JP2007210725A - スケールパターン付きベルト、これを用いた搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遮光性又は光反射性を有する抵抗層101と、抵抗層101の外周側に積層される光透過性を有する誘電層102との積層構造で搬送ベルト43を形成し、帯電ローラ46により誘電層102を帯電させて記録用紙Pを静電吸着する。このとき、前記抵抗層101を、前記誘電層102を帯電させるための電極領域101aとスケールパターン101bとで構成し、抵抗層101の一部にスケールパターン101bを形成することでスケールパターン101bを搬送ベルト43と一体に形成し、このスケールパターン101bを用いて、搬送ベルト43の移動状況、つまり記録用紙Pの位置を検出する。
【選択図】図3
Description
これを回避するために、例えば、特許文献1に記載されているように、静電吸着力を発生させるための櫛歯状に形成された電極をスケールパターンとして利用し、搬送ベルト自体にスケールパターンを形成することにより、搬送ベルトとスケールパターンとの間の位置ずれを回避するようにした方法が提案されている。
しかしながら、上述のように、櫛歯状に形成された櫛歯電極をスケールパターンとして利用する場合、前記櫛歯電極は、数ミリ幅の間隔で形成されているため、数ミリ単位でのタイミングしか発生することができない。これに対し、インク滴の吐出タイミングは数十ミクロン単位であるため、前記櫛歯電極をスケールパターンとして利用することは精度の点で不十分である。櫛歯電極を数十ミクロン幅の間隔で形成すればスケールパターンとして利用することが可能ではあるが、この場合には、静電吸着力が弱くなるため、逆に記録用紙を確実に保持することが困難となる。
そこで、この発明は上記従来の未解決の問題に着目してなされたものであり、ベルトの移動状況を高精度に検出することの可能なスケールパターン付きベルト、これを用いた搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的としている。
上記構成によれば、スケールパターン付きベルトを形成する抵抗層と誘電層との積層構造において、その抵抗層の一部分に前記スケールパターンを形成したから、前記スケールパターン付きベルトと一体にスケールパターンが形成されることになって、このスケールパターン付きベルトをローラで張設支持した場合であってもスケールパターン付きベルトとスケールパターンとの間に位置ずれが生じることはなく、スケールパターン付きベルトの移動状況を高精度に検出することができる。
上記構成によれば、抵抗層の、誘電層とは反対側の面に、抵抗層を保護するための保護層を形成したから、前記静電吸着力を発生させる際の電極として作用する抵抗層の耐久性を向上させることができる。
上記構成によれば、誘電層は光透過性を有するから、前記抵抗層を、遮光性又は光反射性を有する材質で形成することにより、前記抵抗層の一部分に形成されたスケールパターンを、光学センサにより容易に検出することができる。
上記構成によれば、前記請求項1から請求項3の何れか1項に記載のスケールパターン付きベルトを、搬送物体を搬送するための搬送ベルトに適用したから、搬送ベルトの移動状況を高精度に検出することができ、すなわち、この搬送物体の移動状況を高精度に検出することができる。
図1は、本発明を適用したインクジェットプリンタの概略構成を示す側面図である。
このインクジェットプリンタ1は、図1に示すように、記録用紙Pを一枚ずつ給紙する給紙装置2と、インクジェット方式で印刷を行う記録ヘッド3と、給紙装置2により給紙された記録用紙Pを前記記録ヘッド3の下部近傍を通過して搬送する搬送装置4と、搬送装置4で搬送された記録用紙Pを排出する排紙装置5と、これら各装置を制御する制御装置6とを備えている。
なお、搬送ベルト43への帯電方法はこれに限るものではなく、例えば、図2に示すように、図1の紙押さえローラ47として、低抵抗性のローラで形成されグランドに接地された給電ローラ47aを用い、帯電ローラ46によって搬送ベルト43をDC帯電し、搬送ベルト43の外周面に静電吸着力を発生させるようにしてもよい。また、帯電ローラに限らず、コロトロン、或いはスコロトロン等のコロナ放電による帯電手段によって、静電吸着力を発生させるようにしてもよく、搬送ベルト43に静電吸着力を発生させることができればどのような帯電手段であっても適用することができる。
図3(b)に示すように、搬送ベルト43は、抵抗層101と誘電層102との積層構造で形成され、前記抵抗層101は、前記誘電層102に帯電領域を形成する際の電極となる電極領域101aと、搬送ベルト43の一方の側方端部に形成されるスケールパターン101bとから構成される。つまり、抵抗層101の一部にスケールパターン101bが形成され、スケールパターンが一体に形成された搬送ベルトであって、抵抗層101が内周側となり、誘電層102の外周面に帯電領域が形成されるように構成される。なお、前記電極領域101aは、少なくとも、インクジェットプリンタ1で印刷可能な最大幅の記録用紙と対向する領域に形成される。
また、光学センサ8として、搬送ベルト43の外周面又は内周面側に発光素子及び受光素子を設け、スケールパターン101b部分で反射された反射光の受光状況に基づいてスケールパターン101bを検出する反射型の光学センサを使用する場合には、前記抵抗層101として、光反射性を有し、且つ、中〜低抵抗性を有する材質を使用すればよく、具体的には、Al、Au、Ag、Fe、Ni、Pd、Pt等の金属を使用すればよい。
なお、上記実施の形態においては、搬送ベルト43を抵抗層101と誘電層102との積層構造で形成した場合について説明したがこれに限るものではない。図4に示すように、抵抗層101の誘電層102とは反対側に樹脂コート層(保護層)103を形成し、樹脂コート層103、抵抗層101及び誘伝送102がこの順に積層された積層構造から搬送ベルト43を形成してもよい。つまり、金属電極として作用する抵抗層101が露出しているとその耐久性が低下するため、光透過性を有し且つ低抵抗の樹脂コート層103を形成することで、抵抗層101の耐久性を向上させることができる。
また、上記実施の形態においては、プリンタに適用した場合について説明したが、これに限るものではなく、コピー機等、静電吸着方式の搬送ベルトを用いて記録を行うようにした、画像形成装置等であっても適用することも可能である。また、用紙を搬送する場合に限るものではなくシート状の物体を搬送する場合であっても適用することができ、要は、静電吸着方式の搬送ベルトを用いて、シート状の物体等を搬送する搬送装置であれば適用することができる。
なお、上記実施の形態において、光学センサ8がスケールパターン検出手段に対応し、制御装置6が記録タイミング決定手段に対応し、記録ヘッド3が記録手段に対応している。
Claims (5)
- 抵抗層と誘電層との積層構造を有し且つ長手方向に沿ってスケールパターンが形成された、静電吸着力を発生可能なスケールパターン付きベルトにおいて、
前記抵抗層の一部分に前記スケールパターンを形成したことを特徴とするスケールパターン付きベルト。 - 前記抵抗層の、前記誘電層とは反対側の面に、前記抵抗層を保護するための保護層を形成したことを特徴とする請求項1記載のスケールパターン付きベルト。
- 前記誘電層は、光透過性を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスケールパターン付きベルト。
- 前記請求項1から請求項3の何れか1項に記載のスケールパターン付きベルトを、搬送物体を搬送するための搬送ベルトに適用したことを特徴とする搬送装置。
- 前記請求項4記載の搬送装置を、記録媒体を搬送する搬送装置として用い、当該搬送装置により搬送される前記記録媒体に対し、所定のタイミングで画像を記録する画像形成装置であって、
前記搬送ベルトに形成された前記スケールパターンを検出するスケールパターン検出手段と、
当該スケールパターン検出手段で検出されたスケールパターンに基づいて前記記録媒体への画像の記録タイミングを決定する記録タイミング決定手段と、
当該記録タイミング決定手段で決定した記録タイミングで前記記録媒体への記録を行う記録手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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