JP4974023B2 - 接続用金物、建物の補強構造 - Google Patents
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Description
(1) パイプ材料の一側を潰して前記板状部を形成し、該パイプ材料の他側の内面に螺糸を形成して螺筒状部を形成した。
(2) 前記板状部の軸と前記螺筒状部の軸とをずらして形成し、前記板状部の一面の延長面より前記螺筒状部が前記板上部の他面側に位置させた。
(1) 前記螺筒状部の肉厚t1、前記板状部の肉厚t2とした場合、
t2=2×t1
とした。
(2) 前記板状部の軸と前記螺筒状部の軸とをずらして形成し、前記板状部の一面の延長面より前記螺筒状部が前記板上部の他面側に位置させた。
(1) パイプ材料の一側を潰して前記板状部を形成し、該パイプ材料の他側の内面に螺糸を形成して螺筒状部を形成した。前記板状部の軸と前記螺筒状部の軸とをずらして形成し、前記板状部の一面の延長面より前記螺筒状部が前記板状部の他面側に位置させた。前記板状部に透孔を形成して、接続用金物を構成する。
(2) 既設建物において「予め外壁を取り除いた前記柱及び/又は土台」あるいは「前記外壁の外面に」、前記接続用金物の板状部を当接し、前記螺筒状部を下方に向けて設置し、前記透孔からビス類を打ち、前記板状部を前記土台及び/又は柱に固定する。
(3) 前記基礎に固定した固定手段からの螺杆を前記接続用金物の螺筒状部に螺合緊結した。
(1) パイプ材料の一側を潰して前記板状部を形成し、該パイプ材料の他側の内面に螺糸を形成して螺筒状部を形成した。前記板状部の軸と前記螺筒状部の軸とをずらして形成し、前記板状部の一面の延長面より前記螺筒状部が前記板状部の他面側に位置させた。前記板状部に透孔を形成して、接続用金物を構成する。
(2) 「柱をはじめとした縦構造材」又は「土台や梁をはじめとした横架材」のいずれか一方を両側にネジ部を形成した固定手段を貫通して配置し、前記他方の側面に前記接続用金物の板状部を当接し、前記螺筒状部を前記固定手段のネジ部に向けて設置し、前記ネジ部を螺筒状部に螺合すると共に、前記透孔からビス類を打ち、前記板状部を前記縦構造材又は横架材に固定する。
(1) 基礎の脚部に埋設したアンカーボルトで、上端部のねじ部を螺杆とする。
(2) いわゆるホールダウン金物の板部を基礎の側面にクリップアンカーなどで固定する。ホールダウン金物に、軸を上向きにし、頭部を係止してボルトを取付けし、そのボルトの軸部を螺杆とする。
t2=2×t1
で構成されている。
前記実態様において、予め内面に螺糸を形成したパイプ材を使用して、このパイプ材をプレスすることもできる。この場合には、前記(3)の螺糸を形成する工程を省略し、また予め塗装又はメッキを施したパイプ材を使用すれば、最後の塗装又はメッキの工程を省略することもできる。
また、前記実施態様において、螺筒状部10及び板状部3の長さ、厚さは、求める耐力により適宜選択して形成する。
また、前記実施態様において、塗装又はメッキ処理は最後が望ましいが、求める性能により、任意である。
また、接続用金物1の製造方法は、上記方法に限らず、同様の構造が製造できれば任意である。
前記実施例において、外壁材35の外面に接続用金物1を当接して、外壁を貫通させて角ビットビスを柱32などへ打ち込んだが、外壁材35及び胴縁34の固定が不十分で強度が不足している場合には、外壁材35及び胴縁34を取り外し、接続用金物1の板状部を「柱32の側面32a及び土台30の側面30a」に当接することもできる(図示していない)。この場合にも、接続用金物1の螺筒状部10が屈曲部20を介して、中心軸7、17がずらしてあるので、接続用金物1の螺筒状部10が基礎25の側面27に当接しないので、外壁材35に固定する場合と同様に、強固に取り付けられ、かつ容易に作業ができる。
即ち、コンクリート製の基礎25の上面26に土台30が固定され、土台30の上に柱32が立設固定されている。柱32及び土台30の外壁側に胴縁34を介して、外壁材35が固定してあり、既設建物37を構成する(図3(a))。土台30と基礎25とはアンカーボルトで固定され、あるいは土台30と基礎25と柱32とはいわゆるホールダウン金物で固定されるなど、通常の手段により固定されている(図示していない)。
また、柱32の上方は通常の構造で、屋根まで構成され、また床や内壁をはじめ必要な内装が施されている(図示していない)。図中38は水切りである。
また、コンクリート製の基礎25は土台30の高さや大きさに対応した本体部25aと本体部25aの下端に幅広に形成した脚部25bとから構成されている。
前記実施例において、実施例1と同様に、外壁材35及び胴縁34の固定が不十分で強度が不足している場合には、外壁材35及び胴縁34を取り外し、接続用金物1の板状部を「柱32の側面32a及び土台30の側面30a」に当接することもできる(図示していない)。この場合にも、アンカーボルトは鉛直に配置されるように、埋設穴56の位置を調節する。
また、固定部材として、棒状の基部61の両側に螺子部62、62aを形成した螺杆60を使用する。螺子部62aは、螺糸部62に対して逆螺子に形成されている。また、基部61の両端部で、螺子部62、62aの内側に、扁平部63、63を夫々形成してある(図5(b))。
2a 接続用金物の一側
2b 接続用金物の他側
3 板状部
4 板状部の一面
4a 一面の延長面
5 板状部の他面
6 透孔
7 板状部の中心軸
10、10a 螺筒状部(筒状部)
11 螺筒状部の一面4側の外面
12 螺筒状部の内面
13 螺筒状部の拡径部
14 螺筒状部の開口縁
17 螺筒状部の中心軸
20 屈曲部
25 基礎
26 基礎の上面
27 基礎の側面
30 土台
30a 土台の側面
32 柱
32a 柱の側面
33 柱の貫通孔
34 胴縁
35 外壁材
37 既設建物
38 水切り
40 ホールダウン金物
41 ホールダウン金物の板部
42 ホールダウン金物のボルト挿通部
44 クリップアンカー
46 六角ボルト
48 角ビットビス
50 耐震補強構造
52 アンカーボルト
53 アンカーボルトの上端部
54 アンカーボルトの下端部
56 埋設穴
60 螺杆(固定手段)
61 螺杆の基部
62、62a 螺杆の螺子部
63 螺杆の扁平部
65、65a、65b 梁
66 梁の側面
67 梁の貫通孔
Claims (5)
- 一側に透孔を形成した板状部を有し、他側に、内面に螺孔を形成した螺筒状部を有する接続用の金物において、以下のような構成としたことを特徴とする接続用金物。
(1) パイプ材料の一側を潰して前記板状部を形成し、該パイプ材料の他側の内面に螺糸を形成して螺筒状部を形成した。
(2) 前記板状部の軸と前記螺筒状部の軸とをずらして形成し、前記板状部の一面の延長面より前記螺筒状部が前記板上部の他面側に位置させた。 - 一側に透孔を形成した板状部を有し、他側に、内面に螺孔を形成した螺筒状部を有する接続用の金物において、以下のような構成としたことを特徴とする接続用金物。
(1) 前記螺筒状部の肉厚t1、前記板状部の肉厚t2とした場合、
t2=2×t1
とした。
(2) 前記板状部の軸と前記螺筒状部の軸とをずらして形成し、前記板状部の一面の延長面より前記螺筒状部が前記板上部の他面側に位置させた。 - 螺筒状部の開口縁を広げて拡径部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の接続用金物。
- コンクリート製の基礎の上に土台を形成して柱を立設してなる木造構造物において、以下のようにして、耐震補強をしたことを特徴とする建物の補強構造。
(1) パイプ材料の一側を潰して前記板状部を形成し、該パイプ材料の他側の内面に螺糸を形成して螺筒状部を形成した。前記板状部の軸と前記螺筒状部の軸とをずらして形成し、前記板状部の一面の延長面より前記螺筒状部が前記板状部の他面側に位置させた。前記板状部に透孔を形成して、接続用金物を構成する。
(2) 既設建物において「予め外壁を取り除いた前記柱及び/又は土台」あるいは「前記外壁の外面に」、前記接続用金物の板状部を当接し、前記螺筒状部を下方に向けて設置し、前記透孔からビス類を打ち、前記板状部を前記土台及び/又は柱に固定する。
(3) 前記基礎に固定した固定手段からの螺杆を前記接続用金物の螺筒状部に螺合緊結した。 - コンクリート製の基礎の上に土台を形成して柱を立設してなる木造構造物において、以下のようにして、耐震補強をしたことを特徴とする建物の補強構造。
(1) パイプ材料の一側を潰して前記板状部を形成し、該パイプ材料の他側の内面に螺糸を形成して螺筒状部を形成した。前記板状部の軸と前記螺筒状部の軸とをずらして形成し、前記板状部の一面の延長面より前記螺筒状部が前記板状部の他面側に位置させた。前記板状部に透孔を形成して、接続用金物を構成する。
(2) 「柱をはじめとした縦構造材」又は「土台や梁をはじめとした横架材」のいずれか一方を両側にネジ部を形成した固定手段を貫通して配置し、
前記他方の側面に前記接続用金物の板状部を当接し、前記螺筒状部を前記固定手段のネジ部に向けて設置し、前記ネジ部を螺筒状部に螺合すると共に、
前記透孔からビス類を打ち、前記板状部を前記縦構造材又は横架材に固定する。
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