JP7378187B1 - ラグスクリューボルトの取付け治具及び取付け方法 - Google Patents

ラグスクリューボルトの取付け治具及び取付け方法 Download PDF

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遼 石川
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【課題】木材に深堀した下穴の奥までラグスクリューボルトを埋設することができるラグスクリューボルトの取付け治具を提供する。【解決手段】ラグスクリューボルトLの雌ねじ部L3に連結する締付ボルト体1を形成する。締付ボルト体1を挿通して締付ボルト体1の頭部1Bが係止する保持筒体2を形成する。下穴Q1に嵌入する保持筒体2に締付ボルト体1を挿通する。締付ボルト体1の先端をラグスクリューボルトLの雌ねじ部L3に連結する。保持筒体2が下穴Q1に埋設されるまで締付ボルト体1でねじ込むように構成する。【選択図】 図3

Description

本発明は、ラグスクリューボルトを木材の奥深くまで埋設する際に使用する取付け治具及びこの取付治具を使用した取付け方法に関する。
木材の下穴にラグスクリューボルトを埋設する際に、埋設作業を容易にする取付け治具が特許文献1に記載されている。この治具は、六角頭部のないラグスクリューボルトLを木材Qの下穴Q1にねじ込んで埋設する際に、ラグスクリューボルトL端部の雌ねじ部L3に連結する締付ボルト体1と、この締付ボルト体1をラグスクリューボルトL端部から取り外す際に使用する保持筒体2とを備えたものである。
この取付け治具の使用は、ラグスクリューボルトLの端部に当板3を配し、この当板3が下穴Q1の開口端部に当接するまでラグスクリューボルトLを埋設する。その後、埋設したラグスクリューボルトLから締付ボルト体1を取り外す際に、保持筒体2をスパナ等で固定しながら締付ボルト体1を取り外すように構成したものである。
六角頭部のないラグスクリューボルトLは、たとえば特許文献2に記載された直交集成板Q(CLT)の連結方法などに用いられている。このラグスクリューボルトLは、ネジ山2の谷径寸法を下穴Q1の内径寸法と一致するように形成したもので、木・鋼ハイブリッド構造の直交集成板Q(CLT)と鋼材Pとの連結に接着剤を一切使用せずに連結できる効果がある。しかも、六角頭部がある一般のラグスクリューボルトを使用する場合のように、木材の座掘りやエポキシ樹脂の充填などの手間を要する作業が不要になり、木・鋼ハイブリッド構造の工期短縮にも有効な部品である。
特許第6923984号公報 特許第6986764号公報
特許文献1に示す取付け治具は、締め込んだラグスクリューボルトLから締付ボルト体1を外すために装着するものである。そのため、この取付け治具では木材Qの面位置までラグスクリューボルトLを埋設するのが限界になっており、ラグスクリューボルトLの活用範囲が限られる不都合があった。
一方、六角頭部のないラグスクリューボルトは、一般のラグスクリューボルトのように、木材の座掘りやエポキシ樹脂の充填作業が不要なので、新たな連結工法に使用することも可能である。
たとえば、木・鋼ハイブリッド構造において、木材に深堀した下穴に頭部のないラグスクリューボルトを奥深くまで埋設し、このラグスクリューボルトに長尺の連結ボルトや鋼棒等の連結部材を連結する工法などに使用することができる。
しかしながらこのような連結工法には次のような課題がある。第一に、深堀した下穴の奥深くまでラグスクリューボルトを埋設するための手段がないこと。第二に、埋設したラグスクリューボルトに連結した連結部材が下穴内で座屈し、あるいは下穴開口部の周辺が連結部材で損傷するおそれがあること、などの課題である。
第一の課題として、六角頭部のないラグスクリューボルトは、専用の取付け治具を端部に装着する必要があるので、木材の面位置まで埋設するのが限界になり、深堀した下穴の奥までラグスクリューボルトを埋設することはできなかった。仮に、下穴の深部まで埋設する長い締め付けボルトを使用したとしても、下穴内で長いラグスクリューボルトが屈曲変形して作業が中断するおそれがある。
第二の課題として、木材の下穴内でラグスクリューボルトに連結する連結部材は、下穴の径より細いものが使用されるので、この連結部材に地震等で圧縮力が加わった際に、連結部材が下穴内で座屈するおそれがある。また、連結部材が揺れた際に、下穴の開口部周辺が損傷するおそれもある。
このように、ラグスクリューボルトを木材の深部に埋設した状態で連結する新たな工法には解決すべき種々の課題があった。
そこで、本発明は上述の課題を解決するために創出されたもので、木材に深堀した下穴の奥深くまでラグスクリューボルトを確実に埋設することができ、このラグスクリューボルトに連結した連結部材の座屈防止や下穴の開口部周辺の損傷を防止することができるラグスクリューボルトの取付け治具及び取付け方法の提供を目的とする。
上述の目的を達成すべく本発明の第1の手段は、端部に雌ねじ部L3が凹設されたラグスクリューボルトLを、木材Qに形成されたラグスクリューボルトLの長さより深い下穴Q1にねじ込む取付け治具であって、
前記ラグスクリューボルトLの前記雌ねじ部L3に連結端部1Aを連結する締付ボルト体1と、
前記下穴Q1に挿入する筒状を成し前記ラグスクリューボルトLの端部に一端部が当接すると共に、他端部に締付ボルト体1の頭部1Bが係止する保持筒体2とで構成され、
保持筒体2の他端部側に下穴Q1の表面側に当接する固定頭部2Aを形成し、
保持筒体2に挿通した締付ボルト体1の先端をラグスクリューボルトLの雌ねじ部L3に連結してラグスクリューボルトLの端部に保持筒体2の端部を当接し、
保持筒体2の固定頭部2Aが下穴Q1の表面側に当接するまでラグスクリューボルトLを締付ボルト体1でねじ込むように構成した取付け治具である。
第2の手段の前記固定頭部2Aは、前記ラグスクリューボルトLのネジ山L2の谷径と山径との間の径の前記下穴Q1に埋設した前記ラグスクリューボルトLから前記締付ボルト体1を取り外す際に固定工具にて固定するように構成されたものである。
第3の手段は、端部に雌ねじ部L3が凹設されたラグスクリューボルトLの取付け方法であって、
木材Qに前記ラグスクリューボルトLの長さより深い下穴Q1を加工する加工工程と、前記雌ねじ部L3に連結した締付ボルト体1の頭部1Bと前記ラグスクリューボルトLとの間に保持筒体2を介して下穴Q1の深部まで前記ラグスクリューボルトLを埋設する埋設工程と、
埋設した前記ラグスクリューボルトLから締付ボルト体1を取り外すと共に下穴Q1から保持筒体2を抜き取る撤去工程と、
保持筒体2を抜き取った下穴Q1に筒状の補強部材3を挿入する補強工程と、
該補強部材3を通して前記ラグスクリューボルトLの雌ねじ部L3に連結部材4を連結する連結工程と、を備えた取付け方法である。
第4の手段の前記埋設工程において、前記ラグスクリューボルトLは中空のラグスクリューボルトLとする。
第5の手段の前記補強工程において、前記補強部材3は、端部に前記雌ねじ部L3を有する前記ラグスクリューボルトLを筒状に形成した補強部材3とする。
第6の手段の前記補強工程において、前記補強部材3は、前記雌ねじ部L3に変えて平面多角形状の嵌合凹部L4が凹設された構成とする。
本発明取付け治具によると、ラグスクリューボルトを下穴の深部まで埋設するために長い締め付けボルトを使用しても、埋設時の負荷で締め付けボルトが屈曲変形して作業が中断するおそれは解消された。したがって、ラグスクリューボルトを下穴の深部まで確実に埋設することができる。しかも、下穴の深部に埋設したラグスクリューボルトから長い締め付けボルトを簡単に外すことができる。
また、本発明取付け方法によると、ラグスクリューボルトに連結した連結部材の座屈防止や下穴の開口部周辺の損傷を防止することができる。この結果、ラグスクリューボルトを用いた新たな建築工法に使用することが可能になる。
本発明取付け治具の一実施例を示す分解斜視図である。 本発明取付け治具による取付け状態を示す一部切欠き正面図である。 (イ)~(ハ)は、本発明取付け治具の取付け工程を示す図である。 (イ)~(ハ)は、補強部材を取付ける工程を示す図である。 (イ)、(ロ)は、補強部材を取付けた状態を示す図である。 補強部材の他の実施例を示し、(イ)は取付け治具の底面図、(ロ)は取付け治具の側面図、(ハ)は補強部材の平面図、(ニ)は補強部材の側断面図である。
本発明は、直交集成板(CLT)等の木材QにラグスクリューボルトLを埋設する取付け方法及び取付け治具である。
直交集成板(CLT)とは、ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木材である。この木材は、建築の構造材や、土木用材、家具などにも使用されている。
一方、ラグスクリューボルトLは、従来、ホールダウン金物もしくは引き寄せ金物と称する耐震金物を連結するボルトで、木造で建物が水平力を受けた場合に、耐力壁にかかる引抜き力に対抗するために、基礎又は土台と柱、上下階の柱と柱又は柱と梁に耐震金物を取り付けて耐震性を確保する重要な連結部材である。
また、ラグスクリューボルトは構造用集成材を使った木造建築、鉄骨造+木造の混合構造において壁、床、柱、梁、屋根などの接合部に対してラーメン構造やトラス構造を構成する際に優位性を持つ重要な接合部材である。
そして、木・鋼ハイブリッド構造のごとく直交集成板(CLT)を用いた新たな建築工法等では、端部に雌ねじ部を凹設した六角頭部のないラグスクリューボルトLが用いられるようになっている。
本発明取付け治具は、締付ボルト体1と保持筒体2で構成する(図1参照)。そして、木材Qに形成した下穴Q1の深部にラグスクリューボルトLをねじ込む際に使用する(図2参照)。このとき下穴Q1は少なくともラグスクリューボルトLの長さよりも深い下穴Q1を形成し、この深部にラグスクリューボルトLを埋設する。
締付ボルト体1は、ラグスクリューボルトLの雌ねじ部L3に連結する連結端部1Aを備え、保持筒体2の開口部に係止する頭部1Bを有している(図2参照)。そして、保持筒体2を挿通した締付ボルト体1の先端にラグスクリューボルトLをネジ止めした状態で、下穴Q1の深部までラグスクリューボルトLをねじ込む。
保持筒体2は、下穴Q1に挿入する筒状を成し、ラグスクリューボルトLの端部に一端部が当接すると共に、他端部に締付ボルト体1の頭部1Bが係止する。更に、他端部の周囲に固定頭部2Aを設けている(図1参照)。図示例では、保持筒体2の外周にナットを溶接した固定頭部2Aを示している(図2参照)。
この固定頭部2Aは、下穴Q1の所定の深部までラグスクリューボルトLを埋設すると、穴Q1の開口部に当接する部材である(図2参照)。したがって、保持筒体2の長さはラグスクリューボルトLを埋設する深さによって形成される。
また、この固定頭部2Aは、下穴Q1に埋設したラグスクリューボルトLから締付ボルト体1を取り外す際に、スパナ等の回転工具で固定する。すなわち、ラグスクリューボルトLを埋設した場合、ラグスクリューボルトLの雌ねじ部L3に締付ボルト体1の連結端部1Aが強力に噛合うので、締付ボルト体1を逆回転すると、締付ボルト体1にラグスクリューボルトLが固定された状態で保持筒体2ごと戻ってしまう。そのため、保持筒体2の固定頭部2Aを回転工具で固定してラグスクリューボルトLの戻りを防止しながら締付ボルト体1をラグスクリューボルトLから取り外す。
本発明取付け方法は、直交集成板(CLT)等の木材QにラグスクリューボルトLを深く埋設し、このラグスクリューボルトLに各種の連結部材4を連結して使用する取付け方法である。本発明の基本工程として、加工工程、埋設工程、撤去工程、連結工程、を備えている。
加工工程は、ドリル等を用いて木材QにラグスクリューボルトLの長さより深い下穴Q1を加工する工程である(図3(イ)参照)。この下穴Q1の径はラグスクリューボルトLのネジ山L2の谷径と同じ寸法とする。また、下穴Q1は、重ねた木材Qを貫通するように形成してもよい(図5参照)。
埋設工程は、下穴Q1の内部にラグスクリューボルトLを埋設する工程である(図3(ロ)参照)。このとき、締付ボルト体1と保持筒体2とからなる取付け治具を使用して下穴Q1の深部まで埋設する。図示のラグスクリューボルトLは、端部に雌ねじ部を有するラグスクリューボルトLを使用している。また、端部に雌ねじ部を有するラグスクリューボルトを筒状に形成したラグスクリューボルトLを使用することも可能である(図5(ロ)参照)。この場合、ラグスクリューボルトLを軽量化できるので、大径のラグスクリューボルトLを使用する際に好適である。
重ねた木材Qを貫通した下穴Q1には、各木材Qを連結するようにラグスクリューボルトLを埋設することができる(図5(イ)参照)。また、重ねた木材Qの奥の木材Qに合わせてラグスクリューボルトLを埋設することも可能である(同図(ロ)参照)。このように、下穴Q1の内部にラグスクリューボルトLを埋設する深さや位置等は任意に設定できるものである。
撤去工程は、埋設したラグスクリューボルトLから締付ボルト体1を取り外すと共に、下穴Q1から保持筒体2を抜き取る工程である(図3(ハ)参照)。ラグスクリューボルトLから締付ボルト体1を取り外すには、保持筒体2の固定頭部2Aをスパナ等の回転工具で固定した状態で締付ボルト体1を逆回転して取り外す。その後、下穴Q1から保持筒体2を抜き取る作業になる。
次に、補強工程は、保持筒体2を抜き取った下穴Q1に補強部材3を挿入する工程である(図4参照)。この補強部材3は下穴Q1に嵌合する筒形状を成すもので、少なくとも下穴Q1の開口部側に嵌合する筒状であれば補強部材3の形状や長さは任意に変更することができる。
図示の補強部材3は、端部に雌ねじ部を有するラグスクリューボルトを筒状に形成した部材を補強部材3として使用している(図4参照)。そして、この補強部材3の端部を埋設したラグスクリューボルトLに当接すると、ラグスクリューボルトLの引き抜き強度を最大限に高めることができる(同図(ハ)参照)。また、この補強部材3を下穴Q1の開口部側に嵌合し、ラグスクリューボルトLに当接しない長さで使用することも可能である(図示せず)。
この補強部材3を下穴Q1に挿入するには、従来の取付け治具10を使用する(図4参照)。すなわち、締付ボルト体11と保持筒体12と当板13とを使用する(同図(イ)参照)。そして、補強部材3端部の雌ねじ部3Aに締付ボルト体11を連結し、当板13が下穴Q1の開口側に当接するまで補強部材3をねじ込むものである(同図(ロ)参照)。また、補強部材3から締付ボルト体11を外すには、保持筒体12を固定具で固定して外す。
また、補強部材3は、雌ねじ部3Aに変えて端部に平面多角形状の嵌合凹部3Bを凹設した構成でもよい(図6(ニ)参照)。この補強部材3を下穴Q1に挿入する場合、取付け治具20は、補強部材3の嵌合凹部3Bに嵌合する嵌合凸部21を端部に設けたものを使用する(同図(ロ)参照)。尚、同図中(イ)は取付け治具20の底面図、(ハ)は補強部材3の平面図である。
更に、円筒形状の補強部材3を形成して下穴Q1に挿入する場合、下穴Q1に差し込んだ補強部材3をハンマー等で打ち込んで嵌合することも可能である(図示せず)。このように、補強部材3の形状や長さは任意に変更することができる。
最後に、連結工程は、補強部材3を通してラグスクリューボルトLの雌ねじ部L3に連結部材4を連結する工程である(図5参照)。図示の連結部材4は、長尺の連結ボルトを使用している。そして、この連結部材4で木材Qに鋼板Rを連結している。また、連結部材4として、鋼棒の両端部に雄ネジ加工した連結部材4を使用し(図示せず)、鋼棒の連結部材4を介して他の部材をラグスクリューボルトLに連結することも可能である。この場合、鋼棒の側面が下穴Q1の開口部側に接する場合でも、補強部材3が木材Qの破損を防止する。
尚、本発明において取付け治具や補強部材3、連結部材4、ラグスクリューボルトLの構造、寸法、材質、用途などは図示例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で任意に変更することができるものである。
Q 木材
Q1 下穴
R 鋼板
L ラグスクリューボルト
L1 ボルト本体
L2 ネジ山
L3 雌ねじ部
L4 嵌合凹部
1 締付ボルト体
1A 連結端部
1B 頭部
2 保持筒体
2A 固定頭部
3 補強部材
3A 雌ねじ部
3B 嵌合凹部
4 連結部材
10 取付け治具
11 締付ボルト体
12 保持筒体
13 当板
20 取付け治具
21 嵌合凸部

Claims (6)

  1. 端部に雌ねじ部が凹設されたラグスクリューボルトを、木材に形成されたラグスクリューボルトの長さより深い下穴にねじ込む取付け治具であって、
    前記ラグスクリューボルトの前記雌ねじ部に連結端部を連結する締付ボルト体と、
    前記下穴に挿入する筒状を成し前記ラグスクリューボルトLの端部に一端部が当接すると共に、他端部に締付ボルト体の頭部が係止する保持筒体とで構成され、
    保持筒体の他端部側に前記下穴の表面側に当接する固定頭部を形成し、
    保持筒体に挿通した締付ボルト体の先端をラグスクリューボルトの前記雌ねじ部に連結してラグスクリューボルトの端部に保持筒体の端部を当接し、
    保持筒体の固定頭部が前記下穴の表面側に当接するまでラグスクリューボルトを締付ボルト体でねじ込むように構成したことを特徴とするラグスクリューボルトの取付け治具。
  2. 前記固定頭部は、前記ラグスクリューボルトのネジ山の谷径と山径との間の径の前記下穴に埋設した前記ラグスクリューボルトから前記締付ボルト体を取り外す際に固定工具にて固定するように構成された請求項1記載のラグスクリューボルトの取付け治具。
  3. 端部に雌ねじ部が凹設されたラグスクリューボルトの取付け方法であって、
    木材に前記ラグスクリューボルトの長さより深い下穴を加工する加工工程と、
    前記雌ねじ部に連結した締付ボルト体の頭部と前記ラグスクリューボルトの端部との間に保持筒体を介して下穴の深部まで前記ラグスクリューボルトを埋設する埋設工程と、
    埋設した前記ラグスクリューボルトから締付ボルト体を取り外すと共に下穴から保持筒体を抜き取る撤去工程と、
    保持筒体を抜き取った下穴に筒状の補強部材を挿入する補強工程と、
    該補強部材を通して前記ラグスクリューボルトの前記雌ねじ部に連結部材を連結する連結工程と、を備えたことを特徴とするラグスクリューボルトの取付け方法。
  4. 前記埋設工程において、前記ラグスクリューボルトは中空のラグスクリューボルトとする請求項3記載のラグスクリューボルトの取付け方法。
  5. 前記補強工程において、前記補強部材は、端部に前記雌ねじ部を有する前記ラグスクリューボルトを筒状に形成した前記補強部材とする請求項4記載のラグスクリューボルトの取付け方法。
  6. 前記補強工程において、前記補強部材は、前記雌ねじ部に変えて平面多角形状の嵌合凹部が凹設された構成とする請求項4記載のラグスクリューボルトの取付け方法。
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