JP4367356B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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本発明は、インクジェット記録装置に関し、特に、記録媒体を搬送ベルト上に載置して搬送する搬送装置に関する。
近年、ノズルからインク滴を吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、記録速度の高速化の要望から、記録媒体を搬送ベルト上に載置して搬送する搬送装置と、多数のノズルが記録媒体の搬送方向とは交差する方向に配列されたライン型の記録ヘッド(以下、ラインヘッドという)とを備えたインクジェット記録装置(以下、ライン型インクジェット記録装置という)が実用化されている。
この搬送装置では、従来、搬送ベルトに交流電圧を印加して搬送ベルトの表面に、正(プラス)の電荷密度と負(マイナス)の電荷密度とが交互に並んだ電荷密度パターンを形成し、用紙を搬送ベルトに吸着させて搬送するようにした搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2897960号公報(第4頁、第2図)
上記特許文献1に記載されている搬送装置では、帯電している搬送ベルトの正の電荷密度と負の電荷密度との境界部に着目すると、電荷が0になる部分が存在する。また、電荷が0になる部分の周囲には、正の電荷と負の電荷とが接近して存在しており、これらの電荷が影響し合って帯電が不安定となる領域が存在する。
搬送ベルトに用紙を吸着載置する際に、用紙の端部が不安定な帯電領域に重なると、用紙の端部に十分な吸着力が作用せず用紙の端部が搬送ベルトから浮いてしまい、用紙と記録ヘッドとの間隔精度が適正に維持されず、記録品質の低下を招いたり、記録ヘッドに用紙が接触してインクジェット記録装置の破損を招いたりしてしまうという未解決の課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、搬送ベルトからの浮きを抑制しつつ記録媒体を搬送することが可能なインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、静電気の作用によって無端状の搬送ベルトの外周面に吸着される記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、該記録媒体搬送手段によって搬送される前記記録媒体にノズルからインク滴を吐出して記録を行う記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置であって、前記搬送ベルトを、正極側に帯電させた正極性帯電領域と負極側に帯電させた負極性帯電領域とが前記記録媒体の搬送方向に交互に並ぶように帯電させるベルト帯電手段と、前記正極性帯電領域及び前記負極性帯電領域のいずれかの帯電領域内で、当該帯電領域の前記記録媒体の搬送方向における両端部を除いた有効帯電領域内に前記記録媒体の先端が着地するように、前記記録媒体を前記搬送ベルトに供給する記録媒体供給手段と、を備えていることを特徴とする。
この第1の発明では、搬送ベルトは、ベルト帯電手段によって正極側に帯電された正極性帯電領域と負極側に帯電された負極性帯電領域とが記録媒体の搬送方向に交互に並ぶように形成される。そして、記録媒体は、正極性帯電領域及び負極性帯電領域のいずれかの帯電領域内で、この帯電領域の搬送方向における両端部を除いた有効帯電領域内に先端が着地するように、記録媒体供給手段によって搬送ベルトに供給される。
従って、搬送ベルトの帯電電荷が0となる帯電不安定部分に記録媒体の先端が重なることなく記録媒体を搬送ベルトに吸着させることができ、記録媒体の搬送ベルトからの浮きが抑制される。
第2の発明は、第1の発明において、前記ベルト帯電手段による前記搬送ベルトの帯電開始からの経過時間を計測する計時手段を備え、前記記録媒体供給手段は、前記経過時間が、帯電開始時刻から前記搬送ベルトに形成されたN(Nは、1以上の整数)番目の前記帯電領域内の前記有効帯電領域が前記記録媒体先端の前記搬送ベルトへの着地位置に到達するまでの有効帯電領域到達時間から、前記記録媒体供給手段による前記記録媒体の供給開始時刻から前記記録媒体先端が前記着地位置に到達するまでの記録媒体到達時間を減算した記録媒体供給開始時間に達したときに、前記記録媒体を前記搬送ベルトに供給開始することを特徴とする。
この第2の発明では、計時手段が計測する経過時間に基づいて記録媒体の搬送ベルトへの供給タイミングを制御し、記録媒体の先端をN番目の有効帯電領域内に着地させるようになっている。すなわち、記録媒体は、経過時間が、有効帯電領域到達時間から記録媒体到達時間を減算した記録媒体供給開始時間に達したときに、搬送ベルトに供給される。
従って、計時手段を備えるという簡易な構成で記録媒体の先端を有効帯電領域内に正確に位置させることが可能となる。
第3の発明は、第1の発明において、前記正極性帯電領域及び前記負極性帯電領域のいずれかの帯電開始タイミングを検出する帯電開始検出手段を備え、前記記録媒体供給手段は、前記帯電開始タイミングと、前記正極性帯電領域及び前記負極性帯電領域の周期と、前記記録媒体供給手段による前記記録媒体の供給開始時刻から前記記録媒体先端が当該記録媒体先端の前記搬送ベルトへの着地位置に到達するまでの記録媒体到達時間とに基づいて、前記記録媒体を前記搬送ベルトに供給開始することを特徴とする。
この第3の発明では、記録媒体は、帯電開始タイミングと正極性帯電領域及び負極性帯電領域の周期と記録媒体到達時間とに基づいて、搬送ベルトへの供給開始タイミングが制御される。
従って、帯電開始検出手段を備えるという簡易な構成で記録媒体の先端を有効帯電領域内に正確に位置させることが可能となる。
第4の発明は、第1乃至第3のいずれか一の発明において、前記有効帯電領域は、前記帯電領域から、当該帯電領域の前記両端部より前記搬送方向でそれぞれ0.5mm幅の不安定帯電領域を除いた領域であることを特徴とする。
この第4の発明では、有効帯電領域は、この有効帯電領域が属する帯電領域の搬送方向における両端部よりそれぞれ搬送方向に0.5mmの幅に亘って不安定帯電領域が除外されている。
従って、記録媒体の先端を搬送ベルトに一層強く吸着させることが可能となる。
本発明の実施形態を、ライン型インクジェット記録装置を例に、図面に基づいて説明する。
本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置1は、平面図である図1(a)及び正面図である図1(b)に示すように、ゲートローラGRと、圧接ローラPRと、用紙搬送部CVと、記録ヘッドHDと、を備えている。なお、この図1において、X方向は、記録用紙Pの搬送方向を示し、Y方向は、X方向と直交する主走査方向を示している。
また、インクジェット記録装置1は、ブロック図である図2に示すように、給紙部KSと、搬送部駆動モーターMoと、排紙部EJと、外部機器からの記録情報を格納する記録情報格納部BFと、をさらに備えている。
ここで、上記の各構成の詳細を説明する。
記録ヘッドHDは、図1(a)及び図1(b)に示すように、ブラック色のインク滴を吐出するヘッドユニットHDK、シアン色のインク滴を吐出するヘッドユニットHDC、マゼンタ色のインク滴を吐出するヘッドユニットHDM及びイエロー色のインク滴を吐出するヘッドユニットHDYを備えて構成されている。
ここで、各ヘッドユニットHDK、HDC、HDM及びHDYに設けられているノズルの配列について説明する。
各ヘッドユニットHDK、HDC、HDM及びHDYは、記録ヘッドHDの底面図である図3に示すように、それぞれの色のインク滴を吐出するノズルNZが、Y方向に距離KYに亘って所定間隔で形成されている。この距離KYは、ノズルNZがY方向に整列して構成するノズル列の長さであり、インクジェット記録装置1のY方向における記録幅となる。
なお、この図3において、構成をわかりやすく示すため、ノズルNZの大きさを誇張して且つ個数を減じて図示している。
そして、ヘッドユニットHDK、HDC、HDM及びHDYは、X方向上流側からこの順序でそれぞれのノズル列がX方向に所定間隔で整列するように配設されている。
上記の構成を有する記録ヘッドHDは、図1(b)に示すように、用紙搬送部CV上で、図3に示す各ヘッドユニットHDK、HDC、HDM及びHDYのノズルNZが形成されている面であるノズル面を記録用紙Pの記録面PPに向けて配設されている。
なお、これらのヘッドユニットHDK、HDC、HDM及びHDYとしては、圧電素子、加熱素子等によりインクに圧力を付与してインク滴を吐出するヘッドユニットを採用することができる。
上記の構成を有する記録ヘッドHDは、図2に示すように、CPUから記録指令を受けた記録ヘッド制御部HDDによって、ヘッドユニットHDK、HDC、HDM及びHDYが個別に制御され、外部機器からの記録情報に基づいて、ノズルNZから選択的にインク滴を吐出させて記録を行う。
用紙搬送部CVは、平面図である図4(a)に示すように、搬送部駆動モーターMoから動力が伝達される駆動ローラDSと、この駆動ローラDSに平行且つ駆動ローラDSのX方向上流側に配設される従動ローラFSと、駆動ローラDS及び従動ローラFSにかけ渡される搬送ベルトVと、搬送ベルトVに電荷を供給する帯電ローラSRと、を備えている。
ここで、駆動ローラDS及び従動ローラFSは、図示しないが、軸受によって筐体に回転可能に保持されている。
また、従動ローラFSは、図示しないが、駆動ローラDSとの間にかけ渡される搬送ベルトVに緩みが発生しないように張力を付与するため、X方向上流方向に力が付与されている。
帯電ローラSRは、用紙搬送部CVの正面図である図4(b)に示すように、グランドに接続されている従動ローラFSに、搬送ベルトVを挟んで且つ搬送ベルトVに当接するように対向して配設され、交流電圧を発生するベルト帯電電源PSに接続されている。
このベルト帯電電源PSは、図2に示すように、CPUから帯電指令を受けた帯電電源制御部PSDによって、搬送ベルトVへの電圧印加が制御される。
ここで、搬送ベルトVは、後述する搬送部駆動モーターMoからの動力によって、図4(b)で見て反時計方向に回転駆動され、搬送ベルトVの回転速度が所定の速度に維持されると、ベルト帯電電源PSから帯電ローラSRを介して交流電圧が印加される。この交流電圧が印加されると、搬送ベルトVは、図4(a)に示すように、正極側に帯電された正極性帯電領域PA及び負極側に帯電された負極性帯電領域NAがX方向に所定間隔で交互に並ぶように形成される。
そして、正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAが交互に形成されて帯電された搬送ベルトVには、記録用紙Pを吸着する吸着力が発生する。
搬送部駆動モーターMoは、図2に示すように、CPUから搬送部駆動指令を受けたモーター制御部MDによって駆動が制御され、用紙搬送部CVを駆動する。そして、用紙搬送部CVは、搬送ベルトVが搬送部駆動モーターMoの動力によって、図1(b)で見て反時計方向に回転され、搬送ベルトV上に吸着載置された記録用紙Pを搬送方向であるX方向に搬送する。
また、用紙搬送部CVは、図4(a)及び図4(b)に示すように、搬送ベルトVの回転の原点基準となるインデックス信号を出力するインデックスセンサISを備えている。
このインデックスセンサISは、例えば、フォトインタラプタ等の発光素子及び受光素子を備えた光学式センサで構成され、図2に示すセンサ制御部SDによって制御される。そして、インデックスセンサISは、図4(a)に示すように、搬送ベルトVの一側縁に凸形状に設けられているインデックス部IDが発光素子及び受光素子間の光軸を遮ると、出力電圧を変化させる。インデックス信号は、この出力電圧の変化を利用するものであり、記録用紙Pを用紙搬送部CVへ供給するタイミングを計るきっかけとなる。
給紙部KSは、図2に示すように、CPUから給紙指令を受けた給紙制御部KSDによって動作が制御され、記録用紙Pが格納されている図示しない用紙カセット、用紙トレイ等から記録用紙Pを1枚ずつ後述するゲートローラGRに供給する。
ゲートローラGRは、図1(a)及び(b)に示すように、用紙搬送部CVのX方向上流側に配設され、互いに外周を接し合って回転する一対のローラを備えて構成されている。このゲートローラGRは、給紙部KSによって記録用紙Pが一対のローラ間に突き当てられるように供給されると、この記録用紙PのX方向に対する傾き及びY方向の位置ずれを矯正するスキュー補正を行う。
そして、このゲートローラGRは、図2に示すように、所定のタイミングでCPUから用紙供給指令を受けたゲートローラ制御部GRDによって駆動が制御され、スキュー補正を行った記録用紙Pを用紙搬送部CVに供給する。
ここで、インクジェット記録装置1は、図1(a)及び(b)に示すように、用紙搬送部CV上に、搬送ベルトVを挟んで従動ローラFSに対向する位置で、搬送ベルトVに当接する圧接ローラPRを備えている。
この圧接ローラPRは、図1(a)及び(b)に示すように、圧接ローラPRの外周と搬送ベルトVとの間に記録用紙Pを挟んで回転することによって、記録用紙Pの搬送ベルトVへの密着性を高めるために設けられている。
図2に示す排紙部EJは、用紙搬送部CVのX方向下流側に配設され、CPUから排紙指令を受けた排紙制御部EJDによって駆動が制御され、搬送ベルトVによって搬送されてきた記録用紙Pをインクジェット記録装置1外へ排出する。
上述した構成を有するインクジェット記録装置1は、図1(a)及び(b)に示すように、搬送ベルトV上に吸着載置されて記録ヘッドHD下をX方向に搬送される記録用紙Pの記録面PPに向けてインク滴を吐出させて記録を行う。
ここで、搬送ベルトVに印加する電圧と記録用紙Pに作用する吸着力との関係について説明する。
図5は、図4(a)中のA部詳細を示す図であり、搬送ベルトVに形成される正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAをベルト帯電電源PSから帯電ローラSRを介して印加される電圧波形とともに示したものである。
搬送ベルトVは、図5に示すように、搬送速度が所定の速度に達してこの所定の速度が維持された状態で、電圧波形VWのS点でベルト帯電電源PSから電圧の印加が開始される。
また、ベルト帯電電源PSは、電圧波形VWが、図5に示すように、矩形電圧波形であり、電圧Vcと電圧−Vcとを所定周期で交互に発生する。つまり、搬送ベルトVは、所定の搬送速度に保たれた状態で帯電ローラSRを介して電圧Vcと電圧−Vcとが所定周期で交互に印加される。
従って、搬送ベルトVは、図5に示すように、搬送速度及び矩形状の電圧波形VWの周期に応じた間隔CP(以下、帯電ピッチCPと呼ぶ)で正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAが交互に形成される。
ここで、インクジェット記録装置1において、帯電ピッチCPを種々の値に変化させたときの記録品質の差異を確認する記録実験の中で、図1(a)に示す記録用紙Pの先端PHが正極性帯電領域PAと負極性帯電領域NAとの境界部に重なるように記録用紙Pを搬送ベルトVに吸着させると、先端PHの搬送ベルトVからの浮きが発生しやすいことが確認された。
これは、正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAにおける帯電状態を帯電量の波形とともに模式的に示す図である図6に示すように、正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAのそれぞれのX方向における帯電領域境界部BDの正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAのそれぞれの内側周辺に、帯電が不安定な領域IM(以下、不安定帯電領域IMと呼ぶ)が存在するためであると考えられる。なお、この図6において、不安定帯電領域IMをわかりやすく示すため、不安定帯電領域IMにハッチングを施して図示した。また、図6中の符号SAは、帯電が安定な領域(以下、有効帯電領域SAと呼ぶ)を示す。
そこで、帯電ピッチCPを種々の値に変化させたときの記録用紙Pの搬送ベルトVへの吸着力の変化から、不安定帯電領域IMのX方向における距離NSを算出した。
ここで、記録用紙Pの搬送ベルトVへの吸着力Fは、図7に示すように、記録用紙PをX方向に100mmだけ搬送ベルトVに吸着載置させ、この記録用紙Pをばね秤で図中F方向に引っ張ることによって測定される。このとき、ばね秤で計測される最大荷重を吸着力Fの値とした。また、種々の値に変化させる帯電ピッチCPがいずれの値のときでも、同一サイズの記録用紙Pを用いて、搬送ベルトVに吸着される記録用紙Pの吸着面積を統一した。
上記の測定方法で、帯電ピッチCPの値が6.7mm、4.0mm、2.9mm及び2.0mmのそれぞれの場合について測定した吸着力Fを下記表1に示す。なお、吸着力Fの測定に用いた搬送ベルトVは、材質がPET(ポリエチレンテレフタレート)で、厚みが0.15mmのものを用いた。
Figure 0004367356
なお、表1における吸着力比は、帯電ピッチCPの値が6.7mmのときの吸着力Fの値すなわち8.428Nに対する各吸着力Fの値の比を示している。これらの吸着力比を帯電ピッチCPの値ごとにグラフにプロットすると、図8に示すように、吸着力比が帯電ピッチCPの値の減少とともに小さくなっていることがわかる。
これは、帯電ピッチCPの値の減少とともに吸着力Fの値も減少することを意味し、帯電ピッチCPの値の減少とともに、同一の吸着面積中に不安定帯電領域IMが占める割合が大きくなっていくためであると考えられる。
従って、上記表1に示す吸着力比から、図6に示す不安定帯電領域IMのX方向における距離NSを算出することができる。
搬送ベルトVが不安定帯電領域IMの存在しない理想的な帯電状態である場合の正極性帯電領域PAにおける帯電量をQidとすると、このQidは、図6中の帯電量の波形の拡大図である図9に二点鎖線で示すように、帯電量qと帯電ピッチCPとの積で表される。すなわち、Qidは、下記(1)式より算出される。
Qid=q×CP…(1)
また、搬送ベルトVが不安定帯電領域IMの存在する帯電状態である場合には、正極性帯電領域PAにおける帯電量をQacとすると、このQacは、図9に実線で示すように、帯電量qと有効帯電領域SAのX方向における距離LSとの積で表される。すなわち、Qacは、下記(2)式より算出される。
Qac=q×LS=q×(CP−2×NS)…(2)
ここで、Qidに対するQacの比をQraとすると、Qraは、下記(3)式より算出される。
Qra=Qac/Qid=1−2×NS/CP…(3)
このQraは、不安定帯電領域IMが存在しない場合の吸着力に対する不安定帯電領域IMが存在する場合の吸着力Fの比に同等となる。上記(3)式のCPに帯電ピッチCPの値6.7mm、4.0mm、2.9mm及び2.0mmを入力し、帯電ピッチCPごとにQraを整理すると、下記表2に示す(4)〜(7)式が得られる。
Figure 0004367356
ここで、(4)式に対する(5)式の比が、下記(8)式に示すように、前述した表1に示す吸着力Fの測定結果から得られた吸着力比である0.895という値に同等であることに着目する。なお、ここでは、NSの値が帯電ピッチCPの値にかかわらず一定であると仮定する。
(1−2×NS/4.0)/(1−2×NS/6.7)=0.895…(8)
従って、上記(8)式を展開すると、NSの値が約0.5mmとなる。
上記の方法で算出された0.5mmというNSの値の妥当性を評価した結果を以下に説明する。
NSの値を0.5mmとしたときに、(8)式に基づいて算出した吸着力比を下記表3に示す。
Figure 0004367356
上記表3の吸着力比(計算値)を、表1に示す吸着力Fの測定結果から得られた吸着力比(実測値)とともに、帯電ピッチCPの値ごとにグラフにプロットすると、図10に示すように、計算値が実測値に近似していることがわかる。従って、不安定帯電領域IMのX方向における距離NSの0.5mmという値は、妥当性が確認された。
上述したインクジェット記録装置1では、記録用紙Pは、図1(a)に示す先端PHが正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAのいずれかの有効帯電領域SA内に位置するように、搬送ベルトVに吸着載置される。
このインクジェット記録装置1における記録の動作について、以下に説明する。
インクジェット記録装置1は、外部機器から記録情報及び記録指令を受けると、図2に示すCPUが図11に示す記録処理を開始することによって記録の動作が開始される。
この記録処理では、まず、ステップS1において、モーター制御部MDに搬送部駆動指令を出力し、搬送ベルトVが図1(b)で見て反時計方向に回転するように搬送部駆動モーターMoを駆動させてステップS2に移行する。
このステップS2において、給紙制御部KSDに給紙指令を出力し、給紙部KSに記録用紙PをゲートローラGRへ供給させてステップS3に移行する。
このステップS3において、搬送ベルトVの搬送速度が一定になったか否かを判定し、一定になった(YES)と判定されると、ステップS4に移行し、一定になっていない(NO)と判定されると、搬送速度が一定になるまで待機する。
ステップS4において、インデックス信号が入力されたか否かを判定し、入力された(YES)と判定されると、ステップS5に移行し、入力されていない(NO)と判定されると、インデックス信号が入力されるまで待機する。
ステップS5において、帯電電源制御部PSDに帯電指令を出力し、ベルト帯電電源PSから交流電圧を発生させてステップS6に移行する。
このステップS6において、図2に示すCPUが備えているタイマーTmを起動して時間Tpの計測を開始し、ステップS7に移行する。
このステップS7において、ゲートローラGRが記録用紙Pの搬送ベルトVへの供給を開始するタイミングである用紙供給タイミングTsを算出し、ステップS8に移行する。
ここで、用紙供給タイミングTsは、下記(9)式に基づいて算出される。
Ts=Ta−Tr…(9)
上記(9)式において、Taは、正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAのいずれかの有効帯電領域SAが、図1(a)に示す記録用紙Pの先端PHが搬送ベルトV上に着地する着地位置LPに到達する時間(以下、有効帯電領域到達時間Taと呼ぶ)であり、下記(10)式に基づいて算出される。
また、Trは、ゲートローラGRによって用紙搬送部CVへ送り出される記録用紙Pが、ゲートローラGRから着地位置LPに到達するまでにかかる時間(以下、用紙到達時間Trと呼ぶ)である。
Ta=(Lc+CP/2+CP×(N−1))/Sv…(10)
上記(10)式において、Lcは、図4(b)中のB部の拡大図である図12に示すように、帯電ローラSRと搬送ベルトVとの接点CNから着地位置LPまでの反時計方向における搬送ベルトVの外周の長さであり、CPは、帯電ピッチCPの値であり、Svは、記録用紙PのX方向における搬送速度である。
また、Nは、正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAが交互に形成される帯電パターンにおいて、記録用紙Pの先端PHを何番目の帯電領域内に位置させるかを示す変数であり、1以上の任意の整数を採用することができる。例えば、このNの値が“1”である場合、正極性帯電領域PAが最初に形成される帯電パターンを有するインクジェット記録装置1では、1番目の帯電領域である正極性帯電領域PA内に先端PHを位置させることを示し、Nの値が“2”である場合、2番目の帯電領域である負極性帯電領域NA内に先端PHを位置させることを示す。
ここで、上記(10)式において、CP/2の値を加算しているのは、記録用紙Pの先端PHを有効帯電領域SAのX方向における中央部に位置させるためである。
ステップS8において、タイマーTmによって計測される時間Tpが用紙供給タイミングTsに達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS9に移行し、達していない(NO)と判定されると、用紙供給タイミングTsに達するまで待機する。
ステップS9において、ゲートローラ制御部GRDに用紙供給指令を出力し、ゲートローラGRに記録用紙Pを搬送ベルトVへ供給させてステップS10に移行する。
このステップS10において、計測時間Tpが所定時間Tkに達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS11に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間Tkに達するまで待機する。
ステップS11において、記録ヘッド制御部HDDにブラック記録指令を出力し、ブラック色のインク滴を吐出するヘッドユニットHDKに、記録情報に基づく記録を開始させてステップS12に移行する。
このステップS12において、計測時間Tpが所定時間Tcに達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS13に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間Tcに達するまで待機する。
ステップS13において、記録ヘッド制御部HDDにシアン記録指令を出力し、シアン色のインク滴を吐出するヘッドユニットHDCに、記録情報に基づく記録を開始させてステップS14に移行する。
このステップS14において、計測時間Tpが所定時間Tzに達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS15に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間Tzに達するまで待機する。
ステップS15において、記録ヘッド制御部HDDにマゼンタ記録指令を出力し、マゼンタ色のインク滴を吐出するヘッドユニットHDMに、記録情報に基づく記録を開始させてステップS16に移行する。
このステップS16において、計測時間Tpが所定時間Tyに達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS17に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間Tyに達するまで待機する。
ステップS17において、記録ヘッド制御部HDDにイエロー記録指令を出力し、イエロー色のインク滴を吐出するヘッドユニットHDYに、記録情報に基づく記録を開始させてステップS18に移行する。
このステップS18において、タイマーTmをリセットしてステップS19に移行する。
このステップS19において、排紙制御部EJDに排紙指令を出力し、排紙部EJに記録が終了した記録用紙Pをインクジェット記録装置1外へ排出させてステップS20に移行する。
このステップS20において、記録情報のすべてに対する記録が終了したか否かを判定し、終了した(YES)と判定されると、処理を終了し、終了していない(NO)と判定されると、ステップS2に移行する。
なお、本実施形態において、用紙搬送部CVが記録媒体搬送手段に対応し、ベルト帯電電源PS及び帯電ローラSRがベルト帯電手段に対応し、ゲートローラGR並びにステップS7及びS8の処理が記録媒体供給手段に対応し、帯電領域境界部BDが帯電領域の搬送方向における端部に対応し、タイマーTmが計時手段に対応し、用紙到達時間Trが記録媒体到達時間に対応し、用紙供給タイミングTsが記録媒体供給開始時間に対応している。
本実施形態のインクジェット記録装置1では、搬送ベルトVは、ベルト帯電電源PS及び帯電ローラSRによって、正極性帯電領域PAと負極性帯電領域NAとが記録用紙Pの搬送方向であるX方向に交互に並ぶように帯電される。そして、記録用紙Pは、先端PHが正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAのいずれかの有効帯電領域SA内に位置するように、ゲートローラGRによって搬送ベルトVに供給される。
つまり、記録用紙Pは、先端PHが正極性帯電領域PAと負極性帯電領域NAとの境界部に重なることなく搬送ベルトVに吸着載置される。従って、記録用紙Pの先端PHが搬送ベルトVから浮いてしまうことを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAのそれぞれの帯電領域に、帯電領域境界部BDから0.5mm内側の範囲が不安定帯電領域IMとして設定されている。そして、記録用紙Pは、帯電領域から不安定帯電領域IMを除いた有効帯電領域SA内に位置するように、搬送ベルトVに吸着載置される。
従って、記録用紙Pの先端PHを一層強く搬送ベルトVに吸着させることが可能となる。
なお、本実施形態では、搬送ベルトVへの帯電において、正極性帯電領域PAを最初に形成するようにしたが、正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAの形成順序はこれに限定されず、負極性帯電領域NAを最初に形成するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ベルト帯電電源PSの電圧波形VWを矩形波としたが、波形はこれに限定されず、台形波や正弦波等、任意の波形で構わない。
また、本実施形態では、図11に示す記録処理において、用紙供給タイミングTsを記録処理が実施されるごとに算出するようにしたが、これに限定されず、用紙供給タイミングTsを定数として設定しておくようにしてもよい。これにより、用紙供給タイミングTsの算出にかかる時間を省略することができるとともに、CPUの記録処理にかかる負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、有効帯電領域到達時間Taの算出式である(10)式において、CP/2という値を加算して記録用紙Pの先端PHを有効帯電領域SAのX方向における中央部に位置させるようにしたが、これに限定されず、先端PHを位置させる場所は有効帯電領域SA内の任意の場所でよく、これに応じて加算する値を、0.5を超え(CP−0.5)未満の範囲で変えればよい。
また、本実施形態では、ベルト帯電電源PSによる搬送ベルトVへの電圧印加の開始とともにタイマーTmによる時間Tpの計測を開始し、この時間Tpが、(9)式及び(10)式より算出される用紙供給タイミングTsに達したときに、ゲートローラGRが搬送ベルトVに記録用紙Pの供給を開始するようにしたが、これに限定されず、正極性帯電領域PA及び負極性帯電領域NAのいずれかの帯電開始タイミングを検出し、この帯電開始タイミングからの計測時間が、下記(11)式より算出される有効帯電領域到達時間Ta2から用紙到達時間Trを減算した用紙供給タイミングTs2に達したときに、ゲートローラGRが搬送ベルトVに記録用紙Pの供給を開始するようにしてもよい。
Ts2=Ta2−Tr=Lc/Sv+(n−1)×Pd+Pd/2−Tr…(11)
ここで、nは、記録用紙Pの先端PHを帯電開始タイミングが検出されてから何番目の帯電領域内に位置させるかを示す変数であり、1以上の任意の整数を採用することができる。また、Pdは、搬送ベルトVに交互に形成される正極性帯電領域PAと負極性帯電領域NAとの周期である。
このとき、帯電開始タイミングは、例えば、図5に示す電圧波形VWの立ち上がり又は立ち下がりを検出することによって検出される。
また、本実施形態では、ブラック色、シアン色、マゼンタ色及びイエロー色の記録を行う4種類のヘッドユニットHDK、HDC、HDM及びHDYを備えたライン型インクジェット記録装置を例に説明したが、これに限定されず、これにライトシアン色及びライトマゼンタ色を加えた6種類等、任意の種類のヘッドユニットを備える構成とすることができる。
また、本実施形態では、記録ヘッドHDを、ノズルNZの配列方向をY方向に向けて配設するようにしたが、これに限定されず、X方向と交差する任意の方向に向けて配設するようにしてもよい。この場合、記録用紙Pの搬送方向から見たノズルピッチを短く設定することができ、Y方向における記録解像度を高めることが可能となる。
また、記録媒体は記録用紙Pに限らず、インク滴が付着してドットを形成できるものであれば、任意の記録媒体を適用することができる。
また、本実施形態では、用紙搬送部CVをライン型インクジェット記録装置に適用した例を説明したが、これに限定されず、記録ヘッドを記録用紙Pの搬送方向に直交するY方向に走査させながら記録を行うシリアル型インクジェット記録装置に適用することもできる。
本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の主要構成を示す外観図。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の主要部の制御のつながりを示すブロック図。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の記録ヘッドの構成を説明する図。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の用紙搬送部を説明する図。 図4中のA部詳細を搬送ベルトに印加される電圧波形とともに示す図。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の搬送ベルトの帯電状態を説明する図。 記録用紙の搬送ベルトへの吸着力の測定方法を説明する図。 吸着力の測定結果から得られた吸着力比を帯電ピッチごとに示す図。 図6中の帯電量の波形を示す拡大図。 吸着力比の計算値と実測値とを比較する図。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の記録処理の流れを説明する図。 図4(b)中のB部を示す拡大図。
符号の説明
1…インクジェット記録装置、HD…記録ヘッド、CV…用紙搬送部、V…搬送ベルト、PS…ベルト帯電電源、SR…帯電ローラ、GR…ゲートローラ、PA…正極性帯電領域、NA…負極性帯電領域、SA…有効帯電領域、Tm…タイマー

Claims (3)

  1. 静電気の作用によって無端状の搬送ベルトの外周面に吸着される記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、該記録媒体搬送手段によって搬送される前記記録媒体にノズルからインク滴を吐出して記録を行う記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置であって、
    前記搬送ベルトを、正極側に帯電させた正極性帯電領域と負極側に帯電させた負極性帯電領域とが前記記録媒体の搬送方向に交互に並ぶように帯電させるベルト帯電手段と、
    前記正極性帯電領域及び前記負極性帯電領域のいずれかの帯電領域内で、当該帯電領域の前記記録媒体の搬送方向における両端部を除いた有効帯電領域内に前記記録媒体の先端が着地するように、前記記録媒体を前記搬送ベルトに供給する記録媒体供給手段と、
    前記ベルト帯電手段による前記搬送ベルトの帯電開始からの経過時間を計測する計時手段を備え、
    前記記録媒体供給手段は、前記経過時間が、帯電開始時刻から前記搬送ベルトに形成されたN(Nは、1以上の整数)番目の前記帯電領域内の前記有効帯電領域が前記記録媒体先端の前記搬送ベルトへの着地位置に到達するまでの有効帯電領域到達時間から、前記記録媒体供給手段による前記記録媒体の供給開始時刻から前記記録媒体先端が前記着地位置に到達するまでの記録媒体到達時間を減算した記録媒体供給開始時間に達したときに、前記記録媒体を前記搬送ベルトに供給開始することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 静電気の作用によって無端状の搬送ベルトの外周面に吸着される記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、該記録媒体搬送手段によって搬送される前記記録媒体にノズルからインク滴を吐出して記録を行う記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置であって、
    前記搬送ベルトを、正極側に帯電させた正極性帯電領域と負極側に帯電させた負極性帯電領域とが前記記録媒体の搬送方向に交互に並ぶように帯電させるベルト帯電手段と、
    前記正極性帯電領域及び前記負極性帯電領域のいずれかの帯電領域内で、当該帯電領域の前記記録媒体の搬送方向における両端部を除いた有効帯電領域内に前記記録媒体の先端が着地するように、前記記録媒体を前記搬送ベルトに供給する記録媒体供給手段と、
    前記正極性帯電領域及び前記負極性帯電領域のいずれかの帯電開始タイミングを検出する帯電開始検出手段を備え、
    前記記録媒体供給手段は、前記帯電開始タイミングと、
    前記正極性帯電領域及び前記負極性帯電領域の周期と、前記記録媒体供給手段による前記記録媒体の供給開始時刻から前記記録媒体先端が当該記録媒体先端の前記搬送ベルトへの着地位置に到達するまでの記録媒体到達時間とに基づいて、前記記録媒体を前記搬送ベルトに供給開始することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 前記有効帯電領域は、前記帯電領域から、当該帯電領域の前記両端部より前記搬送方向でそれぞれ0.5mm幅の不安定帯電領域を除いた領域であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
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