JP2006321050A - シート材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気を挟み込むことなく搬送ベルトをプラテンに確実に吸着させることができ、所定面積の平面を維持しながらシート材を高精度で搬送することができるシート材搬送装置及び画像記録装置を提供する。
【解決手段】電気力によりシート材Pを吸着して搬送する搬送ベルト31と、搬送ベルトを摺動可能に支持して所定範囲の平面精度を維持するプラテン10と、を備え、電気力が発生することで搬送ベルトをプラテンに吸着するシート材搬送装置において、プラテンの搬送方向上流側の端縁は、搬送ベルトの移動に伴って該搬送ベルトと該プラテンとの摺動面積が徐々に増加するような形状を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気力によりシート材を搬送ベルトに吸着して搬送するシート材搬送装置及び該シート材搬送装置を用いる画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置は、画像情報に基づいて紙やプラスチック薄板等のシート材(記録媒体)にドットパターンからなる画像を形成していく。この画像形成装置は、記録方式により、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けることができ、そのうちのインクジェット式は記録ヘッドから記録紙等のシート材へインクを吐出して画像を形成するように構成される。このインクジェット式の画像形成装置は、記録ヘッドのコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速に記録することができ、ランニングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有している。中でも、紙幅方向に多数の吐出口を配列したラインタイプの記録ヘッドを使用したフルライン型の記録装置は、記録の一層の高速化が可能である。
画像形成装置においては、シート材をカセットなどの給紙部から画像形成部(記録部)を通して排紙部まで搬送する必要がある。その場合、シート材の搬送は、給紙された後、画像を形成して排紙するまで常に一定のタイミングで制御される。そのうち、給紙から画像形成までは、シート材上の画像形成位置に影響するので、特に正確な搬送が要求される。また、画像形成中では、シート材の搬送速度が一定でないと画像の倍率にズレが生じ、画像の伸び縮みが生じてしまう。特に、カラー用など複数の記録ヘッドを用いる画像形成装置の場合には、それぞれの画像形成部で記録される画像間にズレが生じてしまう。このズレは、カラー画像形成装置の場合は色ズレとなって現れ、画像欠陥の原因となる。このような不具合を防止するため、精度よく制御された搬送手段の搬送力をシート材に対して正確に伝達することが必要である。
このような点を考慮に入れた搬送系として、無端ベルト(エンドレスベルト)を使用し、静電吸着によりシート材を該無端ベルトに密着させる方式の搬送装置が提案されている。この静電吸着によるベルト式搬送装置にあっては、特に複数の記録ヘッド(画像形成手段)を使用するカラー画像形成装置などの場合、各記録ヘッドの画像形成位置を正確にするために、ベルトの搬送速度を精密に保つ必要がある。それに加えて、搬送部材(ベルトやドラムなど)上でシート材をずれたり浮いたりしないように密着させておく必要がある。
ところが、カラー用画像形成装置のように、搬送方向に交差する方向に延在するように配置された長尺のフルラインタイプの記録ヘッドを複数個使用する画像形成装置においては、最も上流側位置の記録ヘッドから最も下流側位置の記録ヘッドまでの距離がかなり長くなってしまうため、記録領域においてシート材のばたつきが発生し、記録画像の乱れやジャムなどが発生することがある。そこで、シート材が浮き上がらないよう下方へ付勢する規制手段として、上記のように搬送ベルトに設けた電極に電圧を印加して電気力を発生させることでシート材を搬送ベルトに吸着させる方法が採られている。なお、その他に、帯電吸着法によりシート材を搬送ベルトに吸着させる方法、あるいは、圧力制御室を設けファンにより圧力を制御してシート材を搬送ベルト上吸引する方法も提案されている。
前記の、搬送ベルトに設けた電極(吸着力発生手段)に電荷を与えて静電気力を発生させることでシート材を吸着させるシート材搬送装置においては、給紙装置から給送されてきたシート材は、記録領域において搬送ベルトに設けられた上記のような静電吸着手段(導電性の電極)によって搬送ベルトに吸着された状態のもとで記録ヘッドによって記録されながら搬送される。このための代表的な構成は特開2000−247476及び特開2000−60168に記載されている。
特開2000−247476 特開2000−60168
上記のような従来技術においては、下記に述べるような解決すべき技術的課題があった。図11は搬送ベルトを用いるシート材搬送装置の従来技術に係る不具合を模式的に示す説明図である。
シート材を静電吸着してインクジェット記録方式のように非接触記録を行う画像形成装置においては、記録ヘッドの高密度実装によりさらなる高精細記録の技術が加速される一方で、記録ヘッドの大型化が進行している。また、記録ヘッドの搭載本数を増やすことによる階調性の向上も求められている。そのため、記録媒体であるシート材については、各記録ヘッドの直下での平面性の維持だけでなく、広範囲での平面性の維持が求められている。
しかしながら、従来技術においては、図11に示すように、記録ヘッドと対向配置されるプラテンの大きさを搬送方向に大きくすると、一定の張力を付与されてけん架(回し架け)されている搬送ベルトには搬送方向と交差する方向に波打ちが発生する。そして、この波打ち状態で搬送ベルトがプラテンに摺動すると、該搬送ベルトは該プラテンとの間に生じる吸着力によって吸引されるが、波打ちの影響で両者の間に空気を一緒に引き込むことから、搬送ベルトに吸着されない部分が発生して浮きが生じる。一方、上記張力を減少させると浮きは軽減されるが、搬送ベルトの滑りが生じやすくなり、高精度な搬送が難しくなる。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、空気を挟み込むことなく搬送ベルトをプラテンに確実に吸着させることができ、所定面積の平面を維持しながらシート材を高精度で搬送することができるシート材搬送装置及び画像記録装置を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するため、電気力によりシート材を吸着して搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの裏面を摺動可能に支持することで該搬送ベルトの所定範囲の平面精度を維持するためのプラテンと、を備え、前記電気力が発生することで前記搬送ベルトを前記プラテンに吸引する吸着力を発生するシート材搬送装置において、前記プラテンの搬送方向上流側の端縁は、前記搬送ベルトの移動に伴って該搬送ベルトと該プラテンとの摺動面積が徐々に増加するような形状を有することを特徴とする。
本発明によれば、プラテンの搬送方向上流側の端縁は、搬送ベルトの移動に伴って該搬送ベルトと該プラテンとの摺動面積が徐々に増加するような形状を有する構成とするので、空気を挟み込むことなく搬送ベルトをプラテンに確実に吸着させることができ、所定面積の平面を維持しながらシート材を高精度で搬送することができ、高精細な画像形成のためにシート材の記録ヘッドとの隙間を狭めることができるシート材搬送装置及び画像記録装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本発明によるシート材搬送装置を備えた画像形成装置の一実施形態の構成を示す模式的縦断面図である。図2は本発明によるシート材搬送装置の一実施形態の模式的平面図であり、図3は図2のシート材搬送装置の模式的側面図である。
図1〜図3を参照して、本発明によるシート材搬送装置を備えた画像形成装置の一実施形態の各部の構成及び動作について説明する。なお、以下に説明する実施形態では、主として、画像形成装置が記録ヘッドからシート材へインクを吐出して画像形成を行うインクジェット方式である場合を例に挙げて説明する。
図1において、給紙部は、記録媒体であるシート材Pを積載する圧板21とシート材Pを給紙する給送回転体22とを駆動することで給紙動作を開始するように構成されている。圧板21は、回転軸を中心に回転可能であり、圧板バネ24により給送回転体22に付勢されている。
給送回転体22と対向する圧板21の部位には、シート材Pの重送を防止するための人工皮などの摩擦係数の大きい分離パッド25が設けられている。また、積載されたシート材Pの一方向の角部を覆いシート材Pを1枚ずつ分離するための分離爪26が設けられている。なお、圧板21の給送回転体22に対する当接、解除は不図示のリリースカムによって行われる。待機状態では、上記リリースカムが圧板21を所定位置まで押し下げており、圧板21(その上のシート材P)は給送回転体22から離間されている。
この状態で給送回転体22及び上記リリースカムが駆動されると、該リリースカムが圧板21から離れることで該圧板21が上昇し、給送回転体22とシート材Pが当接する。そして、給送回転体22の回転に伴いシート材Pがピックアップされるとともに分離爪26によって1枚のシート材が分離される。分離されたシート材Pは搬送ローラ57に挟持されながら上ガイド27及び下ガイド28に案内されて搬送ベルト部へ向けて給送される。搬送ベルト部の手前にはシート材Pの斜行を矯正するための矯正ローラ55、56が配置されており、給送されるシート材は、停止した矯正ローラ55、56のニップ部へ先端を押し込むことで斜行矯正された後、所定のタイミングで搬送ベルト部へ送り込まれる。給送回転体22はシート材Pを搬送ベルト部に送り込むまで回転し、再びシート材Pから離間した待機状態となったところで駆動力が遮断される。
搬送部(ベルト搬送部)は、記録媒体であるシート材Pを吸着して搬送する搬送ベルト31を有するシート材搬送装置で構成されている。搬送ベルト31は駆動ローラ34によって駆動され、従動ローラである搬送ローラ32及びテンションローラである圧力ローラ35によって巻架されている。搬送ローラ32及び駆動ローラ34はフレーム30に回動可能に取り付けられている。圧力ローラ35は、一端でフレーム30に揺動可能に付けられたアーム50の先端部(他端部)に回動可能に付けられており、バネ51によって圧力ローラ35を外側へ付勢することで搬送ベルト31に張力を付加している。
無端ベルトからなる搬送ベルト31の平面部の上側にはシート材Pに画像を形成(記録)するための記録ヘッド7が配設されている。搬送ベルト31を挟んで記録ヘッド7と対向する位置にはプラテン10が配設されている。このプラテン10は、搬送ベルト31の下側に位置しており、記録ヘッド部の基準位置部材(不図示)に当接するように付勢されることで位置を高精度に維持され、搬送ベルト31の下方への変位を規制しながら、該搬送ベルトを精度良く案内する役目をしている。本実施形態では、記録手段である記録ヘッド7は4個の記録ヘッド、すなわちブラック7K、マゼンタ7M、シアン7C及びイエロー7Yのカラー記録用の記録ヘッド群で構成されている。
搬送ローラ32の下流の位置には、シート材Pを搬送ベルト31に押し当てるための押し当てローラ33が配設されている。この押し当てローラ33は、搬送ベルト31に従動して回転し、搬送されてきたシート材Pを吸着開始位置で搬送ベルト31の表面に押し当てるものである。また、押し当てローラ33は、不図示のバネによって搬送ベルト31に圧接され、搬送ベルト31の移動に従動して回転することでシート材Pを記録ヘッド部7へ導く。
シート材Pの搬送経路における搬送ベルト31の手前(上流側)の位置、つまり搬送ローラ32の上流側の位置には、給紙部より給送されてくるシート材Pの先端の斜行を矯正するための一対のローラ(矯正ローラ)55、56が配設されている。つまり、給紙部より給送されてきたシート材は、先端を整えられて、記録開始信号により搬送ベルト31上へ送り込まれる。そこで、シート材Pの先端又は後端は、センサレバー及びフォトセンサで構成されたPE(ペーパーエンド)センサにより検出される。搬送ローラ32の搬送方向下流側には、画像情報に基づいてシート材Pに画像を形成する画像形成手段としての記録ヘッド7が配設されている。
以上の構成において、矯正ローラ55、56から搬送ベルト部に向けて搬送されたシート材Pは、押し当てローラ33のニップ部に送り込まれる。このとき、搬送されてきたシート材の先端をPEセンサレバーで検知することで、該シート材の記録位置を求めている。シート材Pは、搬送モータで駆動ローラ34を駆動して搬送ベルト31を走行させることにより、図1中の左から右方向へ(図2及び図3では右から左方向へ)該搬送ベルトによって搬送される。
図1において、画像形成手段である記録ヘッド部7は、シート材Pの搬送方向と交差する方向に複数の吐出口が配列されたラインタイプのインクジェット記録ヘッドを4個備えている。これらの記録ヘッドは、シート材の搬送方向上流から、黒ヘッド7K、シアンヘッド7C、マゼンタヘッド7M、イエローヘッド7Yの順に所定間隔でヘッドホルダに配設されている。また、これらの記録ヘッドは、それぞれヒータなどによりインクに熱エネルギーを与えることが可能になっている。この熱によりインクが膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化によって各記録ヘッドの吐出口からインクが吐出されてシート材P上に画像が形成される。
なお、前記ヘッドホルダは、左右前後4箇所に設けられたボールねじがきられた軸により上下移動可能に取り付けられ、一定の高さで精度良く停止することが可能である。各記録ヘッド7の吐出口面をキャッピングするためのキャップは、不図示の駆動手段により、記録ヘッド7の直下キャッピング位置と記録ヘッドから待避した開放位置との間で平行移動可能に配設されている。非記録時には、前記ヘッドホルダを上昇させて前記キャップを記録ヘッドの直下位置へ移動させることで、吐出口面を覆うことにより記録ヘッドの保護とインクの蒸発防止を可能にしている。
図1において、排紙部は、ベルト搬送部から分離されたシート材を装置本体外部へ排出するように構成されている。搬送ベルト31の両側端部の記録ヘッド7より下流側(給電ブラシ52の下流側)の上方部位には、除電手段である除電ブラシ53が配設されている。搬送ベルト31の表面に静電吸着力で保持された状態で記録部を搬送されたシート材Pは、除電ブラシ53で除電され、分離板で曲率分離された後、排紙部へ導かれる。排紙部は、排紙ローラ41と拍車42から成る排紙ローラ対(本実施形態では3段階の排紙ローラ対)によって構成されている。記録ヘッド部7で画像形成されたシート材Pはこれらの排紙ローラ対のニップ部に挟まれながら搬送され、排紙トレイ43に排出される。排紙ローラ41は、駆動ローラ34の回転力を伝達されることで、該駆動ローラと同期して駆動される。なお、拍車42は、画像インクが転写されないように、外周が尖状の凹凸形状になっている。
図4は図2中の線4−4に沿って搬送ベルト31の電極部分とその下側のプラテン10の一部を搬送方向に切断して吸着力発生のメカニズムを示す模式的部分縦断面図である。図5は図2中の線5−5に沿って搬送ベルト31の電極の被給電部とその下側のプラテン10の一部を搬送方向と交差する方向に切断して示す模式的部分縦断面図である。図6は本発明の一実施形態に係るシート材搬送装置におけるシート材を搬送ベルトに吸着する吸着力発生手段36と搬送ベルトをプラテンに吸引するベルト吸引手段と電源との関係を模式的に示す説明図である。
図1〜図6において、シート材Pを吸着保持しつつ移動する搬送ベルト31は、厚さが約0.1mm〜約0.2mm程度のポリエチレンあるいはポリカーボネートなどの合成樹脂で形成された無端ベルト形状をなしている。前記給電ブラシ52は所定の高電圧を発生する高圧電源(不図示)に接続されており、プラス電極36aに対応する給電ブラシ52にはプラスの高電圧が印加され、マイナス電極36bにはゼロ又はマイナスの電圧が印加される。そして、給電ブラシ52が吸着力発生手段36に約0.5kV〜10kVの電圧を印加することにより、搬送ベルト131に吸着力が発生する。
搬送ローラ32、駆動ローラ34及び圧力ローラ35は搬送ベルト31を支持し適度な張力を与えるローラであり、駆動ローラ34は紙送りモータに結合されている。また、シート材Pを搬送ベルト31に押し当てるための押し当て手段(押し当てローラ)33は、不図示の付勢手段により搬送ベルト31の表面に向けて付勢されている。
上記構成において、給紙部より搬送されたシート材Pは、搬送ローラ32と押し当てローラ33とで搬送ベルト31上に挟持され、搬送ベルト31側へ押さえ付けられる。給電ブラシ52から電圧を印加された吸着力発生手段36が発生する電気力により、シート材Pが搬送ベルト31の平面部に吸着される。搬送ベルト31に吸着されたシート材は記録ヘッド部7へ導かれ、記録ヘッド7K、7C、7M、7Yによって記録されながら、紙送りモータで駆動ローラ34を駆動することで図2及び図4中の矢印方向へ搬送される。搬送ベルト31は、シート材を分離する位置で、除電ブラシ53により除電される。
図2〜図6において、搬送ベルト31の内部にはシート材Pを該搬送ベルトに吸着させるための吸着力発生手段36が設けられている。この吸着力発生手段36は、搬送方向と交差する方向に延びる複数の導電性の金属からなるプラス電極板36aとマイナス電極板36bによって構成されており、これらの電極は搬送ベルト内部に埋め込まれた状態で配置されている。つまり、搬送ベルト31には、複数の電極36a、36bが交互に独立して櫛歯状をなして搬送方向に所定間隔をおいて配置されている。図示の例では、各電極36a、36bは、ベルト搬送方向と略直交する方向に延在し、所定の間隔で交互にプラス、マイナスが向かい合うように配置されている。
図2に示すように、各電極36a、36bの一端部には被給電部36a´、36b´が設けられており、搬送ベルト31の側端部の上方部位に配設された給電手段(給電ブラシ)52、52から該被給電部を介して各電極36a、36bにプラス及びマイナスの電圧が印加されることで、シート材Pに対して静電気による吸着力を発生させるように構成されている。シート材Pはこの吸着力によって搬送ベルト31に密着された状態で搬送されながら記録ヘッド7によって画像を形成される。
図2〜図6において、搬送ベルト31の両側端部の表面には、複数のプラス電極36a及び複数のマイナス電極36bのそれぞれの一端部に形成された被給電部36a及び36b´がパターンを露出させた状態で配置されている。各電極36a、36bは、交互に搬送方向に所定間隔をおいて配置されている。電極36aの被給電部36a´は図示下側に形成され、従って図示下側の導電性の給電ブラシ52及び除電ブラシ53が所定の圧力で接触可能になっている。一方、電極36bの被給電部36b´は図示上側に形成され、従って図示上側の導電性の給電ブラシ52及び除電ブラシ53が所定の圧力で接触可能になっている。
給電ブラシ52、52は不図示の高圧電源に接続されており、この高圧電源から給電ブラシ52、52を介して、プラス電極板36aの被給電部36a´に正の電圧が印加され、マイナス電極板36bの被給電部36b´に負の電圧が印加される。電極板36a、36bで構成される吸着力発生手段36は、図4及び図5に示すように、ベース層36cと表面層36dの間にサンドイッチされた状態で保護されている。ベース層36c及び表面層36dは、例えば、ポリエチレン又はポリカーボネートなどの合成樹脂で形成されている。
図1〜図6において、プラテン10は、搬送ベルト31をプラテン10に摺動可能に吸着させるためのベルト吸引手段を構成している。プラテン10は、記録ヘッド7の反対側から搬送ベルト31を平面状に支持するためのものであり、該プラテンの摺動支持面は記録ヘッド7の吐出口面(吐出口配列面)と平行に配置されている。また、プラテン10は、搬送ベルト31に対する十分な吸引力を得るために導電性を有する材料で構成されている。プラテン10の摺動面は、搬送ベルト31を吸着して摺動する面であり、所定の幅を有する平面で形成されている。
プラテン10の摺動面はテフロン(登録商標)フィルムまたは高分子量ポリエチレンフィルムなどの低摩擦材料で形成され、例えば、その厚さは約100μm程度に選定され、その摩擦係数は約0.2程度に選定される。これによって、搬送ベルト31の裏面とプラテン10の摺動面(支持面)との間における摩擦の低減、並びにベルト走行時の駆動負荷の安定化を図ることができ、高い搬送精度を確保することができる。
また、本実施形態においては、シート材Pを搬送するとき、櫛歯状の電極36a、36bを設けた搬送ベルト31に高電圧(例えば約0.5kV〜約10kV)を印加して電気力(静電吸着力)を発生させることで、該搬送ベルトの上面にシート材Pが吸着される。同時に、該搬送ベルトの下面がプラテン10の上面に吸引(吸着)されることで、該搬送ベルトの上下方向の変位が抑制される。これによって、安定したシート材搬送を実現させている。
このときの搬送ベルト31とプラテン10をモデル化すると、図6に示すように、直列接続されたコンデンサと見なすことができる。そのため、電極36aとプラテン10の間の吸引力Fは次の式(1)で与えられる。
F=(εS/2d2 )・(V−V1 −V2 )2 ・・・・・・・・(1)
ここで、Vは搬送ベルト31に印加される高電圧、V1 は搬送ベルトのベース層(ベルトベース)36cに印加される分圧、V2 はプラテン10の低摩擦層(表面層)37cに印加される分圧、εは搬送ベルトのベース層36cとプラテン10の低摩擦層37cとの間の空間の誘電率、Sはプラテン10の上面の面積、dは電極36aとプラテン10との間の距離である。
上記の式(1)からわかるように、搬送ベルト31に作用する吸引力Fは、電極36aとプラテン10との間の距離dの2乗すなわちベース層36cと低摩擦層37cとの厚みの2乗に反比例し、プラテン10の上面の幅(面積)に比例し、印加電圧からベース層36cの分圧と低摩擦層37cの分圧を差し引いた電圧(空間にかかる電圧)の2乗に比例する。ここで、搬送状態にある搬送ベルト31に働く上方向(プラテン10と反対の方向)の反発力(残留癖形状の復元力や搬送時のばたつきなどの合力)が、上記吸引力Fより小さいときには、搬送ベルト31は常にプラテン10に引き付けられることになる。
また、シート材Pにインクが多量に吐出された場合には、該シート材が膨潤することで波打ち(コックリング)が発生する。この場合も、シート材Pは吸着力発生手段36により搬送ベルト31の表面に吸着されるため、該シート材の記録ヘッド7側への浮きが阻止される(浮きが無くなる)。そのため、ラインタイプの記録手段であっても、各記録ヘッド7K、7C、7M、7Yとシート材Pとの接触を無くすことができ、安定した良好な記録動作を確保することができる。また、コックリングを、搬送ベルト31上の吸着力が最も弱い領域(電極板36aとアース板36bとの間の導電金属の無い部分)に分散して発生させることで、シート材Pの記録ヘッド部7側への浮きを最小限に抑えることができる。
また、温度や湿度などの環境の変化によりシート材Pの端部が波打ったり、カールが発生した場合でも、押し当てローラ33によりシート材Pを搬送ベルト31に押し付けることができ、波打ちやカールを取り除いた状態で搬送することができるため、記録ヘッド部7において安定した吸着を行うことができ、安定したシート材搬送及び安定した画像記録を行うことができる。
図1〜図3において、図示のような櫛歯状の電極36a、36bによる吸着力発生手段を有する搬送ベルト31は、駆動ローラ34によって走行駆動されるとともに、従動ローラである搬送ローラ32とテンションローラである加圧ローラ35によって巻架されている。搬送ローラ32及び駆動ローラ34はシート材搬送装置のフレーム30に回動可能に取り付けられている。加圧ローラ35は、フレーム30に揺動可能に取り付けられたアーム50の先端部に回動可能に取り付けられ、該アーム50がバネ51によって押圧されることで搬送ベルト31に張力を付与している。
搬送ベルト31に対してシート材Pを押し当てるために搬送ローラ32下流の位置に配設された押し当てローラ33は、不図示のバネからなる付勢手段によって該搬送ベルト31に圧接されており、搬送されてくるシート材はその間のニップ部に導入される。また、押し当てローラ33は、不図示の本体フレームと導通することで、搬送ベルト31の表面層36dに蓄積されている電荷を除去している。
搬送ベルト31を挟んで記録ヘッド7の反対側に配設されるプラテン10は、該記録ヘッドによる記録領域を全て含む広さの摺動支持面を有している。このプラテン10は、前述のように、導電性材料で構成され、その摺動面を厚さが約100μm程度で摩擦係数が約0.2程度のテフロン(登録商標)フィルムまたは高分子量ポリエチレンフィルムなどの低摩擦材料で形成されており、それによって、搬送ベルト31とプラテン10との間における摩擦の低減、並びにベルト走行時の駆動負荷の安定化を図ることで、搬送精度が確保されている。搬送ベルト31における平面精度が0.1mm以下の平面精度も実現されている。
図7は本発明によるシート材搬送装置の第1の実施形態の要部構成を示す模式的平面図である。図7において、押し当てローラ33は搬送ベルト31の搬送方向と直交する方向に(従って搬送ローラ32と平行に)に配設されており、そして、プラテン10の搬送方向上流側の端縁は、搬送方向と直角ではなく、所定の角度だけ傾斜するように形成されている。プラテン10の上流側端辺の前記所定の角度としては、一般的には、例えば約5度〜約20度程度の傾斜角度に選定することが好ましい。なお、プラテン10の上流側端縁の傾斜方向は図示と反対方向でも良い。本実施形態に係るシート材搬送装置は、上記以外の点では、図1〜図6で説明したものと実質的に同じ構成をしている。
図7の構成によれば、搬送に伴って移動してくる搬送ベルト31を最上流側の位置(すなわち、図7中のプラテン10の最上流側端縁S1に到達した部位)から徐々にプラテン10に吸着させていき、搬送ベルト31がプラテン10の傾斜端辺S1〜S2を通過した時点で全面吸着が行われている状態が作り出される。その結果、搬送ベルト31とプラテン10との間の空気は該搬送ベルトの未吸着部分(プラテン10の傾斜端辺S1〜S2より下流側部分)へ逃げていき、該搬送ベルトと該プラテンとの間に挟み込まれる空気を無くすか低減することができる。
図8は本発明によるシート材搬送装置の第2の実施形態の要部構成を示す模式的平面図である。図8において、プラテン10の搬送方向上流側の端辺は、幅方向の中央部分が最上流に位置し、該中央部分から両側の端部へ向かって下流側へ所定の角度で傾斜している。この所定の角度としては、一般的には、例えば約5度〜約20度程度の傾斜角度に選定することが好ましい。これに伴って、搬送ベルト31に設けられる吸着力発生手段36の各電極36a、36bも上記プラテン10の上流側端辺の略同じ形状及び角度で形成されており、高電圧を印加(給電)、除電するための給電ブラシ52及び除電ブラシ53も各電極36a、36bの形状パターンに対応するように配置されている。
図8において、押し当てローラ33は搬送ベルト31の搬送方向と直交する方向に配設されている。本実施形態に係るシート材搬送装置は、以上説明した以外の点では図1〜図6で説明した実施形態と実質的に同じ構成を有する。本実施形態によれば、搬送に伴って移動してくる搬送ベルト31を中央部の最上流の位置(すなわち、図8中のプラテン10の上流側端縁の中央部S3に到達した部位)から徐々にプラテン10に吸着させていき、搬送ベルト31がプラテン10の上流側両端部S4、S4を通過した時点で全面吸着が行われている状態が作り出される。その結果、搬送ベルト31とプラテン10との間の空気は該搬送ベルトの未吸着部分(プラテン10の上流側端縁より下流側部分)へ逃げていき、該搬送ベルトと該プラテンとの間に挟み込まれる空気を無くすか低減することができる。
図9は本発明によるシート材搬送装置の第3の実施形態の要部構成を示す模式的平面図である。図9において、プラテン10の搬送方向上流側の端辺は、第1の実施形態の場合と同様に、搬送方向と直角ではなく所定の角度だけ傾斜するように形成されている。この所定の角度としては、第1の実施形態の場合と同様、一般的に、例えば約5度〜約20度程度の傾斜角度に選定することが好ましい。そこで、本実施形態では、押し当てローラ33は、搬送方向と直交する方向ではなく、プラテン10の搬送方向上流側の端辺に沿って該端辺と略同じ角度で傾斜させて配置されている。本実施形態に係るシート材搬送装置も、上記以外の点では、図1〜図6で説明した実施形態と実質的に同じ構成を有している。
図9の構成によっても、図7の場合と同様、搬送に伴って移動してくる搬送ベルト31を最上流側の位置から徐々にプラテン10に吸着させていき、搬送ベルト31がプラテン10の傾斜端辺S1〜S2を通過した時点で全面吸着が行われている状態が作り出される。その結果、搬送ベルト31とプラテン10との間の空気は該搬送ベルトの未吸着部分へ逃げていき、該搬送ベルトと該プラテンとの間に挟み込まれる空気を無くすか低減することができる。
図10は図9の第3の実施形態の変更例の要部構成を示す模式的平面図である。図9の第3の実施形態では、プラテン10の上流側端縁の傾斜角度が大きくなり、両端部の搬送方向位置の差が大きくなった場合に、押し当てローラ33を同様に傾けて配置すると、該押し当てローラによるシート材搬送方向も搬送ベルト31の移動方向に対して同様の角度を持ってしまう。その結果として、搬送ベルト31と押し当てローラ33の間で滑りが発生し、シート材Pの紙面が擦られる状況になり、ベルト吸着が不安定になることがある。図10の変更例はこのように不都合を解消するものであり、該変更例においては複数個に分割された押し当てローラ33が使用されている。
図10において、プラテン10の上流側端縁に沿って配置される押し当てローラ33は、複数の要素ローラ33aに分割されており、各要素ローラ33aは搬送方向と同一の向きに回動するように支持されている。図10の変更例は、以上説明した点で図9の第3の実施形態と相違するが、その他の点では実質的に同じ構成を有している。このような変更例によれば、さらに、上流側端縁の傾きが大きい場合でも搬送ベルト31と押し当てローラ33の間の滑りを防止でき、プラテン10による吸着が安定した確実なものになるという効果が得られる。
以上より明らかなように、上述の各実施形態によれば、電気力によりシート材Pを吸着して搬送する搬送ベルト31と、搬送ベルトの裏面を摺動可能に支持することで該搬送ベルトの所定範囲の平面精度を維持するためのプラテン10と、を備え、電気力が発生することで搬送ベルトをプラテンに吸引する吸着力を発生するシート材搬送装置において、プラテンの搬送方向上流側の端縁は、搬送ベルトの移動に伴って該搬送ベルトと該プラテンとの摺動面積が徐々に増加するような形状を有する構成としたので、空気を挟み込むことなく搬送ベルトをプラテンに確実に吸着させることができ、所定面積の平面を維持しながらシート材を高精度で搬送することができ、高精細な画像形成のためにシート材の記録ヘッドとの隙間を狭めることができるシート材搬送装置及び画像記録装置が提供される。
近年、記録速度の高速化、高精細化を可能にするために記録ヘッドの高密度実装化が進んでおり、記録部におけるシート材及び搬送ベルトを支持するためのプラテンに関しても、記録部を含む広範囲での平面保持搬送技術が求められている。本発明は、このような要請に応えて上記プラテンの平面保持搬送技術の向上を図ることにより、結果として記録媒体と記録ヘッドとの間隔を小さな一定値に保ちながら高精度で搬送を行うことで、高精細な画質を得ることを可能にするものである。本発明は、例えばラインヘッドを用いた1パス高速記録装置のように、平面保持搬送技術が画質に直接影響を及ぼす要因となる画像形成装置において実施することにより、特に顕著な効果を発揮できるものである。
なお、前述の実施形態では、本発明をフルラインヘッド等からなるラインタイプの画像形成手段を有する画像記録装置を例に挙げて説明したが、本発明は、シート材に対して主走査移動する画像形成手段を用いるシリアルタイプの画像形成装置など、他の記録形態の画像形成装置に対しても同様に適用できるものであり、同様の作用効果を奏するものである。また、前述の実施形態では、画像形成装置の記録方式がインクジェット式である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、熱転写式、感熱式、レーザービーム照射式、ワイヤドット式など、記録方式の如何に関わらず適用可能なものであり、同様の作用効果を奏するものである。
本発明によるシート材搬送装置を備えた画像形成装置の一実施形態の構成を示す模式的縦断面図である。 本発明によるシート材搬送装置の一実施形態の模式的平面図である。 図2のシート材搬送装置の模式的側面図である。 図2中の線4−4に沿って搬送ベルトの電極部分とその下側のプラテンの一部を搬送方向に切断して吸着力発生のメカニズムを示す模式的部分縦断面図である。 図2中の線5−5に沿って搬送ベルトの電極の被給電部とその下側のプラテンの一部を搬送方向と交差する方向に切断して示す模式的部分縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るシート材搬送装置におけるシート材を搬送ベルトに吸着する吸着力発生手段と搬送ベルトをプラテンに吸引するベルト吸引手段と電源との関係を模式的に示す説明図である。 本発明によるシート材搬送装置の第1の実施形態の要部構成を示す模式的平面図である。 本発明によるシート材搬送装置の第2の実施形態の要部構成を示す模式的平面図である。 本発明によるシート材搬送装置の第3の実施形態の要部構成を示す模式的平面図である。 図9の第3の実施形態の変更例の要部構成を示す模式的平面図である。 搬送ベルトを用いるシート材搬送装置の従来技術に係る不具合を模式的に示す説明図である。
符号の説明
7 画像形成手段(記録ヘッド)
10 プラテン
21 圧板
22 給送回転体
25 分離パッド
26 分離爪
30 シート材搬送装置のフレーム
31 搬送ベルト
32 搬送ローラ(従動ローラ)
33 押し当てローラ
34 駆動ローラ
35 圧力ローラ(テンションローラ)
36 吸着力発生手段
36a、36b 電極
36a´、36b´ 被給電部
36c ベース層(ベルトベース)
36d 表層(表面層)
41 排紙ローラ
43 排紙トレイ
52 給電手段(給電ブラシ)
53 除電手段(除電ブラシ)
55、56 矯正ローラ
P 記録媒体(シート材)

Claims (11)

  1. 電気力によりシート材を吸着して搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの裏面を摺動可能に支持することで該搬送ベルトの所定範囲の平面精度を維持するためのプラテンと、を備え、前記電気力が発生することで前記搬送ベルトを前記プラテンに吸引する吸着力を発生するシート材搬送装置において、
    前記プラテンの搬送方向上流側の端縁は、前記搬送ベルトの移動に伴って該搬送ベルトと該プラテンとの摺動面積が徐々に増加するような形状を有することを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 前記プラテンの搬送方向上流側の端縁は、前記搬送ベルトの移動方向と直交する方向に対して所定の角度で傾いていることを特徴とする請求項1に記載のシート材搬送装置。
  3. 前記プラテンの搬送方向上流側の端縁は、ベルト幅方向の中央部が最上流部に位置し、両側の端部に向かって下流方向へ傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のシート材搬送装置。
  4. 前記プラテンの搬送方向上流側の端縁と前記搬送ベルトを挟んで対向する位置に、該搬送ベルトを該プラテンに押しつけるための押し当てローラを配設することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  5. 前記押し当てローラが、前記プラテンの搬送方向上流側の端縁と同じように傾けて配置されていることを特徴とする請求項4に記載のシート材搬送装置。
  6. 前記押し当てローラは、複数個に分割されたローラの集合で構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のシート材搬送装置。
  7. 前記搬送ベルトは、搬送方向に所定の間隔をおいて櫛歯状に配置された複数の電極を有し、該電極に電圧を印加することでシート材を吸引する吸着力を発生することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  8. 画像情報に基づいてシート材に画像を形成する画像形成手段と、請求項1〜7のいずれか1項に記載するシート材搬送装置と、を具備することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記画像形成手段は、前記搬送ベルトを挟んで前記プラテンと対向する位置に配置されることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 画像形成手段が、吐出口からシート材へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成手段が、搬送方向と交差する方向に延在するように配置されたラインタイプの記録ヘッドであることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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