JP4369712B2 - 湯切り蓋材の製造方法 - Google Patents
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Description
ノーコート紙への接着樹脂層の押し出しラミネートが、ノーコート紙の接着樹脂層との接触面にコロナ放電処理を施した後に行われていること、
をその好ましい態様として含むものである。
ノーコート紙10の原反シートを用意し、その片面に、ポリオレフィン系樹脂9aを押し出しラミネートし、ノーコート紙10に接着樹脂層9aを積層する。この押し出しラミネートに際し、ノーコート紙10の接着樹脂層9aとの接触面にアンカーコート処理を施しておかないことによって、ノーコート紙10と接着樹脂層9a間に易剥離面を形成することができる。
上記接着樹脂層9aを有するノーコート紙10と、接着樹脂層9bを有する表面材8とを、接着樹脂層9a,9b同志を向き合わせて重ね合わせ、両者を熱ラミネートする。熱ラミネートの条件は、使用する接着樹脂層9a,9bの種類に応じて適宜選択されるが、一般的に100〜200℃の温度と0.1〜2MPaの圧力で行うことが好ましく、より好ましくは130〜180℃の温度と0.1〜1MPaの圧力である。
上記工程2によって積層した表面材8とノーコート紙10の積層体のノーコート紙10側に、アルミニウムなどの金属箔または金属蒸着フィルムなどの金属層を12を、接着樹脂層11を構成する溶融樹脂を押し出して、押し出しサンドラミネートにより積層する。接着樹脂層11としてポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を用いる場合、ノーコート紙10の接着樹脂層11との接触面に予めアンカーコート処理を施し、良好な接着状態が得られるようにすることで、ノーコート紙10と接着樹脂層11との間での剥離を防止することができる。また、金属層12の接着樹脂層11との接触面にもアンカーコート処理を施しておくのが通常である。
上記工程3で積層した金属層12上に押し出しラミネート又はドライラミネートによってシーラント層13を積層し、ノーコート紙10、接着樹脂層11、金属層12及びシーラント層13とからなる基材7と、表面材8とが接着樹脂層9a,9bで熱ラミネートされた蓋材原反シートを得る。
上記工程4で得た蓋材原反シートの基材7側から湯切り孔形成用ハーフカット4を形成する。この湯切り孔形成用ハーフカット4の形成は、トムソン刃を上下に運動させながら押し切る方法で行うこともできるが、切り込み深さの精度が高いダイカットロールを用いたハーフカット加工によって行うことが好ましい。湯切り孔形成用ハーフカット4の深さは前述したとおりであり、この加工をダイカットロールを用いて行うことで、切り込みの深さ調節が容易であり、切り込みの形成精度が向上するだけでなく、蓋材原反シートを移送しながら加工することができるため、加工速度も向上させることができる。
ノーコート紙10の原反シートを用意し、その片面に、ポリオレフィン系樹脂の接着樹脂層9aを押し出しラミネートし、ノーコート紙10に接着樹脂層9aを積層する。この押し出しラミネートに際し、ノーコート紙10の接着樹脂層9aとの接触面にアンカーコート処理を施しておかないことによって、ノーコート紙10と接着樹脂層9a間に易剥離面を形成することができる。
上記工程1で得た接着樹脂層9aを有するノーコート紙10と、接着樹脂層9bを有する表面材8とを、接着樹脂層9a,9b同志を向き合わせて重ね合わせ、両者を熱ラミネートする。熱ラミネートの条件は、使用する接着樹脂層9a,9bの種類に応じて適宜選択されるが、一般的に100〜200℃の温度と0.1〜2MPaの圧力で行うことが好ましく、より好ましくは130〜180℃の温度と0.1〜1MPaの圧力である。
上記工程2で得た積層体のノーコート紙10の表面に、押し出しラミネートによって接着樹脂層17とシーラント層13を積層し、ノーコート紙10及びシーラント層13からなる基材7と、外層16、接着樹脂層11及び金属層12からなる表面材8とが接着樹脂層9a,9bで熱ラミネートされた蓋材原反シートを得る。
前記第1の例における工程5と同じである。
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの片面に厚さ40μmのポリプロピレン共重合体(CPP)フィルムをドライラミネートで積層した表面材と、アンカーコート処理を施すことなく厚さ18μmのポリプロピレン(PP)を押し出しラミネートしたノーコート紙(坪量=110g/m2)とを、CPPとPPを向き合わせて、温度160℃、圧力0.3MPaで熱ラミネートした。PPの押し出しラミネートは、ノーコート紙のPPとの対向面に1.0kw/1450mm幅でコロナ放電処理を施して行った。また、押し出すPPは温度310℃、厚さ18μmとした。
熱ラミネートの温度を180℃、圧力を0.5MPaとした他は、実施例1と同様にして積層体を作成し、実施例1と同様の測定と観察を行った。
2 容器
3 開封用タブ
4 湯切り孔形成用ハーフカット
5 切り離し用ハーフカット
6 剥離用タブ
7 基材
8 表面材
9a 接着樹脂層
9b 接着樹脂層
10 ノーコート紙
11 接着樹脂層
12 金属層
13 シーラント層
14 湯切り孔
15 切り欠き部
16 外層
17 接着樹脂層
Claims (3)
- 基材上を覆う表面材を基材から剥離することにより、基材側から形成された湯切り孔形成用ハーフカットの内側部分が表面材に随伴して除去され又は予め湯切り孔形成用ハーフカットの内側部分を除去することで形成された湯切り孔が現出される湯切り蓋材の製造方法において、
アンカーコート処理の施されていない表面にポリオレフィン系樹脂の接着樹脂が押し出しラミネートされたノーコート紙と、ポリオレフィン系樹脂の接着樹脂層を有する表面材とを、接着樹脂層同志を重ねて熱ラミネートにより積層する工程を有することを特徴とする湯切り蓋材の製造方法。 - ノーコート紙へ押し出しラミネートされた接着樹脂層がポリエチレン、ポリプロピレン又はEMAAであることを特徴とする請求項1に記載の湯切り蓋材の製造方法。
- ノーコート紙への接着樹脂層の押し出しラミネートが、ノーコート紙の接着樹脂層との接触面にコロナ放電処理を施した後に行われていることを特徴とする請求項1又は2に記載の湯切り蓋材の製造方法。
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