JP2005067695A - 湯切り蓋材及びその製造方法 - Google Patents

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洋 片山
Junji Shiohata
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Abstract

【課題】 基材7上を覆う表面材8を基材7から剥離することにより、基材7側から形成された湯切り孔形成用ハーフカットの内側部分が表面材8に随伴して除去されて湯切り孔14が現出される湯切り蓋材1において、基材7に対する表面材8の安定した剥離性が得やすく、しかも剥離時に異物の脱落がなく、奇麗な剥離面が得られる廉価な湯切り蓋材1とする。
【解決手段】 基材7と表面材8間を、ポリオレフィン系樹脂の接着樹脂層9で接着し、しかも基材7と表面材8のいずれか一方の接着樹脂層9との接触面をアンカーコート処理の施されていないノーコート紙10で構成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば即席焼きそばやスパゲッティなどのように、注湯後に湯切りして調理される即席食品のパッケージなどとして使用される湯切り蓋材及びその製造方法に関する。
従来、湯切り蓋材としては、積層フィルムで基材を構成すると共に、この基材上を覆う表面材を、カオリン、炭酸カルシウム、ラテックス、カゼインを主成分とする表面コート層を有する紙層で構成し、基材と表面材を、上記表面コート層を離型層として介在させて、ポリエチレンなどの接着樹脂で剥離可能に積層し、表面材を基材から剥離することにより、基材側から形成した湯切り孔形成用ハーフカットの内側部分が表面材に随伴して除去されて湯切り孔が現出するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−96879号公報
しかしながら、上記従来の湯切り蓋材は、表面コート層を離型層として用いていることから、表面コート層の付設状態によって剥離性が不安定になりやすいばかりか、基材から表面材を剥離するときに表面コート層が剥がれ、脱落して内容物に混入したり、奇麗な剥離面が得にくい問題もある。また、表面材を構成する紙層として、表面コート層を有する紙、即ちコート紙を用いなければならないので、コストがかかる問題もある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、基材に対する表面材の安定した剥離性が得やすく、しかも剥離時に異物の脱落がなく、奇麗な剥離面が得られる廉価な湯切り蓋材を提供することを目的とする。
本発明は、紙とポリオレフィン系樹脂は、紙が表面コート層を有しないノーコート紙であっても、接着力を向上させるアンカーコート処理を施していなければ適度な剥離性が得られることを見出したことによってなされたものである。
即ち、本発明の第1は、基材上を覆う表面材を基材から剥離することにより、基材側から形成された湯切り孔形成用ハーフカットの内側部分が表面材に随伴して除去され又は予め湯切り孔形成用ハーフカットの内側部分が除去されて形成されている湯切り孔が現出される湯切り蓋材において、基材と表面材間が、ポリオレフィン系樹脂の接着樹脂層により接着されており、しかも基材と表面材のいずれか一方の接着樹脂層との接触面がアンカーコート処理の施されていないノーコート紙で構成されていることを特徴とする湯切り蓋材を提供するものである。
上記本発明の第1は、接着樹脂層がポリエチレン、ポリプロピレン又はEMAAで構成されていること、
ノーコート紙の坪量が40〜350g/m2であること、
ノーコート紙の接着樹脂層との接触面にコロナ放電処理が施されていること、
をその好ましい態様として含むものである。
また、本発明の第2は、基材上を覆う表面材を基材から剥離することにより、基材側から形成された湯切り孔形成用ハーフカットの内側部分が表面材に随伴して除去され又は予め湯切り孔形成用ハーフカットの内側部分が除去されて形成されている湯切り孔が現出される湯切り蓋材の製造方法において、ポリオレフィン系樹脂を接着樹脂層として押し出して、接着樹脂層との接触面にアンカーコート処理の施されていないノーコート紙を押し出しサンドラミネートにより積層する工程を有することを特徴とする湯切り蓋材の製造方法を提供するものである。
上記本発明の第2は、ノーコート紙の接着樹脂層との接触面にコロナ放電処理を施した後、押し出しサンドラミネートすること、
接着樹脂層を構成するポリオレフィン系樹脂としてポリエチレン、ポリプロピレン又はEMAAを用いること、
をその好ましい態様として含むものである。
本発明によれば、基材と表面材との積層に、離型層として表面コート層を介在させる必要がないことから、剥離性が表面コート層の付設状態によって左右されることがなく、安定した剥離性が得やすいと同時に、剥離時に表面コート層が剥がれて脱落したり剥離面が荒れることがなく、衛生管理がしやすいと共に奇麗な剥離面が得やすい。また、表面コート層を有しないノーコート紙を用いていることから、コストダウンを図ることができるものである。
まず、図1〜図7に基づいて本発明の湯切り蓋材の第1の例を説明する。
図1は本発明の第1の例に係る湯切り蓋材を使用した即席食品パッケージの一例を平面図、図2は図1に示される即席食品パッケージの側面図、図3は図1におけるA−A拡大断面図、図4は図1におけるB−B拡大断面図、図5は図1に示される湯切り蓋材の表面材の一部を剥離して湯切り孔を現出させる途中段階の平面図、図6は表面材を剥離した状態の図1におけるA−A拡大断面図、図7は表面材を剥離した状態の図1におけるB−B拡大断面図である。
図1及び図2に示されるように、湯切り蓋材1は、容器2の開口部周縁にヒートシールされて、即席食品(図示されていない)が入った容器2内を密封している。湯切り蓋材1の一縁部は容器2よりも外方に延出しており、湯切り蓋材1を容器2から引き剥がすための開封用タブ3を構成している。この開封用タブ3とは反対側の縁部に片寄った領域には、湯切り孔形成用ハーフカット4が形成されており、この湯切り孔形成用ハーフカット4が形成された縁部とその他の部分との間には、例えばミシン目、断続的なスリット、連続したスリットなどの切り離し用ハーフカット5が形成されていると共に、切り離し用ハーフカット5の一端に隣接して剥離用タブ6が形成されている。
図3及び図4に示されるように、湯切り蓋材1は、基材7と表面材8間が接着樹脂層9で接着されたものとなっている。
接着樹脂層9は、後述する基材7のノーコート紙10との間に易剥離面を構成するもので、アンカーコート処理の施されていないノーコート紙10との間で適度な剥離性を得る上で、ポリオレフィン系樹脂で構成されている。ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン及びこれらを50重量%以上含む共重合体を挙げることができるが、これらの中でもポリエチレン、ポリプロピレン又はEMAAが好ましい。
本例における基材7は、外面側(容器2の外方側)よりノーコート紙10、接着樹脂層11、金属層12及びシーラント層13を順次積層したものとなっている。
ノーコート紙10は、表面コート層(例えば、炭酸カルシウムなどの無機粉体を含む、紙の外層として塗布される層)を有しない紙で、特にこのノーコート紙10の接着樹脂層9との接触面は、アンカーコート処理が施されておらず、上記接着樹脂層9との間に易剥離面を構成するものとなっている。また、ノーコート紙10は、接着樹脂層9との間で適度な剥離性を得る上で、秤量が40〜350g/m2であることが好ましい。このノーコート紙10と接着樹脂層9間の接着力は、接着樹脂層9による接着に先立って、ノーコート紙10の接着樹脂層9との接触面にコロナ放電処理を施すことにより緩やかに上昇させることができるので、これによってノーコート紙10と接着樹脂層9間の剥離性を容易に微調整することができる。
ノーコート紙10と金属層12の間に介在される接着樹脂層11は、上記基材7と表面材8間の接着樹脂層9のように易剥離面を構成するものではないので、隣接する層と強固に接着できるものであれば特に制限はなく、ノーコート紙10の接着樹脂層11との接触面に、アンカーコート処理を施しておくことにより、接着樹脂層9と同様のポリオレフィン系樹脂を用いることもできる。
金属層12は、ガスバリア性及び遮光性を付与するためのもので、例えばアルミニウムなどの金属箔や金属蒸着膜で構成することができる。
シーラント層13は、湯切り蓋材1を図1及び図2に示される容器2の開口部周縁にヒートシールするためのもので、例えばポリエチレン、エチレンビニルアルコール、ポバールなど、ヒートシール性の良好な樹脂が用いられる。
本例の表面材8は、接着樹脂層9との接着性の良好な材料又は接着樹脂層9との接触面に接着樹脂層9との接着性を向上させる処理(例えば、アンカーコート処理、コロナ放電処理など)を施した材料で構成されている。本例の表面材8は、ポリエチレンテレフタレートの単層で構成されているが、他の樹脂や紙の単層としたり、積層体で構成することもできる。
図1及び図2に示される開封用タブ3は、容器1内に注湯するために、湯切り蓋材1を部分的に容器1から剥離するためのもので、上記接着樹脂層9を介して積層された基材7と表面材8の外縁の一部を容器1の外縁より外方に突出させることで形成されている。
図1に示される湯切り孔形成用ハーフカット4は、図3及び図4に示されるように、接着樹脂層9を介して積層された基材7と表面材8に対し、基材7側から基材7を貫通して形成されている。この湯切り孔形成用ハーフカット4は、図5に示される湯切り孔14の形状に沿って形成されている。図示される湯切り孔形成用ハーフカット4(湯切り孔14)は長円形であるが、円形、四角形、その他の形状とすることもできる。また、湯切り孔形成用ハーフカット4は、基材7を貫通して形成されていれば足るが、表面材8の剥離時に確実に湯切り孔14を現出させやすくする上で、接着樹脂層9に食い込んでいるか、表面材8に深く食い込まない範囲で接着樹脂層9を貫通していることが好ましい。
上記のように、湯切り孔形成用ハーフカット4は、基材7側から形成されており、その上を覆っている表面材8を剥離することにより、図5〜図7に示されるように、基材7の湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分が、接着樹脂層9によって表面材8に付着したまま表面材8に随伴して除去され、湯切り孔14が現出する。表面材8の剥離は、接着樹脂層9とノーコート紙10との間で行われるが、接着樹脂層9とノーコート紙10間の剥離が湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分にまで伝播し、基材7の湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分が表面材8に随伴せずに残留してしまうのを防止しやすくする上で、前記のように、湯切り孔形成用ハーフカット4は接着樹脂層9に食い込んでいるか、表面材8に深く食い込まない範囲で接着樹脂層9を貫通していることが好ましい。
上記表面材8の剥離による湯切り孔14の現出は、図1に示される切り離し用ハーフカット5より湯切り孔形成用ハーフカット4側の表面材8を剥離することで行われるもので、切り離し用ハーフカット5は、図4に示されるように、表面材8側から少なくとも表面材8を貫通して形成されている。本例における表面材8の剥離は、剥離される表面材8の全面に接着樹脂層9が付着した状態で行われることから、剥離した湯切り孔形成用ハーフカット4上の表面材8を切り離し用ハーフカット5を介して切り離すときに、接着樹脂層9を切り離すことが必要となる。接着樹脂層9は、容易に引き裂くことができるので、この切り離し用ハーフカット5は、少なくとも表面材8を貫通していれば足るが、より切り離しやすくする上で、切り離し用ハーフカット5を接着樹脂層9をも貫通して形成しておくことが好ましい。
図1及び図2に示される剥離用タブ6は、上記表面材8を剥離するときの手掛かりとして設けられているもので、切り欠き部15を形成することで設けられている。この剥離用タブ6を切り欠き部15側から引き起こして、切り離し用ハーフカット5と平行方向へ引っ張ることで、湯切り孔形成用ハーフカット4上を覆う表面材8の一縁部を、表面材8のその他の部分から切り離し用ハーフカット5に沿って切り離しながら基材7から剥離し、湯切り孔14を現出させることができる。
尚、剥離用タブ6は、上記のようにして設ける他、前記開封用タブ3と同様に、接着樹脂層9を介して積層された基材7と表面材8を部分的に容器1の外縁より外方に突出させる一方、この突出部分の基部に、基材7側から、基材7を貫通するハーフカット(図示されていない)を形成しておくことで設けることもできる。
本例の即席食品パッケージは、まず開封用タブ3を引っ張って、部分的に湯切り蓋材1を容器2から剥離して口を開け、容器2内に湯を注ぎ込んで所要時間おいた後、剥離用タブ6を引っ張って、湯切り孔形成用ハーフカット4上の表面材8を剥離して湯切り孔14を現出させ、容器2を湯切り孔14側に傾けて容器2内の湯を排出してから、湯切り蓋材1を総て除去して喫食に供されるものである。また、湯を注ぎ込む前に湯切り孔14を現出させておいてもよい。これは、後述する他の例においても同様である。
本例の湯切り蓋材1は、基材1にノーコート紙10が含まれているので、一部の表面材8を剥離して行われる湯切り時にも変形しにくい利点がある。
上記第1の例に係る湯切り蓋材1は次のようにして製造することができる。
(工程1)
ノーコート紙10と表面材8の各原反シートを用意し、両者間に溶融したポリオレフィン系樹脂を接着樹脂層9として、5μm〜50μm程度の厚みで押し出し、ノーコート紙10と表面材8を押し出しサンドラミネートする。この押し出しサンドラミネートに際し、ノーコート紙10の接着樹脂層9との接触面にアンカーコート処理を施しておかないことによって、ノーコート紙10と接着樹脂層9間に易剥離面を形成することができる。
上記押し出しサンドラミネートに際しては、ノーコート紙10の接着樹脂層9との接触側表面にコロナ放電処理を施しておき、剥離性の調整を行うことができる。コロナ放電処理は、必要な剥離強度に応じて適宜行うことができるが、剥離性を維持する上で、3.0kw/1450mm幅以下で行うことが好ましく、より好ましくは1.0kw/1450mm幅以下である。また、必要に応じて、ノーコート紙10と表面材8を押し出しサンドラミネートする直前の溶融接着樹脂に直接オゾン処理を施すことも可能である。このようにすることで更に剥離性の微調整ができる。
また、表面材8の接着樹脂層9との接触面には、両者間の良好な接着性を得るために、予めアンカーコート処理、コロナ放電処理、オゾン処理などの接着性向上処理を施すこともできる。但し、ノーコート紙10の接着樹脂層9との接触側表面には、上述のように、アンカーコート処理は施されていないものである。
(工程2)
上記工程1によって積層した表面材8とノーコート紙10の積層体のノーコート紙10側に、アルミニウムなどの金属箔または金属蒸着フィルムなどの金属層12を、接着樹脂層11を構成する溶融樹脂を押し出して、押し出しサンドラミネートにより積層する。接着樹脂層11としてポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を用いる場合、ノーコート紙10の接着樹脂層11との接触面に予めアンカーコート処理を施し、良好な接着状態が得られるようにすることで、ノーコート紙10と接着樹脂層11との間での剥離を防止することができる。また、金属層12の接着樹脂層11との接触面にもアンカーコート処理を施しておくのが通常である。
(工程3)
上記工程2で積層した金属層12上に押し出しラミネート又はドライラミネートによってシーラント層13を積層し、ノーコート紙10、接着樹脂層11、金属層12及びシーラント層13とからなる基材7と、表面材8とが接着樹脂層9で押し出しサンドラミネートされた蓋材原反シートを得る。
(工程4)
上記工程3で得た蓋材原反シートの基材7側から湯切り孔形成用ハーフカット4を形成する。この湯切り孔形成用ハーフカット4の形成は、トムソン刃を上下に運動させながら押し切る方法で行うこともできるが、切り込み深さの精度が高いダイカットロールを用いたハーフカット加工によって行うことが好ましい。湯切り孔形成用ハーフカット4の深さは前述したとおりであり、この加工をダイカットロールを用いて行うことで、切り込みの深さ調節が容易であり、切り込みの形成精度が向上するだけでなく、蓋材原反シートを移送しながら加工することができるため、加工速度も向上させることができる。
また、この工程4において少なくとも湯切り孔形成用ハーフカット4の形成を行うが、その他に必要な加工、即ち表面材8の剥離する部分とその他の部分との境界の切り離し用ハーフカット5の形成、及び湯切り蓋材1全体の外形抜き(全抜き加工)なども合わせて行うことが好ましく、その組み合わせを考慮してできるだけ少ない工程数で行うようにすることが好ましい。
次に、図8〜図11に基づいて本発明の湯切り蓋材の第2の例を説明する。
図8は図1のA−A位置に対応する拡大断面図、図9は図1のB−B位置に対応する拡大断面図、図10は表面材を剥離した状態の図1のA−A位置に対応する拡大断面図、図11は表面材を剥離した状態の図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。
本例の湯切り蓋材1は、基材7が、外面側より金属層12及びシーラント層13を順次積層したもので、表面材8が、外面側より外層16、接着樹脂層11及びノーコート紙10を順次積層したものとなっており、この基材7と表面材8間が接着樹脂層9で接着されていると共に、接着樹脂層9とノーコート紙10間に易剥離面が形成されたものとなっている。つまり、前述した第1の例における接着樹脂層9と接着樹脂層11を入れ替え、ノーコート紙10を表面材8側に位置させたものとなっている。外層16としては、前述の第1の例における単層の表面材8と同様に、例えばポリエチレンテレフタレートを用いることができる。
本例における湯切り孔形成用ハーフカット4は、表面材8の剥離時に、基材7の湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分を表面材8に随伴させることができるよう、基材7側から、基材7と共に接着樹脂層9をも貫通して形成されている。この湯切り孔形成用ハーフカット4は、接着樹脂層9とノーコート紙10間の剥離が湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分にまで伝播し、基材7の湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分が表面材8に随伴せずに残留してしまうのを防止しやすくする上で、ノーコート紙10にまで及んでいることが好ましい。
一方、切り離し用ハーフカット5は、表面材8側から表面材8を貫通して形成されているが、本例においては、湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分以外の接着樹脂層9は基材7側に残留するので、接着樹脂層9を貫通していなくても切り離しの障害とはなりにくい。また、本例において、図1に示される剥離用タブ6は、切り欠き部15(図1参照)を形成することで設けることができる。
本例の湯切り蓋材1は、図10及び図11に示されるように、ノーコート紙10を含む表面材8を、ノーコート紙10と接着樹脂層9との間で基材7から剥離し、基材7の湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分を表面材8に随伴させて除去して湯切り孔14を現出させるもので、表面材8にノーコート紙10が含まれ、基材7の厚みを薄くすることができるので、湯切り孔形成用ハーフカット4で囲まれた基材7部分が抜け出やすく、当該部分の残留を防止しやすい利点がある。
上記の第2の例に係る湯切り蓋材1は次のようにして製造することができる。
(工程1)
ノーコート紙10と外層16の各原反シートを用意し、両者間に溶融した接着樹脂層11の構成樹脂を5μm〜50μm程度の厚みで押し出し、ノーコート紙10と外層16を押し出しサンドラミネートして表面材8の原反シートを得る。接着樹脂層11としてポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を用いる場合、ノーコート紙10の接着樹脂層11との接触面に予めアンカーコート処理を施し、良好な接着状態が得られるようにすることで、ノーコート紙10と接着樹脂層11との間での剥離を防止することができる。
(工程2)
上記工程1によって得た表面材8のノーコート紙10側に、接着樹脂層9を構成するポリオレフィン系樹脂による押し出しサンドラミネートにより金属層12を積層する。この時、ノーコート紙10の接着樹脂層9との接触面にはアンカーコート処理を施しておかないことによって、ノーコート紙10と接着樹脂層9間に易剥離面を形成する。
ノーコート紙1の接着樹脂層9との接触側表面にコロナ放電処理を施すことができるのは、前記第1の例における工程1と同様である。また、金属層12の接着樹脂層9との接触面には、通常、アンカーコート処理を施しておく。
(工程3)
上記工程2で積層した金属層12上に押し出しラミネート又はドライラミネートによってシーラント層13を積層し、金属層12及びシーラント層13とからなる基材7と、外層16、接着樹脂層11及びノーコート紙10とからなる表面材8とが接着樹脂層9で押し出しサンドラミネートされた蓋材原反シートを得る。
(工程4)
前記第1の例における工程4と同様である。
図12〜図15に基づいて本発明の湯切り蓋材の第3の例を説明する。
図12は図1のA−A位置に対応する拡大断面図、図13は図1のB−B位置に対応する拡大断面図、図14は表面材を剥離した状態の図1のA−A位置に対応する拡大断面図、図15は表面材を剥離した状態の図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。
本例の湯切り蓋材1は、基材7が、外面側よりノーコート紙10、接着樹脂層11、金属層12及びシーラント層13を順次積層したもので、表面材8が、外面側より外層16及び樹脂層17を順次積層したものとなっており、この基材7のノーコート紙10と、表面材8の樹脂層17との間が接着樹脂層9で接着され、ノーコート紙10と接着樹脂層9間に易剥離面が形成されたものとなっている。つまり、前述した第1の例における単層の表面材8を外層16と樹脂層17の積層体としたものとなっている。
樹脂層17は、外層16と接着樹脂層9間の接着を良好なものとするために介在されるもので、外層16と接着樹脂層9の両者に対して接着性の良好なポリオレフィン系樹脂を用いることができる。例えば外層16としてポリエチレンテレフタレートを用い、接着樹脂層9としてポリプロピレンを用いる場合、ポリプロピレンと他のαオレフィンの共重合体を用いることができる。
本例は、第1の例の単層の表面材8が外層16と樹脂層17の積層体となったものであり、本例における湯切り孔形成用ハーフカット4、切り離し用ハーフカット5及び剥離用タブ6(図1参照)は第1の例と同様にして設けることができる。
本例の湯切り蓋材1は、図14及び図15に示されるように、外層16と樹脂層17の積層体である表面材8を、接着樹脂層9とノーコート紙10との間で剥離し、基材7の湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分を表面材8に随伴させて除去して湯切り孔14を現出させることができる。
上記の第3の例に係る湯切り蓋材1は次のようにして製造することができる。
(工程1)
外層16と樹脂層17の構成樹脂をドライラミネートで積層し、表面材8の原反シートを準備する。
上記工程1以降は、第1の例における工程1〜4と同様にして本例の湯切り蓋材1を得ることができる。
図16〜図19に基づいて本発明の湯切り蓋材の第4の例を説明する。
図16は図1のA−A位置に対応する拡大断面図、図17は図1のB−B位置に対応する拡大断面図、図18は表面材を剥離した状態の図1のA−A位置に対応する拡大断面図、図19は表面材を剥離した状態の図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。
本例の湯切り蓋材1は、基材7が、外面側より金属層12及びシーラント層13を順次積層したもので、表面材8が、外面側より外層16、接着樹脂層17、接着樹脂層11及びノーコート紙10を順次積層したものとなっており、この基材7の金属層12と表面材8のノーコート紙10間が接着樹脂層9で接着され、ノーコート紙10と接着樹脂層9間に易剥離面が形成されたものとなっている。つまり、前述した第3の例における接着樹脂層9と接着樹脂層11を入れ替え、ノーコート紙10を表面材8側に位置させたものとなっている。
本例における湯切り孔形成用ハーフカット4、切り離し用ハーフカット5及び開封用タブ3(図1参照)は、前述した第2の例と同様にして設けることができる。
本例の湯切り蓋材1は、図18及び図19に示されるように、ノーコート紙10を含む表面材8を、ノーコート紙10と接着樹脂層9との間で基材7から剥離し、基材7の湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分を表面材8に随伴させて除去して湯切り孔14を現出させるものである。
上記の第4の例に係る湯切り蓋材1は、前記第3の例における工程1と同様にして外層16と接着樹脂層17の積層原反シートを得た後、前記第2の例における工程1に基づいて表面材8の原反シートを構成し、更に前記第2の例における工程2〜4と同様にして製造することができる。
図20〜図23に基づいて本発明の湯切り蓋材の第5の例を説明する。
図20は図1のA−A位置に対応する拡大断面図、図21は図1のB−B位置に対応する拡大断面図、図22は表面材を剥離した状態の図1のA−A位置に対応する拡大断面図、図23は表面材を剥離した状態の図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。
本例の湯切り蓋材1は、基材7が、外面側より金属層12及びシーラント層13を順次積層したもので、表面材8が、外面側より外層16とノーコート紙10を順次積層したものとなっており、この基材7の金属層12と表面材8のノーコート紙10間が接着樹脂層9で接着され、ノーコート紙10と接着樹脂層9間に易剥離面が形成されたものとなっている。つまり、前述した第2の例における外層16とノーコート紙10を直接接着したものとなっている。
本例における湯切り孔形成用ハーフカット4、切り離し用ハーフカット5及び開封用タブ3(図1参照)は、前述した第2の例と同様にして設けることができる。
本例の湯切り蓋材1は、図22及び図23に示されるように、ノーコート紙10を含む表面材8を、ノーコート紙10と接着樹脂層9との間で基材7から剥離し、基材7の湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分を表面材8に随伴させて除去して湯切り孔14を現出させるものである。
上記の第5の例に係る湯切り蓋材1は、外層16をノーコート紙10に直接ドライラミネートで積層して表面材8を構成した後、前記第2の例における工程2〜4と同様にして製造することができる。
尚、上記第1の例〜第5の例では、ノーコート紙10と接着樹脂層9間を易剥離面としているが、ノーコート紙10と金属層12間に接着樹脂層9を介在させている第2、第4及び第5の例において、ノーコート紙10の接着樹脂層9との接触面にアンカーコート処理を施すと共に、金属層12の接着樹脂層9との接触面にはアンカーコート処理は施さないものとし、金属層12と接着樹脂層9間に易剥離面を形成することもできる。
図24〜図27に基づいて本発明の湯切り蓋材の第6の例を説明する。
図24は図1のA−A位置に対応する拡大断面図、図25は図1のB−B位置に対応する拡大断面図、図26は表面材を剥離した状態の図1のA−A位置に対応する拡大断面図、図27は表面材を剥離した状態の図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。
本例の湯切り蓋材1は、基材7が、外面側よりノーコート紙10及びシーラント層13を順次積層したもので、表面材8が、外面側より外層16、接着樹脂層11及び金属層12とを順次積層したものとなっており、この基材7のノーコート紙10と表面材8の金属層12間が接着樹脂層9で接着され、ノーコート紙10と接着樹脂層9間に易剥離面が形成されたものとなっている。つまり、前述した第1の例における接着樹脂層11及び金属層12を表面材8側へ移動させたものとなっている。
本例における湯切り孔形成用ハーフカット4、切り離し用ハーフカット5及び開封用タブ3(図1参照)は、前述した第1の例と同様にして設けることができる。
本例の湯切り蓋材1は、図26及び図27に示されるように、金属層12を含む表面材8を、接着樹脂層9とノーコート紙10との間で基材7から剥離し、基材7の湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分を表面材8に随伴させて除去して湯切り孔14を現出させるものである。本例の場合、金属層12に湯切り孔形成用ハーフカット4を形成する必要がないので、金属層12による高いガスバリア性及び遮光性を得ることができる。
上記の第6の例に係る湯切り蓋材1は、アンカーコート処理を施した金属層12を、接着樹脂層11の構成樹脂を用いて、外層16に押し出しサンドラミネートして表面材8の原反シートを形成し、この原反シートの金属層12の表面(通常、アンカーコート処理を施しておく)に、接着樹脂層9を構成するポリオレフィン系樹脂を用いてノーコート紙10の原反シートを押し出しサンドラミネートし、更にこのノーコート紙10の表面にシーラント層13を押し出しラミネートした後、前記第1の例の工程4を施すことで製造することができる。
次に、図28及び図29に基づいて本発明の応用例を説明する。
この応用例は、上述の第1の例〜第5の例と同様に、押し出しサンドラミネートを利用して製造できる湯切り蓋付蓋材1’の例で、表面材8と、外側から接着樹脂層11’、ノーコート紙10、接着樹脂層11、金属層12及びシーラント層13が順次積層された基材7とが、易剥離面形成層18を介して積層されたものとなっている。この易剥離面形成層18としては、凝集剥離層や層間剥離フィルムが用いられる。また、湯切り孔形成用ハーフカット4は基材7側から基材7を貫通して形成され、切り離し用ハーフカット5は表面材8側から表面材8を貫通して形成されている。
この湯切り蓋材1’の場合、易剥離面形成層18の部分で凝集剥離又は層間剥離剥離することができ、これまで述べた第1の例〜第5の例と同様にして、基材7の湯切り孔形成用ハーフカット4の内側部分が剥離された表面材8に随伴して除去され、湯切り孔14(図5参照)が現出するものとなっている。
上記応用例の湯切り蓋材1’は、易剥離面形成層18として層間剥離フィルムを用いる場合、表面材8と易剥離面形成層18をドライラミネートで積層した後、易剥離面形成層18の表面に、易剥離面形成層18との対向面にアンカーコート処理を施したノーコート紙10を接着樹脂層11’を用いて押し出しサンドラミネートし、易剥離面形成層18として凝集剥離樹脂を用いる場合、表面材8と基材7を易剥離面形成層18を用いて押し出しサンドラミネートし、更に前記第1の例における工程2〜工程4と同様の処理を施すことで製造することができる。接着樹脂層11’としては、接着樹脂層11と同様のものを用いることができる。
実施例1
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの片面に厚さ40μmのポリプロピレン共重合体(CPP)フィルムを積層した表面材と、ノーコート紙(坪量=110g/m2)とを、ノーコート紙にアンカーコート処理を施すことなく、表面材のCPPフィルム面とノーコート紙を向き合わせて、両者間に溶融したポリプロピレン(PP)を押し出して押し出しサンドラミネートした。
押し出しサンドラミネートは、ノーコート紙のCPPフィルム対向面に1.0kw/1450mm幅でコロナ放電処理を施して行った。また、押し出すPPは、温度310℃、厚さ18μmとした。
得られた積層体のCPPとノーコート紙間の接着強度をストログラフで測定(クロスヘッドスピード300mm/min)したところ、積層直後で154g/15mm幅、積層して14日経過後で171g/15mm幅であり、不用意に剥離せず、しかも大きな力を要せずに剥離できる接着強度であった。また、剥離面を肉眼で調べたところ、ノーコート紙の表面が露出しており、毛羽立ちなどの荒れもなく、平滑で奇麗な剥離面であることが観察された。
実施例2
コロナ放電処理を行わなかった他は、実施例1と同様にして積層体を作成し、実施例1と同様の測定と観察を行った。
接着強度は、積層直後で128g/15mm幅、積層して14日経過後で164g/15mm幅であり、不用意に剥離せず、しかも大きな力を要せずに剥離できる接着強度であった。また、剥離面は実施例1と同様にノーコート紙の表面が露出しており、平滑で奇麗であった。
本発明の第1の例に係る湯切り蓋材を使用した即席食品パッケージの一例を平面図である。 図1に示される即席食品パッケージの側面図である。 図1におけるA−A拡大断面図である。 図1におけるB−B拡大断面図である。 図1に示される湯切り蓋材の表面材の一部を剥離して湯切り孔を現出させる途中段階の平面図である。 表面材を剥離した状態の図1におけるA−A拡大断面図である。 表面材を剥離した状態の図1におけるB−B拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第2の例についての図1のA−A位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第2の例についての図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第2の例についての表面材を剥離した状態の図1のA−A位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第2の例についての表面材を剥離した状態の図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第3の例についての図1のA−A位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第3の例についての図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第3の例についての表面材を剥離した状態の図1のA−A位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第3の例についての表面材を剥離した状態の図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第4の例についての図1のA−A位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第4の例についての図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第4の例についての表面材を剥離した状態の図1のA−A位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第4の例についての表面材を剥離した状態の図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第5の例についての図1のA−A位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第5の例についての図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第5の例についての表面材を剥離した状態の図1のA−A位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第5の例についての表面材を剥離した状態の図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第6の例についての図1のA−A位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第6の例についての図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第6の例についての表面材を剥離した状態の図1のA−A位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の第6の例についての表面材を剥離した状態の図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の応用例についての図1のA−A位置に対応する拡大断面図である。 本発明の湯切り蓋材の応用例についての図1のB−B位置に対応する拡大断面図である。
符号の説明
1 湯切り蓋材
1’ 湯切り蓋材
2 容器
3 開封用タブ
4 湯切り孔形成用ハーフカット
5 切り離し用ハーフカット
6 剥離用タブ
7 基材
8 表面材
9 接着樹脂層
10 ノーコート紙
11 接着樹脂層
11’ 接着樹脂層
12 金属層
13 シーラント層
14 湯切り孔
15 切り欠き部
16 外層
17 樹脂層
18 易剥離面形成層

Claims (7)

  1. 基材上を覆う表面材を基材から剥離することにより、基材側から形成された湯切り孔形成用ハーフカットの内側部分が表面材に随伴して除去され又は予め湯切り孔形成用ハーフカットの内側部分が除去されて形成されている湯切り孔が現出される湯切り蓋材において、
    基材と表面材間が、ポリオレフィン系樹脂の接着樹脂層により接着されており、しかも基材と表面材のいずれか一方の接着樹脂層との接触面がアンカーコート処理の施されていないノーコート紙で構成されていることを特徴とする湯切り蓋材。
  2. 接着樹脂層がポリエチレン、ポリプロピレン又はEMAAで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の湯切り蓋材。
  3. ノーコート紙の坪量が40〜350g/m2であることを特徴とする請求項1又は2に記載の湯切り蓋材。
  4. ノーコート紙の接着樹脂層との接触面にコロナ放電処理が施されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の湯切り蓋材。
  5. 基材上を覆う表面材を基材から剥離することにより、基材側から形成された湯切り孔形成用ハーフカットの内側部分が表面材に随伴して除去され又は予め湯切り孔形成用ハーフカットの内側部分が除去されて形成されている湯切り孔が現出される湯切り蓋材の製造方法において、
    ポリオレフィン系樹脂を接着樹脂層として押し出して、接着樹脂層との接触面にアンカーコート処理の施されていないノーコート紙を押し出しサンドラミネートにより積層する工程を有することを特徴とする湯切り蓋材の製造方法。
  6. ノーコート紙の接着樹脂層との接触面にコロナ放電処理を施した後、押し出しサンドラミネートすることを特徴とする請求項5に記載の湯切り蓋材の製造方法。
  7. 接着樹脂層を構成するポリオレフィン系樹脂としてポリエチレン、ポリプロピレン又はEMAAを用いることを特徴とする請求項5又は6に記載の湯切り蓋材の製造方法。
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KR101617904B1 (ko) 2010-11-30 2016-05-03 교도 인사쯔 가부시키가이샤 뚜껑재

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