部の接合部3を、上階側から前記各部材(19,17,15,13)の横長貫通孔20に、接合部3の広幅方向を横長貫通孔20の長辺方向と同じ向きにして挿通して下階側に下部の接合部3を配置する。
そして、図4(b)に2点鎖線で示すように、部材相互の接合金具1の中間部を前記各部材(19,17,15,13)に位置させた状態で、水平自転させるように90°回転させ、上階側の接合部3における平坦部2を上階側の縦枠材11におけるウエブ23に横移動させて当接し、端根太あるいは側根太16における上下のフランジ21の切り欠き部22に、部材相互の接合金具1における中間部を位置させて、上階側の縦枠材11のウエブ横向きにドリルねじまたはボルト等のファスナー材24により固定する。
また、下階側に配置された接合部3を、前記下階側の壁パネル12における縦枠スタッドからなる縦枠材11のウエブ23に当接し、これにドリルねじ24またはボルト等ファスナー材からなる接合具により固定する。
部材相互の接合金具1を上階あるいは下階に渡って配置する場合の他の一形態として、部材相互の接合金具1における上部の接合部3(または下部の接合部3)を、下階側から前記各部材(13,15,17,19)の横長貫通孔20に挿入して上階側に上部の接合部3を配置する。
そして、前記接合金具1を90°水平回転させて縦枠材11側に水平移動させると共に、端根太あるいは側根太16における上下のフランジ21の切り欠き部22に、前記接合金具1の中間部を位置させて、接合部3を下階側の縦枠材11におけるウエブ23に当接し、横向きのドリルねじ24またはボルト等ファスナー材からなる接合具により固定する。
また、上階側に配置された接合部3を、上階側の壁パネル12における縦枠スタッドからなる縦枠材11のウエブ23にドリルねじ24またはボルト等のファスナー材からなる接合具により固定する。
前記のように部材相互の接合金具1により連結された上階側壁パネル18および下階側壁パネル12では、地震時あるいは風荷重等において、上階側壁パネル18に上向きの引張り力が作用した場合には、上階側壁パネル18の縦枠材11のウエブ23から複数のドリルねじ24等のファスナー材、上階側の接合部3、金属製接合部材本体4、下階側の接合部3、複数のドリルねじ24等のファスナー材、下階側壁パネル12のウエブ23を介して下階側壁パネル12に伝達され、床下張材17および端根太あるいは側根太16が押圧されないようにすることができる。
また、地震時あるいは風荷重等において、上階側壁パネル18に下向きの圧縮力が作用した場合には、上階側壁パネル18の縦枠材11のウエブ23から複数のドリルねじ24等のファスナー材、上階側の接合部3、金属製接合金具本体4、下階側の接合部3、複数のドリルねじ24等のファスナー材、下階側壁パネル12のウエブ23を介して下階側壁パネル12に伝達され、床下張材17および端根太あるいは側根太16が押圧されることはない。
また、地震時あるいは風荷重等において、下階側壁パネル12に上向きの力が作用した場合には、下階側壁パネル12の縦枠材11のウエブ23から複数のドリルねじ24等のファスナー材、下階側の接合部3、金属製連結部材本体4、上階側の接合部3、複数のドリルねじ24等のファスナー材、上階側壁パネル12のウエブ23を介して上階側壁パネル18に伝達され、床下張材17および端根太あるいは側根太16が押圧されることはない。
また、地震時あるいは風荷重等において、下階側壁パネル12に下向きの力が作用した場合には、下階側壁パネル12の縦枠材11のウエブ23から複数のドリルねじ24等のファスナー材、下階側の接合部3、金属製連結金具本体4、上階側の接合部3、複数のドリルねじ24等のファスナー材、上階側壁パネル12のウエブ23を介して上階側壁パネル18に伝達され、床下張材17および端根太あるいは側根太16が押圧されることはない。
(第2実施形態)
図8および図9には、本発明の第2実施形態の部材相互の接合金具1およびこれを使用した上下階縦枠材接合構造が示されている。前記の実施形態と相違する部分は、部材相互の接合金具1の構成が主に相違するので、相違する部分を主に説明する。
この実施形態では、棒鋼7からなる金属製接合部材本体4とされ、その棒鋼7の両端部に、一端側に先孔5を有すると共に他端側の幅方向中間部に切り欠き溝8を有する矩形状の鋼板からなる切り欠き溝付接合用プレート10を溶接Wして平坦な接合部3とした部材相互の接合金具1とされ、さらに具体的には、一端側に端部に向かって開放された切り欠き溝8を有し、切り欠き溝8の両側の片面は断面円弧状の支承部9とされた切り欠き溝付接合用プレート10が使用され、その切り欠き溝付接合用プレート10における他端側に複数のドリルねじ用の先孔5が設けられ、前記切り欠き溝8に棒鋼7の端部が支承されるように嵌合配置されて、棒鋼7は接合用プレート10に棒鋼長手方向に連続した溶接Wにより固定されて、上下階外枠材接合金具1が構成され、このような上下階外枠材接合金具1が使用されて上下階の縦枠材11のウエブ23相互が接合されているが、その他の構造および施工方法は、前記実施形態と同様である。
このような上下階外枠材接合金具1を使用すると、棒鋼7を使用している分、曲げ剛性および座屈耐力の高い上下階外枠材接合金具1とすることができ、また、棒鋼7と接合用プレート10を別個に製作した精度の高い部品を使用した接合金具1を容易に製作することができ、また、接合用プレート10の板厚による板厚方向の棒鋼7の偏心した取付を極力少なくして、接合プレート10の接合面Fと棒鋼7の中心軸線間の偏心距離L4(図9c参照)を少なくし、縦枠材11と上下階外枠材接合金具1間に作用する曲げモーメントを小さくすることができる。また、接合金具1における端部の横幅寸法の小さい金具1となるので、上下階側の部材(19、17、15,13)に設けられる横長貫通孔20の横長寸法を小さくすることができる。
(第3実施形態)
図10および図11には、本発明の第3実施形態の部材相互の接合金具1およびこれを使用した上下階縦枠材接合構造が示されている。
前記の実施形態と相違する点は、鋼板製の接合用プレート10に切り欠き部を設けることなく、接合用プレート10の表面に棒鋼7の端部両側を溶接Wにより固定し、その溶接部Wの両側に先孔5を設けるようにしている。この実施形態では、接合用プレートに切り欠き溝等の加工を施さないでよいので、接合用プレート10部の剛性の大きい部材相互の接合金具1を安価に製作できる。
このような接合用プレート10を使用する場合には、上階側および下階側の部材(19、17、15、13)に設ける横長貫通孔20の長辺側の寸法を比較的長く設けることができる場合に有効である。その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して説明を省略する。
(第4実施形態)
図13〜図15には、本発明の第4実施形態の部材相互の接合金具1およびこれを使用した上下階縦枠材接合構造が示されている。
この実施形態の部材相互の接合金具1は、鋼板に折り曲げ加工が施されて、ウエブ25の両側にフランジ26を備えた断面溝形の鋼材からなる金属製連結部材本体4とされている。
前記金属製連結部材本体4の両端部のウエブ25は広幅とされ、ウエブ25による平坦部2に複数の先孔5が形成された接合部3とされ、その接合部3の部分のウエブ25の幅寸法L1は、金属製連結部材本体4の上下方向中間部のフランジ26の幅寸法よりも広くされ、また、金属製連結部材本体4の上下方向中間部のフランジ26の幅寸法d1を広くして、中間部の曲げ剛性が大きくなるように幅が狭くされている。
本発明を実施する場合、金属製連結部材本体4および接合用プレート10としては、鋼製あるいはアルミ合金製等の強度および剛性の大きい金属材料を使用するのが好ましく、特に鋼管あるいは鋼板等の市販の鋼製材料であると、安価な部材相互の接合金具1とすることができる。
本発明を実施する場合、横長貫通孔20の形状としては、長円形孔以外にも、矩形状等、適宜の形状でもよい。また、切り欠き部22としては、V字状以外の適宜の形状でもよい。
本発明の第1実施形態の部材相互の接合金具を使用して、上下階の縦枠材を接合している状態を示す縦断正面図である。 図1の縦断側面図である。 (a)は図2のA−A線断面図、(b)は図2のB−B線断面図である。 (a)および(b)は他の部品における貫通孔と部材相互の接合金具との関係を示す図である。 (a)は図2のC−C線断面図、(b)は上下のフランジに長孔を設けた場合の部材相互の接合金具と長孔との関係を示す一部横断平面図である。 本発明で使用する第1実施形態の部材相互の接合金具を示すものであって、(a)は側面図、(b)は正面図である。 (a)は図6のD−D線断面図、(b)は図6のE−E線断面図、(c)は(b)に示す断面形態の変形形態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態の部材相互の接合金具を使用して、上下階の縦枠材を接合している状態を示す縦断正面図である。 図8において使用している部材相互の接合金具を示すものであって、(a)は正面図、(b)は(a)のF−F線断面図、(c)は(a)のG−G線断面図である。 本発明の第3実施形態の部材相互の接合金具を使用して、上下階の縦枠材を接合している状態を示す縦断正面図である。 図10において使用している部材相互の接合金具を示すものであって、(a)は正面図、(b)は(a)のH−H線断面図、(c)は(a)のI−I線断面図である。 (a)および(b)は、それぞれ第2および第3実施形態において使用する部材相互の接合金具と貫通孔との関係を示す一部横断平面図である。 本発明の第4実施形態の部材相互の接合金具を使用して、上下階の縦枠材を接合している状態を示す縦断正面図である。 図13において使用している部材相互の接合金具を示すものであって、(a)は正面図、(b)は(a)のJ−J線断面図、(c)は(a)のK−K線断面図である。 第4実施形態において使用する部材相互の接合金具と貫通孔との関係を示す一部横断平面図である。 本発明の部材相互の接合金具の代表形態を使用して、上枠補強材を必要としない接合構造における上下階の縦枠材を接合している状態を示す縦断正面図である。 図16の縦断側面図である。 従来の接合構造において使用する接合金具を分解して示す斜視図である。 図13に示す接合金具を使用して上階側と下階側を接合した状態を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 部材相互の接合金具
2 平坦部
3 接合部
4 金属製接合部材本体
5 先孔
6 凸部
7 棒鋼
8 切り欠き溝
9 支承部
10 接合用プレート
11 縦枠材
12 下階側壁パネル
13 上枠材
14 構造用面材
15 上枠補強材
16 端根太あるいは側根太
17 床下張材
18 上階側壁パネル
19 下枠材
20 横長貫通孔
21 上下のフランジ
22 切り欠き部または長孔
23 ウエブ
24 ドリルねじ
25 ウエブ
26 フランジ
27 筒状体
28 フランジ
29 フランジ付筒状
30 連結ボルト
31 ホールダウン金物
32 ホールダウン金物
33 ナット
34 床組み
35 ウエブ
36 フランジ

Claims (13)

  1. 端部がそれぞれ別個の部材に連結して圧縮力および引張力を伝達する部材相互の接合金具であって、前記部材相互の接合金具は、接合すべき一方の部材と他方の部材とに渡って配置できる長さを有し、かつこれらに直接接合する接合部を両端部にそれぞれ備えており、さらに前記部材相互の接合金具の中間部の幅方向外形寸法を、両端部の幅方向外形寸法に比べて小さくされ、前記両端部の幅方向外形寸法は、一方の部材および他方の部材等の挿通される部材に設けられる貫通孔の長辺方向の寸法より小さく、前記貫通孔の短辺方向の寸法よりも大きくされ、かつ前記中間部の幅方向外形寸法は、前記貫通孔の短辺方向の寸法よりも小さくされていることを特徴とする部材相互の接合金具。
  2. 上階側の縦枠材と下階側の縦枠材とを連結して圧縮力および引張力を伝達する部材相互の接合金具であって、前記部材相互の接合金具は、上階の縦枠材と下階の縦枠材とに渡って縦向きに配置できる長さを有し、かつこれらに直接接合する接合部を両端部にそれぞれ備えており、さらに前記部材相互の接合金具の中間部の幅方向外形寸法を、両端部の幅方向外形寸法に比べて小さくされ、前記両端部の幅方向外形寸法は、上階側の部材および下階側の部材等の挿通される部材に設けられる貫通孔の長辺方向の寸法より小さく、前記貫通孔の短辺方向の寸法よりも大きくされ、かつ前記中間部の幅方向外形寸法は、前記貫通孔の短辺方向の寸法よりも小さくされていることを特徴とする部材相互の接合金具。
  3. 1本の鋼管からなる金属製連結部材本体の両端部が押し潰し変形されて平坦部が形成され、その平坦部に接合部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の部材相互の接合金具。
  4. 鋼管の両端部の形状が、平坦部の幅方向両側に凸部を備えた断面凹溝状とされ、その部分が接合部とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の部材相互の接合金具。
  5. 棒鋼からなる金属製連結部材本体の長手方向の両端部に接合部を有する接合用プレートが固着され、かつ前記各接合用プレートは同面状に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の部材相互の接合金具。
  6. 接合用プレートに切り欠き部が形成され、その切り欠き部により形成される凹溝に棒鋼の端部における半径方向の一部が突出しないように収容配置されて、接合用プレートに溶接により固着されていることを特徴とする請求項5に記載の部材相互の接合金具。
  7. 鋼板に折り曲げ加工が施されて溝形断面の鋼材からなる金属製連結部材本体とされ、その金属製連結部材本体の両端部に平坦部を有する接合部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の部材相互の接合金具。
  8. ドリルねじまたはボルト等のファスナー材により接合可能な接合部とされていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の部材相互の接合金具。
  9. 平坦部に接合用の先孔が設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の部材相互の接合金具。
  10. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の部材相互の接合金具が用いられて、建築物における隣り合う横枠材相互または床根太相互あるいは屋根トラスの弦材相互等の隣り合う部材相互が接合されていることを特徴とする建築物における隣り合う部材相互の接合構造。
  11. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の部材相互の接合金具における上下の接合部が、それぞれ各階の縦枠材の縦側面に当接され、接合部と縦枠材とに渡って横向きに設けられるドリルねじまたはボルト等のファスナー材により固定されていることを特徴とする上下階縦枠材の接合構造。
  12. 請求項10または請求項11の接合構造とするにあたり、請求項1〜請求項のいずれかに記載の部材相互の接合金具における両端部の接合部のうちのいずれか一方の接合部を、接合すべき一方の部材に当接して、接合部と接合すべき一方の部材とに渡ってドリルねじまたはボルト等のファスナー材を設けて固定し、次いで、他方の接合部を他方の接合すべき部材に当接してドリルねじまたはボルト等のファスナー材を設けて固定することを特徴とする部材相互の接合方法。
  13. 請求項10または請求項11の接合構造とするにあたり、請求項1〜請求項のいずれかに記載の部材相互の接合金具における上下の接合部のうちのいずれか一方の接合部を、上下のいずれか一方の階の縦枠材の縦側面に当接して、接合部と縦枠材とに渡って横向きにドリルねじまたはボルト等のファスナー材を設けて固定し、次いで、他方の接合部を他方の階における縦枠材の縦側面に当接して横向きにドリルねじまたはボルト等のファスナー材を設けて固定することを特徴とする上下階縦枠材の接合方法。
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