JP6157810B2 - 蓋材 - Google Patents

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本発明は、即席食品等の容器を密封するための蓋材に関する。
カップ麺やカップ入りスナック菓子等の容器は、紙製又は合成樹脂製等の容器本体と、この容器本体の開口部を覆って密封する蓋材からなっている。蓋材は合成樹脂製の被せ蓋タイプのものもあるが、紙を基材として、これに合成樹脂やアルミ箔等を積層した紙製の蓋材が多く、このような蓋材を容器開口フランジ部に熱接着させたタイプのものが主流である(本発明で「紙製の蓋材」とは、紙を基材として合成樹脂、アルミ箔等を積層されたものを含む)。
上記のような、カップ麺やスナック菓子等の紙製の蓋材は、基材である紙にポリエチレン等の合成樹脂やアルミ箔等を積層した積層体のシートを打ち抜いて作成されるが、紙を基材として薄く作られているため、使用者の不注意によって、稀に指を蓋のエッジで傷つける可能性があった。具体的には、容器本体フランジ部からはみ出している蓋材外縁やタブ(摘み部)の部分において、手指を傷つける可能性があった。
現在までこのような問題点に対する有効な解決手段を記した先行技術は無いと思われるが、常識的な手段として、打ち抜かれて形成された蓋材外縁端を丸めてやることが考えられる。特許文献1はレーザ光をシート状積層体の端部に照射して、端部の合成樹脂層を溶融させるものであるが、積層体のデラミ防止や、積層体中にサンドイッチ状に挟まれたアルミ箔の腐食防止を目的とするもので、手指保護の効果については記載されていない。また、特許文献1の方法では、シートの端部を溶融した合成樹脂で被覆するだけなので、端部の厚みや強度が大きく変るわけではなく、相変わらず手指を傷つける可能性が無いとはいえない。
特開昭63−64729号公報
上記のように、現在まで、使用者の不注意によって稀におこる、紙製の蓋のエッジによる手指の切傷のリスクについて、これを無くす有効な手段は先行技術が知られていない。そこで、本発明は、紙製の蓋材におけるこのようなリスクを、できる限り無くした蓋材を提供とすることを課題とした。
カップ麺や、カップ入りスナック菓子等の容器に用いられる紙製の蓋材において、手指を傷つける可能性を無くす方法として、上述の特許文献1のような端部処理を行ったとしても、蓋材周縁部の強度や蓋材外縁の厚みが大きく変らなければ、相変わらずその可能性を皆無にすることは困難である(本発明で「蓋材周縁部」とは、蓋材周縁においてある程度の幅を考慮した領域とする。また、「外縁」とは蓋材周縁部のうち、端部(外縁端)を含む最も外側の領域を指す)。そこで、検討した結果、蓋材周縁部に外縁端に沿うように溝状の切欠きを作り、蓋材周縁部を強度のないヘナヘナの状態にすることで、問題を解決できることが分かった。
すなわち、本発明は、基材に紙層を含む積層体からなるシート状の蓋材(紙製蓋材)であって、該蓋材周縁部に前記積層体の表面から前記紙層の少なくとも中間位置(厚み方向の中間位置)に至る切欠き部を有することを特徴とする蓋材である。
そして、具体的には、蓋材周縁部の特に蓋材外縁において、切欠き部を形成することを本発明の第1の形態とした。この場合、蓋材外縁に形成された切欠き部が、前記蓋材外縁端に沿って、外縁端から蓋材中心方向に0.5〜2mmの幅で形成されていることが好ましい。
このように蓋材表面から、基材とする紙層の厚みの少なくとも半分以上の位置まで切欠き部を蓋材周縁部の外縁に設け、しかも切欠き部にある程度の幅を持たせることで、蓋材外縁は強度のないヘナヘナの状態となり、手指を傷つけることがない。
上記のような本発明の第1形態の蓋材によれば、手指を傷つける可能性が無いが、周縁部外縁に全く強度がないため、容器本体のフランジ部にこの蓋材を位置決めして、容器本体と蓋材を密封シールする際等において、切欠いた外縁部分がよれて蓋材が位置ズレする場合がある。
そこで、外縁(端部を含む部分)においては蓋材を形成する積層体の積層構造を維持したまま、そのわずかに内側の位置に、前記切欠き部を設けることでも、手指を傷つけることなく、しかも、蓋材の密封シール時の位置ズレの問題も解決できることを見出し、本発明の第2の形態とした。
すなわち、本発明の第2形態は、基材に紙を含む積層体からなるシート状の蓋材(紙製蓋材)において、切欠き部が、前記蓋材外縁端から蓋材中心方向に2mm以内入り込んだ位置(外縁端から2mmを越えない位置)において、該蓋材外縁端に沿って線状又は溝状に形成されている蓋材である。
このように蓋材の外縁は蓋シートの積層構造を残して、そのわずかに内側に線状又は溝状に切欠き部を設けることによれば、周縁部の強度が弱いことで手指を傷つけることがなく、同時に、外縁に積層構造を残していることで、外縁がよれることが無く、また、切欠きが無い場合と同様に蓋材形状が維持され易いため、蓋材の密封シール時の位置ズレ等の問題を起こしにくい。
また、前記外縁のわずかに内側に形成した切欠き部は、外縁端から2mm以内の位置を基点とし、好ましくは幅0.1〜2mm程度の線状ないし溝状に形成されるのが良いが、切欠き部の幅が狭い場合は複数本形成することで、より効果を高めることができる。
また、本発明は、上記第1、第2の形態において、蓋材を形成する前記積層体が、蓋材の表面側から裏側(容器本体側)へ、紙層、合成樹脂層、アルミ箔層を順に含む積層体であり、前記切欠き部が積層体表面から紙層の中間位置を超え、かつアルミ箔層を超えない位置まで達していることが好ましい。なお、この紙層とアルミ箔層に挟まれた合成樹脂層は、複数の合成樹脂層を有するものでもよい。また、本発明でいう紙層の中間位置とは、シート状の蓋材における紙層の厚さ方向の半分の位置をいい、紙層の中間位置を越えて切除されていれば、蓋材周縁部の強度はかなり弱められる。
このようなアルミ箔層を有する積層構造は、カップ麺容器用の蓋材の場合にはデッドホールド性を持たせるために、また、スナック菓子容器の蓋材の場合には水分や空気の透過性を抑えるために、それぞれ紙層よりも内側(容器側)にアルミ箔の層を形成したもので、食品用容器の蓋材においては一般的な構造である。この構造の場合、例えば、炭酸ガスレーザを用いて切欠き部を形成すれば、レーザはアルミ箔層を容易に通過しないので、アルミ箔の層の手前まで切欠き部を形成することは容易である。
本発明は上記した構造を有する蓋材であるが、手指を傷つけることを防止することを目的としているので、切欠き部を蓋材外縁端に沿って蓋材を一周して形成するのが好ましいが、蓋材は容器本体の開口フランジ部に接着して商品化されるので、容器フランジ部から張り出して形成される、蓋材を引き剥がすためのタブの部分だけに、該タブ部の蓋材外縁端に沿って設けることもできる。
また、以上のような切欠き部を形成する方法としては、前述のように蓋材の表面からレーザ光を当てて形成することが好ましい。レーザ光を用いれば、レーザ光がアルミ箔層を容易に通過しないので、蓋材の表面側からアルミ箔層手前までを溶融、焼失させて、切欠き部を容易に形成できる。
また、他の形成方法としては、蓋材の表面からダイカッターを用いて、ハーフカットする方法も好ましい。この方法によれば、蓋材の表面側に例えば湯切り部形成のためのハーフカットを形成する場合等において、該形成の操作と同時に切欠き部を形成することもできる。
本発明によれば、カップ麺や容器入りスナック菓子等の容器に用いられる紙製の蓋材において、蓋材の周縁部が強度のないヘナヘナの状態であるため、エッジによって手指を傷つけることがない。
本発明の第2形態の(表側)蓋材平面図である。 本発明の第2形態(A)、第1形態(B)及び第2形態の変形例(C)における蓋材周縁部の平面拡大図である。 本発明の第2形態(A)、第1形態(B)及び第2形態の変形例(C)における蓋材周縁部の断面拡大図である。
以下、本発明の実施形態による蓋材の一例について、図面を参照して説明する。
図1は、切欠き部を蓋材1全周に形成した実施形態2の本発明のカップ入り即席焼きそば用蓋材の平面図(表面側)であり、蓋材剥離用の開口用タブ2と、湯切り孔形成用のタブ3とを有している。蓋材1は図示しないその裏面(容器本体側の面)において、蓋材外縁と外形が略同形同大の開口フランジ部を有する紙製又は合成樹脂製の容器本体に、該フランジ部と熱融着等によって接着されて、容器内を密封状態とする。
そして、調理、喫食時には、開口用タブ2を引いて蓋材1を容器本体から半分ほど引き剥がし、この開口部から熱湯を注加して容器内の即席麺を湯戻しする。湯戻し後、湯切り孔形成用タブ3を、蓋材表面側に形成したハーフカット4に沿って、ハーフカット4の外側部分(平面視でタブ3側の領域)の表面部シートを剥がしてその下面に形成されている湯切り孔(図示せず)を開口する。この湯切り孔から湯を捨てた後、再び開口用タブ2を持って蓋材1を容器から完全に剥がし取り、容器内の麺にソース等を絡めて味付けし、喫食する。このような蓋材1において、その周縁部に外縁端5からわずかに内側に、蓋材外縁端5に沿って、蓋材表面側に切欠き部10が形成されている。
図2のAは図1の実施形態2の蓋材周縁部付近の 平面拡大図(一部)であり、図3のAはそのa−a断面拡大図である。蓋材1は湯切り孔開口用のハーフカット4の外側部分(平面視でタブ3側の領域)を除いて、一例として表面側から、PET(ポリエチレンテレフタレート)層21、紙層22、PE(ポリエチレン)層23、アルミ箔層24、シーラント層25の順に積層されている(ハーフカット4の外側部分は、紙層を含む表面シートを剥離するための離型剤層を紙層とアルミ箔層の間にさらに有している)。蓋材1は断面がこのような積層構造のシートからなっているが、その外縁端5からわずかに内側において、具体的には外縁端5から2mm以内の位置(0<x≦2mm)に、蓋材表面からアルミ箔層24まで切欠き部10が形成されている。
切欠き部10は表面のPET層21からアルミ箔層24の手前まで、表面側から何らかの物理的手段によって切り欠かれて、断面溝形状となっている。このような溝状の切欠き部10の幅は0.1〜2mm(0.1mm≦y≦2mm)、好ましくは0.5〜2mm(0.5mm≦y≦2mm)(蓋材表面上の幅)となっており、これによって、切欠き部10より外側(外縁端側)の部分は極薄いアルミ箔層24によって接続されていることになり、切欠き部10の存在によって、外縁はごく弱い力で揺動又は変形し、ここに手指が触れる際、容易に遥動又は変形して手指を傷つけることが無い。
また、切欠き部10が外縁端5よりわずかに内側に形成され、切欠き部10の外側(外縁)に蓋材の積層構造が残されているために、切欠き部が無い場合と同様に蓋材形状が維持されやすく、外縁自体がよれてしまうことによる弊害が抑えられ、例えば、容器本体フランジ部に蓋材1を熱融着する際の位置あわせ時において、位置ズレが起ること等が防止できる。このような効果を有するための、蓋材1の切欠き部10から外縁5までの幅xとしては、特に0.5〜2mmが好ましい。
なお、位置ズレが起らないような方法で、蓋材10を容器フランジ部に熱融着させることができる場合には、あるいは、多少の位置ズレが起っても問題ない場合は、切欠き部10は外縁端5を含む外縁に形成されていてもよい。すなわち図2、図3のそれぞれBに図示した実施形態1の構造であっても構わない。図3のBは図2のBのb−bの断面拡大図であり、この場合、切欠き部10の幅yは0.5〜2mmが好ましい。
また、溝状の切欠き部10は複数本形成することもできる。図2、図3のそれぞれCの構造は、切欠き部10を二本形成したもので、実施形態2(A)の変形例である。図3のCは図2のCのc−c断面拡大図である。切欠き部10を複数本に分けて形成することで、一本ごとの溝の幅を細くしても同様の効果が得られる。例えばダイカッターで切欠き部10を形成する場合、幅広に形成することは困難なため、複数本形成することで外縁の強度を弱めることが可能である。この場合、複数本の切欠き部10の幅の合計yが0.1〜2mm程度、好ましくは0.5〜2mm(蓋材表面上の幅)とすればよい。
なお、図1の湯切り孔付き蓋材の場合、湯切り孔開口用ハーフカット4の外側部分(平面視タブ3側の領域)には、当該部分のみに紙層22とPE層23の間に、ワックスやシリコン等の離型剤の層が形成されており(図示せず)、当該部分だけは図3のAの積層構造に離型剤層が付加されている。このような、湯切り孔付き蓋材の場合は、紙層22とPE層23の間に設けた離型剤層によって、タブ3を引っ張ると紙層側(表面側)とアルミ箔側(裏面側)が分離し、ハーフカット4に沿って紙層側が蓋材本体から剥離し、アルミ箔側に形成された湯切り孔(図示せず)が開口し、当該湯切り孔から排湯できる構造となっている。なお、湯切り孔付き蓋材における湯切り部等の具体的な構造については、特許4235739号等に記載されている。
なお、本発明は上記図1〜図3に記載の形態に限定されるものではない。例えば、図1ではカップ入り焼きそば等の湯切りを行う蓋材を例示したが、上記のような湯切り孔構造を有さない、すなわち、湯切りを行わずに喫食するカップ麺や、スナック菓子容器等の蓋材にも適用可能であることは当然である。この場合、タブ3と湯切り孔形成用ハーフカット4は必要なく、当該部分においてワックス等離型剤の層を形成する等の必要もない。また、図1では蓋材1全周に渡って、外縁に沿って切欠き部10を形成したが、容器本体のフランジ部からはみ出す部分の蓋材周縁部のみに形成してもよい。例えば、フランジからはみ出す可能性のある部分がタブ2、3の部分以外にない場合は、タブ2、3の部分だけに、蓋材外縁端に沿って形成しても良い。また、タブ2、3の部分だけに、切欠き部10の本数を増やすこともできる。
また、図3では、いずれもPET層21〜シーラント層25までを有する積層構造を示したが、紙層22を有する積層構造であれば、さらに多数の層を積層した構造でも、幾つかの層を少なくした構造でも適宜採用できる。そして、図3においては、いずれも紙層を突き抜けてその下側の層(図3の場合アルミ箔層24の手前)まで切欠き部10を形成したが、少なくとも紙層22の中間位置を越える位置まで切除すればよい。ただし、後述するように切欠き部10を、炭酸ガスレーザで切除して作成する場合、アルミ箔層24があればアルミ箔層24をレーザ光が透過しないため、アルミ箔層24の手前までを溶融、焼失させることが容易で、従って図3のような構造が好ましい。一方、ダイカッターを用いて切欠き部10を形成する場合には、切欠き部10がアルミ箔層24を超えてしまうと、蓋開封時に容器本体フランジ部に蓋材外縁部分がちぎれて残る場合等があるので、紙層22の少なくとも中間位置を越える位置まで切除すれば良い。
次に図1に記載の本発明の蓋材の製造方法の1例を示す。
基材として坪量80g/mの片面アート紙(22)(アートコート面が表面側)の表面にグラビア印刷で図柄を印刷し、及び、湯切り孔形成用ハーフカット4の外側部分(平面視タブ3側の領域)の裏面側のみにシリコンを含有する剥離剤層をグラビア印刷の手法で形成した。さらに紙の表面側は印刷面保護のため、厚み12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートのフィルム(21)をドライラミネーションで積層した。この積層シートの裏面側に、アルミ箔(24)9μmを、アルミ箔面と紙面の間に低密度ポリエチレン(23)を20μm厚として熱溶融押出しで積層して接着し、アルミ箔の裏面にはEVAなどのオレフィン系樹脂からなるシーラント剤を押出しによってラミネートしてシーラント層(25)20μmをアルミ箔の裏面側に形成して、本発明の蓋材に用いるシートを形成した。
次いで、このシートをハーフカット加工によって蓋材表面側から湯切り孔開口用ハーフカット4を、及び裏面側からび図示しない湯切り孔部ハーフカット等を形成してハーフカット加工し、抜き加工によって蓋材を得た。この蓋材を正確に位置合わせし、蓋材外縁端から1〜2mmの位置を蓋材外縁に沿って一周するように、蓋材表面側から炭酸ガスレーザ(出力100W、速度1000mm/分)を照射してアルミ箔層に至るまでの層を焼失させ、溝状の切欠き部10を幅1mmで形成し、本発明の蓋材を作成した。
なお、上記本発明の蓋材の製造方法は一例であって、積層シートの製造方法は各種のものが可能で、積層する順序も上記のものに限らない。また、ハーフカットの作成時期も、ミシン目状等に形成するのであれば、アルミ箔層を積層する前の時点で、いずれかの層に予めハーフカットを入れることも可能である。
また、切欠き部10の作成方法としては、炭酸ガスレーザを用いれば、アルミ箔層の位置の前まで簡単に焼失させることが可能で、しかも幅広に切欠き部10を形成することが可能で好ましいが、例えばダイカッターを用いて表面側からハーフカットを入れる方法によっても切欠き部10を形成することができる。この場合、表面側の湯切り孔開口用ハーフカット4を形成する際に、同時に切欠き部10を作成できる点で有利である。
ただし、ダイカッターを用いる場合は幅広の切欠き部10を形成することは困難なので、蓋材外縁に沿って、線状の切欠き部を複数本形成する等の手段をとることが好ましい。また、切欠き部10を連続する線状ではなくミシン目状に形成する、あるいは、ミシン目状の切欠き部10を複数本形成することもできる。
なお、アルミ箔層24の位置まで切除せず、その手前のPE層23まで、あるいは紙層22の中間位置以上の位置まで、切除することでもその機能を発揮する。
2 開口用タブ
3 湯切り孔形成用タブ
4 湯切り孔形成用ハーフカット
5 外縁端
10 切欠き部
21 PET層
22 紙層
23 ポリエチレン層(合成樹脂層)
24 アルミ箔層
25 シーラント層
x 外縁端から切欠き部までの距離
y 切欠き部の幅

Claims (5)

  1. 表面側から裏側へ、紙層、合成樹脂層、アルミ箔層を順に含む積層体からなり、容器本体のフランジと熱融着されることで容器本体を密封するためのシート状の蓋材であって、前記容器本体のフランジからはみ出す蓋材周縁部に、前記積層体の表面から前記紙層の少なくとも中間位置を超え、かつアルミ箔層を超えない位置まで達している切欠き部を有する蓋材。
  2. 前記切欠き部が、線状又は溝状に形成されている請求項1に記載の蓋材。
  3. 前記切欠き部が、複数本形成されている請求項1又は2に記載の蓋材。
  4. 請求項1ないしのいずれか一項に記載の蓋材の製造方法であって、前記切欠き部を、前記蓋材の表面側からレーザ光を照射して形成する蓋材の製造方法。
  5. 請求項1ないしのいずれか一項に記載の蓋材の製造方法であって、前記切欠き部を、前記蓋材の表面側からダイカッターを用いて形成する蓋材の製造方法。
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