JP4843875B2 - 易開封性蓋材およびその製造方法 - Google Patents

易開封性蓋材およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器にヒートシールして用いられる易開封性蓋材およびその製造方法に関し、更に詳しくは、液体、粘性体、粉体、固形物など広範囲の内容物を安全に容器に密封包装して流通することができ、内容物の使用時には容易に開封することができ、且つ、製造コストも低減でき、易開封性と共に経済性にも優れた易開封性蓋材とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、容器にヒートシールして用いられる蓋材の開封を容易にするための易開封性手段としては、(1)蓋材のシーラント層にイージーピール性の熱接着性樹脂を用いて容易に剥離させる手段、(2)蓋材の開封時に切り裂こうとする線に沿って炭酸ガスレーザーなどのレーザー光照射によりハーフカット線を設けて容易に切り裂けるようにした手段などが主に用いられている。
【0003】
上記(1)の蓋材のシーラント層にイージーピール性の熱接着性樹脂を用いる方法は、容器と蓋材の材質、充填する内容物、内容物充填後の加熱処理条件、流通条件などとの関連において、適度のイージーピール性を有する熱接着性樹脂を選定できれば、生産性がよく量産性に優れ、また、低コストで製造できる利点がある。
【0004】
上記(2)のレーザー光照射によりハーフカット線を設ける方法は、蓋材にレーザーによるハーフカットに適する積層材料を用いることにより、安定した深さのハーフカット線を設けることができるので、安定した力で切り裂き可能な蓋材を容易に製造できる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記(1)の方法の場合は、容器と蓋材の材質、充填する内容物、内容物充填後の加熱処理条件、流通条件などとの関連において、イージーピール性の微妙な調整が求められる場合、無段階で対応することは難しく、例えば、開封を容易にするためには、より小さな剥離抵抗力で開封できることが好ましいが、剥離抵抗力を小さくしすぎると、内容物充填後の加熱処理、或いは、流通段階での振動や衝撃などにより、剥離が発生する。従って、必然的に安全性に重点が置かれ、剥離抵抗力を強めに設定することになり、イージーピール性が不十分となる問題があった。
【0006】
また、前記(2)の方法の場合は、蓋材を、例えば、基材層/アルミニウム箔層/シーラント層などのように中間層にアルミニウム箔などの金属箔層が積層された積層体で構成することにより、レーザー光が金属箔層で遮断されるため、基材層のみを確実に切断することができる。従って、安定した深さのハーフカット線を設けることができ、安定した力で容易に切り裂いて開封できるようになる。しかし、この場合、蓋材の打ち抜きと、レーザー光の照射とが別工程で行われるため、両者の位置合わせにズレを生じやすく、特に蓋材に開封の際の摘み部が設けられ、その両側基部から蓋材本体部にかけて、精度よくハーフカット線を設ける必要がある場合など、位置ズレを生じると易開封性にも支障を来たし、品質不良を発生し、歩留りを低下させる問題があった。また、レーザー光の照射装置が高価であるため、設備費が高く、この点でも製造コストを上昇させる問題があった。
【0007】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、容器にヒートシールして用いられる蓋材であって、予め個々の形状に打ち抜かれると共に、易開封性手段としてハーフカット線が設けられ、特に蓋材の打ち抜きとハーフカット線との位置精度がよく品質が安定化され、易開封性に優れると共に、レーザー光照射装置のような高価な設備を必要とせず、製造コストの低減も可能で経済性にも優れた易開封性蓋材とその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。即ち、請求項1に記載した発明は、容器にヒートシールして用いられる蓋材であって、該蓋材が予め個々の形状に打ち抜かれると共に、該蓋材の少なくとも一方の面に、該蓋材の開封時に切り裂こうとする線に沿って少なくとも一本の機械的手段によるハーフカット線が設けられており、該蓋材には、前記ハーフカット線に沿って蓋を切り裂くための摘み部を有しており、該ハーフカット線と摘み部との境界部分には、該ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さよりも厚くなるようにハーフカットされた切り裂き起点が設けられていることを特徴とする易開封性蓋材からなる。
【0009】
上記ハーフカット線は、蓋材の厚さ方向の全体をカットするのではなく、所望の深さに厚さ方向の一部をカットした線を意味するものである。上記ハーフカット線は、蓋材の構成に応じて、その深さを適宜調節することにより、蓋材の外側の面と内側の面のうち、いずれか一方の面に設けてもよく、両側の面に設けることもできる。また、ハーフカット線の本数についても、蓋材の開封時に切り裂こうとする線に沿って1本で設けてもよく、切り裂き線がずれた場合を想定して中心のハーフカット線の両側に各1本、各2本など複数本で設けてもよい。ハーフカット線を設ける機械的手段には、平盤方式の打ち抜き装置を用いてもよく、ロータリー方式の打ち抜き装置を用いてもよい。只、品質の安定化および生産性の点ではロータリー方式の打ち抜き装置を用いることが好ましい。本発明の易開封性蓋材は、このような構成を採ることにより、蓋材を開封する際、切り裂こうとする線に沿って確実且つ容易に蓋材を切り裂いて開封することができる。また、ハーフカット線の形成に機械的手段を用いているので、高価なレーザー光照射装置を必要とせず、製造コストを低減することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の易開封性蓋材において、前記ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さが、5μm以上であり、蓋材の当初の厚さの70%以下であることに特徴を有する。
【0011】
上記易開封性蓋材は、ヒートシール性を有する樹脂単独の層で形成してもよく、また、外面層/内面層(シーラント層)、或いは、外面層/中間層/内面層(シーラント層)のように2層以上の積層体で形成してもよい。どちらかといえば2層以上の積層体で形成されるのが一般的である。そして、2層以上の積層体で形成した場合、各層で強度も異なるため、ハーフカット線を外側の面に設ける場合と内側の面に設ける場合とで、ハーフカット線の深さを適宜調節することが好ましい。このような構成を採ることにより、前記請求項1に記載した発明の作用効果に加えて、蓋材を開封する際、前記ハーフカット線を蓋材の外側の面に設けた場合でも、内側の面に設けた場合でも、また、蓋材の構成に影響されることなく良好にハーフカット線に沿って蓋材を切り裂いて開封することができる。本発明においては、そのハーフカット線を設ける深さを、ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さで規定し、当該部位の厚さを、5μm以上で蓋材の当初の厚さの70%以下とすることにより、ハーフカット線が設けられた部位で蓋材が裂ける危険性を少なくすることができる。ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さが5μm未満では、蓋材の強度低下が大きく、振動や衝撃によりハーフカット線で裂ける危険性が増すため好ましくない。ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さが蓋材の当初の厚さの70%を超えると、切り裂きの抵抗力が増し、ハーフカット線に沿って切り裂くことが難しくなるため好ましくない。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の易開封性蓋材において、前記ハーフカット線が蓋材の内面側に設けられ、当該ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さが、5μm以上であり、蓋材の当初の厚さの50%以下であることに特徴を有する。
【0013】
このような構成を採ることにより、前記請求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、蓋材の構成が、例えば外側から、基材層/アルミニウム箔層/シーラント層が順に積層されたような構成の場合でも、通常、シーラント層の厚さ比率が大きいため、基材層やアルミニウム箔層を傷つけることなくハーフカット線を設けることができる。従って、蓋材のバリヤー性を損なうことなく、且つ、容易に切り裂いて開封することのできる易開封性蓋材とすることができる。本発明においては、ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さを、5μm以上で蓋材の当初の厚さの50%以下とすることにより、ハーフカット線が設けられた部位で蓋材が裂ける危険性を少なくすることができる。また、ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さが5μm未満では、蓋材の強度低下が大きく、振動や衝撃によりハーフカット線で裂ける危険性が増すため好ましくない。ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さが蓋材の当初の厚さの50%を超えると、切り裂きの抵抗力が増し、ハーフカット線に沿って切り裂くことが難しくなるため好ましくない。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3に記載の易開封性蓋材において、前記ハーフカット線が、前記蓋材を打ち抜く抜き型に全切り刃と共に設けられた半切り刃により、打ち抜きと同時に設けられたハーフカット線であることに特徴を有する。
【0015】
このような構成を採ることにより、前記請求項1乃至3のいずれかに記載した発明の作用効果に加えて、蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成とが、同一抜き型により1工程で行われるため、打ち抜きとハーフカット線との間に位置ズレを生じることがなく、常に一定の位置にハーフカット線を設けることができる。従って、ハーフカット線の位置ズレによる品質不良がなくなり、蓋材の品質を安定化させることができる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、容器にヒートシールして用いられる蓋材であって、予め個々の形状に打ち抜かれると共に、少なくとも一方の面に、該蓋材の開封時に切り裂こうとする線に沿って、少なくとも一本のハーフカット線が設けられた易開封性蓋材の製造において、該蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成とを同一抜き型に設けた全切り刃と半切り刃とで同時に行い、全切り刃の高さ(H 1 )と前記半切り刃の高さ(H 2 )との差(H 1 −H 2 )が、5μm以上、H 1 /2以下であって、前記全切り刃と前記半切り刃との境界部分には、刃の高さ(H 3 )が当該半切り刃の高さ(H 2 )よりも5〜50μm短く且つ刃幅が0.01〜2mmからなる段切り刃が形成されており、前記全切り刃によって前記ハーフカット線に沿って蓋を切り裂くための摘み部を形成するとともに、該摘み部とハーフカット線との境界部分に、前記段切り刃によって切り裂き起点を設けることを特徴とする易開封性蓋材の製造方法である。
【0017】
このような製造方法を採ることにより、ハーフカット線を、半切り刃を用いる機械的手段で形成できるので、高価なレーザー光照射装置を使用する必要がなく、製造コストを低減させることができる。また、蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成とを同一抜き型に設けた全切り刃と半切り刃とで同時に行うため、ハーフカット線の形成位置に精度が要求される場合でも、抜き型を精度よく作製することにより、位置ズレによる品質不良の発生をなくすことができ、品質の安定化と共に歩留りを向上させることができる。
【0019】
この発明によれば、全切り刃の高さ(H1 )と半切り刃の高さ(H2 )との差(H1 −H2 )が、5μm以上、H1 /2以下であるので、ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さを少なくとも5μm以上として当該部位で蓋材が裂ける危険性を少なくすると共に、ハーフカット線に沿って切り裂き易い蓋材を製造することができる。
【0023】
この発明によれば、全切り刃と半切り刃とが刃渡り方向に連続して形成されているので、例えば、全切り刃で打ち抜いて摘み部を形成し、その摘み部に連続するように半切り刃でハーフカットして引き裂き部を形成することができる。こうした構成からなる刃を採用することにより、例えば、摘み部を掴んで蓋材を容易に引き剥がすことができる。
【0025】
この発明によれば、全切り刃と半切り刃との境界部分には、刃の高さ(H3 )が半切り刃の高さ(H2 )よりも5〜50μm短く且つ刃幅が0.01〜2mmからなる段切り刃が形成されているので、その段切り刃でハーフカットされた部位の蓋材の厚さは、半切り刃でハーフカットされた部位の蓋材の厚さよりも厚くなる。段切り刃でハーフカットされた部分は、半切り刃で形成されたハーフカット線よりも切り裂き難くなり、ハーフカット線の切り裂き起点となる。その結果、例えば、摘み部に引き続いてハーフカット線が形成される態様において、その摘み部とハーフカット線との境界にその切り裂き起点が形成されていることにより、ハーフカット線が容易に裂けたり引き裂かれたりするのを防ぐことができる。
【0026】
請求項に記載の発明は、請求項5に記載の易開封性蓋材の製造方法において、前記全切り刃および半切り刃は、刃物角度(θ1)が10〜60°であり且つ刃先厚さが0.001〜0.1mmであることに特徴を有する。
【0027】
この発明によれば、打ち抜き型に設けられた全切り刃および半切り刃として、刃物角度(θ1 )が10〜60°であり且つ刃先厚さが0.001〜0.1mmの全切り刃および半切り刃を使用するので、易開封性蓋材の打ち抜きおよびハーフカット線の形成時に刃こぼれや刃の折れが発生し難い。その結果、打ち抜き型で繰り返し打ち抜きが行われる場合においても、全切り刃にあっては易開封性蓋材の外周をきれいに打ち抜き続けることができ、半切り刃にあっては深さ精度良くハーフカット線を形成し続けることができる。従って、本発明の易開封性蓋材の製造方法によれば、位置精度や深さ精度に優れるハーフカット線が形成された易開封性蓋材を厚さ方向にきれいに打ち抜くことができ、ハーフカット線が形成された部分から所望の引き裂き力で引き裂くことができる品質に優れた易開封性蓋材を容易に製造できる。
【0028】
請求項に記載の発明は、請求項5または6に記載の易開封性蓋材の製造方法において、前記全切り刃または半切り刃は、刃先端角度(θ2)が10〜60°の刃先部分を有し、刃物角度(θ1)が前記刃先端角度(θ2)よりも小さく且つ5〜50°で、刃先厚さが0.001〜0.1mmであり、当該刃先部分の高さ(L12)が、前記全切り刃または半切り刃の高さ(L11)との関係において、 11 /2>L 12 であることに特徴を有する。
【0029】
この発明によれば、打ち抜き型に設けられた全切り刃および半切り刃は、刃先端角度(θ2)が10〜60°の刃先部分を有し、刃物角度(θ1)がその刃先端角度(θ2)よりも小さく且つ5〜50°で、刃先厚さが0.001〜0.1mmであり、その刃先部分の高さ(L12)が、全切り刃または半切り刃の高さ(L11)との関係において、 11 /2>L 12 であるので、易開封性蓋材の打ち抜きおよびハーフカット線の形成時に刃こぼれや刃の折れが発生し難い。その結果、打ち抜き型で繰り返し打ち抜きが行われる場合においても、全切り刃にあっては易開封性蓋材の外周をきれいに打ち抜き続けることができ、半切り刃にあっては深さ精度良くハーフカット線を形成し続けることができる。従って、本発明の易開封性蓋材の製造方法によれば、位置精度や深さ精度に優れるハーフカット線が形成された易開封性蓋材を厚さ方向にきれいに打ち抜くことができ、ハーフカット線が形成された部分から所望の引き裂き力で引き裂くことができる。特に、この発明にあっては、所定の刃先端角度θ2からなる刃先部分を有した二段構造のような構造の刃を備えていることに特徴があり、先端部分における刃こぼれや刃折れの発生をより防止することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の易開封性蓋材およびその製造方法について図面を参照しつつ説明する。
【0031】
本発明の易開封性蓋材は、図1〜図3に示すように、容器にヒートシールして用いられる蓋材であって、その蓋材が予め個々の形状に打ち抜かれると共に、その蓋材の少なくとも一方の面にその蓋材の開封時に切り裂こうとする線に沿って少なくとも一本の機械的手段によるハーフカット線4が設けられているものである。
【0032】
本発明の易開封性蓋材は、容器にヒートシールして用いられるため、内側の面がヒートシール性を有する樹脂層であれば何でもよく、ヒートシール性の樹脂層からなる単層のほか、外面層/内面層(シーラント層)からなる2層、或いは、外面層/中間層/内面層(シーラント層)からなる3層のように、2層以上の積層体で形成してもよい。どちらかといえば2層以上の積層体で形成されるのが一般的である。蓋材の代表的な構成として、外面層/中間層/内面層の3層構成が挙げられる。
【0033】
外面層には、主に印刷適性がよく耐熱性や強度に優れ、基材としての性能を有する材料が使用される。例えば、PETフィルム、ONフィルム、OPPフィルム、紙、アルミニウム箔などを好適に使用することができる。上記において、PETフィルムは、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、ONフィルムは2軸延伸ナイロンフィルム、OPPフィルムは2軸延伸ポリプロピレンフィルムであり、以下においても同様である。外面層を構成する材料およびその外面層の厚さは、その蓋材が適用される容器の用途によって任意に選定されるが、外面層の厚さは、通常10〜60μmの範囲である。
【0034】
中間層には、蓋材の剛性や強度を補強する機能のほか、ガスバリヤー性を必要とする場合にはガスバリヤー層としての機能を持たせることができる。具体的には、上記PETフィルム、ONフィルム、OPPフィルム、紙などのほか、ガスバリヤー性に優れたアルミニウム箔、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のフィルムまたは押し出しコート層、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)の塗膜層、ポリアクリロニトリルフィルム、そして、酸化珪素、アルミナ、アルミニウムなどの蒸着層を使用することができる。この中間層を構成する材料およびその中間層の厚さも、その蓋材が適用される容器の用途によって任意に選定されるが、中間層の厚さは、通常5〜150μmの範囲である。なお、紙からなる中間層においては、通常その厚さが厚くなる。
【0035】
内面層は、容器に対するヒートシール性のほか、内容物と直接接触するため耐内容物性が必要であり、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、アイオノマー、ポリエステル系樹脂などを使用することができ、更に、公知のイージーピール性の熱接着性樹脂を使用することもできる。内面層を構成する材料およびその内面層の厚さは、その蓋材が適用される容器の用途によって任意に選定されるが、内面層の厚さは、通常10〜150μmの範囲である。
【0036】
なお、内面層としてイージーピール性の熱接着性樹脂を使用することにより、開封の開始操作が容易になり蓋材全体をハーフカット線に沿って容易に切り裂いて開封できるようになる。具体的には、例えば図1〜図3に示すように、蓋材の外周の一部に摘み部3を突出させて設けた易開封性蓋材においては、開封の際にその摘み部3を摘んで蓋材を引き剥がすようにして開封を行う構成とすることができる。この時、摘み部3の両側基部から内側にかけてハーフカット線4が設けられていても、開封の開始の際に摘み部3の内側のヒートシール部のシール強度が強すぎると、剥離させるために大きな力を要するので開封が厄介になる。そのため、蓋材の内面層の構成材料としてイージーピール性の熱接着性樹脂を用いることにより、開封の開始操作が容易になり、蓋材全体をハーフカット線4に沿って容易に切り裂いて開封できるようになる。このような目的で使用するイージーピール性の熱接着性樹脂のピール強度(剥離強度)は、それほど小さくする必要はなく、通常のシーラント層のシート強度よりも多少小さい程度でよい。
【0037】
尚、前記の外面層、中間層、内面層の各層は、それぞれ単独の材料で構成してもよいが、複数の材料を積層した複合層で構成することもできる。
【0038】
次に、ハーフカット線について説明する。
【0039】
ハーフカット線4は、蓋材の厚さ方向の全体をカットするのではなく、所望の深さに厚さ方向の一部をカットした線を意味するものである。ハーフカット線4の本数については、蓋材の開封時に切り裂こうとする線に沿って1本で設けてもよく、切り裂き線がずれた場合を想定して中心のハーフカット線の両側に各1本、各2本など複数本で設けてもよい。
【0040】
ハーフカット線4は、蓋材の構成に応じて、その深さを適宜調節することにより、蓋材の外側の面と内側の面のうち、いずれか一方の面に設けてもよく、両側の面に設けることもできる。特に、上述した2層以上の積層体で形成した場合、各層で強度も異なるため、ハーフカット線を外側の面に設ける場合と内側の面に設ける場合とで、ハーフカット線4の深さを適宜調節することが好ましく、その結果、蓋材の構成に影響されることなく良好にハーフカット線4に沿って蓋材を切り裂いて開封することができる。
【0041】
本発明においては、図6に示すように、ハーフカット線4を設ける深さについて、ハーフカット線4が設けられた部位(以下、「ハーフカット部」という。)の蓋材の厚さtで規定する。具体的には、ハーフカット部の蓋材の厚さtの下限を5μmとし、その上限を蓋材の当初の厚さTの70%とすることが好ましい。すなわち、ハーフカット部の蓋材の厚さtを5μm以上、蓋材の当初の厚さTの70%以下とすることが好ましい。なお、ハーフカット部の蓋材の厚さtの下限を蓋材の厚さTとの相対値で表すときは、蓋材の当初の厚さTの5〜10%の範囲内の任意の厚さに規定することもできる。こうした範囲となるようにハーフカット線4を設けることにより、ハーフカット部で蓋材が裂ける危険性を少なくすることができる。ハーフカット部の蓋材の厚さtが5μm未満または蓋材の当初の厚さTの5%未満では、蓋材の強度低下が大きく、振動や衝撃によりハーフカット線4で裂ける危険性が増すため好ましくない。ハーフカット部の蓋材の厚さtが蓋材の当初の厚さTの70%を超えると、切り裂きの抵抗力が増し、ハーフカット線4に沿って切り裂くことが難しくなるため好ましくない。なお、ハーフカット線の深さとして規定する場合には、ハーフカット線が、蓋材の厚さの30〜95%の範囲と規定したり、30〜85%の範囲と規定することができる。この範囲は、上述したハーフカット部の蓋材の厚さtを、蓋材の当初の厚さTとの比として規定した範囲、すなわち前者においては5〜70%に対応するものであり、後者においては15〜70%に対応するものである。
【0042】
ハーフカット線4を蓋材の内周面に設ける場合には、ハーフカット部の厚さtを、5μm以上で蓋材の当初の厚さTの50%以下とすることが好ましい。こうすることにより、ハーフカット部で蓋材が裂ける危険性を少なくすることができる。なお、ハーフカット部の蓋材の厚さtの下限を、蓋材の厚さTとの相対値で表すときは、蓋材の当初の厚さTの5〜10%の範囲内の任意の厚さに規定することもできる。ハーフカット部の蓋材の厚さtが5μm未満または蓋材の当初の厚さTの5%未満では、蓋材の強度低下が大きく、振動や衝撃によりハーフカット線4で裂ける危険性が増すため好ましくない。また、ハーフカット部の蓋材の厚さtが蓋材の当初の厚さTの50%を超えると、切り裂きの抵抗力が増し、ハーフカット線4に沿って切り裂くことが難しくなるため好ましくない。例えば、外側から基材層/アルミニウム箔層/シーラント層が順に積層された易開封性蓋材の場合においては、基材層やアルミニウム箔層を傷つけることがないように、上述したハーフカット部の蓋材の厚さtの範囲内でハーフカット線を設ける深さが調整される。この場合においては、通常、シーラント層の厚さ比率が大きいため、シーラント層をハーフカットして蓋材の当初の厚さTの50%以下とすることができ、蓋材のバリヤー性を損なうことなく、且つ、容易に切り裂いて開封することのできる易開封性蓋材とすることができる。なお、ハーフカット線の深さとして規定する場合には、ハーフカット線が、蓋材の厚さの50〜95%の範囲と規定したり、50〜85%の範囲と規定することができる。この範囲は、上述したハーフカット部の蓋材の厚さtを、蓋材の当初の厚さTとの比として規定した範囲、すなわち前者においては5〜50%に対応するものであり、後者においては15〜50%に対応するものである。
【0043】
上述したようなハーフカット線4が設けられた本発明の易開封性蓋材によれば、開封する際、切り裂こうとするハーフカット線4に沿って確実且つ容易に蓋材を切り裂いて開封することができる。
【0044】
本発明の易開封性蓋材は、蓋材を打ち抜くための全切り刃と、ハーフカット線を設けるための半切り刃とが装着された機械的手段により、製造される。機械的手段としては、平盤方式の打ち抜き装置や、ロータリー方式の打ち抜き装置を用いることができる。品質の安定化および生産性の点では、ロータリー方式の打ち抜き装置を用いることが好ましい。特に、本発明においては、ハーフカット線4の形成に機械的手段を用いているので、高価なレーザー光照射装置を必要とせず、製造コストを低減することができる。
【0045】
全切り刃と半切り刃とは、同一抜き型に形成されていることが好ましい。その結果、蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成とが、同一抜き型により1工程で行われるため、打ち抜き線とハーフカット線との間に位置ズレを生じることがなく、常に一定の位置にハーフカット線を設けることができる。従って、ハーフカット線の位置ズレによる品質不良がなくなり、蓋材の品質を安定化させることができる。
【0046】
次に、本発明の易開封性蓋材の製造方法について説明する。
【0047】
本発明の易開封性蓋材の製造方法は、前述したように、予め個々の形状に打ち抜かれると共に、少なくとも一方の面にその蓋材の開封時に切り裂こうとする線に沿って少なくとも一本のハーフカット線が設けられた易開封性蓋材の製造方法であって、その特徴とするところは、蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成とを同一抜き型に設けた全切り刃と半切り刃とで同時に行うことにある。このような製造方法を採ることにより、ハーフカット線を、半切り刃を有する機械的手段で形成できるので、高価なレーザー光照射装置を使用する必要がなく、製造コストを低減させることができる。また、蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成とを同一抜き型に設けた全切り刃と半切り刃とで同時に行うため、ハーフカット線の形成位置に精度が要求される場合でも、抜き型を精度よく作製することにより、位置ズレによる品質不良の発生をなくすことができ、品質の安定化と共に歩留りを向上させることができる。
【0048】
このような易開封性蓋材の製造方法は、例えば、図4に示すような平盤方式の打ち抜き装置を用いて間欠運動で打ち抜く方法と、図5に示すようなロータリー方式の打ち抜き装置を用いて回転運動で連続的に打ち抜く方法とがあり、いずれの方法でも製造することができる。
【0049】
平盤方式の打ち抜き装置は、図4にその一例を示すように、打ち抜き部が、上側の平板状抜き型10と下側の表面が平らな面盤11とで構成されている。平板状抜き型10の面盤11に対向する面には、蓋材を個々の形状に打ち抜くための全切り刃8とハーフカット線を設けるための半切り刃9とが、両者を位置合わせして設けられている。ハーフカット線の深さ、すなわちハーフカット部の蓋材の厚さt(図6を参照。)は、全切り刃8と半切り刃9の高さの差で調節することができる。
【0050】
打ち抜き作業の際には、巻取り状などの長尺の蓋材1が平板状抜き型10と面盤11の間に(図では左側から)搬送され、例えば平板状抜き型10の間欠的な上下動により、平板状抜き型10はそこに設けられた全切り刃8の先端が面盤11の表面に接するように動作する。その結果、全切り刃8による蓋材の外周の打ち抜きと半切り刃9によるハーフカット線の形成とが同時に行われ、易開封性蓋材が形成される。この時、打ち抜かれた易開封性蓋材は、外周の数カ所に設けられたごく小さな繋ぎ部により長尺の蓋材1に保持されており、次いで抜き取り部に搬送され、そこで抜き取り用治具などによる押圧または真空吸引などの手段(図示せず)で易開封性蓋材100、200が切り離されて集積される。また、易開封性蓋材が抜き取られた蓋材の抜きカス7は巻き上げるなどして焼却処理される。
【0051】
ロータリー方式の打ち抜き装置は、図5にその一例を示すように、打ち抜き部が、上側のロール状抜き型20と下側の表面が平滑な受けロール21とで構成されている。ロール状抜き型20の表面には、蓋材を個々の形状に打ち抜くための全切り刃とハーフカット線を設けるための半切り刃とが、両者を位置合わせして削り出しやエッチングなどにより設けられている。この場合、全切り刃と半切り刃は、いずれもロール状抜き型20の曲面に沿って、それぞれ所定の高さで設けられており、ハーフカット線の深さは全切り刃と半切り刃の高さの差で調節される。
【0052】
打ち抜き作業の際には、ロール状抜き型20は、その全切り刃の先端が受けロール21の表面に接するように固定され、長尺の蓋材1が回転するロール状抜き型20と受けロール21の間に搬送され、両者の間を通過することにより、蓋材の外周の切断とハーフカット線の形成とが同時に行われ、易開封性蓋材が形成される。この後は前記平盤方式の打ち抜き装置の場合と同様に、抜き取り部に搬送され、そこで個々の易開封性蓋材100、200が切り離されて集積される。
【0053】
なお、図4および図5に示した打ち抜き装置で易開封性蓋材を製造する際において、蓋材に印刷が施されていない場合など印刷と打ち抜きの位置合わせを必要としない場合は、単に蓋材の内面側を上に向けて打ち抜き装置に供給するだけで、図1に示したようなハーフカット線4が内面側に設けられた易開封性蓋材100を製造することができ、蓋材の外面側を上に向けて打ち抜き装置に供給することにより、図2に示したようなハーフカット線4が外面側に設けられた易開封性蓋材200を製造することができる。
【0054】
また、例えば、蓋材の外面側に印刷が施されていて印刷と打ち抜きの位置合わせを必要とする場合でも、その制御装置を打ち抜き装置に付加し、蓋材の外面側(印刷面)を下に向けて蓋材1を供給すると共に、印刷位置の検知装置を下側に取り付けて印刷位置を検知し、打ち抜き位置を制御することにより、図1に示したようなハーフカット線4が内面側に設けられ、且つ、印刷と打ち抜きが位置合わせされた易開封性蓋材100を製造することができる。また、蓋材の外面側(印刷面)を上に向けて蓋材1を供給すると共に、印刷位置の検知装置を上側に取り付けて印刷位置を検知し、打ち抜き位置を制御することにより、図2に示したようなハーフカット線4が外面側に設けられ、且つ、印刷と打ち抜きが位置合わせされた易開封性蓋材200を製造することができる。
【0055】
次に、全切り刃8および半切り刃9について説明する。
【0056】
本発明の易開封性蓋材の製造方法において、例えば図7および図8に示すように、全切り刃8の高さH1 と半切り刃9の高さH2 との差(H1 −H2 。以下、「α」という。)が、5μm以上、H1 /2以下であることが好ましい。全切り刃8の高さH1 と半切り刃9の高さH2 との差αを5μm以上に規定することにより、ハーフカット部の蓋材の厚さtを少なくとも5μm以上として当該部位で蓋材が裂ける危険性を少なくすることができる。また、その差αをH1 /2以下とすることにより、蓋材をハーフカット線に沿って切り裂き易くすることができる。なお、全切り刃8の高さH1 、半切り刃9の高さH2 およびその差αは、易開封性蓋材の用途、材質または層構成によって上述の範囲内で随時設定される。
【0057】
全切り刃8の高さH1 と半切り刃9の高さH2 との差αが5μm未満では、それらにより形成された蓋材のハーフカット線が深く形成されすぎることとなるので、蓋材の強度低下が大きく、振動や衝撃によりハーフカット線4で裂ける危険性が増すため好ましくない。一方、全切り刃8の高さH1 と半切り刃9の高さH2 との差αがH1 /2を超えると、それらにより形成された蓋材のハーフカット線が十分深く形成されないので、切り裂きの抵抗力が増し、ハーフカット線4に沿って切り裂くことが難しくなるため好ましくない。
【0058】
本発明における全切り刃8と半切り刃9は、図7に示すように、所定の間隔を隔てて配置したり、図8に示すように、連続して配置して使用される。
【0059】
全切り刃8と半切り刃9を所定の間隔を隔てて配置した場合においては、例えば図1及び図2に示すように、蓋材の外周の切り抜きラインと平行にハーフカット線を形成することができ、ハーフカット線4を精度良く形成することができる。なお、全切り刃8と半切り刃9とは、平行でも非平行でもよく、特に限定されない。従って、全切り刃8と半切り刃9との間隔を任意に変化させることができ、その結果、蓋材の外周線とハーフカット線4との間隔を任意に変化させることができる。
【0060】
全切り刃8と半切り刃9を連続して配置した場合においては、例えば図9に示すように、全切り刃8で打ち抜いて摘み部3を形成し、その摘み部3に連続するように半切り刃9でハーフカットして引き裂き部12を形成することができる。全切り刃8と半切り刃9とをこのように配置した打ち抜き型を採用することにより、摘み部3と引き裂き部12とを連続して形成することができる。そうして形成された蓋材は、その摘み部3を掴んで引き上げることにより、その摘み部3に連続して設けられた引き裂き部12を起点として、ハーフカット線4に沿って蓋材を容易に引き裂くことができる。
【0061】
さらに、全切り刃8と半切り刃9を刃渡り方向に連続して配置した場合においては、例えば図10に示すように、全切り刃8と半切り刃9との境界部分に、刃の高さH3 が半切り刃9の高さH2 よりも5〜50μm短く且つ刃幅βが0.01〜2mmからなる段切り刃13を形成することができる。すなわち、段切り刃13は、その段切り刃13の高さH3 と半切り刃の高さH2 との差が5〜50μm好ましくは10〜40μmであり、且つその段切り刃13の刃幅βが0.01〜2mm好ましくは0.1〜0.5mmである。
【0062】
こうした段切り刃13でハーフカットされた部分の蓋材の厚さは、半切り刃9でハーフカットされた部分の蓋材の厚さよりも厚くなる。そのため、段切り刃13でハーフカットされた部分は、半切り刃9でハーフカットされたハーフカット線4よりも切り裂き難くなり、ハーフカット線4の切り裂き起点14となる。その結果、例えば図9に示すように、摘み部3に引き続いてハーフカット線4が形成される態様において、その摘み部3とハーフカット線4との境界にその切り裂き起点14が形成されていることになり、ハーフカット線4が容易に裂けたり引き裂かれたりするのを防ぐことができる。段切り刃13の高さH3 と半切り刃9の高さH2 との差が5μm未満では、ハーフカット線4が容易に裂けたり引き裂かれたりすることがあり、切り裂き起点14としての効果を発揮できないことがある。一方、その差が50μmを超えると、切り裂き起点14を引き裂く力(抵抗)が大きくなり、それ自体が引き裂きにくくなる。また、段切り刃13の刃幅βが0.01mm未満では、ハーフカット線4が容易に裂けたり引き裂かれたりすることがあり、切り裂き起点14としての効果を発揮できないことがある。一方、段切り刃13の刃幅βが2mmを超えると、切り裂き起点14を引き裂く力(抵抗)が大きくなり、それ自体が引き裂きにくくなる。
【0063】
次に、全切り刃、半切り刃、段切り刃の形状について説明する。本発明においては、全切り刃8および半切り刃9の形状を図11または図12に示す形状とすることが好ましい。段切り刃13についても同様の形状とすることができる。
【0064】
図11に示す第1形態に係る刃の形状は、刃物角度θ1 が10〜60°であり且つ刃先厚さWが0.001〜0.1mmである。こうした形状からなる全切り刃8および半切り刃9を使用することにより、蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成時に、刃の折れを防いでその形成を容易に行うことができる。なお、そうした効果をより発揮させることができる好適な刃物角度θ1 は20〜40°であり、刃先厚さWは0.005〜0.01mmである。
【0065】
この場合において、刃物角度θ1 が10°未満では、特に先端部において折れやすく、蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成時にしばしば刃を交換しなければならないので、その製造に支障が生じる。一方、刃物角度θ1 が60°を超えると、打ち抜きやハーフカットの形成が行い難くなる。また、刃先厚さWが0.001mm未満では、先端が尖りすぎているために、直ぐに折れてしまい易く、蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成時にしばしば刃を交換しなければならないので、その製造に支障が生じる。一方、刃先厚さWが0.1mmを超えると、蓋材が切り難くなる。なお、この場合において、全切り刃の高さH1 および半切り刃の高さH2 が1〜3mmであり、刃の根本部分の幅Dが0.5〜5mmであることが好ましく、この範囲の高さと幅を有することにより、刃こぼれや刃折れが発生し難い刃とすることができ、蓋材を形成する際に繰り返し使用される刃の耐久性をより向上させることができる。
【0066】
また、図12に示す第2形態に係る刃の形状は、2つの角度θ1、θ2で構成された刃物であり、具体的には、刃先端角度θ2が10〜60°の刃先部分を有する刃物であって、その刃物角度θ1が刃先端角度θ2より小さく且つ5〜50°で、刃先厚さWが0.001〜0.1mmであり、その刃先部分の高さL12が、全切り刃8または半切り刃9の高さL11との関係において、 11 /2>L 12 からなるものである。こうした形状からなる全切り刃8および半切り刃9を使用することにより、蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成時における刃こぼれや刃折れを防ぐことができ、繰り返し打ち抜きが行われる場合においても、全切り刃8にあっては蓋材の外周をきれいに打ち抜き続けることができ、半切り刃9にあっては深さ精度良くハーフカット線の形成を容易に行うことができる。なお、そうした効果をより発揮させることができる好適な刃物角度θ1は15〜30°であり、刃先厚さWは0.005〜0.01mmであり、刃先端角度θ2は20〜40°である。
【0067】
この場合において、刃物角度θ1 が5°未満では、特に先端部において折れやすく、蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成時にしばしば刃を交換しなければならないので、その製造に支障が生じる。一方、刃物角度θ1 が50°を超えると、刃先端角度θ2 がさらに広角になるので、打ち抜きやハーフカットの形成が行い難くなる。また、刃先厚さWが0.001mm未満では、先端が尖りすぎているために、直ぐに折れてしまい易く、蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成時にしばしば刃を交換しなければならないので、その製造に支障が生じる。一方、刃先厚さWが0.1mmを超えると、蓋材が切り難くなる。また、刃先端角度θ2 が10°未満では、特に先端部において折れやすく、蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成時にしばしば刃を交換しなければならない。一方、刃先端角度θ2 が60°を超えると、打ち抜きやハーフカットの形成が行い難くなる。なお、この場合において、刃の根本部分の幅Dは、0.5〜5mmであることが好ましく、この範囲の幅を有することにより、折れ難い刃とすることができ、蓋材を形成する際における刃の耐久性をより向上させることができる。
【0068】
以上説明したように、本発明に係る易開封性蓋材の製造方法においては、上述した形態からなる全切り刃8および半切り刃9、ないし段切り刃13を採用することによって、好適なハーフカット線を有する易開封性蓋材を容易且つ生産性よく製造することができる。
【0069】
【実施例】
以下に、図面を用いて本発明の易開封性蓋材を更に具体的に説明する。但し、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の図面に限定されるものではない。また、図面に付した符号は、異なる図面においても、同じ名称の部分には同じ符号を用いた。
【0070】
(実施例1)
図1は、本発明の易開封性蓋材の一実施例の構成を示す図であり、(イ)は模式平面図、(ロ)はA−A線における模式断面図である。
【0071】
図1に示した易開封性蓋材100は、その本体部2が円形に打ち抜かれて形成されると共に、その外周の一部に摘み部3が外側に突出するように設けられ、更に、摘み部3の基部から内側にかけて、蓋材を開封する際、切り裂こうとする線に沿って、機械的手段によるハーフカット線4が、蓋材100の外周から所定の間隔、即ち、蓋材100をその周縁部で容器にヒートシールする際のヒートシール部の間隔をあけて、蓋材100の内面側に設けられて構成されている。
【0072】
尚、蓋材の外形は、円形に限らず、使用する容器の開口部の形状に合わせて任意の形状に形成することができる。
【0073】
また、ハーフカット線4についても、図示したように易開封性蓋材100の摘み部3を除く外周の内側全体に設けてもよいが、使用する容器や充填される内容物などの品質特性に応じて、蓋材の一部に留めて、一部分が開封されるようにしてもよい。
【0074】
更に、ハーフカット線4を設ける面に関しても、図では蓋材100の内面側に設けた例を示したが、蓋材100の外面側に設けることもできる。
【0075】
また、図3は、本発明の易開封性蓋材を容器にヒートシールした時の形態を説明する模式断面図であり、図3に示した蓋付き容器は、上部が開口し、開口部の周囲に平坦なフランジ部6を備えたカップ状或いはトレー状などの容器5の上部の開口部に、前記図1に示したようなハーフカット線4が蓋材の内面側に設けられた構成の易開封性蓋材100を被せ、容器のフランジ部6にヒートシールして密封して構成したものであり、易開封性蓋材100の本体部は、容器5のフランジ部6の外周と同寸法に形成されており、易開封性蓋材100の本体部の外周の一部に外側に突出するように設けられた摘み部3は、容器5のフランジ部6の外側に突出し、摘み易くなっている。また、易開封性蓋材100の内面側には、摘み部3の基部から内側にかけて、蓋材の外周に沿い、且つ、周縁部のヒートシール部の間隔をあけてハーフカット線4が設けられている。
【0076】
従って、前記図1に示したような易開封性蓋材の構成を採ることにより、蓋材を開封する際、易開封性蓋材100の摘み部3を摘んで容易にハーフカット線4に沿って、蓋材を切り裂いて開封することができる。
【0077】
また、ハーフカット線4が機械的手段で形成されているので、高価なレーザー光照射装置を必要とせず、製造コストを低減することができる。
【0078】
更に、例えば、図4、図5に示したような打ち抜き装置(機械的手段)を用いて、蓋材の外周の打ち抜きとハーフカット線4の形成とを、同一抜き型に設けられた全切り刃と半切り刃とにより同時に行うことができるので、生産性がよく、また、ハーフカット線4の位置ズレによる開封性不良などの品質不良もなくなり、生産性と共に品質および歩留りを向上させることができる。
【0079】
また、ハーフカット線4が蓋材の内面側に設けられているので、蓋材を外面層、中間層、内面層(シーラント層)などの積層構成とし、中間層にガスバリヤー層を設けた場合も、ハーフカット線4の深さをガスバリヤー層の手前で止めることも可能であり、ガスバリヤー性を損なうことなく易開封性に優れた蓋材を提供することができる。
【0080】
具体例として、前記の構成の易開封性蓋材100を、外面層にPETフィルム(厚さ12μm)、中間層にアルミニウム箔(厚さ7μm)、内面層(シーラント層)にポリオレフィン系樹脂フィルム(厚さ110μm)を用いて貼り合わせた積層フィルム(厚さ134μm)を蓋材1として、その内面側(シーラント層側)にハーフカット線4を深さ107μmに設けて作製し、容器にヒートシールして開封性のテストを行った結果は、ハーフカット線4通りに蓋材を切り裂いて開封することができ、易開封性は良好であった。この場合、中間層のアルミニウム箔もハーフカット線で切断されていないので、易開封性蓋材100はガスバリヤー性にも優れている。この具体例におけるハーフカット線4の深さの比率は、蓋材の総厚Tに対して79.8%であった。これをハーフカット線4が設けられた部位の蓋材の厚さでいえば27μmであり、当初の厚さの21.2%である。
【0081】
(実施例2)
図2は、本発明の易開封性蓋材の別の一実施例の構成を示す図であり、(イ)は模式平面図、(ロ)はB−B線における模式断面図である。
【0082】
図2に示した易開封性蓋材200は、その本体部2が長方形に打ち抜かれて形成されると共に、その外周の四つの角部のうち、一つの角部に摘み部3が外側に突出するように設けられ、更に、摘み部3の基部から内側にかけて、蓋材を開封する際、切り裂こうとする線に沿って、機械的手段によるハーフカット線4が、蓋材200の外周から所定の間隔、即ち、蓋材200をその周縁部で容器にヒートシールする際のヒートシール部の間隔をあけて、蓋材200の外面側に設けられて構成されている。
【0083】
この場合もハーフカット線4は、図示したように易開封性蓋材200の摘み部3を除く外周の内側全体に設けてもよいが、使用する容器や充填される内容物などの品質特性に応じて、蓋材の一部に留めて、一部分が開封されるようにしてもよい。
【0084】
このような構成を採ることにより、ハーフカット線4が、易開封性蓋材200の外面側に設けられているので、例えば蓋材が外面層、中間層、内面層(シーラント層)を順に積層した積層構成の場合でも、少なくとも強度の大きい外面層をハーフカット線4で切断することができる。従って、蓋材を開封する際、ハーフカット線4による切り裂きを一層容易に行うことができる。
【0085】
また、易開封性蓋材200の摘み部3が、長方形の蓋材の角部に設けられているので、蓋材を開封する際のハーフカット線4の両側への開き角度が90°となり、長方形の辺部に摘み部を設けた場合よりも開き角度を小さくできる。従って、摘み部3を摘んで易開封性蓋材200を開封する際、切り裂き線がハーフカット線4からずれる恐れが少なくなり、一層容易にハーフカット線4に沿って易開封性蓋材200を開封することができる。
【0086】
(実施例3)
易開封性蓋材用材料として、外面層にPETフィルム(厚さ12μm)、中間層にアルミニウム箔(厚さ7μm)、内面層(シーラント層)にポリオレフィン系樹脂フィルム(厚さ110μm)を用いて貼り合わせた積層フィルム(厚さ134μm)を用いた。
【0087】
この易開封性蓋材用材料に、表1に示す寸法の試験刃であって、図11に示す第1形態からなる全切り刃8と半切り刃9を有する試験刃1、2、5、6、図12に示す第2形態からなる全切り刃8と半切り刃9を有する試験刃3、4、7、8、図11に示す第1形態からなる全切り刃8と半切り刃9と段切り刃13を有する試験刃9、図12に示す第2形態からなる全切り刃8と半切り刃9と段切り刃13を有する試験刃10、を使用して易開封性蓋材を作製した。なお、表2には、試験刃1〜10を使用して作製された易開封性蓋材のハーフカット線部の厚さを示すと共に、容器にヒートシールした後の開封性テスト結果を示した。
【0088】
【表1】
Figure 0004843875
【0089】
【表2】
Figure 0004843875
【0090】
【発明の効果】
以上、詳しく説明したように、本発明によれば、容器にヒートシールして用いられる蓋材であって、予め個々の形状に打ち抜かれると共に、易開封性手段としてハーフカット線が設けられ、特に蓋材の外周の打ち抜きとハーフカット線との位置精度がよく、開封性不良などの品質不良が少なく、生産性、品質、歩留りを向上でき、また、レーザー光照射装置のような高価な設備を必要とせず、製造工程も簡略化でき、易開封性に優れると共に経済性にも優れた易開封性蓋材とその製造方法を提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易開封性蓋材の一実施例の構成を示す図であり、(イ)は模式平面図、(ロ)はA−A線における模式断面図である。
【図2】本発明の易開封性蓋材の別の一実施例の構成を示す図であり、(イ)は模式平面図、(ロ)はB−B線における模式断面図である。
【図3】本発明の易開封性蓋材を容器にヒートシールした時の形態を説明する模式断面図である。
【図4】本発明の易開封性蓋材の製造方法に用いる打ち抜き装置の一例を説明する要部の模式断面図である。
【図5】本発明の易開封性蓋材の製造方法に用いる打ち抜き装置の別の一例を説明する要部の模式断面図である。
【図6】ハーフカット線が設けられた部位を説明する断面図である。
【図7】全切り刃と半切り刃とが所定の間隔を隔てて形成されている形態の一例を示す断面図である。
【図8】全切り刃と半切り刃とが刃渡り方向に連続して形成されている形態の一例を示す断面図である。
【図9】摘み部と引き裂き部とが連続して形成されている蓋材の一例を示す平面図である。
【図10】全切り刃と半切り刃とが刃渡り方向に連続して形成された境界部分に段切り刃が形成されている形態の一例を示す断面図である。
【図11】全切り刃および半切り刃の形状の一例を示す断面図である。
【図12】全切り刃および半切り刃の形状の他の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 蓋材
2 本体部
3 摘み部
4 ハーフカット線
5 容器
6 フランジ部
7 抜きカス
8 全切り刃
9 半切り刃
10 平板状抜き型
11 面盤
12 引き裂き部
13 段切り刃
14 切り裂き起点
20 ロール状抜き型
21 受けロール
100、200 易開封性蓋材
11 全切り刃または半切り刃の高さ
12 刃先部分の高さ
T 当初の蓋材の厚さ
t ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さ
1 全切り刃の高さ
2 半切り刃の高さ
3 段切り刃の高さ
α 全切り刃と半切り刃の高さの差
β 段切り刃の刃幅
W 刃先厚さ
D 刃の根本部分の幅
θ1 刃物角度
θ2 刃先端角度

Claims (7)

  1. 容器にヒートシールして用いられる蓋材であって、該蓋材が予め個々の形状に打ち抜かれると共に、該蓋材の少なくとも一方の面に、該蓋材の開封時に切り裂こうとする線に沿って少なくとも一本の機械的手段によるハーフカット線が設けられており、
    該蓋材には、前記ハーフカット線に沿って蓋を切り裂くための摘み部を有しており、
    該ハーフカット線と摘み部との境界部分には、該ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さよりも厚くなるようにハーフカットされた切り裂き起点が設けられている
    ことを特徴とする易開封性蓋材。
  2. 前記ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さが、5μm以上であり、蓋材の当初の厚さの70%以下であることを特徴とする請求項1に記載の易開封性蓋材。
  3. 前記ハーフカット線が蓋材の内面側に設けられ、当該ハーフカット線が設けられた部位の蓋材の厚さが、5μm以上であり、蓋材の当初の厚さの50%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の易開封性蓋材。
  4. 前記ハーフカット線が、前記蓋材を打ち抜く抜き型に全切り刃と共に設けられた半切り刃により、打ち抜きと同時に設けられたハーフカット線であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の易開封性蓋材。
  5. 容器にヒートシールして用いられる蓋材であって、予め個々の形状に打ち抜かれると共に、少なくとも一方の面に、該蓋材の開封時に切り裂こうとする線に沿って、少なくとも一本のハーフカット線が設けられた易開封性蓋材の製造において、該蓋材の打ち抜きとハーフカット線の形成とを同一抜き型に設けた全切り刃と半切り刃とで同時に行い、
    前記全切り刃の高さ(H 1 )と前記半切り刃の高さ(H 2 )との差(H 1 −H 2 )が、5μm以上、H 1 /2以下であって、
    前記全切り刃と前記半切り刃との境界部分には、刃の高さ(H 3 )が当該半切り刃の高さ(H 2 )よりも5〜50μm短く且つ刃幅が0.01〜2mmからなる段切り刃が形成されており、
    前記全切り刃によって前記ハーフカット線に沿って蓋を切り裂くための摘み部を形成するとともに、該摘み部とハーフカット線との境界部分に、前記段切り刃によって切り裂き起点を設ける
    ことを特徴とする易開封性蓋材の製造方法。
  6. 前記全切り刃および半切り刃は、刃物角度(θ 1 )が10〜60°であり且つ刃先厚さが0.001〜0.1mmであることを特徴とする請求項5に記載の易開封性蓋材の製造方法。
  7. 前記全切り刃または半切り刃は、刃先端角度(θ 2 )が10〜60°の刃先部分を有し、刃物角度(θ 1 )が前記刃先端角度(θ 2 )より小さく且つ5〜50°で、刃先厚さが0.001〜0.1mmであり、当該刃先部分の高さ(L 12 )が、前記全切り刃または半切り刃の高さ(L 11 )との関係において、L 11 /2>L 12 であることを特徴とする請求項5または6に記載の易開封性蓋材の製造方法。
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